JP2609558B2 - くさび式足場用筋交部材 - Google Patents
くさび式足場用筋交部材Info
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- JP2609558B2 JP2609558B2 JP23803590A JP23803590A JP2609558B2 JP 2609558 B2 JP2609558 B2 JP 2609558B2 JP 23803590 A JP23803590 A JP 23803590A JP 23803590 A JP23803590 A JP 23803590A JP 2609558 B2 JP2609558 B2 JP 2609558B2
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- wedge
- piece
- scaffold
- wedge piece
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、建設用の足場、特に、支柱にコ字状のコマ
を設けて、このコマに踏板、手摺等をくさびを用いて取
付ける構造のくさび式足場に使用される筋交部材に関す
る。
を設けて、このコマに踏板、手摺等をくさびを用いて取
付ける構造のくさび式足場に使用される筋交部材に関す
る。
従来の技術と発明の課題 従来の足場の筋交は、通常のパイプ材を、足場を構成
するパイプ材にねじ止め式のクランプで取付けてなるも
のであり、これはくさび式の足場でも同様である。した
がって、この筋交の取付け取り外しにはねじの操作が必
要であり、多大の手数を要する。特に、クランプの使用
をできるだけ省き、くさびをハンマーで叩くだけで迅速
容易に組立分解ができるようにしたくさび式足場では、
その特長が損なわれ、改善が望まれている。
するパイプ材にねじ止め式のクランプで取付けてなるも
のであり、これはくさび式の足場でも同様である。した
がって、この筋交の取付け取り外しにはねじの操作が必
要であり、多大の手数を要する。特に、クランプの使用
をできるだけ省き、くさびをハンマーで叩くだけで迅速
容易に組立分解ができるようにしたくさび式足場では、
その特長が損なわれ、改善が望まれている。
そこで、本発明は、くさび式足場において、ねじ操作
をすることなく、ハンマーで叩くだけで取付け取り外し
のできる筋交部材を提供することを目的とするものであ
る。
をすることなく、ハンマーで叩くだけで取付け取り外し
のできる筋交部材を提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 本発明は、足場前面に斜めに延びる棒体と、この棒体
の両端にそれぞれ設けられ、上下に貫通する孔を有する
中間金具と、この中間金具の先端に設けられ、くさび式
足場の支柱前面のコマ内に差し込まれ、コマの幅の２分
の１以下を占める差し込み片と、前記中間金具の孔内に
上方から差し込まれ、前記差し込み片との間にコマの側
面を挟むくさび片と、このくさび片の下端部に設けら
れ、くさび片を持ち上げたとき、抜出を防止すると共
に、前記孔周囲に引っ掛かり、くさび片を傾けてコマを
挟まない状態に保持させることのできる突起とを有する
くさび式足場用筋交部材である。
の両端にそれぞれ設けられ、上下に貫通する孔を有する
中間金具と、この中間金具の先端に設けられ、くさび式
足場の支柱前面のコマ内に差し込まれ、コマの幅の２分
の１以下を占める差し込み片と、前記中間金具の孔内に
上方から差し込まれ、前記差し込み片との間にコマの側
面を挟むくさび片と、このくさび片の下端部に設けら
れ、くさび片を持ち上げたとき、抜出を防止すると共
に、前記孔周囲に引っ掛かり、くさび片を傾けてコマを
挟まない状態に保持させることのできる突起とを有する
くさび式足場用筋交部材である。
実施例 以下、本発明を図示する実施例について具体的に説明
する。
する。
この筋交部材10において、11は棒体であり、パイプ材
の両端部をわずかに扁平に潰してなり、全体は斜めに延
びて筋交となる。
の両端部をわずかに扁平に潰してなり、全体は斜めに延
びて筋交となる。
12,12は中間金具であり、棒体11の両端にそれぞれ設
けられる。この中間金具12は、上板13と下板14とを間隔
を隔てて水平に延びるようにし、一方の板の端部を折り
曲げて他に溶接したものであって、この端部に棒体11が
溶接される。
けられる。この中間金具12は、上板13と下板14とを間隔
を隔てて水平に延びるようにし、一方の板の端部を折り
曲げて他に溶接したものであって、この端部に棒体11が
溶接される。
15,15は差し込み片であり、中間金具12,12の先端に、
下方へ延びるように溶接され、くさび式足場16の支柱1
7,17の前面のコマ18,18に上方から差し込むことができ
る。この差し込み片15の幅は、コマ18の幅の２分の１以
下とされる。
下方へ延びるように溶接され、くさび式足場16の支柱1
7,17の前面のコマ18,18に上方から差し込むことができ
る。この差し込み片15の幅は、コマ18の幅の２分の１以
下とされる。
19,19はくさび片であり、大略上方が幅広下方が幅狭
の形状となり、中間金具12の上板13、下板14にそれぞれ
設けられた孔20、21に上方から差し込まれ、押し込むと
これらの孔からの反力により差し込み片15との間にコマ
18の側面を挟むことができる。
の形状となり、中間金具12の上板13、下板14にそれぞれ
設けられた孔20、21に上方から差し込まれ、押し込むと
これらの孔からの反力により差し込み片15との間にコマ
18の側面を挟むことができる。
22は突起であり、くさび片19の下端部をポンチで変形
させて形成される。中間金具12の下板14の孔21の一部に
は、この突起22を通過させる凹部23が形成され、このた
めくさび片19を持ち上げると、この突起22は上板13の孔
20の周囲に引っ掛かり、くさび片19の抜出を防止すると
共に、くさび片19を傾けてその状態に保持させることが
できる（第２図仮想線参照）。
させて形成される。中間金具12の下板14の孔21の一部に
は、この突起22を通過させる凹部23が形成され、このた
めくさび片19を持ち上げると、この突起22は上板13の孔
20の周囲に引っ掛かり、くさび片19の抜出を防止すると
共に、くさび片19を傾けてその状態に保持させることが
できる（第２図仮想線参照）。
この筋交部材10は、以上の構成であり、次のようにし
て使用される。
て使用される。
初めにこの筋交部材10の両端のくさび片19を持ち上げ
た状態とし、足場16の筋交を取付けるべき支柱17,17の
前面のコマ18,18に差し込み片15,15を差し込む。くさび
式足場では、通常、背面つまり建物側と左右のコマは、
手摺や踏板の取付けに使用されるが、前面のコマは使用
されていないので、この筋交取付け用のコマは自由に選
ぶことができる。次に、くさび片19,19を真っ直ぐにし
て差し込み、上端をハンマーで叩き、取付けを完了す
る。また、取り外すときは、くさび片19,19の下端をハ
ンマーで叩いて持ち上げ、傾けてその状態に保持させ、
差し込み片15,15を抜出すればよい。なお、この筋交部
材10では、差し込み片15の幅が、コマ18の幅の２分の１
以下であるため、一のコマの両端にそれぞれ筋交部材を
取付けることができる。
た状態とし、足場16の筋交を取付けるべき支柱17,17の
前面のコマ18,18に差し込み片15,15を差し込む。くさび
式足場では、通常、背面つまり建物側と左右のコマは、
手摺や踏板の取付けに使用されるが、前面のコマは使用
されていないので、この筋交取付け用のコマは自由に選
ぶことができる。次に、くさび片19,19を真っ直ぐにし
て差し込み、上端をハンマーで叩き、取付けを完了す
る。また、取り外すときは、くさび片19,19の下端をハ
ンマーで叩いて持ち上げ、傾けてその状態に保持させ、
差し込み片15,15を抜出すればよい。なお、この筋交部
材10では、差し込み片15の幅が、コマ18の幅の２分の１
以下であるため、一のコマの両端にそれぞれ筋交部材を
取付けることができる。
上記実施例では、中間金具として、上板と下板の２枚
の板よりなるものを用いたが、鋳造のブロック等とする
こともでき、棒体と差し込み片とを結合するものであれ
ば任意の構成とすることができる。
の板よりなるものを用いたが、鋳造のブロック等とする
こともでき、棒体と差し込み片とを結合するものであれ
ば任意の構成とすることができる。
孔も、上記例のように、板に形成したものに限定され
るものではなく、パイプや枠等を用いて構成してもよ
く、中間金具を上下に貫通してくさび片を通し、コマを
挟む反力を負担することができるものであれば、任意の
構成とすることができる。
るものではなく、パイプや枠等を用いて構成してもよ
く、中間金具を上下に貫通してくさび片を通し、コマを
挟む反力を負担することができるものであれば、任意の
構成とすることができる。
突起は、上記例のようにポンチにより形成するものの
ほか、ピンを用いたり、くさび片を曲げ加工して形成す
ることもできる。さらに、この突起は、上記例のように
くさび片の側面に突出するもののほか、くさび片先端部
の形状を適当に設定すると、くさび片の後方（第２図の
右方）に突出するものとすることもできる。すなわち、
この突起は、くさび片が持ち上げた状態で、抜出しない
で、保持されるようにすることができれば、任意の構成
とすることができる。
ほか、ピンを用いたり、くさび片を曲げ加工して形成す
ることもできる。さらに、この突起は、上記例のように
くさび片の側面に突出するもののほか、くさび片先端部
の形状を適当に設定すると、くさび片の後方（第２図の
右方）に突出するものとすることもできる。すなわち、
この突起は、くさび片が持ち上げた状態で、抜出しない
で、保持されるようにすることができれば、任意の構成
とすることができる。
発明の効果 本発明は、上述のように、コマに差し込みハンマーで
叩くだけで取付けることができ、また取り外しもハンマ
ーで叩くだけで簡単に行うことができ、作業性が極めて
良好である。したがってくさび式足場の迅速な組立分解
が可能という特長をより高めることができる。
叩くだけで取付けることができ、また取り外しもハンマ
ーで叩くだけで簡単に行うことができ、作業性が極めて
良好である。したがってくさび式足場の迅速な組立分解
が可能という特長をより高めることができる。
図面は本発明の一実施例を示し、第１図は正面図、第２
図はくさび片部分の拡大正面図、第３図はくさび片部部
の拡大平面図、第４図は足場に取付けた状態を示す斜視
図である。 10……筋交部材、11……棒体、12……中間金具、13……
上板、14……下板、15……差し込み片、16……くさび式
足場、17……支柱、18……コマ、19……くさび片、20、
21……孔、22……突起、23……凹部。
図はくさび片部分の拡大正面図、第３図はくさび片部部
の拡大平面図、第４図は足場に取付けた状態を示す斜視
図である。 10……筋交部材、11……棒体、12……中間金具、13……
上板、14……下板、15……差し込み片、16……くさび式
足場、17……支柱、18……コマ、19……くさび片、20、
21……孔、22……突起、23……凹部。
Claims (1)
- 【請求項１】足場前面に斜めに延びる棒体と、この棒体
の両端にそれぞれ設けられ、上下に貫通する孔を有する
中間金具と、この中間金具の先端に設けられ、くさび式
足場の支柱前面のコマ内に差し込まれ、コマの幅の２分
の１以下を占める差し込み片と、前記中間金具の孔内に
上方から差し込まれ、前記差し込み片との間にコマの側
面を挟むくさび片と、このくさび片の下端部に設けら
れ、くさび片を持ち上げたとき、抜出を防止すると共
に、前記孔周囲に引っ掛かり、くさび片を傾けてコマを
挟まない状態に保持させることのできる突起とを有する
くさび式足場用筋交部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23803590A JP2609558B2 (ja) | 1990-09-08 | 1990-09-08 | くさび式足場用筋交部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23803590A JP2609558B2 (ja) | 1990-09-08 | 1990-09-08 | くさび式足場用筋交部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04118460A JPH04118460A (ja) | 1992-04-20 |
| JP2609558B2 true JP2609558B2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=17024206
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23803590A Expired - Fee Related JP2609558B2 (ja) | 1990-09-08 | 1990-09-08 | くさび式足場用筋交部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2609558B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4890525B2 (ja) * | 2008-10-23 | 2012-03-07 | Ｋｒｈ株式会社 | 仮設足場用連結構造体 |
-
1990
- 1990-09-08 JP JP23803590A patent/JP2609558B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04118460A (ja) | 1992-04-20 |
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Legal Events
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