JP2557731Y2 - ディスクプレーヤのトレイ検出装置 - Google Patents

ディスクプレーヤのトレイ検出装置

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JP2557731Y2
JP2557731Y2 JP1991113683U JP11368391U JP2557731Y2 JP 2557731 Y2 JP2557731 Y2 JP 2557731Y2 JP 1991113683 U JP1991113683 U JP 1991113683U JP 11368391 U JP11368391 U JP 11368391U JP 2557731 Y2 JP2557731 Y2 JP 2557731Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、脱着式のトレイを備え
るディスクプレーヤのトレイ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスクの挿入ストローク終端直
前から該ディスク挿入端面に当接して回動変位させるレ
バーによってスイッチをオン作動させ、ディスクの挿入
を検出する技術が実開昭62−73350号に開示され
ている
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍ら、前記従来
技術のように、レバーをディスクの挿入端面で押して回
動させると、ディスク挿入状態で外部からの振動、接触
等の外乱によりディスクが動いた時、レバーの押圧力が
弱まり、スイッチがオフになる等の誤動作を起こす問題
があった
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本考案は、脱着
式のトレイを備えるディスクプレーヤにおいて、トレイ
の挿入ストローク終端直前でトレイに当接して回動変位
するアクチュエータを備え、該アクチュエータはトレイ
検出スイッチのレバーを押すスイッチ押し部を持つと共
に、トレイが所定量排出されるまではスイッチ押圧状態
を保持する当り部を備え、多少トレイ(2)が動いても
トレイ検出スイッチ(48)の押圧状態(トレイ検出状
態)を確実に保持し得、スイッチ(48)が誤動作する
のを防止し得るようにしたものである
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1はトレー脱着式のディスクプレーヤ全体の平
面図であり、ディスク(1)を載せるトレイ(2)をプ
レーヤ本体()と別体に備え、トレイ(2)は略正方
形の平板状に形成している。
【0006】前記プレーヤ本体(3)のケース(4)に
は、トレイ(2)を収容するトレイホルダ(5)と、ホ
ルダ(5)を取付けるシャーシ(6)と、ディスク
(1)を回転させるターンテーブル(7)と、ディスク
(1)の記録情報を読取るピックアップ(8)と、ター
ンテーブル(7)及びピックアップ(8)を取付けるシ
ャーシ(9)などと共に、電動モータを含む各種駆動機
構並びに各種電気回路基板などが内蔵され、ディスク
(1)を載せたトレイ(2)がホルダ(5)に挿入され
ると、ホルダ(5)が下降してターンテーブル(7)上
にディスク(1)が支持されると共に、ホルダ(5)と
同期して下降するチャック板(10)に設けたチャック
によりターンテーブル(7)にディスク(1)がチャッ
キングされ、またオペレータにより再生操作されると、
ターンテーブル(7)が回転してディスク(1)が回転
すると共に、ピックアップ(8)がディスク(1)の直
径方向に移動し、ディスク(1)の記録情報を再生する
ように構成している。
【0007】なお、上記のディスクプレーヤは手動又は
ディスク自動交換装置によってトレイ(2)を脱着する
もので、トレイ(2)の前縁略中央には自動交換装置用
のノッチ(11)が形成されると共に、ホルダ(5)は
ディスク(1)の自動交換時間を短縮するために、2枚
のトレイ(2)を上下2段に収容できる構造となってい
る。
【0008】また、ディスク(1)は2枚のディスクを
張合せたもので、両面に情報が記録されており、そのデ
ィスク(1)に対応するために、ピックアップ(8)は
ディスク(1)の上面側及び下面側でディスク(1)の
直径方向に移動できる構造となっている。
【0009】図2はトレイ収容部の平面説明図、図3は
同正面説明図、図4は同側面説明図であり、ホルダ
(5)は前半部が断面コ形で後半部が断面L形の左右ガ
イドフレーム(12)を横フレーム(13)により略平
行に一体連結して形成すると共に、各ガイドフレーム
(12)の内面側にトレイ(2)の左右側縁を嵌合させ
るトレイガイド溝(14)を上下2段に形成する合成樹
脂製のトレイガイドレール(15)を設けている。
【0010】また、トレイ(2)と各ガイド溝(14)
間に余裕(隙間)を持たせるように、各ガイド溝(1
4)の高さ及び奥行きを設定すると共に、ガイドフレー
ム(12)の前端より突出させるガイドレール(15)
前端の入口部(16)をその後部より左右及び上下方向
に拡大形成し、入口部(16)におけるトレイ(2)と
各ガイド溝(14)間の余裕をそれより後側の余裕より
さらに大きくし、トレイ(2)の脱着を容易に行えるよ
うに構成している。
【0011】また、ホルダ(5)を前記ケース(4)に
固定するシャーシ(6)の左右側壁(6a)(6b)間
に設けると共に、シャーシ(6)の左右側壁(6a)
(6b)とホルダ(5)の左右側壁(5a)(5b)間
にカム板(17)を設け、ホルダ(5)の左右側壁(5
a)(5b)より外側に突出させる前後ガイドピン(1
8)を、カム板(17)に形成する前後傾斜ガイド孔
(19)を貫通させてシャーシ(6)の左右側壁(6
a)(6b)に形成する垂直ガイド孔(20)に挿入
し、カム板(17)の前後移動によりホルダ(5)を昇
降させるように構成している。
【0012】また、傾斜ガイド孔(19)の傾斜上端及
び傾斜下端に水平ガイド孔(21)(22)を連通接続
させ、ガイドピン(18)を上側の水平ガイド孔(2
1)内に位置させることにより、トレイ(2)をターン
テーブル(7)より高位置で支持する上昇位置にホルダ
(5)を支持させると共に、ガイドピン(18)を下側
の水平ガイド孔(22)内に位置させることにより、ト
レイ(2)をターンテーブル(7)より低位置で支持す
る下降位置にホルダ(5)を支持させるように構成して
いる。
【0013】また、前記チャックアーム(10)もホル
ダ(5)と同様に支持するもので、ホルダ(5)の左右
側壁(5a)(5b)とカム板(17)間に上方からチ
ャックアーム(10)の左右側壁(10a)(10b)
を垂下し、チャックアーム(10)の左右側壁(10
a)(10b)より外側に突出させる前後ガイドピン
(23)を、カム板(17)に形成する前後傾斜ガイド
孔(24)に挿入すると共に、前側のガイドピン(2
3)をカム板(17)の前傾斜ガイド孔(24)を貫通
させてシャーシ(6)の左右側壁(6a)(6b)に形
成する垂直ガイド孔(25)に挿入し、カム板(17)
の前後移動によりホルダ(5)と同期させてチャックア
ーム(10)を昇降させるように構成している。
【0014】また、傾斜ガイド孔(24)の傾斜上端及
び傾斜下端に水平ガイド孔(26)(27)を連通接続
させ、ガイドピン(23)を下側の水平ガイド孔(2
7)内に位置させることにより、ターンテーブル(7)
にディスク(1)をチャッキングする下降位置にチャッ
クアーム(10)を支持させると共に、ガイドピン(2
3)を上側の水平ガイド孔(26)内に位置させること
により、チャッキングを解除する上昇位置にチャックア
ーム(10)を支持させるように構成している。
【0015】また、カム板(17)の外側面より突出さ
せる前後ガイドピン(28)をシャーシ(6)の左右側
壁(6a)(6b)下部に形成する前後水平ガイド孔
(29)に挿入し、カム板(17)をシャーシ(6)の
左右側壁(6a)(6b)に前後移動自在に支持するも
ので、シャーシ(6)の底面(6c)にホルダ昇降用D
Cモータ(30)を固設すると共に、左側のカム板(1
7)の内面側にラックギヤ(31)を固設し、DCモー
タ(30)の回転軸に設けるギヤ(32)を複数のギヤ
及びカム及びクラッチなどから成る伝動機構(図示省
略)を介して連動連結し、左側のカム板(17)を前後
方向に移動させるように構成している。
【0016】また、シャーシ(6)の底面(6c)より
突出させる支軸(33)に中間部を回転自在に枢支させ
る操作アーム(34)を設け、左側のカム板(17)の
内側面より突出させる左アーム(35)に操作アーム
(34)の一端を長孔(36)及び係止ピン(37)を
介して連結すると共に、右側のカム板(17)の内側面
より突出させる右アーム(38)に操作アーム(34)
の他端を長孔(39)及び係止ピン(40)を介して連
結し、左右のカム板(17)間に操作アーム(34)を
傾斜状に張設させ、左側のカム板(17)の前後移動に
より操作アーム(34)を支軸(33)を中心に揺動さ
せることにより、右側のカム板(17)を左側のカム板
(17)と逆方向に移動させるように構成している。
【0017】なお、右側のカム板(17)の各傾斜ガイ
ド孔(19)(24)は左側のカム板(17)の各傾斜
ガイド孔(19)(24)と傾きが逆に形成されてい
る。
【0018】図5はホルダ(5)の左右ガタ止構造の説
明図であり、ホルダ(5)の左又は右側のガイドピン
(18)の先端外周面に、シャーシ(6)の左右側壁
(6a)(6b)の板厚(t1)と摺動に必要なギャッ
プ(G)(G1+G2)を足した間隙(T)(t1+
G)を持つ一対のフランジ(41a)(41b)を対向
状に形成するもので、前記フランジ(41a)(41
b)でシャーシ(6)の左又は右側壁(6a)(6b)
を挾み、フランジ(41a)(41b)間のガイドピン
(18a)を垂直ガイド孔(20)内で上下動させ、フ
ランジ(41a)(41b)の寸法管理のみでホルダ
(5)の左右ガタ止を行い、ホルダ(5)の動作を安定
させることができると共に、ホルダ(5)、シャーシ
(6)、カム板(17)など各部品の寸法管理を容易に
行うことができるように構成している。
【0019】また、フランジ(41a)(41b)はホ
ルダ(5)の左又は右側の前後ガイドピン(18)に択
一的に形成するもので、シャーシ(6)の左側壁(6
a)がホルダ(5)昇降の基準面となる場合には、フラ
ンジ(41a)(41b)をホルダ(5)の左側壁(5
a)の前後ガイドピン(18)に形成し、シャーシ
(6)の右側壁(6b)がホルダ(5)昇降の基準面と
なる場合には、フランジ(41a)(41b)をホルダ
(5)の右側壁(5a)の前後ガイドピン(18)に形
成するものである。
【0020】従って、上記フランジ(41a)(41
b)が無い場合には、シャーシ(6)の左右側壁(6
a)(6b)とカム板(17)との隙間並びにカム板
(17)とホルダ(5)の左右側壁(5a)(5b)と
の隙間をできるだけ少なくして、ホルダ(5)の左右ガ
タ止めを行う必要があり、このためシャーシ(6)、カ
ム板(17)、ホルダ(5)の寸法精度を上げないと、
ホルダ(5)の左右ガタが多くなったり、逆に動かなく
なる許りでなく、例え各部品の寸法精度を上げたとして
も、ホルダ(5)の左右ガタは各部品の摺動に必要なギ
ャップの累積で大きくなるが、上記フランジ(41a)
(41b)があるために、ホルダ(5)の左右ガタはフ
ランジ(41a)(41b)とシャーシ(6)の左又は
右側壁(6a)(6b)間のギャップ(G)分しか発生
しなくなっている。
【0021】図6はトレイ(2)の位置決め構造の平面
説明図、図7は同側面説明図であり、トレイ(2)の左
右側縁に凹部(42)を設け、図8の(b)に示す左右
の凹部(42)の切り欠き中心を結ぶ線(Y−Y′)が
トレイ(2)に載せたディスク(1)の中心(O)を通
過する左右対称位置に左右の凹部(42)を設けると共
に、ガイドレール(15)の各ガイド溝(14)内にト
レイ(2)を左右外側から挾持する円弧状の弾性体(4
3)を設け、図8の(a)に示すように凹部(42)の
切り欠き長さ(L)より大きな円弧直径に弾性体(4
3)を形成して、左右の弾性体(43)の円弧中心
(P)を結ぶ線(X−Y′)がトレイ(2)装着時に前
記の線(Y−Y′)に合致する左右対称位置左右の弾
性体(43)を設け、トレイ(2)装着時に凹部(4
2)に弾性体(43)を嵌合させ、凹部(42)の角隅
部(42a)(42a)に弾性体(43)を当接させ、
トレイ(2)の前後方向の位置決めを4点で行うように
構成している。
【0022】また、前記弾性体(43)は、ガイドレー
ル(15)中間部で各ガイド溝(14)の側壁にコ形の
切り溝(44)を形成し、切り溝(44)内の弾性片
(45)先端よりガイド溝(14)内に突出形成したも
ので、弾性体(43)がトレイ(2)の凹部(42)以
外の左右側縁に当接しているときは、弾性片(45)の
湾曲により弾性体(43)はガイド溝(14)内から外
側に退出し、トレイ(2)装着時に弾性片(45)の復
帰により弾性体(43)が凹部(42)に嵌合するよう
に構成している。
【0023】また、切り溝(44)を挟んで凹部(4
3)と反対側の、ガイドレール(15)中間部で各ガイ
ド溝(14)の側壁端部より各ガイド溝(14)内に突
出形成する左右位置決めリブ(46)を設け、トレイ
(2)の左右方向の位置決めを行うように構成してい
る。
【0024】従って、例えばトレイ(2)が下降したと
き、トレイ(2)に設けた位置決め孔に、シャーシ
(6)に設けたボスを嵌合させ、トレイ(2)の位置決
めを行う場合には、トレイ(2)とガイド溝(14)間
に余裕があるため、位置決め孔及びボスの精度並びにホ
ルダ(5)の昇降精度を上げないと嵌合しない場合があ
ると共に、例え嵌合したとしても位置決め孔がボスを摺
動するとき、スティックスリップが発生しトレイ(2)
がガタつき乍ら下降するなどの不具合があるが、トレイ
(2)を直接ホルダ(5)との間で位置決めするため
に、トレイ(2)とガイド溝(14)間に余裕があって
も確実にトレイ(2)を位置決めできる許りでなく、ト
レイ(2)とガイド溝(14)間の余裕をなくすことも
なく、トレイ(2)の脱着も従来通り容易に行えるよう
になっている。
【0025】また、ディスク(1)の中心に最も近い位
置でトレイ(2)の位置決めを行っているため、トレイ
(2)がガイド溝(14)との余裕により傾斜状になり
角度ズレが発生した場合においても、ディスク(1)の
中心(O)は位置ズレすることが殆んどなく、位置ズレ
しても位置決めされると所定の位置に戻すことができる
ものである。
【0026】図9はトレイ検出部の平面説明図、図10
はトレイ検出動作説明図であり、ホルダ(5)の左側の
ガイドフレーム(12)の後端にスイッチフレーム(4
7)を介して上段用トレイ検出スイッチ(48)及びこ
のスイッチ(48)のアクチュエータ(49)と下段用
トレイ検出スイッチ(50)及びこのスイッチ(50)
のアクチュエータ(51)を取付けている。
【0027】なお、上段用のスイッチ(48)及びアク
チュエータ(49)と下段用のスイッチ(50)及びア
クチュエータ(51)は上下が逆になってスイッチフレ
ーム(47)の断面冂形部(47a)の左右側壁に取付
けられているだけで、その構造及び動作は同じであるの
で、上段用のスイッチ(48)及びアクチュエータ(4
9)を説明して、下段用のスイッチ(51)及びアクチ
ュエータ(50)の説明を省略する。
【0028】スイッチ(48)は、スイッチフレーム
(47)の冂形部(47a)の右側面後部に取付けら
れ、そのスイッチ(48)の前部下面よりスイッチレバ
ー(48a)が突出されている。
【0029】アクチュエータ(49)は、中間部がスイ
ッチフレーム(47)の冂形部(47a)の右側面前部
に支軸(52)を介して回動自在に枢支され、そのアク
チュエータ(49)前部のアーム(53)先端にトレイ
(2)端面に当接させてトレイ(2)上面に乗上げさせ
る当り部(54)を形成し、当り部(54)はガイドフ
レーム(12)及びガイドレール(15)の終端を内側
に折曲げて形成したストッパー(55)にトレイ(2)
の挿入端が当接する直前でそのトレイ(2)に当接する
位置に設けられ、一方、前記アクチュエータ(49)の
後端面にスイッチ(48)のレバー(48a)を押すス
イッチ押し円弧部であるカム面(56)を形成し、カム
面(56)は支軸(52)を中心とする円周上でスイッ
チ(48)のレバー(48a)にラップする直径の円周
上に形成され、カム面(56)のどの位置にスイッチ
(48)のレバー(48a)が当接しても、そのレバー
(48a)を押すストロークが変化しないように形成さ
れている。
【0030】而して、図10の(a)に示す如く、トレ
イ(2)がアクチュエータ(49)に当接していないト
レイ非検出状態では、アクチュエータ(49)は、リタ
ーンバネ(57)とストッパー(58)により、カム面
(56)がスイッチ(48)のレバー(48a)上方に
位置する回動位置に支持されている。即ちスイッチ(4
8)のレバー(48a)がカム面(56)により押され
ておらず、スイッチ(48)がオフ状態にある。
【0031】そして、図10の(a)(b)(c)に示
す如く、トレイ(2)が挿入されると、その挿入ストロ
ーク終端直前でアクチュエータ(49)の当り部(5
4)がトレイ(2)上面に乗上げ、リターンバネ(5
7)に抗してアクチュエータ(49)全体がカム面(5
6)を下げる方向に回動変位し、カム面(56)でスイ
ッチ(48)のレバー(48a)を押し、スイッチ(4
8)をオン作動させるものである。
【0032】ところで、図10の(b)(c)に示す如
く、トレイ(2)とガイド溝(14)間に余裕があるた
め、図10の(b)に示す如く、ガイド溝(14)の底
面にトレイ(2)の下面が当接した適正な状態でトレイ
(2)が挿入された場合と、図10の(c)に示す如
く、ガイド溝(14)の底面からトレイ(2)が浮き上
った不適当な状態でトレイ(2)が挿入された場合と
で、アクチュエータ(49)の回動変位量が異なるが、
上記したようにスイッチ(48)のレバー(48a)を
押すアクチュエータ(49)のカム面(56)は、アク
チュエータ(49)の回動変位量に拘わらずスイッチ
(48)のレバー(48a)を一定のストロークで押す
ことができるから、トレイ(2)がホルダ(5)に適正
な状態又は不適正な状態で装着されても、一定のタイミ
ングでスイッチ(48)を適確にオン又はオフ作動させ
ることができるようになっている。
【0033】即ち、トレイ(2)で直接スイッチ(4
8)のレバー(48a)を押してトレイ検出を行う場合
には、トレイ(2)が適正な状態でホルダ(5)に装着
された場合と、トレイ(2)が不適正な状態でホルダ
(5)に装着された場合とで、スイッチ(48)の作動
タイミングが異なったり、作動しなかったりする許りで
なく、スイッチ(48)のレバー(48a)に復帰力が
掛っているために、トレイ(2)がガタつくと、一
ン作動したスイッチ(48)がオフ作動するようなこと
が発生すると共に、レバー(48a)の復帰力がトレイ
(2)を位置ズレさせる力として働くが、アクチュエー
タ(49)を経由させてスイッチ(48)を作動させる
ために、トレイ(2)の検出動作を安定させることがで
きると共に、アクチュエータ(49)の復帰力はトレイ
(2)を位置ズレさせる力として働かないから、トレイ
(2)の位置決めに悪影響を及ぼすのを防止できるので
ある。
【0034】また、図1、図2、図6においてトレイ
(2)は便宜上その外観のみを示しており、トレイ
(2)全体を図11に示す。
【0035】図11はトレイ(2)の平面図であり、前
記ノッチ(11)及び凹部(42)を形成した正方形の
鉄板のノッチ(11)及び凹部(42)以外の外側縁に
合成樹脂製の縁カバー(59)を嵌合したもので、金板
は軽量化のために余分な部分は全て打抜かれて多数の孔
が明けられており、その孔の他に中央部にはターンテー
ブル(7)を挿通させるための孔(60)が明けられる
と共に、挿入端縁(後縁)中間部より中央部付近までに
ピックアップ(8)用の台形状の凹部(61)を設けて
いる。
【0036】また、鉄板上面で前記孔(60)の外周に
合成樹脂製で前記縁カバー(59)上面と略同一高さに
なる上面を持つC形のリブ(62)を張付けると共に、
縁カバー(59)より鉄板上面に複数のリブ(63)を
一体形成し、ディスク(1)の下面中央部をリブ(6
2)で支持し、ディスク(1)の外周縁部を各リブ(6
3)で支持している。
【0037】また、ディスク(1)は、ディスク直径よ
り若干長い直径の同一円周上で各リブ(63)上面に突
出形成される壁(64)により位置決めされるものであ
る。
【0038】
【考案の効果】以上実施例から明らかなように本考案
は、脱着式のトレイ(2)を備えるディスクプレーヤに
おいて、トレイ(2)の挿入ストローク終端直前でトレ
イ(2)に当接して回動変位するアクチュエータ(4
9)を備え、該アクチュエータ(49)はトレイ検出ス
イッチ(48)のレバー(48a)を押すスイッチ押
(56)を持つと共に、トレイ(2)が所定量排出さ
れるまではスイッチ押圧状態を保持する当り部(54)
を備えたことにより、トレイ(2)挿入状態で外部から
の振動、接触等の外乱によりトレイ(2)が多少動いて
も、トレイ検出スイッチ(48)は誤動作することがな
く、トレイ(2)の挿入状態を適確に検出することがで
きる
【図面の簡単な説明】
【図1】トレイ脱着式のディスクプレーヤ全体の平面
図。
【図2】トレイ収容部の平面説明図。
【図3】トレイ収容部の正面説明図。
【図4】トレイ収容部の側面説明図。
【図5】ホルダの左右ガタ止め構造の説明図。
【図6】トレイの位置決め構造の平面説明図。
【図7】トレイの位置決め構造の側面説明図。
【図8】トレイの位置決め構造の部分拡大説明図。
【図9】トレイ検出部の平面説明図。
【図10】トレイ検出動作説明図。
【図11】トレイの平面図。
【符号の説明】
(1) ディスク (2) トレイ (3) プレーヤ本体 (5) トレイホルダ (7) ターンテーブル (8) ピックアップ (48)(50) トレイ検出スイッチ (49)(51) アクチュエータ(54) 当り部 (56) スイッチ押し円弧部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱着式のトレイを備えるディスクプレー
    ヤにおいて、トレイの挿入ストローク終端直前でトレイ
    に当接して回動変位するアクチュエータを備え、該アク
    チュエータはトレイ検出スイッチのレバーを押すスイッ
    チ押し部を持つと共に、トレイが所定量排出されるまで
    はスイッチ押圧状態を保持する当り部を備えたことを特
    徴とするディスクプレーヤのトレイ検出装置。
JP1991113683U 1991-12-27 1991-12-27 ディスクプレーヤのトレイ検出装置 Expired - Fee Related JP2557731Y2 (ja)

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