JP2628285B2 - 棒状クランチキャンデー及びその製造方法 - Google Patents

棒状クランチキャンデー及びその製造方法

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JP2628285B2
JP2628285B2 JP6168653A JP16865394A JP2628285B2 JP 2628285 B2 JP2628285 B2 JP 2628285B2 JP 6168653 A JP6168653 A JP 6168653A JP 16865394 A JP16865394 A JP 16865394A JP 2628285 B2 JP2628285 B2 JP 2628285B2
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耕平 井上
一美 松田
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カバヤ食品株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、棒状クランチキャンデ
ー及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、クランチキャンデーは硬いキャ
ンデー層と比較的軟らかいクリーム等の充填物層とが混
在した飴菓子であって、噛み砕くとキャンデー層と充填
物層との歯応えが異なるため独特の噛み心地が得られる
と共に、キャンデーと充填物とが混合して美味が得られ
るものである。従来この種のクランチキャンデーは、通
常の飴玉と同様に球状に形成されており、その製造方法
も通常の飴玉造りとほぼ同様である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スナック菓
子のような感覚で手に持って噛ることが出来、食べ易く
した細い棒状のクランチキャンデーを提供しようとする
ものである。又、その棒状クランチキャンデーを効率良
く大量生産するのに適した製造方法を併せて提供するこ
とを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を技術的に解決
するための手段として、本発明は、外周をキャンデーシ
ートで被覆した細い棒状物の内部に、キャンデー層とク
リーム等の充填物層とが交互に積層状に混在して成る棒
状クランチキャンデーを要旨とする。予め調製したキャ
ンデー生地をチューブ状に押出成形すると共にその中空
部にクリーム等の充填物を注入し、このチューブ状物を
連続的に折り重ね且つその外周にキャンデーシートを巻
き付けてロープ状物を成形し、このロープ状物を圧延ロ
ールで予備圧延すると共に圧着板にて所定の厚さのシー
ト状物に圧延し、このシート状物を溝付きロールで複数
の細い棒状に分割し、その棒状物を所定の長さに切断し
た後冷却する棒状クランチキャンデーの製造方法を要旨
とする。更に、予め調製したキャンデー生地をチューブ
状に押出成形すると共にその中空部にクリーム等の充填
物を注入し、このチューブ状物を連続的に折り重ね且つ
その外周にキャンデーシートを巻き付けてロープ状物を
成形し、このロープ状物を球断機、スタンピング等で所
定の大きさの球状に分割し、この球状物を送り方向に漸
次間隔を狭めて配設し且つ送り速度を変えた上下のベル
トコンベアにて転動させて細い棒状に延ばした後冷却す
る棒状クランチキャンデーの製造方法を要旨とする。
【0005】
【作 用】クランチキャンデーを細い棒状に形成したの
で、スナック菓子のような感覚で手に持って噛り独特の
歯触りと味とを賞味出来ると共に、飴玉形状より噛み砕
き易いため食べ易くなる。又、本発明の製造方法は従来
の飴玉製造方法では成形出来ない棒状のクランチキャン
デーを効率良く大量生産することが可能である。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳説する。図1において、1は素材成形工程におけるエ
クストルーダであり、予め所定の配合、温度、粘性に調
製されたキャンデー生地2とクリーム3とを供給し、キ
ャンデー生地2をチューブ状に押出成形すると同時に、
その中空部内にクリーム3を注入し充填する。
【0007】このクリーム3が充填されたチューブ状物
4は、回転するバッチフォーマ5で連続的に折り重ねら
れ且つその外周にキャンデーシート6が巻き付けられて
ロープ状に形成される。
【0008】前記素材成形工程によって成形されたロー
プ状物7は予備圧延工程に送り込まれ、円形ドラムの周
囲に一定の間隔をあけて軸線方向をなす突条8aが設け
られた複数の上下の圧延ロール8により、適度の圧力で
押圧されて横に広がったマット状物9に形成される。
【0009】次に、マット状物9は圧延工程に送り込ま
れて複数の圧着板10により圧延されてシート状物11
に形成される。この圧延工程は複数の圧着板10が送り
方向に沿って並設され、各圧着板10は押圧力がそれぞ
れ適正に設定されると共に移動手段12によってそれぞ
れ移動出来るようにしてあり、更に各圧着板に対応させ
てベルトコンベア13が配設されている。
【0010】圧着板10は前記マット状物9を押し付け
ながら移動手段12によりベルトコンベア13と共に移
動し、この動作を複数の圧着板10で順次繰り返すこと
によりマット状物9をシート状物11に成形する。この
時、並設された圧着板10の押圧力はそれぞれ適正に調
整され、且つ複数のベルトコンベア13の送り速度もそ
れぞれで設定する。つまり、延びたシート状物11が停
滞して連続作業に支障を来さないようにする。
【0011】このように予備圧延工程と圧延工程とで徐
々にシート状に薄く延ばしたのは、前記ロープ状物7に
強い圧力を掛けていきなり薄いシート状に圧延すると、
前記チューブ状物4内に充填されたクリーム3が絞り出
されてしまい層構造に不都合が生じるからである。
【0012】前記圧延工程により成形されたシート状物
11は調整工程に送り込まれ、複数の調整ロール14に
より表面が平らに均されると共に所定の厚さ(例えば5
mm位)に整えられる。この場合も一度に強い圧力を掛
けて均一にするのではなく、複数の調整ロールで且つ圧
力も調整して徐々に均して所定の厚さにする。
【0013】所定の厚さに調整されたシート状物11′
は分割工程に送り込まれ、細い棒状物に分割される。即
ち、図1に示すように外周に半円弧状の凹溝15aを円
周方向に多数並設した溝付きロール15を、凹溝同士が
対向するようにして上下に配設し、その間に前記シート
状物11′を通すことによりほぼ断面円形の細い棒状物
に分割する。但し、各棒状物は完全に分離しないように
相互に薄層で連結された状態にしておくとその後の処理
がし易くなって好ましい。
【0014】次いで、細い棒状物は切断工程にて所定の
長さ(例えば10cm位)に切断される。この切断工程
は図示の例ではドラムに並設された回転刃16を用いて
いるが、通常のカッター式切断刃を用いることも可能で
ある。
【0015】この切断においても完全に分離せずに前後
で僅かに連結した状態にし、ベルトコンベア17で冷却
工程(図略)に送り込み、所定温度まで冷却後、僅かな
衝撃を与えて各棒状物18に分離し、棒状クランチキャ
ンデー19を得る。
【0016】このようにして形成された棒状クランチキ
ャンデー19は、図2にその断面を模式的に示すように
キャンデー層Aとクリーム層Bとが交互に入り交じって
積層状に混在しているので、これを噛むとキャンデー層
Aは硬い歯応え、クリーム層Bは比較的軟らかい歯応え
が得られ、これらの相乗効果によって独特な噛み心地が
得られると共に両方の味が混合して独特の味わいが得ら
れる。図2は理解を容易にするため全て長さ方向に整列
したような模式図で表したが、実際は様々な方向(但し
全体的に長さ方向を指向)に複雑に絡み合った様相を呈
している。この場合、細い棒状に形成されているため、
スナック菓子のような感覚でクランチキャンデーを楽し
めると共に、従来の球状クランチキャンデーに比べると
噛り易く且つ食べ易くなっている。
【0017】図3は本発明に係る棒状クランチキャンデ
ーの他の製造方法を示すもので、エクストルーダによる
クリーム入りチューブ状物の押出成形、及びそのチュー
ブ状物をバッチフォーマで折り重ねと共に外周にキャン
デーシートを巻いて太いロープ状物を作る一連の素材成
形工程は前記の製造方法と同じであるが、その後の工程
が異なるので説明する。
【0018】前記製造方法ではロープ状物を圧延してシ
ート状に成形したが、この場合はロープ状物7を複数の
対になったロール20にて徐々に細くし、球断機21
(スタンピングでも可)にて小球状に分割する。次い
で、その球状物22を送り方向に漸次間隔を狭めて配設
し且つ送り速度の異なる上下のベルトコンベア23、2
3′にて転動させて直径5mm程度の細い棒状に延ば
し、その棒状物24をベルトコンベア25で冷却工程
(公知のため図略)に送り込み所定の温度まで冷却して
棒状のクランチキャンデーを製造する。
【0019】前記ベルトコンベア23、23′による棒
状物成形工程においては、送り込まれる球状物22の大
きさが略均一であるため略同一サイズの棒状物24が得
られ、このため成形後に長さを切り揃えるための切断工
程が不要となる。
【0020】このような方法で形成された棒状のクラン
チキャンデーも、前記と同様に硬い歯応えのキャンデー
層と比較的軟らかいクリーム層とが交互に入り交じって
積層状に混在しているのでカリポリといった独特の噛み
心地が得られると共に、両方の味が混合して非常に美味
しい。又、棒状に形成されているためスナック菓子のよ
うに手に持って噛ることが出来、且つ食べ易い点でも前
記と同じである。
【0021】尚、チューブ状物中空部への充填物は前記
実施例のクリームに限定されることなく、例えばパウダ
ー、ゼリーその他適宜の充填物で実施することが可能で
ある。又、充填物中にビタミンCを多く配合させたり、
或は棒状のクランチキャンデーの外面にフリーズドライ
加工した果肉等の粒状物を付着させることも可能であ
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スナック菓子のように手で持って噛ることが出来、しか
も噛り易くて食べ易い棒状クランチキャンデーを提供す
ることが出来る。又、本発明によれば棒状クランチキャ
ンデーを能率良く大量生産することが出来、ロープ状物
を徐々に平たくしてシート状物にするので、チューブ状
キャンデー層内に充填されたクリーム等の充填物が絞り
出されることはなく、最終的にキャンデー層とクリーム
層とが交互に積層した品質の優れた棒状クランチキャン
デーを造れる効果を奏する。更に、ロープ状物を徐々に
細くして球断機等で球状に分離し、その球状物を上下の
コンベアで棒状に延ばす方法によれば、棒状物の長さが
ほぼ一定になるため成形後に長さを切り揃える切断工程
が不要になる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る棒状クランチキャンデーの製造
工程を示す説明図である。
【図2】 棒状クランチキャンデーの模式的断面図であ
る。
【図3】 本発明に係る棒状クランチキャンデーの他の
製造工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1…エクストルーダ 2…キャンデー生地 3…ク
リーム 4…チューブ状物 5…バッチフォーマ
6…キャンデーシート 7…ローブ状物 8…圧延ロール 8a…突条 9…マット状物
10…圧着板 11、11′…シート状物 12…
移動手段 13…ベルトコンベア 14…調整ロー
ル 15…溝付きロール 15a…凹溝 16…
回転刃 17…棒状物 18…ベルトコンベア
19…クランチキャンデー 20…ロール 21…
球断機 22…球状物 23、23′…ベルトコン
ベア 24…棒状物 25…ベルトコンベア

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周をキャンデーシートで被覆した細い
    棒状物の内部に、キャンデー層とクリーム等の充填物層
    とが交互に積層状に混在して成る棒状クランチキャンデ
    ー。
  2. 【請求項2】 予め調製したキャンデー生地をチューブ
    状に押出成形すると共にその中空部にクリーム等の充填
    物を注入し、このチューブ状物を連続的に折り重ね且つ
    その外周にキャンデーシートを巻き付けてロープ状物を
    成形し、このロープ状物を圧延ロールで予備圧延すると
    共に圧着板にて所定の厚さのシート状物に圧延し、この
    シート状物を溝付きロールで複数の細い棒状に分割し、
    その棒状物を所定の長さに切断した後冷却することを特
    徴とする棒状クランチキャンデーの製造方法。
  3. 【請求項3】 予め調製したキャンデー生地をチューブ
    状に押出成形すると共にその中空部にクリーム等の充填
    物を注入し、このチューブ状物を連続的に折り重ね且つ
    その外周にキャンデーシートを巻き付けてロープ状物を
    成形し、このロープ状物を球断機、スタンピング等で所
    定の大きさの球状に分割し、この球状物を送り方向に漸
    次間隔を狭めて配設し且つ送り速度を変えた上下のベル
    トコンベアにて転動させて細い棒状に延ばした後冷却す
    ることを特徴とする棒状クランチキャンデーの製造方
    法。
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