JP2620926B2 - 車両用錠装置 - Google Patents

車両用錠装置

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JP2620926B2
JP2620926B2 JP14234394A JP14234394A JP2620926B2 JP 2620926 B2 JP2620926 B2 JP 2620926B2 JP 14234394 A JP14234394 A JP 14234394A JP 14234394 A JP14234394 A JP 14234394A JP 2620926 B2 JP2620926 B2 JP 2620926B2
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Inventor
宗隆 波田
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株式会社ムネタカ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自転車や自動二輪車
などを施錠するのに用いられる車両用錠装置に関連し、
特にこの発明は、車両の車輪部分に引っ掛けて車輪を拘
束するようにした車両用錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種車両用錠装置として、筒状
または柱状の錠本体と、この錠本体に両端が連結される
U字状の拘束部材とから成るものが存在する。前記錠本
体は、周面に拘束部材の両端が挿脱可能な2個の挿入穴
が形成され、内部には各挿入穴に挿入された拘束部材の
端部と係脱可能な錠機構が組み込まれている。
【0003】この車両用錠装置により施錠を行うには、
車両の車輪と車体との間に前記拘束部材を引っ掛けるよ
うにしてセットした後、拘束部材の両端を錠本体の各挿
入穴へ挿入して両者を連結し、鍵操作で錠機構を作動さ
せて施錠状態とする。取り外す際は、錠本体を解錠操作
して錠本体と拘束部材とを分離する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自転車や自動二輪車の
ような車両には、この車両用錠装置を保管しておく場所
がないため、取り外した後は、運転者自らがこれを携帯
する他はないが、この種の車両用錠装置は、通常、金属
製であるから、重くて嵩張り、携帯や取扱に不便であ
り、また紛失するおそれもある。
【0005】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、車体の適所にホルダーを取り付けて車両錠を施
錠状態で保持することにより、取外し後は携帯する必要
がなく、また紛失や盗難のおそれもない車両用錠装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の車両用錠装置
は、車両錠とホルダーとの組み合わせから成る。前記車
両錠は、錠本体と、この錠本体に両端を連結して車輪を
拘束するための拘束部材とを有し、前記拘束部材は、少
なくとも一端が錠本体と連結かつ分離可能な開放端を構
成し、前記錠本体は、前記拘束部材の開放端が挿脱可能
な挿入穴を有し、錠本体の内部には、前記挿入穴に挿入
された拘束部材の開放端と係脱可能な錠機構が配備され
ている。前記ホルダーは、車体への取付けが可能な取付
部と、車両錠の錠本体を収容して保持する収容部とを一
体に有し、前記収容部の壁面には、前記錠本体を収容し
たときの前記挿入孔の位置に、前記拘束部材の開放端が
挿脱可能な貫通孔が形成されている。
【0007】
【作用】車両錠を取り外した後は、車体の適所に取り付
けられたホルダーの収容部に車両錠の錠本体を収容させ
る。この収容状態では、錠本体の挿入孔の位置と収容部
の貫通孔の位置とが一致して両孔が連通する。この両孔
へ拘束部材の開放端を挿入し、この挿入状態で錠本体を
施錠してホルダーに一体保持させる。
【0008】
【実施例】図1〜図3は、この発明の一実施例である車
両用錠装置の構成を示すもので、自転車などの車輪部分
に装着される車両錠1と、車輪部分より取り外された車
両錠1を車体の適所に保持しておくためのホルダー2と
の組み合わせから成る。前記車両錠1は、柱状の錠本体
3と、この錠本体3に両端を連結して車輪を車体に拘束
するためのU字状の拘束部材4とで構成される。
【0009】前記拘束部材4は、U字状に屈曲された金
属棒5の外周面に合成樹脂製またはゴム製のチューブ6
をほぼ全長にわたって被せたものである。前記金属棒5
の両端はチューブ6の端面より露出し、この露出した金
属棒5の一端は錠本体3に連結固定される固定端7とな
し、他端は錠本体3に対し連結かつ分離可能な開放端8
となす。前記固定端7には球状をなす抜止め9が、また
前記開放端8には凹曲面状のロック溝10が、それぞれ
形成されている。
【0010】錠本体3の一方の端部には、前記金属棒5
の直径とほぼ一致する溝開口のガイド溝11が端面から
側面にわたって形成され、このガイド溝11の溝底には
前記拘束部材4の固定端7の抜止め9が係合する係合溝
31が形成されている。従って拘束部材4の固定端7は
抜止め状態でガイド溝11に沿ってスライド可能であ
る。
【0011】前記錠本体3の他方の端部の一側面には、
前記拘束部材4の開放端8が挿脱可能な挿入穴12が開
設され、錠本体3の内部には、前記挿入穴12に挿入さ
れた拘束部材4の開放端8と係脱する錠機構13が組み
込まれている。
【0012】この錠機構13は、図5に示すように、錠
本体3の内部に固定される外筒部14と、この外筒部1
4内に回動自由に支持される内筒部15とで構成され、
この内筒部15を前記挿入穴12の方向と直交配備し
て、筒周面15aを前記挿入穴12の内部へ突出させて
いる。内筒部15には、筒長さ方向に鍵16の挿脱が可
能な鍵孔17が設けてあり、この鍵孔17と直交して複
数のディスク収容溝18が形成してある。各ディスク収
容溝18には、板面に鍵挿通孔が設けられたディスク1
9と、各ディスク19をそれぞれ外方へ付勢するコイル
バネ(図示せず)とがそれぞれ装填してあり、外筒部1
4にはディスク収容溝18より突出したディスク19と
係脱する係合溝20が形成されている。
【0013】前記内筒部15の外周面には、前記挿入穴
12の内周面に対応する凹面形状の凹欠部21が形成し
てあり、内筒部15の回動角度位置に応じてこの凹欠部
21が挿入穴12に位置して挿入穴12を完全開放した
り、凹欠部21が挿入穴12より退避して内筒部15の
筒周面15aが挿入穴12内へ突出したりする。
【0014】図5(1)は、施錠時の状態を示してお
り、内筒部15の各ディスク19がコイルバネにより付
勢されてディスク収容溝18より突出し、外筒部14の
係合溝20に係合している。
【0015】図5(2)は、内筒部15の鍵孔17に鍵
16を挿入した状態を示しており、内筒部15の各ディ
スク19はディスク収容溝18へ退避して外筒部14の
係合溝20との係合が外れ、内筒部15は外筒部14に
対して回動可能な状態となっている。図5(1)(2)
の施錠状態では、図6に示すように、内筒部15の筒周
面15aが挿入穴12内へ突出しており、この挿入穴1
2に拘束部材4の開放端8が挿入されているとき、前記
筒周面15aが開放端8のロック溝10に係合して開放
端8の抜けが阻止される。
【0016】図5(3)は、鍵16を90度回動操作し
た状態を示すもので、この状態では、図7に示すよう
に、内筒部15の凹欠部21が挿入穴12に位置して挿
入穴12が完全開放されているため、拘束部材4のロッ
ク溝10と内筒部15との係合が外れ、開放端8を抜き
取ることが可能となる。この角度位置では内筒部15の
ディスク収容溝18の開口位置は外筒部14の係合溝2
0の位置から外れているため、各ディスク19は外筒部
14の内面により突出が阻止されるので、鍵16は抜き
取れない。
【0017】前記ホルダー2は、図1および図2に示す
ように、錠本体3を縦向きにして収容保持するためのも
ので、図4にこのホルダー2の外観および構造が具体的
に示してある。このホルダー2は、自転車の立パイプ3
0への取付けが可能な取付部22と、錠本体3の一端部
を収容して保持するための有底の収容部23とを一体に
備えた合成樹脂成形体である。
【0018】前記取付部22は、筒状体24の開放端部
25に一対の対向片26,26を一体形成したもので、
対向片26,26を押し拡げるようにして筒状体24を
弾性変形させ、前記立パイプ30を筒状体24内へ押し
込み、各対向片26,26のボルト挿入孔27へボルト
を挿入してナットで締め付けることにより取付部22を
立パイプ30に固定する。
【0019】前記収容部23は、上面が開口し、錠本体
3の長さのほぼ3分の1に相当する深さを有するもので
あって、前記取付部22と反対側の壁面には貫通孔28
が、また貫通孔28と直角をなす壁面にはU字状の切欠
溝29が、それぞれ開設されている。前記貫通孔28
は、この収容部23に錠本体3の端部を挿入したときの
前記挿入孔12の位置に合わせて形成され、また前記切
欠溝29は、錠本体3の鍵孔17の位置に合わせて開設
される。
【0020】上記構成の車両用錠装置において、ホルダ
ー2は車体の適所、例えばサドル下方の立パイプ30に
取付部22を介して取り付けられる。車両を施錠すると
きは、車両錠1の錠本体3と拘束部材4の開放端8とを
分離し、拘束部材4を車輪と車体との間に引っ掛けるよ
うにしてセットした後、拘束部材4の開放端8を錠本体
3の挿入穴12へ挿入して連結する。しかる後、鍵16
を回動操作して錠機構13を作動させ、内筒部15の筒
周面15aと開放端8のロック溝10と係合させて施錠
した後、鍵16を錠本体3の鍵孔17より抜き取る。
【0021】車両錠1を取り外すときは、鍵16を錠本
体3の鍵孔17へ挿入して回動操作することにより錠機
構13の内筒部15が回動し、内筒部15の筒周面15
aと拘束部材4のロック溝10との係合が外れる。しか
る後、拘束部材4の開放端8を錠本体3の挿入穴12よ
り抜き取って分離し、車両錠1を車体から取り外す。こ
の取り外した状態では、鍵16は鍵孔17に挿入された
ままで抜き取ることができない。
【0022】車両錠1を取り外した後は、錠本体3の挿
入孔12を有する側の端部をホルダー2の収容部23へ
挿入する。この場合、鍵孔17に鍵16が挿入されたま
まであるが、収容部23に切欠溝29が形成されている
ので、鍵16は切欠溝29内を通過し、挿入時の妨げに
ならない。この状態では錠本体3の挿入孔12の位置と
収容部23の貫通孔28の位置とが一致して両孔12,
28が連通するので、両孔12,28へ拘束部材4の開
放端8を挿入し、この挿入状態で鍵16を回動操作して
錠本体3を施錠し、ホルダー2に一体保持させる。
【0023】なお上記実施例における車両錠1は、拘束
部材4の一端のみが錠本体3と分離可能な開放端8にな
っているが、これに限らず、拘束部材4の両端が錠本体
3と分離可能な開放端となっているものでもよい。また
上記実施例における拘束部材4は、金属棒5がU字状に
屈曲された形状のものであるが、これに限らず、例えば
鎖などで拘束部材4を構成してもよい。
【0024】
【発明の効果】この発明は上記の如く、車両の適所にホ
ルダーを取り付け、このホルダーの収容部に錠本体を収
容し、位置が合った収容部の貫通孔と錠本体の挿入孔と
に対し、拘束部材の開放端を挿入して施錠し、この施錠
状態で車両錠を保持するようにしたから、取外し後に車
両錠を携帯する必要がなく、また紛失や盗難のおそれも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である車両用錠装置の構成
を示す正面図である。
【図2】ホルダーの収容部を破断した車両用錠装置の正
面図である。
【図3】車両錠の構成を示す分解斜視図である。
【図4】ホルダーの斜視図である。
【図5】錠機構の動作を示す説明図である。
【図6】施錠状態を示す錠本体の正面図である。
【図7】解錠状態を示す錠本体の正面図である。
【符号の説明】
1 車両錠 2 ホルダー 3 錠本体 4 拘束部材 8 開放端 12 挿入穴 13 錠機構 22 取付部 23 収容部 28 貫通孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両錠とホルダーとの組み合わせから成
    り、 前記車両錠は、錠本体と、この錠本体に両端を連結して
    車輪を拘束するための拘束部材とを有し、 前記拘束部材は、少なくとも一端が錠本体と連結かつ分
    離可能な開放端を構成し、 前記錠本体は、前記拘束部材の開放端が挿脱可能な挿入
    穴を有し、錠本体の内部には、前記挿入穴に挿入された
    拘束部材の開放端と係脱可能な錠機構が配備されてお
    り、 前記ホルダーは、車体への取付けが可能な取付部と、車
    両錠の錠本体を収容して保持する収容部とを一体に有
    し、 前記収容部の壁面には、前記錠本体を収容したときの前
    記挿入孔の位置に、前記拘束部材の開放端が挿脱可能な
    貫通孔が形成されて成る車両用錠装置。
JP14234394A 1994-05-31 1994-05-31 車両用錠装置 Expired - Lifetime JP2620926B2 (ja)

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JPH07324545A JPH07324545A (ja) 1995-12-12
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101396902B1 (ko) 2012-11-06 2014-05-27 이시우 자전거 넘어짐 방지용 잠금장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101396902B1 (ko) 2012-11-06 2014-05-27 이시우 자전거 넘어짐 방지용 잠금장치

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JPH07324545A (ja) 1995-12-12

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