JP2610053B2 - ハンマー装置 - Google Patents
ハンマー装置Info
- Publication number
- JP2610053B2 JP2610053B2 JP30364889A JP30364889A JP2610053B2 JP 2610053 B2 JP2610053 B2 JP 2610053B2 JP 30364889 A JP30364889 A JP 30364889A JP 30364889 A JP30364889 A JP 30364889A JP 2610053 B2 JP2610053 B2 JP 2610053B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hammer
- flange
- compressed gas
- suspension shaft
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 35
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 6
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 5
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 5
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 40
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 3
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005242 forging Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
- Forging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば鍛造を行なう場合、あるいは土木工
事でパイプ等を打撃して推進する際などに適用され、圧
縮空気あるいは窒素ガスなどの気体圧エネルギーによる
ハンマー装置に関する。
事でパイプ等を打撃して推進する際などに適用され、圧
縮空気あるいは窒素ガスなどの気体圧エネルギーによる
ハンマー装置に関する。
この種のハンマー装置は、例えば特公昭58−17688号
公報及び実開昭61−177742号公報によって開示してあ
る。これらの装置は例えばプレス機に適用するもので、
他に垂下加圧作動するラム等の下部に分離して設置する
ものである。その構造は第7図と第8図に示す如く、外
シリンダーよりなる筒体1内に内シリンダー2を設け、
内シリンダー2にそのピストン3と一体を成すハンマー
4を設け、筒体1のピストン5に固着し垂下した鍔6を
有する吊軸7に前記ハンマー4を摺動自在に吊り下げて
あって、ラムの下降によって外ピストン5を下降する
と、吊軸7も共に下降し、外ピストン5と内シリンダー
2間の圧縮気体室8が圧縮される。一方ハンマー4は、
その直径D2と内ピストン3の直径D3との面積差に相当す
る上向きの力を受けるが、吊軸7の下降に伴うシールな
どの摩擦抵抗が前記D3とD2の面積差に相当する上向き力
より大きいため、ハンマー4が若干下降するが、内シリ
ンダー2と内ピストン3間の受圧室9が真空状態となる
ため、ハンマー4は僅かに下降してその位置に停止保持
される。しかし外ピストン5の下降が進み圧縮率が高ま
り、吊軸7の凹溝部10が内シリンダー2の貫通した際に
圧縮気体が一挙に内シリンダー2内に流入し、そのエネ
ルギーによってハンマー4が急速に加速されて下降す
る。そこでハンマー4が下死点(被打撃物の設定位置に
よって決まるが、ハンマーが鍔6に当接しない範囲内)
で停止しラムが上昇すると、圧縮気体室8の圧力によっ
て外ピストン5に上向きの力を受け、ラムと同時に上昇
する。また外ピストン5の上昇に伴い吊軸7及びハンマ
ー4が上昇するものである。
公報及び実開昭61−177742号公報によって開示してあ
る。これらの装置は例えばプレス機に適用するもので、
他に垂下加圧作動するラム等の下部に分離して設置する
ものである。その構造は第7図と第8図に示す如く、外
シリンダーよりなる筒体1内に内シリンダー2を設け、
内シリンダー2にそのピストン3と一体を成すハンマー
4を設け、筒体1のピストン5に固着し垂下した鍔6を
有する吊軸7に前記ハンマー4を摺動自在に吊り下げて
あって、ラムの下降によって外ピストン5を下降する
と、吊軸7も共に下降し、外ピストン5と内シリンダー
2間の圧縮気体室8が圧縮される。一方ハンマー4は、
その直径D2と内ピストン3の直径D3との面積差に相当す
る上向きの力を受けるが、吊軸7の下降に伴うシールな
どの摩擦抵抗が前記D3とD2の面積差に相当する上向き力
より大きいため、ハンマー4が若干下降するが、内シリ
ンダー2と内ピストン3間の受圧室9が真空状態となる
ため、ハンマー4は僅かに下降してその位置に停止保持
される。しかし外ピストン5の下降が進み圧縮率が高ま
り、吊軸7の凹溝部10が内シリンダー2の貫通した際に
圧縮気体が一挙に内シリンダー2内に流入し、そのエネ
ルギーによってハンマー4が急速に加速されて下降す
る。そこでハンマー4が下死点(被打撃物の設定位置に
よって決まるが、ハンマーが鍔6に当接しない範囲内)
で停止しラムが上昇すると、圧縮気体室8の圧力によっ
て外ピストン5に上向きの力を受け、ラムと同時に上昇
する。また外ピストン5の上昇に伴い吊軸7及びハンマ
ー4が上昇するものである。
従ってラム等の下降する加圧力のみによって気体を圧
縮し、そのエネルギーによってハンマーを急速下降する
と共に、そのエネルギーの余剰分で復帰するように構成
するものである。
縮し、そのエネルギーによってハンマーを急速下降する
と共に、そのエネルギーの余剰分で復帰するように構成
するものである。
上述の装置ではプレスに設定してのみ使用され、単独
では使用不能であり、使用範囲が限定されるものであ
る。またハンマーを下降した後に自己復帰するために、
筒体の内径D1をハンマーの外径D2より遥かに大きく形成
する必要があり、そのためにエネルギー効率を悪化する
問題があった。
では使用不能であり、使用範囲が限定されるものであ
る。またハンマーを下降した後に自己復帰するために、
筒体の内径D1をハンマーの外径D2より遥かに大きく形成
する必要があり、そのためにエネルギー効率を悪化する
問題があった。
また気体を圧縮するストロークは吊軸に設けた凹溝部
の位置によって決まり、ハンマーの打撃力は可変するこ
とが出来ず常に一定となるもので、仮に可変しようとす
れば、外ピストンと内シリンダー間の気体量を加減すれ
ば良いが、それに伴いハンマーの復帰時間が遅くなり、
サイクル数を増加することが出来なくなり、殊に打撃力
を非常に小さくするとハンマーの自己復帰が不可能にな
るもので、微弱な打撃を得ることが出来ないものであっ
た。
の位置によって決まり、ハンマーの打撃力は可変するこ
とが出来ず常に一定となるもので、仮に可変しようとす
れば、外ピストンと内シリンダー間の気体量を加減すれ
ば良いが、それに伴いハンマーの復帰時間が遅くなり、
サイクル数を増加することが出来なくなり、殊に打撃力
を非常に小さくするとハンマーの自己復帰が不可能にな
るもので、微弱な打撃を得ることが出来ないものであっ
た。
そこで本発明は以上のハンマー装置の適用範囲が拡げ
られることを主目的とするもので、しかも微弱な打撃力
が得られると共に、ハンマーを確実に且つ迅速に復帰さ
れることが出来、エネルギー効率が改善されるハンマー
装置を提供することにある。
られることを主目的とするもので、しかも微弱な打撃力
が得られると共に、ハンマーを確実に且つ迅速に復帰さ
れることが出来、エネルギー効率が改善されるハンマー
装置を提供することにある。
本発明による第1発明は、吊軸を別設する上下往復駆
動装置の運動子に一体的に連結することにある。
動装置の運動子に一体的に連結することにある。
本発明による第2発明は、第1発明に加えて、筒体内
の圧縮される気体圧の調節手段を設けるものである。
の圧縮される気体圧の調節手段を設けるものである。
本発明による第3発明は、上記従来例と比較して内シ
リンダーを省略することにあり、上下往復駆動装置の運
動子より垂設し筒体内に突入した吊軸の中間部にピスト
ン設け、吊軸の下部に突設した鍔によって気密を保った
状態でハンマーを吊り下げ、ハンマーが筒体内で気密を
保って上下動するものであり、またハンマーに筒体の絞
り部内に突入する頭部をその直径がハンマーの直径より
小として突設し、筒体内のピストンによって圧縮気体室
で圧縮された気体をハンマーに設けた通気孔より鍔まで
の背圧室に流入し、その圧縮気体による背圧でハンマー
の落下を阻止し、吊軸の降下に伴い吊軸に設けた凹溝部
を通じて圧縮気体を受圧室に流入して、ハンマーを急降
下するように構成するものである。
リンダーを省略することにあり、上下往復駆動装置の運
動子より垂設し筒体内に突入した吊軸の中間部にピスト
ン設け、吊軸の下部に突設した鍔によって気密を保った
状態でハンマーを吊り下げ、ハンマーが筒体内で気密を
保って上下動するものであり、またハンマーに筒体の絞
り部内に突入する頭部をその直径がハンマーの直径より
小として突設し、筒体内のピストンによって圧縮気体室
で圧縮された気体をハンマーに設けた通気孔より鍔まで
の背圧室に流入し、その圧縮気体による背圧でハンマー
の落下を阻止し、吊軸の降下に伴い吊軸に設けた凹溝部
を通じて圧縮気体を受圧室に流入して、ハンマーを急降
下するように構成するものである。
本発明による第4発明は、第3発明の凹溝部に換え
て、圧縮気体室と受圧室とを電磁弁によって連結するよ
うに構成するものである。
て、圧縮気体室と受圧室とを電磁弁によって連結するよ
うに構成するものである。
本発明による第5発明は、第3または第4発明に加え
て、圧縮気体室内の圧縮される気体圧を圧力調節装置に
よって調節可能に構成するものである。
て、圧縮気体室内の圧縮される気体圧を圧力調節装置に
よって調節可能に構成するものである。
各発明に共通する作用は、吊軸が上下往復駆動装置に
よって上下動されるので、他の駆動装置と組み合わせる
必要がなく単独で打撃作業を行なわれるものである。
よって上下動されるので、他の駆動装置と組み合わせる
必要がなく単独で打撃作業を行なわれるものである。
また第1と第3発明の装置であれば、圧縮される気体
圧が低くても、上下往復駆動装置によって強制的に上昇
復帰することが出来るものである。
圧が低くても、上下往復駆動装置によって強制的に上昇
復帰することが出来るものである。
第2と第5発明の装置であれば、圧縮される気体圧を
調節することが出来るので、1台の装置でハンマーの打
撃力を自由に且つ簡単に調節することが出来るものであ
る。
調節することが出来るので、1台の装置でハンマーの打
撃力を自由に且つ簡単に調節することが出来るものであ
る。
第3と第4発明の装置であれば、前記作用に加えて、
構造が簡単でコンパクト化され、エネルギー効率を向上
するものである。
構造が簡単でコンパクト化され、エネルギー効率を向上
するものである。
本発明の第1発明による実施例は、第1図に示してお
り、空気あるいは窒素ガスの気体を圧縮してハンマー4
を急速降下する加速部11の構造は従来のものと同様であ
って、1は外シリンダーよりなる筒体、2は内シリンダ
ー、3は内ピストン、4はハンマー、5は外ピストン、
7は吊軸、10は凹溝部であり、筒体1の上面に油圧シリ
ンダーよりなる上下往復駆動装置12を設け、該装置12の
ピストンである運動子13に前記吊軸7を一体的に固着し
たものである。尚、上下往復駆動装置12は油圧シリンダ
ーに限ることなく、その上室14に油圧を供給し、下室15
に空気圧をまたはスプリング(図示せず)を設ける。但
し空気圧の場合にはサージタンク16を接続する。
り、空気あるいは窒素ガスの気体を圧縮してハンマー4
を急速降下する加速部11の構造は従来のものと同様であ
って、1は外シリンダーよりなる筒体、2は内シリンダ
ー、3は内ピストン、4はハンマー、5は外ピストン、
7は吊軸、10は凹溝部であり、筒体1の上面に油圧シリ
ンダーよりなる上下往復駆動装置12を設け、該装置12の
ピストンである運動子13に前記吊軸7を一体的に固着し
たものである。尚、上下往復駆動装置12は油圧シリンダ
ーに限ることなく、その上室14に油圧を供給し、下室15
に空気圧をまたはスプリング(図示せず)を設ける。但
し空気圧の場合にはサージタンク16を接続する。
ところで、上記ハンマー装置において所要の打撃力を
得るために、外ピストン5と内シリンダー2間の圧縮気
体室8の気体圧を所要の打撃力に応じた圧力に保持す
る。従ってその気体圧によって微弱な力で打撃すること
ができる。しかも吊軸7を上下往復駆動装置12で強制的
に復動されるので、ハンマーを確実に元の位置へ上昇さ
れるものである。
得るために、外ピストン5と内シリンダー2間の圧縮気
体室8の気体圧を所要の打撃力に応じた圧力に保持す
る。従ってその気体圧によって微弱な力で打撃すること
ができる。しかも吊軸7を上下往復駆動装置12で強制的
に復動されるので、ハンマーを確実に元の位置へ上昇さ
れるものである。
上記構造に加えて第1図図示のように、電磁弁17とリ
リーフ付き減圧弁18の組み合わせによる圧力制御装置19
を設ければ、圧縮気体室8での初期の圧縮作動時には圧
縮されることがなく一定の圧力を保ち、その以後に圧縮
作動が始まるので、更に打撃力を微弱にすることができ
る。
リーフ付き減圧弁18の組み合わせによる圧力制御装置19
を設ければ、圧縮気体室8での初期の圧縮作動時には圧
縮されることがなく一定の圧力を保ち、その以後に圧縮
作動が始まるので、更に打撃力を微弱にすることができ
る。
第2発明による実施例は前記第1発明を示す第1図に
加えて示しているように、圧縮気体室8の気体圧をコッ
ク20で抜き取り、減圧弁21とチェック弁22とからなる圧
力調節装置23を介して所要の気体圧を供給するようにな
っている。
加えて示しているように、圧縮気体室8の気体圧をコッ
ク20で抜き取り、減圧弁21とチェック弁22とからなる圧
力調節装置23を介して所要の気体圧を供給するようにな
っている。
従ってこの第2発明によれば、圧縮気体室8の気体圧
を必要に応じて自由に調節することができる。この場合
も圧力制御装置19を併設しても良い。
を必要に応じて自由に調節することができる。この場合
も圧力制御装置19を併設しても良い。
上記第1、第2発明による加圧部11の構造は従来のも
のと同様であるが、第2図図示のように外ピストン5を
通常の円盤上に形成することにより、ハンマー4の直径
D2を外ピストン5の直径D1の大きさに近づけることがで
き、エネルギー効率を増大するものである。
のと同様であるが、第2図図示のように外ピストン5を
通常の円盤上に形成することにより、ハンマー4の直径
D2を外ピストン5の直径D1の大きさに近づけることがで
き、エネルギー効率を増大するものである。
更に第2図図示の如く、吊軸7の鍔6とハンマー4と
の間にコイルスプリング39を介在する場合もある。従来
の構造であると、ハンマー4が急速下降した際にハンマ
ーが吊軸7の鍔6に激突しないように、吊軸7のストロ
ークSt1とハンマーのストロークSt2の関係は、St1>St2
であることが必要であった。しかし従来の装置に前述の
ようにスプリングを介在すると、ハンマーの復帰する位
置が不安定となるが、本発明のように吊軸7を強制復帰
することにより、スプリングを介在して、St1=St2に設
定することが出来るようになり、これによってもエネル
ギー効率が向上されるものである。
の間にコイルスプリング39を介在する場合もある。従来
の構造であると、ハンマー4が急速下降した際にハンマ
ーが吊軸7の鍔6に激突しないように、吊軸7のストロ
ークSt1とハンマーのストロークSt2の関係は、St1>St2
であることが必要であった。しかし従来の装置に前述の
ようにスプリングを介在すると、ハンマーの復帰する位
置が不安定となるが、本発明のように吊軸7を強制復帰
することにより、スプリングを介在して、St1=St2に設
定することが出来るようになり、これによってもエネル
ギー効率が向上されるものである。
第3発明による実施例は第3図と第4図に示すが、同
一部材には同一の符号を用いて説明すると、底面を開放
し中間部に絞り部24を有する筒体1内に加圧部11を構成
し、該筒体1の上面に上下動往復駆動装置12が設けてあ
って、加圧部11は、筒体1内の絞り部24より上の空室25
にピストン5を設け、筒体1内の絞り部24より下の空室
26にハンマー4が設けてあり、上下動往復駆動装置12の
運動子13から垂設した吊軸7に前記ピストン5を固着
し、ハンマー4を上下に摺動自在に吊り下げている点は
前記例とほぼ同様であるが、その違いはハンマーの部分
にある。
一部材には同一の符号を用いて説明すると、底面を開放
し中間部に絞り部24を有する筒体1内に加圧部11を構成
し、該筒体1の上面に上下動往復駆動装置12が設けてあ
って、加圧部11は、筒体1内の絞り部24より上の空室25
にピストン5を設け、筒体1内の絞り部24より下の空室
26にハンマー4が設けてあり、上下動往復駆動装置12の
運動子13から垂設した吊軸7に前記ピストン5を固着
し、ハンマー4を上下に摺動自在に吊り下げている点は
前記例とほぼ同様であるが、その違いはハンマーの部分
にある。
即ち、ハンマー4の外周にOリング等のパッキング27
を設け、筒体1の内周に気密を保持して上下に摺動する
ものであり、またハンマー4より絞り部24の内空孔28に
突入する頭部29を一体に突設し、該頭部29もパッキング
30によって内空孔28に対して気密保持して挿入してい
る。更に吊軸7の下端に鍔6を突出し、ハンマー4に鍔
案内孔31が下面を開放して設けてあり、しかも鍔6はパ
ッキング32を介介して鍔案内孔31に対して気密を保って
摺動自在に嵌め込んである。
を設け、筒体1の内周に気密を保持して上下に摺動する
ものであり、またハンマー4より絞り部24の内空孔28に
突入する頭部29を一体に突設し、該頭部29もパッキング
30によって内空孔28に対して気密保持して挿入してい
る。更に吊軸7の下端に鍔6を突出し、ハンマー4に鍔
案内孔31が下面を開放して設けてあり、しかも鍔6はパ
ッキング32を介介して鍔案内孔31に対して気密を保って
摺動自在に嵌め込んである。
ところで前記鍔6の直径d3と頭部29の直径d4の関係
を、d3>d4に形成することが重要である。更にハンマー
4に、筒体1の上空室25における圧縮気体室8と、鍔案
内孔31内における鍔6より上の背圧室33とを連通する通
気孔34を備え、またハンマーの吊軸貫通孔35より絞り部
24とハンマー上面間の受圧室9へ通じる連通孔36とを設
け、吊軸7の外周に設けた凹溝部10と連通孔36とを通じ
て圧縮気体室8と受圧室9とを連通するようになってい
る。尚、絞り部24に受圧室9から圧縮気体室8へ気体を
帰流する逆止弁37を設けている。また上下往復駆動装置
12は第1発明の例と同様に図示してないが、油圧シリン
ダーに限ることがなく、その上室14に油圧を供給し、下
室15に気体圧をまたはスプリングを設ける。但し気体圧
の場合にはサージタンクを接続する。
を、d3>d4に形成することが重要である。更にハンマー
4に、筒体1の上空室25における圧縮気体室8と、鍔案
内孔31内における鍔6より上の背圧室33とを連通する通
気孔34を備え、またハンマーの吊軸貫通孔35より絞り部
24とハンマー上面間の受圧室9へ通じる連通孔36とを設
け、吊軸7の外周に設けた凹溝部10と連通孔36とを通じ
て圧縮気体室8と受圧室9とを連通するようになってい
る。尚、絞り部24に受圧室9から圧縮気体室8へ気体を
帰流する逆止弁37を設けている。また上下往復駆動装置
12は第1発明の例と同様に図示してないが、油圧シリン
ダーに限ることがなく、その上室14に油圧を供給し、下
室15に気体圧をまたはスプリングを設ける。但し気体圧
の場合にはサージタンクを接続する。
上記第3発明による装置の作動は第6図に示している
が、その(A)図はハンマー4が上昇した時の状態であ
って、この状態から上下往復駆動装置12を下降駆動する
ことによって圧縮気体室8の気体が順次圧縮され、その
一部が通気孔34を通じて背圧室33に流入し、鍔6は下降
するがハンマー4は背圧によって下降することなく
(B)図の如く静止している。しかし加圧が進み凹溝部
10がハンマー4の頭部29内に到達し連通孔36と対向する
と同時に、圧縮された気体圧が受圧室9に流入し、
(C)図の如くその圧縮気体によってハンマー4が急速
降下するものである。その後上下往復駆動装置12を上昇
駆動に切り替えることによって、(A)図図示のように
ハンマー4が元の位置へ上昇されるものである。
が、その(A)図はハンマー4が上昇した時の状態であ
って、この状態から上下往復駆動装置12を下降駆動する
ことによって圧縮気体室8の気体が順次圧縮され、その
一部が通気孔34を通じて背圧室33に流入し、鍔6は下降
するがハンマー4は背圧によって下降することなく
(B)図の如く静止している。しかし加圧が進み凹溝部
10がハンマー4の頭部29内に到達し連通孔36と対向する
と同時に、圧縮された気体圧が受圧室9に流入し、
(C)図の如くその圧縮気体によってハンマー4が急速
降下するものである。その後上下往復駆動装置12を上昇
駆動に切り替えることによって、(A)図図示のように
ハンマー4が元の位置へ上昇されるものである。
次に第4発明による実施例は第5図に示しており、前
記第3発明の実施例と殆ど同様であるが、その異なる点
は、図中左側に示すように、圧縮気体室8と受圧室9と
を電磁弁38を介して連結するものである。この場合に
は、電磁弁38を切り換える時点を変化することによっ
て、ハンマー4を強力にあるいは弱い力で下降すること
が出来るものである。
記第3発明の実施例と殆ど同様であるが、その異なる点
は、図中左側に示すように、圧縮気体室8と受圧室9と
を電磁弁38を介して連結するものである。この場合に
は、電磁弁38を切り換える時点を変化することによっ
て、ハンマー4を強力にあるいは弱い力で下降すること
が出来るものである。
また第5発明による実施例は同じく第5図に示してお
り、圧力調節装置23によって圧縮気体室8の気体圧を所
要の圧に設定するようになっている。
り、圧力調節装置23によって圧縮気体室8の気体圧を所
要の圧に設定するようになっている。
本発明は、加速部の吊軸を上下往復駆動装置と一体的
に設けたことにあり、これによって顕著な効果を発揮す
ることが認められる。
に設けたことにあり、これによって顕著な効果を発揮す
ることが認められる。
ハンマーの打撃力を強弱に選定することが出来、適用
範囲を大巾に拡げられるものとなる。
範囲を大巾に拡げられるものとなる。
殊に1台の装置で圧縮率を調節できるものであれば、
打撃力を自由に調節して最も適切な打撃力を与えること
が出来る。
打撃力を自由に調節して最も適切な打撃力を与えること
が出来る。
またハンマーの外径を筒体の内径に近付けることが出
来るか、あるいは殆ど同一にすることが出来るので、エ
ネルギー効率を飛躍的に向上することが出来る。
来るか、あるいは殆ど同一にすることが出来るので、エ
ネルギー効率を飛躍的に向上することが出来る。
請求項3、4または5に記載する装置であれば内シリ
ンダーが不用であるから、その構造がきわめて簡単にな
り故障する恐れが半減される。しかも例えば土木工事で
パイプを打ち込む際などに使用すれば、打ち始めより弱
く順次強く打ち込むことができ、パイプを曲げることな
く真っ直ぐに打ち込むことが出来るようになる。
ンダーが不用であるから、その構造がきわめて簡単にな
り故障する恐れが半減される。しかも例えば土木工事で
パイプを打ち込む際などに使用すれば、打ち始めより弱
く順次強く打ち込むことができ、パイプを曲げることな
く真っ直ぐに打ち込むことが出来るようになる。
第1図は本発明によるハンマー装置の第1、第2発明の
実施例を示す断面図、第2図は同じく類例を示す断面
図、第3図は第3発明による実施例を示す断面図、第4
図は第3図IV−IV線矢視の断面図、第5図は第4、第5
発明による実施例を示す断面図、第6図は第3図に示す
例の作用を示す断面図、第7図と第8図は従来のハンマ
ー装置の構造及び作動を示す断面図である。 1……筒体、2……内シリンダー、3……内ピストン、
4……ハンマー、5……外ピストン、6……鍔、10……
凹溝部、11……加速部、12……上下往復駆動装置、13…
…運動子、19……圧力制御装置、23……圧力調節装置、
29……頭部、31……鍔案内孔、33……背圧室、34……通
気孔、36……連通孔、38……電磁弁
実施例を示す断面図、第2図は同じく類例を示す断面
図、第3図は第3発明による実施例を示す断面図、第4
図は第3図IV−IV線矢視の断面図、第5図は第4、第5
発明による実施例を示す断面図、第6図は第3図に示す
例の作用を示す断面図、第7図と第8図は従来のハンマ
ー装置の構造及び作動を示す断面図である。 1……筒体、2……内シリンダー、3……内ピストン、
4……ハンマー、5……外ピストン、6……鍔、10……
凹溝部、11……加速部、12……上下往復駆動装置、13…
…運動子、19……圧力制御装置、23……圧力調節装置、
29……頭部、31……鍔案内孔、33……背圧室、34……通
気孔、36……連通孔、38……電磁弁
Claims (5)
- 【請求項1】筒体(1)内にハンマー(4)を吊軸
(7)で吊り下げてあって、吊軸(7)を下降するに従
って筒体内のハンマー(4)より上の圧縮気体室(8)
の気体を圧縮し、その圧縮気体の一部でハンマー(4)
に背圧として与えハンマーを上死点に保持し、更に吊軸
(7)を下降するに従って前記圧縮記載によってハンマ
ー(4)を急速下降するハンマー装置において、前記吊
軸(7)が上下往復駆動装置(12)の運動子(13)に固
着していることを特徴とするハンマー装置 - 【請求項2】筒体(1)内の圧縮気体室(8)の気体圧
に対して圧力調節装置(23)を備えていることを特徴と
する請求項1記載のハンマー装置 - 【請求項3】底面を開放した筒体(1)内の中間部に絞
り部(24)を設け、筒体(1)上に設けた上下往復駆動
装置(12)の運動子(13)より垂下した吊軸(7)が筒
体(1)内に突入してあり、筒体内の絞り部(24)より
上の空室に嵌装したピストン(5)を吊軸(7)に固着
して圧縮気体室(8)を設け、筒体内の絞り部(24)よ
り下の空室に気密を保って上下に摺動可能に嵌装するハ
ンマー(4)に吊軸(7)を貫通し、該吊軸に突設した
鍔(6)によってハンマー(4)を吊り下げ、且つ鍔
(6)の外周面がハンマーの鍔案内孔(31)に気密保持
してたり、該ハンマー(4)に筒体の絞り部の内空孔
(28)に突入する頭部(29)をその直径が鍔の直径より
小にして突設してあり、更にハンマー(4)に筒体内の
圧縮気体室(8)からハンマーの鍔案内孔(31)におけ
る鍔より上記の背圧室(33)へ連通する通気孔(34)
と、ハンマーの吊軸貫通孔(35)より絞り部とハンマー
上面間の受圧室(9)へ通じる連通孔(36)とを設け、
吊軸の外面にその下降によって前記連通孔に対面する凹
溝部(10)を設けて、筒体内の圧縮気体室(8)の圧縮
気体をハンマーに下降力として付与可能に構成している
ことを特徴とするハンマー装置 - 【請求項4】底面を開放した筒体(1)内の中間部に絞
り部(24)を設け、筒体上に設けた上下往復駆動装置
(12)の運動子(13)より垂下した吊軸(7)が筒体内
に突入してあり、筒体内の絞り部より上の空室に嵌装し
たピストン(5)を吊軸に固着して圧縮気体室(8)を
設け、筒体内の絞り部より下の空室に気密を保って上下
に摺動可能に嵌装するハンマー(4)に吊軸を貫通し、
該吊軸に突接した鍔(6)によってハンマーを吊り下
げ、且つ鍔の外周面がハンマーの鍔案内孔(31)に気密
保持してあり、該ハンマーに筒体の絞り部の内空孔(2
8)に突入する頭部(29)をその直径が鍔の直径より小
にして突設してあり、更にハンマーに筒体内の圧縮気体
室(8)からハンマーの鍔案内孔(31)における鍔より
上部の背圧室(33)へ連通する通気孔(34)を設け、筒
体内の圧縮気体室(8)と、絞り部とハンマー上面間の
受圧室(9)とを電磁弁(38)によって連結しているこ
とを特徴とするハンマー装置 - 【請求項5】圧縮気体室(8)の気体圧に対して圧力調
節装置(23)を備えていることを特徴とする請求項3ま
たは4記載のハンマー装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30364889A JP2610053B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | ハンマー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30364889A JP2610053B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | ハンマー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03166070A JPH03166070A (ja) | 1991-07-18 |
| JP2610053B2 true JP2610053B2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=17923536
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30364889A Expired - Fee Related JP2610053B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | ハンマー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2610053B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5385050B2 (ja) * | 2009-08-11 | 2014-01-08 | 株式会社伊藤製作所 | 複動式鍛造方法及び複動式鍛造装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5817698B2 (ja) | 2012-10-09 | 2015-11-18 | 住友電装株式会社 | コネクタ保持部材及びコネクタ保持装置 |
-
1989
- 1989-11-22 JP JP30364889A patent/JP2610053B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5817698B2 (ja) | 2012-10-09 | 2015-11-18 | 住友電装株式会社 | コネクタ保持部材及びコネクタ保持装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03166070A (ja) | 1991-07-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA1280039C (en) | Drawing installation for a press | |
| US4945726A (en) | Leaky gas spring valve for preventing piston overstroke in a free piston stirling engine | |
| CN1137246A (zh) | 用于打桩驱动器的液压控制回路 | |
| JP2001146907A (ja) | デュアルストロークシリンダ | |
| EP0352742B1 (en) | Hydraulic impact tool | |
| JPS608123B2 (ja) | 中空物品内圧成形装置及び方法 | |
| JP2511594B2 (ja) | プレス組立体 | |
| JP2610053B2 (ja) | ハンマー装置 | |
| EP0132438B1 (en) | Double-acting forging hammer and method | |
| US3298447A (en) | Control of variable-stroke power hammers | |
| US4212185A (en) | Hydraulic press system | |
| US4206628A (en) | Press with hydraulic load transferring mechanism | |
| US5252042A (en) | Gas booster assembly for fluid pressure piston driving apparatus | |
| JP2568069B2 (ja) | ブレスのダイクツシヨン装置 | |
| JPH045A (ja) | 空気シリンダにおけるピストンロッドの減速制御方法 | |
| JPH08174097A (ja) | 油圧式タレットパンチプレスの油圧回路 | |
| JPH02277958A (ja) | エンジンの高圧燃料噴射装置 | |
| US4191045A (en) | Power hammer with opposed movement of ram and bolster | |
| JP2513964Y2 (ja) | プレス用油圧回路 | |
| JPS6153159B2 (ja) | ||
| JPS5851420Y2 (ja) | エア−ポンプ | |
| JPH0757393B2 (ja) | プレス機械におけるダイクツシヨン装置 | |
| JPH09267199A (ja) | 油圧過負荷防止装置 | |
| JP2946005B2 (ja) | ガス増圧器 | |
| JP2907426B2 (ja) | パンチプレス |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |