JP2622434B2 - 衝撃吸収パネル - Google Patents

衝撃吸収パネル

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JP2622434B2
JP2622434B2 JP3133115A JP13311591A JP2622434B2 JP 2622434 B2 JP2622434 B2 JP 2622434B2 JP 3133115 A JP3133115 A JP 3133115A JP 13311591 A JP13311591 A JP 13311591A JP 2622434 B2 JP2622434 B2 JP 2622434B2
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JP
Japan
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plate
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plates
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JP3133115A
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JPH04360918A (ja
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節雄 岩田
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、埋設構造物を構成する
構成材として使用されて、地下振動や衝撃に対して緩衝
構造を有する衝撃吸収パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の埋設構造物は、地下振動や衝撃に
対処するため、図11に示すように、薄板箱体状のパネル
41により構成されている。このパネル41は、表面板
42および裏面板43の間に、長さ方向に2枚、幅方向
に1枚の補強板(スチフナ)44,45が固着されたも
のであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のパネル
41は、実験によって地下振動や衝撃が大きくなると破
壊されやすいことがわかった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して地下振動
や衝撃がある程度大きくなっても破壊されることがな
く、耐衝撃性の高い埋設構造物構築用の衝撃吸収パネル
を提供することを目的とする。
【0005】上記問題点を解決するために本発明の第1
の手段は、表面板と裏面板と左右の側面板と前後の端板
とで形成された矩形箱体状のパネル本体内表面板の
内面に中央部のみが固定されて側面板と平行な衝撃緩衝
板と、この衝撃緩衝板の先端部に裏面板と平行に取り付
けられて裏面板との間に所定隙間を形成するフランジ板
とを設けたものである。
【0006】また第2の手段は、表面板と裏面板と左右
の側面板と前後の端板とで形成された矩形箱体状のパネ
ル本体内表面板の内面と裏面板の内面にそれぞれ当
て付けられる押付板と、前記両押付板の間に外接固定さ
れて軸心が側面板と垂直な方向のスプリング筒とを設け
たものである。
【0007】さらに、第3の手段は、表面板と裏面板と
左右側面板と前後端板とで形成された矩形箱体状のパネ
ル本体内前後の端板側の両端部で表面板と裏面板に
連結された側面板と平行なブラケットと、側面板と平行
で両端部が前記ブラケットにそれぞれ連結部材を介して
側面板と垂直な軸心回りに回動自在に連結された連結板
と、前記連結部材に前記ブラケットと連結板との摺接面
を互いに圧接する圧接手段を設けたものである。
【0008】
【作用】上記第1の構成によれば、パネル本体が衝撃荷
重を受けると、表面板の中央部が凹むように湾曲する。
この時、中央部のみが表面板に接合された衝撃緩衝板は
変形しないので、フランジ板の両側部底面が、中央部の
内面が凹むように湾曲する裏面板内面に摺接して伸びる
のを緩衝する。この時の摩擦力により衝撃のエネルギー
が吸収されて、パネル本体が破壊されるのが防止され
る。また、フランジ板により、摺接面が大きくなって大
きい摩擦力が得られ、裏面板に食い込むこともない。
【0009】また、第2の構成によれば、パネル本体が
衝撃荷重を受けると、中央部が凹むように湾曲する。こ
の時、スプリング筒の円形断面方向の弾性力により表面
板に加わる衝撃力が緩衝されて衝撃エネルギーが吸収さ
れ、衝撃力が緩和される。
【0010】さらに、第3の構成によれば、パネル本体
が衝撃荷重を受けると、全体が中央部が凹むように湾曲
する。この時、表面板および裏面板の変形に従って両側
のブラケットが連結部材を中心に回動するが、この時、
圧接手段による摺接面の摩擦力によりブラケットの回動
を緩衝し、パネル本体の変形が緩衝されて衝撃のエネル
ギーが吸収される。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る第1実施例を図1〜図4
に基づいて説明する。この衝撃吸収パネルのパネル本体
1は、表面板2と裏面板3と側面板4と前後端板5とで
矩形箱体状に形成されている。そして、表面板2の内面
には幅方向に所定間隔をあけて2枚の衝撃緩衝板6が長
さ方向に沿って垂設され、この衝撃緩衝板6の先端部に
は全長にわたって裏面板3と平行なフランジ板7が固着
されている。
【0012】前記衝撃緩衝板6はその中央部のみが表面
板2の内面に溶接cにより接合され、また前記フランジ
板7と裏面板3との間には一定の隙間dを形成するよう
に構成されている。衝撃緩衝板6の中央部には幅方向の
補強板8が表面板2内面に取り付けられている。この衝
撃緩衝板6と補強板8の交差部は、衝撃緩衝板6に分割
した補強板8を溶接してもよいし、衝撃緩衝板6および
補強板8にそれぞれ切欠き溝を形成して噛み合わせ溶接
してもよい。
【0013】上記構成によれば、地下振動や衝撃荷重が
このパネル本体1に加わると、図4に示すように、パネ
ル本体1は中央部が凹むように変形する。この時、衝撃
緩衝板6は中央部が表面板2に固着されているだけなの
で変形に追従せず、フランジ板7の底部両端の接触面
a,bが、引張応力により伸びる裏面板3に接触してそ
の摩擦力により裏面板3の伸びを抑制し、パネル本体1
の変形を緩衝する。この時の摩擦力により衝撃のエネル
ギーが吸収されてパネル本体1の破壊が防止され、しか
もフランジ板7により、摺接面を大きくできて大きい摩
擦力が得られるとともに、裏面板3に食い込むのを防止
することができる。
【0014】このように、パネル本体1自体は破壊によ
って衝撃を吸収する構造ではないので、何度でも使用す
ることができる。また、このパネル本体1の衝撃吸収力
は、衝撃緩衝板6フランジ板7の材質や寸法を変化させ
ることにより任意に設定することができる。
【0015】図5は第2実施例の平面断面図を示し、こ
の第2実施例は、第1実施例にその側面板4,4の変形
を支持するフランジ板12付ばね鋼板11を設けたもの
である。
【0016】すなわち衝撃緩衝板6の両端部には少し湾
曲状で側面板4と平行なばね鋼板11が幅方向に取り付
けられ、バネ鋼板11の両端部には側面板4に所定隙間
eをあけてフランジ板12が接合されている。この構成
によれば、第1の実施例効果に加えて、パネル本体1が
幅方向に変形してもフランジ板12が側面板4の内面に
摺接する摩擦力と、ばね鋼板11の弾性力とにより、側
面板4の伸びや変形が緩和されてパネル本体1の変形が
緩衝され、衝撃エネルギーが吸収される。
【0017】図6および図7は第3実施例を示す。この
衝撃吸収パネルのパネル本体21は、表面板22と裏面
板23と側面板24と前後端板25とで矩形箱体状に形
成されている。そしてパネル本体21内で、表面板22
内面に当て付けられる上押付板26と、裏面板23内面
に当て付けられる下押付板27との間に2個1組のスプ
リング筒28が5組パネル本体21の長さ方向に変形可
能な間隙を開けて配設されている。前記スプリング筒2
8は、その軸心がパネル本体21の幅方向になるように
配置されるとともに、表面板22に垂直な方向でスプリ
ング筒28同士および上下押付板26,27に外接部f
で接合されている。
【0018】上記構成によれば、地下振動や衝撃荷重が
このパネル本体21に加わると、パネル本体21は中央
部が凹むように変形する。この時、表面板22および裏
面板23の変形に追従して上下押付板26,27が変形
しようとするが、これら上下押付板26,27はスプリ
ング筒28の弾性力によりその変形が緩衝されて衝撃の
エネルギーが吸収される。したがって、パネル本体21
の破壊が防止される。
【0019】図8〜図10は第4実施例を示す。この衝撃
吸収パネルは、内部に衝撃による変形に従って回動する
回動部を形成し、この回動部の摩擦力により変形を緩衝
するものである。
【0020】すなわち、パネル本体31は、表面板32
と裏面板33と側面板34と前後端板35とで矩形箱体
状に形成されている。そしてパネル本体31内で、パネ
ル本体31の長さ方向の両端部中央に、側面板34と平
行なブラケット36,36が表面板32および裏面板3
3ならびに前後端板35にそれぞれ接合して取り付けら
れている。そして、これらブラケット36,36に側面
板34と平行な連結板37が、パネル本体31幅方向の
連結ボルト・ナット38を介して回動自在に接続され、
前記連結ボルト・ナット38には前記ブラケット36と
連結板37との摺接面gを互いに圧接する圧接用ばね座
金39がそれぞれ介装されている。
【0021】上記構成によれば、地下振動や衝撃荷重が
このパネル本体31に加わると、図10に示すように、パ
ネル本体31は中央部が凹むように変形する。この時、
ブラケット36が表面板32および裏面板33ならびに
前後端板35の変形に追従して連結ボルト・ナット38
を中心に回動するが、ブラケット36と連結板37との
摺接面gがばね座金39により圧接されていることか
ら、その摩擦力によりパネル本体31の変形が緩衝され
て、衝撃エネルギーが吸収され、パネル本体31の破壊
が防止される。
【0022】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の第1の構成
によれば、パネル本体が衝撃荷重を受けると、全体が中
央部が凹むように湾曲する。この時、中央部のみが表面
板に接合された衝撃緩衝板は変形せず、フランジ板の両
側部底面が、湾曲して伸びる裏面板内面に摺接して変形
するのを緩衝する。この時の摩擦力により衝撃のエネル
ギーが吸収されてパネル本体の破壊が防止される。ま
た、フランジ板により、摺接面を大きくして大きい摩擦
力を得ることができ、裏面板に食い込むこともない。
【0023】また、第2の構成によれば、パネル本体が
衝撃荷重を受けると、全体が中央部が凹むように湾曲す
る。この時、スプリング筒の円形断面方向の弾性力によ
り表面板に加わる衝撃力が緩衝されて、衝撃エネルギー
が吸収されて衝撃力が緩和されてパネル本体の破壊が防
止される。
【0024】さらに、第3の構成によれば、パネル本体
が衝撃荷重を受けると、全体が中央部が凹むように湾曲
する。この時、両側のブラケットが連結板を挟んで連結
部材を中心に内側に回動するが、この時、圧接手段によ
る摺接面の摩擦力によりブラケットの回動の抵抗とな
り、パネル本体の変形が緩衝されて衝撃エネルギーが吸
収され、パネル本体の破壊が防止される。
【0025】上記各発明とも、パネル本体を破壊して衝
撃のエネルギーを吸収する構造ではないので、再度の使
用が可能となり、経済的である。またパネル本体の衝撃
吸収力は、パネル本体内の各部材の材質や寸法を変化さ
せることにより任意に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る衝撃吸収パネルの第1実施例を示
す切欠き斜視図である。
【図2】同衝撃吸収パネルの縦断面図である。
【図3】同衝撃吸収パネルの横断面図である。
【図4】同衝撃吸収パネルの衝撃作用状態の縦断面図で
ある。
【図5】本発明に係る衝撃吸収パネルの第2実施例を示
す平面断面図である。
【図6】本発明に係る衝撃吸収パネルの第3実施例を示
す縦断面図である。
【図7】同衝撃吸収パネルの切欠き斜視図である。
【図8】本発明に係る衝撃吸収パネルの第4実施例を示
す縦断面図である。
【図9】同衝撃吸収パネルの平面断面図である。
【図10】同衝撃吸収パネルの衝撃作用状態の縦断面図で
ある。
【図11】従来の衝撃吸収パネルを示す切欠き斜視図であ
る。
【符号の説明】 1,21,31 パネル本体 2,22,32 表面板 3,23,33 裏面板 6 衝撃緩衝板 7 フランジ板 26 上押付板 27 下押付板 28 スプリング筒 36 ブラケット 37 連結板 38 連結用ボルト・ナット 39 ばね座金 a,b 接触面 c 溶接部 d 隙間 f 外接部 g 摺接面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面板と裏面板と左右の側面板と前後の端
    板とで形成された矩形箱体状のパネル本体内表面板の内面に中央部のみが固定されて側面板と平行な
    衝撃緩衝板と、 この衝撃緩衝板の先端部に裏面板と平行に取り付けられ
    て裏面板との間に所定隙間を形成するフランジ板とを設
    けた ことを特徴とする衝撃吸収パネル。
  2. 【請求項2】表面板と裏面板と左右の側面板と前後の端
    板とで形成された矩形箱体状のパネル本体内表面板の内面と裏面板の内面にそれぞれ当て付けられる
    押付板と、 前記両押付板の間に外接固定されて軸心が側面板と垂直
    な方向のスプリング筒とを 設けたことを特徴とする衝撃
    吸収パネル。
  3. 【請求項3】表面板と裏面板と左右側面板と前後端板と
    で形成された矩形箱体状のパネル本体内前後の端板側の両端部で表面板と裏面板に連結された側
    面板と平行なブラケットと、 側面板と平行で両端部が前記ブラケットにそれぞれ連結
    部材を介して側面板と垂直な軸心回りに回動自在に連結
    された連結板と、 前記連結部材に前記ブラケットと連結板との摺接面を互
    いに圧接する圧接手段を設けたことを特徴とする衝撃
    吸収パネル。
JP3133115A 1991-06-05 1991-06-05 衝撃吸収パネル Expired - Lifetime JP2622434B2 (ja)

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JPH04360918A JPH04360918A (ja) 1992-12-14
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