JP3236071U - 車椅子を利用した組み立て浴槽 - Google Patents

車椅子を利用した組み立て浴槽 Download PDF

Info

Publication number
JP3236071U
JP3236071U JP2021004506U JP2021004506U JP3236071U JP 3236071 U JP3236071 U JP 3236071U JP 2021004506 U JP2021004506 U JP 2021004506U JP 2021004506 U JP2021004506 U JP 2021004506U JP 3236071 U JP3236071 U JP 3236071U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathtub
wheelchair
seat
assembled
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021004506U
Other languages
English (en)
Inventor
省吾 吉村
Original Assignee
省吾 吉村
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 省吾 吉村 filed Critical 省吾 吉村
Priority to JP2021004506U priority Critical patent/JP3236071U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3236071U publication Critical patent/JP3236071U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Abstract

Figure 0003236071000001
【課題】簡易的な浴槽であっても簡単に微細泡を発泡できる、車椅子を利用した組み立て浴槽を提供する。
【解決手段】車椅子の座部の前方に、当該車椅子の座部の高さに支持された床板を架設し、前記車椅子の座部から前記床板に渡って、シート30で浴槽3を形成した車椅子を利用した組み立て浴槽において、前記浴槽底部に発泡板6を設置した組み立て浴槽である。これにより、組み立て浴槽であっても浴槽内で発泡することができ、要介護者であっても、入浴時により一層の快感を味わうことができる。
【選択図】図5

Description

本考案は介護用の浴槽に関し、特に、車椅子を利用した組み立て浴槽に関するものである。
車椅子を利用する介護対象者を入浴させる場合、入浴専用の介護用車椅子に介護対象者を座らせ、当該車椅子ごと、浴槽に入れる方法が採用されている。この場合、介護対象者を車椅子に移動させる移動用リフトと、その他入浴用機材とから構成される大規模な設備が必要であり、そもそも浴槽自体を車椅子専用でも使用できる浴槽にする必要ある。従って、個人がこれを導入するには金銭的に負担が大きかった。また、移動用リフトが無い場合では、浴槽に介護対象者を移動する際に、上半身と下半身を抱える少なくとも二人の介護者が必要であった。
そこで、本願出願人は車椅子に座ったまま入浴が可能な特許4321826号に開示の浴槽を提供している。
特許4321826号公報
近年浴槽内に微細な泡を吹き込んで、入浴時の快適さを味わうことが広くおこなわれている。しかしながら、上記発泡装置は浴槽に対しての設備であって、上記本願出願人による特許4321826号の車椅子を利用した組み立て浴槽だけでなく、簡易的な浴槽には適用し難い面があった。
本考案は上記従来の事情に鑑みて提案されたものであって、簡易的な浴槽であっても簡単に微細泡を発泡できる浴槽を提供することを目的とする。
本考案は、車椅子の座部の前方に、当該車椅子の座部の高さに支持された床板を架設し、前記車椅子の座部から前記床板に渡って、シートで浴槽を形成した車椅子を利用した組み立て浴槽において、前記浴槽底部に発泡板を設置した組み立て浴槽である。
上記構成により、組み立て浴槽であっても浴槽内で発泡することができ、介護を必要とする要介護者であっても、入浴時により一層の快感を味わうことができる。
本考案に係る浴槽付車椅子の組み立て時の概略斜視図。 床板の概略構成図。 枠体の概略構成図。 浴槽の断面図。 発泡板と浴槽の断面斜視図。
図1は、車椅子を利用した組み立て浴槽の概略全体図である。当該組み立て浴槽は、車椅子2、浴槽3、床板4、枠体5より構成される。また、浴槽3は、前記床板上に前記枠体5を利用してシート30で形成される。
前記車椅子2の背もたれの両側に、以下に説明する枠体5の2つの端部(符号502:図3)を結合するためのジョイント201を備える。当該ジョイント201は、例えば車椅子2のハンドル202を構成するパイプに把持具を取り付け、前記枠体5の先端502を挿入後、前記把持具に備えられたネジを手で締め付けることにより枠体の一端を車椅子2に結合させる構成でよい。
前記浴槽3は、合成樹脂のシート30で構成される。当該浴槽3は底部301、入浴時に介護対象者の前に位置する前壁302、入浴時に介護対象者の背中に位置する背壁303、入浴時に介護対象者の左右側に位置する側壁304、305 にて構成される。形状は、略直方体を有し、例えば底部301あるいは各壁のいずれかに排水のための排水ホー ス306が取り外し可能に接続されている。
当該排水ホース306は、浴槽の内部において開閉可能な排出口が設けられており、当該排出口を開栓することにより水を排出可能である。
上記底部301を含む各壁302~305は、各部ごとに、或いは併設される壁部、底部と共に気体を封入・排出可能な強化シートにて構成されている。強化シートとは、例えばビニール素材や、ナイロン素材、さらにこれらにコーティングを施した複合素材であって、気密性及び水密性のある素材であり、具体的には硬質ポリ塩化ビニール類に順ずる素材が好適である。また、気体を封入することで浴槽の強度を高めることができる。
また、前記浴槽シート30は、前壁302、左右側壁303、305の上方で、図3に示す枠体5の左右横枠504、505、前横枠508に浴槽シート30を固定するための連結部307を有する。当該連結部307の構造 は、図4に示すように、各壁部上縁を、枠体5を前記左右横枠504,505、前横枠508に巻回して、面ファスナー801で当該横枠504、505、508を把持可能に、設けることで実現している。なお、浴槽シート30は、前記封入した気体を排出することで、床板4の天板程度に小さく畳むことが可能である。
床板4は、図2に示すように、天板401と脚部402とよりなる。前記天板401は当該天板401より、架設板403を水平方向(矢印405)に挿抜可能に収納する構成となっている。また、脚部402は前記天板401を車椅子の座部の高さに支持することができる。前記脚部402は、前記天板401に対して着脱可能、あるいは折り畳み可能な構成にすると、収納が簡単となる。
前記天板401上面に枠体5の縦枠506の下端が嵌り込む継合孔404が設けられている。また、脚部を立てた状態での架設板403の高さ は、車椅子2の座部の上面とほぼ同一の高さである。
上記構成で、架設板403を天板401内に収納し、脚部402を折りたたむことで、折りたたみ状態の浴槽3と、折りたたみ状態の枠体5とあわせて車椅子2の座部の下部に格納可能である。
枠体5は、図3に示すように、天板401上部の継合孔404に継合させる端部501 を有する縦枠506と、車椅子2の前記結合部201と結合させる端部502を有する左右の横枠504、505が、屈曲部506にて矢印507方向に屈曲可能に接合されて側部が形成されている。また前記2つの側部が、屈曲部506近傍にて前横枠508で取り外し可能に接合されている。また、左右の横枠504、505は、長さ方向に伸縮自在であり、例えば2~3段に伸縮することで、折りたたみ時に座部の下部に収納可能となっている。
<使用手順>
前記した各部品よりなる浴槽は以下のようにして組み立てる。
まず、介護者或いは介護対象者は、車椅子2の座部下方の収納空間に折りたたまれて格納されている浴槽3、床板4、枠体5を取り出す。
そして、床板4の脚部402を立て、架設板403を天板401より引き出して車椅子2の座部の上に掛ける。当該設置は、介護対象者が車椅子2に座着した状態で可能である。
続いて、床板4を設置した後、浴槽3となるシート30を車椅子2の座部上方に設置する。当該設置も、介護対象者が座着した状態で、介護対象者の臀部を片側ずつ浮かせ、その下部に引き込むことで可能である。次に、浴槽3を介護対象者の足方向に伸ばすことで、介護対象者は 浴槽3の中に位置する状態となる。
介護対象者が浴槽3の中に位置する状態とした後、組み立てた枠体5の縦枠506の下端を天板401の継合孔404に差し込み、さらに左右の横枠504、505を車椅子2の結合部201に結合させる(図外)。
更に、図4に示すように、左右の横枠504,505、前横枠508上に前記連結部307を回して、面ファスナー801で固定する。
次に、例えば口、足踏みポンプ、或いは電動ポンプなどを用いて浴槽3の各部に空気を送り込むことで浴槽を膨らませると、空気の力により浴槽3が直方対に形成される。
以上により、図1に示した車椅子を利用した組み立て浴槽が完成する。
当該車椅子を利用した組み立て浴槽が完成した後、浴槽3の底に、図5に示す発泡板6を敷いておく。
当該発泡板6は、板状の多孔質マット61が、平面状に多数配列された状態で、上下から合成樹脂シート62で各多孔質マット61を包み込んでいる。吹き込みホース63から各多孔質マット61までは連通しており、前記吹き込みホース63を介してポンプから吹き込んだ空気は、各多孔質マット61と上側のシート62を介して微細気泡となって、発泡板6の表面から噴出する構成になっている。
尚、上記多孔質マット61は、弾性もそなえており、床板4の硬さを和らげる機能も備えている。
浴槽3内部に十分な湯を入れ、介護対象者 が入浴した状態で、上記吹き込みホースから空気を吹き込むことにより、浴槽3内に微細空気を噴出させることができる。
本考案にかかる車椅子を利用した組み立て浴槽は、浴槽内に発泡板を敷くことによって、介護対象者がさらに快適に入浴することができ、入浴装置として有用である。
1 車椅子を利用した組み立て浴槽
2 車椅子
3 浴槽
4 床板
5 枠体
6 発泡板
61 多孔質マット
62 合成樹脂シート
201 結合部
202 ハンドル
301 底部
302 前壁
303 背壁
304 左側壁
305 右側壁
306 排水ホース
307 連結部
311 湯漏れ防止ホース
401 天板
402 脚部
403 架設板
404 継合孔
502 端部
506 縦枠
504、505 左右横枠
506 屈曲部
508 前横枠
6 発泡板
61 多孔板
62 シート
63 吹き込みホース

Claims (1)

  1. 車椅子の座部の前方に、当該車椅子の座部の高に支持された床板を架設し、前記車椅子の座部から前記床板上にシートで浴槽を形成した車椅子を利用した組み立て浴槽において、
    前記浴槽底部に発泡板を設置したことを特徴とする車椅子を利用した組み立て浴槽。
JP2021004506U 2021-11-25 2021-11-25 車椅子を利用した組み立て浴槽 Active JP3236071U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021004506U JP3236071U (ja) 2021-11-25 2021-11-25 車椅子を利用した組み立て浴槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021004506U JP3236071U (ja) 2021-11-25 2021-11-25 車椅子を利用した組み立て浴槽

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3236071U true JP3236071U (ja) 2022-01-27

Family

ID=80123898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021004506U Active JP3236071U (ja) 2021-11-25 2021-11-25 車椅子を利用した組み立て浴槽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3236071U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5806110A (en) Handicap bath assist device
EP1991090B1 (en) Portable, inflatable cushion
JP2018534119A5 (ja)
JP3236071U (ja) 車椅子を利用した組み立て浴槽
JP5711799B2 (ja) 浴槽
US10105021B1 (en) Inflatable toilet seat adapter for child
JP4321826B2 (ja) 浴槽付車椅子、入浴装置
CN101889927A (zh) 一种具有坐便和坐浴功能的折叠轮椅
JP6564507B2 (ja) 簡易浴槽
KR101790736B1 (ko) 샴푸의자
JP2854558B2 (ja) 入浴用器具
JP3609984B2 (ja) 折り畳み式介護浴槽
JP3976776B1 (ja) 簡易浴槽用組立式筐体
JP6966250B2 (ja) 介護方法
JPH0315071Y2 (ja)
JPH07108055A (ja) 風呂を兼ねた寝台
JPH0733331U (ja) 入浴介助装置
JPH11113773A (ja) 組み立て式浴槽及びこれを用いる入浴設備
JP2002282317A (ja) 浴室用マッサージ装置
JP2002085506A (ja) 折り畳み式浴槽
JP2003102803A (ja) 風 呂
JP2002191669A (ja) 入浴介助装置
JP2007259986A (ja) 治具等を用いる組立て式車椅子及びその組立て方法
JP3084337U (ja) 担架形浴槽
JP5380568B2 (ja) 省エネルギ多機能浴室

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3236071

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150