JP2511594B2 - プレス組立体 - Google Patents

プレス組立体

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JP2511594B2
JP2511594B2 JP3265024A JP26502491A JP2511594B2 JP 2511594 B2 JP2511594 B2 JP 2511594B2 JP 3265024 A JP3265024 A JP 3265024A JP 26502491 A JP26502491 A JP 26502491A JP 2511594 B2 JP2511594 B2 JP 2511594B2
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piston
variable volume
cylinder
chamber
assembly
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ポール・エム・カディス
レナード・エル・ヒニー
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Teledyne Industries Inc
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    • B21D22/20Deep-drawing
    • B21D22/22Deep-drawing with devices for holding the edge of the blanks
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    • B21D24/00Special deep-drawing arrangements in, or in connection with, presses
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    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/02Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using gas only or vacuum
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Actuator (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピストン及びシリンダ
組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ピストン及びシリンダ組立体は、一般
に、流体モータ又は流体ポンプとして使用される。該ピ
ストン及びシリンダ組立体がポンプとして使用される場
合、ピストンは、通常、シリンダに対して動かし、ピス
トンがシリンダに対して動く増分毎に所定の量の流体を
シリンダから排除する。しかし、ある状況下において、
ピストンの第1の動作部分中には、流体が第1の流量に
てシリンダから排除されるようにし、ピストンの第2の
動作部分中には、流体が第2の流量にてシリンダから排
除されるようにすることが有利である。
【0003】2段ピストン及びシリンダ組立体は、米国
特許第2,434,296号に開示されている。この特許は、制
御ハンドルを偏倚ばねの作用に抗して持ち上げ、次に、
下方に動かし、比較的小さい内側ピストンを外側ピスト
ン及びシリンダに対して動かすようにした手動操作のポ
ンプを開示している。このとき、流体は、第1の比較的
小さい流量にてシリンダから排除される。ハンドルを下
方に動かし続けると、第2の比較的大きいピストンが第
1のピストンと共に動く。2つのピストンが共に動くの
に伴い、流体は第1の流量よりも大きい第2の流量にて
シリンダから排除される。
【0004】加工物を把握する上方及び下方絞りリング
を有するプレス組立体がジョン・テレール(John Terrel
l)、ポール・カディス(Paul Kadis)、レオナード・ハ
イネィ(Leonard Hiney)及びスーザン・プファフ(Susa
n Pfaff)によって1989年10月30日付けで出願された米
国特許出願第429,200号「プレス組立体及び作動方法」
に開示されている。このプレス組立体の作動中、上方及
び下方絞りリングが共に動く前に、下方絞りリングが制
御組立体によって加速される。プレス組立体が閉塞する
間、制御組立体は下方絞りリングを減速させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、ピストン及びシリンダ組立体が作動行程の一部動作
間にて、内側ピストンが中空の外側ピストンに対して可
動である一方、ピストン及びシリンダ組立体の作動行程
の別の一部動作間にて、内側ピストン及び中空の外側ピ
ストンが共に、可動であるようにした新規かつ改良され
たピストン及びシリンダ組立体を提供することである。
【0006】本発明の別の目的は、プレスが開放状態か
ら閉塞状態に作動する間、プレス内の絞りリング又はそ
の他の部材を加速させる新規かつ改良された制御組立体
を提供することである。
【0007】本発明の更に別の目的は、プレスが閉塞状
態から開放状態に作動する間、プレス内の絞りリング又
はその他の部材を減速させる新規かつ改良された制御組
立体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のプレス組立体
は、改良されたピストン及びシリンダ組立体を提供す
る。このピストン及びシリンダ組立体は、シリンダ内に
配置されかつ該シリンダと協働して、可変容積シリンダ
チャンバを画成する中空の外側ピストンを備えている。
内側ピストンが該中空の外側ピストン内に配置され、該
外側ピストンの円筒状内面と協働し、可変容積ピストン
チャンバを画成する。ピストンロッドが内側ピストンに
接続され、シリンダの一端部から伸長する。
【0009】中空の外側ピストンは、該中空の外側ピス
トンの第1の端部から半径方向内方に伸長する第1のフ
ランジを備えている。又、該中空の外側ピストンは、該
中空の外側ピストンの第2の端部から半径方向内方に伸
長する第2のフランジを備えている。ピストン及びシリ
ンダ組立体の作動行程の一部の動作中、内側ピストンは
外側ピストンに対して駆動される。ピストン及びシリン
ダ組立体の作動行程の別の動作部分中、内側ピストンは
中空の外側ピストンの2つのフランジの一方に係合し、
内側ピストンと共に中空の外側ピストンを動かす。中空
の外側ピストンが内側ピストンと共に動くとき、ピスト
ン及びシリンダ組立体の有効面積は2つのピストンの合
計面積となる。しかし、内側ピストンが外側ピストンに
対して動くときは、ピストンシリンダ組立体の有効面積
は内側ピストンの面積だけである。
【0010】改良されたピストン及びシリンダ組立体は
プレス内の制御組立体として使用することが有利であ
る。該プレスの作動中、上方及び下方絞りリング又は部
材が相互方向に動いて、加工物の両側部に圧力を付与す
る。プレスが開放状態から閉塞状態に作動する間、ピス
トン及びシリンダ組立体は絞りリングを第1の速度にて
動かし、次に、2つの絞りリングが相互方向に動く前
に、絞りリングを加速して第2の速度にする。プレスが
閉塞状態から開放状態に作動する間、ピストン及びシリ
ンダ組立体はクッション組立体の作動を遅らせ、絞りリ
ングの一方の他方の絞りリングに対する速度を遅くす
る。
【0011】
【実施例】本発明の上記及びその他の目的並びに特徴
は、添付図面と共に以下の詳細な説明を参照することに
より一層明らかになるであろう。
【0012】プレス組立体−概要 改良されたプレス組立体20が図1に概略図で図示され
ている。プレス組立体20は基台22を備えている。プ
レス組立体の作動中、上方絞りリング又は部材24が可
動の下方絞りリング又は部材26と協働し、薄板金属加
工物28を変形させる。プレス組立体20の作動中、上
方絞りリング24及び下方絞りリング26は薄板金属加
工物28の両側部に圧力を付与し、これら絞りリング間
に加工物を強固に把持する。ストレッチドロー成形工程
において、加工物28が上方及び下方絞りリング24、
26間に把持されたならば、絞りリングを下降させ、加
工物を型(図示せず)に沿って変形させる。
【0013】上方及び下方絞りリング又は部材24、2
6は開放した中央部分を有する略矩形の形状をしてい
る。上方及び下方絞りリング24、26の中央部分の穴
は加工物28を絞り成形する金型の形状に対応する形状
を備えている。上方及び下方絞りリング24、26は極
く概略図で図示してあるが、これらは任意の所望の形状
とすることが出来ることを理解すべきである。
【0014】プレス組立体20を作動させ、薄板金属加
工物28をストレッチドロー成形するとき、駆動組立体
32が上方絞りリング24を加工物28に向けて下方に
動かす。上方絞りリング24の下方への動きが継続する
と、上方絞りリング及び加工物28は下方絞りリング2
6を強く打撃し、薄板金属加工物の端縁を強固に把持す
る。次に、上方及び下方絞りリング24、26を共に下
降させ、加工物28を下型の上に沿って延伸させ、これ
により加工物を変形させる。
【0015】クッション組立体34が基台22上に取り
付けられる。該クッション組立体34は下方絞りリング
26に弾性力を付与する。この弾性力は、プレス組立体
が閉塞状態に作動する間、下方絞りリング26が下方に
動くのに抵抗する。このように、クッション組立体34
は、プレス組立体が閉塞するとき、プレス組立体20の
構成要素の動作を緩衝する。図面には、単一のクッショ
ン組立体34のみが図示したが、プレス組立体20は複
数のクッション組立体34を備えることを理解すべきで
ある。
【0016】上方絞りリング24が下方絞りリング上に
閉じる前に、制御組立体36を作動させ、下方絞りリン
グ26を加速することが出来る。更に、プレス組立体2
0が閉塞状態から開放状態に作動する間、下方絞りリン
グ26が図1に図示した最初の位置に停止される前に、
制御組立体36は該下方絞りリング26を減速させるこ
とが出来る。プレス組立体20が閉塞するとき、下方絞
りリング26を減速させることにより、上方絞りリング
24及び加工物28が下方絞りリング26を強く打撃す
るときのショック装填が軽減される。プレス組立体20
が開放するとき、下方絞りリング26を減速させること
により、下方絞りリングはその最初の位置に停止される
ため、該下方絞りリング26の反発及びプレスの振動が
軽減される。図面には、単一の制御組立体36のみが概
略図的に図示してあるが、プレス組立体20は複数の制
御組立体36を備えることを理解すべきである。
【0017】クッション組立体 クッション組立体34はピストン及びシリンダ組立体4
0を備えている。該ピストン及びシリンダ組立体40
は、基台22に接続されたシリンダ42を備えている。
ピストン44は、シリンダ42を上方可変容積チャンバ
46及び下方可変容積チャンバ48に分割する。上方可
変容積チャンバ46は液圧流体を保持し、導管54を通
じてアキュムレータ52と流体連通状態に接続される。
【0018】調節可能な流量制御オリフィス56が導管
54内に設けられており、該導管54を通る液圧流体の
流量を比較的少量に制限する。逆止弁58が可変容積チ
ャンバから主たる導管54を通ってアキュムレータ52
に流動する液圧流体の流量を遮断する。しかし、狭小な
放出通路60は少量の液圧流体がアキュムレータ52か
らクッション組立体34内の上方可変容積チャンバ46
に流動するのを許容し、該チャンバからの液圧流体の漏
洩を補う。
【0019】クッション組立体34内の下方可変容積チ
ャンバ48には、ガス、特に窒素が充填される。下方可
変容積チャンバ48は導管64を通じてアキュムレータ
52に接続される。該アキュムレータ52は加圧され、
下方可変容積チャンバ48内に所定の最小の流体圧力を
維持する。
【0020】プレス組立体20が開放状態(図1)から
閉塞状態に作動する間、下方絞りリング26は、ピスト
ン44に接続された上方に伸長するピストンロッド68
により支持される。プレス組立体20が閉じるとき、下
方絞りリング26はピストン44を下方に動かし、下方
可変容積チャンバ48の寸法を縮小させる。下方可変容
積チャンバ48内のガスが圧縮されると、クッション組
立体34は下方絞りリング26に弾性力を付与する。
【0021】プレス組立体20が閉塞状態から開放状態
に作動して復帰するとき、クッション組立体34は下方
絞りリング26に力を付与し、該下方絞りリングを支持
しかつ該下方絞りリングを図1に図示した最初の位置に
動かして復帰させる。このとき、下方可変容積チャンバ
48の寸法は増大する。下方可変容積チャンバ48の寸
法が増大し、チャンバ48内の流体圧力が低下する傾向
となるが、流体圧力はピストン44を図1に図示した伸
長位置に維持しかつ下方絞りリング26を支持するのに
十分なレベル以上である。
【0022】図1には、単一のクッション組立体34の
みを図示したが、プレス組立体が閉塞するとき、下方絞
りリング26を支持し、該下方絞りリングに弾性力を付
与する複数の同一のクッション組立体が存在することを
理解すべきである。このように、下方絞りリング26を
支持するクッション組立体34が矩形の列状に配置され
ている。
【0023】制御組立体 制御組立体36は、プレス組立体20が閉塞状態に作動
するとき、加工物28及び上方絞りリング24が下方絞
りリングを強く打撃する前に、下方絞りリング26を下
方に加速させることが出来る。更に、該制御組立体36
は、プレス組立体20が開放状態に作動するとき、下方
絞りリング26が停止する前に、該下方絞りリング26
を減速させることが出来る。このためには、制御組立体
36はクッション組立体34と上方絞りリング24との
間に力を伝達する。
【0024】制御組立体36はピストン及びシリンダ組
立体70を備えている。該ピストン及びシリンダ組立体
70は、基台22内に配置され、クッションシリンダ4
2の中心軸線に対して平行に伸長する中心軸線を有する
シリンダ72を備えている。制御ピストン74がシリン
ダ72内に配置され、該シリンダ72を上方可変容積チ
ャンバ76及び下方可変容積チャンバ78に分割する。
該下方可変容積チャンバ78は液圧流体を保持し、導管
80を通じてクッション組立体34の上方チャンバ46
と流体連通状態に接続される。制御組立体36の上方可
変容積チャンバ76は大気に通気されている。
【0025】力伝達部材、即ちピン84には、制御ピス
トン74に接続したピストンロッド86が係合する。該
力伝達部材84は、上方絞りリング24及び制御組立体
36間に力を伝達する。円筒状の力伝達部材84は、下
方絞りリング26に形成された円筒状の穴90を通って
伸長し、ピストンロッド86の上端部に係合する。力伝
達部材84はピストンロッド86とは別個に形成するこ
とが望ましいが、ピストンロッド86は穴90を通って
伸長し、ピストンロッド自体が力伝達部材として機能す
るようにすることも可能である。所望であれば、該力伝
達部材84及びピストンロッド86を下方絞りリング2
6の片側に配置し、下方絞りリング26を通って伸長す
る穴90を設ける必要がないようにしてもよい。
【0026】図1には、単一の制御組立体36のみを図
示したが、下方絞りリング26の周縁に沿って複数の同
一の制御組立体36が矩形の列状に配置されていること
を理解すべきである。該複数の制御組立体36は、同様
に下方絞りリング26の周縁に沿って矩形の列状に配置
された複数のクッション部材34と流体連通状態に接続
され、これら複数のクッション部材34に液圧流体圧力
を伝達することが出来る。
【0027】作用 プレス組立体20が図1の開放状態にあるとき、上方絞
りリング24は下方絞りリング26の上方に相当離間し
た距離にある。下方絞りリング26は伸長したクッショ
ン組立体34により支持される。このとき、力伝達部材
84は下方絞りリング26の上側から上方絞りリング2
4に向けて上方に突出する。該力伝達部材84は、伸長
した制御ピストン及びシリンダ組立体70のピストンロ
ッド86の上端部に支持されている。
【0028】加工物28は上方絞りリング24と下方絞
りリング26との間に配置される。該加工物28は下方
絞りリング26によって支持され、力伝達部材84の内
方に配置される。このように、力伝達部材84は下方絞
りリング26の穴90内まで伸長するが、該力伝達部材
84は加工物28を通っては伸長しない。
【0029】クッション組立体34は、下方容積チャン
バ48内の流体圧力、即ち、窒素ガス圧力により図1に
図示した伸長位置に維持される。下方可変容積チャンバ
48及びアキュムレータ52内のガス圧力は、下方絞り
リング26及びクッションピストン44を支持するのに
十分なレベル以上である。制御組立体36は下方可変容
積チャンバ78内の液圧流体圧力により図1に図示した
伸長状態に維持される。下方可変容積シリンダチャンバ
78内の流体圧力は制御ピストン74及び力伝達部材8
4を支持するのに十分なレベル以上である。
【0030】プレス組立体20が開放状態から閉塞状態
に作動し始めるとき、駆動組立体32は公知の方法にて
上方絞りリング24を下方絞りリング26に向けて下方
に動かす。このとき、下方絞りリング26は図1に図示
した最初の位置に留まっている。クッション組立体34
及び制御組立体36はその伸長状態にある。
【0031】上方絞りリング24が下方絞りリング26
に向けて動くとき、上方絞りリング24の下側は力伝達
部材84に係合する。上方絞りリング24が動いて力伝
達部材84に係合すると、力は上方絞りリング24から
クッション組立体34に伝達され、クッション組立体を
退却状態に向けて作動させ始める。クッション組立体3
4が退却すると、下方絞りリング26は下方に加速され
る。
【0032】上方絞りリング24が力伝達部材84に係
合すると、該力伝達部材84は制御組立体36内のピス
トンロッド86に対して下方に押し付けられる。ピスト
ンロッド86に対して付与された力はピストン74に伝
達される。ピストン74は下方可変容積チャンバ78内
の液圧流体に対して力を付与する。ピストン74によっ
て下方可変容積チャンバ78内に発生された流体圧力に
より液圧流体は制御組立体36から導管80を通ってク
ッション組立体34に流動する。
【0033】流体が制御組立体36からクッション組立
体34に流入することにより、クッション組立体が退却
する。このように、液圧流体は導管80からクッション
組立体34の上方可変容積チャンバ46内に流動する。
上方可変容積チャンバ46内の流体圧力によりピストン
44が下方に動き、下方可変容積チャンバ48内のガス
を圧縮する。ピストン44が下方に動くのに伴い、ピス
トンロッド68及び下方絞りリング26は下方に動く。
これは、下方絞りリング26がピストンロッド68上に
支持されており、該ピストンロッドと共に可動であるか
らである。
【0034】下方絞りリング26が下方に動く速度は上
方絞りリング24が下方に動く速度よりも遅い。故に、
上方絞りリング及び加工物28は遅く動く下方絞りリン
グ26を強く打撃する。上方絞りリング24が下方絞り
リング26を強く打撃するとき、加工物28は絞りリン
グ間に把持され、絞りリングは共に下方に動く。上方絞
りリング24及び加工物28が下方絞りリング26を強
く打撃するとき、下方絞りリング26は下方に動きつつ
あるため、プレス組立体20に作用するショック装填力
は、上方絞りリングが下方絞りリングを強く打撃すると
き、下方絞りリング26が静止している場合よりも著し
く小さい。上方絞りリング24が下方絞りリング26に
対して閉じるとき、該下方絞りリング26は下方に動き
つつあるようにすることにより、ショック装填力を軽減
することに加え、プレス組立体20の作動に伴う騒音量
が軽減される。
【0035】上方絞りリング24及び下方絞りリング2
6がその間に加工物28を把持した状態で共に下方に動
くとき、クッション組立体34及び制御組立体36は等
速度にて退却する。これは、クッション組立体ピストン
44及び制御組立体ピストン74が等速度にて下方に動
きつつある上方及び下方絞りリング24、26と共に下
方に動くからである。クッション組立体34内のピスト
ン44が下方絞りリング26からピストンロッド68に
伝達された力の作用により下方に動くとき、下方可変容
積チャンバ48内のガスは圧縮される。クッションピス
トン44のロッド端部の面積は制御ピストン74の上端
部の面積の2倍であるため、クッション組立体34内の
上方可変容積チャンバは、制御組立体36内の下方可変
容積チャンバ78が収縮する速度よりも速い速度にて膨
張する。その結果、クッション組立体34の上方可変容
積チャンバ46内にキャビテーション現象が生じる。
【0036】上方可変容積チャンバ46内にキャビテー
ション現象が発生すると、液圧流体はアキュムレータ5
2から導管54及び逆止弁58を通って、上方可変容積
チャンバに流動する。しかし、流量絞り弁56は、液圧
流体の流量を実際的な全ての目的上無視し得る極めて少
量に制限し得るように設定されている。しかし、この液
圧流体の流量はシステム内で生じる可能性のあるいかな
る漏洩をも補うのに十分である。
【0037】クッション組立体34の上方可変容積チャ
ンバ46内にキャビテーション現象が生じるため、ピス
トン44には比較的大きい圧力差が生じる。このため、
下方可変容積チャンバ48内のガスが圧縮されるとき、
クッション組立体34はピストン44の下方への動きに
抗する略上方を向いた弾性力を提供することが可能とな
る。クッションピストン44に顕著な圧力差が存在する
ため、プレス組立体が完全な閉塞状態に動くとき、クッ
ション組立体34はプレス組立体の構成要素に作用する
ショック装填を緩衝する働きをする。
【0038】プレス組立体20を閉じたとき、クッショ
ン組立体34は退却する。又、制御クッション36も退
却する。上方及び下方絞りリング24、26はその最下
方の位置にある。このとき、加工物28はストレッチド
ロー成形工程中、型によって完全に変形されている。
【0039】プレス組立体20が閉塞度状態に達した直
後、プレス組立体20は開放状態に作動し復帰し始め
る。プレス組立体が開放し始めると、プレス駆動組立体
32は上方絞りリング24を上方に動かし、基台22か
ら離反させる。上方絞りリング24が上方に動いて基台
22から離反すると、クッション組立体34が膨張し、
上方絞りリング24と共に下方絞りリング26を上方に
動かす。このように、クッション組立体34の下方可変
容積チャンバ48内のガス圧力はピストン44を上方に
押し上げ、下方絞りリング26を上方絞りリング24及
び加工物28と当接係合状態に維持する。
【0040】上方絞りリング24及び下方絞りリング2
6が共に上方に動くとき、下方クッションチャンバ48
は膨張し、上方クッションチャンバ46は収縮する。そ
の結果、以前、上方クッションチャンバ内に発生したキ
ャビテーション現象が解消される。このクッションピス
トン44の最初の上方への動作中、流体はクッション組
立体34から制御組立体に伝達されることなく、制御組
立体36は収縮状態を維持する。
【0041】上方クッションチャンバ46内のキャビテ
ーション現象が解消されるや否や、液圧流体は上方クッ
ションチャンバから導管80を通って圧送され、制御ピ
ストン74を上方に動かす。制御ピストン74に対して
付与された液圧流体圧力はピストンロッド86及び力伝
達部材84を通じて上方絞りリング24に伝達され、上
方絞りリング24を上方に付勢させる。その結果、エネ
ルギが駆動組立体32に伝達されて戻る。
【0042】プレス組立体20が開放状態に向けて作動
を継続する間、下方絞りリング26の上方に動く速度
は、上方絞りリング24の動く速度に関して減速され
る。このように、下方絞りリング26は上方絞りリング
24に関して減速される。その結果、上方絞りリング2
4及び下方絞りリング26は、図6に概略図で図示した
ような分離状態となる。
【0043】下方絞りリング26が減速し、上方及び下
方絞りリングが分離することは、クッションピストン4
4のロッド端部が制御ピストン74の上端部よりも大き
い面積を有することに起因する。このように、上方クッ
ションチャンバ46内のキャビテーション現象が解消さ
れたならば、液圧流体はクッション組立体34内の上方
チャンバから制御組立体36内の下方チャンバ78に圧
送される。制御組立体36内の下方チャンバ78は上方
絞りリング24が上方に動く速度によって決まる速度に
て膨張する。このように、絞りリング24が上方に動く
各増分毎に、制御ピストン74は一増分だけ上方に動
く。
【0044】下方クッションチャンバ48内のガスはク
ッションピストン44を常時、上方に押し付け、クッシ
ョン組立体の上方可変容積チャンバ46内の液圧流体を
加圧する。その結果、液圧流体は導管80を通じて下方
制御チャンバ78に伝達される。下方制御チャンバ78
内の液圧流体の圧力はピストン74及びピストンロッド
86を上方に押し付け、力伝達部材84に上向きの力を
付与する。
【0045】力伝達部材84は上方絞りリング24と当
接し、上方絞りリング24と等速度にて上方に動く。し
かし、上方絞りリング24の上方に動く速度は、プレス
駆動装置32により決まる。その結果、制御組立体の下
方チャンバ78内の液圧流体圧力は上方絞りリング24
に力を付与し、該上方絞りリング24を上方に付勢させ
る作用をする。このとき、クッション組立体34の膨張
速度は制御組立体36の膨張速度の1/2に減速され
る。
【0046】上方絞りリング24が上方への動きを続け
ると、クッション組立体34は完全な伸長状態に近付
き、下方絞りリング26は図1に図示した最初の位置、
即ち開放プレス位置に近付く。クッション組立体34が
完全に伸長すると、上方絞りリング24はその最初の位
置、即ち開放プレス位置に動いている。次に、下方絞り
リング26の上方への動きが停止し、下方絞りリングは
その最初の位置に静止した状態となる。
【0047】下方絞りリング26は上方絞りリング24
の速度の1/2まで減速されているため、下方絞りリン
グ26の慣性力は、下方絞りリング26が上方絞りリン
グ24と等速度にて動く場合よりも小さい。故に、下方
絞りリングがその最初の位置、即ち開放プレス位置にて
停止されたとき、該下方絞りリング26が反発する傾向
は著しく軽減される。その結果、プレス組立体20が受
ける反発荷重及び振動は著しく軽減される。
【0048】下方絞りリング26が最初の位置、即ち開
放プレス状態に達した後、上方絞りリング24はプレス
駆動組立体32の作用の下、上方への動きを続け、下方
絞りリング26から離反する。その結果、上方絞りリン
グ24は動いて力伝達部材84から離反する。上方絞り
リング24が開放プレス位置、即ち、図1の最初の位置
に達したとき、上方絞りリング24の上方への動きが停
止する。プレス組立体20が図1の開放状態に作動した
ならば、変形された加工物28はプレス組立体20から
容易に除去することが出来る。
【0049】該プレス組立体20は、ジョン・テレー
ル、ポール・カディス、レオナード・ハイネィ及びスーザ
ン・プファフにより1989年10月30日付けで出願された米
国特許出願第429,200号「プレス組立体及び作動方法」
に開示されたものと同一の構造及び作動モードを備えて
いる。しかし、所望であれば、該クッション組立体34
はその他の公知のプレスにて使用してもよい。
【0050】制御組立体−第2実施例 図1に図示した本発明の実施例において、制御組立体3
6は、上方絞りリング24が力伝達部材84に係合した
後、下方絞りリング26を加速させる作用を行う。ショ
ック装填力を軽減するため、下方絞りリングが制御組立
体36によって加速された速度にて動きつつある間、上
方絞りリング24及び加工物28は下方絞りリング26
を強く打撃する。上方絞りリング24及び加工物28が
下方絞りリング26を強く打撃する前に、下方絞りリン
グ26を更に加速させることにより、プレス組立体20
の構成要素に作用するショック装填力を一層軽減するこ
とが可能となる。
【0051】一部、図2乃至図7に図示した制御組立体
の実施例において、プレス組立体20が閉塞及び開放す
る間、改良された制御組立体は下方絞りリング26を2
つの別個の段階にて加速し及び減速させる作用を行うこ
とが出来る。このように、プレス組立体の閉塞中、上方
及び下方絞りリングが共に動く前に、図2乃至図7の制
御組立体は、下方絞りリング26を第1の速度、次に第
2の速度に加速する。同様に、プレス組立体20の開放
中、絞りリングがその最初の位置に停止する前に、制御
組立体は下方絞りリング26を第1の速度に減速し、次
に、該下方絞りリングを第2の速度に減速する。一部図
2乃至図7に図示した制御組立体の実施例は、概ね図1
に図示した制御組立体の実施例と同様であるため、同様
の構成要素は同様の参照符号を使用するが、混同を避け
るため、図2乃至図7の符号に接尾字「a」を付して表
示する。
【0052】改良された制御組立体36a(図2)は、
本発明に従って構成された2段ピストン及びシリンダ組
立体70aを備えている。該ピストン及びシリンダ組立
体70aは、ピストンロッド86aに固定状態に接続さ
れた内側ピストン186と、該内側ピストン186を包
み込む中空の外側ピストン188とを備えている。円筒
状の内側ピストン186及び外側ピストン188は相互
に制限された動作範囲を有する。
【0053】外側ピストン188は内側ピストン186
より大きい上端部の断面積を有している。このように、
ピストン及びシリンダ組立体70aの縦中心軸線190
に対して垂直に伸長する面内で測定したときの外側ピス
トン188の円形の断面積は、軸線190に対して垂直
に伸長する面内で測定したときの内側ピストン186の
円形断面積の2倍の大きさである。
【0054】図2に図示した制御組立体36aの特別の
実施例において、内側ピストン186の断面積はクッシ
ョンピストン44のロッド端部の面積の1/3である
(図1)。外側ピストン188の断面積は、クッション
ピストン44のロッド端部の面積の2/3である。勿
論、ピストン186、188の面積は、相互に及びクッ
ションピストン44のロッド端の面積に対して別の関係
となるようにすることも出来る。
【0055】プレス組立体20(図1)が開放状態から
閉塞状態に作動する間、内側ピストン186は、上方絞
りリング24と共に、静止した外側ピストン188に対
して最初に下方に動く(図3)。これにより、クッショ
ンピストン44及び下方絞りリング26は上方絞りリン
グ24の速度の1/3の速度まで加速される。プレス組
立体が閉塞動作を続けると、内側ピストン186及び外
側ピストン188は共に下方に動く(図5)。ピストン
186、188が共に下方に動くことにより、流体は制
御組立体36からクッション組立体34内に送られ、ク
ッションピストン44及び下方絞りリング26を加速し
て上方絞りリング24の速度の2/3に等しい速度にす
る。
【0056】下方絞りリング26が上方絞りリング24
の速度の2/3に等しい速度に加速された後、上方絞り
リング及び加工物28は下方絞りリングを強く打撃す
る。上方絞りリング24が下方絞りリング26に対して
閉塞するとき、下方絞りリング26は上方絞りリング2
4が下方に動く速度の2/3に等しい速度にて下方に動
きつつあるため、プレス組立体の構成要素が受けるショ
ック装填は図1に図示した本発明の実施例におけるより
小さくなる。
【0057】プレス組立体20が閉塞状態にあるとき、
ピストン及びシリンダ組立体70aは図6の完全に退却
した状態にあり、内側ピストン186及び外側ピストン
188はその行程端の位置にある。プレス組立体20が
閉塞状態から図1の開放状態に作動されて復帰しつつあ
るとき、内側ピストン186及び外側ピストン188は
協働して、下方絞りリング及びクッションピストン44
を減速して上方絞りリング24の速度の2/3の速度に
する。プレス組立体20が閉塞動作を続けると、制御組
立体36aの内側ピストン186は、クッションピスト
ン44及び下方絞りリング26を減速し、上方絞りリン
グ24の速度の僅か1/3の速度にする。
【0058】プレス組立体20(図1)が閉塞状態から
開放状態に作動する間、内側ピストン186及び外側ピ
ストン188は、共に、その行程下端の位置から上方に
動く(図5)。下方可変容積シリンダチャンバ78a内
の流体圧力は、中空の外側ピストン188を付勢して、
内側ピストン186(図5)と共に上方に動かす。内側
ピストン186が上方に動く速度は、上方絞りリング2
4が上方に動く速度と等しい。これにより、クッション
ピストン44及び下方絞りリング26は上方絞りリング
24の速度に等しい速度から減速されて、上方絞りリン
グの速度の2/3の速度となる。
【0059】プレス組立体が開放動作を続けると、外側
ピストン188はその行程上端の位置(図3)に達し、
内側ピストン186は静止した外側ピストン188に対
して上方に動く。これにより、クッションピストン44
及び下方絞りリング26は減速され、上方絞りリング2
4の速度の2/3の速度から上方絞りリングの速度の1
/3の速度となる。
【0060】下方絞りリング26が上方絞りリング24
の速度の1/3に等しい速度まで減速された後、下方絞
りリングはその最初の位置、即ち開放プレス位置に動
く。下方絞りリング26は上方絞りリング24の速度の
1/3の速度にて上方に動きつつあるため、下方絞りリ
ングがその最初の位置に近付くときの該下方絞りリング
の慣性力は比較的小さい。故に、下方絞りリング26が
その最初の位置に達するときの該下方絞りリング26の
反発及びプレス組立体の構成要素の振動は最小となる。
【0061】ピストン及びシリンダ組立体 2段ピストン及びシリンダ組立体70a(図2)は本発
明に従って構成され、円筒状の外側ピストン188によ
って包み込まれた円筒状の内側ピストン186を備えて
いる。外側ピストン188は、シリンダ72aの円筒状
の内側面212に係合する複数の外側シール202、2
04、206、208及び210を有する略円筒状の壁
200を備えている。
【0062】環状の下方シール202(図2及び図4)
は、下方可変容積シリンダチャンバ78aと上方可変容
積シリンダチャンバ76aとの間の流体の流動を遮断す
る高圧シールである。環状軸受けリング204が高圧シ
ール202の上方に配置され、外側ピストン188の円
筒状側壁200とシリンダ壁72aとの間に力を伝達す
る。環状のOリングシール206は上方及び下方可変容
積シリンダチャンバ76a、78a間における流体の流
動を更に遮断する。又、環状のワイパーシール208も
設けられる。最後に、第2の環状軸受けリング210は
外側ピストン188とシリンダ壁72aとの間に力を伝
達する。
【0063】内側ピストン186は外側ピストン188
の内側に配置されている。該内側ピストン186は外側
ピストン188の内側に配置された上方及び下方可変容
積ピストンチャンバ224、226間における流体の流
動を遮断する複数の環状シール216、218、220
(図2及び図4)を備えている。このように、高圧ピス
トンシール216が外側ピストン188の円筒状の内側
壁228に係合し、上方及び下方ピストンチャンバ22
4、226間における流体の流動を遮断する。環状軸受
けリング218が内側ピストン186と外側ピストン1
88との間に力を伝達する。環状ワイパーシール220
が上方ピストンチャンバ224と下方ピストンチャンバ
226との間における流体の流動を更に遮断する。
【0064】一対の環状の上方フランジ230及び下方
フランジ232がピストン側壁200の円筒状の内側面
228から半径方向内方に伸長する。これら上方フラン
ジ230及び下方フランジ232は、内側ピストン18
6と外側ピストン188との間の相対的動きを制限す
る。このように、内側及び外側ピストン186、188
がその行程上端の位置(図2)にあるとき、内側ピスト
ン186の環状の上側面236は半径方向内方に突出す
る上方フランジ230に係合し、内側ピストン186が
外側ピストン188に対して上方に動くのを制限する。
ピストン及びシリンダ組立体70aを制御組立体36a
として以外の目的に使用する場合、内側ピストン186
の上側面236を利用して、フランジ230に力を付与
し、内側ピストン188を図2に図示した行程上端の位
置に引っ張ることが出来る。
【0065】内側ピストン186が外側ピストン188
に対して下方に動いたとき、即ち、図2に図示した位置
から図3に図示した位置を通って動いたとき、内側ピス
トン186の環状の下方側面は動いて外側ピストン18
8の下方フランジと係合する。次に、内側ピストン18
6は下方フランジ232(図5)に力を付与し、外側ピ
ストン188を内側ピストン186と共に下方に引っ張
る。
【0066】環状フランジ230、232を利用して、
内側ピストン186と外側ピストン188との間に力を
伝達し、これらピストンを上方又は下方の何れかに動か
すことが出来る。このように、環状の下方フランジ23
2は内側ピストン186の環状の端面238に押し付け
られ、内側ピストンを上方に引っ張るか、又は端面23
8をフランジ232に押し付け、外側ピストン188を
下方に引っ張ることが出来る。同様に、環状の上方フラ
ンジ230を内側ピストン186の環状の端面236に
押し付け、内側ピストンを下方に引っ張るか、又は端面
236をフランジ230に押し付け、外側ピストン18
8を上方に引っ張るようにしてもよい。
【0067】環状フランジ230、232は円形の中央
穴242、244を有しており、これら中央穴を通って
上方及び下方ピストンチャンバ224、226は上方シ
リンダチャンバ76a及び下方シリンダチャンバ78a
と流体連通状態に接続される。円筒状のピストンロッド
86aが上方フランジ230の円形穴242(図3及び
図4)を通って伸長する。ピストンロッド86aの外側
とフランジ230との間には環状のスペースが形成さ
れ、このスペースを通って流体は上方可変容積ピストン
チャンバ224から上方可変容積シリンダチャンバ76
aに流動することが出来る。同様に、流体は下方可変容
積ピストンチャンバ226から円形のフランジ穴244
を通って下方可変容積シリンダチャンバ78a内に流動
することが出来る。
【0068】制御組立体36aの作動中、内側ピストン
186は上方フランジ230に隣接する行程上端の位置
(図2)から下方フランジ232に隣接する行程下端の
位置まで外側ピストン188に対して下方に動く。内側
ピストン186が外側ピストン188に対して下方に動
き、外側ピストンに関して行程下端の位置に接近する
と、円筒状の導入端又は先端部分248(図4)は動い
て、下方フランジ232の円形の中央穴244に入る。
内側ピストン186の先端248が穴244内に入る
と、下方可変容積ピストンチャンバ226から下方可変
容積シリンダチャンバ78a内への流体の流動が制限さ
れる。
【0069】内側ピストン186の先端248(図4)
により可変容積ピストンチャンバ226とシリンダチャ
ンバ78aとの間の流体の流動を制限することにより、
内側ピストン186が外側ピストン188を強く打撃す
る力が緩衝される。このように、下方可変容積ピストン
チャンバ226からの流体の流量を絞る結果、下方可変
容積ピストンチャンバ内の流体圧力が増大する。この増
大した圧力により、内側ピストン186の環状の端面2
38が環状の下方フランジ232に係合する前に、外側
ピストン188は内側ピストン186と同一方向に向け
て下方に動き始める。これは、プレス組立体20が開放
状態から閉塞状態に作動する間、内側ピストン186と
外側ピストン188との間のショック装填を緩衝する。
【0070】所望であれば、ピストンロッド86は段付
きの形状とし、ピストンロッドの径が内側ピストン18
6の環状の端面236に隣接して増大するようにしても
よい。このピストンロッド86aの段付きの形状のた
め、上方可変容積ピストンチャンバ224を出て上方可
変容積シリンダチャンバ76aに入る流体の流れが遅く
なる。ピストン及びシリンダ組立体70aを制御組立体
36a内に使用した場合、外側ピストンがその行程上端
の位置(図3)に達し、内側ピストン186がその行程
上端の位置(図2)に動きつつあるときに限り、内側ピ
ストン186の環状の上側面236が上方フランジ23
0を強く打撃し、内側ピストンが外側ピストン188に
対して上方に動くのを制限することを理解すべきであ
る。
【0071】プレス組立体20が閉塞状態から開放状態
に作動する間、液圧流体圧力はクッション組立体34
(図1)から導管80a(図6)を通って下方可変容積
シリンダチャンバ78aに伝達される。下方可変容積シ
リンダチャンバ78a内の液圧流体圧力は内側ピストン
186及び外側ピストン188の双方を上方に付勢させ
る。内側ピストン186が上方に動く速度は、ピストン
ロッド86aが力伝達部84及び上方絞りリング24に
係合することにより制限される。故に、プレス組立体2
0が閉塞状態から開放状態に作動するとき、下方可変容
積シリンダチャンバ78a内の液圧流体圧力は外側ピス
トン188を内側ピストン186に対して常時、押し付
けている。
【0072】プレス組立体20(図1)が閉塞状態から
開放状態に向けて作動するとき、上方絞りリング24は
プレス駆動装置32により上方に動く。下方可変容積シ
リンダチャンバ78a(図6)内の流体圧力はピストン
ロッド86aを上方に付勢し、力伝達部材84(図1)
及び上方絞りリング24に力を付与する。上方絞りリン
グ24及び力伝達部材84が上方に動くとき、内側ピス
トン186及び外側ピストン188は共に、その行程下
端の位置(図6)から上方に動く。外側ピストン188
の上方フランジ230がシリンダ72aの端壁254の
環状の端面252と当接係合状態に配置される位置まで
内側ピストン186及び外側ピストン188が図5に図
示した中間位置を経て動く。
【0073】内側ピストン186及び外側ピストン18
8が下方可変容積シリンダチャンバ78a内の流体圧力
の作用により、図6に図示した行程下端の位置から図5
に図示した中間位置まで上方に動くと、上方可変容積シ
リンダチャンバ76a内の空気は圧縮され、中空のピス
トンロッド86aに形成した略円筒状のロッドチャンバ
260内に流動する。このため、上方可変容積シリンダ
チャンバ76aの寸法が縮小し、流体は上方可変容積シ
リンダチャンバから上方フランジ穴242を通って上方
可変容積ピストンチャンバ224内に流動する。上方可
変容積シリンダチャンバ76aの寸法が縮小することに
より、上方可変容積ピストンチャンバ224内の流体圧
力が増大すると、空気は下方ピストンロッド86aに形
成された半径方向に伸長する通路264を通ってロッド
チャンバ260内に流動する。
【0074】外側ピストン188がその行程上端の位置
(図3)に達するまで、空気は上方可変容積シリンダチ
ャンバ76aから上方可変容積ピストンチャンバ224
に、及びロッドチャンバ260内に流動を継続する。外
側ピストン188がその行程上端の位置に達したとき、
上方ピストンフランジ230はシリンダ72aの上端壁
254の内側面252と当接係合状態に配置される。こ
のとき、上方可変容積シリンダチャンバ76aは最小の
概ね無視し得る容積に縮小される。
【0075】プレス20が開放を続けると、内側ピスト
ン186は、下方可変容積シリンダチャンバ78a内の
液圧流体圧力の作用により、外側ピストン188に対し
て上方に動く。内側ピストン186が上方に動く結果、
上方可変容積ピストンチャンバ224の寸法は縮小す
る。上方可変容積ピストンチャンバ224の寸法が縮小
すると、空気は上方可変容積ピストンチャンバ224か
ら穴264を通ってロッドチャンバ260に流動する。
【0076】内側ピストン186及び外側ピストン18
8が共にその行程上端の位置(図2)に達したとき、上
方可変容積ピストンチャンバ224及び上方可変容積シ
リンダチャンバ76aの寸法は最小となる。このとき、
ロッドチャンバ260内の流体(空気)の圧力は最大と
なる。内側ピストン186及び外側ピストン188がそ
の行程上端の位置(図2)に止まる間、ロッドチャンバ
260に出入りする流体の流れは全く存在しない。
【0077】プレス20が開放状態から閉塞状態に向け
て作動するとき、力伝達部材84(図1)はピストンロ
ッド86a(図2)を下方に動かし、内側ピストン18
6をその行程上端の位置から図3に図示した中間位置経
て動かす。このとき、上方可変容積ピストンチャンバ2
24の寸法は増大する。上方可変容積ピストンチャンバ
224の寸法が増大すると、空気はロッドチャンバ26
0から半径方向通路264を通って上方可変容積ピスト
ンチャンバ224内に流動する。
【0078】プレス組立体が開放状態に向けて作動を継
続する間、内側ピストン186は外側ピストン188の
下方フランジ232に係合する。このとき、上方可変容
積ピストンチャンバ224の寸法は最大となる。しか
し、内側ピストン186及び外側ピストン188が共に
下方に動くとき(図5)、上方可変容積シリンダチャン
バ76aの寸法は増大する。このとき、空気はロッドチ
ャンバ260から半径方向穴264を通って上方可変容
積ピストンチャンバ224及び上方可変容積シリンダチ
ャンバ76a内に流動する。
【0079】上方可変容積シリンダチャンバ76aがそ
の最大寸法に達するまで、即ち、内側ピストン186及
び外側ピストン188がその行程下端の位置(図6)に
達するまで、ロッドチャンバ260からの空気の流動は
続く。内側ピストン186及び外側ピストン188がそ
の行程下端の位置に達したとき、上方可変容積シリンダ
チャンバ76a及び上方可変容積ピストンチャンバ22
4双方の寸法は最大となる。故に、ロッドチャンバ26
0から上方可変容積ピストンチャンバ224への穴26
4、及び上方可変容積ピストンチャンバ224から上方
可変容積シリンダチャンバ76aへの流体の流動が停止
する。このとき、上方可変容積ピストンチャンバ及び上
方可変容積シリンダチャンバの容積は最大であるため、
ロッドチャンバ260、上方可変容積ピストンチャンバ
224及び上方可変容積シリンダチャンバ76a内の流
体圧力は最小となる。この最小圧力は大気圧を僅かに上
廻る程度に過ぎない。
【0080】組合わせた流体圧力及び塵埃シール組立体
270がピストンロッド86aとシリンダ72aの上端
壁254との間に形成される。該シール組立体270
は、上方可変容積シリンダチャンバ76aとピストンシ
リンダ組立体70aを囲繞する大気との間の流体の流動
を遮断する。このように、シール組立体270はピスト
ンロッド86aの円筒状の外側面272に密封可能に係
合すると共に、シリンダ72aの上端壁254と密封可
能に係合する。シール組立体270は、1988年8月23日
付けで付与された米国特許第4,765,227号「シリンダ組
立体」に開示されたものと同一の構造を備えている。
【0081】組合わせた圧力逃がし及び逆止弁組立体2
76(図7)はピストンロッド86aの上端に取り付け
ることが出来る。この組み合わせた圧力逃がし及び逆止
弁組立体は、圧力逃がし弁部材280及び逆止弁部材2
82を備えている。圧力逃がし弁部材280は、図7に
図示した閉塞状態から開放状態に作動し、ロッドチャン
バ260から過剰な流体圧力を排除する。逆止弁部材2
82は、ロッドチャンバ内の流体圧力が大気圧又は周囲
圧を越えたとき、ロッドチャンバ260からの流体の流
動を遮断する。逆止弁282は、ロッドチャンバ内の流
体圧力が周囲圧又は大気圧より低いとき、流体がピスト
ンシリンダ組立体70aの周囲の環境からロッドチャン
バ260内に流動するのを許容する。
【0082】圧力逃がし弁部材280は、圧力逃がし弁
部材280が図7の閉塞状態にあるとき、円錐形の弁座
284に係合する環状のOリングシール283を有して
いる。該Oリングシール283が弁座284に係合する
ことにより、ロッドチャンバ260から組み合わせた圧
力逃がし及び逆止弁組立体260を通ってピストンロッ
ド86aの外側面及びピストンロッドの周囲の環境に達
する通路288への流体の流動が遮断される。圧力逃が
し弁部材280は偏倚ばね292により図7の閉塞位置
に付勢される。
【0083】ロッドチャンバ260内の流体圧力が所定
の値を上廻るとき、圧力逃がし弁部材280は偏倚ばね
292の作用に抗して上方に動き、Oリングシール28
3を動かして弁座284から離反させる。これにより、
流体はロッドチャンバ260から通路288に流動し、
該ロッドチャンバ内の流体圧力を低下させることが可能
となる。ロッドチャンバ260内の流体圧力が所望の最
大圧力に低下するや否や、偏倚ばね292は圧力逃がし
弁部材280をその閉塞位置に復帰させる作用を果た
す。
【0084】上方シリンダチャンバ76a及び上方ピス
トンチャンバ224の寸法が最大であるとき、即ち、内
側ピストン186及び外側ピストン188が図6に図示
したその行程下端の位置にあるとき、ロッドチャンバ2
60内の流体圧力は最小となる。このとき、ロッドチャ
ンバ260内の流体圧力が周囲圧、又は大気圧よりも低
い場合、軽量な玉形逆止弁部材282は下方に動いて、
円錐形の弁座296から離反し、環状の支持部材298
上に達する。このとき、空気はピストン及びシリンダ組
立体70aの周囲の環境から通路288及び圧力逃がし
弁部材280に形成された通路302を通ってロッドチ
ャンバ260に流動することが出来る。これにより、ピ
ストン及びシリンダ組立体70aの作動中、シール27
0からの空気の漏洩に起因して、ロッドチャンバ260
内の流体圧力が低下して大気圧より低い流体圧力になる
のを阻止する。
【0085】逆止弁282が存在するため、ロッドチャ
ンバ260、上方シリンダチャンバ76a及び上方ピス
トンチャンバ224内の流体圧力は、シリンダ組立体の
作動中、大気圧に又はそれより高い圧力に維持される。
組み合わせた圧力逃し及び逆止弁組立体276の構造及
び作用モードは、1988年8月23日付けで付与された米国
特許第4,765,227号「シリンダ組立体」に開示されたも
のと同一である。所望であれば、圧力逃し及び逆止弁組
立体276は省略してもよい。
【0086】結論 上記説明に鑑み、本発明は新規かつ改良されたピストン
及びシリンダ組立体70aを提供するものであることが
明らかである。該ピストン及びシリンダ組立体70a
は、シリンダ72a内に配置され、該シリンダと協働
し、可変容積シリンダチャンバ76a、78aを画成す
る中空の外側ピストン188を備えている。内側ピスト
ン186は中空の外側ピストン188の内部に配置さ
れ、外側ピストンの円筒状の内側面228と協働し、可
変容積ピストンチャンバ224、226を画成する。ピ
ストンロッド86aは内側ピストン186に接続され、
シリンダ72aの一端部から伸長する。
【0087】中空の外側ピストン188は、該中空の外
側ピストンの第1の端部から半径方向内方に伸長する第
1のフランジ230を備えている。又、中空の外側ピス
トン188は該中空の外側ピストンの第2の端部から半
径方向内方に伸長する第2のフランジ232を備えてい
る。ピストンシリンダ組立体70aの作動行程の一部動
作中、内側ピストン186は外側ピストン188に対し
て動く。ピストンシリンダ組立体70aの作動行程の別
の動作部分中、内側ピストン186は中空の外側ピスト
ン188の2つのフランジ230、232の何れか一方
に係合し、該中空の外側ピストンを内側ピストンと共に
動かす。中空の外側ピストン188が内側ピストン18
6と共に動くとき、ピストン及びシリンダ組立体70a
の有効面積は2つのピストンの合計面積となる。しか
し、内側ピストン186が外側ピストン188に関して
動くとき、ピストンシリンダ組立体70aの有効面積は
内側ピストンの面積だけである。
【0088】改良されたピストン及びシリンダ組立体7
0aは、プレス20内にて制御組立体として使用すれば
有利である。プレス20の作動中、上方及び下方絞りリ
ング又は部材24、26は共に動き、加工物28の両側
部に圧力を付与する。プレス20が開放状態から閉塞状
態に作動する間、2つの絞りリング24、26が共に動
く前に、ピストン及びシリンダ組立体70aは絞りリン
グ26を第1の速度にて動かし、次に該絞りリングを第
2の速度に加速する。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレス組立体の作動中、クッション組立体と協
働し、絞りリングの加速及び減速を行う制御組立体を備
えるプレス組立体の概略図である。
【図2】本発明に従って構成されたピストン及びシリン
ダ組立体であって、図1のプレス組立体に使用される制
御組立体の第2実施例を形成するシリンダ及びピストン
組立体の完全に伸長した状態を示す部分断面図である。
【図3】ピストン及びシリンダ組立体の作動行程の一部
動作中、内側ピストンが中空の外側ピストンに対して動
く方法を示す概ね図2の同様の断面図である。
【図4】内側ピストンの先端部分が中空の外側ピストン
の一端部の穴内に動き、中空の外側ピストンのチャンバ
からの流体の流量を制限する方法を示す、図3のピスト
ン及びシリンダ組立体の一部の拡大部分断面図である。
【図5】ピストン及びシリンダ組立体の作動行程の一部
の動作中、内側ピストン及び外側ピストンがシリンダに
対して共に動く方法を示す、図3と概ね同様の断面図で
ある。
【図6】完全に退却した状態にあるピストン及びシリン
ダ組立体を示す、図5と概ね同様の断面図である。
【図7】ピストンロッドに取り付けられた逆止弁及び圧
力逃がし弁を示す、図2乃至6のピストン及びシリンダ
組立体のピストンロッドの一部の拡大部分断面図であ
る。
【符号の説明】
20 プレス組立体 22 基台 24 上方絞りリング 26 下方絞りリ
ング 28 加工物 32 駆動組立体 34 クッション組立体 36 制御組立体 40 シリンダ組立体 42 シリンダ 44 ピストン 46 上方可変容
積チャンバ 48 下方可変容積チャンバ 52 アキュムレ
ータ 54 導管 56 制御オリフ
ィス 58 逆止弁 60 通路 68 ピストンロッド 70 シリンダ組
立体 72 シリンダ 74 制御ピスト
ン 76 上方可変容積チャンバ 78 下方可変容
積チャンバ 80 導管 84 力伝達部材 86 ピストンロッド 90 穴

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、前記シリンダ内に配置され
    かつ該シリンダと協働し、第1及び第2の可変容積シリ
    ンダチャンバの少なくとも一部を画成する中空の外側ピ
    ストンであって、円筒状の内側面を有する中空の外側ピ
    ストンと、前記中空の外側ピストンに接続されかつ前記
    シリンダと密封係合状態に配置され、前記第1及び第2
    の可変容積シリンダチャンバ間の流体の流動を遮断する
    外側シール手段と、前記中空の外側ピストン内に配置さ
    れかつ前記円筒状の内側面と協働し、第1及び第2の可
    変容積ピストンチャンバの少なくとも一部を画成する内
    側ピストンと、前記内側ピストンに接続されかつ前記中
    空の外側ピストンの前記円筒状の内側面と密封係合状態
    に配置され、前記第1及び第2の可変容積ピストンチャ
    ンバ間の流体の流動を遮断する内側シール手段と、前記
    内側ピストンに接続されかつ前記内側ピストンから前記
    第1の可変容積ピストンチャンバ及び前記第1の可変容
    積シリンダチャンバを通って、前記シリンダの第1の端
    部に隣接して配置された外端部まで伸長するピストンロ
    ッドとを備える装置にして、前記中空の外側ピストン
    が、前記中空の外側ピストンの前記円筒状の内側面の第
    1の端部分から半径方向内方に伸長し、前記ピストンロ
    ッドに外接する第1のフランジ手段であって、前記内側
    ピストンの方向を向いた内側面領域を有しかつ前記内側
    ピストンの第1の端部分が係合し、前記内側ピストンが
    前記中空の外側ピストンに対して第1の方向に動くのを
    制限する内側面領域を有すると共に、前記ピストンロッ
    ドと協働し、前記第1の可変容積ピストンチャンバと前
    記第1の可変容積シリンダチャンバとの間にて流体を流
    動させる第1のピストン穴の少なくとも一部を画成する
    面を有する第1のフランジ手段とを備え、前記中空の外
    側ピストンが、前記第1のフランジ手段と反対の前記中
    空の外側ピストンの一端部にて、前記中空の外側ピスト
    ンの前記円筒状の内側面の第2の端部分から半径方向内
    方に伸長する第2のフランジ手段であって、前記内側ピ
    ストンの方向を向いた内側面領域を有しかつ前記内側ピ
    ストンの第2の端部分が係合し、前記内側ピストンが前
    記中空の外側ピストンに対して動くのを制限する内側面
    領域を有すると共に、前記第2の可変容積ピストンチャ
    ンバと前記第2の可変容積シリンダチャンバとの間にて
    流体を流動させる第2のピストン穴の少なくとも一部を
    画成する面を有する第2のフランジ手段を備え、前記内
    側及び外側ピストンが、作動行程を経て動き、第1及び
    第2の可変容積ピストンチャンバの寸法を変化させ、更
    に、第1及び第2の可変容積シリンダチャンバの寸法を
    変化させることが出来、前記内側ピストンの前記第1の
    端部分が前記第1のフランジ手段と係合状態に配置さ
    れ、前記内側ピストンの前記第2の端部分が前記第2の
    フランジ手段から離間される第1の状態と、前記内側ピ
    ストンの前記第2の端部分が前記第2のフランジ手段と
    係合状態に配置され、前記内側ピストンの前記第1の端
    部分が前記第1のフランジ手段から離間される第2の状
    態との間において前記内側ピストンが前記外側ピストン
    に対して可動であり、前記外側ピストンが前記シリンダ
    の第1の端部に隣接して配置される第3の状態と、前記
    外側ピストンが前記シリンダの第1の端部と反対の前記
    シリンダの第2の端部に隣接して配置される第4の状態
    との間において前記内側及び外側ピストンが共に可動で
    あるようにしたことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置にして、前記内側
    ピストンが、第2のピストン穴内に動いて、前記ピスト
    ンの第2の端部分が前記第2のフランジ手段に係合する
    前に、前記第2の可変容積ピストンチャンバから前記第
    2の可変容積シリンダチャンバへの流体の流量を制限し
    得る端部分を備えることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 開放状態から閉塞状態に作動して、加工
    物を変形させるプレス組立体にして、加工物の第1の側
    部に係合する第1の可動部材と、加工物の第2の側部に
    係合する第2の可動部材とを備え、前記第1の可動部材
    が、前記プレス組立体が開放状態から閉塞状態に向けて
    作動する間、前記第2の可動部材に向けて第1の方向に
    可動であり、前記プレス組立体が開放状態から閉塞状態
    に向けて作動する間、前記第1及び第2の可動部材が共
    に、加工物の少なくとも一部が前記第1及び第2の可動
    部材間に配置された状態で第1の方向に向けて可動であ
    り、更に、前記プレス組立体が開放状態から閉塞状態に
    向けて作動する間、退却状態に向けて作動し、前記第2
    の可動部材が第1の方向に動くのに抗する弾性力を提供
    するクッション組立体と、前記プレス組立体が開放状態
    から閉塞状態に向けて作動する間、前記第1及び第2の
    可動部材が共に第1の方向に動く前に、前記クッション
    組立体を作動させ、前記第2の可動部材を第1の方向に
    動かし始める制御手段であって、制御シリンダを有する
    制御手段と、前記制御シリンダ内に配置され、前記制御
    シリンダと協働し、第1及び第2の可変容積シリンダチ
    ャンバの少なくとも一部を画成する中空の外側ピストン
    と、前記中空の外側ピストン内に配置され、前記中空の
    外側ピストンと協働し、第1及び第2の可変容積ピスト
    ンチャンバの少なくとも一部を画成する内側ピストン
    と、前記第1の可変容積シリンダチャンバを前記第1の
    可変容積ピストンチャンバと流体連通状態に接続する手
    段と、前記第2の可変容積シリンダチャンバを前記第2
    の可変容積ピストンチャンバと流体連通状態に接続する
    手段と、前記クッション組立体と前記2の可変容積シリ
    ンダチャンバとの間にて流体圧力を伝達する導管手段と
    を備え、前記プレス組立体が開放状態から閉塞状態に向
    けて作動する間、前記第1及び第2の可動部材が共に第
    1の方向に向けて動く前に、前記内側ピストンが、前記
    制御シリンダ及び前記外側ピストンに対して動き、前記
    制御シリンダから前記導管手段へ、及び前記導管手段か
    ら前記クッション組立体への第1の速度による流体の流
    動を画成し、前記クッション組立体を作動させかつ前記
    第2の可動部材を第1の速度にて第1の方向に動かすこ
    とが出来るようにし、前記プレス組立体が開放状態から
    閉塞状態に向けて作動する間、前記第1及び第2の可動
    部材が共に第1の方向に向けて動く前に、前記内側及び
    外側ピストンが、前記制御シリンダに対して動き、前記
    制御シリンダから前記導管手段へ、及び前記導管手段か
    ら前記クッション組立体への第1の速度よりも速い第2
    の速度による流体の流動を画成すると共に、前記クッシ
    ョン組立体を作動させかつ前記第2の可動部材を第1の
    速度よりも速い第2の速度にて第1の方向に動かすこと
    が出来るようにしたことを特徴とするプレス組立体。
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