JP2626898B2 - 給水栓の吐水管 - Google Patents

給水栓の吐水管

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JP2626898B2
JP2626898B2 JP63004257A JP425788A JP2626898B2 JP 2626898 B2 JP2626898 B2 JP 2626898B2 JP 63004257 A JP63004257 A JP 63004257A JP 425788 A JP425788 A JP 425788A JP 2626898 B2 JP2626898 B2 JP 2626898B2
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久雄 原
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株式会社ケーブイケー
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は給水栓の鋳物製吐水管に関するものである。
[従来の技術] 流し台,浴室等に設けられる給水栓の吐水管には、
黄銅管を単に曲げ加工して作つたもの、型内に素管を
入れてその素管内に油圧により高圧力を加えて成形した
もの、或いは鋳造したものがあるが、,の製法で
は加工可能な形状に制約があるため所望の形状が具現で
きないことや、管材であるため質量感が不足する欠点が
あり、このためにの鋳物製を特に高級品に用いるもの
であつた。
[従来技術の欠点] 鋳造による吐水管は周知のように中空部となるところ
に中子を配置して注湯するが、次のような欠点がある。
(1)細くて長尺の吐水管では、細く長い中子が必要で
あるので、その場合砂のつまりが悪く折れ易いし、砂密
度が低くなるため溶湯の差し込みが生じ易く、管内径が
局部的に挾くなるような不良品が発生し易い。
(2)同じく長尺の吐水管では砂型中での中子の安定が
悪いために吐水管が偏肉になり易く、その安定性を増す
ためには巾木部分が大きい中子を必要とするためにその
コストも高くなると共に大きい型枠を要するようになり
取扱いも困難になる。
(3)細くて長い中子は離型時に折れ易い。
(4)水栓本体への取付部と吐水管先端部との太さが大
幅に異るものでは、中子の太さも大幅に異るため、焼成
時に細い部分は焼けすぎて折れ易く差し込み不良とな
り、太い部分では焼けが不足し中子砂の中に混入してい
る結合材のガスが抜け切れていないために、注湯時に多
量のガスを発生させて、巣,キライが生じ鋳物不良とな
る。
(5)細くて長い吐水管又は急激に太さが変化している
吐水管では、完全に冷却する前に型から外すと砂落しの
工程で曲がり易く不良品が出易い。
[発明の目的] そこで本発明は、長尺で太さが大幅に変化する吐水管
でも成形時の種々の不具合を招くことのない吐水管を提
供することを目的とするものである。
[目的を達成するための手段] その目的を達成するため本発明に係る給水栓の吐水管
は、少なくとも二本以上に分割し鋳造された銅合金製の
管部材の端面を、互いに電気抵抗溶接により一体に接合
し、該接合部分とともに該管部材の表面にメッキを施し
てなることを特徴とするものである。
[作用] 二以上に分割することにより各管部材は鋳造が容易に
なり、これを後に電気抵抗溶接により接合させれば、所
望形状の吐水管が簡単に製作でき不良品の発生も少な
い。また、電気抵抗溶接による接合では接合部の材質変
化を殆ど起すことなく接合できるので管部材の表面と同
等にメッキを施すことができ、仕上がりが美しくなる。
[実施例] 次に図面と共に本発明の実施例を説明する。
第1図に示した実施例は、先端に少し小径の接続口1a
を形成した鉤状の管部材1と、先端に吐水口2bを形成し
た鉤状の管部材2とを別々に銅合金により鋳造する。両
管部材1,2はこうすることによつて短かい中子でよくそ
の巾木部分も小さくてよいので夫々製作が容易になる。
両管部材1,2を夫々クランプ3,4に把持させてその端面を
互いに突き合わせると共に、両管部材1,2に電極5,6を取
着し、電源7より大電流を流す。こうして両端面間の電
気抵抗による発熱で該両端面を溶融させ接合する。接合
の後両管部材1,2の表面を研摩し接合部にバリ等が出来
ているときはこれを除去し、表面をメツキすれば接合跡
が表面に出るようなことは一切ない。
第2図に示した実施例は、大径の管部材8と小径の吐
水用管部材9とを別々に鋳造し、後で該管部材8の周壁
に管部材9の端面を第1図と同様な手法で電気抵抗溶接
したものである。このように部分により管径が大きく異
なるもの或は肉厚の異なるものでは、その異なる部分に
て二以上に分割し夫々別個に鋳造し後でこれを接合する
ようにする。
また第3図(イ)〜(ニ)には鋳造された一定形状の
鉤状の管部材a,aを接合するに当たつてのバリエーシヨ
ンを示し、このように接合形態を変えるだけで種々の形
状の吐水管が製作できる。また第3図(ヘ)に示したよ
うに直管bを介在させることによりさらに長尺の吐水管
を製作することも容易である。
なおこのように元来一体の給水栓部分を二以上に分割
して別々に鋳造し後でこれを電気抵抗溶接により一体に
接合する手法は吐水管だけでなく給水栓の他の主要部分
についても適用できる。そして電気抵抗溶接による接合
は、ガス溶接のように接合部が酸化または金属組織変化
を起こしたり、或いはロー材により接合した場合と異な
り、接合部の材質を殆ど変化させないので、メッキ乗り
不良などの不都合が生じず全体を均一にメッキできる。
[発明の効果] 本発明によれば次に列挙したような効果がある。
(1)二体以上に分割して鋳造するために、各管部材の
成形には中子が短かくてよく巾木も小さくてよく、型枠
も小型でよいなど鋳造コストが低減できる。
(2)中子の形態が極端に細長いものや肉厚の部分差が
大きいものを使用しないでよいので、中子の砂密度およ
び焼結具合が均一になり、このために鋳物にガス欠陥を
生じさせたり、さし込みを発生させることが少なくなり
品質が大幅に向上する。
(3)中子が小さいために砂型中での安定性が増し偏肉
になるおそれが解消される。
(4)質量感,高級感を備えた自由な形状の吐水管が接
合部の断面形状を一致させておくだけで組合せにより自
由に製作できる。
(5)吐水管は一般に給水栓では最も目に付き易いとこ
ろにあるので、わずかな鋳物欠陥でも不良になり従来の
長尺吐水管はこのために不良率が高くなつていたが、本
発明では二以上に分割して鋳造するために湯廻りもよく
不良率は少ないうえに後で接合するために歩留が著しく
良くなる。
(6)電気抵抗溶接により接合したものであるので、接
合部にロー材のような異種材料が一切介在することな
く、また材質変化も少ないのでメッキ不良のおそれがな
く常に美しい仕上をすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示したもので、第1図は接合時
の吐水管の縦断面図、第2図は吐水管の他の実施例を示
した縦断面図、第3図(イ)〜(ヘ)は管部材接合のバ
リエーシヨンを示した外観図である。 1,2,8,9……管部材、5,6……電極。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも二本以上に分割し鋳造された銅
    合金製の管部材の端面を、互いに電気抵抗溶接により一
    体に接合し、該接合部分とともに該管部材の表面にメッ
    キを施してなることを特徴とした給水栓の吐水管。
JP63004257A 1988-01-11 1988-01-11 給水栓の吐水管 Expired - Lifetime JP2626898B2 (ja)

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溶接学会編「新版溶接便覧」(S41−2−28発行)丸善 P.453−457

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