JP2620401B2 - アンチスキッドブレーキ装置 - Google Patents

アンチスキッドブレーキ装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、アンチスキッドブレーキ装置に関するも
のである。
従来の技術 一般に、アンチスキッドブレーキ装置は、急制動時等
に車輪がスキッドしようとすると、この車輪に対応する
ホイールシリンダ内の液圧の減圧、保持、増圧を繰り返
し、車輪に最適なスリップ率を付与するものである。
即ち、第2図に示すように1は電磁弁を示し、この電
磁弁1は増圧側A、保持側B、減圧側Cに切換わるよう
になっており、電磁弁1が増圧側Aにあるときにマスタ
シリンダ2とホイールシリンダ3とが連通される主ブレ
ーキ回路4が形成されている。
また、電磁弁1にはポンプ5の入口側が接続され、電
磁弁1が減圧位置Cにあるときに、ホイールシリンダ3
内のブレーキ液がリザーバタンク6に戻りホイールシリ
ンダ3内が減圧される減圧回路7が形成されている。
そして、電磁弁1が増圧側Aにあるときに、ポンプ5
によって加圧されたアキュムレータ8内のブレーキ液を
ホイールシリンダ3に送る増圧回路9が形成され、電磁
弁1が保持側Bにあるときにはホイールシリンダ3の液
圧は保持される(この種の構造は昭和62年11月(株)山
海堂発行「ブレーキ」第136頁に示されている)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のアンチスキッドブレーキ装
置にあっては、各車輪に対応するホイールシリンダ3を
独立して制御するものであるため、例えば第3図に示す
ようにX配管型で2系路の構造の装置において、図中ハ
ッチングで示す車輪がスキッドする状況になったときに
これに対応するホイールシリンダが減圧すると車両減速
度が変動し、また、減圧制御した分だけ運転者の期待す
る減速度が得られないという問題がある。
そこで、この発明は、一方のブレーキ系路で減圧をし
ている時には他方のブレーキ系路を増圧して全体として
の制動の効率が低下するのを防止できるアンチスキッド
ブレーキ装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 通常ブレーキ時にマスタシリンダからホイールシリン
ダにブレーキ液を供給する主ブレーキ回路と、車輪のス
キッド状態に応じてホイールシリンダ内のブレーキ液を
リザーバタンクに排出してホイールシリンダ内を減圧す
る減圧回路と、リザーバタンク内のブレーキ液をポンプ
によりアキュムレータ内に蓄圧し、車輪のスキッド状態
に応じてアキュムレータからホイールシリンダにブレー
キ液を供給してホイールシリンダ内を増圧する増圧回路
とを電磁弁で選択して制御するブレーキ系路を複数備え
たアンチスキッドブレーキ装置において、一方のブレー
キ系路のポンプの出口側と他のブレーキ系路のホイール
シリンダの入口側とが通路で連通され、この通路に、一
方のブレーキ系路が減圧回路を選択している際に一方の
ブレーキ系路のポンプの液圧を他方のブレーキ系路のホ
イールシリンダに作用させる制御弁が設けられている。
作用 一方のブレーキ系路において車輪がスキッドしようと
すると電磁弁が減圧側に切換わりホイールシリンダ内の
ブレーキ液をリザーバタンクに戻してステッドを阻止す
ると共に制御弁が一方のブレーキ系路のポンプの出口側
と他のブレーキ系路のホイールシリンダの入口側とを結
ぶ通路を連通させて、他のブレーキ系路にアキュムレー
タに蓄圧されたブレーキ液を供給して一方のブレーキ系
路のホイールシリンダの液圧が低下した分他方のブレー
キ系路のホイールシリンダの液圧を高める。
実施例 以下、この発明の一実施例を図面と共に説明する。
第1図に示すのは2つのブレーキ系路、即ち前輪側の
一方のブレーキ系路としての第1ブレーキ系路10と後輪
側の他方のブレーキ系路としての第2ブレーキ系路11を
備えたアンチスキッドブレーキ装置の配管系統図であ
る。
尚、同図において、第1ブレーキ系路10と第2ブレー
キ系路11とは略同様の構成であるので、主として、第1
ブレーキ系路10について構成の説明をする。
通常ブレーキ時にマスタシリンダ12からホイールシリ
ンダ13にブレーキ液を供給するために主ブレーキ回路14
が設けられている。
主ブレーキ回路14はマスタシリンダ12から逆止弁15及
び電磁弁16を経てホイールシリンダ13に至る通路と、ホ
イールシリンダ13から逆止弁17を経てマスタシリンダ12
へ戻る通路とを有している。
上記電磁弁16は車輪回転センサ18からの信号を受けた
制御回路19の指示によって増圧位置A、保持位置B、減
圧位置Cの3つの位置に切換るものであり、上記主ブレ
ーキ回路14が使用されるときは電磁弁16は増圧位置Aと
なっている。
上記ホイールシリンダ13には、ホイールシリンダ13か
ら電磁弁16を経由してリザーバタンク20に至る減圧回路
21が設けられている。
この減圧回路21は、ブレーキング時において車輪がス
キッドすると、車輪回転センサ18からの信号を受けた制
御回路19によって電磁弁16が減圧位置Cに切換わり、ホ
イールシリンダ13内のブレーキ液がリザーバタンク20に
戻り、ホイールシリンダ13の液圧を減少させて、車輪の
スキッドを抑えるものである。
また、リザーバタンク20には逆止弁22、ポンプ23、逆
止弁24、アキュムレータ25が順次接続され、上記リザー
バタンク20からアキュムレータ25を経て、後述する制御
弁26及び増圧位置Aに切換った電磁弁16を経由してホイ
ールシリンダ13に至る増圧回路27が形成されている。
上記制御弁26はアキュムレータ25と電磁弁16を結ぶ通
路を連通させる増圧位置Dと、ポンプ23の出口側にある
アキュムレータ25と第2ブレーキ系路11のホイールシリ
ンダ13の入口側にある電磁弁16(増圧位置Aに切換って
いる)との間の制御通路28を連通させる制御位置Eとを
備え、電磁弁16が減圧位置Cに切換るのに次いで制御回
路19からの信号によって制御位置Eに切換るようになっ
ている。
このように構成された第1ブレーキ系路10と同様に逆
止弁15,17、電磁弁16、ホイールシリンダ13、リザーバ
タンク20、逆止弁22,24、ポンプ23、アキュムレータ25
及び制御弁26を備えた第2ブレーキ系路11が後輪側に設
けられている。そして、第2ブレーキ系路11の制御弁26
は第2ブレーキ系路11のアキュムレータ25と電磁弁16を
結ぶ通路を連通させる増圧位置Dと、第2ブレーキ系路
11のアキュムレータ25と第1ブレーキ系路10の電磁弁16
(増圧位置Aに切換っている)との間の制御通路28を連
通させる制御位置Eとを備え、第2ブレーキ系路11の電
磁弁16が減圧位置Cに切換ると共に制御回路19からの信
号によって制御位置Eに切換るようになっている。
尚、上記第1ブレーキ系路10及び第2ブレーキ系路11
の各電磁弁16が保持位置Bとなっているときには、各ホ
イールシリンダ13内の圧力は保持されている。
次に、作用について説明する。
まず、通常のブレーキング時において、各電磁弁16は
増圧位置Aにあり、この状態でブレーキングがなされる
と、マスタシリンダ12のブレーキ液が各逆止弁15、各電
磁弁16を通り各ホイールシリンダ13に送られる。
このブレーキング操作によって、例えば、車輪回転セ
ンサ18からの信号を受けた制御回路の演算によって前輪
がスキッドしていると判断された場合には、制御回路19
からの信号によって第1ブレーキ系路10の電磁弁16が減
圧位置Cに切換わる。次いで、第1ブレーキ系路10の制
御弁26が制御回路19からの信号により制御位置Eに切換
わる。また、第2ブレーキ系路11の電磁弁16及び制御弁
26はそれぞれ増圧位置A,Dに切換わる。
上記第1ブレーキ系路10の電磁弁16が減圧位置Cに切
換ることにより、ホイールシリンダ13内のブレーキ液は
リザーバタンク20に戻り、これによってホイールシリン
ダ13によるブレーキ力は弱められ前輪のスキッドが防止
される。一方、リザーバタンク20に戻ったブレーキ液は
ポンプ23によってアキュムレータ25に蓄圧されアキュム
レータ25から制御弁26を経て制御通路28を通って第2ブ
レーキ系路11の電磁弁16(増圧位置A)を経てホイール
シリンダ13に供給される。これによって前輪において減
圧制御を行っていることによって生ずる車両減速度の変
動を後輪側のブレーキ力を強めることで最少限に喰い止
めかつ、運転者の期待する減速度を付与する制動力が前
輪と後輪の制動力の和として一定の大きさで得られるの
である。
ここで、減圧制御を行っているホイールシリンダ13内
の液圧がある程度下がると、電磁弁16は保持位置Bある
いは増圧位置Aとなり、次いで、制御弁26は増圧位置D
となって第1ブレーキ系路10、第2ブレーキ系路11の双
方が独立に増圧、あるいは保持制御される。
同様に後輪がスキッドしていると判断された場合には
制御回路19からの信号によって第2ブレーキ系路11の電
磁弁16が減圧位置Cに切換り、ホイールシリンダ13が減
圧されると共に制御弁26が制御位置Eに切換って第1ブ
レーキ系路10のホイールシリンダ13が増圧されるのであ
る。
尚、この発明は上記実施例に限られるものでなく、例
えば4系統のブレーキ系路のタイプや、X配管2系統の
タイプの車両にも適用することができる。
発明の効果 以上説明してきたようにこの発明によれば、アンチス
キッド制御を必要とする一方のブレーキ系路で減圧制御
を行っている時に、アンチスキッド制御を必要としない
ブレーキ系路で増圧制御を行うことにより車両減速度の
変動を最少限に抑え、かつ運転者の期待する減速度を付
与する制動力が各ブレーキ系路における制動力の和とし
て一定の大きさで得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例の配管系路図、第2図は
従来技術の配管系統図、第3図は従来技術の配管系統図
である。 10……第1ブレーキ系路(一方のブレーキ系路)、11…
…第2ブレーキ系路(他方のブレーキ系路)、12……マ
スタシリンダ、13……ホイールシリンダ、14……主ブレ
ーキ回路、16……電磁弁、20……リザーバタンク、21…
…減圧回路、23……ポンプ、25……アキュムレータ、26
……制御弁、27……増圧回路、28……制御通路(通
路)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常ブレーキ時にマスタシリンダからホイ
    ールシリンダにブレーキ液を供給する主ブレーキ回路
    と、車輪のスキッド状態に応じてホイールシリンダ内の
    ブレーキ液をリザーバタンクに排出してホイールシリン
    ダ内を減圧する減圧回路と、リザーバタンク内のブレー
    キ液をポンプによりアキュムレータ内に蓄圧し、車輪の
    スキッド状態に応じてアキュムレータからホイールシリ
    ンダにブレーキ液を供給してホイールシリンダ内を増圧
    する増圧回路とを電磁弁で選択して制御するブレーキ系
    路を複数備えたアンチスキッドブレーキ装置において、
    一方のブレーキ系路のポンプの出口側と他のブレーキ系
    路のホイールシリンダの入口側とが通路で連通され、こ
    の通路に、一方のブレーキ系路が減圧回路を選択してい
    る際に一方のブレーキ系路のポンプの液圧を他方のブレ
    ーキ系路のホイールシリンダに作用させる制御弁が設け
    られていることを特徴とするアンチスキッドブレーキ装
    置。
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