JP2611811B2 - 自動現像装置 - Google Patents

自動現像装置

Info

Publication number
JP2611811B2
JP2611811B2 JP63173191A JP17319188A JP2611811B2 JP 2611811 B2 JP2611811 B2 JP 2611811B2 JP 63173191 A JP63173191 A JP 63173191A JP 17319188 A JP17319188 A JP 17319188A JP 2611811 B2 JP2611811 B2 JP 2611811B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photographic
developing
chamber
jet nozzle
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63173191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0223341A (ja
Inventor
嘉寿 恒川
Original Assignee
嘉寿 恒川
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 嘉寿 恒川 filed Critical 嘉寿 恒川
Priority to JP63173191A priority Critical patent/JP2611811B2/ja
Priority to US07/377,034 priority patent/US4947199A/en
Priority to EP89112681A priority patent/EP0350875B1/en
Priority to DE68918646T priority patent/DE68918646T2/de
Publication of JPH0223341A publication Critical patent/JPH0223341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2611811B2 publication Critical patent/JP2611811B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D3/00Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion
    • G03D3/08Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion having progressive mechanical movement of exposed material
    • G03D3/13Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion having progressive mechanical movement of exposed material for long films or prints in the shape of strips, e.g. fed by roller assembly
    • G03D3/132Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion having progressive mechanical movement of exposed material for long films or prints in the shape of strips, e.g. fed by roller assembly fed by roller assembly

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、写真感光材料(フィルム、印画紙等)の自
動現像装置に係り、特に複数の搬送ローラを蛇行させる
ことなく水平方向に一直線状に配列し、しかも現像液、
定着液及び洗浄水を所定縦断面形状の溝を有するノズル
により噴射させてその中を通過させるようにすることに
より、写真感光材料を水平方向に一直線状に搬送可能と
し、現像性能の向上、写真感光材料の損傷の低減、搬送
ローラの数の大幅な削減及び装置の小型化を図った自動
現像装置に関する。
従来の技術 従来、画像露光済の写真感光材料を現像するには、作
業者は暗室内に設置された恒温槽により肉眼で像を確認
しながら現像処理を行っていた。このような手動現像処
理によると、現像時間の管理は元より、現像液や定着液
の温度管理も温度計を見ながら勘に頼って行う必要があ
り、必ずしも最適のコンディションで現像処理を行うこ
とができず、かなりの熟練を要し、慣れない人では十分
な結果が得られないという欠点があった。また暗室はか
なり大きなスペースを要し、しかも暗くて作業がしづら
く、特に歯科医におけるように撮影済のX線デジタルフ
ィルムをその都度現像する必要があるような場合には、
フィルムの現像を暗室に入って行わなければならないこ
とは、作業能率を著しく低下させることになり、好まし
くなかった。
またこのような暗室における手現像処理の欠点を除く
ものとして、第6図に示すように、明室において現像処
理できるようにしたローラ式の自動現像装置1が提案さ
れ、実用に供されて来たが、この種のものにおいては、
現像タンク2が、現像室3、定着室4、水洗室5、乾燥
室6に少なくとも4分割され、現像室3には現像液8
が、定着室4には定着液9が、そして水洗室5には洗浄
水10が夫々収容されるようになっているに過ぎなかった
ため、写真感光材料の一例たるフィルム11を搬送する際
に各液体に該フィルムを浸漬するためには、図示のよう
に該フィルムを必ず上下方向に蛇行させなければなら
ず、これが原因となって一部の搬送ローラ12は現像液
8、定着液9中に浸漬されることになるため、これらの
搬送ローラが汚れたり傷み易いという欠点があった。ま
たフィルム11を搬送するのに非常に多くの、例えば図示
の例では48本の搬送ローラ12が必要とされ、自動現像装
置1の全長が長くなって小型化できないばかりでなく、
これらの搬送ローラ12はフィルム11を現像液8、定着液
9及び洗浄水10に夫々浸漬するためにその都度所定距離
だけ下降させなければならず、従って搬送ローラ12の並
びも必然的に上下方向に蛇行することとなり、該搬送ロ
ーラ中を搬送されるフィルム11は多くの搬送ローラ12に
より蛇行させられながら移動し、屈曲作用を繰り返し受
けることになるため、損傷を受け易いという欠点があっ
た。更には搬送ローラ12が汚れ易いため該搬送ローラの
回転が円滑でなくなり、現像むらが発生するという欠点
があった。
また特公昭47-51264には、写真層支持体の現像装置が
開示されているが、該従来例は、ローラー間に設けられ
た上下の処理液室の間に処理室が形成され、両処理液室
から処理室に処理液が供給され、処理室を進行するフィ
ルムを処理するように構成されているが、処理室を流れ
る処理液はフィルムの進行方向と反対方向に流れるよう
工夫されたものであるから、構成が複雑であると共に、
本願発明とはその構成が異なるものである。
また特公昭47-9315には、データ処理装置が開示され
ているが、該従来例は、ローラーの間に設けられ、上下
の処理室(空洞)の間に形成された水平方向の処理室か
らなり、導管から空洞に処理液を供給し、処理液噴入口
から処理液を中間の処理室に上下方向から供給して感光
材料の処理を行うようにしたものであり、構成が複雑で
あると共に、本願発明とはその構成が全く異なるもので
ある。
また特開昭52-75477には、液体現像装置が開示されて
いるが、該従来例は、静電潜像をトナー現像する液体現
像装置に関するもので、静電潜像が形成された電子写真
感光材料をスリットを表面に有する現像器の表面を進行
させ、スリットから供給される液体トナー現像剤によっ
て現像するようにしたものであり、一方のスリットから
液体現像剤を感光材料面に流入させ、他方のスリットか
ら流出させる構成であるから、本願発明とはその構成が
異なる別異の発明である。
目的 本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになさ
れたものであって、その目的とするところは、画像露光
済の写真感光材料を水平方向に移動させつつ処理する自
動現像装置において、写真感光材料の進行方向に所定の
間隔で平行に配設され写真感光材料を水平方向に搬送す
る少なくとも2組の搬送ローラと、該搬送ローラに隣接
して該搬送ローラと平行にかつ写真感光材料の進行方向
に対して直角方向に写真感光材料の全幅にわたって配設
され処理液が写真感光材料の進行方向に対して直角方向
にかつ該写真感光材料の面に対して平行に一端から噴射
されて流れ他の一端から流出するように構成された処理
液噴射ノズルとを備え、該処理液噴射ノズルは、上下方
向に閉じられて写真感光材料の進行方向に開口しかつ該
処理液の噴射穴に連通する溝を有し、該溝中を流れる処
理液の中を水平方向に写真感光材料を通過させるように
構成することによって、非常に簡単な構造で、搬送ロー
ラが処理液中に浸漬されず、搬送ローラが処理液で汚さ
れる機会がほとんどない写真感光材料の自動現像装置を
提供することである。また他の目的は、上記構成によっ
て写真感光材料を水平方向に搬送しつつ処理し得る小型
化され、かつ明室で使用し得る写真感光材料の自動現像
装置を提供することである。
また他の目的は、未現像の写真感光材料が感光しない
ように外部の光線を遮断ししかも内部が視認できる覗き
窓を一部に有し遮光生の材料で構成された現像箱と、現
像液が噴射される現像室と該現像室に隣接して設けられ
定着液が噴射される定着室と該定着室に隣接して設けら
れ洗浄水が噴射される水洗室と該水洗室に隣接して設け
られ温風が噴射されるようにした乾燥室とに少なくとも
4分割されこれらの各室が水平方向に一直線状に配列さ
れて現像箱内に収容された現像タンクと、該現像タンク
の現像室に設けられポンプにより圧送される現像液が写
真感光材料の進行方向に対して直角方向にかつ該写真感
光材料の面に対して平行に一端から噴射されて流れ他の
一端から流出するように構成され上下方向が閉じられて
該写真感光材料の進行方向に開口した溝を有する現像液
噴射ノズルと、定着室に設けられポンプにより圧送され
る定着液が写真感光材料の進行方向に対して直角方向に
かつ該写真感光材料の面に対して平行に一端から噴射さ
れて流れ他の一端から流出するように構成され上下方向
が閉じられて該写真感光材料の進行方向に開口した溝を
有する定着液噴射ノズルと、水洗室に設けられポンプに
より圧送される洗浄水が写真感光材料の進行方向に対し
て直角方向にかつ該写真感光材料の面に対して平行に一
端から噴射されて流れ他の一端から流出するように構成
され上下方向が閉じられて該写真感光材料の進行方向に
開口した溝を有する洗浄水噴射ノズルと、乾燥室に設け
られ温風が写真感光材料の進行方向に対して直角方向に
かつ該写真感光材料の面に対して平行に噴射される温風
噴射ノズルと、現像液噴射ノズル、定着液噴射ノズル、
洗浄水噴射ノズル及び温風噴射ノズルの前後側に夫々設
けられ上下方向に対をなして水平方向に一直線状に配列
されて写真感光材料を搬送しつつこれらに付着した現像
液、定着液又は洗浄水を絞り取るようにした複数の搬送
ローラと、該搬送ローラを回転駆動する駆動機構とを備
え、写真感光材料を搬送ローラにより搬送し、現像液噴
射ノズル、定着液噴射ノズル及び洗浄水噴射ノズルを順
次水平方向に一直線状に通過させて後温風噴射ノズルを
通過させて乾燥させるように構成することによって、フ
ィルムを搬送する際に該フィルムを全く蛇行させる必要
がないようにすることであり、またこれによって写真感
光材料の搬送中の損傷を防止し、また現像むらの発生の
おそれをなくし、美しい現像済の写真感光材料を得るこ
とができるようにすることである。
また誰でも容易に写真感光材料の現像ができるように
して写真感光材料の現像処理における熟練を不要とし、
特に歯科医等におけるX線フィルムの現像処理の作業能
率を飛躍的に向上させることである。また搬送ローラの
洗浄作業量を減少させることにより自動現像装置の維持
管理の容易化を図ることである。また他の目的は、暗室
に入る必要性をなくし、明室において写真感光材料の現
像処理ができるようにし、小さなスペースを済むように
すると共に暗室に入る煩わしさをなくし、作業環境の向
上を図ることである。
更に他の目的は、搬送ローラを一直線状に配列するこ
とにより、その必要数を従来例に較べて大幅に、例えば
半減させることであり、またこれによって自動現像装置
の全長を従来例に比べて30%以上短縮することである。
構成 要するに本発明(請求項1)は、画像露光済の写真感
光材料を水平方向に移動させつつ処理する自動現像装置
において、前記写真感光材料の進行方向に所定の間隔で
平行に配設され前記写真感光材料を水平方向に搬送する
少なくとも2組の搬送ローラと、該搬送ローラに隣接し
て該搬送ローラと平行にかつ前記写真感光材料の進行方
向に対して直角方向に前記写真感光材料の全幅にわたっ
て配設され処理液が前記写真感光材料の進行方向に対し
て直角方向にかつ該写真感光材料の面に対して平行に一
端から噴射されて流れ他の一端から流出するように構成
された処理液噴射ノズルとを備え、該処理液噴射ノズル
は、上下方向が閉じられて前記写真感光材料の進行方向
に開口しかつ該処理液の噴射穴に連通する溝を有し、該
溝中を流れる前記処理液の中を水平方向に前記写真感光
材料を通過させるように構成したことを特徴とするもの
である。
また本発明(請求項2)は、画像露光済の写真感光材
料が感光しないように外部の光線を遮断ししかも内部が
視認できる覗き窓を一部に有し遮光性の材料で構成され
た現像箱と、現像液が噴射される現像室と該現像室に隣
接して設けられ定着液が噴射される定着室と該定着室に
隣接して設けられ洗浄水が噴射される水洗室と該水洗室
に隣接して設けられ温風が噴射されるようにした乾燥室
とに少なくとも4分割されこれらの各室が水平方向に一
直線状に配列されて前記現像箱内に収容された現像タン
クと、該現像タンクの前記現像室に設けられポンプによ
り圧送される前記現像液が前記写真感光材料の進行方向
に対して直角方向にかつ該写真感光材料の面に対して平
行に一端から噴射されて流れ他の一端から流出するよう
に構成され上下方向が閉じられて該写真感光材料の進行
方向に開口した溝を有する現像液噴射ノズルと、前記定
着室に設けられポンプにより圧送される前記定着液が前
記写真感光材料の進行方向に対して直角方向にかつ該写
真感光材料の面に対して平行に一端から噴射されて流れ
他の一端から流出するように構成され上下方向が閉じら
れて該写真感光材料の進行方向に開口した溝を有する定
着液噴射ノズルと、前記水洗室に設けられポンプにより
圧送される前記洗浄水が前記写真感光材料の進行方向に
対して直角方向にかつ該写真感光材料の面に対して平行
に一端から噴射されて流れ他の一端から流出するように
構成され上下方向が閉じられて該写真感光材料の進行方
向に開口した溝を有する洗浄水噴射ノズルと、前記乾燥
室に設けられ温風が前記写真感光材料の進行方向に対し
て直角方向にかつ該写真感光材料の面に対して平行に噴
射される温風噴射ノズルと、前記現像液噴射ノズル、前
記定着液噴射ノズル、前記洗浄水噴射ノズル及び前記温
風噴射ノズルの前後側に夫々設けられ上下方向に対をな
して水平方向に一直線状に配列されて前記写真感光材料
を搬送しつつこれらに付着した前記現像液、前記定着液
又は前記洗浄水を絞り取るようにした複数の搬送ローラ
と、該搬送ローラを回転駆動する駆動機構とを備え、前
記写真感光材料を前記搬送ローラにより搬送し、前記現
像液噴射ノズル、前記定着液噴射ノズル及び前記洗浄水
噴射ノズルを順次水平方向に一直線状に通過させて後前
記温風噴射ノズルを通過させて乾燥させるように構成し
たことを特徴とするものである。
以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。第
1図から第5図において、本発明に係る自動現像装置21
(請求項1)は、少なくとも2組の搬送ローラ29と、処
理液噴射ノズルの一例たる現像液噴射ノズル24、定着液
噴射ノズル25及び洗浄水噴射ノズル26とを備えている。
また本発明に係る自動現像装置1(請求項2)は、現
像箱22と、現像タンク23と、現像液噴射ノズル24と、定
着液噴射ノズル25と、洗浄水噴射ノズル26と、温風噴射
ノズル28と、搬送ローラ29と、駆動機構30とを備えてい
る。
現像箱22は、画像露光済の写真感光材料の一例たる未
現像のフィルム31(これは印画紙でもよいが、以後写真
感光材料についてはフィルムの場合について説明す
る。)が感光しないように外部の光線を遮断し、しかも
内部22aが視認できる覗き窓32を一部に有し遮光性の材
料で構成されており、該覗き窓32は天板33の幅方向の中
央部に設けられ、特殊なガラスで製作され、フィルム31
を感光させる光線のほとんどを吸収してしまうもので、
この覗き窓32を通して現像箱22の内部22aを見ると、薄
暗く赤く見えるが、ここから覗き込んでフィルム31のケ
ース(図示せず)からの取出し作業及び搬送ローラ29へ
の挿入作業は十分にできるようになっている。
現像箱22の前面上半分には開口部22bが設けられてお
り、該開口部には蓋34が着脱自在に取り付けられるよう
になっており、該蓋には作業者の両腕(図示せず)を入
れて作業をするための作業穴34aがあけられていて、該
作業穴には黒い布製の一対の手甲36が取り付けられてい
る。手甲36の入口にはゴム輪部36aが形成されていて、
作業者の両腕のまわりから光が入らないようになってい
る。
現像箱22の内部において、現像タンク23の入口の部分
には、未現像のフィルム31のケースを収容し、該ケース
からのフィルム31の取出し作業をするための空間部22c
が形成されている。現像箱22の正面左側の側面22dには
ブラケット38が固定されており、該ブラケットには現像
液排出パイプ39、定着液排出パイプ40、洗浄水排出パイ
プ41の各一端39a、40a、41aが夫々差し込まれて把持さ
れるようになっている。また側面22dには、現像液43及
び定着液44の温度を調節するための温度調節つまみ46と
搬送ローラ29の回転速度を調節するための速度調節つま
み49と、ヒューズ48と、電源コード37が取り付けられて
おり、前面22eには電源投入スイッチ50及び電源表示ラ
ンプ51が取り付けられている。
現像タンク23は、現像液43が噴射される現像室56と、
該現像室に隣接して設けられ定着液44が噴射される定着
室53と、該定着室に隣接して設けられ洗浄水45が噴射さ
れる水洗室54と、該水洗室に隣接して設けられ温風47が
噴射されるようにした乾燥室55とに少なくとも4分割さ
れ、これらの各室が水平方向に一直線状に配列されて現
像箱22内に収容されている。そしてこれらの現像室52、
定着室53、水洗室54及び乾燥室55は底部23dから一体的
に立ち上がり形成された仕切壁23a,23b,23cにより夫々
仕切られている。また底部23dには、現像室52のドレン
穴23f、定着室53のドレン穴23g、水洗室54のドレン穴23
hが夫々形成されており、ドレン穴23fには現像液ポンプ
58の現像液回収ホース58aが、ドレン穴23gには定着液ポ
ンプ59の定着液回収ホース59aが、ドレン穴23hには洗浄
水ポンプ60の洗浄水回収ホース60aが夫々連通接続され
ている。また現像液ポンプ58の現像液供給ホース58bは
現像室52の現像液ギャラリ52aに、定着液ポンプ59の定
着液供給ホース59bは定着室53の定着液ギャラリ53aに、
洗浄水ポンプ60の洗浄水供給ホース60bは水洗室54の洗
浄水ギャラリ54aに夫々連通接続されている。
現像液噴射ノズル24は、第5図に示すように、現像タ
ンク23の現像室52に同一のものが一対設けられており、
ポンプの一例たる現像液ポンプ58により圧送される現像
液43がフィルム31の進行方向に対して直角方向にかつフ
ィフム31の面に対して平行に一端から噴射されて流れ他
の一端から流出するように構成され、上下方向が閉じら
れてフィルム31の進行方向に開口した溝24aを有してお
り、該溝は上下方向に長い断面四角形に形成されてい
る。そして現像タンク23の幅方向に略いっぱいの長さを
有し、現像液ギャラリ52aに形成された噴射穴52bに一端
が連通し、該噴射穴から現像液43が噴射され、溝24aの
中を断面四角形状に矢印Aの如く勢いよく流れるように
構成され、溝24aの開口部24bをフィルム31が矢印Bの如
く通過できるようになっている。また現像液噴射ノズル
24は現像タンク23の現像液ギャラリ52a及び底部23dに固
着されている。
定着液噴射ノズル25は、現像タンク23の定着室53に同
一のものが一対設けられており、ポンプの一例たる定着
液ポンプ59により圧送される定着液44がフィルム31の進
行方向に対して直角方向にかつフィルム31の面に対して
平行に一端から噴射されて流れ他の一端から流出するよ
うに構成され、上下方向が閉じられてフィルム31の進行
方向に開口した溝25aを有しており、該溝は上下方向に
長い断面四角形に形成されている。そして現像タンク23
の幅方向に略いっぱいの長さを有し、定着液ギャラリ53
aに形成された噴射穴(図示せず)に一端が連通し、該
噴射穴から定着液44が噴射され、溝25aの中を断面四角
形状に勢いよく流れるように構成され、溝25aの開口部2
5bをフィルム31が矢印Bの如く通過できるようになって
いる。また定着液噴射ノズル25は現像タンク23の定着液
ギャラリ53a及び底部23dに固着されている。
洗浄水噴射ノズル26は、現像タンク23の水洗室54に同
一のものが一対設けられており、ポンプの一例たる洗浄
水ポンプ60により圧送される洗浄水45がフィルム31の進
行方向に対して直角方向にかつフィルム31の面に対して
平行に一端から噴射されて流れ他の一端から流出するよ
うに構成され、上下方向が閉じられてフィルム31の進行
方向に開口した溝26aを有しており、該溝は上下方向に
長い断面四角形に形成されている。そして現像タンク23
の幅方向に略いっぱいの長さを有し、洗浄水ギャラリ54
aに形成された噴射穴(図示せず)に一端が連通し、該
噴射穴から洗浄水45が噴射され、溝26aの中を断面四角
形状に勢いよく流れるように構成され、溝26aの開口部2
6bをフィルム31が矢印Bの如く通過できるようになって
いる。また洗浄水噴射ノズル26は、現像タンク23の洗浄
水ギャラリ54a及び底部23dに固着されている。
温風噴射ノズル28は、現像タンク23の乾燥室55に同一
のものが一対設けられており、温風47がフィルム31の進
行方向に対して直角方向にかつフィルム31の面に対して
平行に一端から噴射されるようにしたものであって、断
面円形に形成され、モータ65により駆動される温風ファ
ン66の吐出ダクト55aに連通接続され、現像タンク23の
フィルム進行方向右側の側面23jからわずかに突出して
乾燥室55内において開口しており、該温風噴射ノズルか
ら噴射される温風はこれを出た直後に自由に拡散し、主
としてフィルム31の進路付近を流れて該フィルムを乾燥
させるようにしたものである。なお、該温風噴射ノズル
28は、図示のものに限定されるものではなく、現像液噴
射ノズル24等と同一の形状のものとしてもよい。
搬送ローラ29は、現像液現像ノズル24、定着液噴射ノ
ズル25、洗浄水噴射ノズル26及び温風噴射ノズル28のフ
ィルム31の進行方向前後側に夫々設けられており、上下
方向に対をなして水平方向に一直線状に配列されてフィ
ルム31を搬送しつつこれらに付着した現像液43、定着液
44又は洗浄水45を絞り取るようにしたもので、弾性、対
薬品性、耐水性及び対熱性を有するゴム等で断面円形に
形成されている。そしてその中心には回転軸29aが固着
され、該回転軸は、4本のボルト68により所定の間隔で
互いに固定された軸受の一例たる一対のベークライト製
の軸受板69によりその両端が回動自在に支持されてお
り、回転軸29aは軸受板69に対して緩く嵌合され上側の
搬送ローラ29がその自重により下側の搬送ローラ29に圧
接されている。また上下一対の搬送ローラ29の接点は、
現像液噴射ノズル24等の開口部24bの上下方向の中央
部、即ちフィルム31の搬送経路に一致するように上下位
置が設定されている。そして図示の実施例では、搬送ロ
ーラ29の本数は、従来例のちょうど半数の24本となって
いる。
駆動機構30は、搬送ローラ29を回転駆動するためのも
ので、各搬送ローラ29の回転軸29aごとに取り付けられ
た24個の駆動歯車70と、これらの駆動歯車を互いに連結
して動力を伝達すると共に回転方向を揃えるための10個
のアイドル歯車71と、特定のアイドル歯車71A,71Bと同
軸の回転軸80,81に夫々固定された一対のスプロケット7
2,73と、これらのスプロケットに巻き掛けられたチェー
ン74と、モータ76と、該モータの回転軸76aに固定され
たスプロケット75と、該スプロケットとスプロケット73
とに巻き掛けられたチェーン77とからなり、モータ76か
らの動力はスプロケット75からチェーン77を介してスプ
ロケット73に一旦伝達され、該スプロケット73からチェ
ーン74を介してスプロケット72に伝達され、スプロケッ
ト73はアイドル歯車、71Bに動力を伝達して該アイドル
歯車による第4図中右半分の12個の駆動歯車70を駆動
し、スプロケット72はアイドル歯車71Aに動力を伝達し
て該アイドル歯車71Aにより第4図中左半分の12個の駆
動歯車70を駆動するように構成されている。
なお、図示の実施例では、駆動歯車70及びアイドル歯
車71はすべて平歯車として説明されているが、これはウ
ォーム歯車(図示せず)を用いた駆動歯車30としてもよ
いことは明らかである。
そして本発明は、フィルム31を搬送ローラ29により搬
送し、現像液噴射ノズル24、定着液噴射ノズル25及び洗
浄水噴射ノズル26を順次水平方向に一直線状に通過させ
て後、温風噴射ノズル28を通過させて乾燥させるように
構成したものである。
作用 本発明は、上記のように構成されており、以下その作
用について説明する。第1図において、蓋34は開口部22
bを密閉するように取り付けられる。これによって現像
箱22は十分に暗くなるが、明室においてフィルム31の現
像を行うことが可能である。即ち、覗き窓32からはその
内部22aが視認できる程度の光が入るので、該覗き窓か
ら内部22aを覗きながらフィルム31の搬送ローラ29への
挿入作業等を容易に行うことができる。
第2図から第5図も参照して、現像作業に先立って、
まず現像室52に現像液43を注入してドレン穴23fから現
像液回収ホース58a及び現像液ポンプ58内を該現像液で
満たし、現像液ポンプ58を可動状態とし、同様に定着室
53に定着液44を注入してドレン穴23gから定着液回収ホ
ース59a及び定着液ポンプ59内を該定着液で満たし、定
着液ポンプ59を可動状態とし、更に同様に水洗室54に洗
浄水45を注入してドレン穴23hから洗浄水回収ホース60a
及び洗浄水ポンプ60内を該洗浄水で満たし、洗浄水ポン
プ60を可動状態とする。これによって各ポンプ(セラミ
ックスを使用した特殊薬液用ポンプ)は潤滑状態となっ
て通電できるようになる。
そこで電源投入スイッチ50を投入すると、電源表示ラ
ンプ51が点灯し、現像液ポンプ58、定着液ポンプ59、洗
浄水ポンプ60、モータ65、温風ファン66及びモータ76を
作動し、現像液供給ホース58bからは現像液43が吐出さ
れ、これが現像液ギャラリ52aに入ってその噴射穴52bか
ら勢いよく噴射されると、該現像液は現像液噴射ノズル
24の溝24a内を、第5図に示すように、ちょうど断面四
角形の角柱状の流れとなって極めて順調に流れ、溝24b
の長さ方向の端部に達すると、開口部24bから現像タン
ク23の底部23d上に流れ落ち、再びドレン穴23fから現像
液回収ホース58aを介して矢印Aの如く現像液ポンプ58
に吸入されて現像液供給ホース58bから同じく矢印Aの
如く吐出される。この場合、現像液43は現像液噴射ノズ
ル24の途中においてはその開口部24bからはほとんど流
れ出ることがなく、驚くほど滑らかに溝24a内を流れる
ことが試験の結果判明した。
定着液供給ホース59bからは定着液44が吐出され、こ
れが定着液ギャラリ53aに入ってここから勢いよく噴射
されると、該定着液は定着液噴射ノズル25の溝25a内
を、同様に順調に流れ、溝25aの長さ方向の端部に達し
て開口部25bから底部23d上に流れ落ち、再びドレン穴23
gから定着液回収ホース59aを介して定着液ポンプ59に吸
入されて定着液供給ホース59bから吐出される。
なお、現像液43及び定着液44の温度は、温度調節つま
み46を適宜調節することにより適温、例えば28℃に保た
れる。
洗浄水供給ホース60bからは洗浄水45が吐出され、こ
れが洗浄水ギャラリ54aに入ってここから勢いよく噴射
されると、該洗浄水は洗浄水噴射ノズル26の溝26a内
を、同様に順調に流れ、溝26aの長さ方向の端部に達し
て開口部26bから底部23d上に流れ落ち、再びドレン穴23
hから洗浄水回収ホース60aを介して洗浄水ポンプ60に吸
入されて洗浄水供給ホース60bから吐出される。
また温風ファン66によって圧送された温風は温風噴射
ノズル28から乾燥室55内に勢いよく噴射され、該乾燥室
内は高温の状態となり、フィルム31の乾燥の準備が完了
する。
一方、駆動機構30においては、モータ76が回転を開始
し、これによってスプロケット75、チェーン77、スプロ
ケット73、チェーン74及びスプロケット72が回転し、ス
プロケット73によりアイドル歯車71Bを介して第4図中
右半分の12個の駆動歯車70が回転し、各回転軸29aを介
して12本の搬送ローラ29が回転する。またスプロケット
72によりアイドル歯車71Aを介して第4図中左半分の12
個の駆動歯車70が回転し、各回転軸29aを介して12本の
搬送ローラ29が回転する。なお、第3図において、上側
の搬送ローラ29は図中時計方向に回転し、下側の搬送ロ
ーラ29は反時計方向に回転する。またこれらの搬送ロー
ラ29の回転速度、即ちフィルム31の搬送速度は、速度調
節つまみ49を調節してモータ76を制御して調節すること
ができる。
以上の手順により現像作業の準備が完了し、作業者
は、まず未現像のフィルム31(例えばフィルムのサイズ
は、国内用(小児含む)、パントモ、オイルーザル、六
切等、また各種の印画紙でもよい。)の入ったケース
を、蓋34を外して現像箱22の空間部22c内に入れ、蓋34
を閉じて手甲36から両腕を入れ、ケースからフィルム31
を取り出し、現像室52の最初の搬送ローラ29に挿入す
る。該搬送ローラ29はすでに回転を開始しているので、
該フィルムは該搬送ローラによって引き込まれ、第3図
に示すように、まず現像室52内において、最初の現像液
噴射ノズル24の開口24bから噴射中の現像液43を通過す
る。これによって第1回目の現像処理なされ、フィルム
31に付着した現像液は後続の搬送ローラ29によって絞り
取られ、続いて2番目の現像液噴射ノズル43の現像液43
中を通過して仕上げの現像処理がなされ、付着した現像
液43は後続の搬送ローラ29によって絞り取られ、現像処
理が完了する。絞り取られた現像液43は、ドレン穴23f
から現像液ポンプ58の現像液回収ホース58aにより回収
される。
後続の搬送ローラ29は、フィルム31を更に搬送し、該
フィルムは定着液噴射ノズル25の定着液44中を通過し、
現像室52と同様の2段階の定着処理を受け、フィルム31
に付着した定着液44は後続の搬送ローラ29によって絞り
取られ、定着処理が完了する。
定着処理が完了したフィルク31は、水洗室54に搬送さ
れ、洗浄水噴射ノズル26の洗浄水45中を2回通過して洗
浄処理を受け、フィルム31に付着した洗浄水45は、後続
の搬送ローラ29によって絞り取られ、洗浄処理が完了す
る。
そして最終段階において、フィルム31は乾燥室55内に
搬送され、温風噴射ノズル28から噴射される温風47によ
って乾燥させられ、乾燥状態となったフィルム31は現像
タンク23のスリット23kから第3図の矢印Bの如く現像
箱22及び現像タンク23の外部に搬出され、現像作業が完
了する。なお、1枚のフィルム31についての現像作業の
所要時間は、例えば歯科医用のX線デジタルフィルムの
場合で1分30秒程度である。
以上の一連の処理において、フィルム31は24本の搬送
ローラ29により一直線状に搬送され、決して従来例にお
けるような屈曲作用を受けることがないので、該フィル
ムが損傷を受けるおそれが非常に小さく、また搬送ロー
ラ29が現像液43や定着液44に浸漬されていないため、該
搬送ローラの汚れが少なく、その清掃作業の必要頻度も
従来例に比べて非常に少なくすることが可能である。
またフィルム31は、歯科医におけるX線デンタルフィ
ルムは元より、通常のカメラで撮影した25mm、ブローニ
等のフィルムであっても同様に現像処理を行うことがで
きるものである。また印画紙についても同様に使用する
ことができる。
効果 本発明は、上記のように画像露光済の写真感光材料を
水平方向に移動させつつ処理する自動現像装置におい
て、写真感光材料の進行方向に所定の間隔で平行で配設
され写真感光材料を水平方向に搬送する少なくとも2組
の搬送ローラと、該搬送ローラに隣接して該搬送ローラ
と平行にかつ写真感光材料の進行方向に対して直角方向
に写真感光材料の全幅にわたって配設され処理液が写真
感光材料の進行方向に対して直角方向にかつ該写真感光
材料の面に対して平行に一端から噴射されて流れ他の一
端から流出するように構成された処理液噴射ノズルとを
備え、該処理液噴射ノズルは、上下方向が閉じられて写
真感光材料の進行方向に開口しかつ該処理液の噴射穴に
一端が連通する溝を有し、該溝中を流れる処理液の中を
水平方向に写真感光材料を通過させるように構成したの
で、非常に簡単な構造で、搬送ローラが処理液中に浸漬
されず、搬送ローラが処理液で汚される機会がほとんど
ない写真感光材料の自動現像装置を提供することができ
る効果がある。また上記構成によって写真感光材料を水
平方向に搬送しつつ処理し得る小型化され、かつ明室で
使用し得る写真感光材料の自動現像装置を提供すること
ができる効果がある。
また本発明は、上記のように未現像の写真感光材料が
感光しなように外部の光線を遮断ししかも内部が視認で
きる覗き窓を一部に有し遮光生の材料で構成された現像
箱と、現像液が噴射される現像室と該現像室に隣接して
設けられ定着液が噴射される定着室と該定着室に隣接し
て設けられ洗浄水が噴射される水洗室と該水洗室に隣接
して設けられ温風が噴射されるようにした乾燥室とに少
なくとも4分割されこれらの各室が水平方向に一直線状
に配列されて現像箱内に収容された現像タンクと、該現
像タンクの現像室に設けられポンプにより圧送される現
像液が写真感光材料の進行方向に対して直角方向にかつ
該写真感光材料の面に対して平行に一端から噴射されて
流れ他の一端から流出するように構成され上下方向が閉
じられて該写真感光材料の進行方向に開口した溝を有す
る現像液噴射ノズルと、定着室に設けられポンプにより
圧送される定着液が写真感光材料の進行方向に対して直
角方向にかつ該写真感光材料の面に対して平行に一端か
ら噴射されて流れ他の一端から流出するように構成され
上下方向が閉じられて該写真感光材料の進行方向に開口
した溝を有する定着液噴射ノズルと、水洗室に設けられ
ポンプにより圧送される洗浄水が写真感光材料の進行方
向に対して直角方向にかつ該写真感光材料の面に対して
平行に一端から噴射されて流れ他の一端から流出するよ
うに構成され上下方向が閉じられて該写真感光材料の進
行方向に開口した溝を有する洗浄水噴射ノズルと、乾燥
室に設けられ温風が写真感光材料の進行方向に対して直
角方向にかつ該写真感光材料の面に対して平行に噴射さ
れる温風噴射ノズルと、現像液噴射ノズル、定着液噴射
ノズル、洗浄水噴射ノズル及び温風噴射ノズルの前後側
に夫々設けられ上下方向に対をなして水平方向に一直線
状に配列されて写真感光材料を搬送しつつこれらに付着
した現像液、定着液又は洗浄水を絞り取るようにした複
数の搬送ローラと、該搬送ローラを回転駆動する駆動機
構とを備え、写真感光材料を搬送ローラにより搬送し、
現像液噴射ノズル、定着液噴射ノズル及び洗浄水噴射ノ
ズルを順次水平方向に一直線状に通過させて後温風噴射
ノズルを通過させて乾燥させるように構成したので、フ
ィルムを搬送する際に該フィルムを全く蛇行させる必要
がなくなるため、写真感光材料の搬送中の損傷を防止し
得、また現像むらの発生のおそれをなくし、美しい現像
済の写真感光材料を得ることができる効果がある。
また誰でも容易に写真感光材料の現像ができるように
なるので、写真感光材料の現像処理における熟練を不要
とすることができ、特に歯科医等におけるX線フィルム
の現像処理の作業能率を飛躍的に向上させることができ
る効果がある。またローラの洗浄作業量を減少させるこ
とができるので、自動現像装置の維持管理の容易化を図
ることができる。また暗室に入る必要性がなくなり、明
室において写真感光材料の現像処理ができ、小さなスペ
ースで済むと共に暗室に入る煩わしさをなくすことがで
き、作業環境の向上を図ることができる効果がある。
更には搬送ローラを一直線状に配列したので、その必
要数を従来例に比べて大幅に、例えば半減させることが
でき、この結果自動現像装置の全長を従来例に比べて30
%以上短縮することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本発明の実施例に係り、第1図は自
動現像装置の蓋を取り外した状態における斜視図、第2
図は現像タンク及び駆動機構の斜視図、第3図は自動現
像装置の要部縦断面図、第4図は駆動機構の側面図、第
5図は現像液噴射ノズル及び現像液ポンプの作動状態を
示す部分斜視図、第6図は従来例に係る自動現像装置の
要部縦断面図である。 21は自動現像装置、22は現像箱、22aは内部、23は現像
タンク、24は現像液噴射ノズル、25は定着液噴射ノズ
ル、26は洗浄水噴射ノズル、24a,25a,26aは溝、24b,25
b,26bは開口部、28は温風噴射ノズル、29は搬送ロー
ラ、30は駆動機構、31はフィルム、32は覗き窓、43は現
像液、44は定着液、45は洗浄水、47は温風、52は現像
室、53は定着室、54は水洗室、55は乾燥室、58はポンプ
の一例たる現像液ポンプ、59はポンプの一例たる定着液
ポンプ、60はポンプの一例たる洗浄水ポンプである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像露光済の写真感光材料を水平方向に移
    動させつつ処理する自動現像装置において、前記写真感
    光材料の進行方向に所定の間隔で平行に配設され前記写
    真感光材料を水平方向に搬送する少なくとも2組の搬送
    ローラと、該搬送ローラに隣接して該搬送ローラと平行
    にかつ前記写真感光材料の進行方向に対して直角方向に
    前記写真感光材料の全幅にわたって配設され処理液が前
    記写真感光材料の進行方向に対して直角方向にかつ該写
    真感光材料の面に対して平行に一端から噴射されて流れ
    他の一端から流出するように構成された処理液噴射ノズ
    ルとを備え、該処理液噴射ノズルは、上下方向が閉じら
    れて前記写真感光材料の進行方向に開口しかつ該処理液
    の噴射穴に連通する溝を有し、該溝中を流れる前記処理
    液の中を水平方向に前記写真感光材料を通過させるよう
    に構成したことを特徴とする自動現像装置。
  2. 【請求項2】画像露光済の写真感光材料が感光しないよ
    うに外部の光線を遮断ししかも内部が視認できる覗き窓
    を一部に有し遮光性の材料で構成された現像箱と、現像
    液が噴射される現像室と該現像室に隣接して設けられ定
    着液が噴射される定着室と該定着室に隣接して設けられ
    洗浄水が噴射される水洗室と該水洗室に隣接して設けら
    れ温風が噴射されるようにした乾燥室とに少なくとも4
    分割されこれらの各室が水平方向に一直線状に配列され
    て前記現像箱内に収容された現像タンクと、該現像タン
    クの前記現像室に設けられポンプにより圧送される前記
    現像液が前記写真感光材料の進行方向に対して直角方向
    にかつ該写真感光材料の面に対して平行に一端から噴射
    されて流れ他の一端から流出するように構成され上下方
    向が閉じられて該写真感光材料の進行方向に開口した溝
    を有する現像液噴射ノズルと、前記定着室に設けられポ
    ンプにより圧送される前記定着液が前記写真感光材料の
    進行方向に対して直角方向にかつ該写真感光材料の面に
    対して平行に一端から噴射されて流れ他の一端から流出
    するように構成され上下方向が閉じられて該写真感光材
    料の進行方向に開口した溝を有する定着液噴射ノズル
    と、前記水洗室に設けられポンプにより圧送される前記
    洗浄水が前記写真感光材料の進行方向に対して直角方向
    にかつ該写真感光材料の面に対して平行に一端から噴射
    されて流れ他の一端から流出するように構成され上下方
    向が閉じられて該写真感光材料の進行方向に開口した溝
    を有する洗浄水噴射ノズルと、前記乾燥室に設けられ温
    風が前記写真感光材料の進行方向に対して直角方向にか
    つ該写真感光材料の面に対して平行に噴射される温風噴
    射ノズルと、前記現像液噴射ノズル、前記定着液噴射ノ
    ズル、前記洗浄水噴射ノズル及び前記温風噴射ノズルの
    前後側に夫々設けられ上下方向に対をなして水平方向に
    一直線状に配列されて前記写真感光材料を搬送しつつこ
    れらに付着した前記現像液、前記定着液又は前記洗浄水
    を絞り取るようにした複数の搬送ローラと、該搬送ロー
    ラを回転駆動する駆動機構とを備え、前記写真感光材料
    を前記搬送ローラにより搬送し、前記現像液噴射ノズ
    ル、前記定着液噴射ノズル及び前記洗浄水噴射ノズルを
    順次水平方向に一直線状に通過させて後前記温風噴射ノ
    ズルを通過させて乾燥させるように構成したことを特徴
    とする自動現像装置。
JP63173191A 1988-07-12 1988-07-12 自動現像装置 Expired - Fee Related JP2611811B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63173191A JP2611811B2 (ja) 1988-07-12 1988-07-12 自動現像装置
US07/377,034 US4947199A (en) 1988-07-12 1989-07-10 Photographic processing unit
EP89112681A EP0350875B1 (en) 1988-07-12 1989-07-11 Photographic processing unit
DE68918646T DE68918646T2 (de) 1988-07-12 1989-07-11 Photographische Entwicklungseinheit.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63173191A JP2611811B2 (ja) 1988-07-12 1988-07-12 自動現像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0223341A JPH0223341A (ja) 1990-01-25
JP2611811B2 true JP2611811B2 (ja) 1997-05-21

Family

ID=15955783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63173191A Expired - Fee Related JP2611811B2 (ja) 1988-07-12 1988-07-12 自動現像装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4947199A (ja)
EP (1) EP0350875B1 (ja)
JP (1) JP2611811B2 (ja)
DE (1) DE68918646T2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2804818B2 (ja) * 1989-06-21 1998-09-30 オリンパス光学工業株式会社 液体現像装置
JPH0359662A (ja) * 1989-07-28 1991-03-14 Konica Corp 感光材料処理装置
GB9012860D0 (en) * 1990-06-08 1990-08-01 Kodak Ltd Photographic processing tank
US5398094A (en) * 1993-05-03 1995-03-14 Eastman Kodak Company Slot impingement for an automatic tray processor
US5355190A (en) * 1993-05-03 1994-10-11 Eastman Kodak Company Slot impingement for an automatic tray processor
US5646518A (en) * 1994-11-18 1997-07-08 Lucent Technologies Inc. PTAT current source

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1164396A (fr) * 1956-01-13 1958-10-08 Kelvin & Hughes Ltd Dispositif faisant arriver un liquide sur une surface
NL151192B (nl) * 1965-10-06 1976-10-15 Hoechst Ag Inrichting voor het ontwikkelen van latente, elektrostatische beelden.
DE1296521B (de) * 1967-06-30 1969-05-29 Agfa Gevaert Ag Entwicklungsvorrichtung fuer fotografische Schichttraeger
GB1296037A (ja) * 1968-12-06 1972-11-15
US3774521A (en) * 1969-12-19 1973-11-27 Du Pont Photographic developing apparatus
GB1411343A (en) * 1973-06-20 1975-10-22 Young E Apparatus for developing photographic film
JPS5275447A (en) * 1975-12-19 1977-06-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Liquid development means
US4101919A (en) * 1976-08-02 1978-07-18 Quantor Corporation Film processing apparatus
DE3345084C2 (de) * 1983-12-13 1985-10-10 Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen Entwicklungsvorrichtung für horizontal geführte Schichtträger

Also Published As

Publication number Publication date
EP0350875B1 (en) 1994-10-05
DE68918646T2 (de) 1995-02-09
US4947199A (en) 1990-08-07
EP0350875A3 (en) 1990-10-31
JPH0223341A (ja) 1990-01-25
DE68918646D1 (de) 1994-11-10
EP0350875A2 (en) 1990-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2611811B2 (ja) 自動現像装置
US3662660A (en) Apparatus for processing sensitized material
US3760705A (en) Film processing apparatus
US5579076A (en) Method and apparatus for processing photosensitive material
US4456355A (en) Control apparatus for film disc processor
JP2573668B2 (ja) 感光性平版印刷版現像処理方法および装置
SU435496A1 (ru) Устройство для обработки листовых фотоматериалов
JP3331071B2 (ja) 感光材料処理装置用の計量ラック
JPH03153249A (ja) 感光材料処理装置
JP3140616B2 (ja) 感光性平版印刷版の処理方法及び装置
JPH0323898B2 (ja)
JP2777814B2 (ja) 感光材料処理装置
JP3436488B2 (ja) 感光材料処理装置の動作方法
JP2003270766A (ja) 自動現像装置
JP3197670B2 (ja) 洗浄装置
JP3331060B2 (ja) 洗浄水量測定方法及び計量ラック
JP3321305B2 (ja) 液外搬送部用洗浄ノズルユニット
JPS61284768A (ja) 写真処理装置
JPH11305407A (ja) 自動現像機
JPS62273538A (ja) 画像形成装置
JPH01314243A (ja) 自動現像装置
JPH06194805A (ja) 感光材料処理装置
JP2002296798A (ja) 感光材料処理装置
Lewis A New High-Speed Spray Processor for 16/35mm Black-and-White, Negative or Positive Film
JPH0157334B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees