JP2627594B2 - リモートコントロール信号伝送装置 - Google Patents

リモートコントロール信号伝送装置

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JP2627594B2
JP2627594B2 JP4116981A JP11698192A JP2627594B2 JP 2627594 B2 JP2627594 B2 JP 2627594B2 JP 4116981 A JP4116981 A JP 4116981A JP 11698192 A JP11698192 A JP 11698192A JP 2627594 B2 JP2627594 B2 JP 2627594B2
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純孝 上新
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン放送信号
の伝送(システム)線路の一端末に光リモートコントロ
ール信号の受信機を設け、伝送線路の他の端末にリモー
トコントロール信号の送信機を設け、この送信機の近辺
に、この送信機によってリモートコントロールされる機
器を設け、伝送線路の一端末側の受信機に対して別の送
信機から光リモートコントロール信号を送信することに
よって、他の端末側に設けた機器をリモートコントロー
ルするリモートコントロール信号伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のリモートコントロール信号
伝送装置としては、例えば図7に示すようなものがあっ
た。この装置では、テレビジョン放送信号伝送線路72
の一端末端子56にリモートコントロール受信機(以
下、受信機と称する。)50が接続され、他の端末端子
59にリモートコントロール送信機(以下、該信機と称
する。)100が接続されている。端末端子56側に設
けたリモートコントロール信号発生器74から送信され
た光リモートコントロール信号は受信機50で受信され
ると共に、電気信号に変換されて伝送線路72を介して
端末端子59に伝送され、送信機100では伝送された
電気信号を光リモートコントロール信号に変換して、こ
の端末端子59の近傍に設けられているリモートコント
ロールされる機器、例えばビデオテープレコーダ76に
送信する。ビデオテープレコーダ76は、この光リモー
トコントロール信号の指示に応じた動作を行う。なお、
通常には、ビデオテープレコーダ76のテレビジョン信
号は、図示していないが、端末端子59から伝送線路7
2を介して端末端子56に伝送され、図示していないが
端末端子56に分配器を介して接続されているテレビジ
ョン受信機に供給される。
【0003】受信機50において光リモートコントロー
ル信号を電気信号に変換するため、及び送信機100に
おいて電気信号を光リモートコントロール信号に変換す
るため、伝送線路72には抵抗器57、高周波阻止コイ
ル58の直列回路からなる電源重畳回路を介して+VD
の直流電圧が印加されている。
【0004】受信機50は、リモートコントロール信号
発生器74からの光信号に応じてHレベルまたはLレベ
ルの出力信号を発生する信号出力部IC2を有し、この
信号出力部IC2の出力は、抵抗器54を介してトラン
ジスタ53のベースに供給される。このトランジスタ5
3のエミッタは接地され、コレクタは高周波阻止コイル
51を介して端末端子56に接続されている。従って、
信号出力部IC2の出力がHレベルのとき、トランジス
タ53が導通し、端末端子56は接地電位となり、信号
出力部IC2の出力がLレベルのとき、トランジスタ5
3は非導通状態となり、端末端子56は+V電位とな
る。従って、信号出力部IC2が、その出力を例えば
H、L、Hと変化させると、端末端子56の電位は、接
地電位、+V、接地電位と変化する。
【0005】この電位変化は、端末端子59でも生じる
が、端末端子59は、高周波阻止コイル60、抵抗器6
2を介してトランジスタ63のベースに接続されてお
り、トランジスタ63のエミッタは接地され、コレクタ
は赤外線発光ダイオード64、抵抗器65を介して駆動
電源66に接続されているので、端末端子59の電位が
+VD のとき、トランジスタ63が導通し、赤外線発光
ダイオード64が発光する。また、端末端子59の電位
が接地電位のとき、トランジスタ63が非導通状態とな
り、赤外線発光ダイオード64は発光しない。このよう
に端末端子59の電位変化に応じて赤外線発光ダイオー
ド64が点滅し、この点滅に応じてビデオテープレコー
ダ76が制御される。なお、受信機50の高周波阻止コ
イル51、送信機100の高周波阻止コイル60は、そ
れぞれコンデンサ52、61と共にローパスフィルタを
構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、信号出力部
IC2の動作電圧としては、例えば伝送線路72に重畳
されている+VD を用いるのが、回路構成を簡略化する
上では、望ましいが、特別に受信機50に商用交流電源
を整流する駆動電源55を設け、これから信号出力部I
C2に動作電力を供給している。これは、例えば、高周
波阻止コイル51とトランジスタ53のコレクタとの接
続点を信号出力部IC2の電源端子に接続して、+VD
で信号出力部IC2を動作させるようにした場合、トラ
ンジスタ53が導通したとき、信号出力部IC2へ+V
D の電圧が供給されなくなり、端末端子56の電位が不
定となるからである。
【0007】本発明は、信号出力部IC2用に特別に伝
送線路に印加されている電圧とは別に電源を設けずに、
伝送線路に印加されている電圧を利用することが出来る
ようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、電源重畳回路を介して電源が供給され
ているテレビジョン放送信号の伝送線路の一端末に受信
機を設け、この端末以外の端末に送信機を設けている。
受信機は、受信した光リモートコントロール信号のレベ
ルに応じてHまたはLレベルの出力信号を発生する信号
出力部と、この信号出力部の出力信号のレベルに応じ
て、上記伝送線路の上記一端末をHまたはLレベルとす
る信号処理部と、上記信号出力部の2つの電源端子間に
接続されている充電式電池と、上記伝送線路の上記一端
末と上記信号出力部の一方の電源端子との間に接続され
ており上記伝送線路の上記一端末の出力信号のレベルが
Hレベルのとき導通するスイッチング手段とを、具備し
ている。
【0009】
【作用】本発明によれば、信号出力部の出力信号レベル
に応じて信号処理部が一端末をHレベルとすると、この
レベルは、他の端末に伝送線路を介して伝送される。こ
のときスイッチング手段が導通し、伝送線路に重畳され
ている電源からの電圧によって信号出力部が動作し、か
つ充電式電池が充電される。また、信号出力部の出力信
号レベルに応じて信号処理部が一端末をLレベルとする
と、このレベルは他の端末に伝送される。このときスイ
ッチング手段が非導通状態であるので、信号出力部は充
電式電池からの電圧によって動作する。
【0010】
【実施例】第1の実施例は、図2に示すように、例えば
テレビジョン受像機41が設けられている部屋におい
て、他の部屋に設けられているビデオテープレコーダ4
0をリモートコントロールするものである。この実施例
では、ある部屋にあるテレビジョン信号伝送ライン(以
下、伝送ラインと称する。)39の一端末に設けられて
いる壁面用直列ユニット26aにテレビジョン受像機4
1を接続すると共に、リモートコントロール受信機(以
下受信機と称する。)1を接続し、別の部屋にある伝送
ライン39の別の端末の壁面用直列ユニット26bにビ
デオテープレコーダ40とリモートコントロール送信機
(以下、送信機と称する。)2が接続されている。無
論、このビデオテープレコーダ40からのテレビジョン
放送信号がテレビジョン受像機41に、伝送ライン39
を介して伝送されている。
【0011】このビデオテープレコーダ40をテレビジ
ョン受像機41側でリモートコントロールする場合、受
信機1に対して、ビデオテープレコーダ40に付属して
いるリモートコントロール信号発生器42からの赤外線
信号を受信機1に向かって発信すると、受信機1は、こ
の赤外線信号を電気信号に変換し、伝送ライン39を介
して送信機2に伝送する。送信機2では、この電気信号
を赤外線信号に変換して送信する。無論、この赤外線信
号を、ビデオテープレコーダ40に設けた赤外線信号受
光部40aが受光し、この赤外線信号に応じた動作をビ
デオテープレコーダ40が行う。
【0012】このような制御を行うため、伝送ライン3
9には、抵抗器11と高周波阻止コイル12とからなる
電源重畳回路43を介して+VD の直流電圧が供給され
ている。また、受信機1は、図1に示すように信号出力
部22を有している。この信号出力部22は、ビデオテ
ープレコーダ40に付属するリモートコントロール信号
発生器42からの赤外線リモートコントロール信号を受
光する受光素子を有するもので、そのリモートコントロ
ール信号に応じてHレベルまたはLレベルの出力信号を
発生するように構成されており、さらにリモートコント
ロール信号を受光していないとき、Hレベルの出力信号
を発生するようにも構成されている。
【0013】この信号出力部22の出力信号は、抵抗器
3を介してNPNスイッチングトランジスタ5のベース
に供給されている。このトランジスタ5のエミッタは、
接地され、コレクタは、別のNPNスイッチングトラン
ジスタ6のベースに接続されている。このトランジスタ
6のエミッタも接地されており、コレクタは、高周波阻
止コイル8を介して伝送ライン39の端子10に接続さ
れている。これらトランジスタ5、6が信号処理手段を
構成している。
【0014】また、信号出力部22の2つの電源端子の
一方は、接地され、他方は、スイッチング手段、例えば
ダイオード7を介して高周波阻止コイル8とトランジス
タ6のコレクタとの接続点Aに接続されている。なお、
このダイオード7は、そのアノードが接続点A側に、カ
ソードが信号出力部22側に接続されている。また、信
号出力部22の2つの電源端子間には、充電式の電池、
例えばNi−CD電池21が接続されている。なお、ダ
イオード7のカソードは、抵抗器4を介してトランジス
タ5のコレクタにも接続されている。また、高周波阻止
コイル8は、一端が接続点Aに接続され他端が接地され
ているコンデンサ9とともにローパスフィルタ24を構
成している。
【0015】また、送信機2は、高周波阻止コイル1
4、抵抗器16を介して伝送ライン39の端子13にベ
ースが接続されたNPNスイッチングトランジスタ20
を有している。このトランジスタ20のエミッタは接地
されており、コレクタは、赤外線発光ダイオード19及
び抵抗器18を介して 充電式の電池、例えばNi−C
D電池23の一端に接続されている。この充電式電池2
3の他端は接地されている。また、抵抗器18と充電式
池23の接続点にはダイオード17のカソードが接続
されており、そのアノードは抵抗器16と高周波阻止コ
イル14との接続点に接続されている。さらに、抵抗器
16と高周波阻止コイル14の接続点にコンデンサ15
の一端が接続され、このコンデンサ15の他端は接地さ
れている。コンデンサ15は高周波阻止コイル14と共
にローパスフィルタ25を構成している。
【0016】このように構成された伝送装置では、例え
ば信号出力部22の出力信号がHレベルのとき、即ち信
号出力部22が受光した赤外線信号に応じてHレベルの
信号を発生した場合、あるいは赤外線信号を受光してい
ない場合、トランジスタ5のベースがHレベルとなり、
このトランジスタ5が導通する。その結果、トランジス
タ6のベースは接地され、このトランジスタ6は非導通
となり、接続点Aの電位は電源重畳回路43から供給さ
れている+VD を維持する。従って、ダイオード7が導
通し、信号出力部22は、電源重畳回路43からの+V
D で動作し、かつ充電式電池21は、この+VD によっ
て充電される。
【0017】また、信号出力部22の出力信号が受光し
た赤外線信号に応じてLレベルとなったとき、トランジ
スタ5のベースにはLレベルが供給されるので、このト
ランジスタ5は、非導通となる。その結果、トランジス
タ6のベースは、充電式電池21から抵抗器4を介して
供給される電位によってHレベルとなり、トランジスタ
6が導通し、その結果、接続点Aの電位は、接地電位と
なる。このとき、接続点Aの電位が接地電位であるの
で、ダイオード7は非導通であり、信号出力部22の動
作電圧は充電式電池21から供給されており、信号出力
部22は、これ専用の電源部を設けなくても正常に動作
する。なお、ローパスフィルタ24を設けているのは、
伝送ライン39を伝送されているテレビジョン放送信号
に、接続点Aに生じた電位変化に基づく高調波が影響を
与えるのを防止すると共に、テレビジョン放送信号の影
響を受信機1が受けないようにするためである。
【0018】このように信号出力部22の出力信号のレ
ベルがHレベルであるか、Lレベルであるかに応じて伝
送ライン39の電位は、+VD また接地電位に変化す
る。この電位は、抵抗器16を介してトランジスタ20
のベースに伝達され、伝送ライン39の電位がHレベル
のとき、トランジスタ20が導通し赤外線発光ダイオー
ド19には、+VD の電位に基づいて電流がダイオード
17、抵抗器18を介して流れ、赤外線発光ダイオード
19が点灯する。また、ダイオード17を介して充電式
電池23が充電される。また、伝送ライン39の電位が
接地電位のとき、トランジスタ20のベースは接地電位
であり、トランジスタ20は非導通となり、赤外線発光
ダイオード19は点灯しない。
【0019】なお、ローパスフィルタ25を設けたの
は、伝送ライン39を伝送されているテレビジョン放送
信号が送信機2に入力されるのを防止するためであり、
充電式電池23を設けているのは、点灯していなかった
赤外線発光ダイオード19が発光を開始する場合の立ち
上がりを良好にするためである。また、電源重畳回路4
3から供給される+Vの電位は、伝送ライン39等で
の損失を考慮して、充電式電池21、23の電圧よりも
幾分高めに設定されている。
【0020】このように構成されているので、リモート
コントロール信号発生器42で発生されたリモートコン
トロール信号が別の部屋にあるビデオテープレコーダ4
0に伝送され、そのリモートコントロール信号に応じた
動作をビデオテープレコーダ40が行う。なお、リモー
トコントロール信号は、受信機1の信号出力部22でデ
ィジタル信号に変換されており、Hレベルのときには+
D 電圧、Lレベルのときには0(接地電圧)として送
信機2に伝送される。
【0021】なお、図1では、主に受信機1、送信機2
の構成及び動作を説明することを主眼としているので、
図2に示されている壁面用直列ユニット26a、26b
等は省略してある。また、図1及び図2では、伝送線路
39を用いたが、例えば図3や図4に示すような共同受
信システムを伝送線路39の代わりに使用することもで
きる。
【0022】図3の共同受信システムでは、テレビアン
テナ70で受信されたテレビジョン放送信号が、ブース
タ43によって増幅された後、4分配器44によって4
分配され、各端末端子461乃至464に供給される。
ブースタ43は、商用交流電源から交流100Vの電圧
の供給を受けて、これを直流+VD に変換して、この+
D によって動作し、さらにこの+VD の電圧を4分配
器44を介して各端末端子461乃至464に供給す
る。従って、4分配器44及び各端末端子461乃至4
64は、通電型のものである。このシステムでは、例え
ば端末端子461に図1に示す受信機1を接続し、他の
端末端子462乃至464のいずれか、または全てに、
図1に示す送信機2を接続する。これによって、端末端
子461の近傍にあるリモートコントロール信号発生器
の操作に応じて、端末端子462乃至464のいずれか
または全ての近傍にある機器がリモートコントロールさ
れ、動作する。
【0023】図4の共同受信システムでも、テレビアン
テナ70で受信されたテレビジョン放送信号が4分配器
44を介して各端末端子461乃至464に供給される
が、この例ではブースタが設けられていない。そのた
め、各端末端子461乃至464に供給する+VD は、
電源供給装置47によって供給される。この電源供給装
置47は、商用交流電源の交流100Vから+VD の定
電圧を生成するための定電圧装置45を有し、この定電
圧装置45からの+VD の定電圧は、抵抗器R、コンデ
ンサC2、高周波阻止コイルRFCからなるローパスフ
ィルタを介して4分配器44に供給されている。また、
この電圧がテレビアンテナ70側に供給されるのを阻止
するために、コンデンサC1が設けられている。図4の
システムにおいても、図3と同様にして機器のリモート
コントロールが行われる。なお、図3及び図4において
示す実線は、テレビアンテナ70で受信されたテレビジ
ョン放送信号及び+VD の流れを表し、点線はリモート
コントロール用の電気信号の流れを表す。
【0024】第1の実施例では、受信機1の信号出力部
22がビデオテープレコーダ40のリモートコントロー
ル信号発生器42からのリモートコントロール信号を受
光していないとき、信号出力部22がHレベルの信号を
発生するので、この状態で送信機2の赤外線発光ダイオ
ード19が点灯している。このような状態において、赤
外線発光ダイオード19を消灯させるようにしたのが、
第2の実施例である。
【0025】即ち、図5に示すように、送信機2に新た
にスイッチングトランジスタ26と、リトリガブルモノ
ステートマルチバイブレータ(以下、単にマルチバイブ
レータと称する。)27とを追加してある。他の構成
は、第1の実施例と同様であるので、同等部分には同一
符号を付して、その説明を省略する。
【0026】トランジスタ26は、そのコレクタがトラ
ンジスタ20のベースに接続され、エミッタが接地され
ている。このトランジスタ26のベースは抵抗器32を
介してマルチバイブレータ27の出力側に接続されてい
る。このマルチバイブレータ27の入力側には、抵抗器
28、29によって分圧された伝送ライン39の電位が
供給されている。従って、伝送ライン39の電位が+V
D のとき、マルチバイブレータ27の入力側にはHレベ
ルの信号が供給され、伝送ライン39の電位が接地電位
のとき、マルチバイブレータ27の入力側にはLレベル
の信号が供給される。なお、伝送ライン39の電位を分
圧して入力しているのは次の理由による。マルチバイブ
レータ27の電源電圧+VCCはダイオード17のカソー
ド側の電圧であるので、この電源電圧+VCCは、伝送ラ
イン39の電位が+VD のとき、これよりもダイオード
17での電圧降下分(約0.6V)だけ低くなってい
る。従って、この低い電源電圧+VCCにおいてマルチバ
イブレータ27が入力信号として許容できる値に伝送ラ
イン39の電圧を低下させるためである。
【0027】このマルチバイブレータ27は、入力側に
入力された信号がHレベルからLレベルに立ち下がった
ときから、マルチバイブレータ27に設けられた抵抗器
30とコンデンサ31との値によって定まる時間、例え
ば1秒間、出力信号をLレベルとするものであるが、リ
トリガブルモノステートマルチバイブレータであるの
で、出力信号がLレベルである状態で、再び入力信号が
HレベルからLレベルに立ち下がると、その再び立ち下
がった時点から1秒間、出力信号をLレベルとするもの
である。即ち、Lレベルである期間が延長されるもので
ある。
【0028】従って、信号出力部22からの信号に応じ
て伝送ライン39の電位が1秒以内の間隔で+VD 、接
地電位を繰り返していると、図6(a)に符号イで示す
ようにマルチバイブレータ27に入力される信号も1秒
以内の間隔でHレベルまたはLレベルを繰り返すので、
同図(b)に符号ロで示すように、マルチバイブレータ
27の出力信号はLレベルを維持する。その結果、トラ
ンジスタ26は非導通状態となる。従って、伝送ライン
39の電位が抵抗器16を介してトランジスタ20に供
給され、伝送ライン39の電位が+VD または接地電位
になるのに応じて、トランジスタ20が導通、非導通状
態となり、発光ダイオード19が点滅する。
【0029】しかし、同図(a)に符号ハで示すように
マルチバイブレータ27への入力信号がLレベルとなっ
てから1秒以上、Lレベルの信号が入力されないと、マ
ルチバイブレータ27の出力信号は、同図(b)に符号
ニで示すように、Hレベルとなる。すなわち、信号出力
部22がリモートコントロール信号を1秒以上受信して
いないときには、マルチバイブレータ27の出力信号
は、Hレベルとなる。その結果、トランジスタ26が導
通状態を維持するので、トランジスタ20が非導通状態
を維持する。従って、発光ダイオード19も消灯状態を
維持する。
【0030】上記の実施例では、リモートコントリール
される機器として、ビデオテープレコーダを示したが、
空調機器やオーディオ機器、テレビジョン受像機等の機
器であってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、信号処
理部が伝送線路の電位をLレベルとしたとき、スイッチ
ング手段が非導通となり、充電式電池から信号出力部に
動作電源が供給されるように構成しているので、信号出
力部に専用の電源部を設けなくても伝送装置を動作させ
ることができ、伝送装置の構成を簡略化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリモートコントロール信号伝送装
置の第1の実施例の主要部の回路図である。
【図2】同第1の実施例の概略構成を示す図である。
【図3】同第1の実施例において信号伝送線路としてで
きるホーム共同聴視システムの1例のブロック図であ
る。
【図4】同第1の実施例において信号伝送線路として使
用できるホーム共同聴視システムの他の例のブロック図
である。
【図5】同第2の実施例の送信部の回路図である。
【図6】同第2の実施例の送信部の動作説明用の波形図
である。
【図7】従来のリモートコントロール信号伝送装置の回
路図である。
【符号の説明】
1 リモートコントロール受信機 2 リモートコントロール送信機 5 スイッチングトランジスタ(信号処理部) 6 スイッチングトランジスタ(信号処理部) 7 ダイオード(スイッチング手段) 19 赤外線発光ダイオード 21 充電式電池 22 信号出力部 23 充電式電池 39 伝送ライン(伝送線路)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源重畳回路を介して電源が供給されて
    いるテレビジョン放送信号伝送線路において、 上記伝送線路の一端末に設けられており受信した光リモ
    ートコントロール信号のレベルに応じてHレベルまたは
    Lレベルの出力信号を発生する信号出力部と、この信号
    出力部の上記出力信号のレベルに応じて上記伝送線路の
    上記一端末をHレベルまたはLレベルとする信号処理部
    と、上記信号出力部の2つの電源端子間に接続されてい
    る充電式電池と、上記伝送線路の上記一端末と上記信号
    出力部の一方の電源端子との間に接続されており上記伝
    送線路の上記一端末の出力信号のレベルがHレベルのと
    き導通するスイッチング手段とを、具備するリモートコ
    ントロール受信機と、 上記伝送線路の上記一端末以外の端末に接続されており
    当該端末の上記一端末の出力信号のレベルがHレベルで
    あるかLレベルであるかに応じた光リモートコントロー
    ル信号を送信する送信機と、 を備えるリモートコントロール信号伝送装置。
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