JP2617874B2 - 可動床の昇降装置 - Google Patents

可動床の昇降装置

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JP2617874B2 JP5353730A JP35373093A JP2617874B2 JP 2617874 B2 JP2617874 B2 JP 2617874B2 JP 5353730 A JP5353730 A JP 5353730A JP 35373093 A JP35373093 A JP 35373093A JP 2617874 B2 JP2617874 B2 JP 2617874B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可動床の昇降装置に関
し、例えば昇降式プールの昇降に好適な可動床の昇降装
置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、昇降式プールの可動床の昇降は、水
の汚染防止の観点からチェーンや空圧シリンダ等の昇降
手段により行われている。また、最近汚染の心配のない
クリーンな水を使って油圧シリンダと同等の力を発揮す
る水圧シリンダを用いる方式も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方式はいずれも下記のような欠点がある。チェーン
を用いる方式は、許容荷重が小さく、タイル貼り等の可
動床には適用できない。また、プールの周囲の側壁面に
しかチェーンを設けられないため、可動床を分割した
り、一部分のみを可動床にしたい場合の需要に答えられ
ない。
【0004】空気シリンダを用いる方式は、ベローズ式
シリンダのため1〜3段階程度の段階的な水深設定しか
行えなく、ストロークも小さい範囲しか対応できない。
また、作動流体が圧縮性流体のため可動床昇降時の同期
精度や床面に偏荷重が加わった場合の変形等の難点があ
る。
【0005】水圧シリンダを用いる方式は、複数本の水
圧シリンダを同期作動させる必要がある。この同期動作
のために必要な比例電磁式制御弁やサーボ弁等の水圧機
器は、一般に市販性がなく、油圧シリンダを用いる場合
のように容易に複数本の水圧シリンダを同期動作させる
方法がないというのが現状である。
【0006】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去し、構成が簡単で安価な可動床の
昇降装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、図1に示すように、基礎部材(16)に立設
した複数本の水圧シリンダ(2a,2b)に昇降自在に
支持された可動床(1)と、該複数本の水圧シリンダ
(2a,2b)を同期作動させる同期作動手段を具備
し、該複数本の水圧シリンダ(2a,2b)を同期作動
させることにより可動床(1)を昇降させる可動床の昇
降装置であって、同期作動手段は、各水圧シリンダ(2
a,2b)と配管(7a,7b)を介して1対1に対応
する複数台のポンプ(3a,3b)、該ポンプ(3a,
3b)を駆動するモータ(4a,4b)と、該各モータ
(4a,4b)を制御するモータ制御器(5a,5b)
及び制御盤(14)と、各水圧シリンダ(2a,2b)
のストロークを検知するストローク検知センサ(6a,
6b)と、水圧シリンダ(2a,2b)とポンプ(3
a,3b)を結ぶ配管(7a,7b)の途中に切換弁
(開閉弁10a,10b,9a,9b)を介して設けた
分岐管(8a,8b)と、該分岐管(8a,8b)の途
中に設けた絞り弁(11a,11b)とを具備し、制御
盤(14)は切換弁(開閉弁10a,10b,9a,9
b)の切り換え操作により昇降の切り換えを行うと共
に、ストローク検知センサ(6a,6b)の出力により
モータ制御器(5a,5b)を介してモータ(4a,4
b)を制御し、複数本の水圧シリンダ(2a,2b)の
ロッドを所定の速度で同期して昇降させることを特徴と
する。
【0008】
【作用】上記構成を採用することにより、可動床(1)
を上昇させる場合は、制御盤(14)が切換弁を切り換
え操作し(開閉弁10a,10bを開、開閉弁9a,9
bを閉)、モータ(4a,4b)を運転することによ
り、タンク(13)内の水(15)はポンプ(3a,3
b)により配管(7a,7b)を通して水圧シリンダ
(2a,2b)に送られ、各水圧シリンダ(2a,2
b)のロッド(25a,25b)は上昇する。該ロッド
(25a,25b)の変位量はストローク検知センサ
(6a,6b)で検出され、制御盤(14)に伝送され
るから、制御盤(14)は複数本の水圧シリンダ(2
a,2b)のロッドが所定の速度で同期して上昇するよ
うにモータ制御器(5a,5b)を介してモータ(4
a,4b)を制御する。
【0009】可動床(1)を下降させる場合は、制御盤
(14)が切換弁を切り換え操作し(開閉弁10a,1
0bを開、開閉弁9a,9bを開)、モータ(4a,4
b)を運転することにより、水圧シリンダ(2a,2
b)の水は配管(7a,7b)、分岐管(8a,8b)
及び絞り弁(11a,11b)を通ってタンク(13)
内に戻ると共に、タンク(13)内の水(15)はポン
プ(3a,3b)により配管(7a,7b)、分岐管
(8a,8b)及び絞り弁(11a,11b)を通って
タンク(13)内に戻る。各水圧シリンダ(2a,2
b)のロッド(25a,25b)の変位量はストローク
検知センサ(6a,6b)で検出され、制御盤(14)
に伝送されるから、制御盤(14)は複数本の水圧シリ
ンダ(2a,2b)のロッドが所定の速度で同期して下
降するようにモータ制御器(5a,5b)を介してモー
タ(4a,4b)を制御する。
【0010】可動床(1)を停止する場合は切換弁を閉
じ(開閉弁9a,9b,10a,10bを閉)、モータ
(4a,4b)を停止することにより、可動床(1)は
その位置に保持される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の可動床の昇降装置の概略構成を示
す図である。1は可動床であり、該可動床1は基礎部材
16に立設した複数本(図では2本)の水圧シリンダ2
a,2bで昇降自在に支持されている。水圧シリンダ2
a,2bはそれぞれ開閉弁10a,10b及び配管7
a,7bを通してポンプ3a,3bに接続され、更にポ
ンプ3a,3bはそれぞれタンク13内のストレーナ1
2a,12bに接続されている。
【0012】開閉弁10a,10bとポンプ3a,3b
を接続する配管7a,7bのそれぞれには開閉弁9a,
9bを介して分岐管8a,8bが接続されている。該分
岐管8a,8bはそれぞれ絞り弁11a,11bを介し
てタンク13内に達している。6a,6bはそれぞれ水
圧シリンダ2a,2bのストロークを検出するストロー
ク検知センサで、該ストローク検知センサ6a,6bの
検出出力は制御盤14に伝送される。4a,4bはそれ
ぞれポンプ3a,3bを駆動する駆動用のモータであ
り、該モータ4a,4bはそれぞれ制御盤14により制
御されるモータ制御器5a,5bに接続されている。
【0013】図1に示す構成の可動床の昇降装置の上昇
動作を同図に基づいて説明する。開閉弁9a,9bを閉
じ、開閉弁10a,10bを開いて、モータ4a,4b
を運転することにより、タンク13内の水15はストレ
ーナ12a,12b、ポンプ3a,3b、配管7a,7
bを通って水圧シリンダ2a,2bに送り込まれ、水圧
シリンダ2a,2bのロッド25a,25bが上昇す
る。
【0014】水圧シリンダ2a,2bのそれぞれに送り
込まれる水量Qa,Qbは、ポンプ3a,3b及びモー
タ4a,4bに同一型式及び同一定格のものを用い、回
転数が等しくなるような条件で運転しても、モータ4
a,4bのスリップやポンプ3a,3bの体積効率等の
各機器固有の性能のバラツキにより、異なった値とな
り、水圧シリンダの2a,2bのロッドの上昇速度V
a,Vbに差が生じる。
【0015】各水圧シリンダ2a,2bのストローク検
知センサ6a,6bは各水圧シリンダ2a,2bのロッ
ド25a,25bの変位量を制御盤14にフィードバッ
クしており、制御盤14はモータ制御器5a,5bを介
して、各水圧シリンダ2a,2bのロッド25a,25
bの変位量が等しくなるように、モータ4a,4bの回
転数を制御し、ロッド25a,25bを所定の速度で同
期した状態で上昇させる。可動床1が目標位置に達した
場合には、開閉弁10a,10bを閉じると共に、モー
タ4a,4bを停止することにより、可動床1はその位
置にが保持される。
【0016】上記可動床の昇降装置の下降動作を図2に
基づいて説明する。開閉弁9a,9b及び開閉弁10
a,10bを開き、モータ4a,4bを運転しながら各
水圧シリンダ2a,2bのロッド25a,25bを下降
させる。各水圧シリンダ2a,2bの圧力Pa,Pbは
可動床1の重量と各水圧シリンダ2a,2bの配置に基
づく荷重分担割合により定まる値である。
【0017】各水圧シリンダ2a,2bとポンプ3a,
3bを接続する配管7a,7bの分岐点の圧力も水圧シ
リンダ2a,2bの高圧な作動圧力に対して管路損失は
無視できるので、水圧シリンダ2a,2bの圧力Pa,
Pbに等しいと見做すことができる。
【0018】分岐管8a,8b中の絞り弁11a,11
bは水圧シリンダ2a,2bのロッド25a,25bの
目標下降速度から定まる戻り流量とモータ4a,4bを
任意の基準回転数で運転した時のポンプ3a,3bの吐
き出し量の和が通過したときに各々圧力Pa,Pbの圧
力降下を生じるように開度に設定しておく。絞り弁11
a,11bのそれぞれを通過してタンク13に戻る流量
Qra,Qrbは、各水圧シリンダ2a,2bの圧力P
a,Pbが一定であるので、常に一定となる。
【0019】従って、モータ4a,4bの回転数を上げ
てポンプ3a,3bの吐き出し量Qpa,Qpbを増加
すると水圧シリンダ2a,2bからの戻り流量Qsa,
Qsbが減少し、下降速度が遅くなり、逆にモータ4
a,4bの回転数を下げポンプ3a,3bの吐き出し量
Qpa,Qpbを減少すると水圧シリンダ2a,2bか
らの戻り流量Qsa,Qsbが増加して下降速度Va,
Vbが速くなる。
【0020】制御盤14は、各水圧シリンダ2a,2b
のストローク検知センサ6a,6bからの検出出力を受
けて、モータ制御器5a,5bを介して、各水圧シリン
ダ2a,2bのロッド25a,25bの変位量が等しく
なるようにモータ4a,4bの回転数を制御し、複数本
の水圧シリンダ2a,2bのロッド25a,25bを同
期した状態で下降させる。可動床が目標値に達した場合
には、開閉弁10a,10bを閉じた後にモータ4a,
4bを停止することにより、その位置に可動床1が保持
される。
【0021】なお、上記実施例では開閉弁9a,9b及
び開閉弁10a,10bを組合せて切換弁として使用し
ているが、等価な機能を有する他の型式の切換弁を使用
してもよいことは当然である。
【0022】図3は本発明の可動床の昇降装置の構成例
を示す図である。同図において、図1及び図2と同一符
号を付した部分は同一又は相当部分を示す(なお、他の
図においても同様とする)。図示するように、可動床1
は基礎部材16に立設された複数本(図では4本)の水
圧シリンダ2a,2b,2c,2dにより昇降自在に支
持されている。
【0023】水圧シリンダ2a,2b,2c,2dには
それぞれ配管7a,7b,7c,7dの一端が接続さ
れ、該配管7a,7b,7c,7dのそれぞれの他端は
開閉弁10a,10b,10c,10d及びチェック弁
17a,17b,17c,17dを介して各々ポンプ3
a,3b,3c,3dの吐出口に接続されている。配管
7a,7b,7c,7dの途中には配管内の水圧を検出
する圧力センサ18a,18b,18c,18d及びポ
ンプ3a,3b,3c,3dの保護用の安全弁19a,
19b,19c,19dが接続されている。
【0024】分岐管8a,8b,8c,8dのそれぞれ
一端はエアー作動の開閉弁9a,9b,9c,9dを介
して開閉弁10a,10b,10c,10dとチェック
弁17a,17b,17c,17dの間の配管7a,7
b,7c,7dに接続され、他端は絞り弁11a,11
b,11c,11dを介してタンク13内に達してい
る。ポンプ3a,3b,3c,3dのそれぞれ吸込口は
ストレーナ12a,12b,12c,12dを介してタ
ンク13に接続されている。
【0025】21,22はそれぞれ電磁切換弁で、該電
磁切換弁21,22は制御盤14からの信号で作動し、
該電磁切換弁21,22の作動により配管23,24を
通してエアーを送り、開閉弁9a,9b,9c,9d及
び開閉弁10a,10b,10c,10dを遠隔的に開
閉作動させることができるようになっている。
【0026】モータ4a,4b,4c,4dはそれぞれ
モータ制御器5a,5b,5c,5dを介して制御盤1
4と接続されており、該制御盤14からの制御信号にて
運転、停止、回転数制御ができるようになっている。水
圧シリンダ2a,2b,2c,2dのストローク検知セ
ンサ6a,6b,6c,6dは、各水圧シリンダ2a,
2b,2c,2dのロッド25a,25b,25c,2
5dの変位量を検出し、その検出出力を制御盤14に伝
送する。また、圧力センサ18a,18b,18c,1
8dは配管内の水圧を検出し、その検出出力を制御盤1
4に伝送する。
【0027】次に、図3に示す構成の可動床の昇降装置
の動作を説明する。可動床を上昇させるときは、開閉弁
9a,9b,9c,9dを閉じ、開閉弁10a,10
b,10c,10dを開き、モータ4a,4b,4c,
4dを運転する。これによりタンク13内の水15はポ
ンプ3a,3b,3c,3dにより水圧シリンダ2a,
2b,2c,2dに送られ、各水圧シリンダ2a,2
b,2c,2dのロッド25a,25b,25c,25
dが上昇する。
【0028】各水圧シリンダ2a,2b,2c,2dの
ストローク検知センサ6a,6b,6c,6dは各水圧
シリンダ2a,2b,2c,2dのロッドの変位量を検
出し制御盤14に伝送しており、制御盤14はモータ制
御器5a,5b,5c,5dを介して各水圧シリンダ2
a,2b,2c,2dのロッド25a,25b,25
c,25dの変位量が等しくなるようにモータ4a,4
b,4c,4dの回転数を制御し複数本の水圧シリンダ
2a,2b,2c,2dのロッド25a,25b,25
c,25dを所定の速度で同期させながら上昇させる。
【0029】可動床1が目標位置に達した場合には、開
閉弁10a,10b,10c,10dを閉じると共にモ
ータ4a,4b,4c,4dを停止することにより、そ
の位置に可動床1が保持される。
【0030】可動床1を下降させる場合は、先ず開閉弁
10a,10b,10c,10dを閉じ、開閉弁9a,
9b,9c,9dを開き、モータ4a,4b,4c,4
dを運転する。次に、圧力センサ18a,18b,18
c,18dの計測値が水圧シリンダ2a,2b,2c,
2d内の圧力値と略等しくなるようにモータ4a,4
b,4c,4dの回転数を制御し、その圧力に達した後
に開閉弁10a,10b,10c,10dを開く。この
状態では各水圧シリンダ2a,2b,2c,2dのロッ
ド25a,25b,25c,25dは、その位置を保持
している。
【0031】なお、水圧シリンダ2a,2b,2c,2
d内の圧力としては、各水圧シリンダ2a,2b,2
c,2dに圧力を検出する圧力センサ(図示せず)を設
けて実測してもよいし、ロッド25a,25b,25
c,25dの上昇時の圧力センサ18a,18b,18
c,18dの検出圧力を設定値としてもよい。
【0032】この状態からモータ4a,4b,4c,4
dの回転数を徐々に減少させていくと、各水圧シリンダ
2a,2b,2c,2dのロッド25a,25b,25
c,25dも徐々に下降する。制御盤14は、各水圧シ
リンダ2a,2b,2c,2dのストローク検知センサ
6a,6b,6c,6dの検出出力を受け、モータ制御
器5a,5b,5c,5dを介して、各水圧シリンダ2
a,2b,2c,2dのロッド25a,25b,25
c,25dの変位量が等しくなるように、モータ4a,
4b,4c,4dの回転数を制御し、複数本の水圧シリ
ンダ2a,2b,2c,2dのロッド25a,25b,
25c,25dを所定速度で同期させながら下降させ
る。
【0033】可動床1が目標位置に達した場合には、開
閉弁10a,10b,10c,10dを閉じ、その後モ
ータ4a,4b,4c,4dを停止させると共に、開閉
弁9a,9b,9c,9dを閉じると、可動床1はその
位置に保持される。
【0034】図4は本発明の可動床の昇降装置の他の構
成例を示す図である。可動床1は基礎部材16に立設さ
れた複数本(図では2本)の水圧シリンダ2a,2bに
より昇降自在に支持されている。水圧シリンダ2a,2
bのピストン側にはそれぞれ配管7a,7bの一端が、
水圧シリンダ2a,2bのロッド側には、配管26a,
26bの一端が接続されている。配管7a,7bの他端
はそれぞれ開閉弁10a,10b及びチェック弁17
a,17bを介してポンプ3a,3bの吐出口に接続さ
れ、配管26a,26bの他端はそれぞれ開閉弁28
a,28bを介して前記チェック弁17a,17bに接
続されている。
【0035】ポンプ3a,3bのそれぞれの吸込口はス
トレーナ12a,12b及び配管20a,20bを介し
てタンク13内に達している。水圧シリンダ2a,2b
と開閉弁10a,10bの間の配管7a,7bにはそれ
ぞれ開閉弁9a,9b及び絞り弁11a,11bを介し
て一端がタンク13内に達する分岐管8a,8bが接続
されている。また、水圧シリンダ2a,2bと開閉弁2
8a,28bの間の配管26a,26bにはそれぞれ開
閉弁27a,27bを介して一端がタンク13内に達す
る分岐管29a,29bが接続されている。
【0036】チェック弁17a,17bとポンプ3a,
3bの吐出口の間の配管7a,7bには安全弁19a,
19bが接続されている。モータ4a,4bはそれぞれ
モータ制御器5a,5bを介して制御盤14に接続され
ており、制御盤14からの制御信号で運転、停止、回転
数制御ができるようになっている。各水圧シリンダ2
a,2bのストローク検知センサ6a,6bは、各水圧
シリンダ2a,2bのストロークを検出しその検出出力
を制御盤14に伝送する。
【0037】次に、上記構成の可動床の昇降装置の動作
を説明する。可動床1を上昇させる場合は、開閉弁9
a,9b,28a,28bを閉じ、開閉弁10a,10
b,27a,27bを開くと共に、モータ4a,4bを
運転する。タンク13内の水15は、ポンプ3a,3b
により水圧シリンダ2a,2bのピストン側に送られ、
各水圧シリンダ2a,2bのロッド25a,25bが上
昇する。この時、水圧シリンダ2a,2bのロッド側の
水は分岐管29a,29bを通ってタンク13に戻る。
【0038】一般に、各水圧シリンダ2a,2bに送ら
れる水量は、ポンプ3a,3b及びモータ4a,4bに
同一型式及び同一のものを用いても、モータ4a,4b
の回転数が等しくなるような条件で運転しても、モータ
4a,4bのスリップやポンプ3a,3bの体積効率等
の各機器固有の性能のバラツキにより異なった値とな
り、水圧シリンダ2a,2bのロッド上昇速度に差が生
じる。
【0039】本可動床の昇降装置では、各水圧シリンダ
2a,2bのストローク検知センサ6a,6bが常時各
水圧シリンダ2a,2bのロッド25a,25bの変位
量を検出しその検出信号を制御盤14に伝送するように
なっている。制御盤14はモータ制御器5a,5bを介
して各水圧シリンダ2a,2bのロッド25a,25b
の変位量が等しくなるようにモータ4a,4bの回転数
を制御し、複数本の水圧シリンダ2a,2bのロッド2
5a,25bを所定の速度で同期させながら上昇させ
る。
【0040】可動床1が目標位置に達した場合には、開
閉弁10a,10b,27a,27bを閉じると共に、
モータ4a,4bを停止することにより、その位置で可
動床1が保持される。
【0041】可動床1を下降させる場合は、開閉弁1
0,10b,27a,27bを閉じ、開閉弁9a,9
b,28a,28bを開くと共に、モータ4a,4bを
運転する。なお、絞り弁11a,11bは、ポンプ3
a,3bにより水圧シリンダ2a,2bに圧力を加えな
かった状態ではロッド25a,25bが微小速度でしか
下降しない程度に調整されている。
【0042】ポンプ3a,3bはタンク13内の水15
を水圧シリンダ2a,2bのロッド側に送り込み、この
ことによって水圧シリンダ2a,2b内の圧力が上昇
し、ピストン側の水が絞り弁11a,11bを介してタ
ンク13内に戻され、ロッド25a,25bが下降す
る。
【0043】各水圧シリンダ2a,2bのストローク検
知用センサ6a,6bは、各ロッド25a,25bの変
位量を検出し、その検出出力を制御盤14に伝送してお
り、制御盤14はモータ制御器5a,5bを介して各水
圧シリンダ2a,2bのロッド25a,25bの変位量
が等しくなるようにモータ4a,4bの回転数を制御
し、複数本の水圧シリンダ2a,2bのロッド25a,
25bを所定の速度で同期させながら下降させる。
【0044】可動床1が目標位置に達した場合には、開
閉弁9a,9b,28a,28bを閉じると共に、モー
タ4a,4bを停止することにより、その位置に可動床
1が保持される。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、制
御装置による切換弁の切り換え操作と駆動用モータの制
御により、複数本の水圧シリンダのロッドを所定の速度
で同期して昇降させることができるので、複数本の水圧
シリンダで可動床を昇降自在に支持する簡単な構造の可
動床の昇降装置を極めて安価に提供できるという優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可動床の昇降装置の概略構成を示す図
で、可動床の上昇動作状態を示す図である。
【図2】本発明の可動床の昇降装置の概略構成を示す図
で、可動床の下降動作状態を示す図である。
【図3】本発明の可動床の昇降装置の構成例を示す図で
ある。
【図4】本発明の可動床の昇降装置の他の構成例を示す
図である。
【符号の説明】
1 可動床 2a〜2d 水圧シリンダ 3a〜3d ポンプ 4a〜4d モータ 5a〜5d モータ制御器 6a〜6d ストローク検知センサ 7a〜7d 配管 8a〜8d 分岐管 9a〜9d 開閉弁 10a〜10d 開閉弁 11a〜11d 絞り弁 12a〜12d ストレーナ 13 タンク 14 制御盤 15 水 16 基礎部材 17a〜17d チェック弁 18a〜18d 圧力センサ 19a〜19d 安全弁 20a〜20d 配管 21,22 電磁切換弁 23,24 配管 25a〜25d ロッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎部材に立設した複数本の水圧シリン
    ダで昇降自在に支持された可動床と、該複数本の水圧シ
    リンダを同期作動させる同期作動手段を具備し、該複数
    本の水圧シリンダを同期作動させることにより可動床を
    昇降させる可動床の昇降装置であって、 前記同期作動手段は、前記各水圧シリンダと配管を介し
    て1対1に対応する複数台のポンプと、該ポンプを駆動
    する駆動用モータと、該各駆動用モータを制御する制御
    装置と、各水圧シリンダのストロークを検知するストロ
    ーク検知センサと、前記水圧シリンダとポンプを結ぶ配
    管の途中に切換弁を介して設けた分岐管と、該分岐管の
    途中に設けた絞り弁とを具備し、 前記制御装置は前記切換弁の切り換え操作により昇・降
    の切り換えを行うと共に、ストローク検知センサの出力
    により駆動用モータを制御し、複数本の水圧シリンダロ
    ッドを所定の速度で同期して昇降させることを特徴とす
    る可動床の昇降装置。
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JPH03140570A (ja) * 1989-10-26 1991-06-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 可変庄装置

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