JP2618722B2 - 感光性転写材料及びそれを用いた画像形成方法 - Google Patents

感光性転写材料及びそれを用いた画像形成方法

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JP2618722B2 JP29178689A JP29178689A JP2618722B2 JP 2618722 B2 JP2618722 B2 JP 2618722B2 JP 29178689 A JP29178689 A JP 29178689A JP 29178689 A JP29178689 A JP 29178689A JP 2618722 B2 JP2618722 B2 JP 2618722B2
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、印刷分野における色校正用カラープルーフ
の作成に主として用いられる感光性転写材料に関するも
のであり、特に既存のスキヤナーや既存の密着タイプの
プルーフ作成装置が有効に使え、更に既存のサープリン
トタイプのプルーフシステムと同等の印刷物近似性を有
する、ダイレクトデイジタルカラープルーフ作成に特に
有用な感光性転写材料及びそれを用いた画像形成方法に
関するものである。
「従来技術」 従来、フオトポリマーを使用するサープリントタイプ
のプルーフとしては、種々のものが知られているが、特
公昭49−441、同46−15326、特開昭47−41830、同59−9
7140、同61−188537、同61−213843、同62−67529、同6
2−227140、同63−2040、同63−2037、同63−2038、同6
3−2039、同63−74052、同61−189535、同61−200535、
同62−247384、同62−291634、同62−27735、同62−247
37、特願昭62−87983、同62−97091、同62−134482、同
61−146580、同61−146581、同61−224612、同62−4857
2、同62−134483等に述べられている、実質的に透明な
支持体上に、剥離層、染料もしくは顔料を含有する色材
層とフオトレジスト層の積層又は染料もしくは顔料を含
有するフオトレジスト層を積層した感光性材料を露光・
現像して色像パターンを形成した後、加熱及び加圧して
剥離層ごと受像層に転写し、その後必要に応じて最終支
持体に加熱及び加圧により再転写してカラー画像を作成
する方法は、印刷物近似性、処理の迅速性及びネガ/ポ
ジ共用のシステムを可能にする、等の大きな利点を有す
る画像形成方法である。
しかしながら近年、エレクトロニクス及び通信技術等
の進歩により、カラープルーフの分野においてもダイレ
クトデジタルカラープルーフの作成が現実のものとなり
つつあり、インクジエツト方式、昇華転写方式、感光性
ハロゲン化銀乳剤を用いたカラーペーパー方式、電子写
真方式等が開発されている。
「発明が解決しようとする問題点」 しかし、インクジエツト方式や昇華転写方式の場合に
は画質の面で印刷物近似性が極端に劣る、カラーペーパ
ー方式でも従来のフオトポリマーを用いたサープリント
方式に比べ印刷物近似性が劣る上、安定に処理するため
の液管理が大変である、液状トナーを用いた電子写真方
式の場合には従来のフオトポリマー方式に次いで印刷物
近似性が良好ではあるが、大サイズのカラープルーフが
要求される印刷分野においては、可燃性有機溶剤の蒸発
が問題となる上、機器が高価で多大の設備投資を必要と
する、等の問題点がある。
「発明の目的」 本発明は、上述したような従来の問題を解決すること
を目的とする。即ち、既存の設備を有効に利用して設備
投資を少なくし、同時に既存の、フオトポリマーを使用
したサープリント方式カラープルーフと同等の印刷物近
似性を有するダイレクトデイジタル用カラープルーフ作
成に特に有用な感光性転写材料及びそれを用いた画像形
成方法を提供するものである。
更には、色材を転写後の感材が従来の銀塩感材と同様
にPS版やリスフイルムのマスクにも成り得ることを目的
としたものである。
「問題を解決するための手段」 本発明の目的は、実質的に透明な支持体上の片側に、
剥離層、染料もしくは顔料を含有する色材層とフオトレ
ジスト層の積層又は染料もしくは顔料を含有するフオト
レジスト層をこの順に積層し、該支持体の裏側にハロゲ
ン化銀乳剤による拡散転写法用の物理現像核層を設けた
ことを特徴とする感光性転写材料(以下、転写材料Aと
称する)及びそれを用いた画像形成方法、もしくは、実
質的に透明な支持体の片側に、剥離層、染料もしくは顔
料を含有する色材層とフオトレジスト層の積層又は染料
もしくは顔料を含有するフオトレジスト層をこの順に積
層し、該支持体の裏側に感光性ハロゲン化乳剤層を設け
たことを特徴とする感光性転写材料(以下、転写材料B
と称する)及びそれを用いた画像形成方法、により達成
された。
以下に、本発明の感光性転写材料A、B及びそれを用
いた画像形成方法について詳細に説明する。
本発明の感光性転写材料Aを用いる場合には、通常の
ハロゲン化銀乳剤層を設けた感光性材料に露光してハロ
ゲン化銀乳剤層を感光せしめた後、該乳剤層の膜面と感
光性転写材料Aの物理現像核層とを重ね、通常の方法で
現像を行い、感光性転写材料Aの物理現像核含有層上に
銀画像を形成させる。次いで、該銀画像側から全面露光
を行い、フオトレジスト層を感光せしめ、該フオトレジ
スト層を現像して、支持体上に色材画像を形成する。次
いで、加熱及び加圧しながら該色材画像を受像シート上
に転写する。上記のプロセスを各色ごとに繰り返せば、
受像シート上に多色カラーの網点画像を形成せしめるこ
とができ、必要に応じて更に該カラー画像が形成された
受像シートを最終支持体に重ねて加熱及び加圧しながら
カラー画像を最終支持体に転写することにより印刷物近
似性の優れたカラープルーフを得ることができる。最終
支持体上に形成されたカラー画像をチエツクし、正常で
ある場合には、支持体上に銀画像が形成されている本発
明の感光性転写材料のシートは、中間マスクあるいは最
終マスクとしてリスフイルムやPS版用のマスクとして使
用することが可能である。
本発明の感光性転写材料Bを用いる場合には、感光性
転写材料の感光性ハロゲン化銀乳剤層を感光せしめた
後、銀塩の公知の現像、定着の操作を行い、該乳剤層中
に銀画像を形成させる。次いで、該銀塩画像側から全面
露光を行い、フオトレジスト層を感光せしめ、該フオト
レジスト層を現像して、支持体上に色材画像を形成す
る。以下、感光性転写材料Aに関して上述した工程によ
り、多色の網点画像、もしくはカラープルーフが形成さ
れる。
本発明で使用する実質的に透明な支持体としては、既
述の各明細書に記載の種々の支持体が使用できるが、転
写の際の加熱及び加圧に耐えるためには寸法安定性の良
好なものが好ましく、膜厚25〜200μmのポリエチレン
テレフタレートフイルムもしくはポリカーボネートフイ
ルムが好適である。
剥離層としては、同様に既述の明細書に記載の種々の
ものが使用でき、更に剥離層の上に特開昭63−2039に開
示されたような中間層を設けても良い。これらの膜厚は
光学的ドツトゲイン量と密接な関連を有し、出来上がっ
た色材画像の各色間のゲイン量をできるだけ均一にする
ために、剥離層と中間層を合わせて0.2μm〜5μmの
範囲にあることが好ましい。
染料もしくは顔料を含む色材層とフオトレジスト層の
積層又は染料もしくは顔料を含むフオトレジスト層に関
しても、既述の明細書に記載された各種の系が使用可能
であるが、フオトレジスト層としてアルカリ水溶液で現
像可能な光重合系感光層やジアゾニウム塩感光層を用い
る場合には銀画像の現像の際にフオトレジスト層を保護
するために数μm〜200μm程度のポリエチレンフイル
ム、ポリプロピレンフイルム、ポリエチレンテレフタレ
ートフイルム、ポリビニルデンフイルム、ポリ塩化ビニ
ルフイルム、酢酸セルロースフイルム、ポリビニルアル
コールフイルム、ポリブチラールフイルム等の剥離可能
なフイルムでカバーするのが好ましい。
本発明の感光性転写材料Aにおいて、該フオトレジス
ト層と反対側に在る拡散転写用物理現像核を設ける方法
は公知であり、例えは、特開昭63−218955,同63−24984
5,同63−253358等に記載されている。
また、本発明の感光性転写材料Bにおいて、該フオト
レジスト層と反対側に在る感光性ハロゲン化銀乳剤層も
公知のものが使用可能であり、現像、定着も公知の方法
を使用することが可能である。
フオトレジスト層の現像剤もこれらの明細書に記載の
ものが使用可能であるが、環境衛生の観点からアルカリ
性水溶液現像剤が特に好ましい。
受像シートも既述の明細書に記載されたものを使用す
ることができる。
以下に本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。
「実施例」 実施例1 厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフイルム
の片側にグロー処理を施し、その後その面に金属パラジ
ウム核を含むゼラチンとカルボキシメチルセルロース
(4:1重量比)から成る拡散転写用受像層を、ゼラチン
の乾燥重量が3g/m2になるように設けた。
次に、剥離層形成用塗布液として、下記組成を有する
溶液を調製した。
剥離層用塗布液 アルコール可溶性ポリアミド(CM−8000、東レ(株)
製、「η」=23cps:20℃・10重量%メタノール溶液) 7.2g ポリヒドロキシスチレン(レジンM、丸善(株)製、平
均分子量:5500) 1.8g メタノール 400 g メチルセロソルブ 100 g この塗布液を拡散転写法用の物理現像核層を設けたポ
リエチレンテレフタレートフイルムの反対面上に均一に
塗布し、乾燥して乾燥膜厚が0.5μmの剥離用を設け
た。
次に、N→P型の画像形成を目的として、感光性樹脂
層(フオトレジスト層)形成用の塗布液として、イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラツク
(B)の4色の感光溶液を下記第1表に示す組成となる
ようにそれぞれ調製した。
剥離層の付設された4枚の支持体上に、これら4色の
感光溶液をそれぞれ塗布乾燥して、乾燥膜厚が2.4μm
の感光性樹脂層を設けた。
次に、この感光性樹脂層の各色上に各々25μmの厚さ
のトリアセテートフイルム(富士フイルム(株)製フジ
タツク)をラミネートし、4色の感光性転写材料A1〜A4
を作成した。
次に、感光性ハロゲン化銀感光材料として、拡散転写
用ハロゲン化銀である富士フイルム社製QNL−150にスキ
ヤナーで分解したイエロー成分のパターン露光した後、
既述のイエロー色材を有する感光性転写材料A1の物理現
像核含有層と重ね合わせ、富士Q−ARTシステムプロセ
ツサー(富士フイルム社製、現像液としてQA−1を使
用)で現像し、該感光性転写材料A1の物理現像核含有層
上に銀画像を作成した。この後、この銀画像側から紫外
線による全面露光を行った後、トリアセテートフイルム
を剥がし、富士カラーアートプロセツサーCA−600で現
像処理を行い銀画像に対して反転されたイエロー画像を
作成した。A2〜A4を用い、同様にしてマゼンタ、シア
ン、ブラツク画像を作成した。その後、各色画像を富士
フイルム社製富士カラーアートCR−T3受像シート上に、
富士フイルム社製富士カラーアートCA600T II転写機を
用いて転写し、更に受像シート上のカラー画像をアート
紙に再転写しアート紙上にカラー画像を作成した。各色
画像転写後の銀画像を有する該感光製転写材料A1〜A4は
リスフイルム、あるいはPS版用のマスクとしても有用で
あつた。
実施例2 実施例1において作成した、拡散転写法用物理現像核
層を設けた該ポリエチレンテレフタレートフイルムの反
対面上に剥離層形成用塗布液として、下記組成の溶液を
乾燥膜厚が0.5μmに成るように均一に塗布し、剥離層
を設けた。
アルコール可溶性ポリアミド(CM−8000、東レ(株)
製、「η」=23cps:20℃・10重量%メタルノール溶液)
7.2g ポリヒドロキシスチレン(レジンM、丸善(株)製、平
均分子量:5500) 1.8 g メタノール 400 g メチルセロソルブ 100 g 次に、中間層形成用塗布液として下記組成の溶液を調
製した。
ポリメチルメタクリレート(平均分子量:100000) 3g メチルエチルケトン 80g メチルセロソルブアセテート 20g この塗布液を上記剥離層上に均一に塗布し、乾燥して
乾燥膜厚が0.5μmの中間層を設けた。
次に、色剤層形成のために、下記組成の顔料分散用の
母液Iと母液IIを調製した。
母液I スチレン・マレイン酸共重合樹脂(オキシラツクSH−10
1、日本触媒化学(株)製) 20g n−プロパノール 80g 母液II メトキシメチル化ナイロン(トレジンMF−30、帝国化学
(株)製) 10g メタノール 90g 次に、母液Iと母液IIとを用いて下記組成の4色の顔
料分散液を調製した。
イエロー色剤層形成用塗布液 母液I 95 g 母液II 30 g n−プロパノール 28 g アセトン 20 g セイカフアーストイエローH−0755(大日本精化(株)
製) 12.2g マゼンタ色材層形成用塗布液 母液I 95 g 母液II 30 g n−プロパノール 28 g アセトン 20 g セイカフアーストカーミン1483(大日本精化(株)製)
12.2g シアン色材層形成用塗布液 母液I 95 g 母液II 30 g n−プロパノール 28 g アセトン 20 g シアニンブルー−4920(大日本精化(株)製) 12.2g ブラツク色材層形成用塗布液 母液I 95 g 母液II 30 g n−プロパノール 28 g アセトン 20 g 三菱カーボンブラツクMA−100(三菱化成工業(株)
製) 12.2g 分散液の調製は、試験用の分散機(東洋精機(株)
製、ペイントシエーカー)で6時間行った。
次に、下記組成の顔料分散液の希釈液を調製した。
メチルエチルケトン 40 g アセトン 28 g フッ素系界面活性剤(フロラードFC430、住友3M(株)
製) 0.2g 4色の顔料分散液を上記希釈液により下記の重量比で
希釈した後、撹拌操作を10分間、超音波分散操作を10分
間施し、色材層塗布液を得た。
色材層塗布液を東洋濾紙No.63フイルターで濾過後、
下塗り層の設けられた4枚の仮支持体上にこれら4色の
色材液をホエラーを用いて塗布し、100℃で2分間乾燥
して4色それぞれの色材層を形成した。
色材層 フイルター 光学濃度 イエロー ブルー 0.50 マゼンタ グリーン 0.75 シアン レツド 0.65 ブラツク 無し 0.90 更に4色それぞれの色材層上に、下記組成から成る感
光液を上記No.63フイルターで濾過後ホエラーで塗布
し、100℃で2分間乾燥して感光層(乾燥膜厚:1.0μ
m)を形成した。
アセトンとピロガロールとの縮合物(平均重合度:3)と
2−ジアゾ−1−ナフトール−4−スルフオニルクロリ
ドの付加物 15g ノボラツク型フエノールホルムアルデヒド樹脂(PR−50
716、住友デユレス(株)製) 30g トリクレジルホスフエイト 5g 酢酸n−プロピル 280g シクロヘキサノン 120g 以上のようにして、支持体上にアルコール可溶性ポリ
アミドを含む剥離層、アルコール不溶性中間層、色材層
及び感光層が順次積層されてなる4色の着色感光シート
A5〜A8を作成した。
この後、実施例1と同様にして該感光性転写材料の物
理現像核含有層上に銀画像を作成し、その後銀画像側か
ら全面露光を行い、下記組成の現像液で処理し、銀画像
に対応する各色画像を該感光性転写材料上に作成した。
現像液の組成 JIS1号珪酸ナトリウム 100g メタ珪酸ナトリムウ 50g 純水 1800ml 別に、厚みが100μmの2軸延伸ポリエチレンテレフ
タレートフイルム上に、下記処方の塗布液を乾燥膜厚が
20μmとなるように塗布形成し、受像シートを作成し
た。
メタクリル酸メチルポリマー(平均分子量:100000、和
光純薬(株)製) 90 g ペンタエリスリトールテトラアクリレート 90 g ミヒラーズケトン 0.51g ベンゾフエノン 3.18g パラメトキシフエノール 0.09g メチルエチルケトン 220 g 次に、まず、ブラツクのカラープルーフイングシート
を、画像側が受像シート材料の膜面と接するように重
ね、カラーアート転写機CA−600T(富士写真フイルム
(株)製)を用いてラミネートを行い、しかる後カラー
プルーフイングシートの支持体を剥離し、受像シート上
にブラツクの画像を転写した。次いで残りの3色のカラ
ープルーフイングシートについて、位置を合わせながら
転写を行い、4色の網点画像が転写形成された受像シー
トを得た。
次に、4色画像が転写された受像シートとアート紙
(最終支持体)を重ねて、上記転写機でラミネートを行
い、その後P−607FW明室プリンター(大日本スクリー
ン(株)製、1Kw高圧水銀灯使用)で受像シート側から1
20秒間全面露光し、次いで受像シートの支持体を取り除
き、アート紙上に印刷物近似性に優れた最終画像(カラ
ープルーフ)を得た。
実施例3 片面に0.2μmのブタジエン層、その上に2μmのゼ
ラチン層を設けた厚さ100μmのポリエチレンテレフタ
レートフイルムの、該塗布層とは反対側の未下塗り面上
に、実施例1で調製した下塗り層形成用塗布液を均一に
塗布し、乾燥して乾燥膜厚が0.5μmの下塗り層を設け
た。
次に、N→P型の画像形成を目的として、感光性樹脂
層用の塗布液として、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラツク(B)の4色の感光溶
液を第1表に示す組成となるようにそれぞれ調製した。
剥離層の付設された4枚の支持体上に、これら4色の
感光溶液をそれぞれ塗布乾燥して、乾燥膜厚が2.4μm
の感光性樹脂層を設けた。次いで、該感光性樹脂層の各
々の上に、12μmのポリプロピレンフイルムをラミネー
トし、4色の感光性転写材料B1〜B4を作成した。
次に、ロジウムを含む0.3μmの塩臭化銀乳剤を調製
した。この乳剤から常法に従って可溶性塩類を除去した
後、チオ硫酸ナトリウムとカリウムクロロオーレートを
加えて化学熟成した。この乳剤は塩化銀70モル%臭化銀
30モル%でロジウムを5×106モル/モル銀含有してい
た。この乳剤に1−ホルミル{2−4−[2−(2,4−
ジ−t−ペンチルフエノキシ)ブチルアミド]フエニ
ル}ヒドラジドを銀1モル当たり1×103モル加え、増
感色素として3−エチル−5−[2−(3−エチル2
(3H)−チアゾリニデン−エチリデン]ローダニン、更
に5−メチルベンゾトリアゾール、4−ヒドロキシ−6
−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン、ポリエチルア
クリレートの分散物、2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ
−1,3,5−トリアジンナトリウム塩を加えた後、銀量と
して4g/m2になるように塗布した。
次に、この感材を用いハロゲン化銀乳剤層側に画像露
光し、富士フイルム社製現像液GR−D2で現像し、定着剤
GR−F2で定着し、水洗してネガ画像を得た。
次に、このネガ銀画像側から全面露光し、感光性樹脂
層を感光せしめ、ポリプロピレンカバーフイルムを剥が
した後、富士フイルム社製カラーアート現像液CA−1で
所定の現像を行い、ポジのイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラツクの色材画像を得た。
これらの色材画像を富士フイルム社製カラーアート受
像シートCR−T3にCA−600T転写機を用いて順次転写し、
CR−T3上にカラー画像を形成せしめた後このカラー画像
を本紙に再転写して最終カラー画像を得た。
一方、転写済みの銀画像を有するポリエチレンテレフ
タレートフイルムは、リスフイルムあるいはPS版のマス
クとして有効に使用する事が可能であつた。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的に透明な支持体上の片側に、剥離
    層、染料もしくは顔料を含有する色材層とフオトレジス
    ト層の積層又は染料もしくは顔料を含有するフオトレジ
    スト層をこの順に積層し、該支持体の裏側にハロゲン化
    銀乳剤による拡散転写法用の物理現像核層を設けたこと
    を特徴とする感光性転写材料。
  2. 【請求項2】(a)実質的に透明な支持体上の片側に、
    剥離層、染料もしくは顔料を含有する色材層とフオトレ
    ジスト層の積層又は染料もしくは顔料を含有するフオト
    レジスト層をこの順に積層し、該支持体の裏側にハロゲ
    ン化銀乳剤による拡散転写法用の物理現像核層を設けた
    感光性転写材料の物理現像核層と、画像露光したハロゲ
    ン化銀乳剤層を重ね現像を行い銀画像を形成する工程 (b)該銀画像側から全面露光を行い該フオトレジスト
    層を該銀画像に対応して感光せしめる工程 (c)該露光されたフオトレジスト層を現像して支持体
    上に色材画像を形成する工程 (d)該色材画像を受像シート上に転写する工程 を含むことを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】実質的に透明な支持体上の片側に、剥離
    層、染料もしくは顔料を含有する色材層とフオトレジス
    ト層の積層又は染料もしくは顔料を含有するフオトレジ
    スト層をこの順に積層し、該支持体の裏側に感光性ハロ
    ゲン化銀乳剤層を設けたことを特徴とする感光性転写材
    料。
  4. 【請求項4】(a)実質的に透明な支持体上の片側に、
    剥離層、染料もしくは顔料を含有する色材層とフオトレ
    ジスト層の積層又は染料もしくは顔料を含有するフオト
    レジスト層をこの順に積層し、該支持体の裏側に感光性
    ハロゲン化銀乳剤層を設けた感光性転写材料の感光性ハ
    ロゲン化銀乳剤層に画像露光を行い、その後現像、定着
    を行つて銀画像を形成する工程 (b)該銀画像側から全面露光を行い該フオトレジスト
    層を該銀画像に対応して感光せしめる工程 (c)該露光されたフオトレジスト層を現像して支持体
    上に色材画像を形成する工程 (d)該色材画像を受像シート上に転写する工程 を含むことを特徴とする画像形成方法。
JP29178689A 1988-12-06 1989-11-09 感光性転写材料及びそれを用いた画像形成方法 Expired - Lifetime JP2618722B2 (ja)

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