JP2609506B2 - 血清採取装置 - Google Patents
血清採取装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血清と血球とが分離状
態にある採血管から血清のみを分離採取する装置及び方
法に関する。
態にある採血管から血清のみを分離採取する装置及び方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】病院や検査機関で行われている血液検査
は、疾病の診断において重要なことである。血清を対象
とする血液検査を行う場合、採取後に、血液を入れた真
空式の採血管を遠心分離器にかけて、血液を血球(赤血
球、白血球)と血清とに分離させ、その分離した血清が
抜き取られて各種の血清検査が行われる。なお、近年で
は、分離剤入りの採血管が提供されており、それを用い
ると、遠心分離後には、血球と血清との間に分離剤が介
在し、血清の分離採取が容易になる。
は、疾病の診断において重要なことである。血清を対象
とする血液検査を行う場合、採取後に、血液を入れた真
空式の採血管を遠心分離器にかけて、血液を血球(赤血
球、白血球)と血清とに分離させ、その分離した血清が
抜き取られて各種の血清検査が行われる。なお、近年で
は、分離剤入りの採血管が提供されており、それを用い
ると、遠心分離後には、血球と血清との間に分離剤が介
在し、血清の分離採取が容易になる。
【0003】さて、従来の採血管は、チューブ状のガラ
ス管とその開口を覆う封止栓とで構成されていた。従
来、前述の封止栓は、ゴム栓等が用いられていたため、
検体(血液)の抜き取りは、ガラス管からゴム栓をいち
いち外して行う必要があった。従って、特に検体の数が
多くなればなるほど、人為的な直接作業であるため細菌
感染のおそれを伴うと共に作業労力が過大になり、また
外部からの検体への汚染が生じる可能性があり、更に自
動分注装置でそのまま分注をすることができなかった。
そのため、採血管からゴム栓を外すことなく採血管から
血清の採取を行い得る方法が要望されていた。
ス管とその開口を覆う封止栓とで構成されていた。従
来、前述の封止栓は、ゴム栓等が用いられていたため、
検体(血液)の抜き取りは、ガラス管からゴム栓をいち
いち外して行う必要があった。従って、特に検体の数が
多くなればなるほど、人為的な直接作業であるため細菌
感染のおそれを伴うと共に作業労力が過大になり、また
外部からの検体への汚染が生じる可能性があり、更に自
動分注装置でそのまま分注をすることができなかった。
そのため、採血管からゴム栓を外すことなく採血管から
血清の採取を行い得る方法が要望されていた。
【0004】その要望に応えるべく、細管等を突き通す
ことが可能な(穿刺可能な)封止栓を備えた採血管が実
用化されている。その採血管では、比較的薄い厚さで構
成されたゴム栓や中央部にのみゴム材を有する封止栓が
用いられている。そして、ゴム材を分注装置の尖鋭なノ
ズルなどで突き通せば、検体の自動的な採取が実現でき
る。なお、実開平3−61572号公報には、吸引ノズ
ル及びエア抜きノズルでゴム栓を突き通して血液の採取
を行う装置が開示されている。
ことが可能な(穿刺可能な)封止栓を備えた採血管が実
用化されている。その採血管では、比較的薄い厚さで構
成されたゴム栓や中央部にのみゴム材を有する封止栓が
用いられている。そして、ゴム材を分注装置の尖鋭なノ
ズルなどで突き通せば、検体の自動的な採取が実現でき
る。なお、実開平3−61572号公報には、吸引ノズ
ル及びエア抜きノズルでゴム栓を突き通して血液の採取
を行う装置が開示されている。
【0005】しかし、そのような方法によって血清を採
取しようとすると、つまり等の問題を回避すると同時に
血清を無駄なくすべて分離採取することが困難であっ
た。すなわち、血清の吸引と共に上方から分注装置のノ
ズルを次第に下降させ、ノズルの先端を血球(又は分離
剤)境界面の直前で停止させようとしても、場合によっ
ては、ノズル先端が当該境界面に到達してつまりが起こ
りやすく、またそれを回避しようとして中途半端な位置
で下降を停止させると、すべての血清を吸引することが
できず貴重な検体を無駄にしてしまうという問題があっ
た。
取しようとすると、つまり等の問題を回避すると同時に
血清を無駄なくすべて分離採取することが困難であっ
た。すなわち、血清の吸引と共に上方から分注装置のノ
ズルを次第に下降させ、ノズルの先端を血球(又は分離
剤)境界面の直前で停止させようとしても、場合によっ
ては、ノズル先端が当該境界面に到達してつまりが起こ
りやすく、またそれを回避しようとして中途半端な位置
で下降を停止させると、すべての血清を吸引することが
できず貴重な検体を無駄にしてしまうという問題があっ
た。
【0006】特開平4−320941号には、その問題
を解消した血清採取装置が提案されてる。その従来装置
は、血清吸引用ノズルとエア注入用ノズルの2つのノズ
ルを備えており、それら2つのノズルを封止栓に突き通
すと共に、採血管を逆さの状態に維持して血清のみを採
血管の下方に集め、それをすべて吸引しようとするもの
である。
を解消した血清採取装置が提案されてる。その従来装置
は、血清吸引用ノズルとエア注入用ノズルの2つのノズ
ルを備えており、それら2つのノズルを封止栓に突き通
すと共に、採血管を逆さの状態に維持して血清のみを採
血管の下方に集め、それをすべて吸引しようとするもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平4
−320941号公報に記載された従来の血清採取装置
では、2つのノズルを用いるため次のような問題があっ
た。
−320941号公報に記載された従来の血清採取装置
では、2つのノズルを用いるため次のような問題があっ
た。
【0008】この封止栓においてノズルを突き通すこと
が可能な領域は、3mmφ程度で非常に小さい。一方、
2本のノズルを突き通すためには少なくともノズル外径
の2倍以上の領域が必要となる。このため、極めて高精
度のノズル位置決めが必要となり、位置決め誤差があっ
た場合、2本のノズルを突き通すことは事実上困難とな
る。また、ノズルの太さに制限があった。
が可能な領域は、3mmφ程度で非常に小さい。一方、
2本のノズルを突き通すためには少なくともノズル外径
の2倍以上の領域が必要となる。このため、極めて高精
度のノズル位置決めが必要となり、位置決め誤差があっ
た場合、2本のノズルを突き通すことは事実上困難とな
る。また、ノズルの太さに制限があった。
【0009】以上のように、封止栓の構造的制約から2
つのノズルを利用した血清の採取には困難が伴ってい
た。
つのノズルを利用した血清の採取には困難が伴ってい
た。
【0010】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、1つの吸引ノズル(吸引針)
によって血清の採取ができる血清採取装置及び方法を提
供することにある。
ものであり、その目的は、1つの吸引ノズル(吸引針)
によって血清の採取ができる血清採取装置及び方法を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、封止栓の少なくとも一部が
穿刺可能な材料で構成され血球と血清とが分離状態にあ
る血液試料が内部に封入された採血管から血清のみを採
取する装置であって、前記封止栓の外側に密閉された採
取室を形成するための採取容器と、前記採取容器の前記
封止栓側に設けられ、前記採血管への前記採取容器の接
合時に前記封止栓に突き通されて、前記採血管内部と前
記採取室とを連通させる採取針と、前記採血管を上方
側、前記採取容器を下方側にした接合状態において、前
記採取容器内の圧力を繰り返し増減させる圧力制御部
と、を含むことを特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、封止栓の少なくとも一部が
穿刺可能な材料で構成され血球と血清とが分離状態にあ
る血液試料が内部に封入された採血管から血清のみを採
取する装置であって、前記封止栓の外側に密閉された採
取室を形成するための採取容器と、前記採取容器の前記
封止栓側に設けられ、前記採血管への前記採取容器の接
合時に前記封止栓に突き通されて、前記採血管内部と前
記採取室とを連通させる採取針と、前記採血管を上方
側、前記採取容器を下方側にした接合状態において、前
記採取容器内の圧力を繰り返し増減させる圧力制御部
と、を含むことを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の発明は、前記採取針
を備え、前記採血管及び前記採取容器の間に介在して両
者を着脱自在に装着する連結具を含むことを特徴とす
る。
を備え、前記採血管及び前記採取容器の間に介在して両
者を着脱自在に装着する連結具を含むことを特徴とす
る。
【0013】また、請求項3装置の発明は、前記連結具
は、前記採取針を取り囲んで形成され前記採取針の洗浄
時にその採取針を洗浄液で水没させる高さを持った採血
管ガイドを有し、前記採取針の洗浄時に前記連結具の前
記採取針の後端側を覆いつつ前記連結具に接合される洗
浄キャップが設けられ、前記採取針の洗浄時に前記連結
具に前記洗浄キャップが装着されると共に、前記採血管
ガイドに洗浄液が注ぎ込まれ、前記洗浄キャップ内を吸
引することによって前記採取針の洗浄が行われることを
特徴とする。
は、前記採取針を取り囲んで形成され前記採取針の洗浄
時にその採取針を洗浄液で水没させる高さを持った採血
管ガイドを有し、前記採取針の洗浄時に前記連結具の前
記採取針の後端側を覆いつつ前記連結具に接合される洗
浄キャップが設けられ、前記採取針の洗浄時に前記連結
具に前記洗浄キャップが装着されると共に、前記採血管
ガイドに洗浄液が注ぎ込まれ、前記洗浄キャップ内を吸
引することによって前記採取針の洗浄が行われることを
特徴とする。
【0014】また、請求項4記載の発明は、前記圧力制
御部は、吸引手段による吸引と大気圧開放とを繰り返す
ことにより前記採取容器内の圧力を繰り返し増減させる
ことを特徴とする。
御部は、吸引手段による吸引と大気圧開放とを繰り返す
ことにより前記採取容器内の圧力を繰り返し増減させる
ことを特徴とする。
【0015】また、請求項5記載の発明は、封止栓の少
なくとも一部が穿刺可能な材料で構成され血球と血清と
が分離状態にある血液試料が内部に封入された採血管か
ら血清のみを採取する方法であって、前記採血管を逆さ
にし、その封止栓に採取針を突き通すと共に前記採取針
の後端側に密閉された採取室を用意する工程と、前記採
取室に対して加圧/減圧を繰り返す工程であって、その
繰り返しを前記採血管内の血清が前記採取室に移るまで
行う工程と、を含むことを特徴とする。
なくとも一部が穿刺可能な材料で構成され血球と血清と
が分離状態にある血液試料が内部に封入された採血管か
ら血清のみを採取する方法であって、前記採血管を逆さ
にし、その封止栓に採取針を突き通すと共に前記採取針
の後端側に密閉された採取室を用意する工程と、前記採
取室に対して加圧/減圧を繰り返す工程であって、その
繰り返しを前記採血管内の血清が前記採取室に移るまで
行う工程と、を含むことを特徴とする。
【0016】
【作用】上記請求項1記載の構成によれば、採血管に対
して採取容器が接合される。その時、採取針が封止栓に
突き通され、採血管内部と採取容器内の採取室とが連通
される。採血管が逆さの状態では、血清のみが採血管内
の下方(封止栓側)に下降するので、穿刺状態で、採取
室内に対して加圧/減圧を行えば、圧力変化によって、
採血管内の血清が採取針を通って採取室内に取り込まれ
ることになる。採取室の加圧/減圧は、血清がなくなる
まで繰り返し実行され、最終的に、すべての血清が採取
室に移し採られることになる。
して採取容器が接合される。その時、採取針が封止栓に
突き通され、採血管内部と採取容器内の採取室とが連通
される。採血管が逆さの状態では、血清のみが採血管内
の下方(封止栓側)に下降するので、穿刺状態で、採取
室内に対して加圧/減圧を行えば、圧力変化によって、
採血管内の血清が採取針を通って採取室内に取り込まれ
ることになる。採取室の加圧/減圧は、血清がなくなる
まで繰り返し実行され、最終的に、すべての血清が採取
室に移し採られることになる。
【0017】なお、血球は非常に粘性が高く、短時間で
は逆さにした採血管内で容易に下降せず、分離剤が入っ
ている場合には、比較的長い時間、血球及び分離剤が逆
さにした採血管内の上方に止まっており、いずれにして
も血球が下降する前に、血清の採取を十分行うことがで
きる。
は逆さにした採血管内で容易に下降せず、分離剤が入っ
ている場合には、比較的長い時間、血球及び分離剤が逆
さにした採血管内の上方に止まっており、いずれにして
も血球が下降する前に、血清の採取を十分行うことがで
きる。
【0018】請求項2記載の構成によれば、連結具によ
って採血管及び採取容器が連結される。すなわち、採取
容器を装着した連結具に採血管を圧着接合させると、そ
の作用に伴って、封止栓に対して採取針を突き通すこと
ができる。
って採血管及び採取容器が連結される。すなわち、採取
容器を装着した連結具に採血管を圧着接合させると、そ
の作用に伴って、封止栓に対して採取針を突き通すこと
ができる。
【0019】請求項3記載の構成によれば、血清をすべ
て採取した後、連結具から採取容器及び採血管が取り外
され、そして連結具に洗浄キャップが装着される。その
状態で、採血管ホルダ内に洗浄液を流し込むと共に、洗
浄キャップ内を吸引すれば、検体である血清が付着した
経路、すなわち採取針の内部通路や出口付近等を洗浄す
ることができる。そのような洗浄によれば、連結具を使
い捨てではなく再利用できる。
て採取した後、連結具から採取容器及び採血管が取り外
され、そして連結具に洗浄キャップが装着される。その
状態で、採血管ホルダ内に洗浄液を流し込むと共に、洗
浄キャップ内を吸引すれば、検体である血清が付着した
経路、すなわち採取針の内部通路や出口付近等を洗浄す
ることができる。そのような洗浄によれば、連結具を使
い捨てではなく再利用できる。
【0020】請求項4記載の構成によれば、吸引と大気
圧開放の繰り返しにより、採血管から血清を採血容器に
移すことができる。
圧開放の繰り返しにより、採血管から血清を採血容器に
移すことができる。
【0021】請求項5記載の方法は、上記の請求項1記
載の装置によって実行される血清採取の方法であるが、
採血管を逆さにする工程は、人為的手法によっても可能
であるが、機械的手法によれば完全なる自動分注を実現
できる。
載の装置によって実行される血清採取の方法であるが、
採血管を逆さにする工程は、人為的手法によっても可能
であるが、機械的手法によれば完全なる自動分注を実現
できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0023】図1には、本発明に係る血清採取装置の要
部構成が示されている。なお、この血清採取装置は、例
えば分注装置などに組み込むことができる。
部構成が示されている。なお、この血清採取装置は、例
えば分注装置などに組み込むことができる。
【0024】図1において、遠心分離処理後の採血管1
0は、連結具12を介して採取容器14に連結される。
採血管10内部の血液は、遠心分離処理によって、血球
16と血清18とに分離されており、それらの間には分
離剤20が存在している。
0は、連結具12を介して採取容器14に連結される。
採血管10内部の血液は、遠心分離処理によって、血球
16と血清18とに分離されており、それらの間には分
離剤20が存在している。
【0025】図1に示されるように、採血管10は逆さ
状態で連結具12に装着されるため、比較的粘性が低い
血清18は採血管10の封止栓50側に集まっている。
なお、この場合、ゲル状の分離剤20は、採血管10の
中央部で止まり、また血球16も粘性が高いため採血管
10の上方に止まる。このため、血清18の抜き取りに
当たっては、分離剤20や血球16の下方への下降を考
慮する必要はない。これは、分離剤20を用いない場合
でも同様である。
状態で連結具12に装着されるため、比較的粘性が低い
血清18は採血管10の封止栓50側に集まっている。
なお、この場合、ゲル状の分離剤20は、採血管10の
中央部で止まり、また血球16も粘性が高いため採血管
10の上方に止まる。このため、血清18の抜き取りに
当たっては、分離剤20や血球16の下方への下降を考
慮する必要はない。これは、分離剤20を用いない場合
でも同様である。
【0026】連結具12は、採血管カプラ22と、採取
容器カプラ24と、で構成されている。採血管カプラ2
2は、その中央部に上方を向いた採取針26を備えてお
り、またその採取針26を取り囲んで採血管ガイド28
が形成されている。この採血管ガイド28は、図示され
るように円筒形で構成され、その高さは採取針26より
も高い。また、採血管カプラ22は、その下方側に突起
部30を有している。
容器カプラ24と、で構成されている。採血管カプラ2
2は、その中央部に上方を向いた採取針26を備えてお
り、またその採取針26を取り囲んで採血管ガイド28
が形成されている。この採血管ガイド28は、図示され
るように円筒形で構成され、その高さは採取針26より
も高い。また、採血管カプラ22は、その下方側に突起
部30を有している。
【0027】前記採血管ガイド28が設けられることに
よって、採血管カプラ22を取り扱う際に採取針26に
よって手などを傷つけることが防止され、また採血管1
0を採血管カプラ22に装着する際に、採取針26を採
血管10の封止栓50の中央部に正しく位置決めするこ
とができる。なお、この採血管ガイド28は、洗浄工程
においても洗浄液の液溜りとして機能する。
よって、採血管カプラ22を取り扱う際に採取針26に
よって手などを傷つけることが防止され、また採血管1
0を採血管カプラ22に装着する際に、採取針26を採
血管10の封止栓50の中央部に正しく位置決めするこ
とができる。なお、この採血管ガイド28は、洗浄工程
においても洗浄液の液溜りとして機能する。
【0028】採取容器カプラ24は、吸引リング32
と、ラバーリング34,36と、下面側に設けられた筒
状の採取容器ガイド38と、で構成されている。ラバー
リング34,36は、ゴム材やシリコンなどで構成さ
れ、採血管10及び採取容器14の密着性を良好なもの
にしている。採取容器カプラ24の中央部には収納部4
0が貫通形成されており、その収納部40に突起部30
が収納される。後述するように、吸引リング32にはホ
ース42を介して、ポンプ44が接続されている。この
ポンプ44は、シリンダ46と、ピストン48と、で構
成され、ピストン48を駆動することにより採取容器1
4内の圧力を増減させることができる。
と、ラバーリング34,36と、下面側に設けられた筒
状の採取容器ガイド38と、で構成されている。ラバー
リング34,36は、ゴム材やシリコンなどで構成さ
れ、採血管10及び採取容器14の密着性を良好なもの
にしている。採取容器カプラ24の中央部には収納部4
0が貫通形成されており、その収納部40に突起部30
が収納される。後述するように、吸引リング32にはホ
ース42を介して、ポンプ44が接続されている。この
ポンプ44は、シリンダ46と、ピストン48と、で構
成され、ピストン48を駆動することにより採取容器1
4内の圧力を増減させることができる。
【0029】図2には、連結具12を介して採血管10
及び採取容器14が連結された場合の断面図が示されて
いる。図示されるように、採血管10の封止栓50は、
本実施例において、アルミシール材52と、ゴム材54
と、で構成され、そのゴム材54に採取針26が突き通
される。
及び採取容器14が連結された場合の断面図が示されて
いる。図示されるように、採血管10の封止栓50は、
本実施例において、アルミシール材52と、ゴム材54
と、で構成され、そのゴム材54に採取針26が突き通
される。
【0030】図3には、採取針26の拡大断面が示され
ている。採取針26はその軸方向に連通管56が形成さ
れ、採血管10内部と採取容器14の内部とが連通され
る。この採取針26は、金属やプラスチックなどで構成
することができ、本実施例においては採血管カプラ22
のベース22Aと一体形成されている。図2に示したよ
うに、本実施例においては、採取針26が採血管10の
内部に深く侵入しないため、採取針26の強度はそれほ
ど要求されず、このようにプラスチックなどで一体形成
することができる。
ている。採取針26はその軸方向に連通管56が形成さ
れ、採血管10内部と採取容器14の内部とが連通され
る。この採取針26は、金属やプラスチックなどで構成
することができ、本実施例においては採血管カプラ22
のベース22Aと一体形成されている。図2に示したよ
うに、本実施例においては、採取針26が採血管10の
内部に深く侵入しないため、採取針26の強度はそれほ
ど要求されず、このようにプラスチックなどで一体形成
することができる。
【0031】図2に戻って、採血管10は採血管ガイド
28及び封止栓50によって圧着保持されている。ま
た、採取容器14は、採取容器ガイド38によって圧着
保持されている。このような構成により、採血管10内
部と採取容器14の内部とが相互に連通されると共に気
密状態が維持される。
28及び封止栓50によって圧着保持されている。ま
た、採取容器14は、採取容器ガイド38によって圧着
保持されている。このような構成により、採血管10内
部と採取容器14の内部とが相互に連通されると共に気
密状態が維持される。
【0032】次に、本発明に係る血清採取方法の各工程
について説明する。
について説明する。
【0033】図4(A)に示すように、まず採取容器カ
プラ24に対して採血管カプラ22を装着させる。その
状態が図4(B)に示されている。次に、図4(C)に
示すように、採取容器14を採取容器カプラ24に装着
する。なお、図面簡略化のため、図1及び図2に示した
採取容器ガイド38は図示省略されている。
プラ24に対して採血管カプラ22を装着させる。その
状態が図4(B)に示されている。次に、図4(C)に
示すように、採取容器14を採取容器カプラ24に装着
する。なお、図面簡略化のため、図1及び図2に示した
採取容器ガイド38は図示省略されている。
【0034】そして、遠心分離後の採血管10を逆さ状
態で下降させ、採血管ガイド28のガイドの下、採血管
10を採血管カプラ22の受入れ空間に押し込む。その
結果、採取針26が封止栓50に突き通される。
態で下降させ、採血管ガイド28のガイドの下、採血管
10を採血管カプラ22の受入れ空間に押し込む。その
結果、採取針26が封止栓50に突き通される。
【0035】次に、図5(E)に示すように、ピストン
48を押し、採取容器14の内部を加圧する。すると、
圧力平衡が図られる結果、採取容器14内部からエアが
採血管10内部に注入される。
48を押し、採取容器14の内部を加圧する。すると、
圧力平衡が図られる結果、採取容器14内部からエアが
採血管10内部に注入される。
【0036】その後、図6(F)及び(G)に示すよう
に、減圧及び加圧をピストン48の駆動によって繰り返
し行う。すると、減圧時には、採取針26の先端開口か
ら血清18が吸い込まれて採取容器14内部へ取り込ま
れ、加圧時には、採取容器14内部から採血管10内部
へエアが注入されることになる。なお、このような加圧
及び減圧を行う場合には、採血管10を逆さに直立させ
ずに斜めにして行うこともでき、その場合には、仮に分
離剤や血球が下降してきた場合でも、それらの吸込みを
防止することが可能となる。
に、減圧及び加圧をピストン48の駆動によって繰り返
し行う。すると、減圧時には、採取針26の先端開口か
ら血清18が吸い込まれて採取容器14内部へ取り込ま
れ、加圧時には、採取容器14内部から採血管10内部
へエアが注入されることになる。なお、このような加圧
及び減圧を行う場合には、採血管10を逆さに直立させ
ずに斜めにして行うこともでき、その場合には、仮に分
離剤や血球が下降してきた場合でも、それらの吸込みを
防止することが可能となる。
【0037】血清18の残存量が少なくなってきた場
合、採取針26の先端開口がエア側に露出する可能性が
あるため、そのような残存量に合わせて徐々に採取針2
6を封止栓50から引き抜くのが望ましい。
合、採取針26の先端開口がエア側に露出する可能性が
あるため、そのような残存量に合わせて徐々に採取針2
6を封止栓50から引き抜くのが望ましい。
【0038】本実施例においては、図示されてはいない
が、採血管保持機構によって、採血管10が保持されて
おり、採血管10の上下反転や連結具12への連結、更
にはこのような残液の引き抜きは前記の採血管保持機構
により行われている。
が、採血管保持機構によって、採血管10が保持されて
おり、採血管10の上下反転や連結具12への連結、更
にはこのような残液の引き抜きは前記の採血管保持機構
により行われている。
【0039】図7(H)には、血清18が完全に抜き取
られた状態が示されている。そして、採取完了後、図7
(I)に示すように、まず採血管10が採血管カプラ2
2から取り外され、図8(J)に示すように、次に採取
容器カプラ24から採取容器14が取り外される。ここ
で、採取容器14は分注工程に運ばれることになる。そ
して、図8(K)に示されるように、採取容器カプラ2
4と採血管カプラ22とが分離され、血清が付着した採
血管カプラ22は廃棄されることになる。この場合、本
実施例の血清採取装置では、採取針26がプラスチック
で採血管カプラ22の一部として一体形成されているた
め、金属針を取り外して別個に廃棄するなどの手間は生
じない。
られた状態が示されている。そして、採取完了後、図7
(I)に示すように、まず採血管10が採血管カプラ2
2から取り外され、図8(J)に示すように、次に採取
容器カプラ24から採取容器14が取り外される。ここ
で、採取容器14は分注工程に運ばれることになる。そ
して、図8(K)に示されるように、採取容器カプラ2
4と採血管カプラ22とが分離され、血清が付着した採
血管カプラ22は廃棄されることになる。この場合、本
実施例の血清採取装置では、採取針26がプラスチック
で採血管カプラ22の一部として一体形成されているた
め、金属針を取り外して別個に廃棄するなどの手間は生
じない。
【0040】以上の実施例では、採血管カプラ22が廃
棄されていたが、次に示す実施例のように採血管カプラ
22に対して洗浄を行うことも好適である。
棄されていたが、次に示す実施例のように採血管カプラ
22に対して洗浄を行うことも好適である。
【0041】図9には、洗浄可能な採血管カプラ58が
示されている。この採血管カプラ58は、上述の採血管
カプラ22とは異なり、採血管ガイド28によって形成
される採血管ガイドの底面にドレイン用の流路が形成さ
れており、具体的にはドレインホース60が採血管カプ
ラ58に接続されている。また、この採血管カプラ58
には、洗浄液吸引ホース62が接続されている。
示されている。この採血管カプラ58は、上述の採血管
カプラ22とは異なり、採血管ガイド28によって形成
される採血管ガイドの底面にドレイン用の流路が形成さ
れており、具体的にはドレインホース60が採血管カプ
ラ58に接続されている。また、この採血管カプラ58
には、洗浄液吸引ホース62が接続されている。
【0042】一方、後述するように、洗浄工程におい
て、突起部30を覆うように洗浄キャップ64が装着さ
れる。すなわち、採血管ガイド28内部に洗浄液66を
注入し、連通管56、連通管の出口56a及び突起部3
0の周囲において洗浄液を還流させることによって、そ
れらの洗浄を行うものである。
て、突起部30を覆うように洗浄キャップ64が装着さ
れる。すなわち、採血管ガイド28内部に洗浄液66を
注入し、連通管56、連通管の出口56a及び突起部3
0の周囲において洗浄液を還流させることによって、そ
れらの洗浄を行うものである。
【0043】以下に、その洗浄方法につき具体的に説明
する。
する。
【0044】図10(A)には準備工程が示されてい
る。この工程では、採血管カプラ58に対して洗浄キャ
ップ64が装着される。なお、この状態で弁A及び弁B
はいずれも閉められている。また、ポンプ70の作用に
よってドレインタンク72内が減圧状態に維持される。
る。この工程では、採血管カプラ58に対して洗浄キャ
ップ64が装着される。なお、この状態で弁A及び弁B
はいずれも閉められている。また、ポンプ70の作用に
よってドレインタンク72内が減圧状態に維持される。
【0045】キャップ装着後、図10(B)に示すよう
に、洗浄液66が採血管カプラ58内部に注ぎ込まれ、
それと共に弁Bが開放される。すると、洗浄液66は、
連通管56を通って突起部30の周囲を回り込み、洗浄
液吸引ホース62を介してドレインタンク72に取り込
まれることになる。
に、洗浄液66が採血管カプラ58内部に注ぎ込まれ、
それと共に弁Bが開放される。すると、洗浄液66は、
連通管56を通って突起部30の周囲を回り込み、洗浄
液吸引ホース62を介してドレインタンク72に取り込
まれることになる。
【0046】図11(C)に示すように、洗浄液66が
少なくなり、採取針26の先端開口が露出した際には、
弁Aが開放され、ドレインホース60を介して残液がド
レインタンク72内に取り込まれることになる。そし
て、図11(D)に示すように、洗浄キャップ64が取
り外される。
少なくなり、採取針26の先端開口が露出した際には、
弁Aが開放され、ドレインホース60を介して残液がド
レインタンク72内に取り込まれることになる。そし
て、図11(D)に示すように、洗浄キャップ64が取
り外される。
【0047】このような採血管カプラの洗浄によれば、
血清の採取後に採血管カプラ22を再利用することがで
きるという利点がある。
血清の採取後に採血管カプラ22を再利用することがで
きるという利点がある。
【0048】図12には、採取容器14内部の圧力を制
御する手段の第2実施例が示されている。この圧力制御
手段は、減圧タンク76と、その減圧タンク内を減圧す
るポンプ78と、配管計の圧力を測定する圧力計80
と、2つの弁C,Dと、で構成されている。このような
構成によっても、図1に示したポンプ44と同様に、採
取容器14内を加圧しあるいは減圧することができる。
すなわち、図13の102に示されるように、まず採血
管を装着する際には、弁Cを開放し、弁Dを閉じた状態
にし、その後に、弁Cを閉じて弁Dを開け、そのような
開閉を繰り返すことによって、配管系内の圧力を大気圧
から一定の負圧まで交互に増減させることができる。そ
して、最終的に血清がすべて採取容器14内に採取され
た後に、図13の記号100で示すように、わずかな減
圧が行われて、その後に採血管10が採血管カプラから
取り外される。その減圧は、採血管10を引き抜く際に
血清が飛散するのを防止するために行われる。
御する手段の第2実施例が示されている。この圧力制御
手段は、減圧タンク76と、その減圧タンク内を減圧す
るポンプ78と、配管計の圧力を測定する圧力計80
と、2つの弁C,Dと、で構成されている。このような
構成によっても、図1に示したポンプ44と同様に、採
取容器14内を加圧しあるいは減圧することができる。
すなわち、図13の102に示されるように、まず採血
管を装着する際には、弁Cを開放し、弁Dを閉じた状態
にし、その後に、弁Cを閉じて弁Dを開け、そのような
開閉を繰り返すことによって、配管系内の圧力を大気圧
から一定の負圧まで交互に増減させることができる。そ
して、最終的に血清がすべて採取容器14内に採取され
た後に、図13の記号100で示すように、わずかな減
圧が行われて、その後に採血管10が採血管カプラから
取り外される。その減圧は、採血管10を引き抜く際に
血清が飛散するのを防止するために行われる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
採取針を封止栓に突き通した後に、採取容器内の圧力を
繰り返し増減させることによって、単一の採取針によっ
て血清の採取を簡単に行うことができる。
採取針を封止栓に突き通した後に、採取容器内の圧力を
繰り返し増減させることによって、単一の採取針によっ
て血清の採取を簡単に行うことができる。
【0050】また、本発明によれば、必要に応じて部材
の洗浄を行って、コストの低減を図ることができる。
の洗浄を行って、コストの低減を図ることができる。
【図1】本発明に係る血清採取装置の要部構成を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】図1に示す構成の断面図である。
【図3】採取針の断面図である。
【図4】血清の採取工程を示す説明図である。
【図5】血清の採取工程を示す説明図である。
【図6】血清の採取工程を示す説明図である。
【図7】血清の採取工程を示す説明図である。
【図8】血清の採取工程を示す説明図である。
【図9】洗浄キャップを備えた採血管カプラを示す断面
図である。
図である。
【図10】洗浄工程を示す説明図である。
【図11】洗浄工程を示す説明図である。
【図12】採取容器内圧力の減圧制御手段の第2実施例
を示す概念図である。
を示す概念図である。
【図13】図12に示す弁C及び弁Dの動作を示す動作
説明図である。
説明図である。
10 採血管 12 連結具 14 採取容器 16 血球 18 血清 20 分離剤 22,58 採血管カプラ 24 採取容器カプラ 26 採取針 44 ポンプ 64 洗浄キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 徹 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロ カ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−320941(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】 封止栓の少なくとも一部が穿刺可能な材
料で構成され血球と血清とが分離状態にある血液試料が
内部に封入された採血管から血清のみを採取する装置で
あって、 前記封止栓の外側に密閉された採取室を形成するための
採取容器と、 前記採取容器の前記封止栓側に設けられ、前記採血管へ
の前記採取容器の接合時に前記封止栓に突き通されて、
前記採血管内部と前記採取室とを連通させる採取針と、 前記採血管を上方側、前記採取容器を下方側にした接合
状態において、前記採取容器内の圧力を繰り返し増減さ
せる圧力制御部と、 を含むことを特徴とする血清採取装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記採取針を備え、前記採血管及び前記採取容器の間に
介在して両者を着脱自在に装着する連結具を含むことを
特徴とする血清採取装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の装置において、 前記連結具は、前記採取針を取り囲んで形成され前記採
取針の洗浄時にその採取針を洗浄液で水没させる高さを
持った採血管ガイドを有し、 前記採取針の洗浄時に前記連結具の前記採取針の後端側
を覆いつつ前記連結具に接合される洗浄キャップが設け
られ、 前記採取針の洗浄時に前記連結具に前記洗浄キャップが
装着されると共に、前記採血管ガイドに洗浄液が注ぎ込
まれ、前記洗浄キャップ内を吸引することによって前記
採取針の洗浄が行われることを特徴とする血清採取装
置。 - 【請求項4】 請求項1記載の装置において、 前記圧力制御部は、吸引手段による吸引と大気圧開放と
を繰り返すことにより前記採取容器内の圧力を繰り返し
増減させることを特徴とする血清採取装置。 - 【請求項5】封止栓の少なくとも一部が穿刺可能な材料
で構成され血球と血清とが分離状態にある血液試料が内
部に封入された採血管から血清のみを採取する方法であ
って、 前記採血管を逆さにし、その封止栓に採取針を突き通す
と共に前記採取針の後端側に密閉された採取室を用意す
る工程と、 前記採取室に対して加圧/減圧を繰り返す工程であっ
て、その繰り返しを前記採血管内の血清が前記採取室に
移るまで行う工程と、 を含むことを特徴とする血清採取方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22239793A JP2609506B2 (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 血清採取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22239793A JP2609506B2 (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 血清採取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0777527A JPH0777527A (ja) | 1995-03-20 |
JP2609506B2 true JP2609506B2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=16781738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22239793A Expired - Lifetime JP2609506B2 (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 血清採取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2609506B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007236541A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Seigo Murakawa | 採血針 |
GB2582157B (en) * | 2019-03-12 | 2024-01-10 | Quantumdx Group Ltd | Interface for a microfluidic device |
CN113663821B (zh) * | 2021-08-20 | 2023-08-29 | 中国人民解放军陆军军医大学第一附属医院 | 一种富血小板纤维蛋白凝胶的分离方法 |
CN113663822B (zh) * | 2021-08-20 | 2023-12-05 | 中国人民解放军陆军军医大学第一附属医院 | 一种富血小板纤维蛋白凝胶的分离方法 |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP22239793A patent/JP2609506B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0777527A (ja) | 1995-03-20 |
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