JP2630754B2 - フォーマー上ドラッグローラーの駆動装置 - Google Patents

フォーマー上ドラッグローラーの駆動装置

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JP2630754B2
JP2630754B2 JP7055535A JP5553595A JP2630754B2 JP 2630754 B2 JP2630754 B2 JP 2630754B2 JP 7055535 A JP7055535 A JP 7055535A JP 5553595 A JP5553595 A JP 5553595A JP 2630754 B2 JP2630754 B2 JP 2630754B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、輪転機の折機におい
てウェブを縦に2つ折りするフォーマーの上方にあっ
て、ウェブを引いてフォーマーに送り込むドラッグロー
ラーの駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】輪転機の印刷部より送られてくるウェブ
は折機のフォーマーにて縦に2つに折畳まれ、下流の断
裁折畳部へ送られ折帳として搬出される。しかし、折畳
まれるウェブの幅が変ると、断裁折畳部より搬出される
折帳の中心位置が、下流に設けた折帳搬送手段等の折帳
処理装置の中心に一致せず不都合である。そこで、ウェ
ブを折畳むフォーマーを前後に移動させ、断裁折畳部よ
り搬出される折帳の搬出位置の調整を行う必要がある。
そしてこれに伴い、フォーマーの上端辺に沿うように設
けられ、ウェブを引いてフォーマーに送るドラッグロー
ラーも、フォーマーの前後移動に追従して移動させてい
る。
【0003】このドラッグローラーの駆動に関する従来
の技術としては、特公平6−59969号公報と特開昭
63−57474号公報及び実公昭61−19172号
公報に示されるものがある。
【0004】特公平6−59969号公報に示されるも
のは、フォーマーとドラッグローラーとを支持するサブ
フレームをメインフレームに対して移動自在に設け、こ
の移動方向と平行なスプライン部を備えた駆動軸をメイ
ンフレームに設け、この駆動軸のスプライン部に、サブ
フレームに回転自在に支持されたプーリーを、サブフレ
ームの移動に追従してスプライン部を移動可能であるよ
うに連係して設け、プーリーよりベルトを介してドラッ
グローラーへと駆動軸の回転駆動を伝達するようになっ
ている。
【0005】特開昭63−57474号公報に示される
ものは、ドラッグローラーを支持するサブフレームに固
定されたモータが、ドラッグローラーの一方の軸端に連
結して、ドラッグローラーを回転し、フォーマー及びド
ラッグローラーとともに移動するようになっている。
【0006】実公昭61−19172号公報に示される
ものは、ドラッグローラーとドラッグローラーを駆動さ
せる駆動源は、メインフレームに固定され、ドラッグロ
ーラーより間隔をおいてフォーマーが設けられている。
フォーマー上端辺には回転自在に支持されたローラーが
近接して設けられ、フォーマーと一体で前後に移動でき
るようになっている。そしてドラッグローラーとフォー
マー上端辺のローラーの間にはウェブがだれないように
ガイド板が設けられている。
【0007】また同公報には、折導入フレームに対して
移動するサブフレームに支持されたドラッグローラー
と、別に設けたフォーマーが同一方向に同時に移動する
機構を設け、ドラッグローラー下方のメインフレームに
設けた駆動源のプーリーとドラッグローラーの軸端に設
けたプーリーとにタイミングベルトを掛けわたしただけ
で、駆動源のプーリーを中心として、直線上を移動する
ドラッグローラーに駆動を伝達するものも示されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術である特公
平6−59969号公報に示されたものでは、メインフ
レームに設けた駆動軸のスプライン部が摩耗し、その保
守や交換作業及び部品加工などを含めてコスト高とな
る。また特開昭63−57474号公報に示されたもの
では、サブフレーム外側にモータを固定しドラッグロー
ラー軸端と連結するので、モーターがサブフレームの外
側に張り出し幅方向に多くのスペースを必要とした。更
にモーターの回転数を制御する制御装置を設けなければ
ならず、コスト高となった。
【0009】そして、実公昭61−19172号公報に
示されたものでは、メインフレームにドラッグローラー
と駆動源が固定されているので、フォーマーの移動によ
っては、ガイド板と駆動したフォーマー上端辺のローラ
ーとの間に間隙が生じ、ウェブの紙通しのときに引っ掛
かったり弛んだりすることがあった。
【0010】そして折導入フレームに対して移動するよ
うにしたサブフレームにドラッグローラーを支持し、サ
ブフレームの下方のメインフレームに設けた駆動源のプ
ーリーより、タイミングベルトを介してドラッグローラ
を駆動する機構のものにあっては、ベルト張りがないた
めドラッグローラー移動のたびにタイミングベルトに弛
みや張りが生じ、安定した駆動がドラッグローラーに伝
達されないという問題があった。また、サブフレームの
移動範囲も極めて狭い範囲に限定されるものであった。
【0011】この発明は、上記従来の課題を解決するた
めになされたもので、フォーマー上ドラッグローラーが
どの移動位置にあっても安定した駆動力がフォーマー上
ドラッグローラーに伝達することができ、また従来のよ
うな駆動軸の摩耗や、それによる回転ムラもなく、確実
に駆動力をフォーマー上ドラッグローラ伝達できるよう
になり、更に装置の点検・保守作業も容易になる等の作
業効果を奏することができるようにしたフォーマー上ド
ラッグローラーの駆動装置を提供することを目的とする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係るフォーマー上ドラッグローラーの駆
動装置は、フォーマーと、フォーマー上にあってウェブ
を引いてフォーマーに送り込むフォーマー上ドラッグロ
ーラーとを、固定フレームに対してフォーマーの前後方
向に移動可能にした可動フレームに支持して設けた輪転
機の折機において、上記フォーマー上ドラッグローラー
と伝動可能に連係して上記可動フレームに設けた駆動受
プーリーと、この駆動受プーリーに対してフォーマーの
前後方向両側に位置して固定フレームに支持して設けた
少なくとも2個の固定フレーム側プーリーと、上記駆動
受プーリーに対して上下方向に位置をずらせて可動フレ
ーム側に支持して設けた可動フレーム側プーリーと、上
記各プーリーに掛けわたす無端伝動部材とを有し、上記
無端伝動部材を、少なくとも可動フレーム側プーリーに
対して外側面接触させて、駆動受プーリと一方の固定フ
レーム側プーリーとの間に掛けわたす部分と、他方の固
定フレーム側プーリーと可動フレーム側プーリーとの間
に掛けわたす部分とが、可動フレームの移動方向と平行
になるようにして各プーリーに巻掛け、上記少なくとも
2つの固定フレーム側プーリーの1つを駆動元プーリー
とした構成となっている。
【0013】
【作 用】輪転機が稼働すると駆動元プーリーより駆
動を受けた無端伝動部材が走行し、支持部材の駆動受プ
ーリーを介してフォーマー上ドラッグローラーが駆動さ
れ回転する。他方、可動フレームを移動してフォーマー
の位置を変えると、この可動フレームに設けられた駆動
受プーリー及び可動フレーム側プーリーも移動する。
【0014】従って、この移動によって移動した可動フ
レームに設けられた上記2つのプーリーのそれぞれと、
固定フレームに設けられたプーリーとの間の2つの部分
で、無端伝動部材の長さが変化する。
【0015】しかし、この2つの部分は上記2つの可動
フレーム側のプーリーを基点にして互いに向きが反対で
あり、かつ、いずれも可動フレームの移動方向と平行な
ので、上記2つの部分の長さの変化は相殺される。従っ
て、無端伝動部材に張りや弛みが生じず、駆動伝達が不
都合なく行われる。
【0016】
【実 施 例】この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ウェブを使用する輪転機の折部は、図3に示すよ
うに図示しない印刷部より送られるウェブPを、回転す
るフォーマー上ドラッグローラー1にワリス1aで押さ
えて引張り、フォーマー2によって縦に2つ折りにし
て、2つ折りウェブPaが得られるようになっている。
そして、フォーマー2の下に設けられている図示しない
ニッピングローラーによって挟んで引張り、下流の図示
しない断裁折畳部へ送り込まれ、折帳となって搬出され
るようになっている。
【0017】また、折畳まれるウェブの幅が変ると、フ
ォーマー2で縦に2つ折りされた2つ折りウェブPaの
幅にも増減が生じ、2つ折りウェブPaの中心が移動し
てしまう。よって、下流に設けた折帳搬送手段等の折帳
処理装置(図示せず)の中心へ2つ折りウェブPaの中
心を合わせるために、フォーマー2をウェブの走行方向
に移動させて調整がなされるようになっている。
【0018】その構成は、図3、図4に示されるように
ベースフレーム3の上部両側に平行して2つの固定フレ
ーム4,4′が固定して設けられ、この固定フレーム
4,4′の内側にはドラッグローラ1とフォーマー2を
支持した支持部材である2つの可動フレーム5,5′を
設けた構成となっている。
【0019】そして、この両可動フレーム5,5′は、
それぞれの可動フレーム5,5′の外面と対向する各固
定フレーム4,4′の面に取付けたコロ8,8′にその
一部を乗せ、更にベースフレーム3の上面に取付けたブ
ロック10,10′の上面に、各可動フレーム5,5′
の内側面に取付けたコロ9,9′を介して乗せ、ウェブ
Pの移動方向へ移動が可能になっている。
【0020】両可動フレーム5,5′の間には、少なく
とも2個のステー6,7が上下に離隔して取付けられて
いて、上側のステー6の上面には上側ブラケット12が
取付けられ、この上側ブラケット12はフォーマー2の
裏面上部と連結し、これを支持している。また下側のス
テー7の上面には下側ブラケット13が取付けられ、こ
の下側ブラケット13のアーム部にはブロック14が回
転自在に両側より支持されている。このブロック14の
両側支持間の中央部には、雌ねじ加工がされており、こ
こにロッド15の雄ねじ加工部分がねじ連係している
(図3参照)。
【0021】ロッド15の一方の軸端には、ハンドル1
6が取付けられ、他の軸端はフォーマー2の裏面下部に
回転自在に連結し、これを支持している。
【0022】上側ブラケット12は、ステー6への取付
けボルトを緩めることで、図3において左右走行方向へ
の位置調整ができるようになっている。また、ロッド1
5に取付けたハンドル16を回転操作することでロッド
15を図3において左右走行方向へ移動させることによ
り、フォーマー2全体の傾斜角度の調整がなされ、ウェ
ブPのシワ発生や断紙をなくすことができるようになっ
ている。
【0023】一方下側のステー7には、調節ロッド17
が図3において左右方向にねじ結合して支持されてい
る。そしてこの調節ロッド17の一他部は図3において
左側、すなわちフォーマーの後側方向に延長されてい
て、この一端部は固定フレーム4,4′に固着された下
側フレーム4aに回転自在に支持されている。図3にお
いて下側フレーム4aより左側へ突出する調節ロッド1
7の端部にはハンドル18が固着されている。
【0024】上記調整ロッド17は図4に示すように、
可動フレーム5,5′間の中心Lより一方、例えば図4
において右側へずれた位置に設けられている。そして図
4において上記中心Lに対して左側へずれた位置にサブ
ロッド17′が調節ロッド17と平行に配置されてお
り、このサブロッド17′の一端は下側フレーム4aに
回転自在に支持され、他端部は、調節ロッド17と逆向
きのねじにて下側のステー7にねじ結合されている。
【0025】上記調節ロッド17とサブロッド17′の
間には、調節ロッド17の回転をサブロッド17′へ伝
達する伝達ロッド21が、下側フレーム4aに図示しな
い適宜のブラケットを介して回転自在に支持されてい
て、この伝達ロッド21のそれぞれの端部は調節ロッド
17とサブロッド17′のそれぞれの中間部に、それぞ
れ一対の傘歯車19,20にて連結されている。
【0026】そしてハンドル18を回転操作すると、調
節ロッド17とサブロッド17′が逆向きに回転し、同
一方向にステー7が移動される。これにより、ロッド1
7及び17′の2箇所によってステー7が移動されるた
め、可動フレーム5,5′は安定した移動が行われる。
【0027】一方の固定フレーム4と可動フレーム5及
び他方の固定フレーム4′と可動フレーム5′の間隙に
は、ライナー11が設けられ、可動フレーム5,5′の
外側面にそれぞれ取付けられている。このことで、固定
フレーム4,4′に対するーム5,5′のガタをなくし
ている。
【0028】次に、ドラッグローラー1への駆動伝達の
構成を図1、図2に基づいて説明する。一方の固定フレ
ーム4の外側面にブラケット25が固着されており、こ
のブラケット25は固定フレーム4の面に直角になるよ
うに配置される軸26の中間部を回転自在に支持してい
る。
【0029】そしてこの軸26の両方のそれぞれの端部
には歯付きの従動プーリ27と駆動元プーリー29が取
付けてあり、これの従動プーリー27に図示しない駆動
源からの駆動力を伝達する歯付きの無端ベルト28が巻
き掛けてある。
【0030】また前側の固定フレーム4の外側には、2
つの固定フレーム側のアイドルブラケット30,32が
固着され、それぞれに固定フレーム側の歯付きアイドル
プーリー31,33が回転自在に支持されている。また
一方の可動フレーム5の外側面には可動フレーム側のア
イドルブラケット34が固着されていて、このアイドル
ブラケット34は固定フレーム4の中空部38を通って
外側へ突出しており、これに可動フレーム側のアイドル
プーリー35が回転自在に支持されている。
【0031】可動フレーム5に支持されるドラッグロー
ラー1の軸端も、固定フレーム4の中空部38を通り外
側に突出しており、この部分に歯付きの駆動受プーリー
36が取付けられている。ここにおいて、この駆動受プ
ーリー36と上記可動フレーム側のアイドルプーリー3
5とは上下方向に位置がずれて配置されている。そし
て、駆動元プーリー29、一方の固定フレーム側のアイ
ドルプーリー31、可動フレーム側のアイドルプーリー
35、駆動受プーリー36及び他方の固定フレーム側の
アイドルプーリー33の順に、無端伝動部材としての歯
付の無端ベルト37が掛けわたされている。
【0032】無端伝動部材としては、他に平ベルト、V
ベルト、チェーン等が、歯付のプーリーに変わるそれぞ
れの伝動部材に適したプーリーの併用によって使用可能
であるが、伝動の確実さ、正確さでは歯付のベルトが最
も好適である。
【0033】ベルト37の走行方向は、図1に示される
矢印方向である。そして、ベルト37の走行経路である
一方の固定フレーム側のアイドルプーリー31と可動フ
レーム側のアイドルプーリー35間の第1のプーリー間
ベルト37aと、駆動受プーリー36と他方の固定フレ
ーム側のアイドルプーリー33間の第2のプーリー間ベ
ルト37bは平行になっており、かつ可動フレーム5,
5′の移動方向とも平行になるようになっている。上記
固定フレーム側のアイドルブラケット30,32はベル
ト37の張り方向に移動可能にして取り付けられてい
る。
【0034】次に、動作を説明する。図1、図2におい
て、機械が稼働するとベルト28が走行し、従動プーリ
ー27が回転する。従動プーリー27と同軸の駆動元プ
ーリー29が回転しベルト37が走行し、駆動受プーリ
ー36が回転し、ドラッグローラ1が回転する。
【0035】図3に示すように、ドラッグローラー1の
回転によりウェブPがフォーマー2へ送り込まれ、縦に
2つ折りされた2つ折りウェブPaとなって、下流の図
示しない断裁折畳部へ送られる。
【0036】ここで、上記ウェブPの幅が変わると、2
つ折りウェブPaの幅も変化するため、この2つ折りウ
ェブPaの中心を上記断裁折畳部の中心と一致させるた
めに、ハンドル18を回転してフォーマー2を図1にお
いて左右方向、すなわちフォーマーの前後方向へ移動調
整する。
【0037】ハンドル18を回転操作すると、調節ロッ
ド17とサブロッド17′が逆向きに同期回転して下側
のステー7を介して可動フレーム5,5′がフォーマー
の前後方向に移動されてフォーマー2の位置がウェブ走
行方向に位置調節される。
【0038】このとき、フォーマー上ドラッグローラー
1は可動フレーム5,5′を介して一体状に移動され
る。そしてこのフォーマー上ドラッグローラー1を駆動
するベルト37は、このベルト37の走行経路である第
1と第2のプーリー間ベルト37a,37bと可動フレ
ーム5,5′の移動方向が平行であるため、ベルト37
の走行中に上記ハンドル18の操作により可動フレーム
5,5′がフォーマーの前後方向に移動調整されて、駆
動受プーリー36が移動しても、第1・第2のプーリー
間ベルト37a,37bの長短変化量が相殺され、ベル
ト37には余分な張りや弛みが生じることがない。
【0039】そして安定した回転駆動力がフォーマー上
ドラッグローラー1に伝達される。また、フォーマー上
ドラッグローラー1の回転中に、可動フレーム5,5′
のウェブ走行方向への移動調整を行うと、回転する駆動
受プーリー36の回転に、上記移動による位相変化が加
わり、回転数が増減する。
【0040】しかし、この回転数の増減は可動フレーム
5,5′の移動中のみで、かつ駆動受プーリー36の前
後移動の速度は、きわめて低速度でベルト37の走行速
度のほうがはるかに高速度であるため、駆動受プーリー
36の回転数の増減は無視できるほど微少で、フォーマ
ードラッグローラー1によるウエブPへの走行に影響は
ない。
【0041】
【発明の効果】フォーマー上ドラッグローラーのフォー
マーの前後方向の移動調整でも、駆動を伝達する無端伝
動部材である無端ベルトに、張りや弛みの箇所が現われ
ず、フォーマー上ドラッグローラーがどの移動位置にあ
っても、安定した駆動力がフォーマー上ドラッグローラ
ーに伝達される。
【0042】また、フォーマー上ドラッグローラー駆動
のための、スプライン部を有する駆動軸及びその駆動軸
のスプライン部に取付けたプーリーをなくし、歯付きベ
ルトなどの無端伝動部と、その伝動部に適したプーリー
にすることで、従来のような駆動軸のスプライン部の摩
耗や、それによるプーリーとのバックラッシュの増大に
よるガタによって起こる回転ムラもなくなり、確実に駆
動力をフォーマー上ドラッグローラーに伝達することが
でき、フォーマーへのウェブ送りもスムーズになった。
また、稼働中の騒音が少なくなった。加えて、装置の点
検・保守作業も容易になり、作業者の負担を軽減するこ
とで、作業効率を高めることとなった。
【0043】更に、フォーマー上ドラッグローラーの移
動範囲では、従来のスプライン部を有する駆動軸を設け
たものは、その駆動軸のスプライン部長さに対応する移
動範囲でしかなく、また駆動源のプーリーよりフォーマ
ー上ドラッグローラーにタイミングベルトとを掛けわた
しただけのものは、駆動源のプーリーを中心にした円弧
上で、タイミングベルトがフォーマー上ドラッグローラ
ーに取付けたプーリーに掛けわたし可能な範囲内でしか
フォーマー上ドラッグローラーに移動できず、それに比
べ、この発明では大幅に移動調整範囲をひろげることが
でき、機械の性能を高めることとなった。他方、フォー
マー上ドラッグローラー専用の駆動モーター及びその制
御装置も必要とせず、スプライン部をもつ駆動軸などの
加工を伴う部品をもなくすことができ、コストを軽減す
ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例で折機フォーマー上ドラッグ
ローラーの駆動経路を示す正面図である。
【図2】フォーマー上ドラッグローラーの駆動経路を示
す一部断面並列図である。
【図3】この発明の実施例で可動フレームに支持された
フォーマー上ドラッグローラー及びフォーマーの前後方
向への移動手段を示す図4のX−X矢視断面正面図であ
る。
【図4】図1の左側面図である。
【符号の説明】
P,Pa…ウェブ、L…可動フレーム間の中心、1…フ
ォーマー上ドラッグローラー、1a…ワリス、2…フォ
ーマー、3…ベースフレーム、4,4′…固定フレー
ム、4a…下側フレーム、5,5′…可動フレーム、
6,7…ステー、8,8′,9,9′…コロ、10,1
0′,14…ブロック、11…ライナー、12,13,
25,30,32,34…ブラケット、15,17,1
7′,21…ロッド、16,18…ハンドル、19,2
0…傘歯車、26…軸、27…プーリー、28,37…
ベルト、37a,37b…プーリー間ベルト、29…駆
動元プーリー、31,33…固定フレーム側のアイドル
プーリ、35…可動フレーム側のアイドルプーリー、3
6…駆動受プーリー、38…中空部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォーマーと、フォーマー上にあってウ
    ェブを引いてフォーマーに送り込むフォーマー上ドラッ
    グローラーとを、固定フレームに対してフォーマーの前
    後方向に移動可能にした可動フレームに支持して設けた
    輪転機の折機において、 上記フォーマー上ドラッグローラーと伝動可能に連係し
    て上記可動フレームに設けた駆動受プーリーと、 この駆動受プーリーに対してフォーマーの前後方向両側
    に位置して固定フレームに支持して設けた少なくとも2
    個の固定フレーム側プーリーと、 上記駆動受プーリーに対して上下方向に位置をずらせて
    可動フレーム側に支持して設けた可動フレーム側プーリ
    ーと、 上記各プーリーに掛けわたす無端伝動部材とを有し、 上記無端伝動部材を、少なくとも可動フレーム側プーリ
    ーに対して外側面接触させて、駆動受プーリと一方の固
    定フレーム側プーリーとの間に掛けわたす部分と、他方
    の固定フレーム側プーリーと可動フレーム側プーリーと
    の間に掛けわたす部分とが、可動フレームの移動方向と
    平行になるようにして各プーリーに巻掛け、上記少なく
    とも2つの固定フレーム側プーリーの1つを駆動元プー
    リーとしたことを特徴とするフォーマー上ドラッグロー
    ラーの駆動装置。
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