JP2616059B2 - 内接型ギヤポンプの内外ロータ研削方法 - Google Patents

内接型ギヤポンプの内外ロータ研削方法

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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、内接型ギヤポンプの内ロータおよび外ロー
タを同時に研削する方法に関する。
「従来の技術」 この種の内接型ギヤポンプは、第4図および第5図に
示すように、内周面に歯を有する円環状の外ロータ1内
に、同じ肉厚で外周面に歯を有する円板状の内ロータ2
を収納したもので、ロータ1,2の偏心相対回転により、
これらの間の空間3を移動させ、圧油等の吸入・吐出を
行なう。
ところで、ロータ1,2の製造において、これらの両面
を研削する場合、従来では外ロータ1と内ロータ2を別
々にGC砥石を使用した縦型研削盤にセットし、それぞれ
別個に研削を行なっていた。これは、外ロータ1に内ロ
ータ2を収めた状態で研削を行なうと、これらの間隙に
研削盤のGC砥石から発生する脱落砥粒が入り込み、内ロ
ータ2のがたつきにつれてその摺動面に傷をつけてしま
うからである。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、各ロータ1,2はプレス後焼結して得られる
ものであるから、プレス型の周面により成形される各ロ
ータ1,2の外周面および内周面に比して、プレス装置の
プランジャ端面で成形されるロータ1,2の両端面の精度
は低い。
したがって、この端面のいずれかを基準面として研削
する上記従来法では、研削後も内外ロータ1,2の端面が
軸線に対して若干の振れが生じることが避けられず、こ
の振れによりギヤポンプの内部で液漏れが生じ、その
分、ポンプ能力は低く抑えられる欠点があった。
「課題を解決するための手段」 以下、本発明に係わる内接型ギヤポンプの内外ロータ
研削方法を具体的に説明する。
第1図および第2図は、本発明の一例に使用される研
削装置を示す正面図および左側面図である。
図中符号10は両頭砥石で、この両頭砥石10は互いに同
軸かつ平行に対向配置された一対の定盤11を有してい
る。これら定盤11は回転軸線を水平にした状態で両面研
削盤にセットされ、互いに逆回転または正回転されると
ともに互いの間隔を適宜変更できる。
各定盤11の対向面には、それぞれ一定肉厚の砥粒層12
が形成されている。これら砥粒層12は、ダイヤモンドま
たはCBN等の超砥粒を金属結合剤とともに焼結したメタ
ルボンド砥粒層であり、超砥粒の粒度は#120〜400、望
ましくは#230〜320、超砥粒の含有量は25〜75vol%、
望ましくは25〜50vol%程度とされる。粒度が#400未満
では個々の超砥粒の保持力が小さく、超砥粒の脱落量が
増してロータ1,2に傷をつけるおそれがある。また#120
よりも大きいと所望の仕上げ面粗さが得られなくなる。
一方、集中度が25vol%未満では砥粒層12の表面での超
砥粒の分布密度が低下し、切れ味が低下するとともに、
75vol%より大だと結合剤が少なすぎて結合力が低下
し、砥粒の脱落や目詰まりが多くなる。
一方、符号13は定盤よりも大径な円板状をなすキャリ
アプレートであり、その肉厚は各ロータ1,2の研削後の
軸方向寸法よりも若干小さくされている。
このキャリアプレート13の外周部には、周方向等間隔
に円形孔14が形成されている。これら円形孔14の内周面
はキャリアプレート13の表面に対して高精度で垂直に形
成され、円形孔14の内径は、外ロータ1の外径より200
μm以上大きく、かつ外ロータ外径の1.04倍以下とさ
れ、より望ましくは外ロータ外径より400〜700μm大き
い値に設定される。内径が外ロータ外径より200μm以
上大きくないと外ロータ1の自動挿入が困難になり、ま
た1.04倍より大きいと円形孔14の内部で外ロータ1がが
たつき、位置決め精度が低下する。
研削を行なうにはまず、外ロータ1に内ロータ2を嵌
め入れた状態で、第3図に示すようにこれらロータ1,2
をキャリアプレート13の各円形孔14に1組づつ装入す
る。
そして、各定盤11を逆回転または正回転させ、研削液
を供給しつつこれら定盤11間にキャリアプレート13を回
転させながら通過させ、内ロータ2および外ロータ1を
同時に研削する。
上記構成からなる内接型ギヤポンプの内外ロータ研削
方法によれば、第3図に示すように、各外ロータ1の外
周面が自重でキャリアプレート13の円形孔14の内周面に
当接して位置決めされるとともに、内ロータ2の外周面
は外ロータ1の内周面に当接して位置決めされる。
これら周面は、ロータ1,2の両端面に比して遥かに高
精度で成形されているため、この方法によればロータ1,
2の軸線を両頭砥石10の各定盤11に対して極めて高い精
度で垂直に位置決めすることができ、両端面の傾きを正
確に研削でき、得られるロータ1,2の端面の振れ、厚さ
のばらつきを格段に低減し、厚さばらつきに起因する油
漏れを低減してポンプ性能を格段に高めることができ
る。
また、この方法では、超砥粒を使用したメタルボンド
両頭砥石10を用いているので、研削中に脱落砥粒が生じ
にくく、ロータ1,2の摺動面に傷を付けるおそれがな
い。
さらに、ロータ1,2の両端面を同時に研削するから、
これらを別々に研削していた従来法に比して生産性をほ
ぼ3倍に高めることができる。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明に係わる内接型ギヤポン
プの内外ロータ研削方法によれば、外ロータの外周面が
自重でキャリアプレートの円形孔の内周面に当接して位
置決めされ、同時に内ロータの外周面が外ロータの内周
面に当接して位置決めされる。これらの周面は、ロータ
の両端面に比して遥かに高精度で成形されているため、
この研削方法では、各ロータの軸線を両頭砥石に各定盤
に対し高精度で垂直に位置決めすることができ、得られ
るロータの端面の振れ、厚さのばらつきを格段に低減
し、厚さばらつきに起因する油漏れを低減してポンプ性
能の向上が図れる。
また、内外ロータの両端面を同時に研削するから、従
来の研削方向に比して3倍以上の生産性を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明に係わる内接型ギヤポン
プの内外ロータ研削方法の一例に使用される研削装置を
示す正面図および左側面図、第3図は同装置のキャリア
プレートへのロータ収納状態を示す縦断面図、第4図お
よび第5図は内接型ギヤポンプの内外ロータを示す平面
図および側面図である。 1……外ロータ、2……内ロータ、 10……両頭砥石、11……定盤、 12……砥粒層、13……キャリアプレート、 14……円形孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超砥粒を使用した両頭砥石の各定盤を回転
    軸線を水平にして配置し、これら定盤の間に、内周面が
    表面に対し垂直で外ロータよりも僅かに内径が大きい円
    形孔が周方向間隔を空けて外周部に形成された円板状の
    キャリアプレートを、前記両頭砥石の軸線から偏心させ
    て両頭砥石と平行に配置するとともに、前記各円形孔の
    それぞれには内接型ギヤポンプの外ロータに内ロータを
    入れた状態でこれらを収納し、前記円形孔の内周面によ
    って外ロータおよび内ロータの周面を位置決めした状態
    で、両頭砥石の定盤をそれぞれ回転させ前記キャリアプ
    レートを回転させることにより、外ロータおよび内ロー
    タの軸方向両端面を同時に研削することを特徴とする内
    接型ギヤポンプの内外ロータ研削方法。
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