JP2617032B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP2617032B2
JP2617032B2 JP2340182A JP34018290A JP2617032B2 JP 2617032 B2 JP2617032 B2 JP 2617032B2 JP 2340182 A JP2340182 A JP 2340182A JP 34018290 A JP34018290 A JP 34018290A JP 2617032 B2 JP2617032 B2 JP 2617032B2
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則浩 黒川
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録媒体である複数のディスクをトレイ上
に載置して収納するディスク収納手段を備え、トレイ上
のディスクをトレイと共に、ディスク収納手段から取り
出し、再生するディスク再生装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のディスク再生装置としては、第17図および第18
図に示すように、個々にディスク41を収容する複数のト
レイ42…が所定のピッチで並設されたディスク収納手段
としてのディスクマガジン43を備え、トレイ駆動部材と
してのトレイ駆動フック44にてトレイ42を駆動すること
よりディスクマガジン43からトレイ42と共にディスク41
を出し入れし、ディスク41の再生時には、トレイ駆動フ
ック44によりトレイ42と共にディスク41を取り出して所
定の再生位置に配し、ターンテーブルおよび光ピックア
ップ等からなる図示しない再生手段により再生を行うも
のが知られている。
また、上記のようなディスク再生装置には、第19図に
示すように、ディスクマガジン43を図示しない取付け基
体の所定の収納位置にロックするためのロック手段とし
てのロックアーム45が設けられていると共に、ディスク
マガジン43の所定位置への装着状態を検出するための装
着検出手段が設けられており、ディスクマガジン43の不
完全な装着状態でのディスク41の出し入れに起因する故
障等の不具合を回避するようになっている。
上記の装着検出手段は、スイッチアングル46と、その
上面に固設された検出スイッチ50とから構成されてお
り、スイッチアングル46は、ロックアーム45と同様に、
支点Kを中心としてL-M方向に回動自在に設けられてい
る。また、上記ロックアーム45とスイッチアングル46と
は、各々、一端部を装置内に固定したバネ47・48の各他
端部が取り付けられて、L方向に付勢されて設けられて
いる。一方、スイッチアングル46の上面に固設された検
出スイッチ50は、線材49を通じて図示しないマイコンに
接続されており、ロックアーム45の当接部45aとの完全
な当接状態でONとなり、ディスク41の出し入れを可能に
するようになっている。尚、第19図に示す状態は、ディ
スクマガジン43の未装着状態であり、このとき、スイッ
チアングル46は、バネ48の付勢力により装置内に立設さ
れた規制ピン51と当接して回動が規制されている一方、
ロックアーム45は、バネ47の付勢力により当接部45aが
スイッチアングル46上の検出スイッチ50と当接して、L
方向への回動が規制されている。
次に、ディスクマガジン43が所定の収納位置に装着さ
れた状態では、第20図に示すように、ディスクマガジン
43の側面に形成されたロック溝43aがロックアーム45の
ロック部45bと係合して、ロックアーム45がM方向に回
動された後、ディスクマガジン43が所定の収納位置にロ
ックされる一方、スイッチアングル46の検出片46aがデ
ィスクマガジン43の側面に押圧されてM方向に回動さ
れ、スイッチアングル46上の検出スイッチ50とロックア
ーム45の当接部45aとが当接して、検出スイッチ50がON
状態となり、ディスクマガジン43からのディスク41の出
し入れを可能にする。
一方、ディスクマガジン43の不完全な装着状態では、
第21図に示すように、ロックアーム45のロック部45b
は、ディスクマガジン43のロック溝43aと係合すること
なく、ディスクマガジン43の側面と当接した状態にある
一方、スイッチアングル46の検出片46aは、ディスクマ
ガジン43の側面に押圧された状態にある。このため、ロ
ックアーム45の当接部45aとスイッチアングル46上の検
出スイッチ50との当接は解除され、検出スイッチ50はOF
F状態となり、ディスクマガジン43の不完全な装着状態
でのディスク41の出し入れを防止する。
そして、ディスクマガジン43の取付け基体からの取り
出し時には、ローディング板52の摺動動作により、ロー
ディング板52の下面に突設された係合ピン52aがロック
アーム45の係合溝45cと係合し、ロックアーム45をM方
向に回動し、ロックアーム45のロック部45bとディスク
マガジン43のロック溝43aとの係合を解除して、図示し
ない取出手段によりディスクマガジン43を取り出すよう
になっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来のようなディスクマガジン43の装
着状態を検出する検出スイッチ50は、スイッチアングル
46上に設けられ、このスイッチアングル46と一体的に回
動するようになっているため、他の電子回路部品と違い
共通の基板上に載置することができず、単独で使用しな
ければならない。このため、上記の検出スイッチ50の
み、単独で線処理等の諸処理が必要となり、組み付け作
業性が低下すると共に、コストアップを招来するという
問題を有している。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るディスク再生装置は、上記課題を解決す
るために、個々にディスクを収容する複数のトレイが所
定ピッチで、且つ出し入れ可能に並設されたディスク収
納手段と、ディスク収納手段に設けられた凹部に回動端
が係合することによりディスク収納手段を所定の収納位
置にロックするロック手段と、このロック手段の凹部へ
の係合に伴う回動動作によりディスク収納手段の所定の
収納位置への装着状態を検出する装着検出手段と、トレ
イを駆動するトレイ駆動部材とを備え、上記の装着検出
手段によりディスク収納手段の不完全な装着状態を検出
したときには、トレイ駆動部材の駆動を停止させるディ
スク再生装置において、において、以下の手段を講じて
いる。
即ち、上記装着検出手段は、ロック手段の回動動作を
伝達するための回動伝達部材と、装置内に固定され、こ
の回動伝達部材の回動動作により、ディスク収納手段の
装着状態を検出する検出スイッチとを備え、上記の回動
伝達部材は、その略中央位置に形成されたロック手段の
回動方向に沿う長穴にロック手段に形成された支軸が遊
嵌状態に挿入されると共に、その一端側がディスク収納
手段側へと付勢されており、ロック手段のロック解除側
への回動が伝達されると、上記の付勢端側を支点として
回動してその回動端側に配された上記検出スイッチを作
動させる一方、スイッチ作動後は、上記長穴と上記回動
端との間が固定部材と当接し、該固定部材との当接部分
を支点として回動するように設けられている。
〔作用〕
上記の構成によれば、ディスク収納手段の不完全な装
着状態では、ロック手段が凹部に係合しないため、凹部
に係合した状態と比べて、ロック手段はロック解除側へ
と回動し、これに伴い、装着検出手段の回動伝達部材
も、付勢端を支点として回動して、回動端側の検出スイ
ッチを作動させ、検出スイッチが確実にON状態となる。
そして、この検出スイッチのONにより、ディスク収納手
段の不完全な装着状態が検出されて、トレイ駆動部材の
ディスク収納手段からのトレイの出し入れ動作が停止さ
れる。また、検出スイッチは、装置内に固定されて設け
られているため、他の電子回路部品と同一の取付け基板
上に載置することができ、従来のように単独で取り付け
る必要がなくコストダウンが可能となる。
また、ロック手段と回動伝達部材との連結は、回動伝
達部材の略中央位置に設けられたロック手段の回動方向
に沿う長穴に、ロック手段に形成された支軸が遊嵌状態
に挿入されることでなされている。これにより、ロック
手段が凹部に係合し、未装着状態と比べて比較的大きく
回動したとしても、ロック手段の回動に伴う回動伝達部
材の回動は小さく、検出スイッチをONすることがない。
さらに、回動伝達部材は、その一端側がディスク収納
手段側へと付勢されており、スイッチ作動後は、上記長
穴と上記回動端との間に固定部材が当接され、該固定部
材との当接部分を支点として回動するようになってい
る。したがって、ロック解除時に、ロック手段が、不完
全な装着状態よりさらにロック解除側へと大きく回動し
たとしても、検出スイッチが必要以上に押し込まれるこ
ともない。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第16図に基づいて説
明すれば、以下の通りである。
本実施例に係るディスク再生装置は、第1図に示すよ
うに、平板状の底板1aと断面コ字形の枠板1bとからなる
取付け基体としてのメインシャーシ1を有している。メ
インシャーシ1内には、マガジン装着開口部1cを通じ
て、ディスク収納手段としてのディスクマガジン31が着
脱されるようになっている。
上記のディスクマガジン31は、第2図および第3図に
示すように、マガジンケース32内に、記録媒体であるデ
ィスク33が載置される複数のディスク収納トレイ(以
下、トレイと称する)34…が所定ピッチで上下方向に配
されたものとなっている。複数のトレイ34…は、図示し
ない同一の支軸により水平状態に、且つ回動自在に支持
されている。従って、トレイ34…は、マガジンケース32
のトレイ取出し口32aを通じて、マガジンケース32内か
ら外方への回動によるディスク33の取り出し動作と、マ
ガジンケース32内への回動によるディスク33の収納動作
とを行い得るようになっている。また、マガジンケース
32の側面には、第1図に示すように、後述のトレイ駆動
フック4を挿入してトレイ34を押し出すための複数のフ
ック挿入孔32b…が、各トレイ34…の位置に対応して形
成されていると共に、後述のロックアーム14と係合して
ディスクマガジン31を所定の収納位置にロックするため
のロック溝32cが形成されている。
上記のメインシャーシ1内には、第4図ないし第6図
に示すように、一方の側面にシフトプレート6が配さ
れ、他方の側面にシフトプレート7が配され、マガジン
装着開口部1cとは反対側の部位には、昇降シャーシ5が
配されている。シフトプレート6・7は、メインシャー
シ1の側面の左右方向、即ちA-B方向へ摺動可能に設け
られている。
上記のシフトプレート6には、A方向に向かって段階
的に上昇する昇降駆動案内孔6aが形成され、この昇降駆
動案内孔6aの上方には、2個の摺動案内孔6b・6cが水平
方向に形成されている。また、シフトプレート6には、
A方向へ延びた部位にスリット部6dが形成され、メイン
シャーシ1の上面側へ水平方向に屈曲された部位にピン
保持溝6eが形成されている。上記のスリット部6dの近傍
には、スリット部6dの位置を検出する図示しない光セン
サが設けられている。この光センサは、シフトプレート
6・7の位置を検出するものであり、この検出結果に基
づいて、シフトプレート6・7により支持されている昇
降シャーシ5の高さ位置、即ち後述のトレイ駆動フック
4がディスクマガジン31の何れのトレイ34との対応位置
にあるかを検知し得るようになっている。
一方、シフトプレート7には、シフトプレート6の昇
降駆動案内孔6aと同一形状を有し、B方向へ向かって段
階的に上昇する昇降駆動案内孔7a・7bが形成されてい
る。昇降駆動案内孔7aは、シフトプレート7のA方向側
端部に形成され、昇降駆動案内孔7bは、B方向側端部に
形成されている。また、これら昇降駆動案内孔7a・7b間
には、2個の摺動案内孔7c・7dが水平方向に形成されて
いる。また、シフトプレート7は、メインシャーシ1の
上面側へ水平方向に屈曲された横設部7eを有し、この横
設部7eには、A-B方向へ延びるラックギヤ部7fが形成さ
れている。さらに、横設部7eにおけるB方向側端部には
ピン保持溝7gが形成されている。
上記の各昇降駆動案内孔6a・7a・7bには、昇降シャー
シ5に設けられた案内ピン5a・5b・5cが個々に配され、
これによって昇降シャーシ5が水平に保持されている。
上記の案内ピン5a・5b・5cは、メインシャーシ1に形成
された上下方向に延びる各昇降案内孔1h・1i・1jを介し
て昇降駆動案内孔6a・7a・7bに個々に配されている。こ
れにより、昇降シャーシ5が水平方向の一定位置におい
て、シフトプレート6・7の移動により上下方向の移
動、即ち昇降動作を行い得るようになっている。また、
各摺動案内孔6b・6c・7c・7dには、メインシャーシ1に
設けられた案内突片1d・1e・1f・1gが個々に配され、こ
れによって、シフトプレート6・7がA-B方向へ直線的
に摺動し得るようになっている。
シフトプレート6のピン保持溝6eおよびシフトプレー
ト7のピン保持溝7gには、連結板8に設けられた係合ピ
ン8a・8bが個々に配されている。係合ピン8aは、連結板
8の一端部に設けられ、係合ピン8bは他端部に設けら
れ、連結板8は、メインシャーシ1上に立設された支持
ピン1kにより回動自在に支持されている。上記の構造に
より、シフトプレート6とシフトプレート7とが相互に
反対方向へ連動し得るようになっている。
昇降シャーシ5には、図示しない再生手段が設けられ
ている。この再生手段は、ターンテーブルおよび光ピッ
クアップ等からなり、ディスクマガジン31内からトレイ
駆動フック4によってトレイ34と共に再生位置へ取り出
されたディスク33を再生するようになっている。
また、メインシャーシ1の上面には、第1図に示すよ
うに、ローディング板2がA-B方向へ摺動可能に設けら
れている。このローディング板2には、第7図にも示す
ように、シフトプレート7のラックギヤ部7fと対向して
A-B方向へ延びるラックギヤ部2aが形成されている。ま
た、ローディング板2には、カム溝2bと、ピン貫通溝2c
と、後述のロックアーム14を回動させてロックを解除す
るための解除片2dとが形成されており、上記カム溝2bに
は、フック駆動板3に設けられた案内ピン3aが遊貫され
ている。フック駆動板3には、第8図に示すように、メ
インシャーシ1に立設されてピン貫通溝2cを貫通した支
軸3bにより回動自在に支持されている。フック駆動板3
には、上下方向に延びる連結棒3cが設けられ、この連結
棒3cの上端部と支軸3bの上端部との間には連結補助板3d
が設けられている。連結棒3cの下方には、昇降シャーシ
5と共に昇降するトレイ駆動部材としてのトレイ駆動フ
ック4が設けられている。トレイ駆動フック4には、第
7図に示すように、下面側に案内ピン4aが突設されてい
る。この案内ピン4aは、トレイ駆動フック4の回動動作
の補助のために昇降シャーシ5に設けられた案内片5dの
円弧状の案内溝5eに遊貫されている。上記の構造によ
り、ローディング板2の移動に伴い、カム溝2bに駆動さ
れてフック駆動板3がC-D方向へ回動し、この動作が連
結棒3cを介してトレイ駆動フック4に伝達され、トレイ
駆動フック4が回動するようになっている。また、トレ
イ駆動フック4は、メインシャーシ1の側面に形成され
たフック作動窓1mから突出して配され、メインシャーシ
1に装着されたディスクマガジン31に対し、上記の回動
動作により、マガジンケース32のフック挿入孔32bから
マガジンケース32内へ挿入されて、所定のトレイ34を押
し出し、且つ収納するようになっている。従って、昇降
シャーシ5、即ちトレイ駆動フック4を上下方向に案内
する昇降駆動案内孔6a・7a・7bの階段形状における各段
と上下方向に形成された各フック挿入孔32bとが対応す
るようになって設定されている。
また、メインシャーシ1の上面には、第1図に示すよ
うに、駆動機構取付け板9が設けられている。この駆動
機構取付け板9は、メインシャーシ1との間に空間を確
保した台状をなし、メインシャーシ1上のマガジン装着
開口部1c側にネジにより取り付けられている。この駆動
機構取付け板9には、上面側に、シフトプレート駆動モ
ータ10と、ローディング板駆動モータ11とが取り付けら
れている一方、下面側に、シフトギヤ12とローディング
ギヤ13と図示しないプーリとベルトとが設けられ、上記
シフトプレート駆動モータ10の回動力がシフトギヤ12に
伝達される一方、ローディング板駆動モータ11の回動力
がローディングギヤ13に伝達されるようになっている。
また、メインシャーシ1の側面には、第9図に示すよ
うに、上下一対のロックアーム支持部1n・1nが垂設され
ており、これらロックアーム支持部1n・1nには、各々、
ロックアーム14を支持するための支持穴1n'・1n'が穿設
されている。ロックアーム14は、第10図および第11図に
も示すように、その一端側に上下一対の支軸14a・14aが
形成されていると共に、これらの各支軸14a・14a間に
は、スリット部14bが形成されており、上記の各支軸14a
・14aがスリット部14bの撓みによりメインシャーシ1の
支持穴1n'・1n'に係合することで、E-F方向に回動自在
に設けられている。また、上記のロックアーム14には、
その長手方向に平行に延びる楕円形状のスプリング係合
穴14cが形成されており、このスプリング係合穴14cに、
軸芯をメインシャーシ1のスプリング支持部1pに支持さ
れたスプリング15の一端部が係合されることで、ロック
アーム14はその回動がE方向に付勢されている。また、
ロックアーム14は、各支軸14a・14aとは反対側の他端側
に、前述のマガジンケース32の側面に形成されたロック
溝32cと係合するロック部14dが形成されていると共に、
下方に突起する支軸14eが形成されており、上部側に
は、前述のローディング板2の解除片2dと係合してロッ
クを解除させるロック解除部14fが形成されている。そ
して、上記ロックアーム14の支軸14eは、回動伝達部材
としてのスイッチアーム16の中央部に形成された楕円形
状の挿入穴(長穴)16aに挿入されることで、スイッチ
アーム16がG-H方向に回動自在に設けられている。スイ
ッチアーム16は、その一端側に検出スイッチ17の検出部
17aを押圧する押圧部16bが形成されており、この押圧部
16bと挿入穴16aとの間には、検出スイッチ(固定部材)
17と当接してG方向への回動を規制する規制凸部16cが
形成されている。一方、スイッチアーム16の他端側に
は、メインシャーシ1とは反対側に突起した突起部16d
が形成されており、この突起部16dとメインシャーシ1
に形成された基板取付部1qとの間にスプリング18が挟装
されることで、スイッチアーム16が支軸14eを中心とし
てG方向に回動が付勢されている。そして、上記の基板
取付部1qと基板取付部1rとには、検出スイッチ17と図示
しない電子回路部品とを載置した取付け基板であるPWB
(Printed Wiring Board)基板19が、ビス20・20により
取り付けられている。尚、上記の検出スイッチ17は、図
示しないマイクロコンピュータに接続されており、検出
部17aが押圧されてON状態になると、図示しない操作キ
ーの指令を受け付けないようにマイクロコンピュータが
プログラムされている。上記の構造により、ロックアー
ム14のF方向への回動動作がスイッチアーム16に伝達さ
れて、スイッチアーム16がG方向に回動すると、スイッ
チアーム16の押圧部16bが検出スイッチ17の検出部17aを
押圧して、検出スイッチ17をONするようになっている。
そして、上記のロックアーム14のロック部14d、および
マガジンケース32のロック溝32cによってロック手段が
構成されており、また、ロックアーム14、スプリング15
・18、スイッチアーム16、および検出スイッチ17によっ
て装着検出手段が構成されている。
また、メインシャーシ1を構成する底板1aの下面に
は、第12図に示すように、底板1aの下面に突設された支
軸1sを中心としてI-J方向に回動自在に設けられた取出
板21が配されている。この取出板21は、一端部を底板1a
に取り付けたスプリング22の他端部が取り付けられ、J
方向に回動が付勢されている。また、取出板21は、その
一端側にディスクマガジン31をA方向に押圧して取り出
すためのマガジン押圧部21aが上方に折曲して形成され
ている。
上記の構成において、本ディスク再生装置によりディ
スク33の再生を行う場合には、ディスクマガジン31がマ
ガジン装着開口部1cからメインシャーシ1の所定位置に
装着される。
次に、シフトプレート駆動モータ10が回転し、この回
転が図示しないプーリ、ベルト、およびシフトギヤ12を
介してシフトプレート7に伝達され、シフトプレート7
がA-B方向へ摺動する。そして、このシフトプレート7
の摺動動作は、連結板8を介してシフトプレート6に伝
達され、シフトプレート6がシフトプレート7とは反対
の方向に摺動する。上記の各シフトプレート6・7の摺
動により、昇降シャーシ5が昇降駆動案内孔6a・7a・7b
に案内されて段階的に昇降し、これに伴ってトレイ駆動
フック4が段階的に昇降する。このようにしてトレイ駆
動フック4がマガジンケース32の所定のトレイ取出し口
32aとの対応位置に配される。
次に、ローディング板駆動モータ11が回転し、この回
転が図示しないプーリ、ベルト、およびローディングギ
ヤ13を介してローディング板2に伝達され、ローディン
グ板2がA-B方向へ摺動する。
上記のローディング板2の摺動動作より、フック駆動
板3がカム溝2bに案内されてC方向に回動すると、これ
に伴い、トレイ駆動フック4がC方向へ回動して、第1
図に示すマガジンケース32のフック挿入孔32bからマガ
ジンケース32内へ挿入され、所定のディスク33が載置さ
れたトレイ34がトレイ駆動フック4によって押される。
これによって、上記のトレイ34が外方へ回動してマガジ
ンケース32のトレイ取出し口32aから取り出され、昇降
シャーシ5側の再生位置に配される。その後、トレイ34
上のディスク33が図示しないターンテーブルにて回転さ
れ、ディスク33の再生が行われる。一方、ディスク33を
載置したトレイ34がマガジンケース32内へ収納される際
には、フック駆動板3がカム溝2bに案内されてD方向に
回動し、これに伴い、トレイ駆動フック4がD方向へ回
動してトレイ34をD方向へ押す。これにより、トレイ34
が回動してマガジンケース32のトレイ取出し口32aから
マガジンケース32へ収納される。
次に、メインシャーシ1内へのディスクマガジン31の
装着時におけるロック手段、および装着検出手段の動作
について以下に説明する。
先ず、ディスクマガジン31の未装着状態では、第13図
に示すように、ロックアーム14は、スプリング15の付勢
力によりE方向に回動した状態にあり、また、このと
き、スイッチアーム16は、ロックアーム14の支軸14eと
の係合により、H方向に回動されており、検出スイッチ
17はOFF状態にある。
次に、ディスクマガジン31の所定位置への装着状態で
は、第14図に示すように、ロックアーム14のロック部14
dがマガジンケース32のロック溝32cと係合されてロック
状態になることで、ロックアーム14は、第13図に示す未
装着状態に比べて、若干F方向に回動される。これに伴
い、スイッチアーム16も、若干G方向に回動されるが、
スイッチアーム16の押圧部16bが検出スイッチ17の検出
部17aを押圧するまでには至らず、検出スイッチ17はOFF
状態にある。そして、この検出スイッチ17のOFF状態に
より、操作キーからの指令で、ディスク33の出し入れが
可能になっている。尚、上記のようなロック部14dとロ
ック溝32cとのロック状態において、ロックアーム14の
支軸14eと係合するスイッチアーム16の挿入穴16aは楕円
形状をなしているため、ロックアーム14の比較的大きな
ストロークでの回動動作に対しても、スイッチアーム16
の押圧部16bは、検出スイッチ17をONすることなく、確
実なロック状態が得られるものとなっている。
一方、ディスクマガジン31の不完全な装着状態では、
第15図に示すように、ロックアーム14のロック部14d
は、マガジンケース32のロック溝32cと係合することな
く、マガジンケース32の側面に当接した状態にある。こ
れにより、ロックアーム14は、スプリング15のE方向へ
の付勢力に抗して、F方向に回動しており、この回動に
伴って、スイッチアーム16は、G方向に回動して、押圧
部16aが検出スイッチ17の検出部17aを押圧した状態にあ
る。このため、検出スイッチ17はON状態となり、ディス
ク33の出し入れが防止されるようになっている。
そして、第14図に示す装着状態のディスクマガジン31
をメインシャーシ1内から取り出す場合には、ローディ
ング板駆動モータ11の回動により、ローディング板2を
A方向に摺動させる。これにより、ローディング板2の
解除片2dが、第16図に示すように、ロックアーム14のロ
ック解除部14fと係合してロックアーム14をF方向に回
動させる。これに伴って、ロックアーム14のロック部14
dとマガジンケース32のロック溝32cとのロックは解除さ
れ、ロックアーム14の支軸14eと係合したスイッチアー
ム16は、規制凸部16cが検出スイッチ17と当接するまで
G方向に回動する。そして、取出板21が、スプリング22
の付勢力により、J方向に回動され、取出板21の押圧部
21aがディスクマガジン31をA方向に押圧することによ
り、ディスクマガジン31が取り出される。
〔発明の効果〕
本発明に係るディスク再生装置は、以上のように、装
着検出手段は、ロック手段の回動動作を伝達するための
回動伝達部材と、装置内に固定され、この回動伝達部材
の回動動作により、ディスク収納手段の装着状態を検出
する検出スイッチとを備え、上記の回動伝達部材は、そ
の略中央位置に形成されたロック手段の回動方向に沿う
長穴にロック手段に形成された支軸が遊嵌状態に挿入さ
れると共に、その一端側がディスク収納手段側へと付勢
されており、ロック手段のロック解除側への回動が伝達
されると、上記の付勢端側を支点として回動してその回
動端側に配された上記検出スイッチを作動させる一方、
スイッチ作動後は、上記長穴と上記回動端との間が固定
部材に当接され、該固定部材との当接部分を支点として
回動するように設けられている構成である。
これにより、ディスクマガジンの装着状態を検出する
検出スイッチは、他の電子回路部品と共通の取付け基板
に載置することが可能となりコストダウンになる。ま
た、ロック手段の回動ストロークに対して回動伝達部材
の動作ストロークは自由に設計できるため、検出スイッ
チをあまり制限せず安価な検出スイッチでも使用が可能
となり、さらには、ロック手段は、ロックする方向にも
ロックを解除する方向にも充分に制限なくストロークを
とることがでるため、確実なディスク収納手段のロック
並びにロック解除が可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第16図は本発明の一実施例を示すものであ
る。 第1図はディスク再生装置の要部を示す斜視図である。 第2図はマガジンケースを示す斜視図である。 第3図はマガジンケースから取り出されたトレイとディ
スクとを示す斜視図である。 第4図はトレイを取り出し収納する機構を示す正面図で
ある。 第5図は同平面図である。 第6図は同背面図である。 第7図はトレイ駆動フック付近の構造を示す概略の平面
図である。 第8図はトレイ駆動フック付近の構造を示す概略の断面
図である。 第9図は装着検出手段を示す分解斜視図である。 第10図は装着検出手段を示す正面図である。 第11図は装着検出手段を示す平面図である。 第12図は取出板の配設状態を示す平面図である。 第13図はディスクマガジンの未装着状態での装着検出手
段を示す平面図である。 第14図はディスクマガジンのロック状態での装着検出手
段を示す平面図である。 第15図はディスクマガジンの不完全な装着状態での装着
検出手段を示す平面図である。 第16図はディスクマガジンの取り出し時での装着検出手
段を示す平面図である。 第17図ないし第22図は従来例を示すものである。 第17図はマガジンケースを示す斜視図である。 第18図はマガジンケースから取り出されたトレイとディ
スクとを示す斜視図である。 第19図はディスクマガジンの未装着状態での装着検出手
段を示す平面図である。 第20図はディスクマガジンのロック状態での装着検出手
段を示す平面図である。 第21図はディスクマガジンの不完全な装着状態での装着
検出手段を示す平面図である。 第22図はディスクマガジンの取り出し時での装着検出手
段を示す平面図である。 4はトレイ駆動フック(トレイ駆動部材)、14はロック
アーム、14dはロック部、15はスプリング、16はスイッ
チアーム(回動伝達部材)、16aは挿入穴(長穴)、17
は検出スイッチ(固定部材)、18はスプリング、31はデ
ィスクマガジン(ディスク収納手段)、32はマガジンケ
ース、32cはロック溝、33はディスク、34はトレイであ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個々にディスクを収容する複数のトレイが
    所定ピッチで、且つ出し入れ可能に並設されたディスク
    収納手段と、ディスク収納手段に設けられた凹部に回動
    端が係合することによりディスク収納手段を所定の収納
    位置にロックするロック手段と、このロック手段の凹部
    への係合に伴う回動動作によりディスク収納手段の所定
    の収納位置への装着状態を検出する装着検出手段と、ト
    レイを駆動するトレイ駆動部材とを備え、上記の装着検
    出手段によりディスク収納手段の不完全な装着状態を検
    出したときには、トレイ駆動部材の駆動を停止させるデ
    ィスク再生装置において、 上記装着検出手段は、ロック手段の回動動作を伝達する
    ための回動伝達部材と、装置内に固定され、この回動伝
    達部材の回動動作により、ディスク収納手段の装着状態
    を検出する検出スイッチとを備え、上記の回動伝達部材
    は、その略中央位置に形成されたロック手段の回動方向
    に沿う長穴にロック手段に形成された支軸が遊嵌状態に
    挿入されると共に、その一端側がディスク収納手段側へ
    と付勢されており、ロック手段のロック解除側への回動
    が伝達されると、上記の付勢端側を支点として回動して
    その回動端側に配された上記検出スイッチを作動させる
    一方、スイッチ作動後は、上記長穴と上記回動端との間
    が固定部材と当接し、該固定部材との当接部分を支点と
    して回動するように設けられていることを特徴とするデ
    ィスク再生装置。
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