JP2613033B2 - フイルム給送装置を有するカメラ - Google Patents

フイルム給送装置を有するカメラ

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JP2613033B2
JP2613033B2 JP61099364A JP9936486A JP2613033B2 JP 2613033 B2 JP2613033 B2 JP 2613033B2 JP 61099364 A JP61099364 A JP 61099364A JP 9936486 A JP9936486 A JP 9936486A JP 2613033 B2 JP2613033 B2 JP 2613033B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、モータによりフイルム巻上げを行うカメラ
において、フイルム1駒分を正確に給送するためのフイ
ルム給送装置に関するものである。
<従来の技術> モータによりフイルム巻上げを行うカメラにおいて
は、電源条件、フイルム負荷条件などの変動によりフイ
ルム給送量が一定にならず、フイルムの画面間隔がばら
つく欠点があつた。
そこで、1種類のデユーテイ比のデユーテイ駆動を用
いたフイルム制御の、フイルム給送速度とフイルム移動
量の関係を第5図を用いて説明すると、まず線aはモー
タに通電すると、給送速度が立上つて移動量X1において
一定速度Vaに達し定常回転する。その後移動量XDからモ
ータをデユーテイ駆動して減速し、移動量XSで速度VC
なり、この時点でモータの駆動を停止させると、モータ
がオーバーランし、移動量Xaにて停止する。
一方、線bは線aに比べ、電池が消耗するかあるいは
フイルム負荷が重い場合で、定常時の速度Vbやデユーテ
イ駆動後の速度Vdがaの場合と異なる。したがつてオー
バーラン量もaとは異なり、aとは異なるフイルム移動
量Xbにて停止する。
このため、モータの制御手段として、 (A) フイルムの給送速度をパルスにより検出し、こ
の給送速度によりマイクロコンピユータでフイルムのオ
ーバーラン量を計算し、モータの停止位置を制御するよ
うにした装置(例えば特開昭58−24123号、特開昭58−2
4124号、特開昭58−24125号各公報)、 (B) 一定幅のパルスをモータの回転速度に応じた周
期で発生させ、モータが急速回転している時は、モータ
への通電電流のデユーテイ比が小さく、またモータが低
速回転している時はモータへの通電電流のデユーテイ比
が大きくなるように、モータの回転がフイードバツク制
御されるよう構成した装置(例えば特開昭60−123828号
公報)、 が提案されている。
<発明が解決しようとする問題点> ところで、前述の(A)手段の場合は、フイルムオー
バーラン量のバラつきが大きく、オーバーラン量が多い
時にはフイルムを所定量給送する前からモータを停止さ
せる必要があり、モータ停止後にフイルム負荷が増大し
た場合にはフイルムを所定量給送する前にフイルムが停
止し、フイルムを所定量給送できない欠点があつた。
また、前述の(B)手段の場合は、フイルム1駒給送
する間に非常に多くのパルスを発生させる必要があり、
構造が複雑になつてしまうことや、フイルムの1駒目と
例えば20駒目とでオーバーラン量が大きく異なつてしま
う欠点があつた。
本発明は、前述従来例の欠点を除去し、電源条件及び
フイルム負荷などの影響を受けないとともにフイルムの
初駒巻上時と最終段階の巻上時とでオーバーラン量を同
じにして常にフイルム1駒分を正確に給送できるフイル
ム給送装置を有するカメラを提供することを目的とす
る。
<問題点を解決するための手段> 前述の目的を達成するために、本発明はフイルムの1
駒給送をフル通電で行う第1の区間と、その後に制動を
与えるためのデューテイ駆動を行う第2の区間に分け、
フイルム巻上げモータの回転速度を制御するフイルム給
送装置を有するカメラにおいて、前記第1の区間でのフ
イルム自体の一定移動量を給送する時間によりフイルム
給送速度を求める検出手段と、該検出手段にて求められ
た前記第1の区間でのフイルム給送速度に応じて前記第
2の区間でのデューテイ駆動のデューテイ比を決定する
ことにより、該第2の区間の終期でのフイルム給送速度
をほぼ一定とする制御手段とを設けたものである。
<作用> 作用を後記する実施例に即して説明する。
モータ2にフル通電すると、第2図に示すように第1
の区間でのXDまではフイルム給送速度が立上り、aの場
合は移動量X1において一定速度Vaに達し、また、bの場
合(aよりフイルム負荷が重い場合など)は移動量X2
おいて一定速度Vbに達し、それぞれ定常回転する。その
後、ともに第2の区間としての移動量XDから移動量XS
での間はモータをデユーテイ駆動して減速するが、その
デユーテイ駆動区間XD〜XSでフイルム給送速度がaの場
合はVaからVeに、bの場合はVbからVeに、それぞれ減速
する。この区間では、aの方がbより減速の度合が大き
くなつている。
そこで、減速の度合を変化させるためにデユーテイの
通電の割合を変化させ、aのように定常時の給送速度が
速く減速の度合を大きくする時にはデユーテイの通電の
割合を小さく、bのように定常時の給送速度が遅く減速
の度合を小さくする時にはデユーテイの通電の割合を大
きくする。
また、定常時のフイルム給送速度は制御手段を用いて
フイルムが一定量XD移動するのに費やす時間T1により求
められるので、その時間T1に応じた通電の割合、すなわ
ち時間T1が短い時には通電の割合が小さく、時間T1が長
い時には通電の割合が大きい、デユーテイ駆動を制御手
段によつて行い、定常時のフイルム給送速度にかかわら
ず減速区間XD〜XSの終期で、一定の給送速度Veに減速す
ることによりフイルムのオーバーラン量を一定にするこ
とができ、フイルムの停止位置すなわちフイルム移動量
Xeになる位置を一定にできる。
<実施例> 以下、本発明の実施例による一眼レフカメラを第1図
ないし第4図に基づいて説明する。
第1図はフイルム巻上げ伝達系で、フイルムを巻取る
スプール1内に巻上げモータ2が配置され、該モータ2
の出力軸にはピニオンギヤ3が固着され、該ピニオンギ
ヤ3は2段ギヤ4の大ギヤ4aと噛合い、該2段ギヤ4の
小ギヤ4bは2段ギヤ5の大ギヤ5aと噛合い、該2段ギヤ
5の小ギヤ5bは2段ギヤ6の大ギヤ6aと噛合つている。
該2段ギヤ6はその中心軸に遊星レバー7が軸受7aによ
つて回転可能に軸支され、その小ギヤ6bと該軸受7aとの
間に圧縮ばね8が介装されて該軸受7aと該大ギヤ6aとを
摩擦接触させ、この摩擦接触により該2段ギヤ6の回転
方向に応じて遊星レバー7は追従回動することになる。
該遊星レバー7の上面には大ギヤ9a及び小ギヤ9bを有す
る2段遊星ギヤ9と大ギヤ10a及びその下部に小ギヤ
(不図示)を軸10bに有する2段遊星ギヤ10とが回転可
能に取り付けられ、該大ギヤ9a及び10aは該2段ギヤ6
の小ギヤ6bと常時噛合している。該2段遊星ギヤ10の近
傍には大ギヤ11a及び小ギヤ11bを有する2段ギヤ11が回
転可能に軸支され、該大ギヤ11aは該2段遊星ギヤ10の
小ギヤ(不図示)と係脱可能になつており、該小ギヤ11
bはスプール1に固着されたスプールギヤ12と噛合して
いる。
また、該2段遊星ギヤ9の近傍には2段ギヤ13が配置
され、該2段ギヤ13はその大ギヤ13aと小ギヤ13bとがそ
れぞれ独立して回転可能に軸支されかつ該大ギヤ13aと
該小ギヤ13bとの間に一方向クラツチ機能を付与するた
めのコイルばね14が介装されてその一端が該大ギヤ13a
のボス13cに固定され、該大ギヤ13aの時計方向の回転に
伴いコイルばね14が該小ギヤ13bの軸部を締め付け一体
に回転させるようになし、該大ギヤ13aは該2段遊星ギ
ヤ9の小ギヤ9bと係脱可能になつており、該小ギヤ13b
はギヤ15に常時噛合つている。該ギヤ15は軸17によつて
スプロケツト18を回転させるようにし、その上面に全周
が12等分されたパルス基板16が固着され、該スプロケツ
ト18が1回転すると、12個のパルスが接片部材S1を介し
て発生される。そして、該スプロケツト18はフイルム30
のパーフオレーシヨン30aと噛合う歯が6枚歯であり、3
5mmフルサイズのカメラでは4/3回転で1駒分フイルムを
送るから、該接片部材S1を介して得られるパルス数は16
である。いうまでもなく、該パルス基板16の等分数を任
意に選択することは可能である。さらに、該スプロケツ
ト18はフイルム30のみ(実際にはフイルムのパーフオレ
ーシヨン30aの移動)によつて回転され、その回転は結
合された軸によつて上部のギヤ19に伝達され、該ギヤ19
は検出ギヤ20と噛合い、そのギヤ比は3対4になつてい
る。該検出ギヤ20にはその上面に1回転で1パルスを発
生するようなパルス基板21が固着されており、接片部材
S2及びS3を介してそれぞれパルスが得られる。該接片部
材S2は該接片部材S3に対して所定の位相分前に設けられ
ており、接片部材S2から出力される第1のパルスにより
巻上げモータ2の駆動をデユーテイ駆動に切換えて回転
数を下げ、接片部材S3からの第2のパルスにより巻上げ
モータ2にブレーキを掛ける時に速やかに停止するよう
にしている。
該検出ギヤ20が1回転する間に発生するパルスにより
巻上げモータ2を制御すると、35mmフルサイズのカメラ
では1駒分のフイルムが送られることになる。当然のこ
とながら、該ギヤ19と該検出ギヤ20のギヤ比を3対2に
するか、あるいはギヤ比は3対4のままで、パルス基板
21を2等分し、180度回転毎に1パルスを発生するよう
にすれば、1回のフイルム送り量をハーフサイズとする
ことができる。また、この場合、パルスを2個計数した
時に巻上げモータ2を停止するようにすれば、フイルム
送り量をフルサイズにすることも可能である。さらに、
パルス計数の個数を1個と2個とに切換え可能にすれ
ば、フルサイズとハーフサイズに容易に対応することが
できる。
なお、該スプール1の表面にはフイルムの自動巻付け
を促進するゴム部材が全周に貼着されており、該スプー
ル1の外側近傍にはカメラの固定部材に設けられた軸23
により回動可能なカバー22が支持され、該カバー22はば
ね24により付勢されてスプール1側に押圧されてフイル
ムのスプール1への自動巻付けを促進する機能をもつて
いる。このカバー22、軸23及びばね24は1組しか図示さ
れていないが、反対側にもう1組配置されている。ま
た、カメラの固定部材には該2段遊星ギヤ10の軸10bと
当接してその反時計方向の移動範囲を規制するストツパ
ー25が固設されている。
第3図aは制御手段としてマイクロコンピユータCOM
が使用された具体例の電気回路を示す。
受光素子SPCは被写体からの反射光を受光し、受光信
号を帰還回路に圧縮ダイオードD1が接続された高入力イ
ンピーダンスの演算増幅器OP1に入力する。演算増幅器O
P1は対数圧縮された被写体輝度情報Bvを抵抗R1を経て出
力する。定電圧源VG1に接続される可変抵抗VR1,VR2は、
フイルム感度情報Sv及び絞り値情報Avを出力する。帰還
回路に抵抗R2が接続された演算増幅器OP2は、シヤツタ
秒時情報Tv=(Bv+Sv−Av)を演算し、出力する。シヤ
ツタ秒時情報TvはA/DコンバータADC1により4ビツトの
デイジタル値に変換され、デコーダドライバDCDを経て
フアインダ内表示装置DSPに表示されるとともに、マイ
クロコンピユータCOMの入力ポートPG0〜PG3に入力す
る。なお、4ビツトのコードの0001〜1000は1/1000秒〜
1/8秒に対応し、コード0000と1001以上は警告用の表示
素子に対応する。
レリーズボタンの第1ストロークにより第1ストロー
クスイツチsw1がオンになると、トランジスタTR1がオン
となり、電池Vbtからの電圧が電源電圧Vccとして各回路
に供給される。図中の矢印↑はVccのことであり、矢印
↑の記されていない回路ブロツク、例えば演算増幅器、
A/Dコンバータ等にも当然電源電圧Vccが供給される。第
1ストロークスイツチsw1がオフになつた後も、トラン
ジスタTR1のベースにマイクロコンピユータCOMの出力ポ
ートPE3からインバータI1及び抵抗R3を経てローレベル
の信号が与えられる間、電源電圧Vccの供給は保持され
る。
マイクロコンピユータCOMの端子RSTにはキヤパシタCr
が接続され、端子X0,X1には水晶発振子QZが接続され、
端子VDDに電源電圧Vccが印加され、端子GNDは接地され
る。
入力ポートPA0〜PA3には、レリーズボタンの第2スト
ロークによりオンとなる第2ストロークスイツチsw2、
ミラーアツプでオフ、ミラーダウンでオンとなるミラー
アツプスイツチswMRUP、先幕走行完了でオフ、チヤージ
完了でオンとなる先幕スイツチswCN1、後幕走行完了で
オフ、チヤージ完了でオンとなる後幕スイツチswCN2が
それぞれ接続される。
入力ポートPF0〜PF2には、パルス基板16及び接片部材
S1(第1図)から成る第1フイルムスイツチswFLM1、パ
ルス基板21及び接片部材S2(第1図)から成る第2フイ
ルムスイツチswFLM2、パルス基板21及び接片部材S3(第
1図)から成る第3フイルムスイツチswFLM3、がそれぞ
れ接続される。
出力ポートPE0〜PE2にはトランジスタTR2〜TR4のベー
スが接続され、トランジスタTR2〜TR4は、機械的レリー
ズ動作を起動する永久磁石付の第1緊定マグネツトMG
0、先幕を走行させる先幕マグネツトMG1、後幕を走行さ
せる後幕マグネツトMG2の通電を、それぞれ制御する。
出力ポートPB0,PB1には巻上げモータ2を駆動する駆
動回路DR1が接続される。該駆動回路DR1の回路構成は第
3図bに示される。入力端子A,Bには2ビツトの信号が
入力する。まず、A=1,B=0であつたとすると、入力
端子Bの信号がインバータI10により反転されるので、
アンドゲートA12の出力が1となり、オアゲートOR10の
出力も1となり、トランジスタTR7がオンする。また、
インバータI13の出力が0となることによりトランジス
タTR6もオンする。したがつて、モータ2には電源電圧V
ccが印加されて電流が流れ、モータ2は所定方向に回転
する。
A=0,B=1の時は、入力端子Aの信号がインバータI
11により反転されるので、アンドゲートA10の出力が
1、オアゲートOR11の出力も1、インバータI12の出力
が0となることにより、トランジスタTR5,TR8がオン
し、モータ2には逆方向に電流が流れ、モータ2は逆回
転する。
A=1,B=1の時は、アンドゲートA11の出力が1、オ
アゲートOR10,OR11の出力も1となることにより、トラ
ンジスタTR7,TR8がオンする。したがつて、モータ2が
回転している時に、このモードにすると、ダイオードD1
0,D11及びトランジスタTR7,TR8により、モータ2がどち
らの方向の回転をしていた場合でも通電が断たれる上に
端子間が短絡され、モータ2の慣性回転に対してブレー
キがかかる。
A=0,B=0にすると、アンドゲートA10〜A12の出力
はすべて0となり、トランジスタTR5〜TR8はすべてオフ
となつて、モータ2は開放状態となる。
そこで、巻上げモータ2の回転力の伝達については、
巻上げモータ2が反時計方向に回転すると、各部は実線
矢印方向に回転し、2段ギヤ6は時計方向に回転して遊
星レバー7を時計方向に回動させ、2段遊星ギヤ9の小
ギヤ9bを2段ギヤ13の大ギヤ13aに噛合わせるとともに
2段遊星ギヤ10の小ギヤ(不図示)を2段ギヤ11の大ギ
ヤ11aに噛合わせる。したがつて巻上げモータ2の回転
はピニオンギヤ3→2段ギヤ4→2段ギヤ5→2段ギヤ
6→2段遊星ギヤ9→2段ギヤ13→ギヤ15→スプロケツ
ト18へと大きな減速比で伝達されるとともに、2段ギヤ
6→2段遊星ギヤ10→2段ギヤ11→スプールギヤ12→ス
プール1へと大きな減速比で伝達される。
それに対して、巻上げモータ2を時計方向に回転させ
ると、各部は破線矢印方向に回転し、2段ギヤ6は反時
計方向に回転して遊星レバー7を反時計方向に回動さ
せ、2段遊星ギヤ10の軸10bがストツパー25に当接し、
それ以後2段遊星ギヤ9及び10はそれぞれ2段ギヤ13及
び11とは噛合わず、動力伝達を行わなくなる。
そこで、フイルム巻戻しを行うには、このような状態
で行えばスプール1及びスプロケツト18はともにフリー
の状態になるので、軽い力で巻戻すことができる。ま
た、このようにしてフイルム巻戻しを行わない場合は巻
戻しで巻上げモータ2をフイルムを介して回転させるた
め巻戻し負荷が大きくなるだけでなく、フイルム自動装
填のためにスプール1の周速をスプロケツト18より大き
くしているので、巻戻し時にフイルムがスプール室内に
だぶついて撮影済みフイルムの乳剤面に傷をつけてしま
うことがある。フイルム巻戻し終了後、次のフイルム装
填時には反時計方向に回転して巻上げ伝達系はフイルム
駆動を行う。
次にマイクロコンピユータCOMの巻上げモータ2の動
作を第4図aのフローチヤート及び第4図bの動作波形
図に基づいて説明する。
〔ステツプ1〕 第1ストロークスイツチsw1のオンに応じて電源電圧V
ccが供給されることによつて、マイクロコンピユータCO
Mは動作する。
〔ステツプ2〕 撮影者がレリーズボタンの第2ストロークを押して、
緊定マグネツトMG0に通電が行なわれ、機械的レリーズ
動作が起動され、ミラーアツプを確認した後で先幕マグ
ネツトMG1に通電し、シヤツタ秒時の実時間を計時した
後にて後幕マグネツトMG2に通電してシヤツタの制御が
終了する。
そこで、PB0=0,PB1=1にすることによつて、駆動回
路DR1を動作させ、巻上げモータ2を回転させる。な
お、巻上げモータ2のスタート時はデユーテイ駆動はし
ないフル通電(デューテイ比100%)を行なわせてい
る。
〔ステツプ3〕 巻上げモータ2の通電開始時期とフイルムパーフオレ
ーシヨンの給送速度の検出時期とをずらし、回転初期で
の回転立上り時期を除いた安定した巻上げモータ2の回
転における該フイルムパーフオレーシヨン30aの給送速
度の検出ができるように待ち時間を作る。
〔ステツプ4〕 パルス基板16及び接片部材S1から成る第1フイルムス
イツチswFLM1より得られるパルス信号と複数種の基準パ
ルス信号とを比較して、フイルム30のフイルムパーフオ
レーシヨン30aの給送速度SP0を求める。
〔ステツプ5〕 ステツプ4で入力された情報は、アキユムレータAに
あるので、この値を内部レジスタRG1に転送する。
〔ステツプ6〕 レジスタRG1が定数SP1より大きいときステツプ9へ、
小さいときステツプ7へ分岐する。
〔ステツプ7〕 レジスタRG1が定数SP2より大きいときステツプ10へ、
小さいときステツプ8へ分岐する。
〔ステツプ8〕 レジスタRG1が定数SP3より大きいときステツプ11へ、
小さいときステツプ12へ分岐する。
〔ステツプ9〕 レジスタRG3に1をセツトする。
〔ステツプ10〕 レジスタRG3に2をセツトする。
〔ステツプ11〕 レジスタRG3に3をセツトする。
〔ステツプ12〕 レジスタRG3に4をセツトする。
ステツプ6〜12の処理の目的は、フイルム30のパーフ
オレーシヨン30aの給送速度SP0の値にしたがつて、レジ
スタRG3の値をセツトすることにある。レジスタRG3の値
は後で説明するフイルム停止直前のデユーテイ制御のデ
ユーテイ比を決定するのに用いられる。すなわち、 SP0SP1 RG3=1;25%デユーテイ駆動 SP1>SP0SP2 RG3=2;50%デユーテイ駆動 SP2>SP0SP3 RG3=3;75%デユーテイ駆動 SP3>SP0 RG3=4;フル通電 のようにフイルム30のパーフオレーシヨン30aの給送速
度SP0の値によつてデユーテイ比を切換え、給送速度が
速い時は低いデユーテイ比、遅い時は高いデユーテイ比
(もしくはフル通電)を用いることになる。
〔ステツプ13〕 パルス基板21及び接片部材S2から成る第2フイルムス
イツチswFLM2からのパルス信号が、入力ポートPF1から
入力する。
〔ステツプ14〕 レジスタRG3が1の時はステツプ17へ、1ではない時
はステツプ15へ分岐する。
〔ステツプ15〕 レジスタRG3が2の時はステツプ18へ、2ではない時
はステツプ16へ分岐する。
〔ステツプ16〕 レジスタRG3が3の時はステツプ19へ、3ではない時
はステツプ20へ分岐する。
〔ステツプ17〕 第4図bに示すように、デユーテイ比25%にて巻上げ
モータ2を駆動する。
〔ステツプ18〕 第4図bに示すように、デユーテイ比50%にて巻上げ
モータ2を駆動する。
〔ステツプ19〕 第4図bに示すように、デユーテイ比75%にて巻上げ
モータ2を駆動する。
〔ステツプ20〕 第4図bに示すように、フル通電にて巻上げモータ2
を駆動する。
〔ステツプ21〕 パルス基板21及び接片部材S3から成る第3フイルムス
イツチswFLM3からの1駒巻上完了信号が、入力ポートPF
2から入力する。
なお、前記1駒巻上完了信号は停止制御時のオーバー
ランを考慮して、実際のフイルム1駒分の若干前に発生
するように設定されている。
〔ステツプ22〕 PB0出力を1にする。これにより巻上げモータ2にブ
レーキをかける。
フイルム巻上げモータ2は慣性によりオーバーランし
た後、完全に停止しフイルム30も停止する。
したがつて、モータ駆動停止時のフイルム給送速度が
一定のため、フイルムのオーバーラン量は一定となり、
フイルムの停止位置も一定となる。
なお、本実施例においてはフイルムパーフオレーシヨ
ン30aの移動を直接検知してフイルム給送速度を求めて
いるので、フイルムの1駒目と最終駒目(例えば24駒
目)とでスプール径の変化によるフイルム給送速度の違
い(巻上げモータ2の1回転におけるフイルムの給送量
の違い)にも対処でき、常にオーバーラン量を一定とし
て、フイルム画面間隔を一定にすることができる。
<発明の効果> 本発明は、以上説明したように電源条件、フイルム負
荷、フイルム巻上げ駒数などの影響を受けずに、フイル
ム1駒分を正確に給送することができ、フイルム画面間
隔を一定にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るフイルム給送装置の実施例の要部
斜視図、第2図はそのフイルム給送速度とフイルム移動
量との動作関係を示す特性図、第3図aは本実施例を適
用したカメラの作動のための電気回路図、第3図bはそ
の巻上げモータの駆動回路図、第4図aはカメラ作動の
ためのフローチヤート、第4図bはフイルム給送時の要
部の動作波形図、第5図は従来例のフイルム給送装置に
おける動作特性図である。 1……スプール、2……巻上げモータ、16,21……パル
ス基板、18……スプロケツト、20……検出ギヤ、30……
フイルム、30a……パーフオレーシヨン、S1,S2,S3……
接片部材、COM……マイクロコンピユータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルムの1駒給送をフル通電で行う第1
    の区間と、その後に制動を与えるためのデューテイ駆動
    を行う第2の区間に分け、フイルム巻上げモータの回転
    速度を制御するフイルム給送装置を有するカメラにおい
    て、前記第1の区間でのフイルム自体の一定移動量を給
    送する時間によりフイルム給送速度を求める検出手段
    と、該検出手段にて求められた前記第1の区間でのフイ
    ルム給送速度に応じて前記第2の区間でのデューテイ駆
    動のデューテイ比を決定することにより、該第2の区間
    の終期でのフイルム給送速度をほぼ一定とする制御手段
    とを設けたことを特徴とするフイルム給送装置を有する
    カメラ。
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