JP2623027B2 - 製氷機の水皿 - Google Patents
製氷機の水皿Info
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- JP2623027B2 JP2623027B2 JP3045112A JP4511291A JP2623027B2 JP 2623027 B2 JP2623027 B2 JP 2623027B2 JP 3045112 A JP3045112 A JP 3045112A JP 4511291 A JP4511291 A JP 4511291A JP 2623027 B2 JP2623027 B2 JP 2623027B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所謂逆セル型製氷機の水
皿に関するものである。
皿に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−290374号公報には、
多数の製氷個室を有した製氷部材を冷却するとともに、
この製氷部材を下方から閉塞する水皿の噴水孔から製氷
用水を製氷個室へ噴水供給することにより製氷させる製
氷機について開示されている。
多数の製氷個室を有した製氷部材を冷却するとともに、
この製氷部材を下方から閉塞する水皿の噴水孔から製氷
用水を製氷個室へ噴水供給することにより製氷させる製
氷機について開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の水皿
は、インジェクションによって成型された上部主体及び
下部主体より構成され、上部主体は前記各製氷室に対応
する噴水孔及び戻り孔を形成した上面板と、その上面板
の一側端を除く周囲に立設するガイド壁と、上面板の裏
面に形成し後述する仕切壁と嵌合する溝とを備え、下部
主体は、下面板と、その下面板から立設した仕切り壁と
を備え、前記嵌合部分において上部主体と下部主体を接
着剤で結合することにより、水タンクから圧送される製
氷用水を噴水孔に導く製氷用水路を区画形成している
が、上面板の裏面に形成した溝の近傍に噴水孔と戻り孔
があるため、嵌合部分からはみ出した接着剤が噴水孔と
戻り孔を塞いでしまうこともあり細心の注意を必要とし
ていた。
は、インジェクションによって成型された上部主体及び
下部主体より構成され、上部主体は前記各製氷室に対応
する噴水孔及び戻り孔を形成した上面板と、その上面板
の一側端を除く周囲に立設するガイド壁と、上面板の裏
面に形成し後述する仕切壁と嵌合する溝とを備え、下部
主体は、下面板と、その下面板から立設した仕切り壁と
を備え、前記嵌合部分において上部主体と下部主体を接
着剤で結合することにより、水タンクから圧送される製
氷用水を噴水孔に導く製氷用水路を区画形成している
が、上面板の裏面に形成した溝の近傍に噴水孔と戻り孔
があるため、嵌合部分からはみ出した接着剤が噴水孔と
戻り孔を塞いでしまうこともあり細心の注意を必要とし
ていた。
【0004】そこで、本発明により、噴水孔及び戻り孔
を接着剤にて塞ぐことを防止することを課題とする。
を接着剤にて塞ぐことを防止することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、下向きに開口する多数の区画された製氷室
を有する冷却器と、該冷却器の開口面側に配設され、水
タンクから圧送する製氷用水を送水路を通して噴水孔か
ら製氷室に噴水供給する水皿を備える製氷装置におい
て、前記水皿は、インジェクションによって成型された
上部主体及び下部主体より構成され、上部主体は前記各
製氷室に対応する噴水孔及び戻り孔を形成した上面板
と、該上面板の裏面に送水路の側壁となる仕切り壁を備
え、下部主体は前記上部主体に設けた仕切り壁の下端縁
と嵌合する溝状若しくは突状の嵌合部を有して送水路の
底面となる下面板を備え、前記嵌合部において上部主体
と下部主体を接着剤で結合することにより、送水路を区
画形成したものである。
するために、下向きに開口する多数の区画された製氷室
を有する冷却器と、該冷却器の開口面側に配設され、水
タンクから圧送する製氷用水を送水路を通して噴水孔か
ら製氷室に噴水供給する水皿を備える製氷装置におい
て、前記水皿は、インジェクションによって成型された
上部主体及び下部主体より構成され、上部主体は前記各
製氷室に対応する噴水孔及び戻り孔を形成した上面板
と、該上面板の裏面に送水路の側壁となる仕切り壁を備
え、下部主体は前記上部主体に設けた仕切り壁の下端縁
と嵌合する溝状若しくは突状の嵌合部を有して送水路の
底面となる下面板を備え、前記嵌合部において上部主体
と下部主体を接着剤で結合することにより、送水路を区
画形成したものである。
【0006】さらに、下向きに開口する多数の区画され
た製氷室を有する冷却器と、該冷却器の開口面側に配設
され、水タンクから圧送する製氷用水を送水路を通して
噴水孔から製氷室に噴水供給する水皿を備える製氷装置
において、前記水皿は、インジェクションによって成型
された上部主体及び下部主体より構成され、上部主体は
前記各製氷室に対応する噴水孔及び戻り孔を形成した上
面板と、該上面板の裏面に開口部を広く取った一対の土
手部を備え、下部主体は送水路の底面となる下面板と、
該下面板から立設して上端縁が前記上部主体の土手部と
嵌合する送水路の側壁となる仕切り壁を備え、前記嵌合
部分において上部主体と下部主体を接着剤で結合するこ
とにより、送水路を区画形成したものである。
た製氷室を有する冷却器と、該冷却器の開口面側に配設
され、水タンクから圧送する製氷用水を送水路を通して
噴水孔から製氷室に噴水供給する水皿を備える製氷装置
において、前記水皿は、インジェクションによって成型
された上部主体及び下部主体より構成され、上部主体は
前記各製氷室に対応する噴水孔及び戻り孔を形成した上
面板と、該上面板の裏面に開口部を広く取った一対の土
手部を備え、下部主体は送水路の底面となる下面板と、
該下面板から立設して上端縁が前記上部主体の土手部と
嵌合する送水路の側壁となる仕切り壁を備え、前記嵌合
部分において上部主体と下部主体を接着剤で結合するこ
とにより、送水路を区画形成したものである。
【0007】
【作用】本発明は、上部主体の仕切り壁の下端縁と下部
主体の嵌合部を嵌合させ、この嵌合部分に流し込んだ接
着剤にてて上部主体と下部主体とを結合することによ
り、水皿を組み立てることができる。
主体の嵌合部を嵌合させ、この嵌合部分に流し込んだ接
着剤にてて上部主体と下部主体とを結合することによ
り、水皿を組み立てることができる。
【0008】尚、上部主体に形成した溝から少量の接着
剤がはみ出したとしても嵌合部と噴水孔及び戻り孔まで
の距離が十分長いので、これらの孔を塞ぐ心配もなくな
る。
剤がはみ出したとしても嵌合部と噴水孔及び戻り孔まで
の距離が十分長いので、これらの孔を塞ぐ心配もなくな
る。
【0009】また、開口部を広く取っているため接着剤
は表面張力によりはみ出しが防止される。
は表面張力によりはみ出しが防止される。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。まず、図4及び図5において逆セル型製氷機の概要
構造を説明すると、1は下向きに開口する多数の製氷室
1Aを有する冷却器で、上壁の外面に冷凍系の蒸発パイ
プ2を配設しており、この冷却器1の下側、即ち、製氷
室1Aの開口面側には、図4において左側である後部に
回動支点3を有し、前側部に駆動モータ4A、駆動カム
4Bおよびコイル発条4C等より成る駆動装置4を装設
して傾復動可能に構成した本発明の水皿5が配設され、
更に水皿5の下側には該水皿5と共に傾復動する上面開
口の水タンク6を配設している。
る。まず、図4及び図5において逆セル型製氷機の概要
構造を説明すると、1は下向きに開口する多数の製氷室
1Aを有する冷却器で、上壁の外面に冷凍系の蒸発パイ
プ2を配設しており、この冷却器1の下側、即ち、製氷
室1Aの開口面側には、図4において左側である後部に
回動支点3を有し、前側部に駆動モータ4A、駆動カム
4Bおよびコイル発条4C等より成る駆動装置4を装設
して傾復動可能に構成した本発明の水皿5が配設され、
更に水皿5の下側には該水皿5と共に傾復動する上面開
口の水タンク6を配設している。
【0011】しかして、水皿5は給水電磁弁7を介在し
た外部水道系の給水管8が接続される給水口9と、吸込
み側を水タンク6に接続した循環ポンプ10の吐出管1
1が接続される製氷用水流入口12を有しており、給水
管8を通って給水口9から流入した水と、入口12から
流入した水タンク6内の製氷用水は、以下に詳述する水
皿5の各送水路に導かれる。
た外部水道系の給水管8が接続される給水口9と、吸込
み側を水タンク6に接続した循環ポンプ10の吐出管1
1が接続される製氷用水流入口12を有しており、給水
管8を通って給水口9から流入した水と、入口12から
流入した水タンク6内の製氷用水は、以下に詳述する水
皿5の各送水路に導かれる。
【0012】即ち、図1に詳図する本発明の水皿5は、
ABS樹脂インジェクションによって成型した上部主体
13と、ABS樹脂のインジェクションによって成型し
た下部主体14とを組み合わせ接着剤により接合して構
成される。
ABS樹脂インジェクションによって成型した上部主体
13と、ABS樹脂のインジェクションによって成型し
た下部主体14とを組み合わせ接着剤により接合して構
成される。
【0013】このうち、上部主体13は、各製氷室1A
の中心部に対応し下方部を広く上方に向かって狭く形成
された製氷用噴水孔15と、その両側に下方部を狭く上
方に向かって広く形成された戻り孔16を有し、冷却器
1から外れた上流位置に所定の間隔を存して下方部を広
く上方部に向かって狭く突出形成した複数の洗浄用噴水
孔17を有し、さらに、下方に突設して、製氷用水流入
口12と前記製氷用噴水口15を連絡する製氷用送水路
25を区画形成するとともに、戻り孔16を連絡する戻
り水路27を区画形成する仕切り壁28を有する上面板
18と、前端部を除く上面板18の周囲に立設するガイ
ド壁19と、上面板18の全周囲にガイド壁19と逆方
向に突設し、上面を開口した前記水タンク6が固定され
る側壁20によって構成され、更に、仕切り壁28の下
端縁には下部主体14が嵌合する嵌合部としての浅い溝
21が形成されている。
の中心部に対応し下方部を広く上方に向かって狭く形成
された製氷用噴水孔15と、その両側に下方部を狭く上
方に向かって広く形成された戻り孔16を有し、冷却器
1から外れた上流位置に所定の間隔を存して下方部を広
く上方部に向かって狭く突出形成した複数の洗浄用噴水
孔17を有し、さらに、下方に突設して、製氷用水流入
口12と前記製氷用噴水口15を連絡する製氷用送水路
25を区画形成するとともに、戻り孔16を連絡する戻
り水路27を区画形成する仕切り壁28を有する上面板
18と、前端部を除く上面板18の周囲に立設するガイ
ド壁19と、上面板18の全周囲にガイド壁19と逆方
向に突設し、上面を開口した前記水タンク6が固定され
る側壁20によって構成され、更に、仕切り壁28の下
端縁には下部主体14が嵌合する嵌合部としての浅い溝
21が形成されている。
【0014】一方、下部主体14は、上部主体13の後
部側壁20Aを挿通する前記給水口9が後部から突設す
ると共に、前記製氷用水流口12が接続される開口22
を後部底面に有し、更に、前記戻り孔16に対向する開
口23を底面に有する下面板24と、該下面板24から
突設する嵌合部としての突設部40によって構成され、
該突設部40が前記仕切り壁28に形成された前記溝2
1に嵌合することにより、製氷用水流入口12と前記製
氷用噴水口15を連絡する製氷用送水路25の底部を区
画形成するとともに、開口23と戻り孔16を連絡する
戻り水路27を区画形成する。
部側壁20Aを挿通する前記給水口9が後部から突設す
ると共に、前記製氷用水流口12が接続される開口22
を後部底面に有し、更に、前記戻り孔16に対向する開
口23を底面に有する下面板24と、該下面板24から
突設する嵌合部としての突設部40によって構成され、
該突設部40が前記仕切り壁28に形成された前記溝2
1に嵌合することにより、製氷用水流入口12と前記製
氷用噴水口15を連絡する製氷用送水路25の底部を区
画形成するとともに、開口23と戻り孔16を連絡する
戻り水路27を区画形成する。
【0015】更に図4を用いて詳述すると、製氷用送水
路25は、水皿5の中央部を走行する主送水路25A、
該主送水路25Aから分岐して噴水孔15に連絡する複
数の分岐送水路25Bより成り、また、製氷用送水路2
5の底面を成す下面板24の部位には、通水の停止によ
って夫々の送水路25内の水を、水タンク6に回収させ
るための水抜き口30を形成している。
路25は、水皿5の中央部を走行する主送水路25A、
該主送水路25Aから分岐して噴水孔15に連絡する複
数の分岐送水路25Bより成り、また、製氷用送水路2
5の底面を成す下面板24の部位には、通水の停止によ
って夫々の送水路25内の水を、水タンク6に回収させ
るための水抜き口30を形成している。
【0016】以上の構成において、水皿5を組み立てる
場合は、まず上部主体13を図1の状態から裏返して、
溝21の中に接着剤を流し込んだ後、下部主体14を図
1の状態から裏返して、突設部40を仕切り壁28の溝
21に嵌合せしめることによって、上部主体13と下部
主体14とは結合される。
場合は、まず上部主体13を図1の状態から裏返して、
溝21の中に接着剤を流し込んだ後、下部主体14を図
1の状態から裏返して、突設部40を仕切り壁28の溝
21に嵌合せしめることによって、上部主体13と下部
主体14とは結合される。
【0017】万一、接着剤がはみ出した場合、嵌合部と
噴水孔15及び戻り孔16とが離れている為に噴水孔1
5及び戻り穴16が塞がれる心配がない。なお、水タン
ク6は水皿5の組み立て後に、水皿5の側壁20に固定
される。
噴水孔15及び戻り孔16とが離れている為に噴水孔1
5及び戻り穴16が塞がれる心配がない。なお、水タン
ク6は水皿5の組み立て後に、水皿5の側壁20に固定
される。
【0018】次に、本発明の動作を以上の構成に基づい
て説明する。水皿5が製氷室1Aの開口面を閉塞する水
平状態において製氷行程が開始されると、循環ポンプ1
0の作動によって水タンク6内の製氷用水は吐出管11
を経て製氷用水流入口12から製氷用送水路25に入
り、主送水路25A、更に分岐送水路25Bを通って各
製氷用噴水孔15から各製氷室1Aに噴水供給され、こ
の製氷用水の一部は製氷室1Aに氷結し、未凍結水は戻
り孔16から戻り通路27を通って水タンク6に帰還す
る。
て説明する。水皿5が製氷室1Aの開口面を閉塞する水
平状態において製氷行程が開始されると、循環ポンプ1
0の作動によって水タンク6内の製氷用水は吐出管11
を経て製氷用水流入口12から製氷用送水路25に入
り、主送水路25A、更に分岐送水路25Bを通って各
製氷用噴水孔15から各製氷室1Aに噴水供給され、こ
の製氷用水の一部は製氷室1Aに氷結し、未凍結水は戻
り孔16から戻り通路27を通って水タンク6に帰還す
る。
【0019】このように、水タンク6内の製氷用水を製
氷室1Aに循環することによって、製氷室1Aに所定の
氷が成長したことをタイマ、或るいはサーモスタット等
の製氷完了検知手段が検出すると、循環ポンプ10を停
止して製氷を完了する。
氷室1Aに循環することによって、製氷室1Aに所定の
氷が成長したことをタイマ、或るいはサーモスタット等
の製氷完了検知手段が検出すると、循環ポンプ10を停
止して製氷を完了する。
【0020】製氷が完了すると、洗浄用噴水孔17から
上面板18の表面に洗浄用水が噴水供給される。
上面板18の表面に洗浄用水が噴水供給される。
【0021】ところで、洗浄用水噴水孔17から上面板
18の表面に噴水供給された水は、傾動中の上面板18
の表面を流下し、この際に、上面板18の表面を洗浄
し、上面板18の端縁から一度水タンク6に回収された
後、ドレン皿に排水される。
18の表面に噴水供給された水は、傾動中の上面板18
の表面を流下し、この際に、上面板18の表面を洗浄
し、上面板18の端縁から一度水タンク6に回収された
後、ドレン皿に排水される。
【0022】なお、駆動装置4の作動は給水電磁弁7の
開弁より、若干遅らせることが望ましいが、駆動装置4
の作動から水皿5が傾動を開始するまでに機械的遅れが
あるために、電気的には給水電磁弁7の開弁と駆動装置
4の作動を同時に行っても良好な実験結果が得られた。
開弁より、若干遅らせることが望ましいが、駆動装置4
の作動から水皿5が傾動を開始するまでに機械的遅れが
あるために、電気的には給水電磁弁7の開弁と駆動装置
4の作動を同時に行っても良好な実験結果が得られた。
【0023】一方、製氷室1Aに凍結した氷は、製氷完
了に基づいて蒸発パイプ2に循環されるホットガスの熱
によって若干融解され、製氷室1Aから離脱し製氷室1
Aを開放した水皿5の上面板18を滑降して貯氷庫(図
示せず)に導かれる。
了に基づいて蒸発パイプ2に循環されるホットガスの熱
によって若干融解され、製氷室1Aから離脱し製氷室1
Aを開放した水皿5の上面板18を滑降して貯氷庫(図
示せず)に導かれる。
【0024】而して、製氷室1Aから氷が離脱したこと
を冷却器1の温度上昇により検出すると、再び駆動装置
4が作動して水皿5を復動せしめる。同時に給水電磁弁
7が開弁して上述と同様の経路、洗浄用噴水孔17から
上面板18の表面に噴水供給された水は、戻り孔16及
び上面板18の端縁から次サイクルの製氷用水として水
タンク6に給水される。而して、水皿5が製氷室1Aの
開口面を閉塞する水平位置へ復帰すると駆動装置4が停
止し、その後、所定量の製氷用水が水タンク6に給水さ
れると給水電磁弁7が閉じて給水動作を停止する。
を冷却器1の温度上昇により検出すると、再び駆動装置
4が作動して水皿5を復動せしめる。同時に給水電磁弁
7が開弁して上述と同様の経路、洗浄用噴水孔17から
上面板18の表面に噴水供給された水は、戻り孔16及
び上面板18の端縁から次サイクルの製氷用水として水
タンク6に給水される。而して、水皿5が製氷室1Aの
開口面を閉塞する水平位置へ復帰すると駆動装置4が停
止し、その後、所定量の製氷用水が水タンク6に給水さ
れると給水電磁弁7が閉じて給水動作を停止する。
【0025】尚、本発明の他の実施例として、図2に示
すように下部主体14の下面板24に嵌合部としての溝
50を設け、該溝50に接着剤を付けて上部主体13の
上面板18の下部に設けた仕切り壁28の下端縁と嵌合
させることにより水皿5を構成するようにしてもよい。
すように下部主体14の下面板24に嵌合部としての溝
50を設け、該溝50に接着剤を付けて上部主体13の
上面板18の下部に設けた仕切り壁28の下端縁と嵌合
させることにより水皿5を構成するようにしてもよい。
【0026】更に図3に示す他の実施例は、上部主体1
3の上面板18の下側に開口部を広く取った一対の土手
部60を設け、下部主体14に送水路25の底面を形成
する下面板24と、該下面板24から突設して上端縁が
上記一対の土手部60に挟まれる溝61に嵌合すること
により、製氷用水流入口12と製氷用噴水孔15を連絡
する製氷用送水路25の側壁を区画形成するとともに、
給水口9と前記洗浄用噴水孔17を連絡する洗浄用送水
路26の側壁を区画形成し、更に、戻り孔16と水タン
ク6を連絡する戻り水路27の側壁を区画形成する仕切
り壁28とによって構成されている。
3の上面板18の下側に開口部を広く取った一対の土手
部60を設け、下部主体14に送水路25の底面を形成
する下面板24と、該下面板24から突設して上端縁が
上記一対の土手部60に挟まれる溝61に嵌合すること
により、製氷用水流入口12と製氷用噴水孔15を連絡
する製氷用送水路25の側壁を区画形成するとともに、
給水口9と前記洗浄用噴水孔17を連絡する洗浄用送水
路26の側壁を区画形成し、更に、戻り孔16と水タン
ク6を連絡する戻り水路27の側壁を区画形成する仕切
り壁28とによって構成されている。
【0027】上記構成において、水皿5を組み立てる場
合は、まず上部主体13を図3の状態から裏返して溝6
1の中に接着剤を流し込んだ後、下部主体14を図3の
状態から裏返して、仕切り壁28の端縁を溝61に嵌合
させることによって、上部主体13と下部主体14とは
結合される。
合は、まず上部主体13を図3の状態から裏返して溝6
1の中に接着剤を流し込んだ後、下部主体14を図3の
状態から裏返して、仕切り壁28の端縁を溝61に嵌合
させることによって、上部主体13と下部主体14とは
結合される。
【0028】なお、このとき土手部60の開口部を広く
してあることにより、仕切り壁28を嵌合させ易くな
り、また付け過ぎなどによる接着剤は広く取った開口部
の表面張力によりはみだしを防止することが可能とな
る。
してあることにより、仕切り壁28を嵌合させ易くな
り、また付け過ぎなどによる接着剤は広く取った開口部
の表面張力によりはみだしを防止することが可能とな
る。
【0029】
【発明の効果】本発明は、上記構成により、溝状の嵌合
部に接着剤が溜まるため、噴水孔及び戻り孔にたれ落ち
ることがなく、仮に、接着剤がはみ出したとしても、は
み出す量は少量であると共に、嵌合部と噴水孔及び戻り
孔までの距離が十分長いためこれらの孔を塞ぐ心配もな
くなる。
部に接着剤が溜まるため、噴水孔及び戻り孔にたれ落ち
ることがなく、仮に、接着剤がはみ出したとしても、は
み出す量は少量であると共に、嵌合部と噴水孔及び戻り
孔までの距離が十分長いためこれらの孔を塞ぐ心配もな
くなる。
【0030】また、開口部を広く取った土手部を設けた
構成により接着剤のはみ出しを防止することができる。
構成により接着剤のはみ出しを防止することができる。
【図1】本発明の製氷機の水皿の縦断側面図。
【図2】他の実施例である製氷機の水皿の縦断側面図。
【図3】他の実施例である製氷機の水皿の縦断側面図。
【図4】製氷用水路を透視した水皿の上面図。
【図5】本発明の水皿を具備する製氷機の側面図。
【図6】同じく水皿傾斜状態における製氷機の斜視図で
ある。
ある。
1 冷却器 1A 製氷室 5 水皿 6 水タンク 13 上部主体 14 下部主体 15 噴水孔 16 戻り孔 18 上面板 24 下面板 25 製氷用送水路 26 洗浄用送水路 27 戻り水路 28 仕切り壁 60 土手部
Claims (2)
- 【請求項1】 下向きに開口する多数の区画された製氷
室を有する冷却器と、該冷却器の開口面側に配設され、
水タンクから圧送する製氷用水を送水路を通して噴水孔
から製氷室に噴水供給する水皿を備える製氷装置におい
て、前記水皿は、インジェクションによって成型された
上部主体及び下部主体より構成され、上部主体は前記各
製氷室に対応する噴水孔及び戻り孔を形成した上面板
と、該上面板の裏面に送水路の側壁となる仕切り壁を備
え、下部主体は前記上部主体に設けた仕切り壁の下端縁
と嵌合する溝状若しくは突状の嵌合部を有して送水路の
底面となる下面板を備え、前記嵌合部において上部主体
と下部主体を接着剤で結合することにより、送水路を区
画形成したことを特徴とする製氷機の水皿。 - 【請求項2】 下向きに開口する多数の区画された製氷
室を有する冷却器と、該冷却器の開口面側に配設され、
水タンクから圧送する製氷用水を送水路を通して噴水孔
から製氷室に噴水供給する水皿を備える製氷装置におい
て、前記水皿は、インジェクションによって成型された
上部主体及び下部主体より構成され、上部主体は前記各
製氷室に対応する噴水孔及び戻り孔を形成した上面板
と、該上面板の裏面に開口部を広く取った一対の土手部
を備え、下部主体は送水路の底面となる下面板と、該下
面板から立設して上端縁が前記上部主体の土手部と嵌合
する送水路の側壁となる仕切り壁を備え、前記嵌合部分
において上部主体と下部主体を接着剤で結合することに
より、送水路を区画形成したことを特徴とする製氷機の
水皿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3045112A JP2623027B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 製氷機の水皿 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3045112A JP2623027B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 製氷機の水皿 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04283373A JPH04283373A (ja) | 1992-10-08 |
JP2623027B2 true JP2623027B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=12710185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3045112A Expired - Lifetime JP2623027B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 製氷機の水皿 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2623027B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT201800002500A1 (it) * | 2018-02-08 | 2019-08-08 | Scotsman Ice S R L | Fabbricatore di ghiaccio |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0447577Y2 (ja) * | 1987-05-22 | 1992-11-10 | ||
JPH0541327Y2 (ja) * | 1988-09-06 | 1993-10-19 |
-
1991
- 1991-03-11 JP JP3045112A patent/JP2623027B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04283373A (ja) | 1992-10-08 |
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