JP2628228B2 - 種子マット使用苗移植方法 - Google Patents

種子マット使用苗移植方法

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JP2628228B2 JP2331094A JP33109490A JP2628228B2 JP 2628228 B2 JP2628228 B2 JP 2628228B2 JP 2331094 A JP2331094 A JP 2331094A JP 33109490 A JP33109490 A JP 33109490A JP 2628228 B2 JP2628228 B2 JP 2628228B2
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潔 内田
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は植物の種子を封入して保存する種子マットを
用いて育苗して移植する種子マット使用苗移植方法に関
する。
「従来の技術」 従来、特開平1−181730号公報に示す如く、肥料を混
合した土にバインダ及び水を加えて混練してブロック成
形し、培土体(催芽器)を形成する技術がある。
「発明が解決しようとする課題」 前記従来技術は、培土体をトレイに入れた後で、播種
及び覆土して育苗するものであり、培土体の製造工程と
別に播種機を用いた播種作業を行う必要があり、育苗に
至るまでの作業の省力化並びにコスト低減などを容易に
図り得ない等の問題がある。
また、特開昭50−121031号公報に示す如く、成育した
芝草上面にピートモスを載せて培土と共に圧縮して培土
体を形成する技術もあったが、パラフィンによって培土
体を被覆して湿度を適正に保つ必要があり、培土体を形
成する前工程で育苗を行い、かつ枯死を防ぐ加工を行う
から、培土体を形成するまでの作業の省力化並びにコス
ト低減などを容易に図り得ない等の問題がある。
「課題を解決するための手段」 然るに、本発明は、区画された状態に圧縮した培土体
に播種して種子マットを形成し、該種子マットをトレイ
に入れ、潅水によって種子マットを保水させて略圧縮前
の状態に復元させ、育苗を行った後で前記種子マットを
移植機に載せて移植作業を行うことを特徴とするもので
ある。
「作 用」 従って、区画された状態に圧縮した培土体に播種して
種子マットを形成するから、培土体の形成と種子を播く
作業とを関連させて行い得、育苗作業とは別に独立して
種子マット形成作業を行い得、種子マット形成作業の省
力化並びにコスト低減などを従来よりも容易に図り得る
と共に、種子を保持する種子マットをトレイに入れ、保
水によって復元する培土体により苗を育成し、区画され
ている培土体を移植機によって1株毎に分離して移植す
るから、1株単位での種子マットの分割を容易に行い
得、1株当りの苗本数が一定となり、例えば1株当り1
本とする野菜などの苗の移植を適正に行い得るものであ
る。
「実施例」 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。第
1図は種子マット形成工程の説明図、第2図は種子マッ
ト形成装置の説明図、第3図は種子マットの上面図、第
4図は断面拡大図、第5図は種子マットを用いた育苗説
明図であり、複数に区画された蜂の巣状の成形部(1)
を外周面に有する無端ベルト形の型枠体(2)と、ロー
ル巻き支持した伸縮自在な網状の底部シート体(3)を
成形部(1)に展張させるシート装填機(4)と、繰出
ロール(5)及び成形型(6)を備えていて粉状のピー
トモスを主材料とした培土体(7)を成形部(1)の底
部シート体(3)上に圧縮状態で入れる床土入れ機
(8)と、成形部(1)に圧縮して形成された培土体
(7)上面に点播ロール(9)によって種子(10)を播
く播種機(11)と、ロール巻き支持した紙製の上部シー
ト体(12)を添着ロール(13)などにより播種後の培土
体(7)上面に貼付ける糊付機(14)と、連続したシー
ト状に形成される種子シート(15)を巻取る巻取機(1
6)とを備えるもので、型枠体(2)の成形部(1)に
よって蜂の巣状に複数に区画された状態で培土体(7)
を圧縮して播種シート(15)を形成すると共に、潅水等
の保水時には、第5図に示すトレイ(17)の区画された
所定形状に播種シート(15)の培土体(7)が復元する
ように構成している。
そして、型枠体(2)を支持する駆動及び従動ローラ
(18)(19)を回転させ、また各部(4)(8)(11)
(14)(16)を駆動し、連続して自動的に種子マット
(15)を形成するもので、第1図に示す如く、型枠体
(2)の成形部(1)を上向き開口姿勢で移動させ乍
ら、シート装填機(4)によって複数に区画された型枠
体(2)の成形部(1)内部に底部シート体(3)を展
張させると共に、床土入れ機(8)によって型枠体
(2)の底部シート体(3)上に培土体(7)を圧縮状
態で入れるもので、培土体(7)を圧縮させる床土入れ
機(8)の成形型(6)の成形面に尖頭(18)を設け、
培土体(7)上面の略中央に前記尖頭(18)によって播
種孔(19)を形成する。
また、播種機(11)によって培土体(7)上面の播種
孔(19)に1株分の種子(10)を入れると共に、糊付機
(14)によって播種済みの培土体(7)上面に上部シー
ト体(12)を貼付けるもので、下部シート体(3)を下
面側に張設させた培土体(7)の上面側に上部シート体
(12)を被せ、種子(10)を封入して保存する種子マッ
ト(15)を形成し、巻取機(16)によって種子マット
(15)をロール状に巻取るものである。
さらに、第3図及び第4図に示す如く、上部シート体
(12)に升形のミシン目(20)を形成し、区画された状
態に圧縮して形成した培土体(7)外周縁に沿って前記
ミシン目(20)を延設させ、1株分に相当する1塊の培
土体(7)をミシン目(20)によって分離自在に構成す
ると共に、上部シート体(12)両側に等間隔に同一形状
の検出孔(21)を一列に開設し、検出孔(21)を介して
種子マット(15)を機械的に定速で自動移動自在に構成
している。
さらに、第5図に示す如く、複数に連続して区画され
たトレイ(17)、または不連続のポットに前記種子マッ
ト(15)の培土体(7)を入れると共に、潅水によって
種子マット(15)の培土体(7)が保水状態となり、培
土体(7)を圧縮前の状態に復元させ、発芽及び育苗作
業を行うもので、下部シート体(3)を水溶性または腐
触し易い材料で形成して育苗中に分解させても良いと共
に、合成樹脂などの非腐触材料で下部シート体(3)を
形成し、トレイ(17)に入れるとき、育苗が終ったとき
のいずれかで下部シート体(3)を除去しても良い。な
お、下部シート体(3)を使用することなく、区画され
た培土体(7)を圧縮し、播種して上部シート体(12)
を貼付けることにより、種子マット(15)を形成するこ
とも行える。
また、前記上部シート体(12)を形成する紙は、種子
(10)の種類及び性状などによって厚さ及び色を変化さ
せ、好光性の種子(10)とそれ以外のものとに区別して
使用することも行える。
さらに、第6図は野菜移植機(22)の全体側面図であ
り、図中(23)は車体、(24)はエンジン、(25)はミ
ッション、(26)は前輪、(27)は後輪、(28)は操向
ハンドルであり、フィルム(29)を被せた畦(30)に沿
って走行移動させると共に、図中(31)は均平輪、(3
2)は埋込器、(33)は鎮圧輪であり、苗送りコンベア
(34)にトレイ(17)を載せてガイド(35)の案内によ
りトレイ(17)を回収位置に移動させる一方、取出爪
(36)によってトレイ(17)から1株分の培土体(7)
付き苗を取出し、この苗をシュート(37)を介して下方
の埋込器(32)に送出し、均平輪(31)によって均した
畦(30)上面に埋込器(32)を突入させて苗を植付け、
該苗周辺を鎮圧輪(33)で押え付けるもので、トレイ
(17)の野菜苗を畦(30)上面に略等間隔に連続的に植
付けるものである。
上記から明らかなように、区画された状態に圧縮した
培土体(7)に播種して種子マット(15)を形成し、該
種子マット(15)をトレイ(17)に入れ、潅水によって
種子マット(15)を保水させて略圧縮前の状態に復元さ
せ、育苗を行った後で前記種子マット(15)を移植機
(22)に載せて移植作業を行うもので、区画された状態
に圧縮した培土体(7)に播種して種子マット(15)を
形成し、培土体(7)の形成と種子(10)を播く作業と
を関連させて行え、育苗作業とは別に独立して種子マッ
ト(15)形成作業を行え、種子マット(15)形成作業の
省力化並びにコスト低減などを従来よりも容易に図れる
と共に、種子(10)を保存する種子マット(15)をトレ
イ(17)に入れ、保水によって復元する培土体(7)に
より苗を育成し、区画されている培土体(7)を移植機
(22)によって1株毎に分離して移植するから、1株単
位での種子マット(15)の分割を容易に行え、1株当り
の苗本数が一定となり、例えば1株当り1本とする野菜
などの苗の移植を適正に行えるように構成している。
さらに、第7図は移植機である乗用田植機(38)の全
体側面図であり、運転席(39)、操向ハンドル(40)、
前後輪(41)(42)などを備える走行車(43)を定速走
行させると共に、苗載台(44)及び植付爪(45)などを
備える植付部(46)を走行車(43)の後側に昇降自在に
装備させ、左右に往復動させる苗載台(44)から1株分
の苗を植付爪(45)によって取出して植付けるもので、
トレイ(17)で育成させた稲などの苗を、トレイ(17)
を取外して苗載台(44)に載せ、植付爪(45)によって
取出して田面に略等間隔に連続的に植付けるものであ
る。
上記の通り、第1図、第5図乃至第7図から明らかな
ように、型枠体(2)によって区画された状態に圧縮し
た培土体(7)に播種して種子マット(15)を形成し、
該種子マット(15)を育苗用のトレイ(17)に入れ、潅
水または浸水によって種子マット(15)を保水させて略
圧縮前の状態に復元させ、育苗施設などで育苗を行って
移植する大きさに苗を育成した後、前記種子マット(1
5)をトレイ(17)に載せた状態で野菜移植機(22)に
載せ、またはトレイ(17)を取外して種子マット(15)
だけを田植機(38)の苗載台(44)に載せ、種子マット
(15)の苗を1株毎に取出して植付ける移植作業を行う
ものである。
また、土中で分解する紙製のトレイ(17)を使用する
ことにより、トレイ(17)に載せた状態の種子マット
(15)を田植機(38)の苗載台(44)に載せ、種子マッ
ト(15)及びトレイ(17)を植付爪(45)によって1株
毎に分離して取出し、田面に植付けることも行える。
「発明の効果」 以上実施例から明らかなように本発明は、区画された
状態に、圧縮した培土体(7)に播種して種子マット
(15)を形成し、該種子マット(15)をトレイ(17)に
入れ、潅水によって種子マット(15)を保水させて略圧
縮前の状態に復元させ、育苗を行った後で前記種子マッ
ト(15)を移植機(22)(38)に載せて移植作業を行う
もので、区画された状態に圧縮した培土体(7)に播種
して種子マット(15)を形成するから、培土体(7)の
形成と種子(10)を播く作業とを関連させて行うことが
でき、育苗作業とは別に独立して種子マット(15)形成
作業を行うことができ、種子マット(15)形成作業の省
力化並びにコスト低減などを従来よりも容易に図ること
ができると共に、種子(10)を保存する種子マット(1
5)をトレイ(17)に入れ、保水によって復元する培土
体(7)により苗を育成し、区画されている培土体
(7)を移植機(22)(38)によって1株毎に分離して
移植するから、1株単位での種子マット(15)の分割を
容易に行うことができ、1株当りの苗本数が一定とな
り、例えば1株当り1本とする野菜などの苗の移植を適
正に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す種子マット形成工程の
説明図、第2図は種子マット形成装置の説明図、第3図
は種子マットの上面図、第4図は断面拡大図、第5図は
種子マットを用いた育苗説明図、第6図は野菜移植機の
側面図、第7図は乗用田植機の側面図である。 (7)……培土体 (15)……種子マット (22)……野菜移植機 (38)……乗用田植機(移植機)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】区画された状態に圧縮した培土体に播種し
    て種子マットを形成し、該種子マットをトレイに入れ、
    潅水によって種子マットを保水させて略圧縮前の状態に
    復元させ、育苗を行った後で前記種子マットを移植機に
    載せて移植作業を行うことを特徴とする種子マット使用
    苗移植方法。
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CN103843501B (zh) * 2012-12-06 2017-03-01 洋马株式会社 蔬菜移植机

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JPS50121031A (ja) * 1974-03-10 1975-09-22
JPH01181730A (ja) * 1988-01-18 1989-07-19 Hiroshi Saito 育苗方法及びこれに用いる催芽器とその製造装置

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