JP2612378B2 - Ledドットマトリクス表示装置及びその制御方法 - Google Patents

Ledドットマトリクス表示装置及びその制御方法

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JP2612378B2
JP2612378B2 JP2331578A JP33157890A JP2612378B2 JP 2612378 B2 JP2612378 B2 JP 2612378B2 JP 2331578 A JP2331578 A JP 2331578A JP 33157890 A JP33157890 A JP 33157890A JP 2612378 B2 JP2612378 B2 JP 2612378B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、LEDドットマトリクス表示装置に係り、特
に画面コントローラのシフトレジスタを用いて画面RAM
(V−RAM)の制御を行うことができるLEDドットマトリ
クス表示装置及びその制御方法に関する。
(従来の技術) 従来のLEDドットマトリクス表示装置について、第10
図の回路構成ブロック図を使って説明する。
CPU1は、アドレス・バスを介してアクセスする装置を
特定し、例えば、記憶装置等(図示せず)内のデータに
アクセスし、更にCPU1はアドレス・バスによりマルチプ
レクサ(MPX)3のアドレスを指定して、バスドライバ
4を開にして記憶装置等からデータを画面RAM(V−RA
M)7へ書き込む。
MPX3は、CPU1と画面コントローラ2の切替器となって
おり、CPU1はV−RAM7に動作するときはバスドライバ4
は開となり、V−RAM7に画像データを書き込むことにな
り、画面コントローラ2がV−RAM7に動作するときはバ
スドライバ4は閉となり、この時MPX3は画面コントロー
ラ2とV−RAM7を接続するようになっている。
発振器5から発振されたドットは、伝送用分周器10で
1/8倍にされ(8分周され)、その後一方はパラレル/
シリアル変換器(P/S変換器)8に出力され、他方はさ
れに1/8倍のドットに変換されて、画面コントローラ2
に出力される。画面コントローラ2は、入力されるドッ
トのタイミングによりMPX3を介してV−RAM7に表示アド
レスを出力する。
V−RAM7は、画面コントローラ2からMPX3を通してLE
D表示部9へ表示する内容に対応する表示アドレスを受
け取ることで、表示アドレスに対応したデータを伝送用
分周器10の出力タイミングでP/S変換器8を経由してLED
表示部9へ出力し、表示するものである。
従来のLEDドットマトリクス表示装置では、第11図に
示すように、LED表示部9と同じ容量のプレーンをV−R
AM7内に1ないし2個程度持っており、ドットイメージ
で表示内容を保持していた。そして、表示内容をスクロ
ールさせるには、このプレーンに少しずつ他のプレーン
とはずらした状態の内容となるようにV−RAM7に書き込
みつつ、それらでき上ったプレーンを映画のコマを送る
ようにCPU1から画面コントローラ2を介してV−RAM7へ
動作することによってLED表示部9の表示画面をバンク
により切り替えることにより、LED表示部9で表示され
る内容がスクロールしているように見せるというもので
あった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のLEDドットマトリクス表示
装置では、LED表示部9で1枚のプレーンを表示してい
る間も、次に切り替えるプレーンを用意するため、常に
CPU1はV−RAM7内にプレーンを書きに行く必要があるた
め、CPU1はその一定時間内で行っている仕事の殆んど
が、プレーン作成に占められることになり、LED表示部
9の表示画面が長いか、又は表示画面が大きい場合に
は、画面切替え処理にCPU1によるプレーン作成の処理が
間に合わなくなるとの問題点があった。
また、一度表示を終ったプレーンはすぐ書き替えられ
る性質を持つため、繰り返し表示させようとすると、再
度プレーンの書き替えを行わなければならず、容易に繰
り返し表示ができないとの問題点があった。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、画面RAM
の制御を行うCPUの処理時間を軽減し、スクロール動作
を簡便に行うことができ、表示に自由度を持たせること
ができるLEDドットマトリクス表示装置及びその制御方
法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記従来例の問題点を解決するための請求項1記載の
発明は、LEDドットマトリクス表示装置において、表示
画面の表示幅に対応する幅で画像データが書き込まれた
画面RAMと、前記画面RAM内の画像データを表示する表示
部と、前記画面RAM上の画像データの表示開始アドレス
が書き込まれるスタートアドレスレジスタ、縦方向のス
クロールにおける表示情報の途中段階を示すアドレスが
書き込まれる縦スムーズスクロールレジスタ、横方向の
スクロールにおける表示情報の途中段階を示すアドレス
が書き込まれる横スムーズスクロールレジスタを有する
画面コントローラと、前記画面コントローラの各レジス
タにアドレスを与えるCPUとを有し、前記CPUが、表示開
始アドレスを前記スタートアドレスレジスタに書き込む
ことで前記画面RAM上に表示画面の表示幅に対応する画
像データが含まれるようウインドーの設定を行って前記
ウインドーをジャンプして移動させ、表示画面をジャン
プスクロールさせ、表示情報の途中段階を示すアドレス
を前記縦/横スムーズスクロールレジスタに書き込むこ
とで前記設定されたウインドーを前記画面RAM上で縦/
横方向に移動させ、表示画面を縦/横方向にスムーズス
クロールさせるCPUであることを特徴としている。
上記従来例の問題点を解決するための請求項2記載の
発明は、第1項記載のLEDドットマトリクス表示装置の
制御方法において、CPUが、表示開始アドレスにより画
面コントローラ内のスタートアドレスレジスタを書き替
えて画面RAM上に設定したウインドーをジャンプして移
動させ、表示画面をジャンプスクロールさせ、表示情報
の途中段階を示すアドレスにより前記画面コントローラ
内の縦/横スムーズスクロールレジスタを書き替えて画
面RAM上に設定したウインドーを縦/横方向に移動さ
せ、表示画面を縦/横方向にスムーズスクロールさせ
て、表示部における表示画面をスクロールさせることを
特徴としている。
(作用) 請求項1記載の発明によれば、予め表示する内容が書
き込まれた画面RAMと、画面RAMの内容を表示する表示部
と、画面RAM上に表示部の表示内容と、同一のウインド
ーの設定制御を行う画面コントローラと、画面コントロ
ーラのスタートアドレスレジスタに表示開始アドレスを
書き込み、縦/横スムーズスクロールレジスタに表示情
報の途中段階のアドレスを書き込むCPUとを有するLEDド
ットマトリクス表示装置としているので、表示部の表示
画面をスクロールさせるのに、スタートアドレスレジス
タの表示開始アドレスを書き替えてウインドーをジャン
プして移動させ、表示画面をジャンプスクロールさせ、
縦/横スムーズスクロールレジスタのアドレスを書き替
えてウインドーを縦/横方向に移動させ、表示画面を縦
/横方向にスムーズスクロールさせて、表示部の表示画
面をスクロールさせるので、画面RAMのプレーンを逐次
書き替える必要がなくなり、CPUの負荷を軽減し、これ
らジャンプスクロールとスムーズスクロールとを組み合
わせることにより、表示に自由度を持たせることができ
る。
請求項2記載の発明によれば、予め表示する内容が書
き込まれた画面RAM上に画面コントローラの制御によっ
て設けられたウインドーを、CPUからの表示開始アドレ
スと表示情報の途中段階を示すアドレスでスタートアド
レスレジスタと縦/横スムーズスクロールレジスタを書
き替えることでウインドーを移動させて表示画面のジャ
ンプスクロールと縦/横方向にスムーズスクロールを実
現して表示画面をスクロールさせるLEDドットマトリク
ス表示装置の制御方法としているので、表示部の表示画
面をスクロールさせるのに、画面RAMのプレーンを逐次
書き替える必要がなくなり、CPUの負荷を軽減し、これ
らジャンプスクロールとスムーズスクロールとを組み合
わせることにより、表示に自由度を持たせることができ
る。
(実施例) 本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明
する。
第1図は、本発明の一実施例に係るLEDドットマトリ
クス表示装置の回路構成ブロック図である。尚、第10図
と同様の構成をとる部分については、同一の符号を付し
て説明する。
本実施例のLEDドットマトリクス表示装置の構成は、
各構成部分の制御処理を行うCPU1と、表示に必要なタイ
ミング信号を発生させる画面コントローラ2と、表示す
る内容が予め書き込まれた画面RAM(V−RAM)7′と、
LEDドットマトリクスの表示部9と、スクロール機能を
実現するLED制御部11と、その他の部分から構成されて
いる。
各構成部分について、以下に具体的に説明する。
CPU1からのアドレス・バスとデータ・バスには、画面
コントローラ2、マルチプレクサ(MPX)3、バスドラ
イバ4、LED制御部11が接続されており、CPU1は、アド
レス・バスを介してアクセスする各構成部を特定し、デ
ータ・バスを介してV−RAM7′に画像データを書き込ん
だり、画面コントローラ2にV−RAM7′内の表示開始ア
ドレスを与えたり、LED制御部11に初期設定のデータを
与えるものである。
画面コントローラ2には、例えば、CRTC(CRTコント
ローラ)が用いられており、本来CRTディスプレイの表
示制御を行うもので、CPU1により設定された値に従っ
て、CRT表示に必要な各種のタイミング信号を発生する
コントローラである。そして、一般的に画面コントロー
ラ2にはレジスタが設けられ、このレジスタにCPU1から
値を書き込むだけでV−RAM7′内を上下左右にスクロー
ルを行う機能があり、これが本実施例における可動する
ウインドーの基本原理となっている。
MPX3は、CPU1と画面コントローラ2の切替器となって
おり、CPU1がV−RAM7′に動作するときはバスドライバ
4は開となり、V−RAM7′に画像データを書き込むこと
になり、この時MPX3は画面コントローラ2とV−RAM7′
を接続しないようにして、また画面コントローラ2がV
−RAM7′に動作するときはバスドライバ4は閉となり、
この時MPX3は画面コントローラ2とV−RAM7′を接続す
るようになっている。
発振器5からは一定のドットクロックが発振され、伝
送用分周器10で1/8倍にされ(8分周され)、その後一
方はパラレル/シリアル変換器(P/S変換器)8に出力
され、他方は画面コントローラ(CRTC)用分周器6で1/
8倍のドットに変換されて、画面コントローラ2に出力
される。画面コントローラ2は、入力されるドットのタ
イミングによりMPX3を介してV−RAM7′に表示アドレス
を出力するようになっている。
V−RAM7′の記憶容量は従来のV−RAM7の記憶容量と
比較してかなり大きいものとなっており、従来のV−RA
M7が表示画面に等しいプレートの容量程度であったもの
が、本実施例におけるV−RAM7′はスクロールして表示
される内容がかなりの量記憶できる容量となっている。
そして、V−RAM7′は、画面コントローラ2からMPX3を
通してLEDドットマトリクス表示部9へ出力する内容に
対応する表示アドレスを受け取ることで、表示アドレス
に対応したデータを伝送用分周器10の出力タイミングで
P/S変換器8を経由してLEDドットマトリクス表示部9へ
出力し、表示を行う。尚、V−RAM7′の内容がドットイ
メージであるため、キャラクタジェネレータは本実施例
の回路内には設けていない。
LED制御部11は、画面コントローラ2において、横方
向の横ジャンプスケロール(1文字分横にスクロールす
ること)機能は1文字分横にずらしたスタートアドレス
を与えることで実現できるものの、1文字の途中段階を
表示しながらクロールさせるスムーズスクロール機能を
有していないために、そのスムーズスクロール機能を実
現できるように、表示データの表示タイミングを与える
ラッチ用信号と、表示ラインの表示アドレスとをLEDド
ットマトリクス表示部9に出力するようになっている。
LEDドットマトリクス表示部9は、16×16ドットの発
光ダイオード(LED)のラインで形成され、画面コント
ローラ2のアドレス指示のタイミングにより、V−RAM
7′からP/S変換器8でシリアルに変換されて出力された
画像データを表示するようになっている。更に、LEDド
ットマトリクス表示9には、伝送用分周器10からのクロ
ックが与えられ、CPU1からLED制御部11に与えられた設
定値によりLEDドットマトリクス表示部9に対してラッ
チ信号と表示ラインのアドレスが与えられる。
画像データは、表示ラインのアドレスに従って、表示
部9における表示位置に表示され、何ドット目にラッチ
を掛けるのか、CPU1からそのラッチのタイミング(ラッ
チタイミング)を設定値によって与えて、ラッチタイミ
ングを可変することで、横スムーススクロールを実現す
るようにしている。
本実施例のLEDドットマトリクス表示装置の制御動作
を、以下に説明する。
従来例の制御方法と本実施例の制御方法の本質的な違
いは、従来のものは固定した表示部の表示エリア内で少
しずつ内容をずらしたプレーンを順次書き替えることで
切り替えて、あたかも画面がスクロールしているように
見せていたのに対し、本実施例では固定したV−RAM7′
に予め表示させる内容を書き込んでおき、その固定され
た表示内容の上をウインドーが可動することで、あたか
も画面がスクロールするように見せるという点にある。
具体的に、第2図の画面コントローラの初期設定の概
念図を使って説明する。
第2図は、画面コントローラ2がV−RAM7′及びウイ
ンドの初期設定を行う場合の概念図を示している。ま
ず、V−RAM7′を水平方向表示メモリ幅M文字に設定
し、表示ウインドーは1行の表示とし、LEDドットマト
リクス表示部9の横幅と同じになるよう設定する。
ここで、終了アドレスと先頭アドレスは一連の連続リ
ングRAMとなるように、必要ならオフセット値を用いて
設定することで、無限スクロール画面とすることも可能
である。
第2図及び第3図のV−RAM7′における上下左右のス
クロール状態を示す概念図を使って上下左右のスクロー
ルについて説明する。
上下スクロールは、画面コントローラ2内部における
表示開始アドレスを指定するスタートアドレスレジスタ
と、上下スクロールにおいて縦方向のスムーズスクロー
ル実現するために表示文字の途中段階を表示させるよう
に指示する縦スムーズスクロールレジスタを書き替える
ことによって行うことができる。
つまり、画面コントローラ2のスタートアドレスレジ
スタにCPU1から表示文字の開始アドレスを書き込むこと
で、表示内容が書き込まれたV−RAM7′上にLEDドット
マトリクス表示部9の表示画面に表示される文字列と同
じ幅のウインドーが設定され、ウインドー内の文字がLE
Dドットマトリクス表示部9に表示されることになる。
更に、CPU1から次の表示文字の開始アドレスをスタート
アドレスレジスタに書き込むことで、ウインドーが縦方
向に移動して、縦に文字がジャンプしてスクロールする
ことになる。
また、表示文字は縦方向に16ラスタで表示されること
になっており、第何番目のラスタから表示させるか、そ
のラスタ数を画面コントローラ2の縦スムーズスクロー
ルレジスタにCPU1から書き込むことで、表示文字の途中
段階を表示させることができ、ラスタ数を縦スムーズス
クロールレジスタに1〜16ラスタの順に書き替えること
により、縦方向にスムーズにスクロールさせることがで
きる。
左右スクロールについては、画面コントローラ2内部
のスタートアドレスレジスタで横ジャンプスクロールを
行いつつ、LED制御部11内に設けられた横スムーズスク
ロールレジスタの書き替えも行ってスクロールさせる。
つまり、画面コントローラ2のスタートアドレスレジ
スタにCPU1から表示文字の開始アドレスを書き込むこと
で、V−RAM7′上にウインドーが設定され、ウインドー
内の文字がLEDドットマトリクス表示部9に表示され、
更に、CPU1から次の表示文字の開始アドレスをスタート
アドレスレジスタに書き込むことで、ウインドーが横方
向に移動して、横に文字がジャンプしてスクロールする
ことになる。
また、表示文字は1文字横方向に16ドットで表示され
ることになっており、表示される最終文字の第何番目の
ドットまで表示させるか、そのドット数をLED制御部11
内の横スムーズスクロールレジスタにCPU1から書き込む
ことで、表示文字の途中段階を表示させることができ、
ドット数を横スムーズスクロールレジスタに1〜16ドッ
トの順に書き替えることにより、横方向にスムーズにス
クロールさせることができる。
LED制御部11内に設けられた横スムーズスクロールレ
ジスタは、具体的には固定数ドット数カウンタと可変数
ドット数カウンタとから構成されており、画面コントロ
ーラ2に総表示ドット数(M文字)に一文字分多く表示
を行えるように初期設定をしておき、固定数ドット数カ
ウンタでM文字までドット数をカウントし、その後終了
ドット数が設定された可変数ドット数カウンタでM+1
文字の何番目のドット数まで表示するか、クロック数に
よってカウントを行い、カウント終了時にラッチ信号を
LEDドットマトリクス表示部9に出力する。
ラッチ信号を受け取ったLEDドットマトリクス表示部
9は、ラッチされた時点のM+1文字のドット数まで表
示画面に表示することになる。但し、M文字の第1番目
の文字の前半部分は表示画面から押し出されたような状
態となり、画面には表示されない。
このように、可変数ドット数カウンタの設定ドット数
を1〜16ドットの順に書き替えることにより、横方向の
スムーズスクロールが実現できる。
また、本実施例のLEDドットマトリクス表示装置にお
いては、画面コントローラ2を使用してLEDドットマト
リクス表示部9に表示させるのも表示文字は1行とし、
従って、ウインドーの設定も1行の文字について行い、
つまり、画面コントローラ2の内部レジスタの垂直表示
文字数を1としている。
このように、本実施例のLEDドットマトリクス表示装
置において、垂直表示文字数を1にしたのは、1以外で
は、縦倍角文字を表示しようとすると、画面コントロー
ラ2の内部レジスタの水平総文字数を越えて次行に渡る
表示が正しく表示出来ないとの問題が生じるためであ
る。
上記問題とその対応について、第4図〜第7図を使
い、画面コントローラ2の内部レジスタの水平総文字数
を10文字にした簡単な例で説明する。
本実施例の垂直表示文字数を1とした場合について、
第4図を使って説明する。
第4図(a)〜(c)は、通常の半角文字を表示する
時の1行表示の横スクロール図である。第4図(a)は
初期図を、第4図(b)は横にウインドーが移動した図
を、第4図(c)は実際に表示部の画面で見た場合の図
を示している。本実施例では、10×10表示になっている
枠はV−RAM7′の概念的な範囲を示し、太枠は画面コン
トローラ2からの指示によって設定されたウインドーに
なっており、10文字1行設定で、全く問題がなく横スク
ロールするようになっている。
また、第5図(a)〜(c)は、通常の半角文字を表
示する時の複数行表示の横スクロール図で、第5図
(a)は初期図で、第5図(b)は横にウインドーが移
動した図で、第5図(c)は実際に表示部の画面で見た
場合の図である。第5図の例では、ウインドーが10文字
4行設定になっており、この場合も、全く問題なく横ス
クロールするようになっている。
更に、第6図(a)〜(c)は、縦横倍角文字を表示
する時の複数行表示の横スクロール図である。第6図の
場合は、ウインドーが10文字4行設定になっており、そ
して縦横倍角文字を表示するようになっている。縦横倍
角文字であると、水平総文字数を越えて次行に渡る場合
に、第6図(c)に示すように、表示が正しく表示でき
ていないことになってしまう。
第7図は、縦横倍角文字を表示する時の1行表示の横
スクロールを実現するための説明図である。第7図の場
合は、ウインドーが10文字1行設定になっており、この
場合も水平総文字数を越える場合の例であるが、問題な
くスクロールが可能となっている。
これは、LEDドットマトリクス表示部の1行目専用の
V−RAM7′aとLEDドットマトリクス表示部の2行目専
用のV−RAM7′bにそれぞれ縦倍角した場合の上半分と
下半分の表示データをそれぞれ予めセットしておき、V
−RAM7′aとV−RAM7′bのそれぞれにおいて、ウイン
ドーを10文字1行設定で表示し、再度合成を行うという
方式としているので、ウインドーが10文字1行設定で、
水平総文字数を越える場合であっても、表示が可能とな
り、アドレス指示により上下左右のスクロールが可能と
なる。
以上のように、縦倍角文字では水平総文字数を越える
場合のスクロールは正しく表示させることが困難である
といえる。
また、CRTは電子銃でたたき出した熱電子を蛍光体に
ぶつけて発光させ、CRT表示画面に画像を写しだもの
で、CRTは通常500本程度のラスタを持っており、蛍光体
が電子で励起された後も残光する特性があるために人間
の目に象として認識させることができるのであるが、LE
Dドットマトリクスパネルを構成するLED発光チップは全
く残光性がないため、普通のLEDパネルは1行16ラスタ
で、2行だと32ラスタ、4行だと64ラスタとなり、この
ような複数行に渡る表示を1つの画面コントローラで行
うとCRTと異なり、輝度が低下してしまうは必至であ
る。
上記の理由で画面コントローラから駆動するLEDドッ
トマトリクス表示部の表示パネルは1行である方が望ま
しい。
以上の説明から、画面コントローラ2の機能を使い、
その制御下のV−RAM7′上のLEDドットマトリクス表示
部9のウインドーの設定をLEDドットマトリクス表示部
に相当する大きさで、1行の設定を行うものとする。
本実施例によれば、LEDドットマトリクス表示部9の
パネルに相当する表示幅のウインドーがV−RAM7′上を
画面コントローラ2からのアドレス指示よって動くこと
により、その表示がスクロールして見えることになるの
で、従来のスクロール動作の主体がV−RAM7自身の書き
替えで行っていたのに対し、画面コントローラ2のスク
ロール機能によって行うことになり、これによりCPU1が
V−RAM7′に表示データを書きに行く回数が1回にな
り、CPU1の処理時間に余裕ができ、表示行の長いものや
複数行のものや、2色LED表示等も問題なく表示できる
効果があり、更に、一度表示に終わったものでも、その
V−RAM7′の構造上、即座にプレイバックもできるとい
う効果もある。
また、上記で触れたように、別の実施例として、表示
行を2行とした場合のLEDドットマトリクス表示装置の
構成例を、第8図の回路構成ブロック図を使って説明す
る。
この別の実施例の基本的な動作は、本実施例で説明し
たのと同様であるが、構成上の相違は、2行の表示行を
1行毎に別々にLEDドットマトリクス表示部9a,9bに表示
させ、1行目の表示を行うLEDドットマトリクス表示部9
aと2行目の表示を行うLEDドットマトリクス表示部9bを
合体させて合成表示を行うようにしている。
このように、1行表示につき1個の画面コントローラ
2を使用しているのは、1個の画面コントローラ2で複
数行の表示制御を行わせることになれば、デューティが
変わって、LED表示の輝度が低下することになるので、
これを防止するためである。
更に、別の実施例として、表示色を2色とした場合の
LEDドットマトリクス表示装置の構成例を、第9図の回
路構成ブロック図を使って説明する。
この別の実施例の基本的な動作は、本実施例で説明し
たのと同様であるが、構成上の相違は、各色毎に2個の
V−RAM7′e,7′fを設けて、CPU1からV−RAM7′e,7′
fへのアクセスは独立で行い、画面コントローラ2から
2個のV−RAM7′e,7′fへのリードは両方同時に行う
ようにして、2色のLED表示を実現している。
(発明の効果) 請求項1記載の発明によれば、予め表示する内容が書
き込まれた画面RAMと、画面RAMの内容を表示する表示部
と、画面RAM上に表示部の表示内容と同一のウインドー
の設定制御を行う画面コントローラと、画面コントロー
ラのスタートアドレスレジスタに表示開始アドレスを書
き込み、縦/横スムーズスクロールレジスタに表示情報
の途中段階のアドレスを書き込むCPUとを有するLEDドッ
トマトリクス表示装置としているので、表示部の表示画
面をスクロールさせるのに、スタートアドレスレジスタ
の表示開始アドレスを書き替えてウインドーをジャンプ
して移動させ、表示画面をジャンプスクロールさせ、縦
/横スムーズスクロールレジスタのアドレスを書き替え
てウインドーを縦/横方向に移動させ、表示画面を縦/
横方向にスムーズスクロールさせて、表示部の表示画面
をスクロールさせるので、画面RAMのプレーンを逐次書
き替える必要がなくなり、CPUの負荷を軽減できる効果
があり、更にこれらシャンプスクロールとスムーズスク
ロールと組み合わせることにより、表示に自由度を持た
せることができる効果がある。
請求項2記載の発明によれば、予め表示する内容が書
き込まれた画面RAM上に画面コントローラの制御によっ
て設けられたウインドーを、CPUからの表示開始アドレ
スと表示情報の途中段階を示すアドレスでスタートアド
レスレジスタと縦/横スムーズスクロールレジスタを書
き替えることでウインドーを移動させて表示画面のジャ
ンプスクロールと縦/横方向にスムーズスクロールを実
現して表示画面をスクロールさせるLEDドットマトリク
ス表示装置の制御方法としているので、表示部の表示画
面をスクロールさせるのに、画面RAMのプレーンを逐次
書き替える必要がなくなり、CPUの負荷を軽減できる効
果があり、更にこれらジャンプスクロールとスムーズス
クロールとを組み合わせることにより、表示に自由度を
持たせることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るLEDドットマトリクス
表示装置の回路構成ブロック図、第2図は画面コントロ
ーラの初期設定の概念図、第3図は上下左右のスクロー
ル状態を示す概念図、第4図(a)〜(c)は通常の半
角文字を表示する時の1行表示の横スクロール図、第5
図(a)〜(c)は通常の半角文字を表示する時の複数
行表示の横スクロール図、第6図(a)〜(c)は縦倍
角文字を表示する時の複数行表示の横スクロール図、第
7図は縦倍角文字を表示する時の1行表示の横スクロー
ルを実現するための説明図、第8図は別の実施例の2行
表示のLEDドットマトリクス表示装置の回路構成ブロッ
ク図、第9図は別の実施例の2色表示のLEDドットマト
リクス表示装置の回路構成ブロック図、第10図は従来の
LEDドットマトリクス表示装置の回路構成ブロック図、
第11図は従来のLED表示容量とV−RAMの構成関係図であ
る。 1……CPU 2……画面コントローラ 3……マルチプレクサ 4……バスドライバ 5……発振器 6……画面コントローラ(CRTC)用分周器 7……画面RAM 8……パラレル/シリアル変換器 9……LEDドットマトリクス表示部 10……伝送用分周器 11……LED制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示画面の表示幅に対応する幅で画像デー
    タが書き込まれた画面RAMと、前記画面RAM内の画像デー
    タを表示する表示部と、前記画面RAM上の画像データの
    表示開始アドレスが書き込まれるスタートアドレスレジ
    スタ、縦方向のスクロールにおける表示情報の途中段階
    を示すアドレスが書き込まれる縦スムーズスクロールレ
    ジスタ、横方向のスクロールにおける表示情報の途中段
    階を示すアドレスが書き込まれる横スムーズスクロール
    レジスタを有する画面コントローラと、前記画面コント
    ローラの各レジスタにアドレスを与えるCPUとを有し、
    前記CPUが、表示開始アドレスを前記スタートアドレス
    レジスタに書き込むことで前記画面RAM上に表示画面の
    表示幅に対応する画像データが含まれるようウインドー
    の設定を行って前記ウインドーをジャンプして移動さ
    せ、表示画面をジャンプスクロールさせ、表示情報の途
    中段階を示すアドレスを前記縦/横スムーズスクロール
    レジスタに書き込むことで前記設定されたウインドーを
    前記画面RAM上で縦/横方向に移動させ、表示画面を縦
    /横方向にスムーズスクロールさせるCPUであることを
    特徴とするLEDドットマトリクス表示装置。
  2. 【請求項2】第1項記載のLEDドットマトリクス表示装
    置において、CPUが、表示開始アドレスにより画面コン
    トローラ内のスタートアドレスレジスタを書き替えて画
    面RAM上に設定したウインドーをジャンプして移動さ
    せ、表示画面をジャンプスクロールさせ、表示情報の途
    中段階を示すアドレスにより前記画面コントローラ内の
    縦/横スムーズスクロールレジスタを書き替えて画面RA
    M上に設定したウインドーを縦/横方向に移動させ、表
    示画面を縦/横方向にスムーズスクロールさせて、表示
    部における表示画面をスクロールさせることを特徴とす
    るLEDドットマトリクス表示装置の制御方法。
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