JP2631616B2 - 消波装置 - Google Patents
消波装置Info
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- JP2631616B2 JP2631616B2 JP5144985A JP14498593A JP2631616B2 JP 2631616 B2 JP2631616 B2 JP 2631616B2 JP 5144985 A JP5144985 A JP 5144985A JP 14498593 A JP14498593 A JP 14498593A JP 2631616 B2 JP2631616 B2 JP 2631616B2
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- Japan
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- plate
- sea
- gantry
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- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A10/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
- Y02A10/11—Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters
Landscapes
- Revetment (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、港湾また海洋において
波浪を低減するために設置する消波装置に関するもので
ある。
波浪を低減するために設置する消波装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来、消波のための装置としては、消波
ブロックを並べたり、消波板や消波用浮体などの消波の
ための構造体を杭等で固定して設けたり、または、浮体
の場合はチェーン等で係留固定している。
ブロックを並べたり、消波板や消波用浮体などの消波の
ための構造体を杭等で固定して設けたり、または、浮体
の場合はチェーン等で係留固定している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の消波装置
は、いずれも波の生じる水面位置に固定的に設置される
ものであり、船舶の航行の邪魔になるものであった。ま
た、構造物として固定したものであるので、波の大きさ
に応じた消波作用の変更もできないものであった。
は、いずれも波の生じる水面位置に固定的に設置される
ものであり、船舶の航行の邪魔になるものであった。ま
た、構造物として固定したものであるので、波の大きさ
に応じた消波作用の変更もできないものであった。
【０００４】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、波の静かな時は全体が海中に没してその上を船舶が
航行できるようにし、また、波浪のあるときは適宜の勾
配で水面にバリケードとなり、消波作用を発揮できるよ
うにし、そのための構造も簡単な消波装置を提供するこ
とにある。
し、波の静かな時は全体が海中に没してその上を船舶が
航行できるようにし、また、波浪のあるときは適宜の勾
配で水面にバリケードとなり、消波作用を発揮できるよ
うにし、そのための構造も簡単な消波装置を提供するこ
とにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、海中に架台を設置し、この架台に消波板を、
傾斜時に一端が海上に出現するように回動自在に設け、
消波板にこれを回動させるための重錘をスライド自在に
設けたこと、もしくは、海中に架台を設置し、この架台
の頂点に消波板の中心を軸着し、該消波板は、傾斜時に
一端が海上に出現するように回動自在に設け、消波板の
他端にこれを回動させるための注排水室を設けたことを
要旨とするものである。
するため、海中に架台を設置し、この架台に消波板を、
傾斜時に一端が海上に出現するように回動自在に設け、
消波板にこれを回動させるための重錘をスライド自在に
設けたこと、もしくは、海中に架台を設置し、この架台
の頂点に消波板の中心を軸着し、該消波板は、傾斜時に
一端が海上に出現するように回動自在に設け、消波板の
他端にこれを回動させるための注排水室を設けたことを
要旨とするものである。
【０００６】
【作用】請求項１記載の本発明によれば、波の静かな時
は重錘を消波板の回動の支点位置におき、消波板を海中
で水平に位置させる。よって、この状態ではその上を船
舶が自由に航行できる。
は重錘を消波板の回動の支点位置におき、消波板を海中
で水平に位置させる。よって、この状態ではその上を船
舶が自由に航行できる。
【０００７】波浪のある場合は、重錘を回動の支点位置
からずらせば、消波板が傾斜しその一端が海上に出現す
るから、水面でのバリケードとなり消波作用を発揮す
る。
からずらせば、消波板が傾斜しその一端が海上に出現す
るから、水面でのバリケードとなり消波作用を発揮す
る。
【０００８】請求項２記載の本発明によれば、波の静か
な時には注排水室内の水量を減少すれば、架台の頂点に
軸着した消波板がその中心を回動の支点として、この消
波板をバランスさせ、消波板を海中で水平に位置させ
る。よって、この状態ではその上を船舶が自由に航行で
きる。
な時には注排水室内の水量を減少すれば、架台の頂点に
軸着した消波板がその中心を回動の支点として、この消
波板をバランスさせ、消波板を海中で水平に位置させ
る。よって、この状態ではその上を船舶が自由に航行で
きる。
【０００９】波浪のある場合は、注排水室内の水量を増
加して消波板のバランスをくずせば、消波板がその中心
を支点にして回動することで傾斜し、その一端が海上に
出現するから、水面でのバリケードとなり消波作用を簡
単かつ迅速に発揮できる。
加して消波板のバランスをくずせば、消波板がその中心
を支点にして回動することで傾斜し、その一端が海上に
出現するから、水面でのバリケードとなり消波作用を簡
単かつ迅速に発揮できる。
【００１０】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図１は本発明の消波装置の第１実施例を示す
正面図で、捨石マウンド２およびコンクリート土台３か
らなる基礎１を海底に設け、この基礎１上に架台４を設
置した。この架台４は支持脚５の上に傾斜脚６を山型に
組んだものである。
説明する。図１は本発明の消波装置の第１実施例を示す
正面図で、捨石マウンド２およびコンクリート土台３か
らなる基礎１を海底に設け、この基礎１上に架台４を設
置した。この架台４は支持脚５の上に傾斜脚６を山型に
組んだものである。
【００１１】図中７はこの傾斜脚５の上に設置する消波
板を示し、消波板７の中心を傾斜脚６の山型の頂点６ａ
にピン10で垂直方向に回動自在に軸着する。こうして頂
点６ａを支点として傾斜脚６にシーソーのように回動自
在に取り付けられた消波板７の上面に重錘８をスライド
自在に設ける。９は傾斜時に重錘８の落下を防止するた
めのストッパーである。
板を示し、消波板７の中心を傾斜脚６の山型の頂点６ａ
にピン10で垂直方向に回動自在に軸着する。こうして頂
点６ａを支点として傾斜脚６にシーソーのように回動自
在に取り付けられた消波板７の上面に重錘８をスライド
自在に設ける。９は傾斜時に重錘８の落下を防止するた
めのストッパーである。
【００１２】次に動作について説明すると、波の静かな
時は、重錘８を消波板７の中心の頂点６ａの位置、すな
わち回動の支点に位置させ、消波板７を傾斜脚６の頂点
６ａでバランスさせて水平状態に保持する（図１の鎖線
位置）。よって、消波板７はこの水平状態ではその全部
が海中にあり、海面は消波板７の上方に位置し、消波板
７の上方を船舶が自由に航行できる。
時は、重錘８を消波板７の中心の頂点６ａの位置、すな
わち回動の支点に位置させ、消波板７を傾斜脚６の頂点
６ａでバランスさせて水平状態に保持する（図１の鎖線
位置）。よって、消波板７はこの水平状態ではその全部
が海中にあり、海面は消波板７の上方に位置し、消波板
７の上方を船舶が自由に航行できる。
【００１３】波浪が生じたときは、重錘８を消波板７の
上をスライドさせて一方の端に位置させ、消波板７の重
心を片側に移動する。これにより、消波板７は頂点６ａ
を支点として回動し、重錘８が位置した側が下降し、他
の側が上昇して傾斜する（図１の実線位置）。
上をスライドさせて一方の端に位置させ、消波板７の重
心を片側に移動する。これにより、消波板７は頂点６ａ
を支点として回動し、重錘８が位置した側が下降し、他
の側が上昇して傾斜する（図１の実線位置）。
【００１４】その結果、上昇した側の消波板７の端が海
上に突出し、波が生じる位置に障害物として存在し、波
の進行を阻害し、波を砕波して消波作用をなす。
上に突出し、波が生じる位置に障害物として存在し、波
の進行を阻害し、波を砕波して消波作用をなす。
【００１５】前記第１実施例は消波板７を傾斜させるた
めの手段として重錘８を用いたが、図２に示す第２実施
例では、消波板の他端にこれを回動させるための注排水
室11を設け、図示は省略するポンプなどで注排水室11へ
の注水量を制御し浮力を調整するようにした。なお、こ
の第２実施例も、前記第１実施例と同様に、支持脚５の
上に傾斜脚６を山型に組んだ架台４を、海底に設けた基
礎１上に設置し、消波板７の中心を傾斜脚６の山型の頂
点６ａにピン10で垂直方向に回動自在に軸着したもので
ある。
めの手段として重錘８を用いたが、図２に示す第２実施
例では、消波板の他端にこれを回動させるための注排水
室11を設け、図示は省略するポンプなどで注排水室11へ
の注水量を制御し浮力を調整するようにした。なお、こ
の第２実施例も、前記第１実施例と同様に、支持脚５の
上に傾斜脚６を山型に組んだ架台４を、海底に設けた基
礎１上に設置し、消波板７の中心を傾斜脚６の山型の頂
点６ａにピン10で垂直方向に回動自在に軸着したもので
ある。
【００１６】これにより、波の静かなときは注排水室11
の水量を減少して図２の鎖線位置に示すように、消波板
７を頂点６ａでバランスさせて水平状態に保持し、その
全部を海中に位置させる。
の水量を減少して図２の鎖線位置に示すように、消波板
７を頂点６ａでバランスさせて水平状態に保持し、その
全部を海中に位置させる。
【００１７】波浪が生じたときは、注排水室11の水量を
増加して、該注排水室11を設けた側の浮力を小さくす
る。その結果、消波板７の注排水室11側が頂点６ａを支
点として下降し、他端が上昇し海面上に突出する。
増加して、該注排水室11を設けた側の浮力を小さくす
る。その結果、消波板７の注排水室11側が頂点６ａを支
点として下降し、他端が上昇し海面上に突出する。
【００１８】なお、第１、第２実施例ともに海上に突出
する消波板７の突出高さを調整することで、波浪の大き
さに応じた消波作用が得られる。
する消波板７の突出高さを調整することで、波浪の大き
さに応じた消波作用が得られる。
【００１９】
【発明の効果】以上述べたように本発明の消波装置は、
通常の波の静かなときは消波板の全体が海中に没してい
るので、その上を船舶が自由に航行できるようになり、
海上の広々として景観を保つことができ、海水の流れを
遮断しないので環境の変化を最小限とすることができ
る。また、その為の装置も簡単なもので足り、容易に設
置できるものである。
通常の波の静かなときは消波板の全体が海中に没してい
るので、その上を船舶が自由に航行できるようになり、
海上の広々として景観を保つことができ、海水の流れを
遮断しないので環境の変化を最小限とすることができ
る。また、その為の装置も簡単なもので足り、容易に設
置できるものである。
【図１】本発明の消波板装置の第１実施例を示す側面図
である。
である。
【図２】本発明の消波板装置の第２実施例を示す側面図
である。
である。
１…基礎 ２…捨石マウンド ３…コンクリート土台 ４…架台 ５…支持脚 ６…傾斜脚 ６ａ…頂点 ７…消波板 ８…重錘 ９…ストッパー 10…ピン 11…注排水室
Claims (2)
- 【請求項１】 海中に架台を設置し、この架台に消波板
を、傾斜時に一端が海上に出現するように回動自在に設
け、消波板にこれを回動させるための重錘をスライド自
在に設けたことを特徴とする消波装置。 - 【請求項２】 海中に架台を設置し、この架台の頂点に
消波板の中心を軸着し、該消波板は、傾斜時に一端が海
上に出現するように回動自在に設け、消波板の他端にこ
れを回動させるための注排水室を設けたことを特徴とす
る消波装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5144985A JP2631616B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 消波装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5144985A JP2631616B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 消波装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH073743A JPH073743A (ja) | 1995-01-06 |
| JP2631616B2 true JP2631616B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=15374802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5144985A Expired - Lifetime JP2631616B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 消波装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2631616B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111189613A (zh) * | 2020-01-08 | 2020-05-22 | 哈尔滨工程大学 | 一种船模拖曳水池的消波装置及带有该装置的水池 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5665820B2 (ja) * | 2012-09-18 | 2015-02-04 | 銀二郎 恩田 | 浮遊式砂浜育成装置 |
| KR101993200B1 (ko) * | 2017-02-12 | 2019-06-27 | 공주대학교 산학협력단 | 자동 회전 잔교식 방파제 |
| KR102001064B1 (ko) * | 2017-02-16 | 2019-07-18 | 공주대학교 산학협력단 | 스트레스 리본 덱을 이용한 잔교식 방파제 |
| CN112813934B (zh) * | 2021-01-25 | 2022-04-29 | 唐山燕丰工程建设有限公司 | 一种用于水利工程的消浪装置及其建设方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02204515A (ja) * | 1989-02-03 | 1990-08-14 | Taisei Corp | 可動型斜板消波堤 |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP5144985A patent/JP2631616B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111189613A (zh) * | 2020-01-08 | 2020-05-22 | 哈尔滨工程大学 | 一种船模拖曳水池的消波装置及带有该装置的水池 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH073743A (ja) | 1995-01-06 |
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