JP2620090B2 - 大梁型枠支保装置および大梁型枠支保工法 - Google Patents

大梁型枠支保装置および大梁型枠支保工法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンクリート建物工事における大梁型枠支保
装置および大梁型枠支保工法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来コンクリート建物工事における大梁型枠の支保工
は、大梁の型枠を仮設梁上に組立て、仮設梁を梁方向に
並立した複数のサポートで大梁コンクリート打設位置に
支持している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記従来の大梁型枠の支保工によると、上階の大梁型
枠に打設したコンクリート荷重が梁方向に並立した複数
のサポートを介してほぼ等分布荷重としてそのまま下階
に大梁に伝わるため、下階の大梁のコンクリートが硬化
して十分な支持力が出るまでその型枠を外すことができ
ず、従って下階の支保工の存置期間が長くなり、大梁型
枠の準備量が通常の工事の場合2〜3階層分必要とな
る。また仮設梁を支持するサポートが梁方向にいくつも
並立しているため、型枠等の材料の移動の時サポートが
邪魔となり、型枠を小さく解体しなければならないとい
う問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点に鑑み、これを解決するためにな
されたのもであって、下階の大梁に伝わる上階の大梁型
枠のコンクリート荷重を大幅に軽減することにより、下
階の大梁型枠の存置期間を著しく短縮すると共に仮設梁
を支持するサポートが型枠等の移動の邪魔にならない大
梁型枠支保装置およひその装置を使用した大梁型枠支保
工法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本発明の大梁型枠支保装置
は、大梁の型枠を支持する仮設梁の端部に上端部がピン
結合される垂直部材と、仮設梁の端部より内側寄りに上
端部が、垂直部材の下部に下端部が夫々ピン結合される
斜め部材とで折畳み自在の三角形状に組まれるサポート
の一対で仮設梁の両端部を支持し、大梁型枠の重量を下
階の大梁の両端部に集中させるようにしたことを特徴と
し、また本発明の大梁型枠支保工法は、前記大梁型枠支
保装置の一対のサポートを大梁の型枠を支持する仮設梁
の両端部に組付け、移動時には前記サポートを折畳んで
仮設梁を下降し、大梁コンクリート工事時には仮設梁を
定位置に上昇してサポートを組立て、大梁型枠の重量を
下階の大梁の両端部に集中させるようにしたことを特徴
としている。
〔作 用〕
従って下階の大梁の曲げ応力は、サポートを仮設梁の
梁方向に複数並立し、ほぼ等分布荷重として下階の大梁
に伝えた従来の支保工に比べて大幅に軽減することがで
き、先行の大梁型枠は早期に取外すことができ、この結
果大梁型枠の存置数が減って回転が早くなり、大梁型枠
の全準備数を減少することができる。
またサポートは仮設梁の両端部のみに配置されるから
仮設梁の中央部に空間が生じ、存置期間が経過して順次
取外した大梁型枠を未工事の型枠工事場所に移動してい
くのに、小払しせずにそのまま存置型枠の下をくぐって
移動していくことが可能となる。
〔実施例〕
以下本発明を図示の一実施例に基いて詳細に説明す
る。第1図は本発明の大梁型枠支保装置によって大梁型
枠を支持した支保工の半部正面図、第2図はその側面図
である。
図において1は上階の大梁型枠、2は大梁型枠1を支
持する仮設梁で、本発明に係る大梁型枠支保装置は仮設
梁2の両端部を支持する左右1対のサポート3で成る。
各サポート3は、下端部にジャッキベース4a、上端部に
ピン4bで傾動自在に結合された自在プレート4cを有し、
長さ調節用ねじ4dの螺進、螺退によって長さ調節可能に
された垂直部材4と、上端部にピン5aで傾動自在に結合
された自在プレート5bを有し、下端部が垂直部材4の下
部にピン5cで結合され、長さ調節用ねじ5dの螺進、螺退
および長さ調節用ピン孔5eに挿通するピンの位置によっ
て長さ調節可能にされた斜め部材5とから成り、垂直部
材4および斜め部材5は各1対が横部材6およびブレー
ス7で連結されて枠状に形成された剛性が付与されてい
る。そして垂直部材4の上端部の自在プレート4cを仮設
梁2の端部に、斜め部材5の上端部の自在プレート5bを
仮設梁2の端部より内側寄りに夫々固着すると共に、斜
め部材5の下端部を垂直部材4の下部にピン5cで結合し
て三角形状に組んで仮設梁2の両端部を支持し、大梁型
枠1の重量を下階の大梁8の両端部に集中させるように
している。なお図中の符号9は斜め部材5の反力を柱10
にとるためのジャッキベースである。
次に上述の大梁型枠支保装置を使用した大梁型枠支保
工法について第3図乃至第5図を参照して説明する。
まず、仮設梁2の両端部に取付けた大梁型枠支保装置
の各サポート3の垂直部材4下部と斜め部材5下端部を
連結するピン5cを抜いてサポート3を折畳み状態にした
仮設梁2を台車11に乗せると共に、仮設梁2上に大梁型
枠1を支持する(第3図)。
大梁型枠1および仮設梁2は製造、運搬等の都合によ
って図示例のように分割型としてもよい。
また仮設梁は、H型,I型,トラス型等としても良く、
いわゆる梁としての剛性を有するものであれば良い。
この台車11を大梁型枠工事場所に移動し、仮設梁2の
下部に挿入したリフター12によって仮設梁2を定位置に
上昇し、サポート3の垂直部材4下部と斜め部材5下端
部をピン5cを挿入して連結しサポート3を三角形状に組
立て、また垂直部材4と柱10との間に斜め部材5の反力
を受けるジャッキベース9を入れる(第4図)。
リフター12を降下して両側のサポート3で仮設梁2を
支持し、リフター12および台車11を撤去し大梁型枠1に
コンクリートを打設する(第5図)。
所定の存置期間経過後、リフター12と台車11を仮設梁
2下に移送し、リフター12を上昇して仮設梁2を支持す
る(第4図)。
ここで打設したコンクリートと大梁型枠1との接着を
切ると共に、垂直部材4と斜め部材5との連結ピン5cを
抜いてサポート3を折畳み可能状態にし、次いでリフタ
ー12を下降して大梁型枠1を脱型し仮設梁2を台車11上
に支持させる(第3図)。
大梁型枠1および仮設梁2は分割型であれば分割し、
一体型であればそのまま台車11に乗せて次の大梁型枠工
事場所に移動し、前記工程を繰返して順次上階へ向かっ
て大梁コンクリート工事を進行していく。大梁型枠1の
移動に当り存置期間中にある大梁型枠は従来の梁方向に
並立したサポートによらず、両端部のみで支持する本発
明のサポート3で支持されるから仮設梁2の中央下部に
大きな空間が空き、大梁型枠1および仮設梁2を小払し
せずに台車11に乗せたままで次の大梁型枠工事場所に移
動させることができる。
また上階の大梁型枠1のコンクリート荷重は、仮設梁
2の両端部を支持する1対のサポート3を介して下階の
大梁8の両端部に集中されるから、下階の大梁8の曲げ
応力は、サポートを仮設梁の梁方向に並立し、ほぼ等分
布荷重として下階の大梁に伝えた従来の支保工に比べて
大幅に軽減される。
即ち、第6図においてLを下階の大梁8のスパン、W
を従来の並立サポートによって等分布荷重として下階の
大梁8に伝えられる上階の大梁コンクリートの重量とす
れば、下階の大梁8に作用する最大曲げモーメントMは
1/8WL=0.125WLとなる。
また第7図において、上階の大梁コンクリートの重量
Wが本発明装置の1対のサポート3,3によって下階の大
梁8のスパンLにより夫々0.01L内側に集中して伝えら
れるとすれば、下階の大梁8に生じる曲げモーメント
M′=W/2×0.01L=0.005WLとなり、従来の並立サポー
トによる支保工に比べ曲げモーメントを1/25に減小する
ことができる。
第8図は打設コンクリートの材令と硬化強度との関係
を示したグラフで、従来の並立サポートによる支保工で
は下階の大梁8に生ずる曲げ応力が大きいためコンクリ
ートに十分な支持力が出る材令28日の硬化期間を待って
型枠を外さなければならなかったのが、本発明による支
保工では下階大梁に生じる曲げ応力が極めて小さいため
大事をとっても材令3日の硬化期間で型枠を外すことが
可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の大梁型枠支保装置は、大
梁の型枠を支持する仮設梁の端部に上端部がピン結合さ
れる垂直部材と、仮設梁の端部より内側寄りに上端部
が、垂直部材の下部に下端部が夫々ピン結合される斜め
部材とで折畳み自在の三角形状に組まれるサポートの一
対で仮設梁の両端部を支持し、大梁型枠の重量を下階の
大梁の両端部に集中させるようにし、また本発明の大梁
型枠支保工法は、前記大梁型枠支保装置の一対のサポー
トを大梁の型枠を支持する仮設梁の両端部に組付け、移
動時には前記サポートを折畳んで仮設梁を下降し、大梁
コンクリート工事時には仮設梁を定位置に上昇してサポ
ートを組立て、大梁型枠の重量を下階の大梁の両端部に
集中させるようにしたから、下階の大梁の曲げ応力は、
サポートを仮設梁の梁方向に複数並立し、ほぼ等分布荷
重として下階の大梁に伝えた従来の支保工に比べて大幅
に軽減することができ、先行の大梁型枠は早期に取り外
すことができ、この結果大梁の存置数が減って回転が早
くなり、大梁型枠の全準備数を減少することができる。
またサポートは仮設梁の両端部のみに配置されるから
仮設梁の中央部に空間が生じ、存置期間が経過して順次
取外した大梁型枠を未工事の型枠工事場所に移動してい
くのに、小払しせずにそのまま存置型枠の下をくぐって
移動していくことが可能となり、以上より工期の短縮お
よび工費の低減が達成される。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は本発明の大梁
型枠支保装置によって大梁型枠を支持した支保工の半部
正面図、第2図はその側面図、第3図、第4図、第5図
は本発明の大梁型枠支保工法を順序を追って説明する略
正面図、第6図は従来の支保工によって生じる下階の大
梁の曲げモーメント図、第7図は本発明の支保工によっ
て生じる下階の大梁の曲げモーメント図、第8図は打設
コンクリートの材令と硬化強度との関係を示したグラフ
である。 1……大梁型枠、2……仮設梁、3……サポート、4…
…垂直部材、5……斜め部材、4b,5a,5c……ピン、8…
…下階の大梁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯川 啓一 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (56)参考文献 実公 昭37−1054(JP,Y1) 特公 平5−7502(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大梁型枠を支持する仮設梁の端部に上端部
    がピン結合される垂直部材と、仮設梁の端部より内側寄
    りに上端部が、垂直部材の下部に下端部が夫々ピン結合
    される斜め部材とで折畳み自在の三角形状に組まれるサ
    ポートの一対で仮設梁の両端部を支持し、大梁型枠の重
    量を下階の大梁の両端部に集中させるようにしたことを
    特徴とする大梁型枠支保装置。
  2. 【請求項2】仮設梁の端部に上端部がピン結合される垂
    直部材と、仮設梁の端部より内側寄りに上端部が、垂直
    部材の下部に下端部が夫々ピン結合される斜め部材とで
    折畳み自在の三角形状に組まれるサポートの一対で成る
    大梁型枠支保装置の前記一対のサポートを、大梁型枠を
    支持する仮設梁の両端部に組付け、移動時には前記サポ
    ートを折畳んで仮設梁を下降し、大梁コンクリート工事
    時には仮設梁を定位置に上昇してサポートを組立て、大
    梁型枠の重量を下階の大梁の両端部に集中させるように
    したことを特徴とする大梁型枠支保工法。
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