JP2620169B2 - 電気めっき用の電源装置 - Google Patents

電気めっき用の電源装置

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JP2620169B2 JP3228253A JP22825391A JP2620169B2 JP 2620169 B2 JP2620169 B2 JP 2620169B2 JP 3228253 A JP3228253 A JP 3228253A JP 22825391 A JP22825391 A JP 22825391A JP 2620169 B2 JP2620169 B2 JP 2620169B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品の素地上に金属皮
膜を生成する電解条件値を設定出力する電気めっき用の
電源装置に係り、更に詳細には、製品の素地上に金属皮
膜を施す際に、前回設定した前記製品の電解条件データ
を登録保持するメモリー部から読み出し表示する表示設
定部を備え、この表示データで電解条件値を演算処理
し、前回の金属皮膜成形と同一電解条件値で出力部を制
御して前回の金属皮膜層と同品位の皮膜層を形成する電
源装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電気めっきは、めっきしようとする金属
の塩類を含む水溶液中に被めっき金属素地をカソードと
して挿入し、適当なアノードとの間に適切な電解条件で
制御する電源装置から出力させた直流又はパルス電流を
通し、水溶液中の金属イオンをカソード面上に金属とし
て還元析出させて素地上に所要の結晶を成形することに
よって金属のめっき皮膜を形成する。近来、上述した電
気めっきに用いる電解条件で制御される電源装置は、生
産の合理化、原価の低減、品位の均一安定性及び作業の
効率化の要求に伴い、電源装置が具備する波形、電力効
率、電圧変動率等の本来の機能の他に、電圧・電流の無
段階調整機能、電圧・電流の調整装置の小形化・遠隔操
作機能、及び装置の自動化などの条件を備えた電源装置
が強く要求される傾向にある。そして、電気めっきにお
いては、ファラデーの法則が示す通り、電極で反応する
物質量と電気量とは比例する。従って、電気めっきにお
いては、電流×時間を原則として制御することになる
が、電流値が低いとめっき斑が生じたりする場合には、
パルス的に電流を流して均等にめっきが行なえるように
制御する場合もある。また、製品がめっき槽内に徐々に
進入して出ていく場合には、定電流制御を行うと製品が
部分的にしかめっき槽に浸漬していない場合には電流密
度が高くなるので、電圧制御を行うなど、製品の条件に
よって最適の条件でめっきができるように条件設定を行
う必要がある。更に、半導体装置分野に於いても、金属
皮膜層を形成する需要が増加し、また、半導体装置の高
集積化が進み金属皮膜層形成の高速化、膜圧の均一化、
密着性など金属皮膜層の高信頼性及び皮膜特性の向上が
求められている。従来、製品の素地上に防錆、電導性、
耐熱性等の機能を有する金属膜を生成する際に、金属
素地・被覆金属・負荷めっき浴等のめっき条件によって
製品毎に電解条件を設定し出力する電源装置は、直流電
流制御・電圧制御とパルス電圧制御・電流制御と平均値
とピーク値を適切に選定するモード部と該モードに対応
した出力値やパルスのon−time、off−tim
eの電解条件値を設定する設定部と設定条件値の直流・
パルスを出力する入出力部などを具備して構成されてい
るのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術で構成されたこの種の電源装置では、1品種又は
2品種の製品の電解条件値しか設定保持出来ないので、
製品素地の表面にめっき皮膜層を形成した後、その都
度、製品の電解条件を別の記録台帳などに書写してから
新たな処理製品の電解条件値の電流等を手操作で設定を
行っていた。従って、過去に行った製品の金属皮膜層を
再度形成する際には、金属皮膜の形成の電解条件を書写
した台帳などから捜して手操作で設定するか、もしくは
設定した値で金属皮膜層を形成し、その皮膜層の検査を
行い、所要の金属皮膜層を得るまで設定値の変更を繰り
返す試験めっきを行って最適値を見出して設定しなけれ
ばならなかった。更に、パルスめっきの場合の電流値設
定においては、ピーク電流値で設定し、電解に必要な平
均電流値はパルス比で別途に計算した値を設定値として
いたので、新たな製品の電解条件の設定に時間がかかっ
ていた。従って、電解条件の設定作業の効率が悪く、設
定ミスや計算ミスが発生し、膜厚の均一性や品位の再現
性及び安定性に欠ける問題点があった。本発明はこのよ
うな事情に鑑みてなされたもので、前記問題点を除去し
て設定ミスをなくし、同一製品の金属皮膜層の品位の再
現性を向上させ、条件設定の時間を短縮して作業効率の
良い電気めっき用電源装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の電気めっき用の電源装置は、製品の素地上に防
錆、電導性、耐熱性等の機能を有する金属皮膜を生成す
るのに必要な電解条件の直流又はパルス等の電流、電圧
を設定してその制御を行う電気めっき用の電源装置であ
って、前記電解条件のデーターを表示・書込みする設定
手段、それに基づく出力値を計算する演算処理手段を備
えた表示設定部と、前記演算処理された条件値で出力部
を制御する出力制御部と、直流又はパルス等の電流・電
圧の設定値を出力する出力部と、前記表示設定部で設定
した電解条件データーを製品別に登録保存・読み出しす
るメモリー部とを有し、前記演算処理手段には、パルス
めっきの電流設定値をパルスオン時間とパルスオフ時間
によって自動的にピーク電流を計算し、設定された値の
平均値を出力させる演算部を備え、前記メモリー部に
は、製品別に使用モード、電流、電圧、スローアップ・
スローダウン、パルスオン時間・パルスオフ時間、積算
電流計のプリセット値等の電解条件の設定データーが記
憶され、前記電源装置には、良好なめっき状態の負荷電
圧及び電流を自動でサンプリングしてメモリに記憶し、
前記負荷電圧及び電流が予め設定された範囲を外れた場
合にアラームを出力する負荷状態監視プログラムを備
え、更に積算電流計を備え、該積算電流から薬液注入バ
ルブの操作の出力制御を行いめっき液濃度を維持するめ
っき液濃度維持手段が設けられ、前記表示設定部には、
外部装置からデーターの呼び出し、移送そして出力制御
を行う通信手段を備えている。
【0005】
【作用】請求項1記載の電気めっき用の電源装置は、電
解条件データーを製品別に登録保存・読み出しするメモ
リー部と、該電解条件のデーターを表示・書込みする設
定手段、それに基づく出力値を計算する演算処理手段を
備えているので、種々の製品に合わせて電解条件データ
ーを書込み、必要な演算処理を行い、製品毎にその条件
をメモリー部に書き込むことができる。これによって製
品に最適な条件を記憶させておくことが可能となる。前
記出力制御部においては、前記演算処理された結果に基
づいて出力部を制御するので、常に製品毎に設定された
条件の直流、パルスを流すことができる。そして、前記
演算処理手段には、パルスめっきの電流設定値をパルス
オン時間とパルスオフ時間によって自動的にピーク電流
を計算し、設定された値の平均値を出力させる演算部を
備えているので、従来の如く、電流設定値を一定にさせ
るように、パルスオン時間とパルスオフ時間からピーク
値を算出する手順を省略することができる。前記メモリ
ー部には、製品別に使用モード、電流、電圧、スローア
ップ・スローダウン、パルスオン時間・パルスオフ時
間、積算電流計のプリセット値等の電解条件の設定デー
ターが記憶されているので、従来の如く、これらをメモ
書きを見て、デジタルスイッチ等を操作する手順を省略
でき、簡単な手順でこれらの条件を製品毎瞬時に設定で
きるという作用を有する。また、負荷電圧及び電流を基
準に設定した良好なめっき状態の範囲を設定し、前記負
荷電圧及び電流がこの設定範囲外になった場合にアラー
ムを出力する負荷状態監視プログラムを備え、例えば、
正常なめっき状態での電圧、電流の値をサンプリング
し、その値を中心に設定された上限、下限の範囲で監視
を行っている。なお、電圧、電流のサンプリングは電源
装置が自動的にサンプリングすることができる。従っ
て、定電流でめっきを行う場合に、通電状態やめっき液
の流量などのめっき条件が変わって電圧が一定範囲を逸
した場合には、アラームを発することができるし、更に
は定電圧でめっきを行った場合に電流が一定範囲を逸し
た場合には、アラームを発することができるので、めっ
き斑、めっきやけ、めっき厚不良(薄い)等を防止でき
る。そして、ファラデーの法則から積算電流の分だけめ
っき液中の金属がめっき液から析出したことになり、め
っき液が薄くなるので、電源装置には積算電流計を備
え、該積算電流から薬液注入バルブの操作の出力制御を
行いめっき液濃度を維持するめっき液濃度維持手段が設
けられている。これによって、常時一定の範囲の濃度を
有するめっき液を確保できる。特に、前記表示設定部に
は外部装置からデーターの呼び出し、移送そして出力制
御を行う通信手段を備えているので、例えば外部パソコ
ンを使用して、これらの電気めっき用の電源装置を制御
することができる。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例にかかる電気めっ
き用の電源装置のブロック図、図2は同電気めっき用の
電源装置の表示パネル図、図3は同電気めっき用の電源
装置の概略構成図、図4は動作を示すフロー図である。
【0007】図1及び図3に示すように、本発明の一実
施例に係る電気めっき用の電源装置10は、交流電源を
入力とし直流を出力する出力部11と、該出力部11に
連結される出力制御部12と、データー設定と演算及び
通信を行う表示設定部13とを有して構成されている。
以下、これらについて詳しく説明する。前記出力部11
は交流電圧を降圧するトランス、該降圧された交流を直
流に直す整流部、整流された脈流を平滑化するコンデン
サー、及び該平滑化された直流を制御する並列接続され
たパワーMOS−FETを有してなり、該パワーMOS
−FETを制御して出力を直流、パルス化し、更には電
圧あるいは電流の制御を行っている。
【0008】そして、前記出力部11には、電流検出部
及び電圧検出部を有し、それぞれAD変換器14によっ
てデジタル変換し、インターフェイス回路15を介して
出力制御部12のCPU16に検出データーを送れるよ
うになっている。前記CPU16には該CPU16の実
行プログラムが記録されたROM17と、必要に応じて
データーの記憶を行うRAM18が接続されていると共
に、デュアルポートRAM19も接続されている。該デ
ュアルポートRAM19は、該CPU16からも読み書
込みが行なえると共に前記表示設定部13のCPU20
からもデーターの読み書きが行なえる構造となってい
る。そして、前記CPU16には、インターフェイス回
路15を介してDA変換器21と、アンプ22が接続さ
れて、前記CPU16によって演算処理した電流あるい
は電圧条件によって前記出力部11を駆動できるように
なっていると共に、アンプ23を介してめっき液注入の
オンオフを行う電磁バルブ24が接続されている。
【0009】一方、前記CPU20には、該CPU20
の実行命令を記憶したROM25が、及び一時的にデー
ターの記憶を行うRAM26が設けられている。そし
て、該CPU20に接続される前記ROM25には、め
っき条件のデーターを書込み設定する手段と、それに基
づく出力値を演算する演算処理手段とのプログラムが記
載され、更に前記CPU20には、インターフェイス回
路27、RS422A端子28を介して外部パソコン2
9が連結できるようになっていると共に、図2に示すよ
うに、操作パネル表示及び各種入力キーを備えたパネル
表示部30が連結されている。前記パネル表示部30は
液晶グラフィクモジュールを使用し、日本語表示を行っ
ている。
【0010】前記出力部11を介して行うめっき条件
は、定電流制御で行う場合にはその電流設定値、定電圧
制御で行う場合には電圧設定値、パルスオン時間、パル
スオフ時間、スローアップ、スローダウン等を予め設定
でき、これらを組合せた品種を250以上登録可能なメ
モリー部を備えている。なお、このメモリー部は前記し
たRAM18、19又は26の何れかを使用しても良い
し、別に設けても良い。従って、前記条件を組み合わせ
て直流出力のスローアップ、スローダウン及びパルス出
力のスローアップ、スローダウンも行なえるようになっ
ている。更には、電源の異常を監視するため、前記電流
検出部及び電圧検出部の出力と、設定された電流及び電
圧を比較してアラームを発生するようになっており、負
荷電圧及び電流の条件に応じて短絡、開放、電圧異常、
電流異常に区分し、これらを日本語にて前記パネル表示
部30に表示するようになっている。また、各めっき槽
には温度センサー31が配置され、AD変換器32を介
してデジタル信号でCPU16に入力され、設定温度を
越えると温度異常のアラームを発するようになってい
る。
【0011】図2には前記電気めっき用の電源装置10
のパネル表示部30及び入力キーを示すが、33は電源
ブレーカーを、34はMAIN、SUBの切替えを行う
段替ボタンを、35はめっきのスタート/ストップボタ
ンを、36はデーターの設定を行う場合に押す設定ボタ
ンを、37はメモリー部のデーターの設定及び呼出を行
う場合に押す編集ボタンを、38はデーター設定の終わ
りにこのボタンを押すと新しく設定されたデーターに元
を演算を行い出力制御部12に伝える書込みボタンを、
39は製品名設定等に用いる機能ボタンを、40はデー
ター設定中に押すと変更されているデーターを全部破棄
して元の設定値に戻すリセットボタンを、41はデータ
ー設定を行う場合に目的の数字に合わせるUP・DOW
Nボタンを、42は該UP・DOWNボタン41の速度
を早める高速ボタンを示す。そして、43は出力電流
を、44は出力電圧を示す。
【0012】図3には、更に前記メモリー部の動作を分
かりやすく説明した図面であるが、メイン表示部45及
びサブ表示部46には5種類のモード(例えば、直流
電圧制御、直流電流制御、パルス電圧制御、パル
ス電流制御(平均値表示)、パルス電流制御(ピーク
値表示))が記載でき、これらの一つを選択してその条
件を設定できるようになっている。そして、製品名、前
記ボタンを操作して電流設定、電圧設定、パルスのオン
オフ時間設定、スローアップ、スローダウン時間、電圧
制御をしている場合の最大電流を制限する電流リミッ
ト、電流制御を行っている場合の最大電圧を制限する電
圧リミット、電流の積算値等を任意に設定できるように
なっている。
【0013】そして、これらのデーターを製品毎にメモ
リー部に252種類以上登録でき、更には、これらのデ
ーターをメイン表示部45及びサブ表示部46に呼び出
すことができるようになっている。そして、メイン表示
部45に表示された条件データーとサブ表示部46に表
示されたデーターは、段替ボタン34を押すことによっ
て瞬時に交換することができるようになっている。
【0014】従って、該電気めっき用の電源装置10の
動作を図4に基づいて説明すると、スタート/ストップ
ボタンの信号あるいはラインのシーケンサーからの信号
によってめっき開始の信号があると(ステップa)、メ
イン表示部45の条件を選定して(ステップb)、めっ
きを行う(ステップc)。次に、電圧、電流、めっき槽
の温度等が設定値以内であるか否かを順次に判別し(ス
テップd)、これらの条件が設定値以内である場合に
は、積算電流計がプリセット値に達したか否かを判断す
る(ステップe)。ここで、積算電流とめっき液中から
金属となったイオン量とは比例するので、YESの場合
には前記電磁バルブ24を開いて不足分のめっき液を補
充し(ステップf)、積算電流計を0にリセットする
(ステップg)。前記積算電流計がプリセット値に達し
ない場合には、更にめっきを続け、ラインのシーケンサ
ー又はスタート/ストップボタンの信号があったか否か
を判断して(ステップh)、YESの場合には一めっき
工程が終了し、NOの場合には、更にステップcに戻っ
て、めっきを継続する。なお、前記ステップdの場合に
NOの場合にはアラームを発する(ステップi)。
【0015】なお、前記ROM25に書き込まれている
演算処理手段にはパルスめっきを行う場合に、パルスめ
っきの電流設定値をパルスオン時間とパルスオフ時間に
よって自動的にピーク電流を計算し、設定された値の平
均値を出力させる演算処理手段のプログラムを備えてい
る。これによって、従来オペレーターが手動によって算
出していた平均電流値を自動的に計算できる。また、該
電気めっき用の電源装置10には図1に示すようにRS
422A端子を備えているので、外部パソコン29から
指令を受けて内部のデーターの書込みを行うことができ
る。従って、複数のめっき槽を同時に制御する場合に
は、前記外部パソコン29に複数の電気めっき用の電源
装置10を接続すれば、複数のめっき槽を制御できる。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の電気めっき用の電源装置
は、以上の説明からも明らかなように、電源装置の内部
に製品別にめっき条件設定データーを記憶保持するメモ
リー部を備えているから過去に行った製品の条件データ
ーをメモリー部から選択表示できるので条件設定を容易
に行うことができる。また、めっき条件の設定ミスを防
止し、過去に行った製品と同一品位のめっきを形成する
再現性が向上する効果がある。そして、表示設定部には
演算処理機能を具備しているので、例えば、パルスめっ
きの場合、電流値の設定が平均電流密度で処理ができる
のでパルス比による設定値の変更が必要なく、且つ、パ
ルス比での計算が必要ないので設定作業の効率が向上す
る効果がある。更に、負荷に流れる電圧、電流の監視機
能を具備し、通電状態やめっき液の流量等のめっき条件
が変化してもアラームによって知ることができるので、
めっき斑、めっきやけ、めっき厚みの不良等を防止でき
る。特に、外観検査(目視検査)だけでは発見すること
が難しいめっき厚の不良の防止には多大の効果がある。
特に、表示設定部には外部装置からデーターの呼び出
し、移送そして出力制御を行う通信手段を備えているの
で、例えば外部パソコンを使用して、これらの電気めっ
き用の電源装置を制御することができる。従って、複数
の電気めっき用の電源装置を同時に制御する場合には集
中制御を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電気めっき用の電源装
置のブロック図である。
【図2】同電気めっき用の電源装置の表面パネル配置図
である。
【図3】同電気めっき用の電源装置の概略構成図であ
る。
【図4】動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
10 電気めっき用の電源装置 11 出力部 12 出力制御部 13 表示設
定部 14 AD変換器 15 インタ
ーフェイス回路 16 CPU 17 ROM 18 RAM 19 デュア
ルポートRAM 20 CPU 21 DA変
換器 22 アンプ 23 アンプ 24 電磁バルブ 25 ROM 26 RAM 27 インタ
ーフェイス回路 28 RS422A端子 29 パソコ
ン 30 パネル表示部 31 温度セ
ンサー 32 AD変換器 33 電源プ
レーカー 34 段替ボタン 35 スター
ト/ストップボタン 36 設定ボタン 37 編集ボ
タン 38 書込みボタン 39 機能ボ
タン 40 リセットボタン 41 アップ
ダウンボタン 42 高速ボタン 43 出力電
流表示部 44 出力電圧表示部 45 メイン
表示部 46 サブ表示部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−177400(JP,A) 特開 昭56−146899(JP,A) 特開 平2−190500(JP,A) 特開 昭50−17334(JP,A) 実開 昭62−88964(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品の素地上に防錆、電導性、耐熱性等
    の機能を有する金属皮膜を生成するのに必要な電解条件
    の直流又はパルス等の電流、電圧を設定してその制御を
    行う電気めっき用の電源装置であって、 前記電解条件のデーターを表示・書込みする設定手段、
    それに基づく出力値を計算する演算処理手段を備えた表
    示設定部と、 前記演算処理された条件値で出力部を制御する出力制御
    部と、 直流又はパルス等の電流・電圧の設定値を出力する出力
    部と、 前記表示設定部で設定した電解条件データーを製品別に
    登録保存・読み出しするメモリー部とを有し、 前記演算処理手段には、パルスめっきの電流設定値をパ
    ルスオン時間とパルスオフ時間によって自動的にピーク
    電流を計算し、設定された値の平均値を出力させる演算
    部を備え前記メモリー部には、製品別に使用モード、電
    流、電圧、スローアップ・スローダウン、パルスオン時
    間・パルスオフ時間、積算電流計のプリセット値等の電
    解条件の設定データーが記憶され、 前記電源装置には、良好なめっき状態の負荷電圧及び電
    流を自動でサンプリングしてメモリに記憶し、前記負荷
    電圧及び電流が予め設定された範囲を外れた場合にアラ
    ームを出力する負荷状態監視プログラムを備え、更に積
    算電流計を備え、該積算電流から薬液注入バルブの操作
    の出力制御を行いめっき液濃度を維持するめっき液濃度
    維持手段が設けられ、 前記表示設定部には、外部装置からデーターの呼び出
    し、移送そして出力制御を行う通信手段を備えているこ
    とを特徴とする電気めっき用の電源装置。
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