JP2625845B2 - 電圧制御減衰器 - Google Patents
電圧制御減衰器Info
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- JP2625845B2 JP2625845B2 JP7549188A JP7549188A JP2625845B2 JP 2625845 B2 JP2625845 B2 JP 2625845B2 JP 7549188 A JP7549188 A JP 7549188A JP 7549188 A JP7549188 A JP 7549188A JP 2625845 B2 JP2625845 B2 JP 2625845B2
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- diode
- terminal
- circuit
- attenuator
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電圧または電流で制御される交流信号の減衰
器に関し、特に信号減衰用ダイオードとその駆動回路を
有する電圧制御型の可変減衰器に関する。
器に関し、特に信号減衰用ダイオードとその駆動回路を
有する電圧制御型の可変減衰器に関する。
〔従来の技術〕 第2図は従来用いられている電圧制御回路をブリッジ
T型電圧制御減衰器に応用した回路例である。整合用抵
抗R1,R2を介して接続されたダイオードD1,D2に直流バイ
アス電圧V1,V2を印加し、抵抗R4を通して電圧印加端子
Tから印加される制御電圧としてのバイアス電圧V2を変
化させることにより、高周波入力端子RF inから高周波
出力端子RF outへの交流信号の減衰量を制御することが
できる。この時、ダイオードD1およびD2に印加される電
圧V3およびV4の和を一定に保てば、いかなる減衰量の変
化に対しても入出力インピーダンスは一定に保たれるこ
とが知られており、従来はその条件を満たすものとし
て、バイアス電圧V1を一定に保つような回路構成をとっ
ている。
T型電圧制御減衰器に応用した回路例である。整合用抵
抗R1,R2を介して接続されたダイオードD1,D2に直流バイ
アス電圧V1,V2を印加し、抵抗R4を通して電圧印加端子
Tから印加される制御電圧としてのバイアス電圧V2を変
化させることにより、高周波入力端子RF inから高周波
出力端子RF outへの交流信号の減衰量を制御することが
できる。この時、ダイオードD1およびD2に印加される電
圧V3およびV4の和を一定に保てば、いかなる減衰量の変
化に対しても入出力インピーダンスは一定に保たれるこ
とが知られており、従来はその条件を満たすものとし
て、バイアス電圧V1を一定に保つような回路構成をとっ
ている。
この場合、高周波回路1の模擬回路2として、ダイオ
ードD3,D4,抵抗R5,R6,R7で回路を構成し、差動増幅器A1
でこの模擬回路2のバイアス電圧V1′と基準電圧Vrとを
一致させている。即ち、模擬回路2の特性が高周波回路
1と完全に一致していれば、V1′=V1となりバイアス電
圧V1基準電圧Vrと一致し、一定に保たれる。
ードD3,D4,抵抗R5,R6,R7で回路を構成し、差動増幅器A1
でこの模擬回路2のバイアス電圧V1′と基準電圧Vrとを
一致させている。即ち、模擬回路2の特性が高周波回路
1と完全に一致していれば、V1′=V1となりバイアス電
圧V1基準電圧Vrと一致し、一定に保たれる。
上述した従来の電圧制御減衰器は、バイアス電圧V1を
一定に保つ回路構成のため、抵抗R2に流れる電流による
電圧降下V5までも含めた電圧を一定に制御していること
になる。このため、ダイオードD1に流れる電流を変化さ
せた場合、即ち減衰量を変化させた場合には、抵抗R2に
よる電圧降下V5が変化してしまい、その結果、減衰量の
変化に伴って入出力インピーダンスが変化されるという
問題がある。
一定に保つ回路構成のため、抵抗R2に流れる電流による
電圧降下V5までも含めた電圧を一定に制御していること
になる。このため、ダイオードD1に流れる電流を変化さ
せた場合、即ち減衰量を変化させた場合には、抵抗R2に
よる電圧降下V5が変化してしまい、その結果、減衰量の
変化に伴って入出力インピーダンスが変化されるという
問題がある。
また、差動増幅器A1でバイアス電圧V1′の検出に使用
している模擬回路2の特性が高周波回路1の特性と異な
った場合、一定に保とうとするバイアス電圧V1の値が変
動してしまうという問題もある。
している模擬回路2の特性が高周波回路1の特性と異な
った場合、一定に保とうとするバイアス電圧V1の値が変
動してしまうという問題もある。
本発明は減衰量の変化に関わらず入出力インピーダン
スを一定に保持し、かつ電圧変動が生じない電圧制御減
衰器を提供することを目的としている。
スを一定に保持し、かつ電圧変動が生じない電圧制御減
衰器を提供することを目的としている。
本発明の電圧制御減衰器は、減衰器を形成する複数個
の信号減衰用ダイオードと、前記ダイオードの各端子に
接続された電圧モニタ用の抵抗と、前記抵抗を通して前
記ダイオードの各端子電圧を直接比較し、この比較結果
に基づいて前記信号減衰用ダイオードを駆動する電圧を
発生する回路手段と、信号減衰量を可変に制御するため
に前記信号減衰用ダイオードに電圧を印加する端子とを
備えている。
の信号減衰用ダイオードと、前記ダイオードの各端子に
接続された電圧モニタ用の抵抗と、前記抵抗を通して前
記ダイオードの各端子電圧を直接比較し、この比較結果
に基づいて前記信号減衰用ダイオードを駆動する電圧を
発生する回路手段と、信号減衰量を可変に制御するため
に前記信号減衰用ダイオードに電圧を印加する端子とを
備えている。
上述した構成では、個々のダイオードの端子電圧を高
周波回路から直接抵抗で取り出して各端子に印加される
電圧の和が一定となるように、しかも模擬回路を用いる
ことなくダイオードのバイアス電圧を制御する。
周波回路から直接抵抗で取り出して各端子に印加される
電圧の和が一定となるように、しかも模擬回路を用いる
ことなくダイオードのバイアス電圧を制御する。
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の回路図である。ダイオー
ドD1,D2,抵抗R1,R2及びコンデンサCでブリッジT型減
衰器3を構成し、交流信号は高周波入力端子RF inに入
力され、ブリッジT型減衰器3を通過した上で、高周波
出力端子RF outに出力される。なお、Cは直流カット用
のコンデンサである。
ドD1,D2,抵抗R1,R2及びコンデンサCでブリッジT型減
衰器3を構成し、交流信号は高周波入力端子RF inに入
力され、ブリッジT型減衰器3を通過した上で、高周波
出力端子RF outに出力される。なお、Cは直流カット用
のコンデンサである。
このブリッジT型減衰器3には、抵抗R10,R11,R12を
夫々接続し、抵抗R10はダイオードD1のアノード電圧V1
を、抵抗はR11カソード電圧V2を、抵抗R12はダイオード
D2のアノード電圧V4を夫々モニタし、これらの抵抗を通
して差動増幅器A2によりバイアス電圧の和が作られる。
夫々接続し、抵抗R10はダイオードD1のアノード電圧V1
を、抵抗はR11カソード電圧V2を、抵抗R12はダイオード
D2のアノード電圧V4を夫々モニタし、これらの抵抗を通
して差動増幅器A2によりバイアス電圧の和が作られる。
作動増幅器A2の抵抗R9は電圧増幅率を決定する抵抗で
あり、R9=R10=R11=R12とすれば、作動増幅器A2の出
力には(V4−V2)+V1、即ち、ダイオードD1,D2に印加
されているアノード,カソード間の電位差の和が取り出
せる。この出力を差動増幅器A3により基準電圧Vrと比較
して、その差が0Vとなるように抵抗R8を通してアノード
電圧V1を制御する。
あり、R9=R10=R11=R12とすれば、作動増幅器A2の出
力には(V4−V2)+V1、即ち、ダイオードD1,D2に印加
されているアノード,カソード間の電位差の和が取り出
せる。この出力を差動増幅器A3により基準電圧Vrと比較
して、その差が0Vとなるように抵抗R8を通してアノード
電圧V1を制御する。
以上の動作により、電位差の和(V1−V2)+V4が基準
電圧Vrに等しくされて一定に保たれるため、ダイオード
D1を流れる電流とダイオードD2を流れる電流の積が一定
に保たれ、減衰量が変化しても入出力インピーダンスが
変化しないという特性が実現できる。
電圧Vrに等しくされて一定に保たれるため、ダイオード
D1を流れる電流とダイオードD2を流れる電流の積が一定
に保たれ、減衰量が変化しても入出力インピーダンスが
変化しないという特性が実現できる。
なお、端子Tは減衰量を制御するための電圧を印加す
る端子であり、抵抗R13を通してダイオードD2のアノー
ドに接続される。
る端子であり、抵抗R13を通してダイオードD2のアノー
ドに接続される。
また、この構成では、模擬回路は用いてはおらず、電
圧検出用の抵抗R10,R11,R12は直接高周波部から引き出
されているため、模擬回路を使用したときのような特性
バラツキによる電圧変動が生じることはない。
圧検出用の抵抗R10,R11,R12は直接高周波部から引き出
されているため、模擬回路を使用したときのような特性
バラツキによる電圧変動が生じることはない。
また、電圧加算動作および電圧比較動作に差動増幅器
を使用してダイオードバイアス電圧を制御しているた
め、通常減衰器部に要求される線形性の他に、非線形的
な動作を行わせることも容易に可能である。
を使用してダイオードバイアス電圧を制御しているた
め、通常減衰器部に要求される線形性の他に、非線形的
な動作を行わせることも容易に可能である。
ここで、前記実施例では、ダイオードを2個使用した
回路例についての説明を行ったが、一般に複数個のダイ
オードを使用する場合についても、同様に本発明を実施
することができる。更に、本発明の特徴,“ダイオード
バイアス電圧の直接比較”および“ダイオードバイアス
電圧V1をダイオードに印加される他のバイアス電圧によ
って制御する",の2点は、それぞれ独立に活用しても同
様の効果が得られることは明白である。
回路例についての説明を行ったが、一般に複数個のダイ
オードを使用する場合についても、同様に本発明を実施
することができる。更に、本発明の特徴,“ダイオード
バイアス電圧の直接比較”および“ダイオードバイアス
電圧V1をダイオードに印加される他のバイアス電圧によ
って制御する",の2点は、それぞれ独立に活用しても同
様の効果が得られることは明白である。
以上説明したように本発明は、個々のダイオードの端
子電圧を高周波回路から直接抵抗で取り出して各端子に
印加される電圧の和が一定となるようにダイオードのバ
イアス電圧を制御しているので、減衰量変化に対して、
入出力インピーダンスが変化しない特性を高い精度で実
現できる。また、本発明では模擬回路を使用しないた
め、高周波回路との特性の相違による電圧の変動を改善
することもできる。
子電圧を高周波回路から直接抵抗で取り出して各端子に
印加される電圧の和が一定となるようにダイオードのバ
イアス電圧を制御しているので、減衰量変化に対して、
入出力インピーダンスが変化しない特性を高い精度で実
現できる。また、本発明では模擬回路を使用しないた
め、高周波回路との特性の相違による電圧の変動を改善
することもできる。
第1図は本発明の一実施例のブリッジT型電圧制御減衰
器の回路図、第2図は従来のブリッジT型電圧制御減衰
器の回路図である。 1……高周波回路、2……模擬回路、3……ブリッジT
型減衰器、A1〜A3……作動増幅器、RF in,RF out……高
周波端子、T……減衰量制御端子、C……コンデンサ、
D1〜D4……ダイオード、R1〜R13……抵抗、V1〜V5……
バイアス電圧、V1′……比較電圧、Vr……基準電圧。
器の回路図、第2図は従来のブリッジT型電圧制御減衰
器の回路図である。 1……高周波回路、2……模擬回路、3……ブリッジT
型減衰器、A1〜A3……作動増幅器、RF in,RF out……高
周波端子、T……減衰量制御端子、C……コンデンサ、
D1〜D4……ダイオード、R1〜R13……抵抗、V1〜V5……
バイアス電圧、V1′……比較電圧、Vr……基準電圧。
Claims (1)
- 【請求項1】減衰器を形成する複数個の信号減衰用ダイ
オードと、これらダイオードの各端子に接続された電圧
モニタ用の抵抗と、これら抵抗を通して前記ダイオード
の各端子電圧を直接比較し、この比較結果に基づいて前
記信号減衰用ダイオードを駆動する電圧を発生する回路
手段と、信号減衰量を可変に制御するために前記信号減
衰用ダイオードに電圧を印加する端子とを備えることを
特徴とする電圧制御減衰器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7549188A JP2625845B2 (ja) | 1988-03-29 | 1988-03-29 | 電圧制御減衰器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7549188A JP2625845B2 (ja) | 1988-03-29 | 1988-03-29 | 電圧制御減衰器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01246910A JPH01246910A (ja) | 1989-10-02 |
JP2625845B2 true JP2625845B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=13577803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7549188A Expired - Lifetime JP2625845B2 (ja) | 1988-03-29 | 1988-03-29 | 電圧制御減衰器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2625845B2 (ja) |
-
1988
- 1988-03-29 JP JP7549188A patent/JP2625845B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01246910A (ja) | 1989-10-02 |
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