JP2618821B2 - ドア用のピボット金具 - Google Patents

ドア用のピボット金具

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清孝 中村
圭一 徳野
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株式会社マンテン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドア建枠に取付けら
れた軸受金具と係合して、ドアを回転可能に支持するピ
ボット金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】近年、ビルや住宅に使用され
るドアは、大型化する傾向にあり、このような大型のド
アでは、ドアの上下に、建枠に取付けた軸受金具に係合
するピボット金具を取付け、ドアをピボットによって建
枠に対して開閉自在に支持するようにしている。
【0003】ところで、ドアの建枠にゆがみがあった
り、ピボット金具の取付け位置に狂いがあったりする
と、特に、ドアが大型の場合、ドアと建枠との間の間隙
が上下、あるいは左右で大きく異なって見苦しいととも
に、ドアの開閉に支障をきたすことがあるので、施工時
や長年使用した後に、上下のピボット金具のピボットの
位置を調整する必要がある。
【0004】ところが、従来、建枠にドアを取付けた状
態で、ピボット金具を取付けているネジを緩めたりして
ピボットの位置を調整する場合、調整ネジが側面に位置
してドライバー等の工具が壁や建枠に当たって回しにく
かったり、あるいはネジを緩めるとドアが大きくズレ動
いて微調整が困難であったり、調整作業に時間と熟練を
要するという問題があった。
【0005】そこで、この発明は、建枠にドアを取付け
た状態で、調整量を確認しながらピボットの位置調整が
簡単に行えるピボット金具を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために、ドアの一側縁の上下に取付けられる
取付板に、建枠の軸受に係合するピボットを設けたドア
用のピボット金具において、取付板にピボット支持孔を
設け、上記ピボットを、ピボット支持孔に取付板の裏面
側から挿し込まれる支持軸と、取付板の裏面側に位置し
て建枠の軸受に係合する係合部とによって形成し、上記
ピボット支持孔を、ピボットの支持軸よりも大きく形成
してピボットの支持軸を中心に取付板を移動可能に構成
し、取付板の表面側のピボット支持孔の周りに、ピボッ
ト支持孔の中心に向けて底面が傾斜するスライド溝を前
後左右に4つ形成し、この4つのスライド溝に、上下方
向に貫通孔を有し、かつ底面がスライド溝の底面に対応
する傾斜面に形成され、かつ先端面がピボットの支持軸
に当接する固定部材をスライド溝に対して相対的にスラ
イド可能に嵌め入れ、上記固定部材の貫通孔をスライド
方向の長孔形状とし、上記固定部材の貫通孔にネジを挿
し入れ、このネジをスライド溝の底面に形成したネジ孔
に螺合させて固定部材をスライド溝に対して締め付け固
定するようにしたものである。
【0007】また、上記ピボット支持孔の周りに形成し
たスライド溝の数を3つにして、スライド溝を所定間隔
あけて配置するようにしてもよい。
【0008】
【作用】上記固定部材をスライド溝に対して締め付け固
定しているネジを緩めた後、一つのネジを締め付けてい
くと、固定部材がネジによってスライド溝の傾斜面に対
して押し付けられて取付板がズレ動くので、取付板とピ
ボットの支持軸との相対的な位置が変更されるととも
に、固定部材の貫通孔内でビスがズレ動く。
【0009】したがって、ピボットの支持軸に対する取
付板の移動、即ち、ピボットの支持軸の調整を、取付板
の表面側に位置するネジを回転させることにより、しか
も調整量を固定部材の貫通孔内におけるネジのスライド
量を確認しながら行うことができるので、調整作業が簡
単かつ正確である。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0011】図1〜図5には、この発明の第1の実施例
を示している。
【0012】ドア1は、図1及び図2に示すようにこの
発明に係るピボット金具2を、ドア1の一側縁の上下に
取付け、この上下のピボット金具2を、建枠3の上下に
取付けた軸受金具4、5に係合させることによって開閉
自在に設置される。
【0013】ピボット金具2は、ドア1にネジ固定され
る取付板6と、建枠3の軸受金具4、5に係合するピボ
ット7からなる。
【0014】上記取付板6は、ドア1の上下の端面に沿
う長方形の取付部8と、この取付部8の側方に突き出す
ように一体に形成されたアーム部9とからなる。上記取
付部8には、取付部8をドア1に固定するためのネジ1
0を挿通するネジ挿通孔11が形成されている。上記ア
ーム部9には、アーム部9を上下方向に貫通する四角形
のピボット支持孔12が形成され、このピボット支持孔
12は、後述するピボット7の支持軸13よりも大きく
形成され、支持軸13を中心にして取付板6が移動可能
になっている。上記アーム部9の上面のピボット支持孔
12の周囲には、ピボット支持孔12の中心に向けて底
面が傾斜するスライド溝14が前後左右に4つ形成され
ている。前後のスライド溝14は、ドア1に対して直交
する方向、即ち、長方形の取付部8の短辺の方向に設け
られ、左右のスライド溝14は、ドア1と平行に、即
ち、長方形の取付部8の長辺の方向に設けられている。
【0015】上記スライド溝14には、上下方向に貫通
孔16を有する固定部材15がスライド溝14に対して
相対的にスライド可能に嵌められている。この固定部材
15の底面は、スライド溝14の底面に対応する傾斜面
に形成され、固定部材15をスライド溝14に嵌め入れ
た状態で、スライド固定部材15の表面が、アーム部9
の表面と平行になるようになっている。また、上記固定
部材15の貫通孔16は、スライド方向に長孔形状に形
成され、固定部材15の先端面が、ピボット支持孔12
に挿し込まれたピボット7の支持軸13に当接するよう
になっている。
【0016】上記スライド溝14の底面には、ネジ孔1
7が上下方向に形成されている。このネジ孔17に、ス
ライド固定部材15の貫通孔16を通してネジ18を螺
合すると、ねじ18の頭部が固定部材15の表面に係合
して固定部材15がスライド溝14に対して固定され
る。このネジ18を締め付けていくと、固定部材15が
スライド溝14の傾斜面を押し付け、それによって固定
部材15に対して貫通孔16内のネジ18とともに、取
付板6がズレ動く。
【0017】上記ピボット支持孔12に設置されるピボ
ット7は、ピボット支持孔12に裏面側から挿し込まれ
る四角柱形の支持軸13と、建枠3の軸受金具4、5に
係合する、取付板6の裏面側に位置する係合部19とか
らなる。
【0018】上記係合部19は、円形板状で、裏面に軸
受金具5の軸20に取付けられたベアリング21が嵌ま
る円形の凹所22を形成している。また、上記係合部1
9の上面には、スライド溝14のネジ孔17にネジ18
を螺合させた際に、ネジ18の先端が係合部19の上面
に当たらないように4ヵ所に切欠き23を形成してい
る。
【0019】一方、建枠3に取付けられる軸受金具4、
5は、次のような構造になっている。
【0020】上方の軸受金具4は、建枠3にネジによっ
て固定される取付板24の側方を二股状に形成し、側方
から軸25を嵌め入れて、プレート26をネジ固定する
ことにより、軸25の支持が可能になっている。この軸
25の下端には円形の鍔が形成され、この鍔は、ピボッ
ト7の係合部19の凹所22に嵌まるようになってい
る。また、下方の軸受金具5は、上記のように、建枠3
にネジによって固定される取付板27の側方に軸20を
設け、この軸20の周りにベアリング21を嵌めてい
る。
【0021】上記のように構成されたピボット金具2を
使用してドア1を取付けると、つぎのようにしてピボッ
ト7の位置調整を行うことができる。
【0022】例えば、図5及び図6に示すように、ドア
1を実線位置から破線位置に移動させる場合、即ち、ド
ア1を側方の建枠3に対して離れるように左右方向に移
動させる場合は、前後のスライド溝14に嵌められた固
定部材15のネジ18を少し緩めて、前後の固定部材1
5によるピボット7の支持軸13の固定状態を解除し、
それから左右の固定部材15のうち、建枠3側、即ち、
ドア1を移動させたい方向と反対方向に位置する側の固
定部材15のネジ18を緩め、ドア1を移動させたい方
向に位置する固定部材15のネジ18を締め付けると、
固定部材15がネジ18によってスライド溝14の傾斜
面に押し付けられ、取付板6が、移動するので、ドア1
が取付板6とともに破線位置に移動する。この後、緩め
た各固定部材15のネジ18を締め付けると、ピボット
7の支持軸13に4方から固定部材15が強く当り、ピ
ボット支持孔12内におけるピボット7の支持軸13の
相対的な移動がなくなる。
【0023】このように、4つの固定部材15のネジ1
8を緩めたり、締め付けたりすることによって、ピボッ
ト支持孔12内におけるピボット7の支持軸13の相対
的な位置を前後左右、いずれの方向にも簡単に移動させ
ることができる。
【0024】次に、図8及び図9には、この発明の第2
の実施例を示している。
【0025】図1〜図7に示す第1の実施例では、スラ
イド溝14の数を、ピボット支持孔12の周囲に4つ形
成しているが、図8及び図9に示す第2の実施例では、
このスライド溝14の数を、3つにしている。
【0026】即ち、ピボット支持孔12の前方位置と側
方位置に直角に2つのスライド溝14を形成し、もう一
つのスライド溝14を、直角位置に形成したスライド溝
14からそれぞれ135度離れた斜めの位置に形成して
いる。
【0027】また、第1の実施例において四角形に形成
していたピボット7の支持軸13とピボット支持孔12
の形状を、第2の実施例では、上記斜めのスライド溝1
4に対応するコーナー部分を斜めに切欠いた形状とし、
斜めのスライド溝14に嵌められた固定部材15がピボ
ット7の支持軸13の斜めの面に当たるようにしてい
る。
【0028】その他の構成は、第1の実施例と同様であ
る。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、表面
にあるネジを締め付けたり、緩めることによって簡単
に、ピボットの支持軸に対して、ドアの取付板の位置を
前後、左右に移動させることができるので、建枠に対す
るドアの位置調整を簡単かつ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るピボット金具の使用状態を示す
全体正面図
【図2】同上の部分斜視図
【図3】同上の下方部分の斜視図
【図4】図3のIV−IV線の断面図
【図5】図4の正面図
【図6】同上の平面図
【図7】同上の分解斜視図
【図8】この発明に係るピボット金具の第2の実施例の
使用状態を示す平面図
【図9】同上の分解斜視図
【符号の説明】
1 ドア 2 ピボット金具 3 建枠 4、5 軸受金具 6 取付板 7 ピボット 12 ピボット支持孔 13 支持軸 14 スライド溝 15 固定部材 16 貫通孔 17 ネジ孔 18 ネジ 19 係合部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの一側縁の上下に取付けられる取付
    板に、建枠の軸受に係合するピボットを設けたドア用の
    ピボット金具において、取付板にピボット支持孔を設
    け、上記ピボットを、ピボット支持孔に取付板の裏面側
    から挿し込まれる支持軸と、取付板の裏面側に位置して
    建枠の軸受に係合する係合部とによって形成し、上記ピ
    ボット支持孔を、ピボットの支持軸よりも大きく形成し
    てピボットの支持軸を中心に取付板を移動可能に構成
    し、取付板の表面側のピボット支持孔の周りに、ピボッ
    ト支持孔の中心に向けて底面が傾斜するスライド溝を前
    後左右に4つ形成し、この4つのスライド溝に、上下方
    向に貫通孔を有し、かつ底面がスライド溝の底面に対応
    する傾斜面に形成され、かつ先端面がピボットの支持軸
    に当接する固定部材をスライド溝に対して相対的にスラ
    イド可能に嵌め入れ、上記固定部材の貫通孔をスライド
    方向の長孔形状とし、上記固定部材の貫通孔にネジを挿
    し入れ、このネジをスライド溝の底面に形成したネジ孔
    に螺合させて固定部材をスライド溝に対して締め付け固
    定することを特徴とするドア用のピボット金具。
  2. 【請求項2】 請求項1においてピボット支持孔の周り
    に形成したスライド溝の数を3つにして、スライド溝を
    所定間隔をあけて配置したことを特徴とするドア用のピ
    ボット金具。
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