JP2631058B2 - 複合燃焼装置 - Google Patents

複合燃焼装置

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JP2631058B2
JP2631058B2 JP4161449A JP16144992A JP2631058B2 JP 2631058 B2 JP2631058 B2 JP 2631058B2 JP 4161449 A JP4161449 A JP 4161449A JP 16144992 A JP16144992 A JP 16144992A JP 2631058 B2 JP2631058 B2 JP 2631058B2
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combustion
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N5/00Systems for controlling combustion
    • F23N5/24Preventing development of abnormal or undesired conditions, i.e. safety arrangements

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合燃焼装置、とく
に、熱交換部と、バーナと、このバーナを収容した燃焼
室に燃焼空気を供給する給気ファンとを有する二組の燃
焼装置からの排気を排気集合筒を介して共通の排気路か
ら排出する形式の複合燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】この種の複合燃焼装置の場合、一
方の燃焼装置の燃焼状態が他方に影響を与える。従っ
て、一方の燃焼装置に異常が生じた場合には、安全を確
保するため両方の燃焼装置の運転を停止させている。し
かしながら、この種の燃焼装置の特性を勘案すると、一
方の燃焼装置の異常の状態によっては、他方の運転を継
続させたとしても安全性は損なわれず、実情に即した使
用ができることがある。
【0003】本発明はかかる点に鑑みて成されたもので
あり、『熱交換部と、バーナと、前記バーナの制御に関
連する第1の制御手段(11a)(21a)によって制
御され、かつこのバーナを収容した燃焼室に燃焼空気を
供給する給気ファン(11)(21)とを有する二組の
燃焼装置からの排気を排気集合筒を介して共通の排気路
から排出する形式の複合燃焼装置』において、各燃焼装
置に異常が生じた場合、この異常の状態に応じて安全性
が確保され且便利に使用できるようにすることをその課
題とする。
【0004】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『一方の第1燃焼装置(1)及び他方の第2
燃焼装置(2)の給気ファン以外の各部の異常を検知す
る異常検知手段を個別に設けてその出力信号を制御回路
(3a)に入力させ、この制御回路(3a)は、前記各
異常検知手段の何れか一つから異常状態に対応する信号
が出力されたとき、この異常検知手段の装備された側の
燃焼装置の給気ファン以外の各部の運転を停止させ、か
つ対応する前記第1の制御手段を非能動化させる構成と
し、第1燃焼装置(1)の給気ファン(11)の異常を
検知するファン異常検知手段(31)と第2燃焼装置
(2)の給気ファン(21)の異常を検知するファン異
常検知手段(32)からの出力が共に正常状態に対応す
る信号を出力しているときにのみ前記二つの給気ファン
をともに継続運転状態とする旨の判定をする判定装置
(3b)を設け、前記判定装置(3b)の判定出力に応
答して、前記第1の制御手段(11a)(21a)とは
別の第2の制御手段(11b)(21b)のうち、前記
異常状態が検知された側の燃焼装置における前記第2の
制御手段のみを能動化させて対応の給気ファンの運転を
継続させる』ことである。
【0005】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。各燃焼
装置の給気ファン以外の各部の異常を検知する異常検知
手段を個別に設けてその出力信号を制御回路(3a)に
入力させ、この制御回路(3a)は、各異常検知手段の
いずれか一つから異常状態に対応する信号(以下、異常
検知信号という)が出力されたときこの異常検知手段の
装備された側の燃焼装置の給気ファン以外の各部の運転
が停止され、かつ対応する第1の制御手段が非能動化さ
れる。従って、第1燃焼装置(1)では、給気ファン
(11)以外の部分において異常が生じた場合には、こ
れらの動作を停止させ、かつ第1の制御手段(11a)
を非能動化させ、第2燃焼装置(2)では、給気ファン
(21)以外の部分において異常が生じた場合には、こ
れらの動作を停止させ、かつ第1の制御手段(21a)
を非能動化させる。
【0006】また、判定装置(3b)による出力が給気
ファン(11)及び給気ファン(21)の両者が共に正
常な場合にのみ、一方の燃焼装置に給気ファン以外に異
常があっても、対応する第2の制御手段のみを能動化さ
せて、これらの運転が継続される。したがって、いずれ
か一方の給気ファンに異常がある場合には、給気ファン
(11)及び給気ファン(21)が共に停止される。従
って、第1燃焼装置(1)の給気ファン(11)が正常
であり且第2燃焼装置(2)の給気ファン(21)が正
常な場合以外は、両方の燃焼装置が停止され、給気ファ
ン(11)(21)が共に正常であれば、一方の燃焼装
置に異常があっても、他方の燃焼装置が正常な場合は、
対応する第2の制御手段が能動化されて前記一方の給気
ファンのみの運転が継続されたままで他方の燃焼装置全
体の運転が継続できる。
【0007】
【効果】通常はバーナの制御に関連して給気ファンが制
御される複合燃焼装置の一方の燃焼装置の給気ファン以
外に異常があっても、他方の燃焼装置が正常な場合は、
前記一方の給気ファンの運転が継続されたままで他方の
燃焼装置全体の運転が継続できるから、何等かの異常が
あった場合に、両方の燃焼装置の各部全体が停止される
従来のものに比べて使い易い。また、このとき両方の給
気ファンの運転は継続されているから、給気ファン以外
の部分の運転が停止された側の燃焼装置には、排気が逆
流しないこととなり、運転の安全性が確保される。
【0008】以上のように、二組の燃焼装置の一方の給
気ファン以外の各部に異常があったとしても、一方の給
気ファンの運転は継続するので他方の燃焼装置は通常の
状態で使用でき、しかも、このときの安全性が確保され
る。当然のことながら、いずれか一方の給気ファンに異
常がある場合には、両方の燃焼装置の運転が停止される
から、このときの安全性も確保される。
【0009】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。図1に示す実施例は、第1燃焼装置(1) を
給湯器(1a)とし、他方の第2燃焼装置(2) を温水暖房器
(2a)としたものであり、前者の最大燃焼量は45000Kcal/
h とし、後者の最大燃焼量を15000Kcal/h としたもので
あり、各燃焼装置を収容する一対の缶体の上端には両方
の缶体に連通する排気集合筒(T) が連設されている。
【0010】給湯器(1a)の缶体(12)内上部には熱交換器
(13)が、その下方にガスバーナ(14)が、缶体底部に給気
ファン(11)が、それぞれ配設される。そして、前記ガス
バーナ(14)へのガス回路にはガス比例弁(15)が挿入さ
れ、このガス比例弁(15)の開度は制御回路(15a) からの
電流値によって制御されてガスバーナ(14)へのガス量が
増減される。
【0011】また、前記ガスバーナ(14)の炎孔部近傍に
は、点火確認装置(16)が配設されるとともに、その上方
にはCO検知装置(17)が配設される。ガス比例弁(15)に
印加される電流値は、給気ファン(11)のモータの制御回
路(11a) にも印加されており、給気ファン(11)の回転数
と前記信号値とが比例関係にあり、ガス比例弁(15)の開
度が大きくなるに伴って、つまり、燃焼量が増加するに
伴って給気ファン(11)の回転数が増加するように制御さ
れる構成となっている。
【0012】この第1燃焼装置(1) には各種の異常検知
手段が設けられるが、ガス比例弁(15)及び制御回路(15
a) の異常を検知するための検知手段(15b) が設けら
れ、例えば、制御回路(15a) からの電流値が適正レベル
を越えた場合に異常検知信号を出力する。また、点火確
認装置(16)は、点火装置又はガスバーナ(14)の異常を検
知する検知手段として機能し、点火装置(図示せず)が
作動したときに一定時間内にガスバーナ(14)に点火され
ない場合には、異常検知信号を出力する。CO検知装置
(17)は、燃焼異常を検知する検知手段として機能し、燃
焼排気中のCO%が一定レベル以上の場合には、異常検
知信号を出力する。さらに、給気ファン(11)には、ファ
ン異常検知手段(31)が対応し、給気ファン(11)の回転数
が検知されてファン異常検知手段(31)に入力され、前記
一定の回転数以下の状態が一定時間継続した場合には、
このファン異常検知手段(31)からは異常検知信号を出力
しそれ以外の時には正常信号が出力される。
【0013】温水暖房器(2a)も給湯器(1a)と同様の構成
であり、缶体(22)内上部に熱交換器(23)が、その下方に
ガスバーナ(24)が、缶体底部に給気ファン(21)が、それ
ぞれ配設される。そして、前記ガスバーナ(24)へのガス
回路にはガス比例弁(25)が挿入され、このガス比例弁(2
5)の開度は制御回路(25a) からの燃焼量制御信号によっ
て制御されてガスバーナ(24)へのガス量が増減される。
また、ガス比例弁(25)に印加される電流値は、給気ファ
ン(21)のモータの制御回路(21a) にも印加されており、
給気ファン(21)の回転数と前記信号値とが比例関係にあ
り、ガス比例弁(25)の開度が大きくなるに伴って、つま
り、燃焼量が増加するに伴って給気ファン(21)の回転数
が増加するように制御される構成となっている。
【0014】この温水暖房器(2a)にも上記給湯器(1a)と
同様に各種の異常検知手段が設けられる。ガス比例弁(2
5)及び制御回路(25a) の異常を検知するための検知手段
(25b) 、点火装置又はガスバーナ(24)の異常を検知する
点火確認装置(26)、燃焼異常を検知する検知手段として
のCO検知装置(27)、給気ファン(21)の異常を検知する
ためのファン異常検知手段(32)が、それぞれ同様に配設
される。
【0015】尚、この実施例では、上記各異常検知手段
は、異常状態を検知したときの異常検知信号は「H」レ
ベルにあり、正常時には、「L」レベルにある。そし
て、図2に示すように、上記ファン異常検知手段(31)と
ファン異常検知手段(32)の否定出力が判定装置(3b)とし
てのAND 回路に入力される。第1燃焼装置(1) における
検知手段(15b) 、点火確認装置(16)、及びCO検知装置
(17)の否定出力がAND 回路(33)に入力され、第2燃焼装
置(2) における検知手段(25b) 、点火確認装置(26)、及
びCO検知装置(27)の否定出力がAND 回路(34)に入力さ
れている。
【0016】AND 回路(33)の出力は、給湯器(1a)の給気
ファン(11)以外の各部を駆動させる駆動回路(1b)に入力
されると共に、制御回路(11a) に入力される。また、前
記判定装置(3b)からの出力はAND 回路(33)からの否定出
力とともにAND 回路(35)に入力され、このAND 回路(35)
の出力は制御回路(11b) を介して制御回路(11a) の出力
と共に、0R回路(37)に入力され、この0R回路(37)の
からの出力が給気ファン(11)に入力される。なお、ここ
で、前記制御回路(11b) は、給湯器(1a)の給気ファン(1
1)以外の各部が異常な場合の給気ファン(11)の回転数を
設定する制御回路である。
【0017】AND 回路(34)の出力は温水暖房器(2a)の給
気ファン(21)以外の各部を駆動させる駆動回路(2b)に入
力されると共に、制御回路(21a) に入力される。また、
前記判定装置(3b)からの出力はAND 回路(34)からの否定
出力とともにAND 回路(36)に入力され、このAND 回路(3
6)の出力は制御回路(21b) を介して制御回路(21a) の出
力と共に、0R回路(38)に入力され、この0R回路(38)
のからの出力が給気ファン(21)に入力される。尚、前記
制御回路(21b) は、温水暖房器(2a)の給気ファン(21)以
外の各部が異常な場合の給気ファン(21)の回転数を設定
する制御回路である。
【0018】また、前記駆動回路(1b)及び駆動回路(2b)
は、各対応する燃焼装置の始動から運転停止までの制御
動作を実行させるための回路である。尚、この実施例で
は、各異常検知手段からの否定出力を入力させたAND 回
路(33)とAND 回路(34)の組合せが制御回路(3a)と機能す
る。上記実施例の場合には、例えば、検知手段(15b) 、
点火確認装置(16)、及び、CO検知装置(17)の検知対象
が全て正常な場合には、これらは異常検知状態になく、
AND 回路(33)の出力は「H」レベルにあって、駆動回路
(1b)と制御回路(11a) とが「オン」状態となる。そし
て、これらの何れかが、異常検知状態のときには、AND
回路(33)からの出力が「L」レベルとなり、駆動回路(1
b)及び制御回路(11a) は「オフ」状態にある。このと
き、ファン異常検知手段(31)及びファン異常検知手段(3
2)が異常検知状態にない場合には、判定装置(3b)からの
出力が「H」レベルにあって、AND 回路(35)からの出力
も「H」レベルにあり、給気ファン(11)は、0R回路(3
7)を介して制御回路(11b) からの制御信号が入力され
て、これに基いて給気ファン(11)が駆動される。
【0019】他方の温水暖房器(2a)についても、同様な
制御動作が実行される。従って、温水暖房器(2a)の各部
に異常がないと共に給湯器(1a)の給気ファン(11)に異常
がなく、検知手段(15b) 、点火確認装置(16)、及びCO
検知装置(17)のいずれかが異常検知状態にあるときに
は、温水暖房器(2a)が正常運転されて、給気ファン(11)
も制御回路(11b) によって設定された回転数で制御され
る。
【0020】これとは逆の関係の異常が生じた場合に
は、給湯器(1a)が正常運転されて給気ファン(2
1)は制御回路(21b)によって設定された回転数で
制御される。
【0021】また、給湯器(1a)及び温水暖房器(2a)は他
の燃焼装置であってもよい。また、給気ファン以外の各
部の異常を検出する異常検知手段は上記した手段に限定
されるものではなく、例えば、入水温や出湯温度を検知
するために設けられたサーミスタの断線を検出する手段
であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体説明図
【図2】その要部の電気回路説明図
【符号の説明】
(1) ・・・第1燃焼装置 (2) ・・・第2燃焼装置 (3a)・・・制御回路 (11)・・・給気ファン (31)・・・ファン異常検知手段 (21)・・・給気ファン (32)・・・ファン異常検知手段 (3b)・・・判定装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換部と、バーナと、前記バーナの制
    御に関連する第1の制御手段(11a)(21a)によ
    って制御され、かつこのバーナを収容した燃焼室に燃焼
    空気を供給する給気ファン(11)(21)とを有する
    二組の燃焼装置からの排気を排気集合筒を介して共通の
    排気路から排出する形式の複合燃焼装置において、一方
    の第1燃焼装置(1)及び他方の第2燃焼装置(2)の
    給気ファン以外の各部の異常を検知する異常検知手段を
    個別に設けてその出力信号を制御回路(3a)に入力さ
    せ、この制御回路(3a)は、前記各異常検知手段の何
    れか一つから異常状態に対応する信号が出力されたと
    き、この異常検知手段の装備された側の燃焼装置の給気
    ファン以外の各部の運転を停止させ、かつ対応する前記
    第1の制御手段を非能動化させる構成とし、第1燃焼装
    置(1)の給気ファン(11)の異常を検知するファン
    異常検知手段(31)と第2燃焼装置(2)の給気ファ
    ン(21)の異常を検知するファン異常検知手段(3
    2)からの出力が共に正常状態に対応する信号を出力し
    ているときにのみ前記二つの給気ファンをともに継続運
    転状態とする旨の判定をする判定装置(3b)を設け、
    前記判定装置(3b)の判定出力に応答して、前記第1
    の制御手段(11a)(21a)とは別の第2の制御手
    段(11b)(21b)のうち、前記異常状態が検知さ
    れた側の燃焼装置における前記第2の制御手段のみを能
    動化させて対応の給気ファンの運転を継続させる、複合
    燃焼装置。
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