JP2017133431A - 浮体式風力発電装置及びその操作又はメンテナンス方法 - Google Patents

浮体式風力発電装置及びその操作又はメンテナンス方法 Download PDF

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Abstract

【課題】船舶の接舷時の波の影響を低減可能な浮体式風力発電装置を提供する。
【解決手段】浮体式風力発電装置は、接舷部を有する浮体と、洋上において前記浮体により支持される風車と、前記浮体に設けられ、前記接舷部を囲う防波構造と、を備え、前記防波構造は、前記浮体にアクセスするためのアクセス船が前記接舷部に接舷したとき、該アクセス船の少なくとも一部を内部に収容可能に構成される。
【選択図】 図3

Description

本開示は浮体式風力発電装置及びその操作又はメンテナンス方法に関する。
海上等に設置される風力発電装置として、水面に浮かぶ浮体と、該浮体に設置された風力発電機とを備えた浮体式風力発電装置が知られている。
浮体式風力発電装置に搭載される機器類の整備や交換等のメンテナンスを行う際には、船舶等で浮体にアクセスして、船舶等から浮体に作業者が乗り移ったり、貨物を移動させたりする必要がある。このため、船舶等による浮体へのアクセスを容易にするための浮体式風力発電装置の構成が提案されている。
例えば、特許文献1には、3つのコラムと、コラムの間を接続するロワーハルを含むV字型の浮体と、何れかのコラムの上に設置された風力発電機とを備えた浮体式風力発電装置が開示されている。この浮体式風力発電装置では、船舶や潜水艇による浮体式風力発電装置へのアクセスを容易とするために、コラムとロワーハルとの接続箇所の上方において、コラムの側面にコラムの内部へアクセスするためのエントランスが設けられている。
国際公開第2013/084546号
ところで、アクセス船が浮体に接舷するときに波高が大きいと、アクセス船及び浮体が波によって大きく浮沈するため、接舷することが困難である場合や、アクセス船が浮体に接舷できたとしても、アクセス船と浮体との間で人や荷物を移動させることが困難である場合がある。
したがって、アクセス舶の浮体への接舷や、アクセス船の接舷時における船舶と浮体との間での人や物の移動に対する波の影響を低減することが望まれる。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、船舶の接舷時の波の影響を低減可能な浮体式風力発電装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る浮体式風力発電装置は、
接舷部を有する浮体と、
洋上において前記浮体により支持される風車と、
前記浮体に設けられ、前記接舷部を囲う防波構造と、を備え、
前記防波構造は、前記浮体にアクセスするためのアクセス船が前記接舷部に接舷したとき、該アクセス船の少なくとも一部を内部に収容可能に構成される。
防波構造に囲われた部分(防波構造の内部)は、防波構造の外部に比べて波高が低減されやすい。
上記(1)の構成では、浮体に設けられた防波構造は、アクセス船が接舷部に接舷したときに、該アクセス船の少なくとも一部を内部に収容可能であるので、アクセス船の少なくとも一部は、周囲よりも波高が低減された領域に収容されて、該領域において浮体に接舷することができる。よって、上記(1)の構成によれば、アクセス船の浮体への接舷や、接舷時におけるアクセス船と浮体との間での人や貨物の移動の際の波の影響を低減することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記防波構造は、上下方向において、喫水線が存在し得る範囲の少なくとも一部を含む範囲に設けられる。
上記(2)の構成によれば、防波構造は、上下方向において喫水線が存在し得る範囲の少なくとも一部を含む範囲に設けられるので、アクセス船の少なくとも一部を防波構造の内部に確実に収容することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、
前記浮体は、前記風車が設置される第1コラムを含む1以上のコラムを備え、
前記コラムは、該コラムの側面に形成された開口を介して外部と連通する内部空間を有し、
前記防波構造は、前記コラムの前記内部空間を形成するコラム内壁を含み、
前記接舷部は、前記コラム内壁によって囲まれるように、前記コラムの前記内部空間に設けられる。
上記(3)の構成によれば、コラムの内部空間を形成するコラム内壁により防波構造を構成するとともに、接舷部をコラムの内部空間に設けたので、アクセス船の接舷時の波の影響を低減することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、
前記内部空間の高さ方向範囲は、前記アクセス船の底部と上部とが前記コラム内壁と干渉しないように設定される。
上記(4)の構成によれば、内部空間の高さ方向範囲は、アクセス船の底部と上部とがコラム内壁と干渉しないように設定されるので、アクセス船の少なくとも一部をコラムの内部空間に確実に収容することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、
前記浮体は、前記風車が設置される第1コラムを含む1以上のコラムを備え、
前記防波構造は、前記コラムの側面から張り出すように延在する第1壁部と、前記第1壁部に接続され、前記コラムの前記側面に対向する第2壁部と、を含み、
前記接舷部は、前記コラムの前記側面、前記第1壁部及び前記第2壁部によって囲まれるように、前記防波構造又は前記コラムの前記側面に設けられる。
上記(5)の構成では、防波構造は、コラムの側面から張り出すように延在する第1壁部と、第1壁部に接続され、コラムの側面に対向する第2壁部とにより構成されるとともに、接舷部は、コラムの側面、第1壁部、及び第2壁部によって囲まれるように設けられる。よって、上記(5)の構成によれば、第1壁部及び第2壁部を含む簡素な構成により、アクセス船の接舷時の波の影響を低減することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(5)の何れかの構成において、
前記接舷部は、
前記アクセス船の接舷時における衝撃を緩和するための防舷材と、
前記アクセス船からの人又は貨物の移動のためのはしごと、
を含む。
上記(6)の構成によれば、接舷部は、防舷材及びはしごを含むので、アクセス船の接舷時における衝撃が緩和されるとともに、アクセス船と浮体との間での人又は貨物の移動が容易になる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(6)の構成において、
前記コラムは、前記コラムの側面から突出するように設けられ、前記はしごからアクセス可能な甲板を含む。
上記(7)の構成によれば、コラムは、コラムの側面から突出するように設けられ、はしごからアクセス可能な甲板を含むので、はしご及び甲板を経由してのアクセス船とコラムとの間での人又は貨物の移動が容易になる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(7)の何れかの構成において、前記コラムは、前記コラムの内部に設けられ、人又は貨物を前記コラム内において昇降させるための昇降路を含む。
上記(8)の構成によれば、波の影響が低減されたコラムの内部に昇降路を設けたので、該昇降路を用いて人又は貨物をコラム内において昇降させることができ、接舷されたアクセス船とコラムの上部との間での人又は貨物の移動が容易になる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(8)の何れかの構成において、前記コラムは、前記コラムの壁面に設けられ、前記コラムの内外の人又は貨物の移動を可能とするハッチを含む。
上記(9)の構成によれば、コラムの壁面にハッチを設けたので、コラム内部とコラム外部との間での人又は貨物の移動が容易になる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(9)の何れかの構成において、
前記風車は、
ナセルと、
前記コラムに立設されて前記ナセルを支持するタワーと、を含み、
前記浮体式風力発電装置は、
前記コラム上に設けられ、前記アクセス船と前記コラムとの間で人又は貨物を前記タワーの内部に移送するための装置をさらに備える。
上記(10)の構成によれば、コラム上に、アクセス船とコラムとの間で人又は貨物をタワーの内部に移送するための装置を設けたので、該装置により、アクセス船とコラムとの間での人又は貨物の移送が容易になる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(10)の何れかの構成において、
前記浮体は、平面視仮想三角形の各頂点を形成する3つのコラムと、前記3つのコラムの間を接続する少なくとも2つのロワーハルと、を含み、
前記浮体は、内部にバラスト水を注水することで、前記ロワーハルの上面よりも上方に喫水面が位置した状態で前記風車を支持するように構成される。
上記(11)の構成によれば、平面視仮想三角形の形状を有する浮体を含む浮体式風力発電装置において、アクセス船の浮体への接舷や、接舷時におけるアクセス船と浮体との間での人や貨物の移動の際の波の影響を低減することができる。
(12)幾つかの実施形態では、上記(11)の構成において、前記接舷部は、下方に前記ロワーハルが存在しない位置に設けられる。
上記(11)に記載の浮体において、コラムとコラムの間を接続するロワーハルの上方は、潮の流れが特に激しく、波の影響を受けやすい。この点、上記(12)の構成によれば、下方にロワーハルが存在せず、波の影響を比較的受けにくい位置に接舷部を設けたので、アクセス船の浮体への接舷や、接舷時におけるアクセス船と浮体との間での人や貨物の移動の際の波の影響をより効果的に低減することができる。
(13)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(2)の何れかの構成において、
前記浮体は、該浮体の内部に注入するバラスト水を調整することで、前記浮体の喫水を調節するためのバラスト調整部を含み、
前記接舷部は、前記バラスト調整部による前記喫水の調節可能範囲の少なくとも一部の高さ範囲に設けられる。
上記(13)の構成によれば、浮体の内部に注入するバラスト水を調整することで、浮体の喫水を調節することができ、これにより、水面に対する接舷部又は防波構造の高さ位置を調節することができる。よって、アクセス船の浮体への接舷や、接舷時におけるアクセス船と浮体との間での人や貨物の移動の際の波の影響をより効果的に低減することができる。
(14)本発明の少なくとも一実施形態に係る浮体式風力発電装置の操作又はメンテナンス方法は、
接舷部を有する浮体と、該浮体によって支持される風車を含む浮体式風力発電装置の操作又はメンテナンス方法であって、
アクセス船を前記接舷部に接舷させるステップと、
前記アクセス船から前記浮体にアクセスし、前記浮体又は前記風車の各種機器の操作又はメンテナンスを行うステップと、を備え、
前記接舷させるステップでは、前記接舷部を囲うように前記浮体に設けられた防波構造によって、前記接舷部に接舷した前記アクセス船の少なくとも一部を前記防波構造の内部に収容する。
防波構造に囲われた部分(防波構造の内部)は、防波構造の外部に比べて波高が低減されやすい。
上記(14)の方法において、浮体に設けられた防波構造は、アクセス船が接舷部に接舷したときに、該アクセス船の少なくとも一部を内部に収容可能であるので、アクセス船の少なくとも一部は、周囲よりも波高が低減された領域に収容されて、該領域において浮体に接舷することができる。よって、上記(14)の方法によれば、アクセス船の浮体への接舷や、接舷時におけるアクセス船と浮体との間での人や貨物の移動の際の波の影響を低減することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、船舶の接舷時の波の影響を低減可能な浮体式風力発電装置が提供される。
一実施形態に係る浮体式風力発電装置の構成を示す概略斜視図である。 一実施形態に係る浮体式風力発電装置を側面から視た断面図である。 一実施形態に係る浮体式風力発電装置の浮体の概略平面図である。 一実施形態に係る浮体の一部を示す平面図である。 図4に示す浮体の一部を示す斜視図である。 一実施形態に係る浮体の一部を示す平面図である。 図6に示す浮体の一部を示す斜視図である。 図2のA部を拡大して示した断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
まず、図1及び図2を参照して、一実施形態に係る浮体式風力発電装置の構成の概略について説明する。図1は、一実施形態に係る浮体式風力発電装置の構成を示す概略斜視図であり、図2は、一実施形態に係る浮体式風力発電装置を側面から視た断面図である。図1及び図2に示す浮体式風力発電装置は、海上に係留されている。
図1に示すように、浮体式風力発電装置1は、水面に浮かぶ浮体20と、該浮体20により支持される風車10と、を備える。なお、風車10は、発電機を備える風力発電機である。また、浮体20には、船舶が接舷するための接舷部72(図2参照)を囲うように、防波構造70が設けられている。
なお、浮体20は、係留装置34(34a〜34h)により水底に係留されている。
浮体20は、3つのコラム22(22a〜22c)、コラム22aとコラム22bとを接続する第1のロワーハル24a、コラム22aとコラム22cとを接続する第2のロワーハル24b、を備えている。3つのコラム22(22a〜22c)は、平面視仮想三角形の各頂点を形成しており、浮体20は、平面視において略V字状に形成されている。コラム22およびロワーハル24に作用する浮力によって浮体式風力発電装置1が水面に浮かぶように、コラム22およびロワーハル24は中空構造に形成されている。
なお、幾つかの実施形態において、浮体20のコラム22(22a〜22c)は、四角柱状の形状を有しており、それぞれ、側面21(21a〜21d、21e〜21h、21i〜21l)を有している。
また、コラム22の上面22uがロワーハル24の上面24uよりも上方に位置するように形成されるとともに、浮体式風力発電装置1が設置された状態においては、ロワーハル24の上面24uが水没し、且つコラム22の上面22uは水面よりも上方に位置するようになっている。すなわち、浮体20は所謂セミサブ型の浮体である。また、上述した3つのコラム22の内、真ん中に位置するコラム22a上には、風車10が設置されている。
図2に示すように、浮体20には、その内部にバラスト水を貯留する貯水スペース(サブルーム26(26a〜26f))が形成されている。そして、該貯水スペース(サブルーム26)にバラスト水が注水されることで、ロワーハル24の上面よりも上方に喫水面WLが位置した状態で浮体20が水面に係留されるようになっている。なお、浮体20の内部へバラスト水を注水するための構成については後述する。
なお、浮体20は、上述とは異なる構成を有するセミサブ型の浮体であってもよい。
例えば、一実施形態においては、第2のコラム22bと第3のコラム22cとを接続する第3のロワーハルが更に備えられても良い。また、第1のロワーハル24aと第2のロワーハル24bとが、補強用の梁部材によって連結されても良い。
例えば、一実施形態では、浮体20は、平面視仮想三角形の各頂点を形成する3つのコラム及び該仮想三角形の中心に位置するコラムを含む4つのコラムと、各コラムを接続するロワーハルと、を備えていてもよい。この場合、4つのコラムのうち、仮想三角形の中心に位置するコラムの上に風車10が設置されていてもよい。
あるいは、浮体20は、セミサブ型以外のタイプの浮体であってもよい。例えば、幾つかの実施形態では、浮体20は、円柱形状のスパー型の浮体であってもよい。
図1に示すように、浮体20上に立設される風車(風力発電機)10は、コラム22aに立設されたタワー11と、タワーに支持されるナセル12と、ナセル12に対して回転可能に取り付けられたロータ13とを備えている。ロータ13は、ナセル12に対して回転可能に取り付けられたハブ14と、ハブ14に取り付けられたブレード15とを有している。また、ナセル12は、タワー11によってタワー11の軸を旋回軸として旋回可能(ヨー方向に旋回可能)に支持されており、風向きに応じてロータ13を風上側へと配向させるようになっている。そして、ブレード15が風を受けるとロータ13が回転し、ロータ13の回転エネルギーによって発電機(不図示)が駆動されて電力が生成されるようになっている。
幾つかの実施形態では、風車(風力発電機10)は、コラム22a以外のコラム(例えばコラム22b又はコラム22c)に立設されていてもよい。
以下、図1〜図8を参照して、幾つかの実施形態に係る防波構造70についてより詳細に説明する。
図3は、一実施形態に係る浮体式風力発電装置1の浮体20の概略平面図である。なお、図3においては、浮体20に設置される風車10は図示を省略している。
図3に示すように、浮体20には、アクセス船100等の円滑なアクセスを可能とするための接舷部72が設けられている。そして、浮体20には、該接舷部72を囲うように、防波構造70が設けられている。防波構造70は、浮体20にアクセスするためのアクセス船100が接舷部72に接舷したときに、アクセス船100の少なくとも一部(図2に示す例ではアクセス船100の船首を含む部分)を内部に収容可能である。
浮体20にこのような防波構造70を設けると、アクセス船100が接舷部72に接舷した時に、アクセス船100の少なくとも一部が防波構造70で囲われた領域(防波構造70の内部)に収容される。この防波構造70の内部は、防波構造70の存在により、防波構造70の周囲の領域(防波構造70の外部)に比べて、波高が低減されやすくなっている。したがって、浮体20に防波構造70を設けることで、アクセス船100の浮体20への接舷や、接舷時におけるアクセス船100と浮体20との間での人や貨物の移動の際の波の影響を低減することができる。
幾つかの実施形態では、図2に示すように、防波構造70は、上下方向(鉛直方向)において、喫水線WLが存在し得る範囲の少なくとも一部を含む範囲に設けられる。すなわち、防波構造70は、防波構造70の上下方向における延在範囲に、喫水線WLが存在するように設けられる。
浮体20に作用する浮力は変化し得るため、浮体20の上下方向位置は変化し得る。よって、上下方向における浮体20とアクセス船100との相対的な位置関係も変化し得る。この点、上述のように、防波構造70を、上下方向において、喫水線WLが存在し得る範囲の少なくとも一部を含む範囲に設けることで、アクセス船100の少なくとも一部を防波構造70の内部に確実に収容することができる。
図4及び図6は、それぞれ、一実施形態に係る浮体20の一部を示す平面図であり、図5及び図7は、ぞれぞれ、図4及び図6に示す浮体20の一部を示す斜視図である。
幾つかの実施形態では、防波構造70は、コラム22の内壁によって構成される。
図4〜図5に示す例示的な実施形態では、コラム22の側面21に開口74が形成されており、コラム22は、開口74を介して外部と連通する内部空間76を有する。内部空間76は、コラム22の内壁(コラム内壁)25によって形成される。そして、防波構造70は内壁25を含み、内部空間76に設けられた接舷部72を内壁25で囲うように設けられている。
一実施形態では、図5に示すように、上述のようにコラム22の内壁25によって構成された防波構造70において、内部空間76の高さ方向範囲Hは、アクセス船100の底部100aと上部100bとがコラム22の内壁25と干渉しないように設定される。すなわち、アクセス船100が防波構造70の内部(内部空間76)に収容された状態において、アクセス船100の底部100a及び上部100bは、コラム22の内壁25のうち、下部壁25a及び上部壁25bと干渉しないように、内部空間76が設けられている。
このような高さ方向範囲Hの内部空間76を設けることで、アクセス船100の少なくとも一部をコラム22の内部空間76に確実に収容することができる。
幾つかの実施形態では、防波構造70は、コラム22の周囲に設けた壁部によって構成される。
図6〜図7に示す例示的な実施形態では、防波構造70は、コラム22の側面21から張り出すように延在する第1壁部78と、第1壁部78に接続され、コラム22の側面21に対向する第2壁部79と、を含む。該防波構造70は、防波構造70に設けられた接舷部72を、コラム22の側面21、第1壁部78及び第2壁部79によって囲うように設けられている。
幾つかの実施形態では、接舷部72はコラム22の側面21に設けられており、防波構造70は、該接舷部72を、コラム22の側面21、第1壁部78及び第2壁部79によって囲うように設けられていてもよい。
このように、第1壁部78及び第2壁部79を含む簡素な構成を有する防波構造70により、アクセス船100の接舷時の波の影響を低減することができる。
幾つかの実施形態では、図4〜図7に示すように、防波構造70に囲われる接舷部72は、アクセス船100の接舷時における衝撃を緩和するための防舷材71と、アクセス船100からの人又は貨物の移動のためのはしご73と、を含む。
このように、防舷材71及びはしご73を含む接舷部72により、アクセス船100の接舷時における衝撃が緩和されるとともに、アクセス船100と浮体20との間での人又は貨物の移動が容易になる。
幾つかの実施形態では、図7に示すように、コラム22は、コラム22の側面21から突出するように設けられ、はしご73からアクセス可能な甲板80を含む。
あるいは、幾つかの実施形態では、図5に示すように、コラム22はコラム22の内壁25から突出するように設けられ、はしご73からアクセス可能な甲板81を含む。
コラム22が上述のような甲板80,81を有することで、はしご73及び甲板80,81を経由してのアクセス船100とコラム22との間での人又は貨物の移動が容易になる。
幾つかの実施形態では、コラム22は、コラム22の内部に設けられ、人又は貨物を前記コラム22内において昇降させるための昇降路を含む。
例えば、図5に示す実施形態において、コラム22の内部空間76に設けられたはしご73は、上述の昇降路の一例である。
また、上述の昇降路は、例えば、コラム22の内部に設けられたはしご、階段、エレベータ、又はクレーンであってもよい。
このような昇降路を設けることにより、該昇降路を用いて人又は貨物をコラム22内において昇降させることができ、接舷されたアクセス船100とコラム22の上部との間での人又は貨物の移動が容易になる。
幾つかの実施形態では、コラム22は、コラム22の壁面に設けられ、コラム22の内外の人又は貨物の移動を可能とするハッチ82を含む。
図5に示す実施形態では、上述のハッチ82はコラム22の内壁(壁面)25に設けられている。また、図7に示す実施形態では、上述のハッチ82は、コラム22の側面(壁面)21に設けられている。
このように、コラム22の壁面(内壁25又は側面21等)にハッチ82を設けることで、コラム22の内部とコラム22の外部との間での人又は貨物の移動が容易になる。
図8は、図2のA部を拡大して示した断面図である。
幾つかの実施形態では、浮体式風力発電装置1は、コラム22上に設けられ、アクセス船100とコラム22との間で人又は貨物をタワー11の内部に移送するための装置をさらに備える。
例えば、図8に示す実施形態において、コラム22aの上に設けられたクレーン42は、上述の装置の一例である。
図8に示す浮体式風力発電装置1において、タワー11は、基部セクション11aと上部セクション11bとを含む複数のタワーセクションにより構成される。このようなタワー11は、例えば、基部セクション11aをコラム22aに取り付けた後、基部セクション11aの上方から上部セクション11bを吊り下ろして、基部セクション11aの上端部と上部セクション11bの下端部とをボルト等を用いて接続することによって組み立てられる。
したがって、タワー11の組み立て途中においては、タワー11の一部のみ(即ち基部セクション11aのみ)がコラム22aに立設した状態となっている期間がある。
例えば、このように、タワー11の基部セクション11aのみがコラム22aに立設した状態であるときに、図8に示すコラム22aの上に設けられたクレーン42を用いて、アクセス船100とコラム22との間で人又は貨物をタワー11の内部に移送することができる。
浮体20において、接舷部72の設けられる位置は特に限定されないが、幾つかの実施形態では、接舷部72は、下方にロワーハル24が存在しない位置に設けられる。
例えば、図4に示す実施形態では、接舷部72は、下方にロワーハル24が存在しない、コラム22の内部空間76に設けられている。
また、例えば、図6に示す実施形態では、側面21a及び21bからそれぞれ張り出すように延在する第1壁部78を含む防波構造70により囲われる接舷部72は、下方にロワーハル24が存在しない位置に設けられている。なお、図6に示す実施形態において、側面21c及び21dから張り出すように延在する第1壁部78を含む防波構造70により囲われる接舷部72は、下方にロワーハル24が存在する位置に設けられている。
浮体20において、コラム22とコラム22の間を接続するロワーハル24の上方は、潮の流れが特に激しく、波の影響を受けやすい。この点、上述のように、下方にロワーハル24が存在せず、波の影響を比較的受けにくい位置に接舷部72を設けることで、アクセス船100の浮体20への接舷や、接舷時におけるアクセス船100と浮体20との間での人や貨物の移動の際の波の影響をより効果的に低減することができる。
幾つかの実施形態では、浮体20は、浮体20の内部に注入するバラスト水を調整することで、浮体20の喫水を調節するためのバラスト調整部を含む。そして、接舷部72は、バラスト調整部による喫水の調節可能範囲の少なくとも一部の高さ範囲に設けられる。
上述のバラスト調整部によれば、水面に対する接舷部72又は防波構造70の高さ位置を調節することができる。よって、アクセス船100の浮体20への接舷や、接舷時におけるアクセス船100と浮体20との間での人や貨物の移動の際の波の影響をより効果的に低減することができる。
上述のバラスト調整部について、図2及び図8を用いて以下に説明する。一実施形態に係るバラスト調整部は、ポンプ(バラストポンプ)50、吐出管50a、ゲート52、および空気弁53(それぞれ図8参照)を備える。
図2及び図8に示す実施形態において、ロワーハル24の内部に形成されている貯水スペースは、ロワーハル24の長手方向において複数のサブルーム(貯水ルーム)26に分割される。
例えば、図2に示すように、第2のロワーハル24bの内部には、長手方向に3つのサブルーム(26a〜26c)が形成されている。また、図示しないが、第1のロワーハル24aにも、同様に、長手方向に3つのサブルームが形成されている。
また、図2に示すように、第3のコラム22cの内部には、上下方向に分割された2つのサブルーム26e、26fが形成されている。また、図示しないが、第2のコラム22bの内部にも同様に上下方向に分割された2つのサブルームが形成されている。
図8に示すように、第1のコラム22aの内部には、貯水ルーム26dの他に、ポンプ室28が形成されている。そして、ポンプ室28にはポンプ(バラストポンプ)50が配置されている。ポンプ50は、吐出管50aを介して貯水ルーム26の各サブルーム26と接続されている。そして、ポンプ50を駆動することで、各サブルーム26に貯留されているバラスト水をそれぞれ浮体20の外部に排出するとともに、各サブルーム26に貯留されているバラスト水を他のサブルーム26に移動することができるようになっている。
また、図8に示すように、各サブルーム26には、サブルーム26と外部とを連通または閉止するゲート52が設けられている。ゲート52は、外部からバラスト水を容易に注水できるように、浮体20が沈降する前の喫水面よりも下側の位置に設けられる。また、各サブルーム26には、その上方の位置に空気弁53が設けられている。そして、ゲート52を開放すると、サブルーム26内の空気が空気弁53から排出されるとともに、サブルーム26の内部にバラスト水が注水されるようになっている。
このように、上述したポンプ50、吐出管50a、ゲート52、および空気弁53によって、貯水ルーム26全体だけでなく、複数のサブルーム26に対しても、夫々バラスト水を注入および排出可能となっている。
すなわち、ポンプ50、吐出管50a、ゲート52、および空気弁53を含むバラスト調整部により、浮体20の内部に注入するバラスト水を調整して、浮体20の喫水を調節できるようになっている。
なお、貯水スペース26がロワーハル24の長手方向において複数のサブルーム26に分割されているため、浮体20の内部においてバラスト水が一方向に大きく偏ってしまい、浮体20の重心バランスが崩れて浮体20が大きく傾いてしまうのを防ぐことが出来る。また、複数のサブルーム26に対して夫々バラスト水を注入および排出可能に構成したことから、各サブルーム26のバラスト水量を適宜調整することで、浮体の重心位置を制御することも可能となる。
なお、図8に示すように、ロワーハル24の内部に、バラスト水が貯留されるサブルーム26と水密に仕切られた連絡通路54が形成されている。該連絡通路54は、パイプによって構成することができる。この連絡通路54によって、サブルーム26にバラスト水が貯留されている場合にも、コラム22の間を人や物が移動できるようになっている。
また、上述のバラスト調整部は、図8に示す姿勢検知センサ56及び制御装置58をさらに備えていてもよい。
図8に示す実施形態では、タワー11の基部に設けられている電気室60に、浮体20の傾きを検知する姿勢検知センサ56、および上述したポンプ50の作動を制御する制御装置58が配置されている。そして、姿勢検知センサ56において浮体20に所定以上の傾きを検知すると、ポンプ50が作動し、浮体20が水平に戻るように各サブルーム26のバラスト水量が自動的に制御されるようになっていてもよい。
上述した実施形態に係る浮体式風力発電装置1は、例えば、以下の方法によって、操作又はメンテナンスを行うことができる。
まず、アクセス船100を接舷部72に接舷させる。ここで、アクセス船100を接舷部72に接舷させる際に、接舷部72を囲うように浮体20に設けられた防波構造70によって、接舷部72に接舷したアクセス船100の少なくとも一部を防波構造70の内部に収容する。
そして、アクセス船100から浮体20にアクセスし、浮体20又は風車10の各種機器の操作又はメンテナンスを行う。
ここで、操作又はメンテナンスを行う対象となる各種機器は、例えば、コラム22に設置された風車10及びその構成部品、コラム22に設置された標識灯23(図2及び図8参照)、コラム22内に設置されたポンプ(バラストポンプ)50(図8参照)等である。
浮体20に設けられた防波構造70は、アクセス船100が接舷部72に接舷したときに、該アクセス船100の少なくとも一部を内部に収容可能であるので、アクセス船100の少なくとも一部は、周囲よりも波高が低減された領域に収容されて、該領域において浮体20に接舷することができる。よって、上述の方法によれば、アクセス船100の浮体20への接舷や、接舷時におけるアクセス船100と浮体20との間での人や貨物の移動の際の波の影響を低減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 浮体式風力発電装置
10 風車
11 タワー
12 ナセル
13 ロータ
14 ハブ
15 ブレード
20 浮体
21 側面
22 コラム
23 標識灯
24 ロワーハル
25 内壁
26 貯水スペース
28 ポンプ室
34 係留装置
42 クレーン
50 ポンプ
50a 吐出管
52 ゲート
53 空気弁
54 連絡通路
56 姿勢検知センサ
58 制御装置
60 電気室
70 防波構造
71 防舷材
72 接舷部
74 開口
76 内部空間
78 第1壁部
79 第2壁部
80 甲板
81 甲板
82 ハッチ
100 アクセス船
WL 喫水線

Claims (14)

  1. 接舷部を有する浮体と、
    洋上において前記浮体により支持される風車と、
    前記浮体に設けられ、前記接舷部を囲う防波構造と、を備え、
    前記防波構造は、前記浮体にアクセスするためのアクセス船が前記接舷部に接舷したとき、該アクセス船の少なくとも一部を内部に収容可能に構成されたことを特徴とする浮体式風力発電装置。
  2. 前記防波構造は、上下方向において、喫水線が存在し得る範囲の少なくとも一部を含む範囲に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の浮体式風力発電装置。
  3. 前記浮体は、前記風車が設置される第1コラムを含む1以上のコラムを備え、
    前記コラムは、該コラムの側面に形成された開口を介して外部と連通する内部空間を有し、
    前記防波構造は、前記コラムの前記内部空間を形成するコラム内壁を含み、
    前記接舷部は、前記コラム内壁によって囲まれるように、前記コラムの前記内部空間に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の浮体式風力発電装置。
  4. 前記内部空間の高さ方向範囲は、前記アクセス船の底部と上部とが前記コラム内壁と干渉しないように設定されたことを特徴とする請求項3に記載の浮体式風力発電装置。
  5. 前記浮体は、前記風車が設置される第1コラムを含む1以上のコラムを備え、
    前記防波構造は、前記コラムの側面から張り出すように延在する第1壁部と、前記第1壁部に接続され、前記コラムの前記側面に対向する第2壁部と、を含み、
    前記接舷部は、前記コラムの前記側面、前記第1壁部及び前記第2壁部によって囲まれるように、前記防波構造又は前記コラムの前記側面に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の浮体式風力発電装置。
  6. 前記接舷部は、
    前記アクセス船の接舷時における衝撃を緩和するための防舷材と、
    前記アクセス船からの人又は貨物の移動のためのはしごと、
    を含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の浮体式風力発電装置。
  7. 前記浮体は、前記風車が設置される第1コラムを含む1以上のコラムを備え、
    前記コラムは、前記コラムの側面から突出するように設けられ、前記はしごからアクセス可能な甲板を含むことを特徴とする請求項6に記載の浮体式風力発電装置。
  8. 前記浮体は、前記風車が設置される第1コラムを含む1以上のコラムを備え、
    前記コラムは、前記コラムの内部に設けられ、人又は貨物を前記コラム内において昇降させるための昇降路を含むことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の浮体式風力発電装置。
  9. 前記浮体は、前記風車が設置される第1コラムを含む1以上のコラムを備え、
    前記コラムは、前記コラムの壁面に設けられ、前記コラムの内外の人又は貨物の移動を可能とするハッチを含むことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の浮体式風力発電装置。
  10. 前記浮体は、前記風車が設置される第1コラムを含む1以上のコラムを備え、
    前記風車は、
    ナセルと、
    前記コラムに立設されて前記ナセルを支持するタワーと、を含み、
    前記浮体式風力発電装置は、
    前記コラム上に設けられ、前記アクセス船と前記コラムとの間で人又は貨物を前記タワーの内部に移送するための装置をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の浮体式風力発電装置。
  11. 前記浮体は、平面視仮想三角形の各頂点を形成する3つのコラムと、前記3つのコラムの間を接続する少なくとも2つのロワーハルと、を含み、
    前記浮体は、内部にバラスト水を注水することで、前記ロワーハルの上面よりも上方に喫水面が位置した状態で前記風車を支持するように構成された
    ことを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の浮体式風力発電装置。
  12. 前記接舷部は、下方に前記ロワーハルが存在しない位置に設けられたことを特徴とする請求項11に記載の浮体式風力発電装置。
  13. 前記浮体は、該浮体の内部に注入するバラスト水を調整することで、前記浮体の喫水を調節するためのバラスト調整部を含み、
    前記接舷部は、前記バラスト調整部による前記喫水の調節可能範囲の少なくとも一部の高さ範囲に設けられることを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載の浮体式風力発電装置。
  14. 接舷部を有する浮体と、該浮体によって支持される風車を含む浮体式風力発電装置の操作又はメンテナンス方法であって、
    アクセス船を前記接舷部に接舷させるステップと、
    前記アクセス船から前記浮体にアクセスし、前記浮体又は前記風車の各種機器の操作又はメンテナンスを行うステップと、を備え、
    前記接舷させるステップでは、前記接舷部を囲うように前記浮体に設けられた防波構造によって、前記接舷部に接舷した前記アクセス船の少なくとも一部を前記防波構造の内部に収容することを特徴とする浮体式風力発電装置の操作又はメンテナンス方法。
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