JP2740493B2 - 可動床式プールの昇降装置 - Google Patents

可動床式プールの昇降装置

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JP2740493B2
JP2740493B2 JP33321595A JP33321595A JP2740493B2 JP 2740493 B2 JP2740493 B2 JP 2740493B2 JP 33321595 A JP33321595 A JP 33321595A JP 33321595 A JP33321595 A JP 33321595A JP 2740493 B2 JP2740493 B2 JP 2740493B2
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建雄 高島
俊之 巽
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株式会社日本アルミ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の水圧シリ
ンダにより昇降する可動床を備えたプールの昇降装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、可動床式プールの昇降装置として
は、チェーンで可動床を昇降可能に吊り下げる方式や、
底部に配置した空圧シリンダにより可動床を昇降自在に
支持した方式のものがあり、また最近では、水中に配置
されることを考慮して水圧シリンダにより可動床を昇降
可能に支持する構造のものも開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】チェーン吊り下げ方式
では、支持荷重が小さいため、たとえばタイル貼り等の
重量のある可動床を昇降することは困難である。また、
チェーンの配置箇所がプールの内周側壁面に限られるた
め、分割形の可動床や部分的な可動床の支持機構として
は不向きである。
【0004】空圧シリンダによる支持方式では、ベロー
ズ式シリンダのため、無段階の水深設定が不可能であ
り、また、ストローク範囲も短い。
【0005】空気は圧縮性があるため、昇降時に各シリ
ンダロッドの昇降速度を同期させることがむつかしく、
また、昇降時に偏荷重が加わった時には、可動床を水平
状態に保つことができない。
【0006】水圧シリンダによる支持方式でも、複数本
の水圧シリンダを同期作動させる必要があるが、水圧機
器の分野では、油圧機器と異なり、同期させるための比
例電磁式制御弁やサーボ弁等の開発が不十分であり、こ
れらの弁によって正確に同期させて昇降させることは困
難であり、コストもかかる。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本願請求項1記載の本願発明は、プールの底部に立
設されると共に可動床を昇降自在に支持する複数本の水
圧シリンダと、プール外に配置された水タンクと、プー
ル外に配置されると共に各水圧シリンダにそれぞれ水圧
配管を介して接続されて水タンクの水を各水圧シリンダ
に供給する水圧ポンプと、プール外に配置されると共に
各水圧ポンプをそれぞれ駆動する駆動モータとを備えた
可動床式プールの昇降装置において、各駆動モータを制
御する制御装置をプール外に備えると共に、上記各水圧
配管のプール外配管部分に、これを開閉する主開閉弁
と、同配管部分から分岐して絞り弁を介してプール外に
配置された水タンク戻す分岐管と、水圧シリンダの供給
流量及び水タンクへの戻り流量を測定する流量測定器
と、分岐管を開閉する戻り開閉弁を備え、各流量測定器
からの検出流量信号を制御装置に入力して、各水圧シリ
ンダが所定の速度で同期して昇降するように各駆動モー
タの回転数を制御する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本願発明を適用した可動床
式プールの昇降装置の概略配管図であり、水圧配管は実
線で示し、空圧配管は破線で示し、電気配線は一点鎖線
で示している。この図1において、プール1の底部2に
は、複数本の単動式水圧シリンダ3が上向きに立設され
ており、該水圧シリンダ3の昇降ロッド4に可動床5が
載置され、ロッド4の伸縮により昇降するようになって
いる。水圧シリンダ3は、可動床5の大きさ、形状及び
重さに応じて、可動床5を安全にかつできるだけ均等に
支持できるようにその数及び配置が決められるものであ
るが、図面では簡略化のために、4本の水圧シリンダ3
を並列的に配置した状態を示している。水圧シリンダ3
としては、同一仕様のものを用いており、すなわち、ボ
ア径及びボア長、ロッド径及びロッド長、シリンダ容量
及び全ストローク等が同一であると共に、最下降位置及
び最上昇位置も揃うようにロッド4の突出量等が調節可
能となっている。
【0009】各水圧シリンダ3に接続された水圧配管8
は、それぞれプール内部からプール外部に導かれ、ポン
プユニット7の水圧配管12に接続している。ポンプユ
ニット7はたとえば制御室10等に設置されている。
【0010】ポンプユニット7は、共通の水タンク11
を備えると共に、各水圧シリンダ3に1対1で対応する
水圧ポンプ13及びこれを駆動する駆動モータ14をそ
れぞれ備えており、各ポンプ13の吸込口はそれぞれス
トレーナ15を介して水タンク11内に連通し、各ポン
プ13の吐出口は、それぞれポンプユニット7内の水圧
配管12に接続している。
【0011】上記水圧配管12の途中には、これを開閉
する空圧作動式の主開閉弁17が配置され、該主開閉弁
17とポンプ13の間の水圧配管12部分には、ポンプ
側から順に安全弁用の分岐管23、逆止弁6、戻り用の
分岐管24及び圧力センサ27が接続している。リリー
フ弁用分岐管23はリリーフ弁18及び圧力計33を備
えると共に下流側は水タンク11の吸込側へと接続して
いる。戻り用分岐管24は、水圧配管12側から順に空
圧作動式の戻り用開閉弁19及び開度調節可能な絞り弁
22を備え、水タンク11に至っている。
【0012】各主開閉弁17のパイロット空圧室は、共
通の空気管20に集合し、第1の電磁切換弁21により
エアコンプレッサ31と大気部とに切換自在に接続する
ようになっており、エアコンプレッサ31に接続するこ
とにより、全主開閉弁17が同時に開くようになってい
る。各戻り用開閉弁19のパイロット空圧室は、共通の
エア管25に集合し、第2の電磁切換弁26によりエア
コンプレッサ31と大気部とに切換自在に接続するよう
になっており、エアコンプレッサ31に接続することに
より、全戻り用開閉弁19が同時に開くようになってい
る。
【0013】両切換弁21,26とエアコンプレッサ3
1の間には、フィルター28、ストップ弁29及び加熱
器30が接続している。
【0014】主開閉弁17の吐出口近傍の水圧配管12
部分には、各水圧シリンダ3への供給流量及び水圧シリ
ンダ3からの戻り流量のいずれをも測定できる流量測定
器35がそれぞれ配置されており、各流量測定器35の
出力部はそれぞれ電気配線36を介して制御盤38の入
力部に接続し、流量測定値をパルス信号に変化して逐次
制御盤38に伝送するようになっている。
【0015】制御盤38の出力部は各駆動モータ14の
回転数を制御するための各駆動モータ制御器40に接続
している。
【0016】可動床5の上昇動作を説明する。各水圧シ
リンダ3のロッド4は所定の下降位置にそれらの高さが
揃えられており、この状態から第1の切換弁21をコン
プレッサ31側に切り換えると共に第2の切換弁26を
大気側に切り換えることにより、全主開閉弁17を開く
と共に全戻り用開閉弁19を閉じ、各駆動モータ14を
同一回転数で運転する。これにより、各水圧ポンプ13
は、タンク11内からストレーナ15を通して水を吸い
込み、水圧配管12,8を通して各水圧シリンダ3内へ
水を圧入し、ロッド4を上昇させる。
【0017】各水圧ポンプ13として、前記のように同
一仕様のものを用いているが、モータのスリップやポン
プの体積効率並びに各水圧シリンダ3の分担荷重の差
等、各機器固有の性能にばらつきがあるため、たとえ駆
動モータ14を同一回転数で運転しても、各ポンプ13
の吐出流量は異なった値となり、ロッド4の上昇速度に
差が生じてくる。
【0018】これに対処すべく、各流量測定器35は、
常時、対応する水圧ポンプ3への供給流量を測定して制
御盤38に入力しており、制御盤38内の制御回路によ
り、各水圧シリンダ3内への単位時間当たりの供給流量
(増加量)及び積算流量(蓄積量)を比較し、各水圧シ
リンダ3内の水が、同一の増加量でかつ同一の積算量と
なるように演算し、各モータ制御器40を介して各駆動
モータ14へ回転数制御信号を出し、モータ回転数を制
御する。これにより、各ロッド4を所定の速度で同期し
た状態で上昇させる。
【0019】流量測定器35よりの信号で積算流量を制
御盤38内で演算し、可動床5の移動寸法に置き換え、
可動床5が目標位置まで上昇した時には、主開閉弁17
を閉じ、駆動モータ14の運転を停止することにより、
上記目標位置に保持される。
【0020】可動床5の下降動作を説明する。まず、主
開閉弁17を閉じ、戻り用開閉弁19を開き、駆動モー
タ14を運転し、圧力センサ27の値が、前記上昇時の
圧力センサ27の検出圧力となるように駆動モータ14
の回転数を制御し、そして主開閉弁17を開く。
【0021】この状態では、可動床5は上昇位置を保っ
ているが、駆動モータ14の回転数を徐々に減少させて
いくことにより、ロッド4は徐々に下降する。
【0022】分岐管24内の絞り弁22は、ロッド4の
目標下降速度から求められる水圧シリンダ3からの戻り
流量と、モータ14を任意の基準回転数で回転している
場合のポンプ13の吐出量との合計流量が通過した時
に、水圧シリンダ3内の圧力の降下が生じる開度に設定
しておく。絞り弁22を通過してタンク11に戻る流量
は、各水圧シリンダ3の圧力が一定であることにより、
常に一定となる。したがって、モータ回転数を上げてポ
ンプ吐出量を増加させると、水圧シリンダ3内からの戻
り流量の割合が減少して、下降速度は遅くなり、反対に
モータ回転数を減少させると、水圧シリンダ3内からの
戻り流量の割合が増加して、下降速度は増加する。
【0023】下降動作中も各流量測定器35は、対応す
る水圧シリンダ3からの戻り流量を測定して測定値のパ
ルス信号を制御盤38に伝送しており、制御盤38内の
制御回路により、各水圧シリンダ3の単位時間当たりの
戻り流量(水圧シリンダ内の水減少量)及びその積算流
量を比較して、各水圧シリンダ3内からの戻り流量が、
同一の単位時間当たりの戻り流量でかつ同一の積算戻り
流量となるように演算し、各モータ制御器40を介して
各駆動モータ14の回転数を制御する。これにより、各
ロッド4を所定の速度で同期した状態で下降させる。
【0024】可動床5が目標位置まで下降した時には、
主開閉弁17を閉じ、駆動モータ14の運転を停止させ
ると共に戻り用開閉弁19を閉じ、ロッド4を所定下降
位置で保持する。
【0025】
【その他の実施の態様】
(1)図1では、各主開閉弁17と戻り用開閉弁19と
を、個別に配置しているが、両機能を備えた開閉切換弁
を水圧配管12と分岐管24との分岐部に備えることも
できる。すなわち、水圧シリンダ3に対し、分岐管24
を閉じてポンプ吐出口を連通する上昇時用の弁位置と、
水圧シリンダ3に対し、分岐管24及びポンプ出口を共
に連通する下降時用の弁位置と、水圧シリンダ3に対し
ポンプ吐出口及び分岐管24を共に閉じる弁位置とに切
換自在となる開閉切換弁を備えることもできる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によると、 (1)開閉弁17,19の切換操作と駆動モータ14の
回転数制御により、複数本の水圧シリンダ3を所定の速
度で同期して昇降させるようにしているので、複数本の
水圧シリンダ3を利用しながらも、簡単な構造で製造価
格の安い可動床式プールの昇降装置を提供することがで
きる。
【0027】(2)水圧シリンダ3内への供給流量ある
いは水圧シリンダ3からの戻り流量を流量測定器35で
測定することにより、間接的に可動床の変位量を検出す
るようにしているので、流量測定器35自体はプール内
に設置する必要はなくなる。したがって、プール内の水
圧シリンダに直接ストロークセンサなどを設置する場合
に比べ、電気配線をプール内に付設する必要も、配線導
出用の孔をプールに形成する必要もなくなくなり、昇降
装置の設置及び維持管理が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明を適用した可動床式プールの昇降装
置に配管図である。
【符号の説明】
1 プール 2 底部 3 水圧シリンダ 4 ロッド 5 可動床 8 水圧配管 12 制御室内水圧配管 10 制御室 13 水圧ポンプ 14 駆動モータ 17 主開閉弁 19 戻り用開閉弁 22 絞り弁 24 戻り用分岐管 35 流量測定器 38 制御盤 40 モータ制御器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プールの底部に立設されると共に可動床
    を昇降自在に支持する複数本の水圧シリンダと、プール
    外に配置された水タンクと、プール外に配置されると共
    に各水圧シリンダにそれぞれ水圧配管を介して接続され
    て水タンクの水を各水圧シリンダに供給する水圧ポンプ
    と、プール外に配置されると共に各水圧ポンプをそれぞ
    れ駆動する駆動モータとを備えた可動床式プールの昇降
    装置において、 各駆動モータを制御する制御装置をプール外に備えると
    共に、 上記各水圧配管のプール外配管部分に、これを開閉する
    主開閉弁と、同配管部分から分岐して絞り弁を介して水
    タンクに水を戻す分岐管と、水圧シリンダの供給流量及
    び水タンクへの戻り流量を測定する流量測定器と、分岐
    管を開閉する戻り開閉弁を備え、 各流量測定器からの検出流量信号を制御装置に入力し
    て、各水圧シリンダが所定の速度で同期して昇降するよ
    うに各駆動モータの回転数を制御することを特徴とする
    可動床式プールの昇降装置。
JP33321595A 1995-12-21 1995-12-21 可動床式プールの昇降装置 Expired - Lifetime JP2740493B2 (ja)

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GB2579063A (en) * 2018-11-16 2020-06-10 Edwards Ltd Lifting apparatus

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