JP2623871B2 - 簡易な構成のズームレンズ - Google Patents

簡易な構成のズームレンズ

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はレンズシャッターカメラ、ビデオカメラ等に
好適な2つのレンズ群より成る簡易な構成のズームレン
ズに関し、特に各レンズ群のレンズ枚数を極めて少なく
すると共に収差補正を良好に行ったレンズ全長(第1レ
ンズ面から像面までの距離)の短い簡易な構成のズーム
レンズに関するものである。
(従来の技術) 従来よりレンズシャッターカメラ、ビデオカメラ等の
小型化に伴いレンズ全長の短い簡易な構成のズームレン
ズが種々と提案されている。
本出願人は先に特開昭57−201213号公報、特開昭60−
170816号公報、特開昭60−191216号公報、特開昭62−56
917号公報等において、物体側より順に正の屈折力の第
1群と負の屈折力の第2群の2つのレンズ群で構成し、
両レンズ群の間隔を変えて変倍する小型のズームレンズ
を提案した。
同公報においては物体側より順に正、負の屈折力配置
を採用し、バックフォーカスを比較的短くし、しかもレ
ンズ全長の短縮化を図った高い光学性能を有したズーム
レンズを達成している。
この他、正の屈折力の第1群と負の屈折力の第2群よ
り成り、双方のレンズ間隔を変えて変倍を行うズームレ
ンズが例えば特開昭62−251710号公報で提案されてい
る。同公報では第1群を3つのレンズより成るトリプレ
ット型より成り、第2群を正レンズと負レンズの2つの
レンズより成り、全体として5つのレンズより成る変倍
比1.5程度の簡易な構成のズームレンズを提案してい
る。
又、特開昭63−276013号公報では第1群を負レンズと
正レンズの2つのレンズより成り、第2群を正レンズと
負レンズの2つのレンズより成り、全体として4つのレ
ンズより成ると共にこのうちの複数のレンズに屈折率分
布型レンズを用いた変倍比2程度の簡易な構成のズーム
レンズを提案している。
(発明が解決しようとする問題点) 一般に前述した2つのレンズ群より成るズームレンズ
において、レンズ構成の簡素化を図るには各レンズ群を
なるべく少ないレンズ枚数で構成するのが良い。
しかしながら所定の変倍比や撮影画角を確保するには
各レンズ群のレンズ構成を適切に設定しないと変倍に伴
う諸収差の変動が増大し、これらを良好に補正するのが
難しくなってくる。
又、前述した特開昭63−276013号公報で提案されてい
るように屈折率分布型レンズを用いてレンズ構成の簡素
化を図る方法は屈折率分布型レンズを精度良く製作する
のが難しいという問題点がある。
本発明は2つのレンズ群を有するズームレンズにおい
て、各レンズ群のレンズ構成を適切に設定することによ
り、所定の変倍比と撮影画角を有しつつ、レンズ構成の
簡素化を図った全変倍範囲にわたり良好なる光学性能を
有した簡易な構成のズームレンズの提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明の簡易な構成のズームレンズは、物体側より順
に正の屈折力の第1群と負の屈折力の第2群の2つのレ
ンズ群を有し、双方のレンズ群の間隔を変えて変倍を行
うズームレンズにおいて、該第1群を負の第11レンズと
両レンズ面が凸面の正の第12レンズより構成し、該第2
群を負の第21レンズより構成し、第11レンズと該第12レ
ンズとの空気間隔をd1-2、該第12レンズの材質のアッベ
数をν12、全系の広角端における焦点距離をFW、第21レ
ンズの物体側と像面側のレンズ面の曲率半径を各々RA,R
Bとしたとき 0.1<d1-2/FW<1.5 ……(1) 50<ν12 ……(2) なる条件を満足することを特徴としている。
(実施例) 第1図,第2図は本発明の数値実施例1,2のレンズ断
面図である。同図において(A)は広角端、(B)は中
間、(C)は望遠端のズーム位置を示している。
図中、Iは正の屈折力の第1群、IIは負の屈折力の第
2群であり、両レンズ群の間隔を減少させつつ、両レン
ズ群を矢印の如く物体側へ移動させて広角端から望遠端
への変倍を行っている。SPは絞りである。
本実施例ではこのようなズーム方式及び屈折力配置を
採ることにより、レンズ全長の短縮化、特に広角端での
レンズ全長の短縮化を図っている。そして各レンズ群の
レンズ構成、及び各レンズ群のレンズ形状等を前述の如
く構成し、変倍に際してレンズ系全体が対称型の配置と
なるようにし、これにより変倍比2程度、撮影画角62゜
〜35゜程度の全変倍範囲にわたり良好なる光学性能を有
したレンズ枚数が全体として3枚より成る簡易な構成の
ズームレンズを得ている。
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(1)は第1群中の第11レンズと第12レンズと
の空気間隔に関し、主にレンズ系全体の小型化を図りつ
つ軸外収差を良好に補正する為のものである。
条件式(1)の下限値を越えて空気間隔が狭くなりす
ぎると全変倍範囲にわたり像面弯曲を良好に維持するの
が難しくなってくる。
又、上限値を越えて空気間隔が広くなりすぎると第11
レンズの有効径が大きくなりレンズ系全体が大型化して
くるので良くない。
条件式(2)は第1群を負レンズと正レンズで構成し
たときの正の第12レンズの材質を適切に設定し、主に軸
上色収差を良好に補正する為のものである。条件式
(2)を外れると広角端における軸上色収差が許容量を
越えてしまう。
条件式(3)は全変倍にわたり画面全体の諸収差をバ
ランス良く補正する為のものであり、上限値又は下限値
を越えても画面全体の光学性能をバランス良く維持する
のが難しくなってくる。
又、本発明において更にレンズ系全体の小型化を図り
つつ、変倍に伴う収差変動を良好に補正するには、第1
群と第2群の焦点距離を各々F1,F2、該第1群と第2群
の広角端と望遠端における主点間隔を各々eW,eTとした
とき 0.6<|F1/F2|<1.2 ……(4) 1.7<eW/eT<2.8 ……(5) なる条件を満足することが良い。
条件式(4)は第1群と第2群の屈折力比に関し、双
方のレンズ群を移動させて変倍を行うとき所定の変倍比
を得つつ収差変動を少なくする為のものである。
条件式(4)の上限値又は下限値を越えて第1群と第
2群の屈折力のうち一方の屈折力が他方の屈折力に比べ
て増大してくると所定の変倍比を確保しつつ、収差変動
を良好に補正するのが難しくなってくる。
条件式(5)は第1群と第2群の広角端と望遠端にお
ける主点間隔を適切に設定し、条件式(4)の基でレン
ズ全長の短縮化を図りつつ所定の変倍比、例えば変倍比
2程度を得る為のものである。
条件式(5)の上限値又は下限値を越えるとレンズ全
長の短縮化を図りつつ所定の変倍比を得るのが難しくな
ってくる。
この他本発明において全変倍範囲にわたり画面全体の
光学性能を良好に維持する為には第1群中の第11レンズ
の物体側又は像面側に非球面が施し、該非球面の4次の
非球面係数をB、有効画面の対角線長をYとしたとき 1<|B・Y3|<15 ……(6) なる条件を満足させるのが良い。
ここで非球面を第11レンズの物体側のレンズ面に施す
ときは非球面係数Bは負符号、像面側のレンズ面に施す
ときは非球面係数Bは正符号となる。
条件式(6)の上限値を越えると非球面効果が不足
し、像面弯曲を良好に補正するのが難しくなり、又下限
値を越えると非球面効果が強くなり過ぎ、像面弯面が補
正過剰となってくるので良くない。
尚、後述する数値実施例1,2での第11レンズをポリカ
ーボネイトより成る非球面レンズより構成し、像面弯曲
を良好に補正したズームレンズを得ている。
次に本発明の数値実施例を示す。数値実施例において
Riは物体側より順に第i番目のレンズ面の曲率半径、Di
は物体側より第i番目のレンズ厚及び空気間隔、Niとν
iは各々物体側より順に第i番目のレンズのガラスの屈
折率とアッベ数である。
非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH
軸、光の進行方法を正としRを近軸曲率半径、A,B,C,D,
Eを各々非球面係数としたとき なる式で表わしている。
又、前述の各条件式と数値実施例における諸数値との
関係を表−1に示す。
数値実施例1 F=39.19〜67.72 FNo=1:5.79〜10.87 2ω=61.730
〜35.430 R1=20.90 D1=1.5 N1=1.58306 ν1=30.2 R2=14.61 D2=8.45 R3=200.48 D3=3.0 N2=1.49700 ν2=81.6 R4=−12.61 D4=1.0 R5=(絞り) D5=可変 R6=−17.77 D6=1.7 N3=1.60311 ν3=60.7 R7=1252.95 第1面非球面;非球面係数 A=0 B=−9.01×10-5 C=−9.3×10-7 D=2.12×10-9 E=−7.43×10-11 数値実施例2 F=39.29〜67.7 FNo=1:7.14〜12.32 2ω=61.730
〜35.430 R1=600.08 D1=1.5 N1=1.58376 ν1=30.2 R2=34.81 D2=11.9 R3=32.30 D3=3.0 N2=1.48749 ν2=70.2 R4=−20.42 D4=4.34 R5=(絞り) D5=可変 R6=−18.81 D6=1.7 N3=1.58376 ν3=30.2 R7=−68.57 第1面非球面;非球面係数 A=0 B=−4.60×10-5 C=−9.17×10-8 D=1.06×10-9 E=−1.22×10-11 第6面非球面 非球面係数 A=0 B=−5.31×10-6 C=−2.02×10-7 D=1.82×10-9 E=−3.62×10-12 (発明の効果) 本発明によれば所定の屈折力の2つのレンズ群を移動
させて変倍を行うズームレンズの各レンズ群のレンズ形
状、屈折力等を前述の如く設定することにより、レンズ
全長の短縮化を図った変倍比2程度の全変倍範囲にわた
り高い光学性能を有した全体として3つのレンズより成
る簡易な構成のズームレンズを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本発明の数値実施例1,2のレンズ断面
図、第3図,第4図は本発明の数値実施例1,2の諸収差
図である。 レンズ断面図と収差図において(A)は広角端、(B)
は中間、(C)は望遠端の収差図である。 図中、I,IIは各々第1,第2レンズ群、SPは絞り、矢印は
変倍の際の各群の移動方向を示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順に正の屈折力の第1群と負の
    屈折力の第2群の2つのレンズ群を有し、双方のレンズ
    群の間隔を変えて変倍を行うズームレンズにおいて、該
    第1群を負の第11レンズと両レンズ面が凸面の正の第12
    レンズより構成し、該第2群を負の第21レンズより構成
    し、第11レンズと該第12レンズとの空気間隔をd1-2、該
    第12レンズの材質のアッベ数をν12、全系の広角端にお
    ける焦点距離をFW、第21レンズの物体側と像面側のレン
    ズ面の曲率半径を各々RA,RBとしたとき 0.1<d1-2/FW<1.5 50<ν12 なる条件を満足することを特徴とする簡易な構成のズー
    ムレンズ。
  2. 【請求項2】前記第1群と第2群の焦点距離を各々F1,F
    2、該第1群と第2群の広角端と望遠端における主点間
    隔を各々eW,eTとしたとき 0.6<|F1/F2|<1.2 1.7<eW/eT<2.8 なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載の簡
    易な構成のズームレンズ。
  3. 【請求項3】前記第11レンズの物体側又は像面側には非
    球面が施されており、該非球面の4次の非球面係数を
    B、有効画面の対角線長をYとしたとき 1<|B・Y3|<15 なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載の簡
    易な構成のズームレンズ。
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