JP2624114B2 - 光磁気記録用媒体 - Google Patents

光磁気記録用媒体

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JP2624114B2 JP5079954A JP7995493A JP2624114B2 JP 2624114 B2 JP2624114 B2 JP 2624114B2 JP 5079954 A JP5079954 A JP 5079954A JP 7995493 A JP7995493 A JP 7995493A JP 2624114 B2 JP2624114 B2 JP 2624114B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録用媒体、特
に高密度記録に適する光磁気記録用媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光磁気記録用媒体において、高い
キュリー温度と大きなカー回転角を有する再生用の垂直
磁化膜(読みだし層)と低いキュリー温度と相対的に小
さなカー回転角を有する垂直磁化膜(記録層)を交換結
合させ、再生信号強度の増加と記録パワーに関して高感
度化を計った高感度2層膜と称される媒体が存在する。
このような媒体は特開昭62−184644号公報、特
開昭63−16444号公報、特開昭63−18544
号公報、特開昭63−18545号公報など数多く示さ
れているが、これらの媒体における記録マーク形成は、
記録層のキュリー温度付近において、読みだし層が磁化
反転し始め、温度が下がる過程で読みだし層の磁化が記
録層に転写されるという形をとる。室温では、記録層の
保磁力が高いため、記録マークは固定され、安定に存在
できる。この高感度2層膜が持つ従来の単層膜媒体と違
う特性としては、読みだし層の保磁力が小さいことに起
因する高記録磁界感度などがあげられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の高感度2層膜で
は、記録マークの形成を、読みだし層の反転に頼るた
め、記録層のキュリー温度付近において、読みだし層の
保磁力を充分に小さくしなければならず、読みだし層に
は、あまり保磁力の大きな記録膜やキュリー温度が高す
ぎる記録膜を使用することができなかった。また、記録
特性(記録磁界依存性など)が読みだし層に支配され、
記録特性の変更が容易ではなかった。光の照射側に最も
近い記録膜に、その記録膜よりも光の照射側から遠い記
録膜の記録特性を反映させようとする試みは、特開平4
−184734号公報などに示されているが、記録膜が
少なくとも3層以上必要となり、光の照射側から偶数番
目の記録膜には、キュリー温度を低くして両側の記録膜
の交換相互作用を切ったりつないだりするスイッチの役
割を持たせなければならなかった。
【0004】本発明の目的は、このような問題を解決
し、大容量の光磁気記録用媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光磁気記録用媒
体は、2層以上の記録膜を有する光磁気記録用媒体に対
し、記録マークを形成する際、光の照射側に最も近い第
1の記録膜に、この第1の記録膜の次に光の照射側に近
い第2の記録膜の磁化状態を転写する光磁気記録用媒体
において、第1の記録膜と前記第2の記録膜を少なくと
も有し、第2の記録膜のキュリー温度から室温の温度領
域にあって、第2の記録膜の界面磁壁エネルギー密度が
第1の記録膜の界面磁壁エネルギー密度よりも大きくな
る温度領域が存在するものである。
【0006】また本発明の光磁気記録用媒体は、2層以
上の記録膜を有する光磁気記録用媒体に対し、記録マー
クを形成する際、光の照射側に最も近い第1の記録膜
に、この第1の記録膜の次に光の照射側に近い第2の記
録膜の磁化状態を転写する光磁気記録用媒体において、
第1の記録膜と前記第2の記録膜を少なくとも有し、第
2の記録膜のキュリー温度から室温の温度領域にあっ
て、第1の記録膜と第2の記録膜を少なくとも有し、第
2の記録膜のキュリー温度から室温の温度領域にあっ
て、第1の記録膜と第2の記録膜の界面にできる界面磁
壁の厚さが第1の記録膜の膜厚よりも大きいものであ
る。
【0007】また本発明の光磁気記録用媒体は、2層以
上の記録膜を有する光磁気記録用媒体に対し、記録マー
クを形成する際、光の照射側に最も近い第1の記録膜
に、第1の記録膜の次に光の照射側に近い第2の記録膜
の磁化状態を転写する光磁気記録用媒体において、第1
の記録膜と、第2の記録膜と、室温付近で有効異方性磁
界(Hk−4πMs)または保磁力が第2の記録膜の室
温付近の有効異方性磁界(Hk−4πMs)または保磁
力よりも小さい第3の記録膜を少なくとも有し、第3の
記録膜は第2の記録膜より光照射側から見て遠い位置に
形成され、第2の記録膜のキュリー温度から室温の温度
領域にあって、第2の記録膜の界面磁壁エネルギー密度
が第1の記録膜の界面磁壁エネルギー密度よりも大きく
なる温度領域が存在し、第2の記録膜のキュリー温度付
近になると、第3の記録膜のおいて、第3の記録膜の有
効異方性磁界(Hk−4πMs)、または保持力が記録
バイアス磁界以下になるものである。
【0008】また本発明の光磁気記録用媒体は、第1の
記録膜と、第2の記録膜と、第3の記録膜を少なくとも
有し、第2の記録膜のキュリー温度から室温の温度領域
にあって、第1の記録膜と、第2の記録膜と、第3の記
録膜を少なくとも有し、第2の記録膜のキュリー温度か
ら室温の温度領域にあって、第1の記録膜と第2の記録
膜の界面にできる界面磁壁の厚さが第1の記録膜の膜厚
よりも大きく、第2の記録膜のキュリー温度付近になる
と、第3の記録膜の有効異方性磁界(Hk−4πMs)
または保持力が記録バイアス磁界以下になるものであ
る。
【0009】さらに、本発明の光磁気記録用媒体は、
2の記録膜のキュリー温度付近になると、第2の記録膜
のキュリー温度付近にあって、前記第1の記録膜の有効
異方性磁界(Hk−4πMs)または保磁力が記録バイ
アス磁界以上になるものである。
【0010】以上に説明した本発明は、任意に組み合わ
せることが可能で、これにより複合的な作用効果が得ら
れる。
【0011】
【作用】第2の記録膜の磁化状態を第1の記録膜に転写
することにより、第2の記録膜の記録特性(記録磁界依
存性など)も有する記録膜を作製することができる。こ
れにより、第1の記録膜を変えなくても第2の記録膜を
変えることによって、記録特性を容易に変更できる。
【0012】交換結合力を利用した光磁気記録用媒体に
おいて、記録マーク形成時に生じる記録膜の界面の界面
磁壁は、界面磁界エネルギー密度の小さな記録膜のほう
に動き、界面磁壁エネルギー密度の小さい記録膜をパン
チスルーする。また、界面磁壁エネルギー密度の大小に
拘らず、記録膜に生じるはずの界面磁壁の厚さよりも記
録膜を薄くすると、界面磁壁はその記録膜をパンチスル
ーする。これは、ある記録膜の状態を他の記録膜(界面
磁壁をパンチスルーされる膜)に転写するということと
等価である。
【0013】従来の交換結合力を利用した光磁気記録用
媒体において、読みだし層に保磁力の大きいものまたは
キュリー温度が高いものを用いた場合、記録層には記録
マークが形成されているが、読みだし層には、良好に記
録マークが形成されていないことがよくある。この場
合、再生信号は読みだし層から得るために、期待される
再生出力を得ることができない。
【0014】そこで、先に述べた2つの原理を利用し
て、界面磁壁が第1記録膜にパンチスルーするようにし
て、良好に形成された第2記録膜の記録マークを第1記
録膜に転写してやれば、第1記録膜に保磁力の大きなも
のまたはキュリー温度の高いものを用いた場合でも、第
1記録膜に良好な記録マークが形成され、期待する再生
出力を得ることができる。
【0015】一方、このように第1記録膜に保磁力の大
きなものまたはキュリー温度の高いものを用いた場合、
従来の高感度2層膜が示した第1記録膜の保磁力が小さ
いことによる特性(高記録磁界感度など)が弱まってし
まう。そこで、第2記録膜のうえに保磁力の弱い第3記
録膜をつけ、第2記録膜の記録マーク形成を助けてやれ
ば、従来の高感度2層膜の特徴を持ち、さらに高再生出
力の媒体を作製することができる。この場合、記録マー
クの形成は以下のような過程で起こる。まず、第2記録
膜のキュリー温度付近において、第3記録膜が磁化反転
を起こし、それとともに第2記録膜の磁化を反転させ
る。その後、降温過程で、第2記録膜に形成された記録
マークを第1記録膜に転写することによって、記録マー
クの書き込みを終了する。
【0016】第2記録膜のキュリー温度付近で、第1記
録膜の有効垂直異方性磁界または保磁力がバイアス磁界
よりも大きく、第1記録膜に全く記録マークが形成され
なくても、界面磁壁を第2記録膜から第1記録膜にパン
チスルーするようにしてやれば降温過程で第2記録膜の
記録マークが第1記録膜に転写され、期待する再生出力
を得ることができる。
【0017】
【実施例】本発明の2層膜を用いたディスクの構成を図
1に示す。このディスクは、基板3に干渉膜4、記録膜
1、記録膜2、保護膜5を順次成膜することによって得
られる。
【0018】一例として、基板3として、直径130m
m、トラックピッチ1.6μmのポリカーボネイト基板
を用い、その基板3に、干渉膜4として窒化シリコン膜
を80nm、記録膜1としてGdTbFeCo膜を30
nm、記録膜2としてTbFeCo膜を100nm、保
護膜5として窒化シリコン膜を80nm順次成膜した。
【0019】GdTbFeCo膜のキュリー温度は25
0℃、室温での界面磁壁エネルギー密度は1.5erg
/cm2 である。また、TbFeCo膜のキュリー温度
は150℃、室温での界面磁壁エネルギー密度は2.3
erg/cm2 である。これにより、TbFeCo膜か
らGdTbFeCo膜への界面磁壁のパンチスルーを生
じさせることができる。
【0020】この媒体に、5.6m/sで1MHz,デ
ューティ50%の記録を行ったところ、55dBのC/
Nが得られた。このときの記録磁界は400Oe、レー
ザー波長は830nmである。この媒体の記録パワー依
存性は、この記録膜2のTbFeCo膜の記録パワー依
存性と類似していた。
【0021】他の例として、記録膜1としてTbFeC
o膜を20nm、記録膜2として記録膜1と組成の多少
違うTbFeCo膜を100nm成膜したものを作製し
た。他の膜は上記の例と同じである。記録膜1のTbF
eCo膜のキュリー温度は300℃、室温での界面磁壁
エネルギー密度は2.7erg/cm2 である。また、
記録膜2のTbFeCo膜のキュリー温度は150℃、
室温での界面磁壁エネルギー密度は2.3erg/cm
2 である。この場合、記録膜1ができるはずの界面磁壁
の厚さよりも薄いために、記録膜2から記録膜1への界
面磁壁のパンチスルーが起こる。この媒体に、5.6m
/sで1MHz,デューティ50%の記録を行ったとこ
ろ54dBのC/Nが得られた。このときの記録磁界は
400Oe、レーザー波長は830nmである。この媒
体の記録パワー依存性は、この記録膜2のTbFeCo
膜の記録パワー依存性と類似していた。
【0022】他の例として、記録膜1としてGdDyF
eCo膜を30nm、記録膜2としてTbFeCo膜を
100nm成膜したものを作製した。他の膜は上記の例
と同じである。GdDyFeCo膜のキュリー温度は4
00℃、室温での界面磁壁エネルギー密度は1.8er
g/cm2 である。TbFeCo膜のキュリー温度は1
50℃、室温での界面磁壁エネルギーは2.3erg/
cm2 である。TbFeCo膜のキュリー温度付近で
は、GdDyFeCo膜の有効異方性磁界は1kOeあ
り、バイアス磁界400Oeではこの膜は磁化反転しな
い。この媒体に、5.6m/sで1MHz,デューティ
50%の記録を行ったところ54dBのC/Nが得られ
た。このときの記録磁界は400Oe、レーザー波長は
830nmである。この媒体の記録パワー依存性は、こ
の記録膜2のTbFeCo膜の記録パワー依存性と類似
していた。
【0023】本発明の3層膜を用いたディスクの構成を
図2に示す。このディスクは、基板3に干渉膜4、記録
膜1、記録膜2、記録膜6、保護膜5を順次成膜するこ
とによって得られる。 一例として、基板3として、直
径130mm、トラックピッチ1.6μmのポリカーボ
ネイト基板を用い、その基板3に、干渉膜4として窒化
シリコン膜を80nm、記録膜1としてGdTbFeC
o膜を30nm、記録膜2としてTbFeCo膜を10
0nm、記録膜6としてGdFeCo膜を30nm、保
護膜5として窒化シリコン膜を80nm順次成膜した。
【0024】GdTbFeCo膜のキュリー温度は25
0℃、室温での界面磁壁エネルギー密度は1.5erg
/cm2 である。また、TbFeCo膜のキュリー温度
は150℃、室温での界面磁壁エネルギー密度は2.3
erg/cm2 である。また、GdFeCo膜のキュリ
ー温度は310℃、室温での保磁力は数十Oeと小さ
い。これにより、GdFeCo膜からTbFeCo膜を
通りGdTbFeCo膜への界面磁壁のパンチスルーを
生じさせることができる。
【0025】この媒体に、5.6m/sで1MHz,デ
ューティ50%の記録を行ったところ53dBのC/N
が得られた。このときの記録磁界は400Oe、レーザ
ー波長は830nmである。また、キャリアが出始める
磁場が−50Oe、キャリアが飽和する磁場が50Oe
であり、高記録磁界感度を有している。
【0026】他の例として、記録膜1として、TbFe
Co膜を20nm、記録膜2として記録膜1と組成の多
少違うTbFeCo膜を100nm、記録膜6としてG
dFeCo膜を30nm成膜したものを作製した。他の
膜は上記の例と同じである。
【0027】記録膜1のTbFeCo膜のキュリー温度
は300℃、室温での界面磁壁エネルギー密度は2.7
erg/cm2 である。また、記録膜2のTbFeCo
膜のキュリー温度は150℃、室温での界面磁壁エネル
ギー密度は2.3erg/cm2 である。また、GdF
eCo膜のキュリー温度は310℃、室温での保磁力は
数十Oeと小さい。この場合、記録膜1ができるはずの
界面磁壁の厚さよりも薄いために、記録膜2から記録膜
1への界面磁壁のパンチスルーが起こる。この媒体に、
5.6m/sで1MHz,デューティ50%の記録を行
ったところ52dBのC/Nが得られた。このときの記
録磁界は400Oe、レーザー波長は830nmであ
る。また、キャリアが出始める磁場が−100Oe、キ
ャリアが飽和する磁場が50Oeであり、高記録磁界感
度を有している。
【0028】他の例として、記録膜1としてGdDyF
eCo膜を30nm、記録膜2としてTbFeCo膜を
100nm、記録膜6としてGdFeCo膜を30nm
成膜したものを作製した。他の膜は上記の例と同じであ
る。GdDyFeCo膜のキュリー温度は400℃、室
温での界面磁壁エネルギー密度は1.8erg/cm2
である。TbFeCo膜のキュリー温度は150℃、室
温での界面磁壁エネルギーは2.3erg/cm2 であ
る。また、GdFeCo膜のキュリー温度は310℃、
室温での保磁力は数十Oeと小さい。TbFeCo膜の
キュリー温度付近では、GdDyFeCo膜の有効異方
性磁界は1kOeあり、バイアス磁界400Oeではこ
の膜は磁化反転しない。
【0029】この媒体に、5.6m/sで1MHz,デ
ューティ50%の記録を行ったところ53dBのC/N
が得られた。このときの記録磁界は400Oe、レーザ
ー波長は830nmである。また、キャリアが出始める
磁場が−50Oe、キャリアが飽和する磁場が50Oe
あり、高記録磁界感度を有している。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
光照射側に最も近い記録膜の記録特性だけでなく、他の
記録膜の記録特性も引き出すことができる。 また、カー
回転角は、大きいが保磁力が大きすぎまたはキュリー温
度が高すぎるために、これまでの方法では使用できなか
った記録膜であっても、使用することができるようにな
る。 また本発明によれば、高記録磁界感度の良好な媒体
を作製することができる。これにより、光磁気記録用媒
体の高密度を実現することが可能となるので、大容量の
光ディスクを提供することが可能になるなどの効果を奏
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるディスク断面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例におけるディスク断面図であ
る。
【符号の説明】
1 第1記録膜 2 第2記録膜 3 基板 4 干渉膜 5 保護膜 6 第3記録膜

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2層以上の記録膜を有する光磁気記録用媒
    体に対し、記録マークを形成する際に、光の照射側に最
    も近い第1の記録膜に、その第1の記録膜の次に、光の
    照射側に近い第2の記録膜の磁化状態を転写する光磁気
    記録用媒体において、 前記第1の記録膜と前記第2の記録膜を少なくとも有
    し、 前記第2の記録膜のキュリー温度から室温の温度領域に
    あって、前記第2の記録膜の界面磁壁エネルギー密度が
    前記第1の記録膜の界面磁壁エネルギー密度よりも大き
    くなる温度領域が存在する ことを特徴とする光磁気記録
    用媒体。
  2. 【請求項2】前記第1の記録膜と前記第2の記録膜を少
    なくとも有し、 前記第2の記録膜のキュリー温度から室温の温度領域
    で、前記第1の記録膜と前記第2の記録膜の界面にでき
    る界面磁壁の厚さが前記第1の記録膜の膜厚より大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載の 光磁気記録用媒体。
  3. 【請求項3】2層以上の記録膜を有する光磁気記録用媒
    体に対し、記録マークを形成する際に、光の照射側に最
    も近い第1の記録膜に、この第1の記録膜の次に光の照
    射側に近い第2の記録膜の磁化状態を転写する光磁気記
    録用媒体において、 前記第1の記録膜と、前記第2の記録膜と、室温付近で
    有効異方性磁界(Hk−4πMs)または保磁力が第2
    の記録膜の室温付近の有効異方性磁界(Hk−4πM
    s)または保磁力よりも小さい第3の記録膜を少なくと
    も有し、 前記第3の記録膜は、前記第2の記録膜より光照射側か
    ら見て遠い位置に形成され、前記第2の記録膜のキュリ
    ー温度から室温の温度領域にあって、前記第2の記録膜
    の界面磁壁エネルギー密度が、前記第1の記録膜の界面
    磁壁エネルギー密度よりも大きくなる温度領域が存在
    し、 前記第2の記録膜のキュリー温度付近になると、前記第
    3の記録膜のおいて、前記第3の記録膜の有効異方性磁
    界(Hk−4πMs)、または保持力が記録バイアス磁
    界以下 になることを特徴とする光磁気記録用媒体。
  4. 【請求項4】前記第1の記録膜と、前記第2の記録膜
    と、前記第3の記録膜を少なくとも有し、前記第2の記
    録膜のキュリー温度から室温の温度領域にあって、前記
    第1の記録膜と、前記第2の記録膜と、前記第3の記録
    膜を少なくとも有し、 前記第2の記録膜のキュリー温度から室温の温度領域に
    あって、前記第1の記録膜と前記第2の記録膜の界面に
    できる界面磁壁の厚さが前記第1の記録膜の膜厚よりも
    大きく、前記第2の記録膜のキュリー温度付近になる
    と、前記第3の記録膜の有効異方性磁界(Hk−4πM
    s)または保持力が記録バイアス磁界以下になる ことを
    特徴とする請求項3に記載の光磁気記録用媒体。
  5. 【請求項5】前記第2の記録膜のキュリー温度付近にな
    ると、前記第2の記録膜のキュリー温度付近にあって、
    前記第1の記録膜の有効異方性磁界(Hk−4πMs)
    または保磁力が記録バイアス磁界以上になることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の光磁気記録用媒
    体。
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