JP2630907B2 - 銅管の接続方法 - Google Patents
銅管の接続方法Info
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- JP2630907B2 JP2630907B2 JP5319147A JP31914793A JP2630907B2 JP 2630907 B2 JP2630907 B2 JP 2630907B2 JP 5319147 A JP5319147 A JP 5319147A JP 31914793 A JP31914793 A JP 31914793A JP 2630907 B2 JP2630907 B2 JP 2630907B2
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- copper
- copper tube
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- tube
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、銅管の接続方法に関
するものであり、とくに建物内に付設された既設の銅管
を切断し、そこに新たに別の銅管を接続するのに便利な
銅管の接続方法に関するものである。
するものであり、とくに建物内に付設された既設の銅管
を切断し、そこに新たに別の銅管を接続するのに便利な
銅管の接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銅管は、ホテル、病院、テナントビルな
どの既設及び新設の建物において熱湯などを供給するの
に使用されている。このような銅管は、損傷したときに
その一部を取り換える必要が起こる。このようなときに
は、銅管の接続が必要となるが、これまで銅管同士を接
続するには、以下に述べる理由により、鑞付けをする以
外に方法がなかった。
どの既設及び新設の建物において熱湯などを供給するの
に使用されている。このような銅管は、損傷したときに
その一部を取り換える必要が起こる。このようなときに
は、銅管の接続が必要となるが、これまで銅管同士を接
続するには、以下に述べる理由により、鑞付けをする以
外に方法がなかった。
【0003】銅管は一般に柔軟である上に薄肉に作られ
ている。従って、銅管にネジを切ってフランジを付設す
ることができない。他方、銅は展延性に富むので、銅管
の内径を拡大して銅管と一体のフランジを形成すること
が考えられる。ところが、建物などに付設されている銅
管では、周りの空間が限られているために、管端を拡大
することができない。このために、既設の銅管を切断し
てそこに別の銅管を接続しようとするときには、既設の
銅管の端に別の銅管を鑞付けする以外に方法がなかっ
た。鑞付けとは鑞すなわち銅よりも低融点の合金を使用
し、これを加熱溶融して銅管の接合部に流し込んで接合
させる方法である。
ている。従って、銅管にネジを切ってフランジを付設す
ることができない。他方、銅は展延性に富むので、銅管
の内径を拡大して銅管と一体のフランジを形成すること
が考えられる。ところが、建物などに付設されている銅
管では、周りの空間が限られているために、管端を拡大
することができない。このために、既設の銅管を切断し
てそこに別の銅管を接続しようとするときには、既設の
銅管の端に別の銅管を鑞付けする以外に方法がなかっ
た。鑞付けとは鑞すなわち銅よりも低融点の合金を使用
し、これを加熱溶融して銅管の接合部に流し込んで接合
させる方法である。
【0004】ところが、鑞付けは、ホテル、病院、テナ
ントビルなどで既に設置されている銅管に対して嫌々実
施されるに過ぎなかった。その理由は、鑞付けには火災
の危険が伴い、また時間がかかるという難点があったか
らである。すなわち、鑞付けをするには、鑞を溶融する
のに火を使用しなければならないので、火災の危険が常
に伴うこととなった。また、水漏れのないように鑞付け
するには慎重な作業が必要とされ、そのために時間がか
かることになった。例えばホテルなどの改修工事では、
宿泊客の途絶えた僅かな時間内に接続の作業を終わるこ
とが要求されるので、鑞付けの実施には本質的に無理が
あった。従って、銅管の修理は容易でなかった。
ントビルなどで既に設置されている銅管に対して嫌々実
施されるに過ぎなかった。その理由は、鑞付けには火災
の危険が伴い、また時間がかかるという難点があったか
らである。すなわち、鑞付けをするには、鑞を溶融する
のに火を使用しなければならないので、火災の危険が常
に伴うこととなった。また、水漏れのないように鑞付け
するには慎重な作業が必要とされ、そのために時間がか
かることになった。例えばホテルなどの改修工事では、
宿泊客の途絶えた僅かな時間内に接続の作業を終わるこ
とが要求されるので、鑞付けの実施には本質的に無理が
あった。従って、銅管の修理は容易でなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前述のよ
うな欠点のない銅管の接続方法を提供しようとするもの
である。すなわち、狭い空間内に配設された銅管を短時
間のうちに水漏れのないように確実に容易に接続できる
方法を提供しようとするものである。
うな欠点のない銅管の接続方法を提供しようとするもの
である。すなわち、狭い空間内に配設された銅管を短時
間のうちに水漏れのないように確実に容易に接続できる
方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明者は、既設の銅
管を切断して得られた管端に、機械的にフランジを付設
することによって、上記の欠点を改良しようと企てた。
また、そのフランジは、狭い限られた空間内で容易に銅
管に付設できて、一旦付設したあとでは長期にわたり、
強固に付設された状態になるようにしようと企てた。
管を切断して得られた管端に、機械的にフランジを付設
することによって、上記の欠点を改良しようと企てた。
また、そのフランジは、狭い限られた空間内で容易に銅
管に付設できて、一旦付設したあとでは長期にわたり、
強固に付設された状態になるようにしようと企てた。
【0007】この発明者は、上述の目的を達成するため
に、初め、既設の銅管の端に外スリーブとフランジとを
付設し、外スリーブの一端外面を面取りしてテーパー部
を設けるとともに、フランジの内面にもこれに見合うテ
ーパー部を設けて、外スリーブのテーパー部をフランジ
のテーパー部内に強制的に押し込んで、銅管とフランジ
との間の隙間を外スリーブのテーパー部で充填し、これ
によって銅管上にフランジを固定しようと試みた。
に、初め、既設の銅管の端に外スリーブとフランジとを
付設し、外スリーブの一端外面を面取りしてテーパー部
を設けるとともに、フランジの内面にもこれに見合うテ
ーパー部を設けて、外スリーブのテーパー部をフランジ
のテーパー部内に強制的に押し込んで、銅管とフランジ
との間の隙間を外スリーブのテーパー部で充填し、これ
によって銅管上にフランジを固定しようと試みた。
【0008】ところが、銅管は肉薄であるために、外側
から強く押すと、管壁が部分的に窪むおそれがある。そ
こで、銅管内に内スリーブを挿入することにより銅管の
変形を防ぐこととした。
から強く押すと、管壁が部分的に窪むおそれがある。そ
こで、銅管内に内スリーブを挿入することにより銅管の
変形を防ぐこととした。
【0009】また、外スリーブのテーパー部をフランジ
のテーパー部内に押し込むには、別に第2のフランジを
用いて、第2のフランジによって外スリーブを上記のテ
ーパーつきフランジ即ち第1のフランジに押しつけるの
が好都合であることを見出した。それには第2のフラン
ジと第1のフランジとの間を例えばボルトとナットとに
より締めつけるのが好都合であることを見出した。この
発明は、このような知見に基づいて完成されたものであ
る。
のテーパー部内に押し込むには、別に第2のフランジを
用いて、第2のフランジによって外スリーブを上記のテ
ーパーつきフランジ即ち第1のフランジに押しつけるの
が好都合であることを見出した。それには第2のフラン
ジと第1のフランジとの間を例えばボルトとナットとに
より締めつけるのが好都合であることを見出した。この
発明は、このような知見に基づいて完成されたものであ
る。
【0010】
【発明要旨】この発明は、銅管の外側に管端から順次第
2フランジ、外スリーブ及び第1フランジを嵌めて、第
1フランジを管端に位置させるとともに、銅管の内側に
内スリーブを挿入して管端に位置させ、外スリーブの端
に設けたテーパー部を第1スリーブの内面に設けたテー
パー部と突き合わせ、第2フランジを第1フランジに引
き寄せることにより、外スリーブを第1フランジに押し
つけて外スリーブのテーパー部を第1フランジのテーパ
ー部内に減り込ませ、これによって銅管を内スリーブと
外スリーブとの間で固定するとともに、銅管の端に第1
フランジを固定することを特徴とする、銅管の接続方法
に関するものである。
2フランジ、外スリーブ及び第1フランジを嵌めて、第
1フランジを管端に位置させるとともに、銅管の内側に
内スリーブを挿入して管端に位置させ、外スリーブの端
に設けたテーパー部を第1スリーブの内面に設けたテー
パー部と突き合わせ、第2フランジを第1フランジに引
き寄せることにより、外スリーブを第1フランジに押し
つけて外スリーブのテーパー部を第1フランジのテーパ
ー部内に減り込ませ、これによって銅管を内スリーブと
外スリーブとの間で固定するとともに、銅管の端に第1
フランジを固定することを特徴とする、銅管の接続方法
に関するものである。
【0011】この発明は、上述の方法により既設の銅管
の端に第1フランジを固定したのち、別に用意した新た
な銅管には、予め機械加工によって内径を拡大して一体
の銅製のフランジを設けておき、この銅製フランジを上
記第1フランジに当接し、その上から別に第3フランジ
を当接して銅製フランジを第1フランジと第3フランジ
との間で締め付けて、銅管同士を接続することを含んで
いる。
の端に第1フランジを固定したのち、別に用意した新た
な銅管には、予め機械加工によって内径を拡大して一体
の銅製のフランジを設けておき、この銅製フランジを上
記第1フランジに当接し、その上から別に第3フランジ
を当接して銅製フランジを第1フランジと第3フランジ
との間で締め付けて、銅管同士を接続することを含んで
いる。
【0012】
【実施例】この発明方法を実施の一例について図面に基
づき説明すると、次のとおりである。図1は、この発明
方法により第1フランジを固定した銅管の一部切欠側面
図である。図2は、図1で得られたフランジ付き銅管へ
別の銅管を接続したときの接続部分の断面図である。
づき説明すると、次のとおりである。図1は、この発明
方法により第1フランジを固定した銅管の一部切欠側面
図である。図2は、図1で得られたフランジ付き銅管へ
別の銅管を接続したときの接続部分の断面図である。
【0013】図1において、1は銅管、2は第2フラン
ジ、3は外スリーブ、4は第1フランジ、5は内スリー
ブ、6はボルト、7はナットである。この発明の方法
は、銅管1の外側に、管端11から第2フランジ2、外
スリーブ3、第1フランジ4をこの順に嵌め、第1フラ
ンジ4の端41を管端11に揃えるとともに、銅管1の
内側に内スリーブ5を挿入して内スリーブ5の端51を
管端11に揃える。このとき、外スリーブ3の第1フラ
ンジ4に向かう端にはテーパー部31が設けられてお
り、また第1フランジ4の内面にはテーパー部31に見
合うテーパー部42が設けられている。次いで、第2フ
ランジ2をボルト6とナット7とにより第1フランジ4
に引き寄せて、外スリーブ3を第1フランジ4に押しつ
け、テーパー部31をテーパー部42内に減り込ませ、
第1スリーブ4を銅管1の端に固定する。こうして、第
1フランジ4を銅管1に付設するのが、この発明方法で
ある。
ジ、3は外スリーブ、4は第1フランジ、5は内スリー
ブ、6はボルト、7はナットである。この発明の方法
は、銅管1の外側に、管端11から第2フランジ2、外
スリーブ3、第1フランジ4をこの順に嵌め、第1フラ
ンジ4の端41を管端11に揃えるとともに、銅管1の
内側に内スリーブ5を挿入して内スリーブ5の端51を
管端11に揃える。このとき、外スリーブ3の第1フラ
ンジ4に向かう端にはテーパー部31が設けられてお
り、また第1フランジ4の内面にはテーパー部31に見
合うテーパー部42が設けられている。次いで、第2フ
ランジ2をボルト6とナット7とにより第1フランジ4
に引き寄せて、外スリーブ3を第1フランジ4に押しつ
け、テーパー部31をテーパー部42内に減り込ませ、
第1スリーブ4を銅管1の端に固定する。こうして、第
1フランジ4を銅管1に付設するのが、この発明方法で
ある。
【0014】外スリーブのテーパー部31が第1フラン
ジのテーパー部42内に減り込むことを容易にするため
に、テーパー部31の先は尖った状態にされ、またテー
パー部42の窪みは丁度テーパー部31と見合う形状に
されている。また、テーパー部31の減り込みを容易に
するために、外スリーブ3の第2フランジ2に向かう端
は肉厚にされている。また、第2フランジ2の外スリー
ブ3に向かう面には外スリーブ3の端を収容するに足る
窪みが設けられている。
ジのテーパー部42内に減り込むことを容易にするため
に、テーパー部31の先は尖った状態にされ、またテー
パー部42の窪みは丁度テーパー部31と見合う形状に
されている。また、テーパー部31の減り込みを容易に
するために、外スリーブ3の第2フランジ2に向かう端
は肉厚にされている。また、第2フランジ2の外スリー
ブ3に向かう面には外スリーブ3の端を収容するに足る
窪みが設けられている。
【0015】銅管1の内側に挿入される内スリーブ5
は、その両端51、52にテーパーが付され、管内を流
れる流体の抵抗が小さくなるようにされている。また、
第1フランジ4と第2フランジ2との間には複数個のボ
ルト6が通され、ナット7によってその間の間隔が狭め
られるようになっている。
は、その両端51、52にテーパーが付され、管内を流
れる流体の抵抗が小さくなるようにされている。また、
第1フランジ4と第2フランジ2との間には複数個のボ
ルト6が通され、ナット7によってその間の間隔が狭め
られるようになっている。
【0016】ナット7を回転させて締めつけると、第2
フランジ2が第1フランジ4に引き寄せられ、外スリー
ブ3が第2フランジ2により押され、外スリーブ3の端
31が第1スリーブ4のテーパー部42内に減り込む。
このとき、銅管1の外径は僅か乍ら縮小される。その結
果、銅管1は外スリーブ3と内スリーブ5との間に挟ま
れて固定される。それとともに、銅管1と第1フランジ
4との間を外スリーブのテーパー部31が充填して、第
1フランジ4が銅管1に対して固定される。こうして、
銅管1の端11に第1フランジ4が固定される。
フランジ2が第1フランジ4に引き寄せられ、外スリー
ブ3が第2フランジ2により押され、外スリーブ3の端
31が第1スリーブ4のテーパー部42内に減り込む。
このとき、銅管1の外径は僅か乍ら縮小される。その結
果、銅管1は外スリーブ3と内スリーブ5との間に挟ま
れて固定される。それとともに、銅管1と第1フランジ
4との間を外スリーブのテーパー部31が充填して、第
1フランジ4が銅管1に対して固定される。こうして、
銅管1の端11に第1フランジ4が固定される。
【0017】上述のように、銅管1の外面上に第1フラ
ンジ4が固定されるのは、外スリーブの端31が、第1
スリーブのテーパー部42内へ嵌まり込み、銅管1の外
径を縮小させるとともに、銅管1と第1フランジ4との
間の隙間を充填することによって行われる。従って、外
スリーブ3は、第1フランジ4よりも軟らかい材料で作
られ、また銅管1よりも硬い材料で作られることが好ま
しい。
ンジ4が固定されるのは、外スリーブの端31が、第1
スリーブのテーパー部42内へ嵌まり込み、銅管1の外
径を縮小させるとともに、銅管1と第1フランジ4との
間の隙間を充填することによって行われる。従って、外
スリーブ3は、第1フランジ4よりも軟らかい材料で作
られ、また銅管1よりも硬い材料で作られることが好ま
しい。
【0018】外スリーブの端31は、第1フランジ4と
銅管1とに密接するものであるから、第1フランジ4と
銅管1との間で電蝕を起こし易い。そこで、外スリーブ
3は銅又は銅合金で作られていることが好ましい。銅合
金としては、黄銅、青銅、砲金などを用いることができ
る。また、第1フランジ4と第2フランジ2とは、鉄又
は鉄合金でこれを作ることが好ましい。また第1フラン
ジ4と第2フランジ2とは、外スリーブ3と銅管1との
間で電蝕が起こらないようにするために、その接触面、
場合によっては全面を合成樹脂例えばナイロンで被覆す
ることが好ましい。
銅管1とに密接するものであるから、第1フランジ4と
銅管1との間で電蝕を起こし易い。そこで、外スリーブ
3は銅又は銅合金で作られていることが好ましい。銅合
金としては、黄銅、青銅、砲金などを用いることができ
る。また、第1フランジ4と第2フランジ2とは、鉄又
は鉄合金でこれを作ることが好ましい。また第1フラン
ジ4と第2フランジ2とは、外スリーブ3と銅管1との
間で電蝕が起こらないようにするために、その接触面、
場合によっては全面を合成樹脂例えばナイロンで被覆す
ることが好ましい。
【0019】内スリーブ5は、外スリーブ3よりもさら
に銅管1との間で電蝕を起こし易い。そこで、内スリー
ブ5は、銅管1と同じ銅、又は銅合金で作られることが
好ましい。銅合金としては、外スリーブと同じく、黄
銅、青銅、砲金などを用いることができる。
に銅管1との間で電蝕を起こし易い。そこで、内スリー
ブ5は、銅管1と同じ銅、又は銅合金で作られることが
好ましい。銅合金としては、外スリーブと同じく、黄
銅、青銅、砲金などを用いることができる。
【0020】図2は、上述のようにして付設したフラン
ジを使用して、別に用意した新たな銅管を接続した状態
を示している。すなわち、新たな銅管8は、既設の銅管
1のように、周りの空間の制約がないから、別のところ
で機械により管端の内径を拡げて、銅管8と一体になっ
たフランジ81を付設することができる。そこで、この
フランジ81に別の第3フランジ9を当接し、ボルト6
1とナット71とにより第1フランジ4と第3フランジ
9とを締めつけて、銅管1と銅管8とを接続する。こう
して銅管同士が容易に接続できる。
ジを使用して、別に用意した新たな銅管を接続した状態
を示している。すなわち、新たな銅管8は、既設の銅管
1のように、周りの空間の制約がないから、別のところ
で機械により管端の内径を拡げて、銅管8と一体になっ
たフランジ81を付設することができる。そこで、この
フランジ81に別の第3フランジ9を当接し、ボルト6
1とナット71とにより第1フランジ4と第3フランジ
9とを締めつけて、銅管1と銅管8とを接続する。こう
して銅管同士が容易に接続できる。
【0021】図2では、第1フランジ4とフランジ81
との間にパッキン10を介在させて、接続部からの液漏
れを防止している。また、第3フランジ9を第1フラン
ジ4に締めつけるのにナット71を用いているので、第
1フランジ4と第2フランジ2との間には、少なくとも
ナット71を挿入して回転させるだけの隙間Xが必要と
される。隙間Xはナット71を挿入し回転させるに必要
な最小の長さとすることが好ましい。また、内スリーブ
5の軸方向の長さは管端11から外スリーブ3の端が位
置するところまでとすることが好ましい。
との間にパッキン10を介在させて、接続部からの液漏
れを防止している。また、第3フランジ9を第1フラン
ジ4に締めつけるのにナット71を用いているので、第
1フランジ4と第2フランジ2との間には、少なくとも
ナット71を挿入して回転させるだけの隙間Xが必要と
される。隙間Xはナット71を挿入し回転させるに必要
な最小の長さとすることが好ましい。また、内スリーブ
5の軸方向の長さは管端11から外スリーブ3の端が位
置するところまでとすることが好ましい。
【0022】図2に示したように、銅管1に第1フラン
ジ4を付設したとき、引き続いて銅管8の接続が予定さ
れている場合には、図1に示したように、短いボルト6
を使用しないで、図2に示したように長いボルト62を
用いて、第1、第2及び第3フランジを初めから貫通さ
せることが好ましい。
ジ4を付設したとき、引き続いて銅管8の接続が予定さ
れている場合には、図1に示したように、短いボルト6
を使用しないで、図2に示したように長いボルト62を
用いて、第1、第2及び第3フランジを初めから貫通さ
せることが好ましい。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、銅管の外側に管端か
ら順次第2フランジ、外スリーブ及び第1フランジを嵌
めて第1フランジを管端に位置させ、外スリーブの端に
設けたテーパー部を第1スリーブの内面に設けたテーパ
ー部と突き合わせ、第2フランジを第1フランジに引き
寄せることにより外スリーブを第1フランジに押しつけ
て外スリーブのテーパー部を第1フランジのテーパー部
内に減り込ませて第1フランジを銅管の端に固定するの
で、第2フランジ、外スリーブ及び第1フランジを嵌め
るだけの空間があれば、これによって第1フランジを銅
管の端に容易に付設することができる。また、その際内
スリーブを銅管内に挿入して管端に位置させることとし
たので、外スリーブの減り込みがあっても、銅管自体が
部分的に窪むことが防がれる。さらに、フランジとスリ
ーブとの嵌め合わせに続き、第2フランジを第1フラン
ジに引き寄せるだけで第1フランジを銅管上に固定でき
るから、短い時間内に容易に、しかも全く火を使用しな
いで、銅管上にフランジを固定することができる。従っ
て、この発明方法は、ホテル、病院、テナントビルなど
のように火の使用が嫌われ、短時間のうちに完成しなけ
ればならない銅管の修理にとくに好適である。
ら順次第2フランジ、外スリーブ及び第1フランジを嵌
めて第1フランジを管端に位置させ、外スリーブの端に
設けたテーパー部を第1スリーブの内面に設けたテーパ
ー部と突き合わせ、第2フランジを第1フランジに引き
寄せることにより外スリーブを第1フランジに押しつけ
て外スリーブのテーパー部を第1フランジのテーパー部
内に減り込ませて第1フランジを銅管の端に固定するの
で、第2フランジ、外スリーブ及び第1フランジを嵌め
るだけの空間があれば、これによって第1フランジを銅
管の端に容易に付設することができる。また、その際内
スリーブを銅管内に挿入して管端に位置させることとし
たので、外スリーブの減り込みがあっても、銅管自体が
部分的に窪むことが防がれる。さらに、フランジとスリ
ーブとの嵌め合わせに続き、第2フランジを第1フラン
ジに引き寄せるだけで第1フランジを銅管上に固定でき
るから、短い時間内に容易に、しかも全く火を使用しな
いで、銅管上にフランジを固定することができる。従っ
て、この発明方法は、ホテル、病院、テナントビルなど
のように火の使用が嫌われ、短時間のうちに完成しなけ
ればならない銅管の修理にとくに好適である。
【図1】この発明方法によりフランジを固定した銅管の
一部切欠側面図である。
一部切欠側面図である。
【図2】この発明方法によりフランジを固定した銅管
に、別の銅管を接続したときの接続部分の断面図であ
る。
に、別の銅管を接続したときの接続部分の断面図であ
る。
1、8 銅管 2 第2フランジ 3 外スリーブ 4 第1フランジ 5 内スリーブ 6、61、62 ボルト 7、71、72 ナット 9 第3フランジ 10 パッキン
Claims (2)
- 【請求項1】 銅管の外側に管端から順次第2フラン
ジ、外スリーブ及び第1フランジを嵌めて、第1フラン
ジを管端に位置させるとともに、銅管の内側に内スリー
ブを挿入して管端に位置させ、外スリーブの端に設けた
テーパー部を第1スリーブの内面に設けたテーパー部と
突き合わせ、第2フランジを第1フランジに引き寄せる
ことにより、外スリーブを第1フランジに押し付けて外
スリーブのテーパー部を第1フランジのテーパー部内に
減り込ませ、これによって銅管を内スリーブと外スリー
ブとの間で固定するとともに、銅管の端に第1フランジ
を固定することを特徴とする、銅管の接続方法。 - 【請求項2】 別に、予め内径を拡大してフランジを形
成した第2の銅管に第3のフランジを嵌め、第2の銅管
のフランジを請求項1で形成した第1フランジに当接し
て、第3フランジを第1フランジに締め付けることを特
徴とする、銅管の接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5319147A JP2630907B2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 銅管の接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5319147A JP2630907B2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 銅管の接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07145886A JPH07145886A (ja) | 1995-06-06 |
JP2630907B2 true JP2630907B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=18106970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5319147A Expired - Fee Related JP2630907B2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 銅管の接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2630907B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4674993B2 (ja) * | 2001-05-22 | 2011-04-20 | 第一高周波工業株式会社 | 樹脂被覆フランジの締結構造 |
JP6234061B2 (ja) * | 2013-05-10 | 2017-11-22 | 株式会社サンテック | ベローズ型管継手 |
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