JP2618895B2 - 防食シート端部のトリミング装置 - Google Patents

防食シート端部のトリミング装置

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JP2618895B2 JP62160326A JP16032687A JP2618895B2 JP 2618895 B2 JP2618895 B2 JP 2618895B2 JP 62160326 A JP62160326 A JP 62160326A JP 16032687 A JP16032687 A JP 16032687A JP 2618895 B2 JP2618895 B2 JP 2618895B2
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弘樹 ▲吉▼武
司朗 宮崎
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鋼矢板の表面に張り付けられた防食シート
の両端部を所定の幅にトリミングする装置に関する。
〔従来の技術〕
土木,建設用の資材として使用されている鋼矢板は、
たとえば河川や港湾等の護岸工事や建設現場の基礎工事
等のように、極めて腐食されやすい環境に曝されること
が多い。このため、鋼矢板の素材として、耐食性に優れ
た鋼材が使用されている。しかし、このような素材は高
価でもあり、また表面に発生した疵等を起点として進行
する腐食を完全に防止することもできない。
そこで、接着剤によって合成樹脂製の防食シートを鋼
矢板の表面に積層することが検討されている。たとえ
ば、特開昭60−27520号公報においては、接着剤層と合
成樹脂層とを積層した被覆シートを鋼矢板の表面に連続
的に張り付けていくこと及びそのための装置が開示され
ている。この装置は、鋼矢板のパスラインに沿ってコイ
ル状に巻いた被覆シートを備えると共に、この被覆シー
トを鋼矢板の表面に倣うように変形させる複数のロール
を配置している。
鋼矢板に張り付けられた防食シートは、鋼矢板の端部
の継手部分で施工時に嵌合角度の許容範囲を確保するた
め、鋼矢板の両端部が所定の幅で露出するようにトリミ
ングされる。このときのトリミングは、従来では手作業
によって行われていた。たとえば、鋼矢板の搬送設備を
停止させ、搬送設備の両側から二人の作業者が金尺を防
食シートのトリミング位置に合わせ、ナイフ等の刃物を
使用して防食シートの両側を切り取っていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このトリミングが手作業によって行われていたのは、
搬送されてくる鋼矢板が蛇行するため、その蛇行に合わ
せてトリミング機構を追従させることが困難であったこ
とに起因する。しかし、手作業によるトリミングは、極
めて非能率的であり、多大の工数及び時間を必要とし、
しかも生産性を向上させることができない。たとえば、
トリミングに時間がかかると、鋼矢板が冷却して防食シ
ートの付着が強固なものとなり、その剥ぎ取りが一層困
難になる。また、手作業による場合、両側の切落し幅を
間違えると、防食シート全体を剥ぎ取り、張り直すこと
になる。そのため、このトリミング作業は、熟練を必要
とする作業であった。
そこで、本発明は、このような問題を解消すべく案出
されたものであり、鋼矢板の蛇行に精度良く追従し、常
に所定の幅に防食シートの両端部を剥ぎ取ることができ
るトリミング装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のトリミング装置は、鋼矢板に張り付けられた
防食シートの両端部を鋼矢板の搬送ラインにおいてトリ
ミングする装置であって、鋼矢板の搬送ラインの上部を
跨いで架台を設け、搬送ラインに直交する方向に関して
移動可能に倣い装置を架台に設け、鋼矢板の側面に当接
する倣いロールを倣い装置の下部に配置し、且つ鋼矢板
に張り付けられた防食シートに指向する谷用カッターを
備えた谷用サイドトリマー及び山用カッターを備えた山
用サイドトリマー並びに谷用スクレーパ刃を備えた谷用
スクレーパ及び山用スクレーパ刃を備えた山用スクレー
パを前記倣い装置に移動自在に配置したことを特徴とす
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、実施例により本発明の特
徴を具体的に説明する。
第1図は本発明実施例のトリミング装置を示す平面図
であり、第2図は鋼矢板の動きに倣い装置が追従してい
る状態を示す断面図である。
鋼矢板Aは、搬送設備1によって、第1図においては
上下方向、第2図においては紙面と直角な方向に搬送さ
れている。この鋼矢板Aの搬送ラインを跨いで、門型の
架台2が設けられている。そして、架台2の上部に軸受
け3が取り付けられている。この軸受け3に倣い装置4
のシャフト5が嵌め込まれて、倣い装置4が架台2に吊
り下げられている。
鋼矢板Aには、該トリミング装置の上流側に配置され
た張付け装置(図示せず)によって、防食シートSが張
り付けられている。そして、鋼矢板Aは、搬送設備1で
該トリミング装置まで送られて来る。
トリミング装置に進入した鋼矢板Aは、左右一対の倣
いロール6a,6bに接触する。これら倣いロール6a,6bは回
転軸が垂直方向となるようにブラケット7a,7bで支持さ
れており、それぞれのブラケット7a,7bは2本のガイド
バー8によって鋼矢板Aの搬送ラインと直交する方向に
関し移動可能となっている。倣いロール6a,6bの相互間
隙は、ハンドル9a,9bで操作ロッド10a,10bを前後進させ
ることによって調整される。すなわち、進入してくる鋼
矢板Aの幅に合わせて、倣いロール6a,6bの相互間隙を
予め設定しておく。
このような倣いロール6a,6bに鋼矢板Aが接触する
と、倣い装置4は、倣いロール6a,6bを介して鋼矢板A
の動きに従動する。なお、倣い装置4上部の両側に設け
られている一対のシリンダ11a,11bは、鋼矢板Aがトリ
ミング装置を通過した後で、倣い装置4を中心位置に復
帰させるセンタリング用の機能をもつ。
倣い装置4の両側には、第3図に示すように一対の谷
用サイドトリマー12,谷用スクレーパ15,山用サイドトリ
マー13及び山用スクレーパ16が左右に設けられている。
谷用サイドトリマー12及び山用サイドトリマー13は、そ
れぞれに設けられているサイドトリマー用シリンダ12a,
13aにより、谷用スクレーパ15及び山用スクレーパ16は
スクレーパ用シリンダ15a,16aにより鋼矢板A方向に前
後進する。そして、谷用サイドトリマー12及び谷用スク
レーパ15の先端には谷用カッター12b及び谷用スクレー
パ刃15bがユニットとして取り付けられており、山用サ
イドトリマー13及び山用スクレーパ16の先端にも同様に
山用カッター13b及び山用スクレーパ刃16bが取り付けら
れている。なお、第3図は、中心線を挟んで右と左でそ
れぞれカッター12b,13b及びスクレーパ刃15b,16bを通る
ところで切断した断面で示している。
前述したように倣い装置4が鋼矢板4に従動すること
により、倣い装置4の両側にある一対の谷用サイドトリ
マー12又は山用サイドトリマー13の位置は、搬送設備1
によって搬入された鋼矢板A両端部の張り付けられたシ
ートの切断される許容範囲に保たれている。
そして、第4図の実線で示すように内面に防食シート
Sが張られた鋼矢板Aが凹部を上にして送られてくる
と、一対の谷用サイドトリマー12及び谷用スクレーパ15
が下降する。そして、谷用サイドトリマー12の先端にあ
る谷用カッター12bで、鋼矢板Aの両端部にある防食シ
ートSの縁部が一定の幅をもって切断される。次いで、
この切断部が谷用スクレーパ15のスクレーパ刃15bによ
って、鋼矢板Aの表面から剥ぎ取られる。
以上の構成において、実線で示した鋼矢板Aの形状に
対応するように、倣いロール6a,6b,一対の谷用サイドト
リマー12及び谷用スクレーパ15がセットされており、上
流の張付け装置によって防食シートSが張り付けられた
鋼矢板Aは搬送設備1によって送り込まれる。このとき
鋼矢板Aの蛇行反力によって、倣いロール6a,6bを介し
て鋼矢板Aの中心に対応するように、倣い装置4全体が
左右方向に移動する。この倣い装置4の移動によって、
一対の谷用サイドトリマー12,谷用スクレーパ15の各位
置関係は、鋼矢板Aの中心に対し正確に維持される。
したがって、防食シートS両端のトリミング位置が谷
用サイドトリマー12の位置に送られてくると、シリンダ
12a,15aの作動によって、谷用カッター12b及びスクレー
パ刃15bが鋼矢板Aに下降する。そして、一対の谷用サ
イドトリマー12の先端にある谷用カッター12bで鋼矢板
Aの両端部にある防食シートSの縁部が一定の幅をもっ
て切断される。ここで、鋼矢板Aは搬送設備1で送られ
ているので、谷用スクレーパ刃15bによって鋼矢板Aの
表面から剥ぎ取られる。鋼矢板Aが倣い装置4を通過し
てしまうと、第2図に示したシリンダ11a,11bが作動
し、倣い装置4はフレーム2の中心に合う位置まで復帰
する。
また、谷用カッター12bと谷用スクレーパ刃16bとが近
接配置されているので、鋼矢板Aの冷却がない状態で防
食シートS両端部の剥ぎ取りが可能となる。他方、点線
で示したように外面に防食シートSが張られた鋼矢板A
が凸状に搬入されてくるとき、同様にして山用サイドト
リマー13で防食シートSの両端部がトリミングされる。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明においては、鋼矢板の
動きに追従する倣い装置にトリミング装置を取り付けた
ことにより、搬送時に鋼矢板が蛇行しても、常にサイド
トリマーを鋼材の端部から所定の位置に保持しておくこ
とができ、鋼矢板に張り付けられている防食シートの両
端部を正確な幅で自動的にトリミングすることが可能と
なる。このように、本発明によるとき、従来手作業で行
っていたトリミングを自動化することができるため、熟
練した技術者を必要とすることなく生産性の大幅な向上
が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のトリミング装置を示す平面図で
あり、第2図は倣い装置の動きを説明する断面図であ
り、第3図は倣い装置に取り付けた谷用サイドトリマー
及び山用サイドトリマーを示し、第4図は鋼矢板に張ら
れた防食シートのトリミングを行っている状態を示す。 1:搬送設備、2:架台 3:軸受け、4:倣い装置 5:シャフト、6a,6b:倣いロール 7a,7b:ブラケット、8:ガイドバー 9a,9b:ハンドル、10a,10b:操作ロッド 11a,11b:シリンダ、12:谷用サイドトリマー 12b:谷用カッター、13:山用サイドトリマー 13b:山用カッター、15:谷用スクレーパ 15b:谷用スクレーパ刃、16:山用スクレーパ 16b:山用スクレーパ刃 A:鋼矢板、S:防食シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 研治 北九州市八幡西区千代ヶ崎2丁目12 本 城西団地21−906 (72)発明者 ▲吉▼武 弘樹 北九州市八幡東区枝光1丁目1番1号 新日本製鐵株式會社八幡製鐵所内 (72)発明者 宮崎 司朗 北九州市八幡東区枝光1丁目1番1号 新日本製鐵株式會社八幡製鐵所内 (72)発明者 加耒 浩佶 北九州市八幡東区枝光1丁目1番1号 新日本製鐵株式會社八幡製鐵所内 (56)参考文献 特開 昭58−171209(JP,A) 実開 昭52−134190(JP,U) 実開 昭63−110311(JP,U) 実開 昭61−178746(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼矢板に張り付けられた防食シートの両端
    部を鋼矢板の搬送ラインにおいてトリミングする装置で
    あって、鋼矢板の搬送ラインの上部を跨いで架台を設
    け、搬送ラインに直交する方向に関して移動可能に倣い
    装置を架台に設け、鋼矢板の側面に当接する倣いロール
    を倣い装置の下部に配置し、且つ鋼矢板に張り付けられ
    た防食シートに指向する谷用カッターを備えた谷用サイ
    ドトリマー及び山用カッターを備えた山用サイドトリマ
    ー並びに谷用スクレーパ刃を備えた谷用スクレーパ及び
    山用スクレーパ刃を備えた山用スクレーパを前記倣い装
    置に移動自在に配置したことを特徴とする鋼矢板の防食
    シート端部のトリミング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52134190U (ja) * 1976-04-08 1977-10-12
JPS58171209A (ja) * 1982-04-02 1983-10-07 Nippon Steel Corp 帯状金属板のサイドトリマ
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JPS63110311U (ja) * 1987-01-09 1988-07-15

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