JP2629342B2 - 電気掃除機の床ノズル - Google Patents

電気掃除機の床ノズル

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JP2629342B2 JP1057015A JP5701589A JP2629342B2 JP 2629342 B2 JP2629342 B2 JP 2629342B2 JP 1057015 A JP1057015 A JP 1057015A JP 5701589 A JP5701589 A JP 5701589A JP 2629342 B2 JP2629342 B2 JP 2629342B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、じゅうたん等の掃除に有効な回転ブラシを
備えた電気掃除機の床ノズルに関するものである。
従来の技術 従来、この種の電気掃除機の床ノズルは特公昭46−23
195号公報に示すような構成が一般的であった。以下そ
の構成について図面を参照しながら説明する。
第7図および第8図において、2は上部ノズル部材
2、下部ノズル部材3からなるノズル本体で、本体内の
前部に吸込室4を形成し、後部には、パワーブラシでは
モータ室を、タービンブラシでは、タービン室が形成し
てある。5は吸込室4内に回動自在に配設した回転ブラ
シで、外周にはブラシ毛6が植設してある。
発明が解決しようとする課題 このような従来の電気掃除機の床ノズルでは、回転ブ
ラシ5が吸込室4内にほぼ一杯に配設されているため、
ゴミを吸い込む時の障害ともなっていた。特に大きなゴ
ミの場合は、回転ブラシ5と吸込室4との間でひっかか
る事が、よく起こり、そこに更にゴミが溜まると回転ブ
ラシ5のロック現象が発生したりすることもあった。
又、回転ブラシ5自体が棒状であり、糸くづなどが絡み
安い構造となっている。
本発明は、このような吸塵性能の低下をもたらす構造
上の問題点を解決し、更に使い勝手の良い電気掃除機の
床のズルを提供するとともに、じゅうたん清掃時特に有
効に作用する塵埃をただきだし作用を備えた構成とする
ことを第一の目的とする。第二の目的として、床のズル
の集塵能力を均一にする構成を提供し、更に集塵性能を
改善することを第三の目的とし、じゅうたん集塵かき出
し機能を備えることを第四の目的とする。
課題を解決するための手段 上記第一の目的を達成するための手段は、回転ブラシ
を内蔵した吸込室を備え、前記回転ブラシを内蔵した吸
込室を備え、前記回転ブラシをコイルで形成するととも
にその回転ブラシの回転中心をずらせて回転端部に取り
付けた電気掃除機の床ノズルとするものである。第二の
目的を達成するための手段は、回転ブラシを内蔵した吸
込室を備え、前記回転ブラシをコイルで形成するととも
にピッチを回転端部に行くに伴い密になる構成とした電
気掃除機の床ノズルとするものである。
更に第三の目的を達成するための手段は、前記床のズ
ルの吸込室の略中央部を境界として互いに巻き方向を異
ならせた構成とするものである。
また、第4の目的を達成するための手段は、前記各床
のズルの回転ブラシに植毛を行ったものである。
作用 第一の手段により、吸込室内での回転ブラシのしめる
容積が減少する結果、集塵上の障害が大幅に緩和され、
大きなゴミであろうと容易に吸い込み詰まることが無く
なり、糸くず等の巻き付きもなくなり使い勝手が向上す
るとともに、じゅうたん清掃時にじゅうたん表面をたた
く作用を行わせ、じゅうたん内の塵埃をたたき出すこと
ができる。
また第二の手段によれば、コイルのピッチをかえるこ
とにより吸込室全体の吸塵能力を均一化でき、床のズル
面でむらなく掃除が行えるものである。
第三の手段によれば、コイルを回転させるとコイルと
清掃面の接地部の塵埃が一方向へ押しやられる、これを
利用し、互いに巻き方向が異なるイルを接続することに
より、吸込室両端部のゴミを中央部へ送り出すことがで
き吸い込みやすくなるものである。
第四の手段によれば、コイル表面の植毛が、ゴミをか
き上げる作用を有し、更に集塵能力を高めることができ
る。
実 施 例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図および第2図において、21は上部ノズル部材2
2、下部ノズル部材23からなる本体で、この前部に吸込
室24が形成されている。25はこの吸込室24から曲り継手
26へ連絡する連絡孔である。27は掃除機の吸塵パイプと
接続する継手パイプである。28は、弾性を有し断面が円
形の金属或は樹脂のコイルで形成した回転ブラシであ
る。回転ブラシ28はコイルで形成してあるため、吸込室
24に占める容積が少くて済み、吸込室24を通過する塵埃
にとっては障害がなくスムーズに連絡孔25を通り抜ける
ことができる。従ってゴミが詰まったり付着したりする
ことが無く、また断面が円形であるため塵埃の絡まりも
なくなっている。
以上の構成で、回転ブラシ28が回転すると、その弾性
により清掃面であるじゅうたん表面をたたくため、たた
き出し効果が十分にある。更に加えて、回転ブラシがコ
イルで構成されているため、回転ブラシと清掃面の接地
部の塵埃が回転ブラシ28の軸方向に向かって、T度ネジ
を締める時と同様に一定方向へ送り出される。このた
め、清掃面がじゅうたんである場合、じゅうたん内の塵
埃のかき出しを行ってくれる利点がある。すなわち、本
体21を前後に動かすだけで、同時に横方向のかき出しを
行うだけである。
第3図は第2の実施例を示すものである。図中30は、
回転ブラシ28上に構成された植毛である。前記植毛30が
回転すれば、塵埃がかき上げられじゅうたん内の塵埃が
より一層かき出され、じゅうんたん毛の根元や細い毛と
毛の上の微少ゴミまで排出しれくれる。
第4図は第3の実施例を示すものである。本構成のポ
イントは回転ブラシ28の回転中心をわずかにずらされて
回転端部31に取り付けた点である。
これにより、回転時、回転ブラシ28の回転運動は、同
心円ではなく、振れ回り運動となる。これの振り回り
が、清掃面であるじゅうたん面を強くたたく作用を行わ
せ、じゅうたん内の塵埃をたたき出すことができる。従
って塵埃の吸塵性能が向上するものである。
第5図は第4の実施例である。回転ブラシ28が略中央
部を境界として互いに巻き方向の異る2つのコイルが接
続されて構成さている。
この構成による作用は次の通りである。回転ブラシ28
がコイルで形成されているため、回転ブラシ28を回転さ
せると塵埃がコイルの回転方向に送り出される。この作
用を利用し、塵埃が吸い込まれる吸込室24の略中央部
へ、両側から塵埃をかき出しつつ送るとができるもので
ある。
第6図は第5図の実施例を示す図である。回転ブラシ
28を構成するコイルのピッチを回転端部31へ近づくに伴
って密にしてある。これは、床ノズル21で掃除を行う場
合、吸込力が弱い吸込室24の両端部の吸込力をカバーす
るための構成である。すなわち、コイルのピッチを両端
部を密に中央部を粗にとってあるため、塵埃のかき出し
力が、両端部で高く、中央部で弱くなっている。従っ
て、両端部の吸込力の弱さをかき揚げ性能でカバーする
ことができるものでこの結果、吸込室24全体の吸込力を
均一にできるものである。この場合によれば全体を細か
いピッチにすると回転抵抗が大きくなり、かえって吸塵
性能が低下してしまうもので、コイルのピッチ間隔を1m
m以下にするとこのような望ましくない結果となるもの
である。
発明の効果 本発明の電気掃除機の床ノズルは次のような効果があ
る。
第一の手段によれば回転ブラシを、コイルで形成する
とともに、回転ブラシの回転中心をずらすことにより、
大きなゴミも吸い込むことができ糸くずの絡み等が無く
なり、大きな塵埃のたたきだし効果が期待できる。
第二の手段によれば、コイルのピッチをかえるこおに
より、吸込室両端の吸込能力の弱いところの吸塵性能を
カバーでき、むらなく掃除ができる。
第三の手段によれば、巻き方向の異なるコイルを接続
して1本のコイルとして回転ブラシを構成しているた
め、塵敗の中央部へのかき出し送りができ、より集塵性
能の優れた床ノズルとすることができる。
第四の手段によれば、コイル上の植毛により、格段の
かき出し効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における電気掃除機の床ノズ
ルの内部構成を示す平面図、第2図は同外観斜視図、第
3図は第2の実施例を示す側断面図、第4図は第3の実
施例を示す側断面図、第5図は第4の実施例を示す平面
図、第6図は第5の実施例を示す平面図、第7図は従来
の電気掃除機の床ノズルの外観斜視図、第8図は同内部
構成を示す平面図である。 24……吸込室、28……回転ブラシ、30……植毛、31……
回転端部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ブラシを内蔵した吸込室を備え、前記
    回転ブラシをコイルで形成するとともにその回転ブラシ
    の回転中心をずらせて回転端部に取り付けた電気掃除機
    の床ノズル。
  2. 【請求項2】回転ブラシを内蔵した吸込室を備え、前記
    回転ブラシをコイルで形成するとともにピッチを回転端
    部に行くに伴い密になる構成とした電気掃除機の床ノズ
    ル。
  3. 【請求項3】吸込室の略中央部を境界として互いに巻き
    方向を異ならせた請求項1又は2記載の電気掃除機の床
    ノズル。
  4. 【請求項4】回転ブラシに植毛を行った請求項1から3
    いづれか1項記載の電気掃除機の床ノズル。
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JPH02234734A JPH02234734A (ja) 1990-09-17
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JPS63264030A (ja) * 1987-04-23 1988-10-31 東芝テック株式会社 電気掃除機の吸込口体

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