JPH1085931A - ステンレス鋳片切断装置 - Google Patents

ステンレス鋳片切断装置

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JPH1085931A
JPH1085931A JP24620796A JP24620796A JPH1085931A JP H1085931 A JPH1085931 A JP H1085931A JP 24620796 A JP24620796 A JP 24620796A JP 24620796 A JP24620796 A JP 24620796A JP H1085931 A JPH1085931 A JP H1085931A
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JP
Japan
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iron powder
flow rate
cutting
stainless steel
carrier gas
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Withdrawn
Application number
JP24620796A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Fujii
井 勉 藤
Yoshimi Tsujimura
村 慶 己 辻
Seiji Nagata
田 清 二 永
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステンレス鋼の連続鋳造での鋳片の切断にあ
たり、切断用鉄粉の流量を正確に検出し、切断用鉄粉流
量が低下した場合は、バックアップ用鉄粉供給設備を適
切に作動させることにより、切断用鉄粉の流量を適切な
範囲に管理し、鋳片の切断不良発生を防止するる。 【解決手段】 ステンレス鋼の連続鋳造設備において、
鋳片の切断時に使用する鉄粉の流量を、鉄粉供給配管5
a上に取り付けた静電容量式鉄粉検出器7により計測
し、また鉄粉搬送ガス流量計12により鉄粉搬送ガス流
量を計測することにより、鉄粉流量不良が発生すること
を事前に検知し、鉄粉流量不足となるときは、バックア
ップ設備15から鉄粉を供給して鋳片切断不良の発生を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステンレス鋼の連
続鋳造時の鋳片の切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ステンレス鋼の連続鋳造での鋳片の切断
は、供給配管より供給された鉄粉をガスバーナーにより
加熱した後、加熱した鉄粉を鋳片へ衝突させ、鉄粉の熱
により鋳片を切断する。
【0003】ステンレス鋼鋳片の切断用鉄粉の流量を計
測する手段としてこれまで使用されている方法は、作業
者の視覚による方法のみであった。すなわち、作業者が
鉄粉流量の変化による切断機周辺の輝度や色調の変化を
注意深く観察し、定性的に鉄粉流量を把握していた。
【0004】なお、前記鉄粉は高価のため、供給量を最
小限度に制約する必要がある。一方、鉄粉供給量が供給
限界を下回ると切断不良が発生していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法は作業者の
視覚に頼る判定のため、(1)定量的判断が困難,
(2)熟練作業者の養成が必要という課題があった。こ
のため、熟練作業者が不在の場合は、供給する鉄粉量の
低下による切断不良が発生しやすく、安定した操業の継
続が課題となっていた。また、鋳片の切断不良が発生す
ると鋳造計画に支障をきたすとともに、歩留低下を招く
等の問題点があった。
【0006】本発明は、切断不良による歩留低下を防止
し、鋳片切断作業の自動化を行なう目的でなされたもの
である。作業者の視覚による判定を廃止し、鉄粉量の供
給精度を確保する。このためステンレス鋼の連続鋳造で
の鋳片の切断にあたり、切断用鉄粉の流量を正確に検出
し、切断用鉄粉流量が低下した場合は、バックアップ用
鉄粉供給設備を作動させることにより、切断用鉄粉の流
量を適切な範囲に管理し、鋳片の切断不良発生を防止す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋳片の切断
不良を防止する方法について種々研究した結果、ステン
レス鋼の連続鋳造設備において、(1)鋳片の切断時に
使用する鉄粉の流量を、鉄粉供給配管上に取り付けた静
電容量式鉄粉検出器により定量的に計測することによ
り、または、(2)鋳片の切断時に使用する鉄粉搬送ガ
ス流量を、鉄粉搬送ガス流量計により定量的に計測する
ことにより、または、(3)鋳片の切断時に使用する鉄
の流量を、鉄粉供給配管上に取り付けた静電容量式鉄粉
検出器により定量的に計測し、または鉄粉搬送ガス流量
計により鉄粉搬送ガス流量を定量的に計測することによ
り、鉄粉流量不足が発生することを事前に検知すれば、
鉄粉流量不足による鋳片切断不良の発生を防止できるこ
とを見出した。本発明は以下の特徴を有する。
【0008】:鋳片切断用ノズルへ鉄粉を供給する供
給配管内に静電容量式検出器を取り付け、検出器内の鉄
粉量により可変する誘電率を測定することによって、鉄
粉流量を測定する。 :切断用ノズルに切断された鋳片屑等が溶着すること
によって発生するノズル詰まりにより鉄粉搬送ガスの流
量が基準値を保てなくなる状態を流量測定により検出す
る。 :前記の検出信号をコンピュータに入力し、鉄粉流量
低下を判定することにより、バックアップ用鉄粉供給装
置を稼働させ、鋳片切断不良を未然に防止する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0010】
【実施例】ステンレス鋼鋳片の切断用鉄粉の供給装置を
図1に示す。鉄粉1aは、供給ホッパ2aに充填されて
いる。鋳片切断開始と共に、鉄粉は供給ホッパ2aから
落下し、エジェクタ3aにて搬送ガス4と混合され、ゴ
ムホース製の供給配管5aを通ってノズル9へ搬送さ
れ、ノズル9の先端6aから出る。なお、ここで搬送ガ
スには、窒素等の吸湿性のないガスを用いている。発明
者らは、供給配管5aに静電容量式鉄粉検出器7を取り
付けた。鉄粉検出器7は、鉄粉流路を挟んで対向する電
極18間の静電容量を検出してこれを表わす電気信号を
発生する。電極18間の静電容量は、電極18間に存在
する鉄粉量(密度)により電極18間の誘電率が定まる
ため、鉄粉量に対応した値となる。
【0011】鉄粉検出器7は、ノズル9付近の配管に取
り付けることが理想だが、現場環境が高熱でかつ切断時
の鋳片屑が飛散する等の悪条件であり、装置の信頼性お
よび耐久性を害するため、供給ホッパ2付近へ取り付け
た。取り付けに際して発明者らは、鉄粉検出器7内の配
管抵抗を極力抑制するとともに、鉄粉の電極部への付着
を考慮して、電極の中に非磁化材料である石英ガラス管
19を取り付けた。図2に鉄粉検出器7の縦断面を示
す。
【0012】次に、アンプ(増幅器)11は、外来ノイ
ズ対策として、検出器7の直近へ取り付けた。
【0013】アンプ11では、信号波形の移動平均処理
を加え、平滑化を実施した。また鉄粉流量の変化が搬送
ガスの状態変化に起因することも考えられるため、図1
に示すとおり、エジェクタ3aの上流に搬送ガス流量計
12を取り付けた。ここで搬送ガスの元圧は、自立式調
節弁13aで一定に制御されている。
【0014】鉄粉の詰まる場所は、エジェクタ3a、ま
たはノズル9の先端6aである。鉄粉の詰まる場所、各
場所毎の状況、放置時の結果を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】この内、エジェクタ3aの詰まりについて
は、前記の鉄粉検出器7により測定出来る。一方ノズル
9の先端6aが閉塞した場合、鉄粉は、供給配管5a内
に堆積する。故に、鉄粉検出器7は鉄粉量が多いことを
示す信号を出力するため、搬送ガスの流量低下を流量計
12が計測することにより、鉄粉流量低下を検知する。
その後、これらの信号をコンピュータ14内に取り込
み、鉄粉流量および搬送ガス流量を監視することによ
り、鉄粉詰まりを検出するとともに、バックアップ用鉄
粉供給設備15を稼働させ、鉄粉切断システムを安定し
て作動させることを可能とした。
【0017】鉄粉流量および搬送ガス流量を用いてコン
ピュータ14が鉄粉詰まり状況の監視を行ない、詰まり
ぎみと判断される場合は、バックアップ用鉄粉供給設備
15を稼働させるために、主制御装置16へ開始指令を
与える。
【0018】図3に、鉄粉供給開始指令が発令されて、
鉄粉供給をしている間のコンピュ−タ14の処理概要を
示す。コンピュ−タ14は、所定周期で流量計12およ
び鉄粉検出器7の計測値を読込み、1回の読込みの度
に、鉄粉検出器7の計測値である鉄粉量を第1設定値と
比較して(S2)、第1設定値より小さいと、鉄粉流量
不足と判定し、これを表わすデ−タを主制御装置16に
与える(ステップS2,S5)。鉄粉検出器7の計測値
である鉄粉量が第1設定値以上であるときには、流量計
12の計測値である搬送ガス流量を第2設定値と比較し
て(S3)、第2設定値より小さいと、鉄粉流量不足と
判定し、これを表わすデ−タを主制御装置16に与える
(ステップS3,S5)。
【0019】主制御装置16、コンピュ−タ14から鉄
粉流量不足を表わすデ−タが到来すると、バックアップ
用鉄粉供給設備15に鉄粉供給を指令する(S6)。バ
ックアップ用鉄粉供給設備15はこの指令に応答して、
調節弁13bへ搬送ガスを供給し鉄粉切出用バルブ8b
を開く。これによりホッパ2bの鉄粉1bがエジェクタ
3bに流れ、エジェクタ3bで搬送ガスとともに供給配
管5bに流れてノズル9の先端6bから出る。これによ
り、ノズル9からバ−ナ17の高温ガスに先端6bから
も鉄粉が供給される。したがって、主系統のエジェクタ
3a又はノズル先端6aが鉄粉供給不良となっても、バ
−ナ17にはノズル先端6bから鉄粉が供給され、切断
不良が未然に防止される。
【0020】
【発明の効果】以上に如く、本発明によれば、ステンレ
ス鋼の連続鋳造での鋳片の切断にあたり、個人差なく、
安定して切断作業を継続出来るため、高い歩留で、計画
通りの鋳造作業が実施できるとともに、作業者の負荷を
簡略化することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を一態様で実施するステンレス鋼鋳片
の切断用鉄粉供給設備の概要を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す鉄粉検出器7の、静電容量検出端
部の縦断面図である。
【図3】 図1に示すコンピュ−タ14の鉄粉供給監視
処理の内容を示すフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1a,1b:鉄粉 2a,2b:ホッ
パ 3:エジェクタ 4:搬送ガス 5a,5b:供給配管 6a,6b:先端 7:静電容量式鉄粉検出器 8:鉄粉切出用バ
ルブ 9:ノズル 11:アンプ 12:搬送ガス流量計 13a,13b:
自立式調節弁 14:コンピュータ 15:バックアッ
プ用鉄粉供給設備 16:主制御装置 17:鉄粉加熱用
バーナ 18:対向電極 19:石英ガラス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレス鋼の連続鋳造設備において、
    鋳片の切断に使用する鉄粉の流量を静電容量式鉄粉検出
    器により計測することにより、鉄粉流量不良が発生する
    ことを切断開始前に検出し、バックアップ用鉄粉を供給
    することを特徴とする鋳片切断装置。
  2. 【請求項2】 ステンレス鋼の連続鋳造設備において、
    鋳片の切断に使用する鉄粉搬送ガス流量を鉄粉搬送ガス
    流量計により計測することにより、鉄粉流量不良が発生
    することを切断開始前に検出し、バックアップ用鉄粉を
    供給することを特徴とする鋳片切断装置。
  3. 【請求項3】 ステンレス鋼の連続鋳造設備において、
    鋳片の切断に使用する鉄の流量を静電容量式鉄粉検出
    器、または鉄粉搬送ガス流量を鉄粉搬送ガス流量計によ
    り計測することにより、鉄粉流量不良が発生することを
    切断開始前に検出し、バックアップ用鉄粉を供給するこ
    とを特徴とする鋳片切断装置。
JP24620796A 1996-09-18 1996-09-18 ステンレス鋳片切断装置 Withdrawn JPH1085931A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008207228A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Nippon Yakin Kogyo Co Ltd 高ニッケル合金の切断方法
CN102642005A (zh) * 2012-05-23 2012-08-22 河北钢铁股份有限公司邯郸分公司 一种方坯切割根数耦合计数方法及装置
CN106825843A (zh) * 2017-02-28 2017-06-13 共享铸钢有限公司 一种大型高合金钢铸件冒口的切割系统
CN114951900A (zh) * 2022-06-22 2022-08-30 湖北金开机械制造有限公司 一种新型火焰切割机

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Effective date: 20031202