JP2003102803A - 風 呂 - Google Patents

風 呂

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JP2003102803A
JP2003102803A JP2001300925A JP2001300925A JP2003102803A JP 2003102803 A JP2003102803 A JP 2003102803A JP 2001300925 A JP2001300925 A JP 2001300925A JP 2001300925 A JP2001300925 A JP 2001300925A JP 2003102803 A JP2003102803 A JP 2003102803A
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JP
Japan
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lifter
bath
bathtub
air
state
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Pending
Application number
JP2001300925A
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English (en)
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Noboru Muraoka
登 村岡
Tadataka Miura
忠孝 三浦
Shuzo Fukui
秀三 福井
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PATEKKU KIKAKU KK
Original Assignee
PATEKKU KIKAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 身体の不自由な人等を苦痛を伴わずに入浴さ
せることができ、しかも、家庭でも手軽に使用すること
ができる風呂を提供する。 【解決手段】 浴槽部2と、該浴槽部内に配設され、流
体を入れて膨らますことができる袋体によって形成され
たリフター3とを備えてなり、該リフターを膨らませる
ことにより、該リフターの上面3bを浴槽部2の周囲壁
部2aの上面2eと略同一の高さまで上昇させて、該リ
フターの上面2eに入浴者を載せることができる第1の
状態となり、この第1の状態からリフター3から流体を
抜くことにより、該リフターの上面3bを浴槽部2の底
面2bの近くまで下降させて、入浴者を入浴させること
ができる第2の状態となる構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、風呂に関し、詳し
くは、自分では入浴できない身体の不自由な人、すなわ
ち、他人の手助けを借りて入浴する人等のための風呂に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、自分では入浴できない人、例
えば介護の必要な人等のために、種々の風呂が提案され
ている。このような風呂は、一般的に、身体の不自由な
人の体をロープで吊り下げる等をして、風呂の上まで入
浴者を移動させる必要がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロープ
で体を吊り下げている状態では、身体が拘束されるとと
もに、格好も悪く、肉体的にも精神的にも苦痛を伴う欠
点があった。また、このようなロープで体を吊り下げる
方法では、鉄骨等を用いて櫓を組み、電動クレーンおよ
びそれを制御する装置を設置する必要があるので、装置
が大掛かりとなり、重量も嵩む。このような装置を伴っ
た風呂は、値段も高価になり、不使用時に片付けること
もできないので、一般家庭で手軽に使用するには適さな
かった。 【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、入浴に際して他人の手助けを借りる必要がある人
を、苦痛を伴わずに入浴させることができ、しかも、家
庭でも手軽に使用することができる風呂を提供すること
を目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明に係る風呂は、浴
槽部と、該浴槽部内に配設され、流体を入れて膨らます
ことができる袋体によって形成されたリフターとを備え
てなり、該リフターを膨らませることにより、該リフタ
ーの上面を上記浴槽部の周囲壁部の上面と略同一の高さ
まで上昇させて、該リフターの上面に入浴者を載せるこ
とができる第1の状態となり、この第1の状態から上記
リフターから流体を抜くことにより、該リフターの上面
を上記浴槽部の底面の近くまで下降させて、入浴者を入
浴させることができる第2の状態となる構成としてい
る。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る風呂の実施例
を添付図面を参照しながら詳細に説明する。本実施例に
おける風呂1は、自分では入浴できない身体の不自由な
人、すなわち介護の必要な人等を入浴させるのに適する
風呂であり、詳しくは、周囲壁部2aと底部2bとから
なる浴槽部2と、該浴槽部内に配設されるリフター3と
を備えた構成となっている(図1および図2参照)。 【0007】浴槽部2の周囲壁部2aと底部2bは、上
方に開口する浴槽を形成するように一体的に形成され
る。とくに、この周囲壁部2aは、軟質で可撓性のある
樹脂フィルム等を用いて、空気を入れて膨らむ袋体によ
って形成されている。浴槽部2は、その周囲壁部2aを
膨らますことにより、いわゆる浴槽が形作られる。ま
た、浴槽部2の底部2bは、少し厚手のクッション性の
ある樹脂板または空気マットのように形成されるのが好
ましい。周囲壁部2aの後方部分には、傾斜された背も
たれ部2cが設けられている。なお、浴槽部2の周囲壁
部2aを袋体で形成する場合には、その形成する材料と
して、ビニルやゴム等の各種樹脂フィルム等の、端部を
溶着でき、しかも、空気を入れて膨らむ袋体を形成する
のに適した樹脂フィルムが適当であるが、特にその材料
および種類は限定されない。また、その周囲壁部2a
は、空気を入れたときに、できるだけ断面矩形形状に近
い形状を維持できるように、該壁部内に、複数の空気室
に分ける隔壁2dを適宜数設けておくようにしても良
い。 【0008】隔壁2dは、図3に示すように水平方向に
設けるに限らず、垂直方向に向けて設けても良く、水平
および垂直の両方向に向けて設けても良い。これらの空
気室は、隔壁2dのそれぞれに孔2fを設けること等に
より互いに連通させてもよく、あるいは完全に独立させ
ても良い。なお、隔壁2dに替えて、紐によって周囲壁
部2a内の対峙する壁面間を結ぶようにしても良い。さ
らに、浴槽部2の周囲壁部2aは、図4に示すように、
隔壁2dに替えて、複数の空気袋を連結した構成として
も良い。これらの空気袋は、互いに連通させても、独立
させてもどちらでも良い。 【0009】リフター3も、図3に示すように、空気を
入れて膨らむ袋体によって形成されている。リフター3
は、使用時に浴槽部2内の底部2b上に設置固定される
か、または予め底部2bと一体に形成されるものとして
も良いが、特に限定されない。リフター3を浴槽部2の
底部2bに固定するには、いわゆるベルベット式テープ
(商法「マジックテープ(登録商標)」とも呼ばれるも
の)等の固定具3eや、従来より周知の着脱自在の固定
手段であればいずれでも良い。リフター3は、空気を入
れることにより、該リフターの上面3bが浴槽部2の周
囲壁部2aの上面2eと略同一の高さまで上昇するよう
に膨らむことができ、また、該リフター内の空気を抜く
に従って、該リフターの上面3bが徐々に下降して浴槽
部2の底面2bに近い高さに至るまでに収縮することが
できる。 【0010】リフター3は、できるだけ断面矩形形状を
維持しながら膨らみあるいは収縮することができるよう
に、内部を複数の空気室に分ける隔壁3aを適宜数設け
るようにしても良い。隔壁3aは、図3に示すように、
水平および垂直の両方向に向けて設けるに限らず、水平
方向または垂直方向のいずれか一方に向けて設けても良
い。これらの空気室は、隔壁3aのそれぞれに孔3fを
設けること等により互いに連通させてもよく、あるいは
完全に独立させても良い。なお、隔壁3aに替えて、紐
によってリフター3内の対峙する壁面間を結ぶようにし
ても良い。さらに、リフター3は、図5に示すように、
隔壁3aに替えて、複数の空気袋を連結した構成として
も良い。これらの空気袋は、互いに連通させても、独立
させてもどちらでも良い。 【0011】また、リフター3は、その上面3bの上下
動作に際して、その上面3bができるだけ平面に保たれ
るように、上面3bを厚手に形成するか、上面3bに厚
手の板体4を貼設しておくようにしても良い。この板体
4は、ウレタン発泡樹脂板等のクッション性を有するも
のであるか、あるいは表面だけをクッション性のある膜
で覆ったものでも良い。リフター3を形成する材料とし
ては、浴槽部2の場合と同様に、空気等によって膨らま
せることができる袋体を形成することができる材料であ
れば何でも良い。また、少なくともリフター3の上面3
bまたは板体4の上面(好ましくは浴槽部2の周囲壁部
2aの上面2eも)は、感触の良い材料で形成するか、
肌触りが良いように表面加工しておくのが好ましい。 【0012】リフター3は、浴槽部2の底部2bと一体
的に形成しても良く、また別体に形成しても良い。一体
に形成した場合にはリフター3を設置する手間がかから
ず、また、別体に形成した場合には、リフター3を外す
ことにより浴槽部2の清掃が楽になり、しかも、リフタ
ー3が破れたりした場合等にはこれだけを取り替えるだ
けで済む。また、リフター3を別体に形成したときに
は、浴槽部2の底部2bとの間に、着脱自在の固定手段
を配設しておく。このような固定手段としては、従来よ
り周知のいずれの方法でも良く、とくに限定されない。
また、背もたれ部2cは、リフター3を収縮させた際
に、該リフターの一部によって形成されるようにしても
良い。すなわち、予めリフター3内に、該リフターを収
縮させた際に空気が抜けずに残る空気室3cを作ってお
き、この空気室3cの隔壁3dによって、背もたれ部2
cが形成されるようにしても良い。 【0013】次に、本実施例における風呂1の作用につ
いて説明し、併せてその構成をより明らかにする。すな
わち、本実施例の風呂1を用いて身体の不自由な人5を
入浴させる場合には、まず、本実施例の風呂1を身体の
不自由な人5が寝ているベッド6の隣に設置する(図6
参照)。すなわち、ベッド6の隣で、小さく折り畳まれ
た状態になっている浴槽部2を広げて、該浴槽部に空気
を送り込み、これを膨らませて、浴槽を形作る。この
後、リフター3を浴槽部2の底部2bに固定し、この
後、該リフターに空気を送り込み、該リフターの上面2
aが、浴槽部2の周囲壁部1cの上面2eとほぼ面一に
なるまで膨らます。 【0014】この状態で、身体の不自由な人5を、寝返
りをさせるか、あるいは横にずらす等をして、本実施例
の風呂のリフター3上まで移動させる(図2の3点鎖線
で示す状態および図7参照)。身体の不自由な人5がリ
フター3上に載ったところで、該リフターから空気を徐
々に抜いていく。リフター3から空気がほとんど抜けた
ところで、ポンプ等を用いてお湯を風呂1内に供給し
て、入浴させる(図2に実線で示す状態参照)。なお、
お湯の供給は、リフター3から徐々に空気を抜きながら
行うようにしても良い。 【0015】入浴が済んだ後は、本実施例の風呂の浴槽
部2内のお湯を抜きつつ、入浴者の体を拭く。この後、
再びリフター3に空気を再び供給して膨らませて、リフ
ター3の上面が浴槽部2の周囲壁部2aの上面2eとほ
ぼ面一になる図7の状態に戻し、この後、身体不自由な
人5を寝返りさせて、元のベッド6へ戻す(図6参
照)。上記のようにして入浴が済んだ後は、浴槽部2お
よびリフター3を、空気を抜いて折り畳む。これによ
り、本実施形態の風呂1は、コンパクトになるので、例
えば、ベッド6の下方のスペース等に収納しておくこと
ができる。 【0016】なお、上記実施形態では、リフター3に空
気を入れて膨らませるようにしたが、本発明はこれに限
らず、空気に代えてお湯を入れても良い。この場合、入
浴させるに際し、身体の不自由な人5がリフター3上に
載ったところで、該リフター内のお湯が該リフター外の
浴槽部2内に出ていくようにしても良い。この場合に
は、リフター3が下がるのに伴い、体がお湯に徐々に浸
っていく感じを入浴者に与えることができる。入浴が済
んだ後は、浴槽部2内のお湯を外部に捨てつつ、空気ま
たは新たなお湯をリフター3内に入れて再び膨らますよ
うにすれば良い。この場合、上記実施形態の説明におい
て、リフター3を膨らます空気を、すべてお湯に置き替
えるものとし、この場合のリフター3の作用の説明を省
略する。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る風呂
によれば、浴槽部と、該浴槽部内に配置され、上面が上
下するリフターとを備えた構成としているので、次のよ
うな効果を得ることができる。すなわち、本発明では、
リフターを膨らませて、その上面を浴槽部の周囲壁部の
上面とほぼ面一になる高さとした状態で、身体の不自由
な人を横に寝返りまたは横にずらせる等をして該リフタ
ー上に載せ、次いで、この状態で、該リフターを収縮さ
せることにより、入浴させることができるので、大掛か
りなクレーン装置を無くとも、入浴作業を容易にかつ迅
速に行うことができる。また、空気等の流体を抜くだけ
で、浴槽部およびリフターを折り畳むことができるの
で、コンパクトに収納できる。しかも、浴槽部の周囲壁
部や底部あるいはリフターを空気等の流体を入れて膨ら
む袋体によって形成するようにしているので、風呂を安
価に製造することができる。しかも、軽量なので、収納
が楽であり、家庭での使用に適する。さらには、別の場
所へ運んで浴槽部やリフターの洗浄が行なえるので、風
呂の手入れも容易である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る風呂の一実施形態の浴槽部を示す
平面図である。 【図2】図1におけるA−A線断面図であり、とくに、
2点鎖線は膨らんだリフターに入浴者を載せた様子を示
し、実線はリフターを収縮させて入浴者が入浴状態にあ
る様子を示している。 【図3】図1におけるB−B線断面図である。 【図4】本発明に係る風呂の浴槽部の他の例を示す図で
ある。 【図5】本発明に係る風呂のリフターの他の例を示す図
である。 【図6】本発明に係る風呂をベッドの隣に配置した様子
を示す図である。 【図7】本発明に係る風呂のリフター上に、身体の不自
由な人が載った様子を示す図である。 【符号の説明】 1 風呂 2 浴槽部 2a 周囲壁部 2b 底部 2c 背もたれ部 2d 隔壁 2e 上面 2f 孔 3 リフター 3a 隔壁 3b 上面 3c 空気室 3d 隔壁 3e 固定具 3f 孔 4 板体 5 人 6 ベッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 浴槽部と、該浴槽部内に配設され、流体
    を入れて膨らますことができる袋体によって形成された
    リフターとを備えてなり、該リフターを膨らませること
    により、該リフターの上面を上記浴槽部の周囲壁部の上
    面と略同一の高さまで上昇させて、該リフターの上面に
    入浴者を載せることができる第1の状態となり、この第
    1の状態から上記リフターから流体を抜くことにより、
    該リフターの上面を上記浴槽部の底面の近くまで下降さ
    せて、入浴者を入浴させることができる第2の状態とな
    ることを特徴とする風呂。
JP2001300925A 2001-09-28 2001-09-28 風 呂 Pending JP2003102803A (ja)

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