JP2625396B2 - 受信データ処理装置 - Google Patents

受信データ処理装置

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JP2625396B2
JP2625396B2 JP7013141A JP1314195A JP2625396B2 JP 2625396 B2 JP2625396 B2 JP 2625396B2 JP 7013141 A JP7013141 A JP 7013141A JP 1314195 A JP1314195 A JP 1314195A JP 2625396 B2 JP2625396 B2 JP 2625396B2
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隆義 佐々木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受信データ処理装置に関
し、特にファーストアウト・ファーストイン方式のメモ
リをバッファとして備え、高速通信用に利用される受信
データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高速通信に適用されている受信デ
ータ処理装置の一例のブロック図が図3に示される。図
3に示されるように、本従来例は、RXD端子40およ
びバス307に対応して、受信回路31と、受信バッフ
ァ(A)32と、受信バッファ(B)33と、受信バッ
ファ(C)34と、書込み制御回路(A)(以下、WR
C回路(A)と略称する)35と、WRC回路(B)3
6と、WRC回路(C)37と、割り込み制御回路38
と、CPU39とを備えて構成される。
【0003】図3において、本受信データ処理装置に対
しては、RXD端子40より送信信号301が入力され
る。当該送信信号301は、受信回路31に入力され
て、受信回路31において第1の受信データが構成さ
れ、当該第1の受信データ構成後において、受信回路3
1よりは受信完了信号302が出力されて、第1の受信
データの受信終了がWAC回路(A)35に伝達され
る。WAC回路(A)35においては、受信完了信号3
02の入力を受けて、書込み(以下、WRと略称する)
信号(A)303が生成されて出力され、受信バッファ
(A)32に入力される。受信バッファ(A)32にお
いては、WR信号(A)303により制御されて、受信
回路31から入力される前記第1の受信データが格納さ
れる。この時点においては、受信バッファ(B)33に
は書込まれている受信データがないので、WRC回路
(B)36から出力されるWR信号(B)304により
制御されて、受信バッファ(A)32から出力される第
1の受信データは、受信バッファ(B)33に入力され
て格納される。同様に、受信バッファ(C)34におい
ても、書込まれている受信データがないので、WRC回
路(C)37から出力されるWR信号(C)305によ
り制御されて、受信バッファ(B)33から出力される
前記第1の受信データは、受信バッファ(C)34に入
力されて格納される。以上の動作を通じて、受信回路3
1から、受信バッファ(C)34に対して第1の受信デ
ータが転送される。即ち、本従来例においては、受信バ
ッファ(A)32、受信バッファ(B)33および受信
バッファ(C)34は、ファーストイン・ファーストア
ウト(FIFO)方式の受信バッファとして動作してい
る。
【0004】上述のように、第1の受信データが受信バ
ッファ(C)34に転送されると同時に、WR信号
(C)305は、割り込み要求信号(C)306とし
て、割り込み制御回路38に入力される。割り込み制御
回路38においては、別の要因の割り込み要求(図示せ
ず)との優先順位が選定されて、割り込み要求信号
(C)306の優先順位が高い場合には当該割り込み要
求が受け付けられ、CPU39に対して当該割込み要求
が伝達される。CPU206においては、割り込み制御
回路38から入力される割込み要求を受けて、バス30
7を介して受信バッファ(C)34より出力される第1
の受信データが読み出され、当該第1の受信データに対
応するデータ処理が実行される。
【0005】また、割り込み要求信号(C)306が割
り込み制御回路38に入力される時点において、CPU
39により別の優先度の高い割り込み処理が行われてい
た場合には、CPU39による当該第1の受信データの
読出しが行われず、当該データ処理の終了するまで読出
しが待機される。この場合に、受信回路31において第
2の受信データを受信されると、受信バッファ(B)3
3に対してまでは、当該第2の受信データの転送が行わ
れる。しかしながら、第1の受信データは、受信バッフ
ァ(C)34に残ったままの状態となっている。そし
て、第1の受信データがCPU39により読み出されな
いままの状態において、更に第3の受信データが受信さ
れて受信バッファ(A)32に入力されて格納される。
この状態において、なお且つ、CPU39による受信デ
ータに対する割り込み処理が行われない場合には、既
に、受信バッファ(A)32、受信バッファ(B)33
および受信バッファ(C)34には、それぞれ第1、第
2および第3の受信データが格納されているために、R
XD端子40を介して第4の受信データが受信回路31
に入力されても、当該第4の受信データを受信バッファ
に格納することは不可能な状態となり、この第4の受信
データがが失われてしまうという事態が生じる。
【0006】また、他の従来例の一つである通信制御装
置が、特開昭63−59140号公報に提案されてい
る。図4は、当該特開昭63−59140号公報に記載
されている通信制御装置の構成を示すブロック図であ
る。図4に示されるように、本従来例の通信制御装置4
1は、CPU50、外部バス40、バス402および4
03に対応して、DMA制御回路42と、バスインター
フェース回路43と、データバスバッファ44と、受信
バッファ数レジスタ45と、最小受信バッファ数レジス
タ46と、比較回路47と、受信制御回路48と、レシ
ーバ49とを備えて構成される。
【0007】図4において、通信制御装置41を初期化
する際には、CPU50により、受信バッファ数レジス
タ45には使用可能な全受信バッファのレジスタ数が設
定され、また最小受信バッファ数レジスタ46には、最
小受信バッファ数が設定される。受信制御回路48に
は、外部伝送路401を流れる受信データが、レシーバ
49、データバスバッファ44およびバス403を介し
て受信される。この受信制御回路48においては、DM
A制御回路42、データバスバッファ44およびバスイ
ンターフェース回路43を使用して、受信されたデータ
が内蔵されるデータ受信バッファに格納される。そし
て、その際には、受信バッファ数レジスタ45の値が1
だけ減少される。比較回路47においては、受信バッフ
ァ数レジスタ45の値と最小受信バッファ数レジスタ4
6の値4との内容が比較されて、当該比較結果がバスイ
ンターフェース回路43に伝達される。また、受信制御
回路48からは、バスインターフェース回路43に対し
て、CPU50に対する受信割り込み要求信号が出力さ
れる。バスインターフェース回路43においては、比較
回路47より入力される比較結果に基づいて、受信バッ
ファ数レジスタ45の値の内容が、最小受信バッファ数
レジスタ46の値の内容以下であると判定される場合に
は、高優先順位の割り込み要求を使用してCPU50に
対してデータの受信が伝達され、また受信バッファ数レ
ジスタ45の値の内容が、最小受信バッファ数レジスタ
46の値の内容を越えている場合には、通常の割り込み
要求を使用してCPU50に対しデータの受信が通知さ
れる。そして、CPU50により受信データの読出しが
行われる状態になると、受信制御回路48によって受信
バッファ数レジスタ45の値の内容が1だけ増加され
る。このようにして、本従来例においては、使用可能な
受信バッファが、CPU50に予め指定されている一定
数よりも少なくなった場合に、高い優先度の割込み要求
を使用してデータ受信バッファの不足をCPU50に伝
達して、受信バッファの不足による受信不能状態を回避
できるものとしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のFIF
O方式の受信バッファを有する受信データ処理装置にお
いては、CPUが優先順位の高い別の割り込み処理を実
行中には、受信データの割り込み要求を受付けることが
不可能であり、当該受信データが失われてしまうという
欠点がある。
【0009】また、前述の特開昭63−59140公報
の通信制御装置の場合には、最小受信バッファ数レジス
タの値よりも受信バッファ数が上回る場合には、高い優
先順位の割り込みが発生して受信割り込み要求が受け付
けられ、受信データの失われることはないものの、FI
FO方式の受信バッファを有する受信データ処理装置に
適用する場合には、受信バッファ数レジスタ、最小バッ
ファレジスタ、またそれらの値の増減のための加減算回
路および比較回路等の回路構成が複雑化し、経済的負担
が増大するとともに、加減算および比較処理のために要
する時間が多大となり、回路処理動作が劣化するという
欠点がある。
【0010】本発明の目的は、受信バッファ数が少なく
なった状態において、比較的に簡易な回路構成によっ
て、受信データに対応する優先順位の高い割込み処理を
発生することにより、当該受信データの喪失を排除する
ことのできるFIFO方式の受信バッファを有する受信
データ処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の受信データ処理
装置は、複数の受信バッファを有し、データ受信時に割
り込みを使用して、受信データを処理する受信データ処
理装置において、入力される送信信号より受信データを
形成して出力するとともに、当該受信データに対応する
受信完了信号を出力する受信回路と、前記受信完了信号
を入力して第1の書込み信号を出力するとともに、当該
第1の書込み信号を第1の割込み要求信号として出力す
る第1の書込み制御回路と、前記第1の書込み信号によ
り制御されて、前記受信回路より出力される受信データ
を格納する第1の受信バッファと、所定の第(n+1)
〔n=1、2、3、………、N−2〕の書込み信号によ
り制御されて、第nの受信バッファに格納されている受
信データを入力して格納する第(n+1)の受信バッフ
ァを含む(N−2)個の受信バッファ群と、前記第nの
書込み制御回路からの受信データ格納情報を受けて、前
記第(n+1)の書込み信号を出力するとともに、当該
第(n+1)の書込み信号の出力に対応して、前記第
(n+1)の受信バッファに受信データが格納されてい
ることを示す第nの受信データ存在信号を出力する第
(n+1)の書込み制御回路を含む(N−2)個の書込
み制御回路群と、前記第(N−1)の書込み制御回路か
らの受信データ格納情報を受けて、第Nの書込み信号を
出力するとともに、当該第Nの書込み信号を第2の割込
み要求信号として出力する第Nの書込み制御回路と、前
記第Nの書込み信号により制御されて、第(N−1)の
受信バッファに格納されている受信データを入力して格
納する第Nの受信バッファと、前記第1の割込み要求信
号と前記第nの受信データ存在信号とを入力して、前記
第1の受信バッファから前記第Nの受信バッファに至る
全ての受信バッファに受信データが格納されたか否かを
判別し、全ての受信バッファに受信データが格納されて
いる場合に、第3の割込み要求信号を生成して出力する
割込み要求信号生成回路と、前記第2および第3の書込
み要求信号を入力して、当該第3の割込み要求信号を最
優先順位の割込み要求信号として出力する割込み制御回
路と、前記第3の割込み要求信号を受けて、当該第3の
割込み要求信号を最優先順位の割込み処理要求として、
前記第Nの受信バッファよりバスを介して入力される受
信データの割込み処理を行う中央処理装置と、を備えて
構成されており、前記第3の割込み要求信号が予め最優
先順位の割込み要求信号として設定され、前記第2の割
込み要求信号が次順位の割込み優先順位の割込み要求信
号として設定されることを特徴としている。
【0012】なお、前記第1の割込み要求信号がハイレ
ベルにて出力され、前記第nおよび第Nの受信信号存在
信号がそれぞれハイレヘルにて出力されて、前記割込み
要求信号生成回路より、ハイレベルの前記第3の割込み
要求信号が出力されるようにしてもよく、また、その場
合には、前記割込み要求信号生成回路が論理積回路によ
り形成されるようにしてもよい。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0014】図1は、本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図1に示されるように、本実施例は、
バス110に対応して、受信回路11と、受信バッファ
(A)12と、受信バッファ(B)13と、受信バッフ
ァ(C)14と、WAC回路(A)15と、WAC回路
(B)16と、WAC回路(C)17と、AND回路1
8と、割込み制御回路19と、CPU20とを備えて構
成される。なお、本実施例は、説明を分り易くするため
に、受信バッファおよびWAC回路の個数が3の場合を
例として示している。
【0015】図1において、本受信データ処理装置に対
して、RXD端子21より送信信号101が入力され
る。当該送信信号101は、受信回路11に入力され
て、受信回路11において第1の受信データが構成さ
れ、当該第1の受信データ構成後において、受信回路1
1よりは受信完了信号102が出力されて、第1の受信
データの受信終了がWAC回路(A)15に伝達され
る。WAC回路(A)15においては、受信完了信号1
02の入力を受けて、WR信号(A)103が生成され
て出力され、受信バッファ(A)12に入力されるとと
もに、AND回路18にも入力される。受信バッファ
(A)12においては、WR信号(A)103により制
御されて、受信回路11から入力される前記第1の受信
データが書込まれて格納される。また、それと同時に、
WAC回路(A)15からは、WAC回路(B)16に
対して、受信バッファ(A)14に第1の受信データが
格納されたことが伝達される。この時点においては、受
信バッファ(B)13には書込まれている受信データが
ないので、WRC回路(B)16からはWR信号(B)
104が生成されて出力され、このWR信号(B)10
4により制御されて、受信バッファ(A)12から出力
される第1の受信データは、受信バッファ(B)13に
入力されて格納される。そして、同時に、WRC回路
(B)16からは、WAC回路(C)17に対して、受
信バッファ(B)13に第1の受信データが格納された
ことが伝達されるとともに、受信バッファ(B)13に
有効な受信データが格納されていることを示す受信デー
タ存在信号106が“H”レベルで出力されて、AND
回路18に入力される。
【0016】同様に、受信バッファ(C)14において
も、書込まれている受信データがないので、WAC回路
(B)16からの伝達内容を受けて、WRC回路(C)
17からはWR信号(C)105が生成されて出力さ
れ、受信バッファ(C)14に入力されるとともに、割
込み要求信号(C)109として割込み制御回路19に
入力される。このWR信号(C)105により制御され
て、受信バッファ(B)13から出力される前記第1の
受信データは、受信バッファ(C)14に入力されて格
納される。この時点において、WAC回路(B)16よ
り出力されている受信データ存在信号106は“L”レ
ベルとなり、また、WAC回路(C)17より出力され
る、受信バッファ(C)14に有効の受信データが存在
することを示す受信データ存在信号107は“H”レベ
ルで出力されて、AND回路18に入力される。以上の
動作を通じて、WAC回路(A)15、WAC回路
(B)16およびWAC回路(c)17より、それぞれ
AND回路18に対して入力される各信号レベルは、同
時に“H”レベルとなることがないため、当該AND回
路18より出力される割込み要求信号(A)108は、
“H”レベルになることはない。
【0017】以上説明したように、本実施例において
は、受信バッファ(A)12、受信バッファ(B)13
および受信バッファ(C)14は、ファーストイン・フ
ァーストアウト(FIFO)方式の受信バッファとして
動作する。この動作過程において、上述のように、WA
C回路(C)17からは、WR信号(C)105が、割
込み要求信号(C)109として割込み制御回路19に
入力されるが、この割込み要求信号(C)109は、予
め、CPU20によって、割込み制御回路20に対して
指定されている優先順位に従って行われる特定の割込み
要求として処理される。従って、割込み要求信号(C)
109が割込み制御回路19に入力された時点におい
て、CPU20に対して、優先順位の高い別の割込みが
発生していない状態においては、当該割込み要求が割込
み制御回路19を介してCPU20に伝達され、CPU
20においては、バス110を介して受信バッファ
(C)14に格納されている受信データが読出されて、
データ処理が実行される。この際には、受信データ存在
信号107は“L”レベルに転移する。
【0018】以下においては、割込み要求信号(C)1
09により起動される割込み処理よりも、優先順位の高
い割込み処理が、割込み制御回路19およびCPU20
により行われている場合について、図2(a)、
(b)、(c)、(d)、(e)、(f)および(g)
を参照して説明する。第1の受信データの受信時におい
ては、既に説明したように、受信回路11より出力され
る受信完了信号102(図2(a)参照)により、WR
信号(A)103(図2(b)参照)、WR信号(B)
104(図2(c)参照)およびWR信号(C)105
(図2(e)参照)が、順次対応するWAC回路より出
力されて、第1の受信データが受信バッファ(C)14
に転送される。その際、WAC回路(C)17より割込
み要求信号(C)109(図2(e)参照)が出力され
るが、この割込み要求信号(C)109により起動され
る割込み処理よりも優先順位の高い割込み処理が、割込
み制御回路19およびCPU20により行われている場
合には、受信バッファ(C)14からの第1の受信デー
タの読出しが行われることがなく、受信データ存在信号
(C)107(図2(f)参照)は“H”レベルのまま
の状態に保持される。
【0019】その後の時点において、RX端子21より
送信信号101が入力されて、受信回路11において第
2の受信データが構成されると、第1の受信データが受
信バッファ(A)12に転送された場合と同様に、当該
第2の受信データは受信バッファ(B)13に転送され
る。この場合、受信バッファ(C)14には、未だ第1
の受信データが残留しているので、WAC回路(C)1
7からWR信号(C)105が生成されて出力されるこ
とはなく、第2の受信データは受信バッファ(B)13
に格納されているままの状態となる。また、受信バッフ
ァ(B)13には有効な受信データ(第2の受信デー
タ)が存在しているために、WRC回路(B)16より
出力される受信データ存在信号(B)106(図2
(d)参照)も、“H”レベルの状態となっている。そ
して、更に、その後の時点において、CPU20によ
り、受信バッファ(C)14の格納されている受信デー
タを読出されない状態が続く場合には、RXD端子21
より送信信号101が入力されて、受信回路11におい
ては、当該送信信号に対応する第3の受信データが構成
される。この第3の受信データの受信時には、受信回路
11より出力される受信完了信号102(図2(b)参
照)が入力されるWAC回路(A)15においては、W
R信号(A)103が生成されて出力され、これを受け
て、受信バッファ(A)12には、第3の受信データが
転送されて格納される。しかしながら、受信バッファ
(B)13には、前回の第2の受信データが存在してい
るために、WRC回路(B)16からWR信号(B)1
04が生成されて出力されることはない。そして、この
時点において、WR信号(A)103は“H”レベルと
なり、AND回路19に入力される。また、WAC回路
(B)16より出力される受信データ存在信号(B)1
06(図2(d)参照)と、WAC回路(C)17より
出力される受信データ存在信号(C)107(図2
(f)参照)は、共に“H”レベルにて出力されてAN
D回路18に入力される。従って、AND回路18より
出力される割込み要求信号(A)108は、“H”レベ
ルにて出力されて割込み制御回路19に入力される。
【0020】この“H”レベルの割込み要求信号(A)
108に対応する割込み処理の優先順位を、予め、高い
優先順位に設定しておくことにより、割込み制御回路1
9の制御作用を介して、CPU20に対して現在時点に
おいて発生している割込み処理を中断し、当該割込み要
求信号(A)108に対応する割込み処理を優先的に開
始するように指示することが可能となる。CPU20に
おいては、割込み制御回路19の指示により、現在実行
している割込み処理が中断されて、当該割込み要求信号
(A)108に対応する割込み処理が実行される。この
割込み処理に対応して、受信バッファ(C)14に格納
されている第1の受信データが、CPU20によりバス
110を介して読出される。これにより、受信バッファ
(C)14のデータ内容が読み出されるために、WAC
回路(C)17においてはWR信号(C)105が生成
されて出力され、受信バッファ(C)14に入力され
る。このWR信号(C)105により制御されて、受信
バッファ(B)13に格納されている第2の受信データ
は、受信バッファ(C)14に転送されて格納され、同
様に、WAC回路(B)16より出力されるWR信号
(B)104により制御されて、受信バッファ(A)1
2に格納されている第3の受信データは、受信バッファ
(B)13に転送されて格納される。この受信データの
移動は、数クロック以内のタイミングにおいて終了する
ので、CPU20においては、第1の受信データが読出
された後に、第2の受信データを連続的に読出すことが
できる。そして、当該第2の受信データが読出された後
には、同様に、第3の受信データも受信バッファ(C)
14に移動するので、当該第3の受信データも、CPU
20により連続的に読出すことができる。このようにし
て、受信バッファ数が不足する状態においては、特定の
優先順位の割込み処理を介して、受信データが逐次CP
Uに読出されて処理される。
【0021】なお、上記の実施例においては、受信バッ
ファおよびWAC回路が、それぞれ3個の場合について
説明しているが、一般的には、これらの受信バッファお
よびWAC回路の個数はN(3より大きい整数)個とし
てもよく、これらの個数は、当該受信データ処理装置に
対応する受信データ量および受信データの処理要求等を
含む運用条件により、適宜に設定することが可能であ
り、受信バッファおよびWAC回路の個数に関係なく本
発明を有効に適用することができることは云うまでもな
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、FIF
O方式の受信バッファを有する受信データ処理装置に適
用されて、受信データに対応する受信バッファ数が少な
くなった状態において、当該受信データの入力に対応し
て、CPUに予め指定されている優先順位の高い割込み
処理を発生することができるために、受信バッファ数の
不足に起因する受信データの喪失を回避することができ
るという効果がある。
【0023】また、特開昭63−59140公報に記載
されている通信制御装置において、必須構成要件として
用いられている比較回路等が不要であり、僅少の論理回
路の追加のみにより受信データの喪失を排除することが
できるという経済的効果が得られるとともに、受信バッ
ファ数レジスタの加算、および比較回路における比較動
作が不要となり、高速に割込み要求処理を行うことが可
能となり、これにより、受信データの処理を迅速に行
い、割込み発生後の次の受信データの構成前において受
信データを読み出すことができるため、従来よりも一層
受信データ喪失の機会を抑制することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】前記実施例における動作を示すタイミング図で
ある。
【図3】従来例の構成を示すブロック図である。
【図4】他の従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11、31 受信回路 12、32 受信バッファ(A) 13、33 受信バッファ(B) 14、34 受信バッファ(C) 15、35 WAC回路(A) 16、36 WRC回路(B) 17、37 WAC回路(C) 18 AND回路 19、38 割込み制御回路 20、39、50 CPU 21、40 RXD端子 41 通信制御装置 42 DMA制御回路 43 バスインターフェース回路 44 データバスバッファ 45 受信バッファ数レジスタ 46 最小受信バッファ数レジスタ 47 比較回路 48 受信制御回路 49 レシーバ 101、301 送信信号 102、302 受信完了信号 103、303 WR信号(A) 104、304 WR信号(B) 105、305 WR信号(C) 106 受信データ存在信号(B) 107 受信データ存在信号(C) 108 割込み要求信号(A) 109、306 割込み要求信号(C) 110、307、402、403 バス 401 外部伝送路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受信バッファを有し、データ受信
    時に割り込みを使用して受信データを処理する受信デー
    タ処理装置において、 入力される送信信号より受信データを形成して出力する
    とともに、当該受信データに対応する受信完了信号を出
    力する受信回路と、 前記受信完了信号を入力して第1の書込み信号を出力す
    るとともに、当該第1の書込み信号を第1の割込み要求
    信号として出力する第1の書込み制御回路と、 前記第1の書込み信号により制御されて、前記受信回路
    より出力される受信データを格納する第1の受信バッフ
    ァと、 所定の第(n+1)〔n=1、2、3、………、N−
    2〕の書込み信号により制御されて、第nの受信バッフ
    ァに格納されている受信データを入力して格納する第
    (n+1)の受信バッファを含む(N−2)個の受信バ
    ッファ群と、 前記第nの書込み制御回路からの受信データ格納情報を
    受けて、前記第(n+1)の書込み信号を出力するとと
    もに、当該第(n+1)の書込み信号の出力に対応し
    て、前記第(n+1)の受信バッファに受信データが格
    納されていることを示す第nの受信データ存在信号を出
    力する第(n+1)の書込み制御回路を含む(N−2)
    個の書込み制御回路群と、 前記第(N−1)の書込み制御回路からの受信データ格
    納情報を受けて、第Nの書込み信号を出力するととも
    に、当該第Nの書込み信号を第2の割込み要求信号とし
    て出力する第Nの書込み制御回路と、 前記第Nの書込み信号により制御されて、第(N−1)
    の受信バッファに格納されている受信データを入力して
    格納する第Nの受信バッファと、 前記第1の割込み要求信号と前記第nの受信データ存在
    信号とを入力して、前記第1の受信バッファから前記第
    Nの受信バッファに至る全ての受信バッファに受信デー
    タが格納されたか否かを判別し、全ての受信バッファに
    受信データが格納されている場合に、第3の割込み要求
    信号を生成して出力する割込み要求信号生成回路と、 前記第2および第3の書込み要求信号を入力して、当該
    第3の割込み要求信号を最優先順位の割込み要求信号と
    して出力する割込み制御回路と、 前記第3の割込み要求信号を受けて、当該第3の割込み
    要求信号を最優先順位の割込み処理要求として、前記第
    Nの受信バッファよりバスを介して入力される受信デー
    タの割込み処理を行う中央処理装置と、 を備えて構成されており、前記第3の割込み要求信号が
    予め最優先順位の割込み要求信号として設定され、前記
    第2の割込み要求信号が次順位の割込み優先順位の割込
    み要求信号として設定されることを特徴とする受信デー
    タ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の割込み要求信号がハイレベル
    にて出力され、前記第nおよび第Nの受信信号存在信号
    がそれぞれハイレベルにて出力されて、前記割込み要求
    信号生成回路より、ハイレベルの前記第3の割込み要求
    信号が出力される請求項1記載の受信データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記割込み要求信号生成回路が論理積回
    路により形成される請求項2記載の受信データ処理装
    置。
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