JP2609001B2 - 車両の走行制御装置 - Google Patents

車両の走行制御装置

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JP2609001B2
JP2609001B2 JP8800291A JP8800291A JP2609001B2 JP 2609001 B2 JP2609001 B2 JP 2609001B2 JP 8800291 A JP8800291 A JP 8800291A JP 8800291 A JP8800291 A JP 8800291A JP 2609001 B2 JP2609001 B2 JP 2609001B2
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hydraulic
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義孝 松原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静油圧式無段変速装置
により機体走行駆動するよう構成するとともに、前記無
段変速装置における油圧モータの容量を変更操作する一
対の油圧アクチュエータを設け、前記油圧モータに対す
る左右往復油路と前記各油圧アクチュエータとを接続す
る圧油供給路に断続切換え操作自在な変速用切換弁を介
装してある車両の走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記車両の走行制御装置において、従来
では、例えば本出願人による特願平2−188974号
に示されるように、前記変速用切換弁を油圧パイロット
操作型の2位置切換え式に構成して、高低速の切り換え
作動のみを行うよう構成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造は、作業
走行に伴って比較的頻繁に行われる高低変速操作におい
て、流量を要する油圧シリンダを、静油圧式無段変速装
置の駆動用圧油を有効利用して駆動するよう構成したも
のである。ところが、上記従来構造において、例えばエ
ンジントラブル等により走行不能に陥り、他の車両によ
り牽引しようとする場合には、走行用油圧モータ内の作
動油が静油圧式無段変速装置の往復油路を循環しようと
して、車体の移動を阻害することになるので、前記往復
油路を外付けの油圧ホース等で短絡接続する必要があ
り、煩わしい作業が必要であった。本発明は上記不具合
点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した車両の走行制御装置において、前記変速用
切換弁を高速位置、低速位置及び短絡位置の夫々に3位
置切換え式に構成し、前記短絡位置において前記各圧油
供給路を短絡する短絡路をバルブスプールに形成してあ
る点にある。
【0005】
【作用】通常の走行状態においては、前記変速用切換弁
を高速位置と低速位置とにおいてのみ切り換え操作する
ようにして、変速作動を従来と同様に行うことができ、
例えばエンジンの故障等で走行が不能になったような場
合には、変速用切換弁を短絡位置に切り換え操作するこ
とで、エンジンが停止した状態で車体を牽引しても、静
油圧式無段変速装置における走行用油圧モータの往復油
路が短絡されるので、車体移動を阻害することがない。
【0006】
【発明の効果】従って、従来より既存の変速用切換弁を
改良するだけの合理的変更で、部品点数の増加がなくて
構造が複雑化することなく、操作の煩わしさを解消でき
るものとなった。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図2
に農作業用運搬車を示している。この運搬車は、左右一
対のクローラ走行装置1,1を備えた機体フレーム2の
後部上方に油圧シリンダ3によりダンプ操作自在なダン
プ荷台4を搭載し、前部に操縦部5を配設するととも
に、操縦部横側にエンジン6を搭載支持してある。各ク
ローラ走行装置1,1は夫々各別に静油圧式無段変速装
置8,8により走行駆動するよう構成し、操縦部5に設
けた左右一対の操作レバー7,7の操作により各無段変
速装置8,8を変速操作するよう構成してある。
【0008】そして、各無段変速装置8,8における油
圧モータ9,9の容量を油圧シリンダ10,10〔油圧
アクチュエータの一例〕により高低2段階に切り換え自
在に構成して副変速操作できるよう構成してある。又、
各油圧モータ9,9の出力軸11,11にはバネにより
制動付勢状態に設定したネガティブブレーキ12,12
を設け、このネガティブブレーキ12,12は油圧シリ
ンダ13,13に対する圧油供給により制動を解除する
よう構成してある。以下、油圧回路構造について説明す
る。
【0009】図1に示すように、前記各無段変速装置
8,8の夫々の油圧ポンプ14,14をエンジン6によ
り駆動し、この油圧ポンプ14,14の斜板角度を前記
操作レバー7,7により変更操作して、変速操作可能に
構成するとともに、各油圧ポンプ14,14からの圧油
を夫々往復油路を介して油圧モータ9,9に供給するよ
う構成してある。又、エンジン6により駆動されるチャ
ージ用油圧ポンプ15からの圧油をダンプ用油圧シリン
ダ3に供給する構成するとともに、それと直列に各無段
変速装置8,8のチャージ回路16、前記ネガティブブ
レーキ12及び副変速操作のパイロット油圧操作系に供
給するよう構成してある。前記副変速操作用油圧シリン
ダ10,10は各油圧モータ9,9に対する往復油路2
5,25から夫々油路17,17を介して圧油を供給す
るよう構成するとともに、その油路17,17に油圧パ
イロット式切換弁18を介装して、この切換弁18を切
換操作することで、各油圧シリンダ10,10に圧油を
供給することで高速走行状態に設定され、圧油供給を断
つことで低速走行状態に設定できるよう構成してある。
このように、往復油路25,25に対応して一対づつ油
圧シリンダ10,10を設けることで、油圧モータ9の
正逆転のいずれの場合にも作動するよう構成してある。
前記切換弁18の切換操作用油圧パイロット弁19は、
2位置切換式の電磁弁で構成され、操縦部5に配設した
副変速レバー〔図示せず〕の操作で電気的に切換操作す
るよう構成してある。又、ネガティブブレーキ用パイロ
ット弁20も同様に2位置切換式の電磁弁に設けられ、
上記変速用パイロット弁19の状態にかかわらず、制動
解除用油圧シリンダ13に圧油を供給する状態と供給を
停止する状態に切換自在に設けてある。
【0010】そして、前記変速用切換弁18を高速位置
H、低速位置L及び短絡位置Sの夫々に3位置切換え式
に構成し、前記短絡位置Sにおいて油圧モータに対する
圧油供給路としての前記油路17,17を短絡する短絡
路21をバルブスプール22に形成してある。詳述する
と、この切換弁18は中央に高速位置Hを設け、両側の
バネ23,23により自由状態では高速位置Hに復帰付
勢するよう構成するとともに、前記油圧パイロット弁1
9からの作動油の供給により、低速位置Lに切換操作す
るよう構成してある。そして、この切換弁18はバルブ
スプール22を操作具24により人為操作自在に構成し
てあり、操作具24を操作することで短絡位置Sに操作
可能に設けてある。このように構成しておくと、例えば
エンジンの故障等により走行不能状態に陥った場合にお
いて、前記切換弁18を短絡位置Sに切換操作すること
で、他の車両による牽引走行を行う際に油圧モータ9,
9の回転に伴い流動する作動油が前記スプール22内の
短絡路21を介して自由に流動するので、車体移動を阻
害することがないのである。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧回路図
【図2】運搬車の全体側面図
【符号の説明】
8 無段変速装置 9 油圧モータ 10,10 油圧アクチュエータ 17,17 圧油供給路 18 変速用切換弁 21 短絡路 22 バルブスプール 25,25 左右往復油路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静油圧式の無段変速装置(8)により機
    体走行駆動するよう構成するとともに、前記無段変速装
    置(8)における油圧モータ(9)の容量を変更操作す
    る一対の油圧アクチュエータ(10),(10)を設
    け、前記油圧モータ(9)に対する左右往復油路(2
    5),(25)と前記各油圧アクチュエータ(10),
    (10)とを接続する圧油供給路(17),(17)に
    断続切換え操作自在な変速用切換弁(18)を介装して
    ある車両の走行制御装置であって、前記変速用切換弁
    (18)を高速位置、低速位置及び短絡位置の夫々に3
    位置切換え式に構成し、前記短絡位置において前記各圧
    油供給路(17),(17)を短絡する短絡路(21)
    をバルブスプール(22)に形成してある車両の走行制
    御装置。
JP8800291A 1991-04-19 1991-04-19 車両の走行制御装置 Expired - Lifetime JP2609001B2 (ja)

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JPH04321430A JPH04321430A (ja) 1992-11-11
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EP1008785A3 (en) * 1998-12-10 2001-01-03 New Holland U.K. Limited Automatic shift for a two speed hydrostatic motor of a compact agricultural tractor

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JPH04321430A (ja) 1992-11-11

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