JP2613884B2 - 袋詰サンドドレーン工法 - Google Patents
袋詰サンドドレーン工法Info
- Publication number
- JP2613884B2 JP2613884B2 JP62106880A JP10688087A JP2613884B2 JP 2613884 B2 JP2613884 B2 JP 2613884B2 JP 62106880 A JP62106880 A JP 62106880A JP 10688087 A JP10688087 A JP 10688087A JP 2613884 B2 JP2613884 B2 JP 2613884B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- sand
- ground
- bag
- hopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、軟弱地盤の地盤改良を目的とする袋詰サ
ンドドレーン工法に関するものである。
ンドドレーン工法に関するものである。
従来の袋詰サンドドレーン工法では、ケーシングパイ
プの挿入および引抜きに使用されるバイブロハンマーお
よび砂充填用ホッパーがリーダーに沿って上下させる構
成であるので、ケーシングパイプの挿入開始時および引
抜き終了時にはケーシングパイプ、およびホッパーの重
心が極端に高くなり、簡単に転倒する危険があった。
プの挿入および引抜きに使用されるバイブロハンマーお
よび砂充填用ホッパーがリーダーに沿って上下させる構
成であるので、ケーシングパイプの挿入開始時および引
抜き終了時にはケーシングパイプ、およびホッパーの重
心が極端に高くなり、簡単に転倒する危険があった。
このため、あまり長いケーシングパイプは使用でき
す、設置可能な砂杭の深さにも自ずと限界があった。や
むなく長いケーシングパイプを使用する場合にはローラ
本体を相当大型化する等してケーシングパイプの安定度
を高める必要があり、このため、工事費が嵩む等施工上
問題があった。
す、設置可能な砂杭の深さにも自ずと限界があった。や
むなく長いケーシングパイプを使用する場合にはローラ
本体を相当大型化する等してケーシングパイプの安定度
を高める必要があり、このため、工事費が嵩む等施工上
問題があった。
この発明は、このような前記従来の問題点を解消する
ため前記袋詰サンドジレーン工法を改良・発展させたも
ので相当長いケーシングパイプも使用でき、その結果と
してきわめて深い砂杭も安全にしかも安く設置すること
ができるパックドレーン工法を提供することを目的とす
る。
ため前記袋詰サンドジレーン工法を改良・発展させたも
ので相当長いケーシングパイプも使用でき、その結果と
してきわめて深い砂杭も安全にしかも安く設置すること
ができるパックドレーン工法を提供することを目的とす
る。
この発明に係る袋詰めサンドドレーン工法は、（ａ）
下端部に土の侵入を防止する底蓋が取り付けられ、か
つ、クローラ本体の内側地盤中に挿入される４本１組の
ケーシングパイプと、（ｂ）クローラ本体の内部に垂直
に立設されたリーダーの側面に摺動自在に係合され、か
つ、前記４本１組のケーシングパイプを同時に把持もし
くは解き放す４個１組のクランプが取り付けられたガイ
ド体と、（ｃ）このガイド体の上に設置され、前記ケー
シングパイプに振動を与えるバイブロハンマーと、
（ｄ）前記リーダーの上端部より垂設さたワイヤーを介
して前記バイブロハンマーを吊るウィンチと、（ｅ）前
記リーダーの地上近くに、水平方向に旋回可能に、か
つ、前記リーダーの地上近くを一定範囲昇降可能に取り
付けられ、前記ケーシングパイプ内の袋に砂を詰めるホ
ッパーとを備えた装置により、前記ケーシングパイプ内
の袋に砂を詰めるには、前記ホッパーを前記４本１組の
ケーシングパイプ及び袋の上部に位置させて行い、前記
４本１組のケーシングパイプの挿入及び引き抜きは、前
記ホッパーを前記４本１組のケーシングパイプ及び袋上
部の反対側位置まで旋回させた後、地上近くにおいて前
記４本１組のケーシングパイプを前記ガイド体の４個１
組のクランプによって把持し、このガイド体に前記バイ
ブロハンマーで振動を与えつつ、前記ウィンチによって
行うことを特徴とする。
下端部に土の侵入を防止する底蓋が取り付けられ、か
つ、クローラ本体の内側地盤中に挿入される４本１組の
ケーシングパイプと、（ｂ）クローラ本体の内部に垂直
に立設されたリーダーの側面に摺動自在に係合され、か
つ、前記４本１組のケーシングパイプを同時に把持もし
くは解き放す４個１組のクランプが取り付けられたガイ
ド体と、（ｃ）このガイド体の上に設置され、前記ケー
シングパイプに振動を与えるバイブロハンマーと、
（ｄ）前記リーダーの上端部より垂設さたワイヤーを介
して前記バイブロハンマーを吊るウィンチと、（ｅ）前
記リーダーの地上近くに、水平方向に旋回可能に、か
つ、前記リーダーの地上近くを一定範囲昇降可能に取り
付けられ、前記ケーシングパイプ内の袋に砂を詰めるホ
ッパーとを備えた装置により、前記ケーシングパイプ内
の袋に砂を詰めるには、前記ホッパーを前記４本１組の
ケーシングパイプ及び袋の上部に位置させて行い、前記
４本１組のケーシングパイプの挿入及び引き抜きは、前
記ホッパーを前記４本１組のケーシングパイプ及び袋上
部の反対側位置まで旋回させた後、地上近くにおいて前
記４本１組のケーシングパイプを前記ガイド体の４個１
組のクランプによって把持し、このガイド体に前記バイ
ブロハンマーで振動を与えつつ、前記ウィンチによって
行うことを特徴とする。
以下、この発明を図示する一実施例によって説明す
る。
る。
最初に、この発明に係る袋詰サンドドレーン工法にお
いて使用する装置について説明する。
いて使用する装置について説明する。
この装置１にはガイド体２と４本のケーシングパイプ
３とバイブロハンマー４とホッパー５が取付けられてい
る。
３とバイブロハンマー４とホッパー５が取付けられてい
る。
ガイド体２は、平面上、四角形状を有し、その各コー
ナ部にケーシングパイプ3,3を通すためのガイド孔6,6が
ケーシングパイプ３より一回り大きく形成されている。
ナ部にケーシングパイプ3,3を通すためのガイド孔6,6が
ケーシングパイプ３より一回り大きく形成されている。
各ガイド孔６の内側部には、半円形状をしたクランプ
７と８がそれぞれ取付けられている。クランプ７はガイ
ド孔６の内側に完全に固定され、クランプ８はシリンダ
ー９の働きによってガイド孔６の半径方向に自由に移動
できる構成になっている。（第６図参照）。
７と８がそれぞれ取付けられている。クランプ７はガイ
ド孔６の内側に完全に固定され、クランプ８はシリンダ
ー９の働きによってガイド孔６の半径方向に自由に移動
できる構成になっている。（第６図参照）。
かかる構成により、クランプ７と８はガイド孔６内の
４本のケーシングパイプ３を同時に強固に把持したり、
開放したりすることを自由に行うことができる。また、
ガイド体２の一側部にはガイドローラ10が取付けられて
いる。
４本のケーシングパイプ３を同時に強固に把持したり、
開放したりすることを自由に行うことができる。また、
ガイド体２の一側部にはガイドローラ10が取付けられて
いる。
このように構成されたガイド体２は、リーダー12の下
端部近くに取付けられている。そして、ガイド体２はガ
イドローラ10がリーダー12の側面部11を滑走することに
より自由に昇降できる構成になっている。なお、ガイド
体２を上下複数段に設置すれば、ケーシングパイプ3,3
をより安定した状態に支持することができる。（第４図
参照）。
端部近くに取付けられている。そして、ガイド体２はガ
イドローラ10がリーダー12の側面部11を滑走することに
より自由に昇降できる構成になっている。なお、ガイド
体２を上下複数段に設置すれば、ケーシングパイプ3,3
をより安定した状態に支持することができる。（第４図
参照）。
ケーシングパイプ３は地盤中に挿入されるもので、こ
れに充分耐え得る鋼管より形成されている。各ケーシン
グパイプ３の下端部と上端部には下蓋13と上蓋14が開閉
自在に取付けられている。そして、ケーシングパイプ３
はガイド体２のガイド孔６に通した状態で、リーダー12
に沿って鉛直に建付けられている。
れに充分耐え得る鋼管より形成されている。各ケーシン
グパイプ３の下端部と上端部には下蓋13と上蓋14が開閉
自在に取付けられている。そして、ケーシングパイプ３
はガイド体２のガイド孔６に通した状態で、リーダー12
に沿って鉛直に建付けられている。
バイブロハンマー４はガイド体２の上に取付けられ、
ケーシングパイプ3,3を地盤中に挿入したり、引抜いた
りする目的で使用されるものである。
ケーシングパイプ3,3を地盤中に挿入したり、引抜いた
りする目的で使用されるものである。
また、バイブロハンマー４は、ガイド体２とともにワ
イヤー15によってリーダー12の上端部に吊下げられてい
る。ワイヤー15の基端部は、クローラ本体16の上のドラ
ム17に巻付けられている。そして、ワイヤー15を巻きこ
んだり解いたりすることによってバイブロハンマー４の
ガイド体２とともに自由に昇降できる構成になってい
る。
イヤー15によってリーダー12の上端部に吊下げられてい
る。ワイヤー15の基端部は、クローラ本体16の上のドラ
ム17に巻付けられている。そして、ワイヤー15を巻きこ
んだり解いたりすることによってバイブロハンマー４の
ガイド体２とともに自由に昇降できる構成になってい
る。
ホッパー５は、ケーシングパイプ3,3内に吊下げられ
た袋内に砂を充填する目的で使用されるものである。
た袋内に砂を充填する目的で使用されるものである。
このホッパー５はリーダー12の下端部近くにリーダー
12を中心に旋回し、かつ、リーダー12に沿って一定高さ
昇降できるように取付けられている。
12を中心に旋回し、かつ、リーダー12に沿って一定高さ
昇降できるように取付けられている。
なお、設置しようとする砂杭がきわめて深いために砂
の使用量がきわめて多い場合には小型のホッパー5,5を
２個使用することによって砂投入時のホッパー５の重量
を軽くする場合もある（第５図参照）。また、ホッパー
５の底部には複数個の砂投入口18,18が形成されてい
る。
の使用量がきわめて多い場合には小型のホッパー5,5を
２個使用することによって砂投入時のホッパー５の重量
を軽くする場合もある（第５図参照）。また、ホッパー
５の底部には複数個の砂投入口18,18が形成されてい
る。
砂投入口18,18は、ホッパー５がガイド体２の真上に
あるとき、ケーシングパイプ3,3と上下に重なる位置に
形成されている。また、砂投入口18,18には開閉自在な
弁（図省略）が取付けられている。
あるとき、ケーシングパイプ3,3と上下に重なる位置に
形成されている。また、砂投入口18,18には開閉自在な
弁（図省略）が取付けられている。
リーダー12、バイブロハンマー４、ガイド体２、ホッ
パー５などは何れも平面的に見てクローラ本体16の内部
に位置するように配置され装置１の安定が図られてい
る。
パー５などは何れも平面的に見てクローラ本体16の内部
に位置するように配置され装置１の安定が図られてい
る。
このような構成の装置により、この発明に係る袋詰サ
ンドドレーン工法を施工する方法を順を追って説明す
る。
ンドドレーン工法を施工する方法を順を追って説明す
る。
まず、設置しようとする砂杭の径および設置深さに
応じて所定径、所定長さの４本のケーシングパイプ3,3
をガイド体２のガイド孔6,6の中にリーダー12に沿って
鉛直に建付けるとともにクランプ７と８とで、ケーシン
グパイプ3,3を強固に把持する（第８図参照）。ケーシ
ングパイプ３の上下両端部の下蓋13および上蓋14はあら
かじめ閉めておく。
応じて所定径、所定長さの４本のケーシングパイプ3,3
をガイド体２のガイド孔6,6の中にリーダー12に沿って
鉛直に建付けるとともにクランプ７と８とで、ケーシン
グパイプ3,3を強固に把持する（第８図参照）。ケーシ
ングパイプ３の上下両端部の下蓋13および上蓋14はあら
かじめ閉めておく。
その際ホッパー５はケーシングパイプ３の設置位置と
反対側に旋回して位置している。
反対側に旋回して位置している。
続いて、バイブロハンマー４を作動するとともにワ
イヤー15を徐々に緩めることによりケーシングパイプ3,
3を地盤中に挿入する（第９図参照）。
イヤー15を徐々に緩めることによりケーシングパイプ3,
3を地盤中に挿入する（第９図参照）。
ケーシングパイプ3,3を一定長さ挿入できたら、バイ
ブロハンマー４を一時停止するとともに、ワイヤー15を
緊張させる。
ブロハンマー４を一時停止するとともに、ワイヤー15を
緊張させる。
続いて、クランプ８を一時緩めることによりクラン
プ７と８によるケーシングパイプ３の把持を解く。
プ７と８によるケーシングパイプ３の把持を解く。
続いて、ドラム17を作動してワイヤー15を巻き上げ
ることにより、ガイド体２のみを最初の位置まで引き上
げる（第10図参照）。
ることにより、ガイド体２のみを最初の位置まで引き上
げる（第10図参照）。
続いて、再び、ケーシングパイプ3,3をクランプ７
と８とで強固に把持する。
と８とで強固に把持する。
続いて、バイブロハンマー４を作動するとともにワ
イヤー15を徐々に緩めることによりケーシングパイプ3,
3をさらに深く地盤中に挿入する。
イヤー15を徐々に緩めることによりケーシングパイプ3,
3をさらに深く地盤中に挿入する。
以下、〜の作業を繰り返しおこなうことによって
ケーシングパイプ3,3のほぼ全長を地盤中に挿入する。
ケーシングパイプ3,3のほぼ全長を地盤中に挿入する。
続いて、各ケーシングパイプ3,3の上蓋14,14を開
け、透水性の袋19,19を吊り込む（第11図参照）。袋19,
19の下端部は、ケーシングパイプ3,3の底に完全に到達
させる。
け、透水性の袋19,19を吊り込む（第11図参照）。袋19,
19の下端部は、ケーシングパイプ3,3の底に完全に到達
させる。
続いて、ホッパー５をリーダー12の回りを旋回さ
せ、ガイド体２の真上に重ねるとともにホッパー５の砂
投入口18,18とケーシングパイプ3,3とを一致させる。砂
投入口18,18の弁はあらかじめ閉めておく。
せ、ガイド体２の真上に重ねるとともにホッパー５の砂
投入口18,18とケーシングパイプ3,3とを一致させる。砂
投入口18,18の弁はあらかじめ閉めておく。
続いて、ホッパー５の中に砂を入れる（第12図参
照）。
照）。
続いて、砂投入口18,18の弁を開け、ケーシングパ
イプ3,3内の袋19,19の中に砂をケーシングパイプ3,3の
全長に渡って充填する。砂の充填が終了したらホッパー
５はもとの位置にもどす。
イプ3,3内の袋19,19の中に砂をケーシングパイプ3,3の
全長に渡って充填する。砂の充填が終了したらホッパー
５はもとの位置にもどす。
続いて、クランプ７と８とで各ケーシングパイプ3,
3を強固に把持する。
3を強固に把持する。
続いて、各ケーシングパイプ3,3の下蓋14,14を開
け、かつバイブロハンマー４を作動するとともにワイヤ
ー15を徐々に巻き上げることにより、ケーシングパイプ
3,3のみを徐々に引き抜く（第13図参照）。
け、かつバイブロハンマー４を作動するとともにワイヤ
ー15を徐々に巻き上げることにより、ケーシングパイプ
3,3のみを徐々に引き抜く（第13図参照）。
ケーシングパイプ3,3を一定長さ引き抜いたら、バイ
ブロハンマー４およびワイヤー15の巻き上げを一時停止
する。
ブロハンマー４およびワイヤー15の巻き上げを一時停止
する。
続いて、クランプ８を一時緩めることによりクラン
プ７と８によるケーシングパイプ３の把持を一時解く。
プ７と８によるケーシングパイプ３の把持を一時解く。
続いて、ドラム17を作動してワイヤー15を緩め、ガ
イド体２のみを最初の位置までおろす。
イド体２のみを最初の位置までおろす。
続いて再び、ケーシングパイプ3,3をクランプ7,8と
で強固に把持する。
で強固に把持する。
続いて、ホッパー５を袋19またはケーシング３の上
部位置を避けるように旋回し、バイブロハンマー４を作
動するとともにワイヤー15を巻き上げることによってケ
ーシングパイプ3,3をさらに引き抜く。
部位置を避けるように旋回し、バイブロハンマー４を作
動するとともにワイヤー15を巻き上げることによってケ
ーシングパイプ3,3をさらに引き抜く。
以上、〜の作業を繰り返し行うことにより、４本
のケーシングパイプ3,3全体を地盤中から完全に引き抜
く。
のケーシングパイプ3,3全体を地盤中から完全に引き抜
く。
かかる施工方法により、地盤中にはケーシングパイプ
３の内径と同じ径を有し、かつケーシングパイプ３の長
さと同じ長さの砂杭が設置できる（第15図参照）。
３の内径と同じ径を有し、かつケーシングパイプ３の長
さと同じ長さの砂杭が設置できる（第15図参照）。
この発明は、以上の構成からなるので、以下の効果を
有する。
有する。
ホッパーはリーダーの地上近くにおいてリーダーを
中心に水平方向に旋回し、かつ、リーダーに沿って一定
量昇降自在としてあり、袋に砂を詰める際には、ホッパ
ーをケーシングパイプおよび袋上部に位置させ、また、
ケーシングパイプの挿入および引抜きはホッパーをケー
シングパイプ及び袋上部位置より反対側位置まで旋回さ
せた後、ガイド体のクランプによってでケーシングパイ
プを把持し、ガイド体の上に設置されたバイブロハンマ
ーで振動を与えながらウィンチによって行い、この場
合、バイブロハンマーはウィンチによるワイヤーの巻き
上げや弛めにより昇降し、ホッパーの旋回には連動して
いない。また、バイブロハンマーによるケーシングパイ
プの挿入及び引き抜きは、ガイド体のクランプによって
ケーシングパイプを把持して行い、バイブロハンマーを
昇降させるときは、パイプの把持を解いて行うというき
わめて単純な作動形態で行うので、きわめて単純な構造
でケーシングパイプの挿入及び引き抜きを容易にかつ確
実に行える効果がある。
中心に水平方向に旋回し、かつ、リーダーに沿って一定
量昇降自在としてあり、袋に砂を詰める際には、ホッパ
ーをケーシングパイプおよび袋上部に位置させ、また、
ケーシングパイプの挿入および引抜きはホッパーをケー
シングパイプ及び袋上部位置より反対側位置まで旋回さ
せた後、ガイド体のクランプによってでケーシングパイ
プを把持し、ガイド体の上に設置されたバイブロハンマ
ーで振動を与えながらウィンチによって行い、この場
合、バイブロハンマーはウィンチによるワイヤーの巻き
上げや弛めにより昇降し、ホッパーの旋回には連動して
いない。また、バイブロハンマーによるケーシングパイ
プの挿入及び引き抜きは、ガイド体のクランプによって
ケーシングパイプを把持して行い、バイブロハンマーを
昇降させるときは、パイプの把持を解いて行うというき
わめて単純な作動形態で行うので、きわめて単純な構造
でケーシングパイプの挿入及び引き抜きを容易にかつ確
実に行える効果がある。
しかも、ケーシングパイプの挿入および引抜き、ケ
ーシングパイプ内への袋の挿入及び袋への砂の詰め込み
は、全て地上近くにおいて行うので、ケーシングパイプ
の重心を著しく低くすることができる効果がある。
ーシングパイプ内への袋の挿入及び袋への砂の詰め込み
は、全て地上近くにおいて行うので、ケーシングパイプ
の重心を著しく低くすることができる効果がある。
このため、作業の安全性が図れると共に、相当長いケ
ーシングパイプを使用してもケーシングパイプが施工中
および移動中に転倒する恐れがなく相当深い砂杭もきわ
めて安全に、しかも、容易に設置できる効果がある。
ーシングパイプを使用してもケーシングパイプが施工中
および移動中に転倒する恐れがなく相当深い砂杭もきわ
めて安全に、しかも、容易に設置できる効果がある。
また、ケーシングパイプの安定度を高める目的で、
クローラ本体を大型化する等といった余計な配慮が不要
なため、使用機械の小型化による施工能率の向上、施工
費の低減化が図れる。
クローラ本体を大型化する等といった余計な配慮が不要
なため、使用機械の小型化による施工能率の向上、施工
費の低減化が図れる。
第１図〜第15図は、この発明の一実施例を示したもの
で、第１図はパックドレーン装置の正面図、第２図は第
１図におけるＡ部拡大正面図、第３図は第２図における
Ｉ−Ｉ線断面図、第４図は第１図におけるＡ部拡大正面
図、第５図は第２図におけるＩ−Ｉ線断面図、第６図
（ａ）は第２図におけるＢ部拡大平面図、第６図（ｂ）
はその断面図、第７図はケーシングパイプの正面図、第
８図〜第15図は施工方法を示す順序図である。 １……パックドレーン装置、２……ガイド体、３……ケ
ーシングパイプ、４……バイブロハンマー、５……ホッ
パー、６……ガイド孔、7,8……クランプ、９……シリ
ンダー、10……ガイドローラ、11……リーダー側面部、
12……リーダー、13……下蓋、14……上蓋、15……ワイ
ヤー、16……クローラ本体、17……ドラム、18……砂投
入口、19……袋。
で、第１図はパックドレーン装置の正面図、第２図は第
１図におけるＡ部拡大正面図、第３図は第２図における
Ｉ−Ｉ線断面図、第４図は第１図におけるＡ部拡大正面
図、第５図は第２図におけるＩ−Ｉ線断面図、第６図
（ａ）は第２図におけるＢ部拡大平面図、第６図（ｂ）
はその断面図、第７図はケーシングパイプの正面図、第
８図〜第15図は施工方法を示す順序図である。 １……パックドレーン装置、２……ガイド体、３……ケ
ーシングパイプ、４……バイブロハンマー、５……ホッ
パー、６……ガイド孔、7,8……クランプ、９……シリ
ンダー、10……ガイドローラ、11……リーダー側面部、
12……リーダー、13……下蓋、14……上蓋、15……ワイ
ヤー、16……クローラ本体、17……ドラム、18……砂投
入口、19……袋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−58106（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−156622（ＪＰ，Ａ) 実開 昭55−59738（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−44899（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】地盤中にケーシングパイプを所定深さまで
挿入し、このケーシングパイプの中に袋を吊り下げ、こ
の袋の中に砂を詰めた後、前記袋を地盤中に残したまま
前記ケーシングパイプを引き抜いて地盤中に砂杭を設置
する袋詰サンドドレーン工法において、（ａ）下端部に
土の侵入を防止する底蓋が取り付けられ、かつ、クロー
ラ本体の内側地盤中に挿入される４本１組のケーシング
パイプと、（ｂ）クローラ本体の内部に垂直に立設され
たリーダーの側面に摺動自在に係合され、かつ、前記４
本１組のケーシングパイプを同時に把持もしくは解き放
す４個１組のクランプが取り付けられたガイド体と、
（ｃ）このガイド体の上に設置され、前記ケーシングパ
イプに振動を与えるバイブロハンマーと、（ｄ）前記リ
ーダーの上端部より垂設されたワイヤーを介して前記バ
イブロハンマーを吊るウィンチと、（ｅ）前記リーダー
の地上近くに、水平方向に旋回可能に、かつ、前記リー
ダーの地上近くを一定範囲昇降可能に取り付けられ、前
記ケーシングパイプ内の袋に砂を詰めるホッパーとを備
えた装置により、前記ケーシングパイプ内の袋に砂を詰
めるには、前記ホッパーを前記４本１組のケーシングパ
イプ及び袋の上部に位置させて行い、前記４本１組のケ
ーシングパイプの挿入及び引き抜きは、前記ホッパーを
前記４本１組のケーシングパイプ及び袋上部の反対側位
置まで旋回させた後、地上近くにおいて前記４本１組の
ケーシングパイプを前記ガイド体の４個１組のクランプ
によって把持し、このガイド体に前記バイブロハンマー
で振動を与えつつ、前記ウィンチによって行うことを特
徴とする袋詰サンドドレーン工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62106880A JP2613884B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 袋詰サンドドレーン工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62106880A JP2613884B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 袋詰サンドドレーン工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63272813A JPS63272813A (ja) | 1988-11-10 |
| JP2613884B2 true JP2613884B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=14444821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62106880A Expired - Fee Related JP2613884B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 袋詰サンドドレーン工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2613884B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5311777B2 (ja) * | 1973-10-15 | 1978-04-24 | ||
| JPS5358106A (en) * | 1976-11-08 | 1978-05-25 | Toyoda Kikai Kogyo Kk | Apparatus for forming sand pile |
| JPS5559738U (ja) * | 1978-10-16 | 1980-04-23 | ||
| JPS5615242Y2 (ja) * | 1979-10-04 | 1981-04-09 | ||
| JPS58156622A (ja) * | 1982-03-15 | 1983-09-17 | Daito Juki Koji Kk | 基礎杭插入装置 |
-
1987
- 1987-04-30 JP JP62106880A patent/JP2613884B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63272813A (ja) | 1988-11-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7381010B2 (en) | System and method for removal of buried objects | |
| JP2613884B2 (ja) | 袋詰サンドドレーン工法 | |
| JP2876293B2 (ja) | 砂質土供給用ホッパー装置 | |
| JP3741676B2 (ja) | 円柱体容器のドラム缶への収容方法 | |
| JPH0771024A (ja) | パックドレーン装置 | |
| JPS6070216A (ja) | 水底地盤被覆砂杭施工法と施工装置 | |
| JPS6052253B2 (ja) | サンドドレ−ン装置 | |
| JPS5835704Y2 (ja) | 袋詰砂杭造成用のケ−シング | |
| JPH0517958A (ja) | 鋼管杭の施工方法 | |
| JPS5851090B2 (ja) | 杭打抜機 | |
| JP2775144B2 (ja) | パックドレ−ン用砂質土及びパックドレーン工法 | |
| JP2002146782A (ja) | 余盛りコンクリートの除去方法および除去装置 | |
| JPS5934604Y2 (ja) | 砂杭用網袋への砂供給装置 | |
| JPS6315449Y2 (ja) | ||
| JPS607393Y2 (ja) | 水中袋詰砂杭打設装置 | |
| JPS5916052B2 (ja) | スライム処理方法ならびに装置 | |
| JP7148353B2 (ja) | 角落しおよび角落し保管方法 | |
| JPH06228950A (ja) | 余盛コンクリートの除去装置 | |
| JP3608151B2 (ja) | 水底地盤サンドドレーン杭造成工法 | |
| JPH0322483B2 (ja) | ||
| JP3641799B2 (ja) | 鋼管杭回転埋設装置 | |
| KR20230097452A (ko) | 기사용된 강관파일 재생방법 | |
| JPS61146918A (ja) | 場所打杭工法 | |
| JPS5939566B2 (ja) | サンドドレ−ン工法における砂投入方法 | |
| JPH04174130A (ja) | 自動切梁設置方法とその装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |