JP2630999B2 - 畦塗り機に於ける畦成形装置 - Google Patents

畦塗り機に於ける畦成形装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は畦塗り時、水分過多や水分不足、或は泥土の
掻い込み不足等により成形不良となった場合、再度整然
とした畦が成形できるよう調整が可能な畦成形装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来の畦成形板の斜面成形板は固定され、傾動調整す
るものはなかった。
又、その固定状態は斜面成形板の下部が機体の後方側
に傾倒しているか、或は下部が泥地と水平状態になって
斜面成形板の前辺が垂直となっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
畦塗りに際し、水分過多になると泥土を塗り付けても
塗り付け後泥土が落下し易く、又水分不足になると泥土
の延びが少なく、放てき又は塗り付けもし難く、又畦成
形板での均し方にも泥土そのものが延び難く、穴が残り
易く、再度手直しをしなければならないのである。
更に、耕土が浅くて泥土不足等の場合も同様である。
そして、畦成形は必ずしも一度で満足するものはでき
ず、部分的にも成形不良となり易いのである。
又、手直し前の畦成形は、斜面成形板の前辺下部を機
体の後方側に傾倒させ、泥土の流下する斜め方向に泥土
を塗り付け、塗り厚を平均にするため斜面成形板の前辺
下方を狭小にするか、又は切り欠き、該箇所より余分の
泥土を除去していたが、水分過多の場合は余分の水分が
多いだけ掻い込み量を多くしなければならないのである
が、斜面成形板が固定されているため、掻い込み量を変
化させることができなかった。
上記点に鑑み、本発明は畦の成形不良で再度是正を必
要とする場合に畦成形板を変位することにより、泥土の
掻い込み量を多くすると共に、泥土の流失を防止し、整
然とした畦成形を可能にせんとしたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明畦成形装置は、前端縁
を上方へ反曲し、畦の上面に接する上面成形板、及び上
面成形板の機体側の側部に畦側に傾斜して上部が取り付
けられると共に、前辺と下辺との角部が直角をなし、か
つ下辺と前記上面成形板の前端縁を除いた上面が平行な
畦の機体側の側部に接する斜面成形板より成る畦成形板
を、機体の進行方向の前後に回動可能としたことを特徴
とするもある。
〔作用〕
次に本発明の作用を説明すれば、畦が成形不良の場
合、畦成形板を第4図矢印(イ)方向(機体の進行方向
の後方側)に回動して斜面成形板の下辺を機体進行方向
側に変位させて斜面成形板の下辺後方を泥土中に下降す
ると共に、下辺前方を上向きに調整し、機体を進行すれ
ば、斜面成形板の前辺下方の開口した箇所より泥土の掻
い込みを多くすることができ、新たな耕土の泥土を掻い
込むと同時に最初の畦塗り時、斜面成形板前辺下部から
流出した残存泥土をも掻い込むことができる。
又、掻い込みに依って畦成形板の後部が畦に密着し、
斜面成形板の下部後方が泥土中に入っていると共に前方
が開口していることと、斜面成形板の前辺が成形板内の
斜方向に流下する泥土の流れ方向に対して略直角方向に
調整されていることにより、流下する泥土は斜面成形板
の前辺下方で受けられ、畦成形板が進行すれば泥土は下
方から逃げれず、上部へ押し上げられることになり、泥
土の流出は阻止される。
水分過多では掻い込み度が少ないと下部へ垂れ落ちる
ので、水分の多いだけ泥土量も多くして通常以上に泥上
げの掻い込み量を多くしなければならないので、これに
十分対応し得る。そして、斜面成形板の後部で水分を搾
り出す事により、整然とした畦の修正ができるようにな
った。
尚、斜面成形板は軸を中心に回動するので、斜面成形
板が機体の進行方向の後方側へ回動すれば、該斜面成形
板の下辺と上面が平行に取り付けられている上面成形板
の後部は下降して畦の上面を押さえることになる。
従って、最初に塗られた畦の上面は再度押さえて締め
られることになり、斜面の下方の再成形と共に一挙に成
形作業ができるものである。
〔実施例〕
以下本発明装置の実施例を図面に基づき説明すれば、
(1)は畦塗り機本体、(2)は畦塗り機(1)の車輪
であり、該車輪(2)の前方に畦塗り作業部が設けられ
ている。
畦塗り作業部は、泥上げローター(3)、該泥上げロ
ーター(3)の背面及び上面を覆い、畦(4)側に延び
るカバー(5)、及び該カバー(5)の後方で畦(4)
側に設けた畦の上面に接する上面成形板(6)、並びに
畦の機体側の側部に接する斜面成形板(7)より構成さ
れている。
上面成形板(6)は前端縁を上方へ反曲し、畦(4)
の上面に接する方形の板状体であり、斜面成形板(7)
は方形の板状体で前記上面成形板(6)の機体側の側部
に畦(4)側に傾斜して上部が取り付けられ、斜面成形
板(7)は前辺と下辺との角部が直角をなし、かつ斜面
成形板(7)の下辺と上面成形板(6)の前端縁を除い
た上面が平行となっている。このような上面成形板
(6)と斜面成形板(7)により畦成形板が構成されて
いる。
斜面成形板(7)には一定間隔を於いて多数の孔
(8)を一線上に穿設した支持管(9)が機体側に向け
設けられ、該支持管(9)は泥上げローター(3)のチ
エーンケース(10)に取り付けた套管(11)に挿通され
ている。
そして、套管(11)には外周に数個の孔(12)が穿設
され、前記孔(8)と孔(12)を合致し、ピン又ボルト
(13)で止着している。
従って、上面成形板(6)及び斜面成形板(7)より
成る畦成形板を回動するには、ピン又はボルト(13)を
外せば任意に調整可能である。
第4図は畦成形板の回動調整を示すもので、鎖線は最
初の畦成形時の使用状態を示し、実線は畦の修正時の使
用状態を示すもので、修正時は斜面成形板(7)の下方
前部が機体進行方向側に前進開口し、後方下部が泥土中
に下降するので下部の泥土及び最初の畦塗り時の余泥土
を掻い込み、上方に塗り上げる働きをする。
又、斜面成形板(7)の前辺の下方が上方向きに調整
された為、斜面成形板(7)に掻い込んで均されながら
斜めに下降する泥土は斜面成形板(7)の前辺下方で受
けられ、上方に上げられる働きを受けるので、上方から
の泥土と下方からの泥土を有効に利用することができ
る。
(14)は機体(1)の前部に設けたフレームであり、
該フレーム(14)の先端に畦に沿って進行する案内板
(15)のロッド(16)が挿通される短管(17)が取り付
けられている。
ロッド(16)の後方には数個の孔(18)が穿設され、
短管(17)に設けたピン(19)により左右に調整可能と
なっている。
(20)はロッド(16)に挿通され、締螺子(21)によ
り前後に回動する除水板取り付け管であり、該除水板取
り付け管(20)は、横方向にスライドし、該除水板取り
付け管(20)に除水板(22)が取り付けられている。
(23)は錘(24)を挿し込み取り付けるための支持棒
であり、機体のフレーム(14)に一定間隔を於いて立設
されると共に、フレーム(14)の先端の短管(17)の畦
塗り作業部と反対端にも立設されている。
錘(24)は作業機の前方に重量を加えるためで、車輪
(2)の羽根の構造上作業機を前方に取り付けて水田作
業をする場合、前進すると前方の作業機が浮上する事に
なり、作業者は絶えずハンドルを持ち上げて泥上げロー
ター部を一定の深さに沈下させなければならない。
そこで、各自手持ちのテーラー等に取り付ける場合、
テーラーの重量が一定でなく、一定でないものに一定の
重量にした畦塗り機を取り付けると当然進行作業時、前
方作業機が浮き沈みするので、それに応じた重量を加重
しなければならない。
又、一定重量の専用機に取り付けても深田と浅田、又
は地盤の深浅により車輪の反力が同一でなく、場所及び
耕運機の重量の違いにより作業機に取り付ける重量も変
えなければならない。
そこで、一定の作業機の重量ならばフレーム(14)の
支持棒(23)のいずれを選ぶかにより重量が違うことに
なり、最適の箇所を選択できる。
又、同一箇所で錘(24)の重量を変えても良い。
更に、圃場外の運搬中は耕運機後方に取り付ければ作
業機側が軽くあたり、運転が容易になる。
又、錘(24)を短管(17)の支持棒(23)に取り付け
れば、作業機の重量の畦側への片寄りが是正されて作業
が容易に出来るものである。
尚、錘(24)のフレーム(14)及び短管(17)への取
り付けは、かかる手段に限定されるものではなく、スラ
イド式としてもよい。
第5図は支持管(9)と套管(11)が角パイプを使用
したもので、この場合は套管(11)の孔(12)に関係な
く、ピン又はボルト(13)を孔(A)又は孔(B)、或
は孔(A)(B)の双方に挿通しても固定できる。
〔発明の効果〕
本発明装置によれば、畦成形板が機体の進行方向前後
に回動可能となるため、畦成形時、水分過多や水分不
足、又は耕土が浅くて泥土不足等が生じた場合、畦成形
板を機体の進行方向の後方側へ変位させ、泥土の掻い込
み量を多くすると共に掻い込み後の泥土の下降を防げ、
塗り上げられることにより、上方及び下方の双方の泥土
を利用でき、従来のものに比べ掻い込み量が多くなり、
整然とした畦の修正が可能となった。
又、ローターを停止して畦成形板だけでも理想的な仕
上げができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置を備えた畦塗り機の実施例を示した
平面図、第2図は同上の側面図、第3図は本発明装置の
実施例を示した斜視図、第4図は同上の作用を示した側
面図、第5図は本発明装置の他の実施例を示した部分斜
視図である。 符号 (1)は畦塗り機本体 (4)は畦 (6)は上面成形板 (7)は斜面成形板 (8)(12)は孔 (9)は支持管 (11)は套管 (13)はピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前端縁を上方へ反曲し、畦の上面に接する
    上面成形板、及び上面成形板の機体側の側部に畦側に傾
    斜して上部が取り付けられると共に、前辺と下辺との角
    部が直角をなし、かつ下辺と前記上面成形板の前端縁を
    除いた上面が平行な畦の機体側の側部に接する斜面成形
    板より成る畦成形板を、機体の進行方向の前後に回動可
    能としたことを特徴とする畦塗り機に於ける畦成形装
    置。
JP63199591A 1988-08-10 1988-08-10 畦塗り機に於ける畦成形装置 Expired - Lifetime JP2630999B2 (ja)

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JPH0249501A JPH0249501A (ja) 1990-02-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS526609A (en) * 1975-06-24 1977-01-19 Shinichi Tadano Levee plastering machine
JPS59113002U (ja) * 1983-01-19 1984-07-31 仲埜農機株式会社 畦切り溝掘り機

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