JP2704888B2 - 帯状物の連続処理方法 - Google Patents

帯状物の連続処理方法

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JP2704888B2
JP2704888B2 JP63244198A JP24419888A JP2704888B2 JP 2704888 B2 JP2704888 B2 JP 2704888B2 JP 63244198 A JP63244198 A JP 63244198A JP 24419888 A JP24419888 A JP 24419888A JP 2704888 B2 JP2704888 B2 JP 2704888B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばフィルム状の被シール物を間欠送り
し、この被シール物の長手方向に間隔をおいて備えたマ
ーク相当部にシール、切断あるいは糊付け等の作業を施
す等に好適な、帯状物の連続処理方法に関する。
[従来の技術] 例えば、第6図に示す如く、書簡箋等の封入物を封入
された重ね合わせ状態の上下のフィルム1、2をそれら
のシール端部にてヒートシールもしくは圧着シールした
後、そのシール領域中間部を幅方向にて切断するフィル
ム処理装置について説明する。
このフィルム処理装置は、フィルム1の長手方向に所
定のピッチ間隔mをなして定められる各シール領域中間
部にマーク3を付し、送り装置4によりフィルム1、2
を送りラインに沿って上記ピッチ間隔mにて間欠送りす
る。送り装置4はフィルム1、2の上記マーク3をカッ
トローラ5のカット作業位置Aに対しライン上流側に距
離xをなす特定待機位置Bに停止し、その後フィルム
1、2とカットローラ5とを同期送りしてカットローラ
5のナイフ5Aによりマーク3が付されているシール領域
中間部を切断する。
この時、上記フィルム処理装置にあっては、上記特
定待機距離xを、上記ナイフ5Aの移動軌跡距離fより長
く設定し、送り装置4をカットローラ5より早目にスタ
ートさせるとともに、その後カットローラ5の加速時間
を考慮しながらナイフ5Aとマーク3とがカット作業位置
Aにて同期速度で合致できるタイミングにてカットロー
ラ5をスタートさせることが考えられる。
あるいは、上記特定待機距離xを、例えばカットロ
ーラ5のナイフ5Aの初期位置Cからカット作業位置Aま
での移動軌跡距離fに等しく設定し、この設定条件下
で、送り装置4とカットローラ5とを同時スタートさせ
るものであってもよい。
上記、のいずれの方式にあっても、カットローラ
5のナイフ5Aによりマーク3が付されているシール領域
中間部を確実に切断するためには、切断前のフィルム停
止時に、フィルム1のマーク3をカットローラ5のカッ
ト作業位置Aに対する特定待機位置Bに正確に停止させ
ることが必要となる。
しかして、従来のフィルム処理装置は、送りライン上
の上記特定待機位置Bより1ピッチ間隔(m)以上上流
側に設置したマーク検出器6により今回間欠送り途上の
マーク3を検出し、マーク3を特定待機位置Bに対する
1ピッチ間隔(m)だけ上流側に今回位置決めする位置
設定の基準として、上記検出タイミングを用いる。これ
により、送り装置4が次回間欠送りに際しフィルム1、
2をピッチ間隔mにて間欠送りする時、フィルム1のマ
ーク3をカットローラ5のカット作業位置Aに対する特
定待機位置Bに正確に停止させることができるものと考
えている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記フィルム処理装置において、フィ
ルム1に付されているマーク3のピッチ間隔が、フィル
ム1への印刷ずれあるいは品種差等に基づき、設定値m
と異なるm′である場合には、マーク3を上述の如くに
て特定待機位置Bに対する位置ピッチ間隔mだけ上流側
に位置設定したとしても、送り装置4の次回間欠送りに
よるマーク3の移動量がm′と異なるmであるために、
マーク3は正確に特定待機位置Bに停止することなく、
特定待機位置Bの上流側または下流側にずれて停止する
ことになる。このことは、上記マーク3が付されている
シール領域中間部をその後切断するに際し、送り装置4
とカットローラ5を予め定めた相互タイミングで運転す
る時、ナイフ5Aとマーク3とをカット作業位置Aにて合
致せしめることができず、切断位置不良を招くことを意
味する。
本発明は、帯状物に付したマーク相当部の設定ピッチ
間隔が標準ピッチ間隔と異なる場合にも、該帯状物をく
り返し間欠送りする状態で、作業工具の作業位置および
作業タイミングを変えることなく、作業工具による、マ
ーク相当部を基準とする帯状物の所定位置に対する作業
を正確に施すことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、マーク相当部を長手方向
に間隔をおいて付した帯状物を、送り装置により送りラ
インに沿って間欠送りし、この帯状物の上記マーク相当
部を作業工具に対する特定待機位置に停止し、その後作
業工具により上記マーク相当部を基準とする帯状物の所
定位置に作業を施す帯状物の連続処理方法において、送
りライン上の上記特定待機位置に対し、帯状物に付した
マーク相当部の標準ピッチ間隔だけ上流側にマーク検出
位置を定め、送りライン上でこのマーク検出位置を挟む
上流側と下流側の2位置のそれぞれに、帯状物のマーク
相当部を検出する上流側マーク検出器と下流側マーク検
出器とを設け、帯状物の今回停止状態下で、そのマー
ク相当部が上流側マーク検出器と下流側マーク検出器の
間に停止する場合には次回送り量を標準ピッチ間隔と同
等とし、そのマーク相当部が上流側マーク検出器に未
だ到達しない場合には次回送り量を標準ピッチ間隔より
長くし、そのマーク相当部が下流側マーク検出器を通
過した場合には次回送り量を標準ピッチ間隔より短くす
るように、送り装置による間欠送り動作を制御するよう
にしたものである。
請求項2に記載の本発明は、マーク相当部を長手方向
に間隔をおいて付した帯状物を、送り装置により送りラ
インに沿って間欠送りし、この帯状物の上記マーク相当
部を作業工具に対する特定待機位置に停止し、その後作
業工具により上記マーク相当部を基準とする帯状物の所
定位置に作業を施す帯状物の連続処理方法において、送
りライン上の上記特定待機位置に対し、帯状物に付した
マーク相当部の標準ピッチ間隔だけ上流側にマーク検出
位置を定め、送りライン上でこのマーク検出位置に帯状
物のマーク相当部を検出するマーク検出器を設け、帯状
物の今回停止状態下で、そのマーク相当部がマーク検
出器の検出範囲内に停止する場合には次回送り量を標準
ピッチ間隔と同等とし、そのマーク相当部がマーク検
出器に未だ到達しない場合には次回送り量を標準ピッチ
間隔より長くし、そのマーク相当部がマーク検出器を
通過した場合には次回送り量を標準ピッチ間隔より短く
するように、送り装置による間欠送り動作を制御するよ
うにしたものである。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、帯状物は以下の如
く連続処理される。
送りライン上の特定待機位置より標準ピッチ間隔だけ
上流側に定めたマーク検出位置の上流側2位置に設けた
2つのマーク検出器により、今回間欠送りされた帯状物
のマーク相当部が検出される。
上記の検出結果、マーク相当部が上流側マーク検
出器と下流側マーク検出器の間に位置する場合には、今
回検出されたマーク相当部が先行して既に特定待機位置
に位置する先行マーク相当部に対してなすピッチ間隔が
標準ピッチ間隔であるものと判定できるから、送り装置
の次回送り量を標準ピッチ間隔と同等とすることによ
り、この後続マーク相当部を特定待機位置に停止でき
る。
上記の検出結果、マーク相当部が上流側マーク検
出器に未だ到達しない場合には、今回検出されたマーク
相当部が先行して既に特定待機位置に位置する先行マー
ク相当部に対してなすピッチ間隔が標準ピッチ間隔より
長いものと判定できるから、送り装置の次回送り量を標
準ピッチ間隔より長くすることにより、この後続マーク
相当部を特定待機位置に停止できる。
上記の検出結果、マーク相当部が下流側マーク検
出器を通過した場合には、今回検出されたマーク相当部
が先行して既に特定待機位置に位置する先行マーク相当
部に対してなすピッチ間隔が標準ピッチ間隔より短いも
のと判定できるから、送り装置の次回送り量を標準ピッ
チ間隔より短くすることにより、この後続マーク相当部
を特定待機位置に停止できる。
上記により、マーク相当部のピッチ間隔が帯状物へ
の印刷ずれあるいは品種差等に基づきいか様に変化して
も、マーク相当部を常に作業工具に対する特定待機位置
に停止させることができる。したがって、作業工具はそ
の後上記マーク相当部を基準とする帯状物の所定位置に
対して正確に作業を施すことができることとなる。
請求項2に記載の本発明によれば、帯状物は以下の如
く連続処理される。
送りライン上の特定待機位置より標準ピッチ間隔だけ
上流側に定めたマーク検出位置に設けたマーク検出器に
より、今回間欠送りされた帯状物のマーク相当部が検出
される。
上記の検出結果、マーク相当部がマーク検出器の
検出範囲内に位置する場合には、今回検出されたマーク
相当部が先行して既に特定待機位置に位置する先行マー
ク相当部に対してなすピッチ間隔が標準ピッチ間隔であ
るものと判定できるから、送り装置の次回送り量を標準
ピッチ間隔と同等とすることにより、この後続マーク相
当部を特定待機位置に停止できる。
上記の検出結果、マーク相当部がマーク検出器に
未だ到達しない場合には、今回検出されたマーク相当部
が先行して既に特定待機位置に位置する先行マーク相当
部に対してなすピッチ間隔が標準ピッチ間隔より長いも
のと判定できるから、送り装置の次回送り量を標準ピッ
チ間隔より長くすることにより、この後続マーク相当部
を特定待機位置に停止できる。
上記の検出結果、マーク相当部がマーク検出器を
通過した場合には、今回検出されたマーク相当部が先行
して既に特定待機位置に位置する先行マーク相当部に対
してなすピッチ間隔が標準ピッチ間隔より短いものと判
定できるから、送り装置の次回送り量を標準ピッチ間隔
より短くすることにより、この後続マーク相当部を特定
待機位置に停止できる。
上記により、マーク相当部のピッチ間隔が帯状物へ
の印刷ずれあるいは品種差等に基づきいか様に変化して
も、マーク相当部を常に作業工具に対する特定待機位置
に停止させることができる。したがって、作業工具はそ
の後マーク相当部を基準とする帯状物の所定位置に対し
て正確に作業を施すことができることとなる。
すなわち、本発明によれば、帯状物に付したマーク相
当部の設定ピッチ間隔が標準ピッチ間隔と異なる場合に
も、該帯状物をくり返し間欠送りする状態で、作業工具
の作業位置および作業タイミングを変えることなく、作
業工具による、マーク相当部を基準とする帯状物の所定
位置に対する作業を正確に対し施すことができる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例としてのシール装置を示す
模式図、第2図はシール部を示す模式図、第3図はカッ
ト部を示す模式図、第4図は本発明の制御系統を示すブ
ロック図である。
シール装置10は、フィルム供給部11、シール部12、送
り部13、カット部14とを有して構成されている。
フィルム供給部11は、上下の原反ロール15A、15Bから
くり出される上下のフィルム1、2を案内ローラ16A、1
6Bにて案内し、両フィルム間に書簡箋等の封入物17を封
入する。なお、フィルム1は長手方向に所定のピッチ間
隔mをなすマーク3を備え、このマーク3をシール部12
によるシール領域中間部の目安としている。
シール部12は、一対のシールローラ18A、18Bからな
り、封入物17を封入された重ね合わせ状態の上下のフィ
ルム1、2をそれらのシール領域(マーク3の位置)に
てヒートシールあるいは圧着シールする。19はシールロ
ーラ18Aに設けたシールブロック、20はシールローラ18A
を駆動するシールモータである。
送り部13は、一対の送りベルト21A、21Bからなり、フ
ィルム1、2を送りラインに沿って一定のピッチ間隔m
で間欠送りする。22は送りベルト21Aを駆動する送りモ
ータである。
カット部14は、一対のカットローラ23A、23Bからな
り、フィルム1、2と同期回転してカットローラ23Aの
ナイフ24によりマーク3が付されているシール領域中間
部を幅方向に切断する。25はカットローラ23Aを駆動す
るカットモータである。
次に、送り部13の送り動作と、シール部12、カット部
14の各作業動作との関係について説明する。
シール部12については、第2図の如くである。シール
ローラ18Aが毎回停止させられる初期位置P1からシール
ローラ18Aが回転してそのシールブロック19がシール作
業位置P2に達するまでの移動軌跡距離をlとすると、シ
ール作業位置P2よりl+αだけライン上流側にマーク3
を検出できるマーク検出器26を設置する。αはシールロ
ーラ18Aの加速時間を考慮に入れた長さである。マーク
検出器26のマーク検出信号は制御装置27に転送される。
制御装置27は、送り部13の送りモータ22を駆動してフィ
ルム1、2を移動せしめている途上で、マーク検出器26
がマーク3を検出すると同時にシールモータ20を駆動開
始し、これによりシールローラ18Aのシールブロック19
とフィルム1のマーク3とをシール作業位置P2において
同期速度で合致させ、マーク3の部分にシールを行な
う。
カット部14については、第3図の如くである。カット
ローラ23Aが毎回停止させられる初期位置Q1からカット
ローラ23Aが回転してそのナイフ24がカット作業位置Q2
に達するまでの移動軌跡距離をfとする時、カット作業
位置Q2より上記fと同距離だけライン上流側の位置をマ
ーク3の切断前における特定待機位置Q3として定める。
すなわち、制御装置27は、送り部13とカット部14の停止
時に、フィルム1のマーク3を後に詳述する方法により
上記特定待機位置Q3に停止せしめ、かつカットモータ25
の制御によりカットローラ23Aのナイフ24を上記初期位
置Q1に停止せしめ、その後、送り部13の送りモータ22と
カット部14のカットモータ25を同時スタートさせる。こ
れにより、フィルム1のマーク3とカットローラ23Aの
ナイフ24とをカット作業位置Q2において同期速度で合致
させ、マーク3の部分(シール領域中間部)を正確に切
断する。
次に、フィルム1のマーク3を切断前に上記特定待機
位置Q3に設定するための送り部13の送り動作について説
明する。
シール装置10は、送りライン上の上記特定待機位置Q3
に対し、フィルム1に付したマーク3の標準ピッチ間隔
mだけ上流側にマーク検出位置Rを定める。さらに、シ
ール装置10は、送りライン上でこのマーク検出位置Rを
挟む上流側と下流側の2位置のそれぞれに、フィルム1
のマーク3を検出する上流側マーク検出器30Aと下流側
マーク検出器30Bとを設ける。制御装置27は、両マーク
検出器30A、30Bのマーク検出信号を転送されるようにな
っており、マーク3が上流側マーク検出器30Aと下流
側マーク検出器30Bの間に停止する場合には次回送り量
を標準ピッチ間隔mと同等とし、マーク3が上流側マ
ーク検出器30Aに未だ到達しない場合には次回送り量を
標準ピッチ間隔mより長くし、マーク3が下流側マー
ク検出器30Bを通過した場合には次回送り量を標準ピッ
チ間隔mより短くするように、送り部13の送りモータ22
による間欠送り動作を制御する。
なお、この実施例において、各モータ20、22、25はサ
ーボモータ、ステッピングモータ等の位置調整可能なモ
ータからなり、制御装置27はモータドライバ31、32、33
を介して各モータ20、22、25を制御する。また、制御装
置27は、各モータ20、22、25の現在位置をそれらに設け
たエンコーダ34、35、36の出力にて検知する。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記シール装置10によれば、フィルム1、2は以下の
如く連続処理される。
送りライン上の特定待機位置Q3より標準ピッチ間隔m
だけ上流側に定めたマーク検出位置Rの上下流2位置に
設けた2つのマーク検出器30A、30Bにより、今回間欠送
りされたフィルム1、2のマーク3が検出される。
上記の検出結果、マーク3が上流側マーク検出器
30Aと下流側マーク検出器30Bの間に位置する場合には、
今回検出されたマーク3が先行して既に特定待機位置Q3
に位置する先行マーク3に対してなすピッチ間隔が標準
ピッチ間隔mであるものと判定できるから、送り部13の
次回送り量を標準ピッチ間隔mと同等とすることによ
り、この後続マーク3を特定待機位置Q3に停止できる。
上記の検出結果、マーク3が上流側マーク検出器
30Aに未だ到達しない場合には、今回検出されたマーク
3が先行して既に特定待機位置Q3に位置する先行マーク
3に対してなすピッチ間隔が標準ピッチ間隔mより長い
ものと判定できるから、送り部13の次回送り量を標準ピ
ッチ間隔mより長くすることにより、この後続マーク3
を特定待機位置Q3に停止できる。
上記の検出結果、マーク3が下流側マーク検出器
30Bを通過した場合には、今回検出されたマーク3が先
行して既に特定待機位置Q3に位置する先行マーク3に対
してなすピッチ間隔が標準ピッチ間隔mより短いものと
判定できるから、送り部13の次回送り量を標準ピッチ間
隔mより短くすることにより、この後続マーク3を特定
待機位置Q3に停止できる。
上記により、マーク3のピッチ間隔がフィルム1へ
の印刷ずれあるいは品種差等に基づきいか様に変化して
も、マーク3を常にカット部14のカット作業位置Q2に対
する特定待機位置Q3に停止させることができる。したが
って、その後送り部13の送りモータ22とカット部14のカ
ットモータ25とを同時スタートさせれば、上記マーク3
に正確に切断作業を施すことができることとなる。
すなわち、上記実施例によれば、フィルム1に付した
マーク3の設定ピッチ間隔が標準ピッチ間隔mと異なる
場合にも、該フィルム1をくり返し間欠送りする状態
で、カット部14の作業位置および作業タイミングを変え
ることなく、カット部14による作業を正確に該マーク3
に対し施すことができる。
次に本発明の別の実施例について第5図を用いて説明
する。なお同図は先に第1図にて説明した第1の実施例
と異なる部分だけを示してある。すなわちこの実施例に
おいては、先に説明したマーク検出位置Rに1個のマー
ク検出器40しか設けられていない。そしてこの検出器40
のマーク検出信号は制御装置27に転送されるようになっ
ている。そして制御装置27においては、マーク3がマ
ーク検出器40の検出範囲内に停止する場合には次回送り
量を標準ピッチ間隔mと同等とし、マーク3がマーク
検出器40に未だ到達しない場合には次回送り量を標準ピ
ッチ間隔mより長くし、マーク3がマーク検出器40を
通過した場合には次回送り量を標準ピッチ間隔mより短
くするように、送り部13の送りモータ22による間欠送り
動作を制御する。
この実施例においては、今回間欠送りされたフィルム
1、2のマーク3がマーク検出器40によって検出される
こととなる。この場合、マーク3がマーク検出器40の
検出範囲内に位置する、マーク3がマーク検出器40に
未だ到達しない、マーク3がマーク検出器40を通過し
た、のいずれかの検出結果となる。制御装置27において
は、検出器40からのこの検出結果に基づき、今回検出さ
れたマーク3が先行して既に特定待機位置Q3に位置する
先行マーク3に対してなすピッチ間隔が、標準ピッチm
に対して、等しいのか、長いのか、短いのかを判定す
る。そして以後この判定結果に応じて送り部13の次回送
り量を調整することは前記実施例と同様である。
すなわち第2の実施例においては、マーク検出器1個
により前記実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は上記実施例の如くの回転式切断機(カ
ットローラ23A、23B)を作業工具とする連続処理ライン
に限らず、例えば往復式切断機(この場合の特定待機位
置は切断作業位置と同じになる)等、他の作業工具を用
いた連続処理ラインに広く適用できる。
また上記実施例においては、マーク3をシール部12に
よるシール領域中間部の目安とし、マーク3の部分を切
断する例で説明した。しかしながら、本発明は例えばシ
ール位置並びに切断位置がマーク3を基準としてこのマ
ーク3から必ず所定距離aだけ離れた位置に定められる
要求にも答えることができる。この場合例として説明し
た第1図においては、マーク検出位置Rを、図の位置か
らフィルム1(2)の送りライン上で距離aだけずらし
た位置に設定すればよい。
また、本発明の実施において、マーク相当部は印字マ
ーク等に限らず、前工程で付された圧痕マーク等、帯状
物の他の部分と異なる色彩、表面性状等、いかなる態様
によるものであっても良い。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、帯状物に付したマーク
相当部の設定ピッチ間隔が標準ピッチ間隔と異なる場合
にも、該帯状物をくり返し間欠送りする状態で、作業工
具の作業位置および作業タイミングを変えることなく、
作業工具による、マーク相当部を基準とする帯状物の所
定位置に対する作業を正確に施すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としてのシール装置を示す模
式図、第2図はシール部を示す模式図、第3図はカット
部を示す模式図、第4図は本発明の制御系統を示すブロ
ック図、第5図は本発明の第2実施例の要部を示す模式
図、第6図は従来例のシール装置を示す模式図である。 10……シール装置(連続処理ライン)、 13……送り部(送り装置)、 14……カット部(作業工具)、 27……制御装置、 30A……上流側マーク検出器、 30B……下流側マーク検出器、 40……マーク検出器、 Q3……特定待機位置、 R……マーク検出位置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マーク相当部を長手方向に間隔をおいて付
    した帯状物を、送り装置により送りラインに沿って間欠
    送りし、この帯状物の上記マーク相当部を作業工具に対
    する特定待機位置に停止し、その後作業工具により上記
    マーク相当部を基準とする帯状物の所定位置に作業を施
    す帯状物の連続処理方法において、送りライン上の上記
    特定待機位置に対し、帯状物に付したマーク相当部の標
    準ピッチ間隔だけ上流側にマーク検出位置を定め、送り
    ライン上でこのマーク検出位置を挟む上流側と下流側の
    2位置のそれぞれに、帯状物のマーク相当部を検出する
    上流側マーク検出器と下流側マーク検出器とを設け、帯
    状物の今回停止状態下で、そのマーク相当部が上流側
    マーク検出器と下流側マーク検出器の間に停止する場合
    には次回送り量を標準ピッチ間隔と同等とし、そのマ
    ーク相当部が上流側マーク検出器に未だ到達しない場合
    には次回送り量を標準ピッチ間隔より長くし、そのマ
    ーク相当部が下流側マーク検出器を通過した場合には次
    回送り量を標準ピッチ間隔より短くするように、送り装
    置による間欠送り動作を制御することを特徴とする帯状
    物の連続処理方法。
  2. 【請求項2】マーク相当部を長手方向に間隔をおいて付
    した帯状物を、送り装置により送りラインに沿って間欠
    送りし、この帯状物の上記マーク相当部を作業工具に対
    する特定待機位置に停止し、その後作業工具により上記
    マーク相当部を基準とする帯状物の所定位置に作業を施
    す帯状物の連続処理方法において、送りライン上の上記
    特定待機位置に対し、帯状物に付したマーク相当部の標
    準ピッチ間隔だけ上流側にマーク検出位置を定め、送り
    ライン上でこのマーク検出位置に帯状物のマーク相当部
    を検出するマーク検出器を設け、帯状物の今回停止状態
    下で、そのマーク相当部がマーク検出器の検出範囲内
    に停止する場合には次回送り量を標準ピッチ間隔と同等
    とし、そのマーク相当部がマーク検出器に未だ到達し
    ない場合には次回送り量を標準ピッチ間隔より長くし、
    そのマーク相当部がマーク検出器を通過した場合には
    次回送り量を標準ピッチ間隔より短くするように、送り
    装置による間欠送り動作を制御することを特徴とする帯
    状物の連続処理方法。
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