JP2623068B2 - パンチングラック用連結金具 - Google Patents

パンチングラック用連結金具

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JP2623068B2
JP2623068B2 JP6054733A JP5473394A JP2623068B2 JP 2623068 B2 JP2623068 B2 JP 2623068B2 JP 6054733 A JP6054733 A JP 6054733A JP 5473394 A JP5473394 A JP 5473394A JP 2623068 B2 JP2623068 B2 JP 2623068B2
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JP
Japan
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hole
rack
punching
connecting plate
plate
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JP6054733A
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JPH07245837A (ja
Inventor
利雄 松井
則考 小部
Original Assignee
株式会社ブレスト工業研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に、パンチングラ
ックと称するケーブルラック相互を連結する際に使用す
るもので、特に、この連結部分の隙間を塞ぐことができ
るパンチングラック用連結金具に関する。
【0002】
【従来の技術】駅のプラットフォームや人通りの多い通
路など、露出部分のケーブル敷設工事において、なるべ
くケーブルが目立たぬように敷設する場合、板体に小さ
な孔をあけた、所謂、パンチングラックと称するケーブ
ルラックが使用されている。この種のケーブルラック
は、一般に使用される梯子形のケーブルラックに比べ、
下から見てケーブルが目立たず、施工後の美観を損なわ
ないものである。
【0003】このようなパンチングラックであっても、
板体の相互間を角度調整自在に連結する必要から、板体
の相互間には、およそ50mm前後の隙間が生じる。したが
って、この隙間部分に限っては、下からケーブルが目立
つ不都合がある。そこで、従来では、パンチングラック
端部の夫々に帯状のエンドカバーを装着することで、隙
間をできるだけ小さくするようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、隙間を
小さくするエンドカバーを用いても、隙間全体を塞ぐこ
とは困難であった。すなわち、この種のエンドカバー
は、パンチングラックに開穿された小さな孔を利用して
装着するものである。そこで、このエンドカバーで隙間
全体を塞ぐには、エンドカバー相互が一致する部分で、
エンドカバー取付孔とパンチングラックの孔とが一致す
る必要がある。ところが、実際の工事にあっては、エン
ドカバーを確実に固定できる位置でネジ止めするため
に、多少隙間が残る状態で装着されるものであった。
【0005】そこで本発明は、上述の課題を解消すべく
創出されたもので、連結部分の隙間を完全に塞ぐことが
でき、しかも、パンチングラックの連結角度に応じて自
由に角度調整ができるパンチングラック用連結金具の提
供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
この発明の第1の手段は、ケーブルラックを形成する板
体に小さな孔を開けたパンチングラック相互を連結する
連結金具において前記パンチングラック相互の対向す
る端部に重ねる帯状の金属製連結板を形成し、前記パン
チングラックの前記孔に前記連結板をネジ止めする複数
個の連結孔を前記連結板に設け、前記パンチングラック
の対向する端部相互間に位置する前記連結板の板面中央
部に前記パンチングラックの長手方向に対して直交する
方向に溝状の凹部を屈曲形成し、前記連結板を屈曲自在
にせしめる複数個の屈曲孔を前記凹部に開穿したことに
ある。
【0007】また、第2の手段にかかる前記連結板の
連結孔は、前記パンチングラックの長手方向に沿った
長孔状のスライド孔と、このスライド孔に対して斜めに
配された長孔状の調整孔とが対にして形成したことを課
題解消のための手段とする。
【0008】
【作用】すなわち、この発明の第1の手段によると、連
結板は、パンチングラックの対向する端部相互に重合さ
れ、この端部にネジ止めされる。そして、連結板に設け
た複数個の屈曲孔が連結板を屈曲自在にする。このと
き、屈曲孔を開穿した溝状の凹部は、連結板を屈曲した
際に、長孔とケーブルとの接触を防止する。
【0009】また、第2の手段によると、共に長孔状の
スライド孔と調整孔とを選択使用することで、パンチン
グラックと連結板とのネジ止め位置を調整するものであ
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
詳細に説明する。
【0011】図において示される符号Pは、ケーブルラ
ックを形成する板体に小さな孔P1を開けたパンチング
ラックである。
【0012】このパンチングラックPの端部相互に連結
板1を重合する(図1参照)。連結板1は帯状を成し、
パンチングラックPの対向する端部相互間に位置する連
結板1の板面に溝状の凹部3を屈曲形成している。図2
に示す連結板1は、パンチングラックPに接する端部を
屈曲して屈曲部1Aを設けることで、この連結板1上に
配設するケーブルQの損傷を防止すると共に、連結板1
の強度を高めてある。また、図4に示す連結板1は、パ
ンチングラックPに接する端部に保護ガード5を被着せ
しめることで、ケーブルQを保護している。
【0013】そして、連結板1を屈曲自在にする複数個
の屈曲孔4を凹部3に開穿する。この屈曲孔4は、屈曲
孔4の配列に沿って連結板1を屈曲するもので、図示で
は、長孔状の屈曲孔4を開穿しているが、屈曲孔4の形
状は、この例に限られない。この屈曲孔4により連結板
1を屈曲した際に、この部分にケーブルQを当接せしめ
たときには、この凹部3がケーブルQと屈曲孔4との接
触を防止するものになる(図3参照)。
【0014】また、連結板1には、パンチングラックP
の孔P1に連結板1をネジ止めする複数個の連結孔2を
設けている。図示の連結孔2は、パンチングラックPの
長手方向に沿った長孔状のスライド孔2Aと、このスラ
イド孔2Aに対して斜めに配された長孔状の調整孔2B
とを対にして形成している。図示例では、スライド孔2
Aと調整孔2Bとをハの字形状に形成している。
【0015】
【発明の効果】この発明は、上述の如く構成したことに
より、当初の目的を達成する。
【0016】すなわち、請求項1により、パンチングラ
ックP相互の相対向する端部間に連結板1を架設した状
態になり、パンチングラックPの連結部分に生じていた
隙間を完全に塞ぐことができる。
【0017】しかも、連結板1を屈曲自在にせしめる複
数個の屈曲孔4を凹部3に開穿したことで、連結板1の
屈曲部分にケーブルQが当接しても、この屈曲孔4でケ
ーブルQを傷付けずにすむ。また、この凹部3は、連結
板1を上下方向のいずれに屈曲する場合でも、任意な角
度に設定できる。
【0018】また、請求項2により、スライド孔2Aと
調整孔2Bとを選択使用することで、連結板1を取付け
る角度に関係なく装着できるから、パンチングラックP
の孔P1を利用して最適な位置に連結板1を装着するこ
とができる。
【0019】このようにこの発明によると、連結部分の
隙間を完全に塞ぐことができ、しかも、パンチングラッ
クの連結角度に応じて自由に角度調整ができ、ケーブル
の損傷も防止するなどといった産業上有益な種々の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の使用状態を示す斜視図。
【図2】この発明の斜視図。
【図3】この発明の凹部と屈曲孔とを示す要部断面図。
【図4】この発明の他の実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
P パンチングラック Q ケーブル 1 連結板 1A 屈曲部 2 連結孔 2A スライド孔 2B 調整孔 3 凹部 4 屈曲孔 5 保護ガード

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルラックを形成する板体に小さな孔
    を開けたパンチングラック相互を連結する連結金具にお
    いて前記パンチングラック相互の対向する端部に重ね
    る帯状の金属製連結板を形成し、前記パンチングラック
    前記孔に前記連結板をネジ止めする複数個の連結孔を
    前記連結板に設け、前記パンチングラックの対向する端
    部相互間に位置する前記連結板の板面中央部に前記パン
    チングラックの長手方向に対して直交する方向に溝状の
    凹部を屈曲形成し、前記連結板を屈曲自在にせしめる複
    数個の屈曲孔を前記凹部に開穿したことを特徴とするパ
    ンチングラック用連結金具。
  2. 【請求項2】前記連結板の前記連結孔は、前記パンチン
    グラックの長手方向に沿った長孔状のスライド孔と、こ
    のスライド孔に対して斜めに配された長孔状の調整孔と
    が対になった請求項1記載のパンチングラック用連結金
    具。
JP6054733A 1994-02-28 1994-02-28 パンチングラック用連結金具 Expired - Lifetime JP2623068B2 (ja)

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