JP2623098B2 - ガス式給湯装置 - Google Patents

ガス式給湯装置

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JP2623098B2
JP2623098B2 JP62230805A JP23080587A JP2623098B2 JP 2623098 B2 JP2623098 B2 JP 2623098B2 JP 62230805 A JP62230805 A JP 62230805A JP 23080587 A JP23080587 A JP 23080587A JP 2623098 B2 JP2623098 B2 JP 2623098B2
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鋭夫 古橋
誠 長谷川
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エイケン工業株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N1/00Regulating fuel supply
    • F23N1/08Regulating fuel supply conjointly with another medium, e.g. boiler water
    • F23N1/10Regulating fuel supply conjointly with another medium, e.g. boiler water and with air supply or draught
    • F23N1/107Regulating fuel supply conjointly with another medium, e.g. boiler water and with air supply or draught using mechanical means

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  • Control Of Combustion (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) 〔産業上の利用分野〕 この発明はコントロール部が燃焼用空気室と生ガス室
とに仕切られたガス式給湯装置に関し、特に、給水流量
および給水温度の変化に伴って、バーナー部に供給され
る生ガス量及び燃焼用空気量を調節するものに関する。
〔従来の技術〕
従来におけるこの種のガス式給湯装置にあっては、 給水流量の変化に応じて一定温度の給湯を可能にする
ため、給水部及び給湯部に温度センサーを設けていた。
そして、これらのセンサーからの信号を受けて生ガス弁
の開閉割合と送風機のファン回転数とをコントロールす
ることにより、バーナー部に供給される生ガス量及び燃
焼用空気量を調節していた。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、従来におけるガス式給湯装置にあって
は、 (1).給湯の温度をフィードバック制御していたた
め、給湯が設定温度になるまで時間がかかり、この結
果、必要時に直ちに設定温度の湯を供給できない、 (2).生ガス弁の開放割合と送風機のファン回転数と
を各々別別に電子制御していたため、制御回路が複雑に
なるとともに部品点数が多くなり、この結果、生産コス
トが高額化するとともに故障しやすい、 という不都合を有した。
(発明の構成) 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は前記不都合を解消するためになされたもの
であり、その構成は、 熱交換器を加熱するバーナー部と、このバーナー部に
供給される生ガス量と燃焼用空気量とを制御するコント
ロール部と、前記熱交換器に給水する給水部とを備え、 前記コントロール部に前記バーナー部と各々連通する
燃焼用空気と生ガス室とを設け、 このコントロール部に、作動杆を進退可能に設置する
とともにこの作動杆の進退に伴って開閉する生ガス量調
節弁部と燃焼用空気調節弁部とを設け、 前記作動杆を前記給水部の流水量及び水温に基づいて
進退せしめるることにより前記調節弁部を作動させ、燃
焼用空気室に流入する燃焼用空気量を調節するとともに
前記ガス室に流入する生ガス量を調節するガス式給湯装
置において、 前記給水部に給水路を設けると共にこの給水路にサー
モワックスを設置し、 前記給水路の途中にシリンダ部を形成するとともにこ
のシリンダ部にピストンを進退可能に嵌挿し、このピス
トンにピストン杆の一端を固定するとともにこのピスト
ン杆の他端を前記コントロール部の作動杆に連動させ、 前記ピストンの上流側と下流側とを迂回路によって連
通させるとともにこの迂回路の途中に堰部を設け、 前記ピストンの上流側と下流側との差圧によって前記
ピストンを進退させ、このピストンが前記給水路の下流
側に移動したとき前記生ガス量調節弁部と前記燃焼用空
気量調節弁部とを開放方向に作動させるとともに前記ピ
ストンが給水路の上流側に移動したとき前記生ガス量調
節弁部と前記燃焼用空気量調節弁部とを閉止方向に作動
させ、 且つ、前記堰部の開口面積をサーモワックスによって
調節可能にし、前記給水路の温度が上昇した際に前記サ
ーモワックスを戻し弾性部材に抗して作動させることに
より前記堰部の開口面積を増大させることを特徴とする
ガス式給湯装置(以下、「第一発明」と記す)、 及び、 熱交換器を加熱するバーナー部と、このバーナー部に
供給される生ガス量と燃焼用空気量とを制御するコント
ロール部と、前記熱交換器に給水する給水部とを備え、 前記コントロール部に前記バーナー部と各々連通する
燃焼用空気と生ガス室とを設け、 このコントロール部に、作動杆を進退可能に設置する
とともにこの作動杆の進退に伴って開閉する生ガス量調
節弁部と燃焼用空気調節弁部とを設け、 前記作動杆を前記給水部の流水量及び水温に基づいて
進退せしめるることにより前記調節弁部を作動させ、燃
焼用空気室に流入する燃焼用空気量を調節するとともに
前記生ガス室に流入する生ガス量を調節するガス式給湯
装置において、 前記給水部に給水路を設けると共にこの給水路にサー
モワックスを設置し、 前記給水路の途中にダイヤフラム収容室を形成すると
ともにこのダイヤフラム収容室にダイヤフラムを設置
し、このダイヤフラムにスピンドルの一端を固定すると
ともにこのスピンドルの他端を前記コントロール部の作
動杆に連動させ、 前記ダイヤフラムの上流側と下流側とを迂回路によっ
て連通させるとともにこの迂回路の途中に堰部を設け、 前記ダイヤフラムの上流側と下流側との差圧によって
前記ダイヤフラムを往復動させ、このダイヤフラムが前
記給水路の下流側に移動したとき前記生ガス量調節弁部
と前記燃焼用空気調節弁部とを開放方向に作動させると
ともに前記ダイヤフラムが給水路の上流側に移動したと
き前記生ガス量調節弁部と前記燃焼用空気調節弁部とを
閉止方向に作動させ、 且つ、前記堰部の開口面積を前記サーモワックスによ
って調節可能にし、前記給水路の温度が上昇した際に前
記サーモワックスを戻し弾性部材に抗して作動させるこ
とにより前記堰部の開口面積を増大させることを特徴と
するガス式給湯装置(以下、「第二発明」と記す)であ
る。
〔発明の作用〕
第一発明に係るガス式給湯装置は上記のように構成さ
れているため、 給水部において給水量が増加したとき、ピストンが下
流側(給水路の)に移動するため、生ガス量調節弁部と
燃焼用空気量調節弁部とが開放方向に作動し、この結
果、燃焼用空気室に流入する燃焼用空気量並びに生ガス
室に流入する生ガス量は増加し、よってバーナー部の燃
焼熱量は増加する。
一方、給水部において給水量が減少したたとき、ピス
トンが上流側(給水路の)に移動するため、生ガス量調
節弁部と燃焼用空気量調節弁部とが閉止方向に作動し、
この結果、燃焼用空気室に流入する燃焼用空気量並びに
生ガス室に流入する生ガス量は減少し、よってバーナー
部の燃焼熱量は減少する。
又、給水温度が高くなると、サーモワックスが弾性部
材に抗して作動することにより給水路の堰部の開口面積
を広くするため、ピストンの上流側と下流側との差圧は
小さくなり、ピストンは上流側へ移動するため、生ガス
量調節弁部と燃焼用空気量調節弁部とが閉止方向に作動
し、この結果、バーナー部の燃焼熱量は減少する。
第二発明に係るガス式給湯装置は上記のように構成さ
れているため、 給水部において給水量が増加したとき、ダイヤフラム
が下流側(給水路の)に移動するため、生ガス量調節弁
部と燃焼用空気量調節弁部とが開放方向に作動し、この
結果、バーナー部の燃焼熱量は増加する。
一方、給水部において給水量が減少したたとき、ダイ
ヤフラムが上流側(給水路の)に移動するため、生ガス
量調節弁部と燃焼用空気量調節弁部とが閉止方向に作動
し、この結果、燃焼用空気室に流入する燃焼用空気量並
びに生ガス室に流入する生ガス量は増加し、よってバー
ナー部の燃焼熱量は増加する。
又、給水温度が高くなると、サーモワックスが弾性部
材に抗して作動することにより給水路の堰部の開口面積
を広くするため、ダイヤフラムの上流側と下流側との差
圧は小さくなり、ダイヤフラムは上流側へ移動するた
め、生ガス量調節弁部と燃焼用空気量調節弁部とが閉止
方向に作動し、この結果、バーナー部の燃焼熱量は減少
する。
〔実施例の説明〕
以下この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第一発明の実施例を説明する。
第1図及び第2図において、1はガス式給湯装置のバ
ーナー部、2はこのバーナー部1に供給される生ガス量
と一次空気量と二次空気量とを制御するコントロール
部、3はバーナー部1に給水する給水部である。これら
のバーナー部1、コントロール部2及び給水部3は函体
4を介して一体的に形成されている。
第一にコントロール部2を説明する。
21は函体4のコントロール部2に一体形成された空気
導入筒である。この空気導入筒21は函体4内のコントロ
ール部2を圧縮空気室211と燃焼用空気室212とに区画し
ている。23は弁筒(有底)であり、前記空気導入筒21に
摺動可能に嵌挿されている。この弁筒23は端縁に切り欠
き231を有する。これらの切り欠き231は前記弁筒23が軸
方向に進退した際に、前記空気導入筒21の端縁に対して
出入し、その開口面積を変化させる。ここに、切り欠き
231は圧縮空気(燃焼用空気、以下同じ)の燃焼用空気
室212側に流れる量を調節する。なお、前記弁筒23及び
前記空気導入筒21はこの発明の燃焼用空気量調節弁部に
相当する。
次に、27は筒体であり、函体4における燃焼用空気室
212内に一体形成されている。この筒体27は燃焼用空気
室212から生ガス室271を仕切っている。24は生ガス導入
路であり、函体4に一体形成されている。又、25は円柱
状の弁函部材であり、前記函体4に螺合している。251
は軸孔状の弁室であり、前記弁函部材25に形成されてい
る。この弁室251は生ガス室271に開口するとともに前記
生ガス導入路24に連通している。252はオリフィスであ
り、前記弁室251の内壁に一体形成されている。このオ
リフィス252の開口面積は後記する針弁254の進退によっ
て広狭する。2531は弁函部材25の右端部(第1図におい
て)に穿たれた軸孔、253はこの軸孔に進退可能に嵌挿
された作動杆である。この作動杆253は一端(左端)を
前記弁筒23の底部に固着しているとともにその右端部を
前記函体4から突出している。このため、作動杆253が
進退すると前記弁筒23も進退して切り欠き231の開口面
積を広狭する。254は針弁であり、この作動杆253の略中
央部に一体形成されている。この針弁254は作動杆253の
進退に伴って進退し、前記オリフィス252の開口面積を
調節する。よって、作動杆253を進退させることによっ
て、前記オリフィス252を通過する生ガス量を調節でき
る。なお、オリフィス252及び針弁254はこの発明の生ガ
ス調節弁部に相当する。
第二に、給水部を説明する。
第1図において、31は給水部3における函体4内に形
成された給水路である。この給水路31には導入口311か
ら水が導入される。312は給水路31の途中に形成された
シリンダ部、313はこのシリンダ部312に嵌挿されたピス
トンである。このピストン313は当該ピストン313の上流
側と下流側との差圧によって進退する。314はピストン
杆であり、一端を前記ピストン313に固定しているとと
もに他端を前記函体(給水部3の)4から突出させてい
る。このピストン313の突出端は前記コントロール部2
の作動杆253の後端に軸心を略同一にして当接してい
る。このため、ピストン313、ひいてはピストン杆314の
進退に伴って前記作動杆253は軸方向に進退できる。次
に、32は迂回路であり、前記ピストン313の上流側と下
流側とを連通している。33は収容筒部であり、迂回路32
の途中において、前記函体(給水部3の)4に一体形成
されている。この収容筒部33には堰部材331が進退可能
に嵌挿している。34はサーモワックスであり、迂回路32
の途中において、前記函体(給水部3の)4内に設置さ
れている。このサーモワックス34は前記収容筒部33に迂
回路32を介して対向している。341はサーモワックス34
の操作杆であり、先端部において前記堰部材331に固定
している。このため、迂回路32の水温が上昇してサーモ
ワックス34が膨張した場合、操作杆341が戻しばね332に
抗して押し出され、前記堰部材331を収容筒部33内に押
し込める。342はサーモワックス34の温度調整を行う調
節螺子である。なお、収容筒部33、堰部材331はこの発
明の堰部に相当する。又、35はピストン杆314の進退に
よって作動するスイッチである。このスイッチ35が作動
すると送風機(図示せず)が回転して前記圧縮空気室21
1に圧縮空気が導入され、更に、イグナイター(図示せ
ず)が作動する。又、第1図に仮想線で示すように迂回
路32の途中に別途に堰部を設けることもできる。
第三にバーナー部1を説明する。
図において、11はバーナ、111はバーナ11のは炎口で
ある。16は空気室であり、バーナ11の下方に形成されて
いる。この空気室16は前記コントロール部2の燃焼用空
気室212と連通している。又、15は燃料管であり、空気
室16にされている。この燃料管15は前記コントロール部
2の生ガス室271と連通している。151はノズルであり、
燃料管15に形成されている。このノズル151はバーナ11
に向かって生ガスを噴射供給する。Fは火炎、13は火炎
の上方に設置された熱交換器である。この熱交換器13に
よって、前記給水部3の給水路31から送りこまれた水は
加熱され、湯となって供給される。
次に、この実施例の作動を説明する。
給水路31に水が導入されると、ピストン313の上流側
の圧が大きくなり、ピストン313、ひいてはピストン杆3
14が右方向(第1図において)に移動する。すると、ス
イッチ35が作動して送風機が回転して前記圧縮空気室21
1に圧縮空気が導入され、又、生ガスの主弁(図示せ
ず)が開放し、生ガス供給路24に生ガスが導入される。
前記圧縮空気は弁筒23の切り欠き231を通過して燃焼用
空気室212に流入するとともに前記生ガスはオリフィス2
52を通過して生ガス室271に流入する。燃焼用空気室212
の燃焼用空気がバーナー部1の空気室16に流入し、又、
生ガス室271の生ガスとが燃料管15に流入し、ノズル151
のエジェクテイング効果によって前記バーナー部11に供
給される。このときイグナイター(図示せず)が放電し
て、混合気(バーナー部1の)に点火する。なお、バー
ナー部1が点火した後は、イグナイターの放電は停止す
る。
給水路31に流れる水量が増大するとピストン313が右
方向に移動し、ピストン杆314、ひいては作動杆253を右
方向に移動させる。作動杆253が右方向に移動すると、
オリフィス252および切り欠き231の開口面積は大きくな
る。このため、バーナー部1に供給される生ガス量及び
燃焼用空気量が増大する結果、バーナー部1の燃焼熱量
が増大し、流水量の増大に応答して湯温を一定に保持で
きる。
一方、給水路31に流れる水量が減少するとピストン31
3が左方向に移動し、ピストン杆314、ひいては作動杆25
3を左方向に移動させる。作動杆253が左方向に移動する
と、オリフィス252および切り欠き231の開口面積は小さ
くなる。このため、バーナー部1に供給される燃焼用空
気量及び生ガス量が減少する結果、バーナー部1の燃焼
熱量が減少し、流水量の減少に応答して湯温を一定に保
持できる。
なお、給水の水温が上昇した場合は、サーモワックス
34が膨張して堰部材331を押し出し、迂回路32の堰部の
開口面積を拡大するため、ピストン313の下流側の水圧
が上昇する。すると、ピストン313が左方向に移動し、
ピストン杆314、ひいては作動杆253を左方向に移動させ
る。作動杆253が左方向に移動すると、オリフィス252お
よび切り欠き231の開口面積は小さくなる。このため、
バーナー部1に供給される燃焼用空気量および生ガス量
は減少する結果、バーナー部1の燃焼熱量が減少し、水
温の高温化に応答して湯温を一定に保持できる。
一方、給水の水温が下降した場合は、サーモワックス
34が収縮する結果戻しばね332の弾性によって堰部材331
を原状態に戻り、迂回路32の堰部の開口面積を縮小す
る。この堰部の開口面積が縮小するとピストン313の下
流側の水圧が下降するため、ピストン313が右方向に移
動し、ピストン杆314、ひいては作動杆253を右方向に移
動させる。作動杆253が右方向に移動すると、オリフィ
ス252および切り欠き231の開口面積は大きくなる。この
ため、バーナー部1に供給される生ガス量及び燃焼用空
気量は増大する結果、バーナー部1の燃焼熱量が増大
し、水温の低温化に応答して湯温を一定に保持できる。
なお、第二発明に係るガス式給湯装置は、第一発明に
おけるシリンダ部312の代わりにダイヤフラム収容室、
ピストン313の代わりにダイヤフラム、ビストン杆314の
代わりにスピンドルを使用したものであり、その他の構
成は第一発明の給湯装置と同じである。
〔発明の効果〕
第一発明に係るガス式給湯装置は上記のように構成さ
れているため、 給水部において給水量が増加したとき、ピストンが下
流側(給水路の)に移動するため、生ガス量調節弁部と
燃焼用空気量調節弁部とが開放方向に作動し、この結
果、燃焼用空気室に流入する燃焼用空気量並びに生ガス
室に流入する生ガス量は増加し、よってバーナー部の燃
焼熱量は増加する。
一方、給水部において給水量が減少したたとき、ピス
トンが上流側(給水路の)に移動するため、生ガス量調
節弁部と燃焼用空気量調節弁部とが閉止方向に作動し、
この結果、燃焼用空気室に流入する燃焼用空気量並びに
生ガス室に流入する生ガス量は減少し、よってバーナー
部の燃焼熱量は減少する。
又、給水温度が高くなると、サーモワックスが弾性部
材に抗して作動することにより給水路の堰部の開口面積
を広くするため、ピストンの上流側と下流側との差圧は
小さくなり、ピストンは上流側へ移動するため、生ガス
量調節弁部と燃焼用空気量調節弁部とが閉止方向に作動
し、この結果、バーナー部の燃焼熱量は減少する。
第二発明に係るガス式給湯装置は上記のように構成さ
れているため、 給水部において給水量が増加したとき、ダイヤフラム
が下流側(給水路の)に移動するため、生ガス量調節弁
部と燃焼用空気量調節弁部とが開放方向に作動し、この
結果、バーナー部の燃焼熱量は増加する。
一方、給水部において給水量が減少したたとき、ダイ
ヤフラムが上流側(給水路の)に移動するため、生ガス
量調節弁部と燃焼用空気量調節弁部とが閉止方向に作動
し、この結果、燃焼用空気室に流入する燃焼用空気量並
びに生ガス室に流入する生ガス量は増加し、よってバー
ナー部の燃焼熱量は増加する。
又、給水温度が高くなると、サーモワックスが弾性部
材に抗して作動することにより給水路の堰部の開口面積
を広くするため、ダイヤフラムの上流側と下流側との差
圧は小さくなり、ダイヤフラムは上流側へ移動するた
め、生ガス量調節弁部と燃焼用空気量調節弁部とが閉止
方向に作動し、この結果、バーナー部の燃焼熱量は減少
する。
このように、この第一発明及び第二発明に係るガス式
給湯装置はコントロール部が燃焼用ガス室と生ガス室と
に仕切られた状態において、給水の水圧を採ってピスト
ン又はダイヤフラムを往復動させることにより、バーナ
ー部へ供給される生ガス量及び燃焼用空気量を調節して
いるため、給湯が設定温度になるまでの対応が迅速に行
われ、この結果、設定温度の給湯が従来に比べ迅速化さ
れる。
又、このガス式給湯装置はコントロール部が燃焼用空
気室と生ガス室とに仕切られた状態において、給水の水
圧を採ってピストン又はダイヤフラムを往復動させるこ
とにより、バーナー部へ供給される生ガス量及び燃焼用
空気量を調節しているため、これらの制御部が簡単な構
成になるとともに部品点数も少なくなり、この結果、生
産コストが低額化するとともに故障回数も減少する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に係るガス式給湯装置の実施例を示すも
のであり、 第1図は断面図、 第2図は第1図におけるII矢視図である。 1……バーナー部 13……熱交換器 2……コントロール部 21,23……燃焼用空気量調節弁部(21……空気導入筒、2
3……筒弁) 212……燃焼用空気室 252,254……生ガス量調節弁部(252……オリフィス、25
4……針弁) 253……作動杆 271……生ガス室 3……給水部 31……給水路 313……シリンダ部 314……ピストン 315……ピストン杆 32……迂回路 33,331……堰部(33……収容筒部、331……堰部材) 332……戻し弾性部材(戻しばね) 34……サーモワックス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換器を加熱するバーナー部と、このバ
    ーナー部に供給される生ガス量と燃焼用空気量とを制御
    するコントロール部と、前記熱交換器に給水する給水部
    とを備え、 前記コントロール部に前記バーナー部と各々連通する燃
    焼用空気と生ガス室とを設け、 このコントロール部に、作動杆を進退可能に設置すると
    ともにこの作動杆の進退に伴って開閉する生ガス量調節
    弁部と燃焼用空気調節弁部とを設け、 前記作動杆を前記給水部の流水量及び水温に基づいて進
    退せしめることにより前記調節弁部を作動させ、燃焼用
    空気室に流入する燃焼用空気量を調節するとともに前記
    生ガス室に流入する生ガス量を調節するガス式給湯装置
    において、 前記給水部に給水路を設けると共にこの給水路にサーモ
    ワックスを設置し、 前記給水路の途中にシリンダ部を形成するとともにこの
    シリンダ部にピストンを進退可能に嵌挿し、このピスト
    ンにピストン杆の一端を固定するとともにこのピストン
    杆の他端を前記コントロール部の作動杆に連動させ、 前記ピストンの上流側と下流側とを迂回路によって連通
    させるとともにこの迂回路の途中に堰部を設け、 前記ピストンの上流側と下流側との差圧によって前記ピ
    ストンを進退させ、このピストンが前記給水路の下流側
    に移動したとき前記生ガス量調節弁部と前記燃焼用空気
    量調節弁部とを開放方向に作動させるとともに前記ピス
    トンが給水路の上流側に移動したとき前記生ガス量調節
    弁部と前記燃焼用空気量調節弁部とを閉止方向に作動さ
    せ、 且つ、前記堰部の開口面積を前記サーモワックスによっ
    て調節可能にし、前記給水路の温度が上昇した際に前記
    サーモワックスを戻し弾性部材に抗して作動させること
    により前記堰部の開口面積を増大させることを特徴とす
    るガス式給湯装置。
  2. 【請求項2】熱交換器を加熱するバーナー部と、このバ
    ーナー部に供給される生ガス量と燃焼用空気量とを制御
    するコントロール部と、前記熱交換器に給水する給水部
    とを備え、 前記コントロール部に前記バーナー部と各々連通する燃
    焼用空気と生ガス室とを設け、 このコントロール部に、作動杆を進退可能に設置すると
    ともにこの作動杆の進退に伴って開閉する生ガス量調節
    弁部と燃焼用空気調節弁部とを設け、 前記作動杆を前記給水部の流水量及び水温に基づいて進
    退せしめるることにより前記調節弁部を作動させ、燃焼
    用空気室に流入する燃焼用空気量を調節するとともに前
    記生ガス室に流入する生ガス量を調節するガス式給湯装
    置において、 前記給水部に給水路を設けると共にこの給水路にサーモ
    ワックスを設置し、 前記給水路の途中にダイヤフラム収容室を形成するとと
    もにこのダイヤフラム収容室にダイヤフラムを設置し、
    このダイヤフラムにスピンドルの一端を固定するととも
    にこのスピンドルの他端を前記コントロール部の作動杆
    に連動させ、 前記ダイヤフラムの上流側と下流側とを迂回路によって
    連通させるとともにこの迂回路の途中に堰部を設け、 前記ダイヤフラムの上流側と下流側との差圧によって前
    記ダイヤフラムを往復動させ、このダイヤフラムが前記
    給水路の下流側に移動したとき前記生ガス量調節弁部と
    前記燃焼用空気調節弁部と開放方向に作動させるととも
    に前記ダイヤフラムが給水路の上流側に移動したとき前
    記生ガス量調節弁部と前記燃焼用空気調節弁部とを閉止
    方向に作動させ、 且つ、前記堰部の開口面積を前記サーモワックスによっ
    て調節可能にし、前記給水路の温度が上昇した際に前記
    サーモワックスを戻し弾性部材に抗して作動させること
    により前記堰部の開口面積を増大させることを特徴とす
    るガス式給湯装置。
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