JP2627993B2 - 抵抗膜式透明タッチパネル - Google Patents
抵抗膜式透明タッチパネルInfo
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H2219/00—Legends
- H01H2219/002—Legends replaceable; adaptable
- H01H2219/018—Electroluminescent panel
Landscapes
- Push-Button Switches (AREA)
- Position Input By Displaying (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＬＣＤ、ＣＲＴ、ＥＬ
Ｄ等の表示ディスプレーと組み合わせて使用する抵抗膜
式透明タッチパネルに関する。
Ｄ等の表示ディスプレーと組み合わせて使用する抵抗膜
式透明タッチパネルに関する。
【０００２】
【従来の技術】最近、透明タッチパネルがＬＣＤ、ＣＲ
Ｔ等と組み合わされ入力システムとして多用されてい
る。これらＥＬＤ、ＣＲＴ等の表示ディスプレーの高品
位化に伴い、表示ドット径が小さくなってきた。従来３
００μ〜５００μのものが１８０μ〜３００μ程度にな
り、従来の透明タッチパネルでは対応できなくなってき
た。
Ｔ等と組み合わされ入力システムとして多用されてい
る。これらＥＬＤ、ＣＲＴ等の表示ディスプレーの高品
位化に伴い、表示ドット径が小さくなってきた。従来３
００μ〜５００μのものが１８０μ〜３００μ程度にな
り、従来の透明タッチパネルでは対応できなくなってき
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の透明タッチパネ
ルでは、スペーサーの径が２００μ〜３５０μ、ピッチ
が４ｍｍ〜１０ｍｍ、高さが２０μ〜３０μであり、例
えばスクリーン印刷により一方の抵抗膜上に形成され、
一対の抵抗膜が所定の隙間を隔てて対面保持されてい
た。しかし、スペーサーの径が２００μ以上あると、高
品位化された表示ディスプレーの表示ドットがスペーサ
ーの影に隠れる場合があり、ディスプレーの表示画面が
見にくくなるという問題があった。
ルでは、スペーサーの径が２００μ〜３５０μ、ピッチ
が４ｍｍ〜１０ｍｍ、高さが２０μ〜３０μであり、例
えばスクリーン印刷により一方の抵抗膜上に形成され、
一対の抵抗膜が所定の隙間を隔てて対面保持されてい
た。しかし、スペーサーの径が２００μ以上あると、高
品位化された表示ディスプレーの表示ドットがスペーサ
ーの影に隠れる場合があり、ディスプレーの表示画面が
見にくくなるという問題があった。
【０００４】本発明の目的とする処は、高品位化された
表示ディスプレーと組み合わせて使用しても、表示ディ
スプレーの表示画面を美しく見やすくすることを可能と
する抵抗膜式透明タッチパネルを提供する点にある。
表示ディスプレーと組み合わせて使用しても、表示ディ
スプレーの表示画面を美しく見やすくすることを可能と
する抵抗膜式透明タッチパネルを提供する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の透明タッチパネ
ルは、一方の主表面に抵抗膜が形成された一対の絶縁性
基材を、前記抵抗膜がスペーサーにより所定の隙間を隔
てて対面するように形成した抵抗膜式タッチパネルにお
いて、スペーサーの径を２５μ〜２００μ、高さを１〜
５μとし、前記スペーサーの配置間隔を、抵抗膜式透明
タッチパネルと組み合わせて使用する表示ディスプレー
の表示ドットのピッチの整数倍と異なるピッチとし、ス
ペーサーと表示ドットとの間で発生するモアレ現象を防
止することを特徴とする。
ルは、一方の主表面に抵抗膜が形成された一対の絶縁性
基材を、前記抵抗膜がスペーサーにより所定の隙間を隔
てて対面するように形成した抵抗膜式タッチパネルにお
いて、スペーサーの径を２５μ〜２００μ、高さを１〜
５μとし、前記スペーサーの配置間隔を、抵抗膜式透明
タッチパネルと組み合わせて使用する表示ディスプレー
の表示ドットのピッチの整数倍と異なるピッチとし、ス
ペーサーと表示ドットとの間で発生するモアレ現象を防
止することを特徴とする。
【０００６】
【作用】スペーサーの径を２５μ〜２００μ、高さを１
〜１０μとすることにより表示ディスプレーの表示ドッ
トより径が小さくなり、表示ドットがスペーサーの影に
隠れることがなくなりディスプレーの画面が美しく見や
すくなる。更に、スペーサーの配置間隔が表示ドットの
ピッチの整数倍とは異なるので、スペーサーと表示ドッ
トとの間でモアレ現象が発生することがない。
〜１０μとすることにより表示ディスプレーの表示ドッ
トより径が小さくなり、表示ドットがスペーサーの影に
隠れることがなくなりディスプレーの画面が美しく見や
すくなる。更に、スペーサーの配置間隔が表示ドットの
ピッチの整数倍とは異なるので、スペーサーと表示ドッ
トとの間でモアレ現象が発生することがない。
【０００７】
【実施例】本発明の一対の絶縁性基材の材質としては、
ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリオレフィ
ン等例示でき、ガラス等も使用可能であるが、少なくと
も一方の基材が可撓性を有する透明フィルムであること
が必要である。特に透明なポリエチレンテレフタレート
（ＰＥＴ）の２軸延伸フィルムが適している。
ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリオレフィ
ン等例示でき、ガラス等も使用可能であるが、少なくと
も一方の基材が可撓性を有する透明フィルムであること
が必要である。特に透明なポリエチレンテレフタレート
（ＰＥＴ）の２軸延伸フィルムが適している。
【０００８】抵抗膜としては、通常良く使用される導電
性薄膜で金属薄膜、金属酸化膜等が使用され、材質とし
てはＩＴＯ、金、酸化スズ等である。
性薄膜で金属薄膜、金属酸化膜等が使用され、材質とし
てはＩＴＯ、金、酸化スズ等である。
【０００９】スペーサーに使用されるインクは，エポキ
シ樹脂系、ポリエステル樹脂系、ウレタン樹脂系、シリ
コン樹脂系等透明なインクであれば加熱乾燥タイプ、Ｕ
Ｖ硬化タイプ、ＥＢ硬化タイプ何でも良い。また、印刷
方式もスクリーン印刷、グラビア印刷、オフセット印刷
等適宜で良い。
シ樹脂系、ポリエステル樹脂系、ウレタン樹脂系、シリ
コン樹脂系等透明なインクであれば加熱乾燥タイプ、Ｕ
Ｖ硬化タイプ、ＥＢ硬化タイプ何でも良い。また、印刷
方式もスクリーン印刷、グラビア印刷、オフセット印刷
等適宜で良い。
【００１０】モアレ現象は、透視できる薄い生地等に点
または線が規則正しく分布したものを２枚重ねたときに
発生するもので、光りの干渉による縞状の斑紋が発生す
る現象である。これが発生すると情報とは関係ない斑紋
が表示画面に見えるので、同画面が見ずらくなる。
または線が規則正しく分布したものを２枚重ねたときに
発生するもので、光りの干渉による縞状の斑紋が発生す
る現象である。これが発生すると情報とは関係ない斑紋
が表示画面に見えるので、同画面が見ずらくなる。
【００１１】例えば、スペーサーの径を２００μ以下に
したときは、スペーサーの高さを２０μ〜３０μの印刷
厚みに保つことが困難となり、対面する抵抗膜を所定の
隙間を隔てた状態にしておくためには、スペーサーの配
置間隔を小さくすることが必要となる。この際、スペー
サーの配置間隔は２ｍｍ〜０．１ｍｍ迄小さくすること
が必要であるが、通常ディスプレーの表示ドットのピッ
チが０．２ｍｍ〜０．５ｍｍものが多く、スペーサーの
配置間隔と、表示ドットとが、従来のピッチ比と比べて
かなり近い数値となる。このような状態にある表示ディ
スプレーと透明タッチパネルを組み合わせると表示画面
にモアレ現象が発生し、ディスプレーの表示画面が見え
にくくなる。
したときは、スペーサーの高さを２０μ〜３０μの印刷
厚みに保つことが困難となり、対面する抵抗膜を所定の
隙間を隔てた状態にしておくためには、スペーサーの配
置間隔を小さくすることが必要となる。この際、スペー
サーの配置間隔は２ｍｍ〜０．１ｍｍ迄小さくすること
が必要であるが、通常ディスプレーの表示ドットのピッ
チが０．２ｍｍ〜０．５ｍｍものが多く、スペーサーの
配置間隔と、表示ドットとが、従来のピッチ比と比べて
かなり近い数値となる。このような状態にある表示ディ
スプレーと透明タッチパネルを組み合わせると表示画面
にモアレ現象が発生し、ディスプレーの表示画面が見え
にくくなる。
【００１２】同タッチパネル３は、図１に示すように透
明抵抗膜５を有する絶縁性基材４と透明抵抗膜５の上に
設けられたスペーサー８と、他方の透明抵抗膜７を有す
る絶縁性基材６とを備える。
明抵抗膜５を有する絶縁性基材４と透明抵抗膜５の上に
設けられたスペーサー８と、他方の透明抵抗膜７を有す
る絶縁性基材６とを備える。
【００１３】絶縁性基材４、６はＰＥＴフィルム１２５
μの透明度の良いフィルムを用いる。また、抵抗膜５、
７はスパッタリングにより形成したＩＴＯ薄膜からな
り、スペーサー８を介して対面するように組み合わせら
れる。
μの透明度の良いフィルムを用いる。また、抵抗膜５、
７はスパッタリングにより形成したＩＴＯ薄膜からな
り、スペーサー８を介して対面するように組み合わせら
れる。
【００１４】スペーサー８は、一方の絶縁性基材４の透
明抵抗膜５の上にエポキシ樹脂系インクをオフセット印
刷することにより形成したもので、径が７５μ、高さ３
μ、配置間隔１．００ｍｍとした。
明抵抗膜５の上にエポキシ樹脂系インクをオフセット印
刷することにより形成したもので、径が７５μ、高さ３
μ、配置間隔１．００ｍｍとした。
【００１５】ＥＬディスプレー２は、表示ドット径が２
２０μ、そのピッチは０．３ｍｍのもので、明るく美し
い表示画面を有する。
２０μ、そのピッチは０．３ｍｍのもので、明るく美し
い表示画面を有する。
【００１６】以上の構成を有する表示ディスプレー１
は、表示画面にモアレ現象が発生せず、スペーサー８が
表示ドットを隠すこともないので、明るく美しい表示画
面を有する。更に、スペーサー８の径が小さいので目視
によって認識できず、液晶表示を見ずらくすることがな
かった。表示ディスプレー１は、抵抗膜式透明タッチパ
ネル３を備えることにより、ペン入力等を可能とする入
力装置として使用可能となる。
は、表示画面にモアレ現象が発生せず、スペーサー８が
表示ドットを隠すこともないので、明るく美しい表示画
面を有する。更に、スペーサー８の径が小さいので目視
によって認識できず、液晶表示を見ずらくすることがな
かった。表示ディスプレー１は、抵抗膜式透明タッチパ
ネル３を備えることにより、ペン入力等を可能とする入
力装置として使用可能となる。
【００１７】
【比較例】実施例と同じ表示ディスプレー１を使用し、
ＥＬディスプレー２の上に抵抗膜式透明タッチパネル３
を組み合わせるが、同タッチパネル３のスペーサー８の
径を７５μ、高さ３μとし、配置間隔を０．６ｍｍとし
た。この場合は、ＥＬディスプレー２の表示ドットピッ
チが０．３ｍｍであり、表示ドットピッチの２倍がスペ
ーサー８の配置間隔に近い数値になっているため、モア
レ現象が発生し、表示画面が見ずらいものとなった。次
にスペーサーの配置間隔を０．９ｍｍとした場合も表示
ドットピッチの３倍に近くなるためモアレ現象が発生し
た。
ＥＬディスプレー２の上に抵抗膜式透明タッチパネル３
を組み合わせるが、同タッチパネル３のスペーサー８の
径を７５μ、高さ３μとし、配置間隔を０．６ｍｍとし
た。この場合は、ＥＬディスプレー２の表示ドットピッ
チが０．３ｍｍであり、表示ドットピッチの２倍がスペ
ーサー８の配置間隔に近い数値になっているため、モア
レ現象が発生し、表示画面が見ずらいものとなった。次
にスペーサーの配置間隔を０．９ｍｍとした場合も表示
ドットピッチの３倍に近くなるためモアレ現象が発生し
た。
【００１８】
【発明の効果】本発明の抵抗膜式透明タッチパネルを表
示ディスプレーに使用すると、表示画面にモアレ現象が
発生せず、明るく美しい表示画面が得られるので、表示
ディスプレーを精度の良い入力装置として使用すること
が可能となる。
示ディスプレーに使用すると、表示画面にモアレ現象が
発生せず、明るく美しい表示画面が得られるので、表示
ディスプレーを精度の良い入力装置として使用すること
が可能となる。
【図１】本発明による抵抗膜式透明タッチパネルを組み
合わせた表示ディスプレーの断面図である。
合わせた表示ディスプレーの断面図である。
１ 表示ディスプレー ２ ＥＬディスプレー ３ 抵抗膜式透明タッチパネル
Claims (1)
- 【請求項１】 一方の主表面に透明抵抗膜が形成された
一対の絶縁性基材を、前記抵抗膜がスペーサーにより所
定の隙間を隔てて対面するように形成した抵抗膜式透明
タッチパネルにおいて、 スペーサーの径を２５μ〜２００μ、高さを１〜５μと
し、同スペーサーの配置間隔を、抵抗膜式透明タッチパ
ネルと組み合わせて使用する表示ディスプレーの表示ド
ットのピッチの整数倍と異なるピッチとし、スペーサー
と表示ド／ットとの間で発生するモアレ現象を防止する
ことを特徴とする抵抗膜式透明タッチパネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9395492A JP2627993B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 抵抗膜式透明タッチパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9395492A JP2627993B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 抵抗膜式透明タッチパネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05242759A JPH05242759A (ja) | 1993-09-21 |
| JP2627993B2 true JP2627993B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=14096824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9395492A Expired - Fee Related JP2627993B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 抵抗膜式透明タッチパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2627993B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4077678B2 (ja) * | 2001-07-31 | 2008-04-16 | 日本写真印刷株式会社 | タッチパネル装置および液晶表示装置 |
| US7152482B2 (en) | 2002-10-01 | 2006-12-26 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | Piezoelectric sensor and input device including same |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61143909A (ja) * | 1984-12-17 | 1986-07-01 | アルプス電気株式会社 | 透明メンブレンスイツチの製造方法 |
| JPS63121219A (ja) * | 1986-11-10 | 1988-05-25 | ダイセル化学工業株式会社 | 透明タツチパネル |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP9395492A patent/JP2627993B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05242759A (ja) | 1993-09-21 |
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