JP2628190B2 - ベルト研削盤のワーク支持体 - Google Patents

ベルト研削盤のワーク支持体

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JP2628190B2
JP2628190B2 JP63157421A JP15742188A JP2628190B2 JP 2628190 B2 JP2628190 B2 JP 2628190B2 JP 63157421 A JP63157421 A JP 63157421A JP 15742188 A JP15742188 A JP 15742188A JP 2628190 B2 JP2628190 B2 JP 2628190B2
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敦男 櫛引
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株式会社櫛引工業
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は帯状金属板表面を連続的に研削するベルト研
削盤に関し、その帯状金属板の縁部が中央部よりも余計
に削り取られることを防止したワーク支持体に関する。
〔従来技術〕
ベルト研削盤は一例として第6図の如く構成されてい
る。即ち、上下に離間して一対の案内ローラ17及び弾圧
ローラ6が位置され、それらの間に環状ベルト1が懸回
されている。この環状ベルト1表面には砥粒が付着され
ており、弾圧ローラ6及び案内ローラ17の回転により、
ベルト1がローラ6,案内ローラ17間を周回するものであ
る。この環状ベルト1を介し弾圧ローラ6に対向してワ
ーク支持用の支持ローラ3が回動自在に位置されてい
る。そしてこの支持ローラ3と弾圧ローラ6とは、研削
盤使用中に第7図の如く形成されていた。そしてこの弾
圧ローラ6外周に懸回された環状ベルト1と支持ローラ
3の外周との間にワーク2が挿入され、そのワーク2の
一方の表面が環状ベルト1により研削されるものであ
る。なお、ベルトを押圧するローラはその表面が金属体
で構成される場合とゴム材で形成される場合とがある。
ベルト押圧ローラをゴム材で形成する場合には、その研
削量を極めて大きくとることができ、迅速に研削作業を
終了できる長所がある。他方環状ベルト1を押圧するロ
ーラ表面を鋼材で形成すると、その削り量が少なく、1
回の研削で1000分の5mm程の研削しか行えず能率が悪
い。これをゴム製の弾圧ローラ6を用いると、1回当た
りの削り量が10分の1mm〜100分の2mm程度になり、研削
能率は極めて高くなる。
〔解決しようとする課題〕
ところが、ベルト押圧ローラをゴム材で形成した弾圧
ローラ6を用いると、環状ベルト1と支持ローラ3との
間に位置されたワーク2の縁部において、第7図に示す
如く、弾圧ローラ6が中央部とは異なった変形を起こ
し、ワーク2の縁部における押圧力が中央部のそれより
も大となる。すると、研削後のワーク2はその縁部19が
第8図の如くその厚みが中央部のそれよりもわずか小さ
くなる。このことは弾圧ローラ6を用いるとワーク2の
縁部における研削精度が悪くなることを意味する。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明者は、各種実験の結果、ゴム製の弾圧ロ
ーラ6を用いてもワーク2の縁部に削り過ぎが生じない
ワーク支持体を案出した。その構成は次のとおりであ
る。
即ち、表面に砥粒を有する環状ベルト1と、 該ベルト1を案内すると共に、該ベルト1を帯状金属
板よりなるワーク2表面に弾圧する弾性材料を有する弾
圧ローラ6と、 前記ベルト1を介して前記弾圧ローラ6に対向して位
置され、前記ワーク2の裏面の中間部が支持され、弾性
を有せず剛性的に形成されたワーク支持ローラ3と、 その支持ローラ3の外周に形成された支持面9の両側
にその支持ローラ3とは独立して配置され、前記ワーク
2の両縁部を支持するワーク案内用の一対の案内部材12
と、 を具備し、 前記弾圧ローラ6の軸線と前記支持ローラ3の軸線と
が平行に位置され、 前記支持ローラ3の前記支持面9のワーク支持位置に
並列された位置で、前記ワーク2の縁部の裏面を支持す
る前記案内部材12の裏面側縁部支持面15aが、前記支持
ローラ3の前記支持面9の軸方向中央位置より隙間δだ
け僅かにその支持ローラ3の軸心側に位置され、それに
より両ローラ6,3に介装されるワーク2の両端部がワー
ク中央部に対して前記支持ローラ3側に前記隙間δだけ
弾性変形し得るように構成したことを特徴とする。
また、本発明の好ましい実施例は前記構成において、
前記支持ローラ3は、直径の小なる軸部8にその軸方向
に離間して複数の直径の大なる前記支持面9が一体的に
形成され、 前記案内部材12は、夫々の前記支持面9の両側に配置
され、それらの対向する内側面に夫々ワーク案内用の溝
15が形成されると共に、前記支持面9のワーク支持位置
では、前記ベルト1が接触しないようにその案内部材12
に欠切された欠切部16を有し、その欠切部16が前記溝15
内まで形成されたことを特徴とする。
従って本発明によれば、第1図に示す如くワーク2の
両縁部が支持シーラ3側に弾性変形し、全体として環状
ベルト1とワーク2との押圧力を各部分で一定に保持す
ることができる。しかも、ワーク2の両縁部裏面を支持
する案内部材12の裏面側縁部支持面15aが、支持ローラ
3の軸方向中央位置よりも隙間δだけ僅かに軸心側に位
置されているから、その裏面側縁部支持面15aによりワ
ーク縁部の撓み量を規制し、その結果研削量を厳密に管
理することができる。即ち、その隙間δの量を最適なも
のとすることにより、正確に環状ベルト1とワーク2と
の押圧力を各部分で一定に保持し、それによりワーク2
表面の研削精度をその縁部まで高く維持することができ
る。
〔実施例〕
次に図面に基づいて本発明の実施例につき説明する。
この発明は第6図に示すようなベルト研削盤4におい
て弾圧ローラ6と支持ローラ3の関係が第1図〜第5図
に示すように形成されたものである。第1図はその要部
縦断面図であり、弾圧ローラ6によりワーク2を押圧し
た状態を示す。そして第2図は弾圧ローラ6をワーク2
から離反させたものであり、ワーク2を自由状態で支持
ローラ3の支持面9上に位置させたものである。また、
第3図はワーク2の研削状態を示す要部側面図、第4図
は同斜視図である。この実施例で弾圧ローラ6は公知の
ものであって、ゴム材からなりその外周面に螺旋溝13
(第4図)が多数形成されている。次に、弾圧ローラ6
の下方には複数の案内部材12が互いに軸方向に離間して
平行に位置される。この案内部材12はその側面上端縁に
溝15が形成される。また案内部材12の上端面中央には欠
切部16が形成され、該欠切部16の中央部は溝15を削り取
ったように円弧状に形成されている。次に案内部材12の
下端面には前記欠切部16の下方位置に比較的深い逃げ溝
14が形成され、そこに支持ローラ3の軸部8が挿通され
る。次に支持ローラ3は、第5図に示す如く段付軸状に
形成されている。即ち、軸部8外周に複数の支持面9が
等間隔に突出して配置され、支持面9の幅が隣合う一対
の案内部材12,12の側面間の距離よりも小さく形成され
ている。次に、軸部8の軸線の真上において、支持面9
の上端は案内部材12の欠切部16上端よりもδ高く形成さ
れている。このδは図において極端に表現しているが、
実際には0.1mm程の微小な場合が多い。この微小量δは
次のように決定される。即ち、δは従来型研削盤におい
てワーク2の縁部19が削り取られる高さに比例して大き
く設定され、一例としてその削り過ぎの量にほぼ等しく
する。またこのδはワーク2の板厚や支持面9と案内部
材12との隙間の距離その他の条件によって実験的に変化
する。
しかして、一対の案内部材12,12の夫々の溝15にワー
ク2の両縁を案内させて、それと弾圧ローラ6と支持ロ
ーラ3との間に送り込む。すると、第1図及び第3図に
示す如くワーク2は環状ベルト1と支持ローラ3の支持
面9との間に介装される。このワーク2の両縁部は弾圧
ローラ6の押圧力により支持ローラ3側にわずかに弾性
変形する。このような状態においてはワーク2表面にお
ける弾圧力はその縁部も中央部もほぼ同一になる。従っ
てワーク2の一方の表面は均一に製作されることにな
る。また他方の表面は弾圧ローラ6と支持ローラ3との
上下関係が逆に位置された研削盤により研削される。次
に第10図は本発明の第2実施例であり、第11図は第10図
のA−A矢視断面図である。この実施例では支持ローラ
3の支持面9の側面と案内部材12側面との間隔が小さい
ものである。この実施例は、案内部材12の溝15に案内さ
れるワークの幅が比較的小さいものに最適なものであ
る。この実施例では支持ローラ3の支持面9の外周面を
わずかに孤状に形成しているものである。この例におい
ても、支持ローラ3の支持面9中央が、案内部材12の溝
15の裏面側縁部支持面15aよりも図において上方に位置
し、両者の間に隙間δが存在する。そしてワーク2はこ
の裏面側縁部支持面15aに案内され、弾圧ローラ6の押
圧によりワーク2の両縁部は支持ローラ3の支持面9の
頂部よりもδだけ軸線側に弾性変形し、ワーク縁部が過
研削になることを防止している。そして、この支持面9
表面上に導かれたワークは、弾性ローラで押圧されたと
き、この支持面9曲面に沿ってわずかに弾性変形する。
なお、弾性ローラで押圧されたときワークは支持面9表
面の全てに必ずしも接するとは限らない。即ち、その中
央部の一定範囲のみが接する場合もある。
なお、第8図及び第9図は工作機械のバンドソー用の
フープ材(鋸刃として用いるもの)を実際に研削したフ
ープ材の横断面の要部(縁部)を夫々示し、第9図が本
発明によるものであり、第8図は従来型の研削盤による
ものである。この実施例では厚さ1.06mm、幅32mm、長さ
2mのものを用い、夫々拡大した端縁部の状態を示す。こ
の端縁に後に鋸刃が形成されるものである。それ故、こ
の端縁がシャープに形成されればされる程鋸刃の切れ味
が良好となる。本発明では上面及び下面共に1回の研削
で第9図に示すように、フープ材のコーナーがシャープ
に形成された。また、第8図は従来型研削盤によるもの
であり、そのコーナー部にいわゆるダレが生じている。
このようなワークによるバンドソーの鋸刃はその切れ味
が悪いことがわかっている。
〔発明の効果〕
本発明のワーク支持体は以上のような構成としたの
で、ワーク2の縁部が該ワーク2の中央部よりも余計に
削り取られることを防止でき、精度のよいワーク支持体
となる。
即ち、ワーク2はその両縁部を一対の案内部材12によ
り案内され且つ、ワークの研削位置において案内部材12
の裏面側縁部支持面15aが支持ローラ3の支持面9の軸
方向中央位置よりも僅かの隙間δだけ軸心側に位置され
ているから、ワーク両縁部の変形量を隙間δに制御し、
その両縁部が異状に変形することを防止して、ワーク2
の幅方向の各部における研削量を均一にし、精度の高い
研削を可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の要部を示す一部縦断面図
であって第5図の部分拡大図、第2図は同断面図であっ
て、ワーク2が自由状態で支持ローラ3表面に位置され
たもの、第3図は同実施例の一部断面側面図、第4図は
同実施例の斜視略図、第5図は同実施例の全体的縦断面
図であって第3図のV−V矢視断面図、第6図は本発明
の支持体を有するベルト研削盤4の全体図、第7図は従
来型ベルト研削盤による研削時の要部縦断面図、第8図
は同研削盤によって研削されたワーク2の端部を示し、
第9図は本発明のワーク支持体を用いて研削したワーク
2の要部横断面図、第10図は本発明の第2実施例の要部
を示し、第11図のB−B矢視断面図、第11図は第10図の
A−A矢視断面図。 1…環状ベルト、2…ワーク 3…支持ローラ、4…ベルト研削盤 5…ワーク支持体、6…弾圧ローラ 8…軸部、9…支持面 10…ベアリング、11…ボルト 12…案内部材、13…螺旋溝 14…逃げ溝、15…溝 15a…裏面側縁部支持面 16…欠切部、17…案内ローラ 18…冷却液供給装置、19…縁部 20…基盤

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に砥粒を有する環状ベルト1と、 該ベルト1を案内すると共に、該ベルト1を帯状金属板
    よりなるワーク2表面に弾圧する弾性材料を有する弾圧
    ローラ6と、 前記ベルト1を介して前記弾圧ローラ6に対向して位置
    され、前記ワーク2の裏面の中間部が支持され、弾性を
    有せず剛性的に形成されたワーク支持ローラ3と、 その支持ローラ3の外周に形成された支持面9の両側に
    その支持ローラ3とは独立して配置され、前記ワーク2
    の両縁部を支持するワーク案内用の一対の案内部材12
    と、 を具備し、 前記弾圧ローラ6の軸線と前記支持ローラ3の軸線とが
    平行に位置され、 前記支持ローラ3の前記支持面9のワーク支持位置に並
    列された位置で、前記ワーク2の縁部の裏面を支持する
    前記案内部材12の裏面側縁部支持面15aが、前記支持ロ
    ーラ3の前記支持面9の軸方向中央位置より隙間δだけ
    僅かにその支持ローラ3の軸心側に位置され、それによ
    り両ローラ6,3に介装されるワーク2の両縁部がワーク
    中央部に対して前記支持ローラ3側に前記隙間δだけ弾
    性変形し得るように構成したことを特徴とするベルト研
    削盤のワーク支持体。
  2. 【請求項2】前記支持ローラ3は、直径の小なる軸部8
    にその軸方向に離間して複数の直径の大なる前記支持面
    9が一体的に形成され、 前記案内部材12は、夫々の前記支持面9の両側に配置さ
    れ、それらの対向する内側面に夫々ワーク案内用の溝15
    が形成されると共に、前記支持面9のワーク支持位置で
    は、前記ベルト1が接触しないようにその案内部材12に
    欠切された欠切部16を有し、その切欠部16が前記溝15内
    まで形成されたことを特徴とする請求項1に記載のベル
    ト研削盤のワーク支持体。
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