JP2612261B2 - 材料試験機 - Google Patents
材料試験機Info
- Publication number
- JP2612261B2 JP2612261B2 JP61228885A JP22888586A JP2612261B2 JP 2612261 B2 JP2612261 B2 JP 2612261B2 JP 61228885 A JP61228885 A JP 61228885A JP 22888586 A JP22888586 A JP 22888586A JP 2612261 B2 JP2612261 B2 JP 2612261B2
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- Japan
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- elongation
- range
- output
- load
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は材料試験機に関し、特に伸び検出の感度を自
動的に切換えることができるようにしたものに関する。
動的に切換えることができるようにしたものに関する。
[従来技術] 材料を引張又は圧縮試験して得られる諸特性のうち、
弾性率、0.2%耐力、0.5%アンダーロード等は、伸び計
の計測感度を高くして試験を行ない、n値、一様伸び、
破断伸び等は伸び計の計測感度を低くし試験を行なう必
要がある。そのため、伸び計のレンジを計測の種類に応
じて人的に切換えて調節していた。
弾性率、0.2%耐力、0.5%アンダーロード等は、伸び計
の計測感度を高くして試験を行ない、n値、一様伸び、
破断伸び等は伸び計の計測感度を低くし試験を行なう必
要がある。そのため、伸び計のレンジを計測の種類に応
じて人的に切換えて調節していた。
[発明が解決しようとする問題点] しかし従来の試験機では、破断伸び等のデータを得る
場合に伸び計の計測感度を下げたままで0.2%耐力等も
計測していた。すなわち、伸び計のレンジを試験片の破
断伸び以上の伸びが計測出来る最小レンジを選択して第
3図に示す荷重−伸び特性を得ていた。そのため、同図
に示すように、本来伸び計の感度を高くして計測しなけ
ればならないデータの精度が悪いという問題点があっ
た。
場合に伸び計の計測感度を下げたままで0.2%耐力等も
計測していた。すなわち、伸び計のレンジを試験片の破
断伸び以上の伸びが計測出来る最小レンジを選択して第
3図に示す荷重−伸び特性を得ていた。そのため、同図
に示すように、本来伸び計の感度を高くして計測しなけ
ればならないデータの精度が悪いという問題点があっ
た。
そこで本発明は、伸び計の計測感度を自動的に高いレ
ンジから低いレンジへ切換えて、諸特性の検出精度を高
めることができる材料試験機を提供することを目的とす
る。
ンジから低いレンジへ切換えて、諸特性の検出精度を高
めることができる材料試験機を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために本発明は次のような構成
を採用した。
を採用した。
すなわち、本発明にかかる材料試験機は、伸び検出器
から出力される検出信号に伸び測定レンジ設定手段によ
り倍率増幅を施こして伸び出力を得るようにした材料試
験機において、伸び出力が前記伸び計測レンジ設定手段
によって設定されたレンジのフルスケールに対してあら
かじめ定めた一定割合の範囲に到達したか否かを判定
し、到達したと判定すれば、伸び測定レンジ設定手段へ
レンジ切換指令信号を出力する伸び出力データ処理装置
と、試験片が破断に至るまでの荷重と前記伸び出力を記
憶するメモリとを備え、前記メモリに記憶された荷重と
伸び出力を最終レンジにおいて連続した荷重−伸び線図
として表示するよう構成したことを特徴とする。
から出力される検出信号に伸び測定レンジ設定手段によ
り倍率増幅を施こして伸び出力を得るようにした材料試
験機において、伸び出力が前記伸び計測レンジ設定手段
によって設定されたレンジのフルスケールに対してあら
かじめ定めた一定割合の範囲に到達したか否かを判定
し、到達したと判定すれば、伸び測定レンジ設定手段へ
レンジ切換指令信号を出力する伸び出力データ処理装置
と、試験片が破断に至るまでの荷重と前記伸び出力を記
憶するメモリとを備え、前記メモリに記憶された荷重と
伸び出力を最終レンジにおいて連続した荷重−伸び線図
として表示するよう構成したことを特徴とする。
[作用] 伸び出力が伸び測定レンジ設定手段によって設定され
たレンジのフルスケールに対してあらかじめ定めた一定
割合の範囲に到達したと伸び出力データ処理装置が判定
すれば、該処理装置から伸び測定レンジ設定手段へレン
ジ切換指令信号が出力されるので、伸び検出器の感度を
自動的に高い方から低い方へ切換えることができ、材料
の諸特性を精度よく検出することができる。そして、試
験片が破断に至るまでの荷重と伸び出力が記憶され、記
憶された荷重と伸び出力が最終レンジにおいて連続した
荷重−伸び線図として表示される。
たレンジのフルスケールに対してあらかじめ定めた一定
割合の範囲に到達したと伸び出力データ処理装置が判定
すれば、該処理装置から伸び測定レンジ設定手段へレン
ジ切換指令信号が出力されるので、伸び検出器の感度を
自動的に高い方から低い方へ切換えることができ、材料
の諸特性を精度よく検出することができる。そして、試
験片が破断に至るまでの荷重と伸び出力が記憶され、記
憶された荷重と伸び出力が最終レンジにおいて連続した
荷重−伸び線図として表示される。
[実施例] 第1図は本発明の実施例である材料試験機の要部の構
成を示すブロック図である。ストレインゲージ式あるい
はDTF式の伸び検出器1から出力される検出信号は、前
置増幅器2によって増幅された後マルチプライングD/A3
に入力される。マルチプライングD/A3は、伸びの計測レ
ンジを設定するもので、このレンジの設定は後述するデ
ータ処理装置7からの指令信号によって行なわれる。マ
ルチプライングD/A3によって倍率増幅設定を施された信
号はバッファアンプ4を介しての伸び出力信号として出
力される。
成を示すブロック図である。ストレインゲージ式あるい
はDTF式の伸び検出器1から出力される検出信号は、前
置増幅器2によって増幅された後マルチプライングD/A3
に入力される。マルチプライングD/A3は、伸びの計測レ
ンジを設定するもので、このレンジの設定は後述するデ
ータ処理装置7からの指令信号によって行なわれる。マ
ルチプライングD/A3によって倍率増幅設定を施された信
号はバッファアンプ4を介しての伸び出力信号として出
力される。
伸び出力信号は、A/D変換器6を経てデータ処理装置
7へ入力される。データ処理装置7は、伸び出力が設定
レンジのフルケースの90%の範囲に達したか否かを判定
するとともに、90%に達したと判定すれば、感度の低い
次段のレンジへ切換えるようにマルチプライングD/A3に
切換え指令信号を出力する。データ処理装置7では指定
した倍率が分かっているので、レンジを切換えても換算
することで伸び値を簡単に求めることができる。
7へ入力される。データ処理装置7は、伸び出力が設定
レンジのフルケースの90%の範囲に達したか否かを判定
するとともに、90%に達したと判定すれば、感度の低い
次段のレンジへ切換えるようにマルチプライングD/A3に
切換え指令信号を出力する。データ処理装置7では指定
した倍率が分かっているので、レンジを切換えても換算
することで伸び値を簡単に求めることができる。
第2図に示す荷重−伸び曲線は、データ処理装置7の
指示によって測定レンジが2回目自動的に切換えられた
ことを示す。すなわち、1段目のレンジでは伸び検出器
の感度を上げて計測され、1段目のレンジのフルスケー
ル90%に達した時に2段目のレンジに切換えられ、同様
に2段目のレンジのフルスケールの90%に達した時点で
3段目のレンジに切換えられて計測され、3段目のレン
ジ内で試験片が破断した事を示す。
指示によって測定レンジが2回目自動的に切換えられた
ことを示す。すなわち、1段目のレンジでは伸び検出器
の感度を上げて計測され、1段目のレンジのフルスケー
ル90%に達した時に2段目のレンジに切換えられ、同様
に2段目のレンジのフルスケールの90%に達した時点で
3段目のレンジに切換えられて計測され、3段目のレン
ジ内で試験片が破断した事を示す。
このように伸び測定レンジが自動的に切換えられるの
で、破断伸びの分らない材料でも伸び検出器の測定範囲
ならば伸び検出器のレンジを操作者が人的に考慮して操
作しなくとも自動的に破断伸び値を検出することができ
る。また、データ処理装置に試験片破断までの荷重−伸
びのデータを記憶するメモリを設けておけば、第2図に
示すように分断して得られた荷重−伸び線図を、最終の
レンジにおいて第3図に示す連続した線図として後から
描くこともできる。
で、破断伸びの分らない材料でも伸び検出器の測定範囲
ならば伸び検出器のレンジを操作者が人的に考慮して操
作しなくとも自動的に破断伸び値を検出することができ
る。また、データ処理装置に試験片破断までの荷重−伸
びのデータを記憶するメモリを設けておけば、第2図に
示すように分断して得られた荷重−伸び線図を、最終の
レンジにおいて第3図に示す連続した線図として後から
描くこともできる。
[発明の効果] 上記説明から明らかなように本発明にかかる材料試験
機によれば、伸び検出器の感度を自動的に高いレンジか
ら低いレンジへ切換えることができ、各種試験特性を必
要な計測感度に応じて精度よく測定することができるよ
うになった。
機によれば、伸び検出器の感度を自動的に高いレンジか
ら低いレンジへ切換えることができ、各種試験特性を必
要な計測感度に応じて精度よく測定することができるよ
うになった。
第1図は本発明の実施例である材料試験機の要部の構成
を示すブロック図、第2図は実施例機によって得られた
荷重−伸び線図を示す図、第3図は従来機によって得ら
れる荷重−伸び線を示す図である。 1……伸び検出器 3……マルチプライングD/A 7……データ処理装置
を示すブロック図、第2図は実施例機によって得られた
荷重−伸び線図を示す図、第3図は従来機によって得ら
れる荷重−伸び線を示す図である。 1……伸び検出器 3……マルチプライングD/A 7……データ処理装置
Claims (1)
- 【請求項1】伸び検出器から出力される検出信号に伸び
測定レンジ設定手段により倍率増幅を施して伸び出力を
得るようにした材料試験機において、 前記伸び出力が前記伸び計測レンジ設定手段によって設
定されたレンジのフルスケールに対してあらかじめ定め
た一定割合の範囲に到達したか否かを判定し、到達した
と判定すれば、伸び測定レンジ設定手段へレンジ切換指
令信号を出力する伸び出力データ処理装置と、 試験片が破断に至るまでの荷重と前記伸び出力を記憶す
るメモリとを備え、 前記メモリに記憶された荷重と伸び出力を最終レンジに
おいて連続した荷重−伸び線図として表示するよう構成
したことを特徴とする材料試験機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61228885A JP2612261B2 (ja) | 1986-09-27 | 1986-09-27 | 材料試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61228885A JP2612261B2 (ja) | 1986-09-27 | 1986-09-27 | 材料試験機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6382340A JPS6382340A (ja) | 1988-04-13 |
JP2612261B2 true JP2612261B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=16883384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61228885A Expired - Fee Related JP2612261B2 (ja) | 1986-09-27 | 1986-09-27 | 材料試験機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2612261B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2518017B2 (ja) * | 1988-06-30 | 1996-07-24 | 株式会社島津製作所 | 材料試験機 |
JP2578994B2 (ja) * | 1989-10-31 | 1997-02-05 | 品川白煉瓦株式会社 | 熱間変位―荷重測定システム |
JP2517576Y2 (ja) * | 1991-09-09 | 1996-11-20 | 株式会社島津製作所 | 材料試験機 |
JP5240216B2 (ja) * | 2010-02-19 | 2013-07-17 | 株式会社島津製作所 | 変位計用アンプ装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0328325Y2 (ja) * | 1980-05-22 | 1991-06-18 |
-
1986
- 1986-09-27 JP JP61228885A patent/JP2612261B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6382340A (ja) | 1988-04-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |