JP2622066B2 - バランス式外壁作業装置 - Google Patents
バランス式外壁作業装置Info
- Publication number
- JP2622066B2 JP2622066B2 JP12907893A JP12907893A JP2622066B2 JP 2622066 B2 JP2622066 B2 JP 2622066B2 JP 12907893 A JP12907893 A JP 12907893A JP 12907893 A JP12907893 A JP 12907893A JP 2622066 B2 JP2622066 B2 JP 2622066B2
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- Japan
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- wall
- work
- wire
- building
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル等の建設中の外壁
部の塗装等の作業または建設後の外壁部のガラスの清掃
作業等を行う外壁作業装置に関する。
部の塗装等の作業または建設後の外壁部のガラスの清掃
作業等を行う外壁作業装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】前記の作業は、従来はゴンドラに乗って
人間が作業を行うのが主であった。また、塗装ロボット
等の様に自動で行うものも一部みられる。
人間が作業を行うのが主であった。また、塗装ロボット
等の様に自動で行うものも一部みられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の塗装
ロボットにおいて、ワイヤーで吊り下げている塗装ロボ
ットは、ロボット自体が荷重的にアンバランスになり易
く、またそれを水平方向に固定するのが難しいため揺れ
が大きくなり、塗装の品質にも影響する。また、自昇式
足場のタイプに取り付けた場合には、支持のための装置
が大がかりになると共に、地盤が平らでない所では実施
が難しい。
ロボットにおいて、ワイヤーで吊り下げている塗装ロボ
ットは、ロボット自体が荷重的にアンバランスになり易
く、またそれを水平方向に固定するのが難しいため揺れ
が大きくなり、塗装の品質にも影響する。また、自昇式
足場のタイプに取り付けた場合には、支持のための装置
が大がかりになると共に、地盤が平らでない所では実施
が難しい。
【０００４】本発明は、作業装置をワイヤーで吊り下げ
て外壁の塗装等の外壁作業を行うものであるが、揺れを
可及的防止して高品質で塗装等の外壁作業を行うことの
できる外壁作業装置を提供することを目的としてなされ
たものである。
て外壁の塗装等の外壁作業を行うものであるが、揺れを
可及的防止して高品質で塗装等の外壁作業を行うことの
できる外壁作業装置を提供することを目的としてなされ
たものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、建家屋上に配置され建家壁面に沿って水平
走行する台車に設けた昇降装置のワイヤーにより吊られ
て、ワイヤーの巻き上げ、巻き下げにより昇降する作業
装置を設け、その作業装置は、１対の作業部または１つ
の作業部と制御装置等の１つのウエイトとでバランスを
とって旋回動する作業部及びその作業部を駆動する駆動
部とからなり、かつ前記吊り下げワイヤーにより壁面に
押し付けられるローラーステーを備えている。
に本発明は、建家屋上に配置され建家壁面に沿って水平
走行する台車に設けた昇降装置のワイヤーにより吊られ
て、ワイヤーの巻き上げ、巻き下げにより昇降する作業
装置を設け、その作業装置は、１対の作業部または１つ
の作業部と制御装置等の１つのウエイトとでバランスを
とって旋回動する作業部及びその作業部を駆動する駆動
部とからなり、かつ前記吊り下げワイヤーにより壁面に
押し付けられるローラーステーを備えている。
【０００６】
【作用】建家屋上に配置した台車に設けた昇降装置のワ
イヤーの巻き上げにより作業装置を上昇させ、その時、
作業装置の駆動部により作業部を旋回動させ、作業範囲
Ｌの外壁作業を行う。作業装置が建家屋上部に達し作業
範囲Ｌの外壁作業を終えたら台車を水平走行して作業装
置を次位の作業範囲に移動させ、昇降装置のワイヤーの
巻き下げにより作業装置を下降させ、同時に作業装置の
駆動部により作業部を旋回動させ、次位の作業範囲Ｌの
外壁作業を行う。以下、同様の作業を繰り返し行い建家
外壁全面の外壁作業を行う。この時、１対の作業部また
は１つの作業部と制御装置等の１つのウエイトとでバラ
ンスがとられ、これにより作業装置の壁面と平行な方向
の揺れは防止される。また作業装置に設けたローラース
テーが吊り下げワイヤーにより壁面に押し付けられるこ
とにより作業装置の垂直方向の揺れが防止され、これは
風等で揺れが大きい等の状況によって使用される。
イヤーの巻き上げにより作業装置を上昇させ、その時、
作業装置の駆動部により作業部を旋回動させ、作業範囲
Ｌの外壁作業を行う。作業装置が建家屋上部に達し作業
範囲Ｌの外壁作業を終えたら台車を水平走行して作業装
置を次位の作業範囲に移動させ、昇降装置のワイヤーの
巻き下げにより作業装置を下降させ、同時に作業装置の
駆動部により作業部を旋回動させ、次位の作業範囲Ｌの
外壁作業を行う。以下、同様の作業を繰り返し行い建家
外壁全面の外壁作業を行う。この時、１対の作業部また
は１つの作業部と制御装置等の１つのウエイトとでバラ
ンスがとられ、これにより作業装置の壁面と平行な方向
の揺れは防止される。また作業装置に設けたローラース
テーが吊り下げワイヤーにより壁面に押し付けられるこ
とにより作業装置の垂直方向の揺れが防止され、これは
風等で揺れが大きい等の状況によって使用される。
【０００７】
【実施例】図１及び図２に本発明の第１実施例を示し、
建家１の屋上２に建家壁面３に沿って水平走行する台車
４が配置されている。台車４には昇降装置５が設けられ
ておりそのワイヤー６により全体を７で示す作業装置が
吊られており、ワイヤーの巻き上げ、巻き下げにより昇
降する。
建家１の屋上２に建家壁面３に沿って水平走行する台車
４が配置されている。台車４には昇降装置５が設けられ
ておりそのワイヤー６により全体を７で示す作業装置が
吊られており、ワイヤーの巻き上げ、巻き下げにより昇
降する。
【０００８】作業装置７は上部ユニット８及び下部ユニ
ット９を有し、両者はモータ１０により回転されるボー
ルネジ１１により連結されており、ボールネジ１１が正
転、逆転することにより接近、離隔する。ボールネジ１
１に代え油圧シリンダ等他のアクチエータであってもよ
い。上部ユニット８の左右両側にはアーム１２，１２の
基端が枢着されており、また下部ユニット９の左右両側
にはリンク１３，１３の基端が枢着されていると共に、
その先端をアーム１２，１２の中途に枢着している。そ
して各アーム１２，１２の先端には作業部、例えば塗料
吹付けノズル１４が取り付けられている。また作業装置
７には吊り下げワイヤー６により壁面３に押し付けられ
るローラーステー１５が設けられている。
ット９を有し、両者はモータ１０により回転されるボー
ルネジ１１により連結されており、ボールネジ１１が正
転、逆転することにより接近、離隔する。ボールネジ１
１に代え油圧シリンダ等他のアクチエータであってもよ
い。上部ユニット８の左右両側にはアーム１２，１２の
基端が枢着されており、また下部ユニット９の左右両側
にはリンク１３，１３の基端が枢着されていると共に、
その先端をアーム１２，１２の中途に枢着している。そ
して各アーム１２，１２の先端には作業部、例えば塗料
吹付けノズル１４が取り付けられている。また作業装置
７には吊り下げワイヤー６により壁面３に押し付けられ
るローラーステー１５が設けられている。
【０００９】次に、前記装置により建家壁面３の塗装を
行う態様について説明する。
行う態様について説明する。
【００１０】昇降装置５のワイヤー６を巻き上げ作業装
置７を上昇する。その時、ボールネジ１１を正転、逆転
することにより下部ユニット９を上部ユニット８に対し
て接近、離隔しそれに伴いアーム１２，１２が旋回動し
てアーム１２，１２の先端に取り付けた塗料吹付けノズ
ル１４により塗料を吹付けて作業範囲Ｌの塗装を行う。
置７を上昇する。その時、ボールネジ１１を正転、逆転
することにより下部ユニット９を上部ユニット８に対し
て接近、離隔しそれに伴いアーム１２，１２が旋回動し
てアーム１２，１２の先端に取り付けた塗料吹付けノズ
ル１４により塗料を吹付けて作業範囲Ｌの塗装を行う。
【００１１】建家１の下部より屋上部２まで作業範囲Ｌ
で塗装を終えたら台車４により作業装置７を次位の作業
範囲に水平移動させる。そして今度は昇降装置５のワイ
ヤー６を巻き下げ作業装置７を下降させ、同様の操作で
次位の作業範囲Ｌの塗装を行う。以下、同様の操作を繰
り返して外壁全体の塗装を行う。作業範囲Ｌはアーム１
２の長さを変えることにより適宜調整することができ
る。また昇降装置５による作業装置７の巻き上げ、巻き
下げ速度、ボールネジ１１によるアーム１２，１２の旋
回速度を変えることにより塗装度合等を適宜調整するこ
とができる。
で塗装を終えたら台車４により作業装置７を次位の作業
範囲に水平移動させる。そして今度は昇降装置５のワイ
ヤー６を巻き下げ作業装置７を下降させ、同様の操作で
次位の作業範囲Ｌの塗装を行う。以下、同様の操作を繰
り返して外壁全体の塗装を行う。作業範囲Ｌはアーム１
２の長さを変えることにより適宜調整することができ
る。また昇降装置５による作業装置７の巻き上げ、巻き
下げ速度、ボールネジ１１によるアーム１２，１２の旋
回速度を変えることにより塗装度合等を適宜調整するこ
とができる。
【００１２】前記の例は作業部を２つ設けたものである
が、作業部が１つでよい場合には、図３に示すように一
方のアーム１２に制御装置１６等のウエイトを取り付け
左右のバランスをとるようにする。この場合、アーム１
２を伸縮式にしておくとバランスがとり易い。
が、作業部が１つでよい場合には、図３に示すように一
方のアーム１２に制御装置１６等のウエイトを取り付け
左右のバランスをとるようにする。この場合、アーム１
２を伸縮式にしておくとバランスがとり易い。
【００１３】図４及び図５に本発明の第２実施例を示
し、一方のアーム１７に作業部１４を取り付け、伸縮装
置１９を有する他方のアーム１８にカウンターウエイト
２０を取り付けてバランスをとり、旋回モータ２１によ
りアーム１７，１８を旋回し、作業部１４で作業範囲Ｌ
の外壁作業を行うものである。
し、一方のアーム１７に作業部１４を取り付け、伸縮装
置１９を有する他方のアーム１８にカウンターウエイト
２０を取り付けてバランスをとり、旋回モータ２１によ
りアーム１７，１８を旋回し、作業部１４で作業範囲Ｌ
の外壁作業を行うものである。
【００１４】
【発明の効果】作業装置をワイヤーで吊って昇降させる
ものでありながら、１対の作業部または１つの作業部と
制御装置等の１つのウエイトとでバランスがとられるの
で、作業装置の壁面と平行な方向の揺れは防止され、ま
た作業装置に設けたローラーステーが吊り下げワイヤー
により壁面に押し付けられることにより、作業装置の垂
直方向の揺れが防止される。これにより高品質の塗装等
外壁作業の品質の向上を図ることができる。
ものでありながら、１対の作業部または１つの作業部と
制御装置等の１つのウエイトとでバランスがとられるの
で、作業装置の壁面と平行な方向の揺れは防止され、ま
た作業装置に設けたローラーステーが吊り下げワイヤー
により壁面に押し付けられることにより、作業装置の垂
直方向の揺れが防止される。これにより高品質の塗装等
外壁作業の品質の向上を図ることができる。
【図１】本発明の第１実施例に係るバランス式外壁作業
装置の正面図。
装置の正面図。
【図２】図１の同側面図。
【図３】変形例の要部の正面図。
【図４】本発明の第２実施例に係るバランス式外壁作業
装置の正面図。
装置の正面図。
【図５】図４の側面図。
１ 建家 ２ 屋上 ３ 外壁 ４ 台車 ５ 昇降装置 ６ ワイヤー ７ 作業装置 ８ 上部ユニット ９ 下部ユニット １０ モータ １１ ボールネジ １２ アーム １３ リンク １４ 作業部 １５ ローラーステー １６ 制御装置 １７ アーム １８ アーム １９ 伸縮装置 ２０ カウンターウエイト ２１ 旋回モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越智 達之 東京都港区元赤坂一丁目２番７号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−73966（ＪＰ，Ａ) 実開 昭52−153768（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−137256（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 建家屋上に配置され建家壁面に沿って水
平走行する台車に設けた昇降装置のワイヤーにより吊ら
れて、ワイヤーの巻き上げ、巻き下げにより昇降する作
業装置を設け、その作業装置は、１対の作業部または１
つの作業部と制御装置等の１つのウエイトとでバランス
をとって旋回動する作業部及びその作業部を駆動する駆
動部とからなり、かつ前記吊り下げワイヤーにより壁面
に押し付けられるローラーステーを備えていることを特
徴とするバランス式外壁作業装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12907893A JP2622066B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | バランス式外壁作業装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12907893A JP2622066B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | バランス式外壁作業装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06336826A JPH06336826A (ja) | 1994-12-06 |
| JP2622066B2 true JP2622066B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=15000537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12907893A Expired - Lifetime JP2622066B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | バランス式外壁作業装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2622066B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113089993B (zh) * | 2021-04-16 | 2022-09-27 | 西安科技大学 | 一种用于异形建筑物的吊篮结构及其安装方法 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP12907893A patent/JP2622066B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06336826A (ja) | 1994-12-06 |
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