JP2619790B2 - 付着性粉粒体の輸送方法 - Google Patents
付着性粉粒体の輸送方法Info
- Publication number
- JP2619790B2 JP2619790B2 JP5157920A JP15792093A JP2619790B2 JP 2619790 B2 JP2619790 B2 JP 2619790B2 JP 5157920 A JP5157920 A JP 5157920A JP 15792093 A JP15792093 A JP 15792093A JP 2619790 B2 JP2619790 B2 JP 2619790B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transport
- pipe
- pressure
- compressed air
- rotary valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
の輸送をホッパー等から低圧で安定輸送できる方法に関
する。
管輸送する方法としてプラグ輸送(例えば特開昭55−
93734、特開平5−51131)がある。粉体をプ
ラグ状にして輸送するには、輸送用加圧タンクの圧力を
高め輸送用の空気を減らす必要があり、管内付着を生じ
易くなる。この閉塞防止方法として、輸送管に所定間隔
で併設副導管との間に遮断弁付逆止弁とオーバーフロー
弁を設けておき、逆止弁を圧力検知器として作用させる
と共に閉塞部前後に生ずる圧力差を利用してオーバーフ
ロー弁から一気に気体を噴出させて閉塞部を破壊する方
法(特開昭64−22727,特公昭57−3570)
が知られている。しかしこれらの方法に使用する装置は
複雑かつ高価である。一般に付着性粉体の輸送には高圧
輸送方式が有利であるが、装置を設置する際、常に自由
空間に設置できるとは限らず、実際には既設建屋内に設
置することを要求されることが多い。また、工場スペー
スの有効利用を図る必要性から、限られた空間に設置し
なければならないこともある。更に、既存のタンク又は
ホッパを備えた輸送設備を利用して付着性粉粒体の安定
輸送を行おうとする要求もある。
求を背景にして、付着性粉粒体を低圧下で安定に輸送す
る方法を提供するものであって、本出願人が実開平3−
110034で提案している弾性内管付二重輸送管を利
用して既設の低圧輸送装置に適用でき、或は狭い場所に
も設置して長期間安定に運転できるようにしたものであ
る。
給用容器の底部にガスシールができるロータリーバルブ
(市販品)を備え、該ロータリーバルブ排出部の1次側
に1次付加気体導入管を接続すると共に2次側に弾性内
管を有する所定長さの二重輸送管を各管端に設けた連結
フランジ間にノズルを備えたスペーサーリングを介装さ
せて接続すると共に前記各輸送管外周に排気口と圧縮空
気供給口を設けた装置を使用して、前記ノズルから前記
弾性内管内に前記1次付加気体輸送管の輸送圧より1.
9倍以上高い圧力の2次付加気体を常時供給して輸送を
行ない、輸送終了後に前記圧縮空気供給口に圧縮空気を
瞬時に供給し、輸送開始前に前記弾性内管内にクリーニ
ング通気を行なうものである上記方法は2次付加気体供
給用ノズルの間隔が1〜12mの範囲で有効であり、2
次付加気体及び圧縮空気はヘッダを介して供給されるこ
とが好ましい。なお、ロータリーバルブはそのローター
にエアーを吹付けることによってシール性を高めた構造
のものを採用することができる。
合成ゴム、可塑性樹脂、樹脂とゴムの複合材料等で製作
され、厚さは管径によって異なるが、通常2〜15mm
のもので内管最大径は300mm、長さ12mまで有効
である。スペーサーリングの内面は弾性内管と同一材料
で被覆されていることが好ましい。また、ノズル径は
0.5mm〜1.5mmのものが使用される。更に、二
重輸送管の外管は、1個又は2個の圧縮空気供給口と1
個の排出口を備えたものであって、輸送終了後の停止時
において供給口から瞬時的に圧縮空気を供給して弾性内
管に強制振動を与えて弾性内管内壁の付着粉体を払い落
とし、その後、内管内に2次又は1次気体を送給して剥
離粉体を除去して清浄化することによって長期間安定輸
送が可能になる。本発明においてノズルから供給される
2次付加気体は、弾性内管内での粉体流動化を促進させ
ることにより、高濃度輸送を行うものであって、粉体の
希釈が目的ではない。本発明においては、ロータリーバ
ルブ排出部への1次付加気体供給量を抑制し、2次付加
気体供給ノズルに輸送圧(1次付加気体供給用バルブの
2次側圧力)の1.9倍以上高い圧力で2次気体を供給
して安定輸送を可能にしている。2次付加空気のノズル
部又はヘッダでの圧力を1.9倍以上とすることにより
臨界圧力比を越えて供給することとなるので、弾性内管
内の圧力の高低に左右されず、ノズル毎に一定量の2次
付加空気を供給することができる。
2は高圧シール用ロータリーバルブ、3は排出部、4は
1次付加気体導入管、5は調節弁、6は集塵器付受容
器、7は二重輸送管であって外管7B内に弾性内管7A
を備えている。8は二重輸送管の弾性内管内に2次付加
気体を供給するヘッダ、8aは枝管、9は2次付加気体
を導入するためのスペーサーリング、10は圧力調節弁
である。スペーサーリング9は図2、図3に示すように
二重輸送管7の両端に設けられている連結フランジ1
1、12の間に介装され、ノズル9aを備えている。1
3はライニング層であって、内管7Aの内径に一致させ
てある。20は圧縮空気供給管、21はヘッダ、22は
枝管、23は供給口であって、二重輸送管の外管7Bに
それぞれ1個又は2個設けられ、内管と外管の間隙空室
25に圧縮空気を瞬時的に供給する。26は排気口であ
る。上記装置において、容量3.7Lのロータリーバル
ブを用い、40A弾性内管付二重輸送管(相当長70
m)にスペーサーリング9(ノズル孔径0.7mm)を
2m毎に設け、1次及び2次気体を供給して嵩比重0.
8g/ccの酸化チタン(粉)を輸送した。ロータリー
バルブのロータ回転数20rpm、輸送圧力1.0Kg
/cm2G、最小流速11.9m/sec、末端流速3
5.1m/secであった。この間、ロータリーバルブ
からの空気の漏出は作業上支障を来すことのない程度に
抑えることができ、また、2次付加空気供給用ヘッダー
の圧力は6.0Kg/cm2Gであり、輸送圧力の6倍
であった。輸送結果は、酸化チタンの濃度を示す混合比
で15に達し、この条件下での輸送量は約2.3ton
/hrを示した。しかも輸送後、ロータリーバルブに対
する付着物の成長は殆ど認められず、また、管内閉塞の
兆しも全く認められなかった。
3g/ccのカーボンブラック(粒)を輸送圧力1.8
Kg/cm2G、最小流速0.9m/sec、末端流速
12.6m/secにて輸送した。この場合、2次付加
空気供給用ヘッダーの圧力は6.0Kg/cm2Gであ
り、輸送圧力の3.3倍以上であった。輸送結果は、カ
ーボンブラックの濃度を示す混合比で21に達し、この
条件下での輸送量は約1.4ton/hrを示した。輸
送中、形状の変化が多少認められたが、輸送後ロータリ
ーバルブに対する付着物の成長は殆ど認められず、また
管内閉塞の兆しは全く認められず、輸送の安定化が図れ
ることが確認された。
(粉)を輸送する場合において、容量3.2Lの低圧用
ロータリーバルブを30rpmで回転させ、ロータリー
バルブに接続する輸送管は80A弾性内管付き二重輸送
管を使用し(二重輸送管は相当長が70m)、4m毎に
2次付加空気供給用ノズル付スペーサー9を設けて2次
付加空気並びに1次付加空気を供給した。輸送圧力0.
2Kg/cm2G、最小流速20m/sec、末端流速
24m/secであった。この場合、2次付加空気供給
用ヘッダーの圧力は6.0kg/cm2Gであり、輸送
圧力の30倍であった。輸送結果は、吸水性ポリマーの
濃度を示す混合比で4.7であり、この条件下での輸送
量は約2.6ton/hrを示した。輸送後、ロータリ
ーバルブに対する付着物の成長は殆ど認められず、また
管内閉塞の兆しも全く認められなかった。
送管を使用することによって輸送管内での付着、成長に
起因する閉塞を、確実に防止することができることであ
り、信頼性、経済性共に他の閉塞予防手段に比して著し
く優れている。本発明による第2の効果は、輸送管中の
圧力をロータリーバルブによって遮断できるので、ホッ
パ等の既設の粉粒体供給用容器を使用できることであ
る。また高圧力のシールが可能なロータリーバルブを取
り付ければ、通常の貯蔵タンクを使用することができ、
これにより、機器の設置スペースが節約でき、既設タン
ク、既設機器をそのまま利用して輸送することも可能と
なり、設備費の節約ができる。本発明によれば、粉粒体
の安定輸送に寄与するばかりでなく、作業性の改善、作
業環境の改善、輸送の信頼性の向上、設置スペースの節
約、既設機器の利用等多くの効果が期待できる。
付加気体供給ヘッダの配管接続図。
Claims (1)
- 【請求項1】粉粒体供給用容器の底部にガスシールがで
きるロータリーバルブを備えた粉粒体供給容器の前記ロ
ータリーバルブ排出部の1次側に1次付加気体導入管が
接続されると共にその2次側に弾性内管を有し管外周に
排気口と圧縮空気供給口が設けられてなる長さ1〜12
mの二重輸送管を各管端に設けた連結フランジ間に前記
弾性内管内に開口するノズルを備えたスペーサーリング
を介して接続すると共に前記弾性内管内に前記1次付加
気体の輸送圧より1.9倍以上高い圧力の2次付加気体
を常時供給して輸送を行ない、輸送終了後に前記圧縮空
気供給口に圧縮空気を瞬時に供給し、輸送開始前に前記
弾性内管内にクリーニング通気を行なうことを特徴とす
る付着性粉粒体の輸送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5157920A JP2619790B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 付着性粉粒体の輸送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5157920A JP2619790B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 付着性粉粒体の輸送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06345264A JPH06345264A (ja) | 1994-12-20 |
JP2619790B2 true JP2619790B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=15660354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5157920A Expired - Lifetime JP2619790B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 付着性粉粒体の輸送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2619790B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI410447B (zh) | 2006-03-27 | 2013-10-01 | Nippon Catalytic Chem Ind | 吸水性樹脂組合物 |
EP2135669B1 (en) | 2007-03-29 | 2019-10-30 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Particulate water absorbent and process for producing the same |
EP2258749A4 (en) | 2008-03-28 | 2011-12-14 | Nippon Catalytic Chem Ind | METHOD OF PREPARING WATER ABSORBING RESINS |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5593734A (en) * | 1978-12-29 | 1980-07-16 | Gen Resource Corp | Method and device for carrying corpuscular substance through pipeeline |
DE3722911C1 (de) * | 1987-07-10 | 1988-09-29 | Waeschle Maschf Gmbh | Anlage zum pneumatischen Foerdern von Schuettguetern |
JPH0741991B2 (ja) * | 1991-08-27 | 1995-05-10 | 株式会社日本アルミ | 粉粒体の空気輸送方法及び粉粒体の空気輸送装置 |
JP3110034U (ja) * | 2005-01-26 | 2005-06-09 | 杏枝 ▲しょう▼李 | 工具制動補助装置 |
-
1993
- 1993-06-03 JP JP5157920A patent/JP2619790B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06345264A (ja) | 1994-12-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101622049B (zh) | 连续压力降低系统 | |
US20020187012A1 (en) | Method and apparatus for the pneumatic conveying of fine bulk material | |
US20040132387A1 (en) | Pipe renovating system and method | |
WO2000039009A1 (en) | Conveying particulate material in a pressurised gas | |
AU674990B2 (en) | Automatic flushing apparatus for a hydrator | |
JP2619790B2 (ja) | 付着性粉粒体の輸送方法 | |
CN220811072U (zh) | 一种气力输送系统的管道自动防堵清堵装置 | |
US4715749A (en) | Pneumatic transport conveyor | |
CN207107931U (zh) | 一种防堵卸料装置 | |
CN217263293U (zh) | 一种负压氮气循环输送系统的管路防内泄结构 | |
CN212608131U (zh) | 一种粉尘产品下料管线系统 | |
CN211732520U (zh) | 一种充填用尾砂给料桶 | |
CN210981695U (zh) | 一种片式储料仓密闭性检测装置 | |
JPH085548B2 (ja) | 粉粒体用高圧輸送装置 | |
JP2772746B2 (ja) | 易付着性粉体の高濃度安定輸送方法 | |
CN2778830Y (zh) | 高炉煤气干法除尘罐车输灰装置 | |
CN2260224Y (zh) | 易装卸自锁紧管接头 | |
CN212831627U (zh) | 一种生石灰输送系统 | |
CN220055560U (zh) | 一种用于颗粒物料分流的双管截流清管装置 | |
CN219858662U (zh) | 一种用于粉料类仓体的落料装置 | |
CN212830482U (zh) | 一种用于湿法脱硫系统中具有防结垢装置的粉仓 | |
CN218753774U (zh) | 一种用于烟气脱汞的粉末加料装置 | |
CN219688687U (zh) | 一种物料气力输送管道抗磨弯头结构 | |
CN109319501A (zh) | 一种气力除灰系统 | |
CN215324637U (zh) | 一种安装防堵接头的立式粉罐车 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080311 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080311 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080311 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110311 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110311 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120311 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120311 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130311 Year of fee payment: 16 |