JP2619161B2 - ランス詰まり検出装置 - Google Patents

ランス詰まり検出装置

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JP2619161B2
JP2619161B2 JP3241608A JP24160891A JP2619161B2 JP 2619161 B2 JP2619161 B2 JP 2619161B2 JP 3241608 A JP3241608 A JP 3241608A JP 24160891 A JP24160891 A JP 24160891A JP 2619161 B2 JP2619161 B2 JP 2619161B2
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続銅製錬設備におい
て、製錬を行うための吹錬用ランスの詰まり検出装置に
関し、更に詳しくは、ランスの背圧を計測してランス詰
まりを的確に検出する検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続して銅を製錬する設備において、粗
銅を連続的に生成するための製錬装置の上部には、製錬
を行うための吹錬用ランスが設けられている。このラン
スは、2重管路になっていて、内側の管路内に製錬剤と
しての製銅用粉石灰が通され、外側管路に吹錬用空気が
通され、ランスのヘッダー部で製錬剤と吹錬用空気とを
混合して製錬装置に導入する。
【0003】このような製錬剤と吹錬用空気とヘッダー
部で混合して製錬装置に導入するためのランスは、その
ヘッダー部に設けてある穴が比較的小径であるために詰
まりが発生する。ランス詰まりが発生すると、製錬剤と
吹錬用空気とを適切な量だけ製錬装置に供給できなくな
り、製品の品質に大きく影響することとなる。
【0004】従来より、ランス詰まりを検出するには、
作業員が製錬工程の合間に設備内に入って直接目で確認
したり、ランス背圧を監視する手法が一般的に行われて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、直接目
で確認する手法は、製錬の合間に設備内に入る必要があ
り効率が悪い上に、正確にランス詰まりを判断できない
という不具合がある。また、ランス背圧を監視する手法
は、吹錬用空気を定量流した時のランス背圧を測定し、
その大小から詰まり具合を判断するものであるが、測定
値が配管内の圧力損失の影響を受けて、正確な詰まり具
合の判断が出来ないという課題があった。
【0006】本発明は、この様な点に鑑みてなされたも
ので、配管内の圧力損失の影響を補正し、ランスの詰ま
り具合を正確に判断できるランス詰まり検出装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この様な課題を解決する
本発明は、製錬剤と吹錬用空気とをヘッダー部で混合し
て製錬装置に導入するランスの詰まりを検出するランス
詰まり検出装置であって、前記ランスの背圧を測定する
背圧測定手段と、ランスに流れる吹錬用空気の流量を測
定する流量測定手段と、ランスの詰まりが発生していな
い状態において流量測定手段からの流量信号(Qo)と
背圧測定手段からの背圧信号(Po)とから求めた配管
内圧力損失データ(α)を記憶する配管内圧力損失記憶
手段と、通常の測定状態において前記背圧測定手段から
の背圧信号(P1)と前記流量測定手段からの流量信号
(Q1)とを入力し、前記配管内圧力損失記憶手段で記
憶している配管内圧力損失データにより前記背圧信号
(P1)を補正し、当該補正後の適正背圧信号と詰まり
が発生してない状態での背圧信号(Po)との差からラ
ンス詰まりを判定する判定手段とを設けたことを特徴と
するランス詰まり検出装置である。
【0008】
【作用】配管内圧力損失記憶手段には、連続製銅設備の
製錬の際に使用するランスについて、詰まりが発生して
いない状態での流量信号と背圧信号から求められた配管
内圧力損失データが格納される。
【0009】背圧が変化した場合の背圧信号は、配管内
圧力損失により補正され適正背圧となり、その適正背圧
を用いて求められた圧力差からランスの詰まりが判定手
段で判定される。
【0010】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施例の構成ブロック図で
ある。図において、1は連続製銅設備の一つである製錬
装置で、その上部には複数のランス2が設けてある。こ
れら複数のランス2は、製錬剤と吹錬用空気とをヘッダ
ー部で混合して製錬装置1に導入するためのもので、ラ
ンスに詰まりが発生すると製錬剤と吹錬用空気とを必要
量供給できなくなる。21は各ランス2へ空気を供給す
る管路、22は製錬剤を供給する管路で、いずれも一端
はランス2に接続されている。
【0011】3はランス2の背圧を測定する背圧測定手
段、31は背圧測定手段3からの信号を入力しそれを指
示する圧力指示計で、ここからは背圧に比例した規格化
された背圧信号(P1)が出力されるようになってい
る。4は管路21を経てランス2に供給される吹錬用空
気の流量を検出する流量測定手段、41は流量測定手段
4からの信号を入力する流量調節計、42は管路21に
設けた流量制御用のバルブで、流量調節計41からの信
号により制御されるように構成されている。
【0012】流量調節計41は、供給空気量の制御目標
値SVが設定されていて、管路21を経てランス2に供
給される空気量がこの制御目標値になるようにバルブ4
2に制御出力を送出する。また、ここからは、流量測定
手段4で測定された流量に比例した規格化された流量信
号(Q1)が出力されている。
【0013】ここで、背圧測定手段3,流量測定手段
4,流量調節計41は、各管路21にそれぞれ同じよう
に設けられていて、製錬装置1へ供給される空気量が全
体で所定の値になるように制御されるようになってい
る。
【0014】5は各管路21に設けられている背圧測定
手段3,流量測定手段4からのそれぞれの信号を入力す
る監視装置である。この監視装置5において、51はラ
ンス2に詰まりが発生していない状態において、流量測
定手段4からの流量信号(Qo)と背圧測定手段3から
の背圧信号(Po)とから求めた配管内圧力損失データ
(α)を記憶する配管内圧力損失記憶手段、52は通常
の測定状態において、背圧測定手段3からの背圧信号
(P1)と流量測定手段4からの流量信号(Q1)とを
入力するランス詰まり判定手段で、配管内圧力損失記憶
手段51で記憶している配管内圧力損失データにより前
記背圧信号(P1)を補正し、その補正後の適正背圧信
号と詰まりが発生してない状態での背圧信号(Po)と
の差からランス詰まりを判定するように構成されてい
る。
【0015】このように構成した装置の動作を説明すれ
ば、以下の通りである。はじめに、各ランス2に詰まり
が発生していない状態で、一定の量の空気を流し、監視
装置5は、その時の背圧測定手段3からの背圧信号(P
o)と、流量測定手段4からの流量信号(Qo)を入力
して、これらの値を用い配管内の圧力損失αを計算す
る。配管内の圧力損失αは、(1),(2)式を用いて
求められる。
【0016】
【数1】
【0017】 Po=P−α …(2) ただし、Kは定数,Pはランスの適正背圧 すなわち、背圧測定手段3が設置されている圧力の測定
点Aは、ランス2から少し後退した位置であり、A点で
測定した背圧には、そこまでに至る配管の圧力損失αを
含んだ値になっている。従って、(1)式に示す流量と
背圧(圧力)との関係から得られる圧力Poを、(2)
式で示される関係に従って補正することで、適正なラン
ス背圧が得られることとなる。これらの式を用いて求め
られた配管内の圧力損失αは、配管内圧力損失記憶手段
51に記憶される。
【0018】通常の監視状態では、監視装置5内のラン
ス詰まり判定手段52は、背圧測定手段3からの背圧信
号(P1)と、流量測定手段4からの流量信号(Q1)
を入力し、これらの値と配管内圧力損失記憶手段51か
らの圧力損失αとを用いて、(3)式の計算を行い、ラ
ンス2の適正な背圧P1を求める。
【0019】 P1=(1/K )Q −α …(3) そして、(2)式で得られた圧力Poと(3)式で得ら
れた圧力P1との差が所定の値より大きくなったとき、
ランスの詰まりが発生したものと判断する。
【0020】この様なランス詰まりの判断は、連続製錬
の工程の中でプロセスを停止することなく行うことがで
きる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば製品の品質に大きく影響するランスの詰まりの発生
を、オンラインにて配管内の圧力損失の影響を受けずに
正確に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 製錬装置 2 ランス 21 空気供給管路 22 製錬剤供給管路 3 背圧測定手段 31 圧力指示計 4 流量測定手段 41 流量調節計 42 バルブ 5 監視装置 51 配管内圧力損失記憶手段 52 ランス詰まり判定手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製錬剤と吹錬用空気とをヘッダー部で混合
    して製錬装置に導入するランスの詰まりを検出するラン
    ス詰まり検出装置であって、 前記ランスの背圧を測定する背圧測定手段と、 ランスに流れる吹錬用空気の流量を測定する流量測定手
    段と、 ランスの詰まりが発生していない状態において流量測定
    手段からの流量信号(Qo)と背圧測定手段からの背圧
    信号(Po)とから求めた配管内圧力損失データ(α)
    を記憶する配管内圧力損失記憶手段と、 通常の測定状態において前記背圧測定手段からの背圧信
    号(P1)と前記流量測定手段からの流量信号(Q1)
    とを入力し、前記配管内圧力損失記憶手段で記憶してい
    る配管内圧力損失データより前記背圧信号(P1)を、P1=(1/K 2 )Q 2 −α なる演算を行って 補正し、当該補正後の適正背圧信号と
    詰まりが発生していない状態での背圧信号(Po)との
    差からランス詰まりを判定する判定手段とを設けたこと
    を特徴とするランス詰まり検出装置。
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